JPH0768742A - 印刷機 - Google Patents
印刷機Info
- Publication number
- JPH0768742A JPH0768742A JP18184691A JP18184691A JPH0768742A JP H0768742 A JPH0768742 A JP H0768742A JP 18184691 A JP18184691 A JP 18184691A JP 18184691 A JP18184691 A JP 18184691A JP H0768742 A JPH0768742 A JP H0768742A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- paper
- plate cylinder
- sheet
- press roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 排紙された版付印刷用紙が完全に排紙台上に
乗って、つぎの印刷工程の際搬送されてくる印刷用紙の
じゃまをしないで、この印刷用紙がここでジャムを起こ
すことのない印刷機を提供する。 【構成】 版胴1の外周面に対する押圧位置と、離間位
置との間を移動可能なプレスローラ3及び版胴1から解
放された印刷用紙を搬送する排紙手段6を具え、プレス
ローラ3が離間した際それを検知する印圧検知部材11,
又は排紙手段6を搬送される印刷用紙の後端を検知する
後端検知部材12を設け、印圧検知部材11又は後端検知部
材12からの検知信号によって、排紙手段6の駆動手段17
を制御して排紙手段6の搬送速度を増大する制御手段16
を設けた。
乗って、つぎの印刷工程の際搬送されてくる印刷用紙の
じゃまをしないで、この印刷用紙がここでジャムを起こ
すことのない印刷機を提供する。 【構成】 版胴1の外周面に対する押圧位置と、離間位
置との間を移動可能なプレスローラ3及び版胴1から解
放された印刷用紙を搬送する排紙手段6を具え、プレス
ローラ3が離間した際それを検知する印圧検知部材11,
又は排紙手段6を搬送される印刷用紙の後端を検知する
後端検知部材12を設け、印圧検知部材11又は後端検知部
材12からの検知信号によって、排紙手段6の駆動手段17
を制御して排紙手段6の搬送速度を増大する制御手段16
を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷機特に輪転謄写
印刷機に関する。
印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の印刷機は、その大部分が
図1に示すこの発明の実施例と同様の構成をもっている
ので、これを参照して説明することとする。1は図示し
ない駆動モータによって回転される円筒状の版胴であっ
て、その外周面に孔版原紙がクランパ装置13によって先
端が係止された状態で巻着され、版胴1内にはインキ供
給ローラ2が設けられ、多孔質の構造体である版胴1の
内壁にインキを供給するようになっている。3はプレス
ローラであって、版胴1の下方においてインキ供給ロー
ラ2と対向する位置に支持アーム5に支持された状態で
設けられ、このプレスローラ3は同図において実線で示
す版胴1の外周面に印刷用紙15を押しつける押圧位置
と、鎖線で示す同外周面から離間する離間位置との間を
移動可能であって、押圧位置において図示しない駆動モ
ータによって版胴1と同期して回転され、版胴1の外周
面に巻着された孔版原紙の穿孔部を通過したインキを印
刷用紙15に移転させて画像を形成させるようになってい
る。6は排紙手段を示し、この排紙手段6は数本の無端
ベルト7を版胴1の駆動モータによって駆動される4本
のローラ8にかけ渡し、その内部に空気吸引箱14が配置
されて構成され、画像が形成された印刷用紙15を排紙台
9まで搬送するようになっている。なお10は版胴1の位
置検知センサーを示し、版胴1が回転して所定の位置に
到達するごとにこれを検出して信号を出力するようにな
っている。
図1に示すこの発明の実施例と同様の構成をもっている
ので、これを参照して説明することとする。1は図示し
ない駆動モータによって回転される円筒状の版胴であっ
て、その外周面に孔版原紙がクランパ装置13によって先
端が係止された状態で巻着され、版胴1内にはインキ供
給ローラ2が設けられ、多孔質の構造体である版胴1の
内壁にインキを供給するようになっている。3はプレス
ローラであって、版胴1の下方においてインキ供給ロー
ラ2と対向する位置に支持アーム5に支持された状態で
設けられ、このプレスローラ3は同図において実線で示
す版胴1の外周面に印刷用紙15を押しつける押圧位置
と、鎖線で示す同外周面から離間する離間位置との間を
移動可能であって、押圧位置において図示しない駆動モ
ータによって版胴1と同期して回転され、版胴1の外周
面に巻着された孔版原紙の穿孔部を通過したインキを印
刷用紙15に移転させて画像を形成させるようになってい
る。6は排紙手段を示し、この排紙手段6は数本の無端
ベルト7を版胴1の駆動モータによって駆動される4本
のローラ8にかけ渡し、その内部に空気吸引箱14が配置
されて構成され、画像が形成された印刷用紙15を排紙台
9まで搬送するようになっている。なお10は版胴1の位
置検知センサーを示し、版胴1が回転して所定の位置に
到達するごとにこれを検出して信号を出力するようにな
っている。
【0003】ところでこのような印刷機においては、通
常の印刷工程の前に、孔版原紙が版胴1の外周面に確実
に密着して、版胴1から印刷用紙15に確実にインキを移
転させるために、版付動作と呼ばれる工程が行われる。
これは印刷用紙15を例えば版胴1の回転速度で10rpmと
いうような通常の印刷速度よりかなり低い速度で搬送し
ながら、プレスローラ3で印圧を加えることによって行
われる。この版付動作は、版付印刷用紙15の搬送速度が
遅ければ遅いほど、孔版原紙の版胴1の外周面への密着
が確実となり、つぎに行われる印刷工程における画像の
立上りが良好となることが知られている。
常の印刷工程の前に、孔版原紙が版胴1の外周面に確実
に密着して、版胴1から印刷用紙15に確実にインキを移
転させるために、版付動作と呼ばれる工程が行われる。
これは印刷用紙15を例えば版胴1の回転速度で10rpmと
いうような通常の印刷速度よりかなり低い速度で搬送し
ながら、プレスローラ3で印圧を加えることによって行
われる。この版付動作は、版付印刷用紙15の搬送速度が
遅ければ遅いほど、孔版原紙の版胴1の外周面への密着
が確実となり、つぎに行われる印刷工程における画像の
立上りが良好となることが知られている。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】前記のようにして、版
付けされた印刷用紙15は、印刷工程時におけると同様に
排紙手段6によって排紙台9まで搬送されるが、その駆
動モータは前記のように版胴1のそれと同一であるた
め、その搬送速度は通常の印刷時に比べて低速となるの
で、特に比較的厚めの版付印刷用紙15は図4に示されて
いるように、排紙台9上に完全に乗らないうちに停止し
てしまうという現象が発生し、このままの状態でつぎの
印刷工程に入ると、この版付印刷用紙15がじゃまをし
て、ついで排紙されてくる通常の印刷用紙がここでジャ
ムとなるという問題を生ずる。
付けされた印刷用紙15は、印刷工程時におけると同様に
排紙手段6によって排紙台9まで搬送されるが、その駆
動モータは前記のように版胴1のそれと同一であるた
め、その搬送速度は通常の印刷時に比べて低速となるの
で、特に比較的厚めの版付印刷用紙15は図4に示されて
いるように、排紙台9上に完全に乗らないうちに停止し
てしまうという現象が発生し、このままの状態でつぎの
印刷工程に入ると、この版付印刷用紙15がじゃまをし
て、ついで排紙されてくる通常の印刷用紙がここでジャ
ムとなるという問題を生ずる。
【0005】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の印刷機のもつ問題を解消し、版付印刷用紙が完全に
排紙台上に乗って、つぎの印刷工程の際搬送されてくる
印刷用紙のじゃまをすることがなく、このようにして排
紙されてくる通常の印刷用紙がここでジャムを起こすこ
とのない印刷機を提供するにある。
来の印刷機のもつ問題を解消し、版付印刷用紙が完全に
排紙台上に乗って、つぎの印刷工程の際搬送されてくる
印刷用紙のじゃまをすることがなく、このようにして排
紙されてくる通常の印刷用紙がここでジャムを起こすこ
とのない印刷機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、請求項1の発明は、版胴と、こ
の版胴の外周面に印刷用紙を押しつける押圧位置と、同
外周面から離間する離間位置との間を移動可能になって
いるプレスローラと、版胴から解放された印刷用紙を搬
送する排紙手段とを具えていて、版付動作時には通常印
刷時より低速で運転されるようになっている印刷機にお
いて、版胴とプレスローラとによる印刷用紙の版付動作
終了後であって排紙手段による排紙前において、排紙手
段の搬送速度を増大する手段を設けたことを特徴とする
ものである。請求項2の発明は、版胴と、この版胴の外
周面に印刷用紙を押しつける押圧位置と、同外周面から
離間する離間位置との間を移動可能になっているプレス
ローラと、版胴から解放された印刷用紙を搬送する排紙
手段とを具えていて、版付動作時には通常印刷時より低
速で運転されるようになっている印刷機において、プレ
スローラが離間位置に移動した際、それを検知する印圧
検知部材と、排紙手段を駆動する独立した駆動手段と、
前記印圧検知部材から出力される検知信号を入力する
と、前記駆動手段を制御して排紙手段の搬送速度を増大
する制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
また請求項3の発明は、版胴と、この版胴の外周面に印
刷用紙を押しつける押圧位置と、同外周面から離間する
離間位置との間を移動可能になっているプレスローラ
と、版胴から解放された印刷用紙を搬送する排紙手段と
を具えていて、版付動作時には通常印刷時より低速で運
転されるようになっている印刷機において、前記排紙手
段の搬送路に設けられて、該搬送路を搬送される印刷用
紙の後端を検知する後端検知部材と、排紙手段を駆動す
る独立した駆動手段と、前記後端検知部材から出力され
る検知信号を入力すると、前記駆動手段を制御して排紙
手段の搬送速度を増大する制御手段とを設けたことを特
徴とするものである。
目的を達成するために、請求項1の発明は、版胴と、こ
の版胴の外周面に印刷用紙を押しつける押圧位置と、同
外周面から離間する離間位置との間を移動可能になって
いるプレスローラと、版胴から解放された印刷用紙を搬
送する排紙手段とを具えていて、版付動作時には通常印
刷時より低速で運転されるようになっている印刷機にお
いて、版胴とプレスローラとによる印刷用紙の版付動作
終了後であって排紙手段による排紙前において、排紙手
段の搬送速度を増大する手段を設けたことを特徴とする
ものである。請求項2の発明は、版胴と、この版胴の外
周面に印刷用紙を押しつける押圧位置と、同外周面から
離間する離間位置との間を移動可能になっているプレス
ローラと、版胴から解放された印刷用紙を搬送する排紙
手段とを具えていて、版付動作時には通常印刷時より低
速で運転されるようになっている印刷機において、プレ
スローラが離間位置に移動した際、それを検知する印圧
検知部材と、排紙手段を駆動する独立した駆動手段と、
前記印圧検知部材から出力される検知信号を入力する
と、前記駆動手段を制御して排紙手段の搬送速度を増大
する制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
また請求項3の発明は、版胴と、この版胴の外周面に印
刷用紙を押しつける押圧位置と、同外周面から離間する
離間位置との間を移動可能になっているプレスローラ
と、版胴から解放された印刷用紙を搬送する排紙手段と
を具えていて、版付動作時には通常印刷時より低速で運
転されるようになっている印刷機において、前記排紙手
段の搬送路に設けられて、該搬送路を搬送される印刷用
紙の後端を検知する後端検知部材と、排紙手段を駆動す
る独立した駆動手段と、前記後端検知部材から出力され
る検知信号を入力すると、前記駆動手段を制御して排紙
手段の搬送速度を増大する制御手段とを設けたことを特
徴とするものである。
【0007】
【作用】前記のようなこの発明において、版付動作時に
外周面に孔版原紙が巻着されて通常の印刷工程時より遅
い速度で回転する版胴内にインキ供給ローラによってイ
ンキを供給し、押圧位置にあるプレスローラによって、
版胴の外周面に印刷用紙を押しつけ、孔版原紙の穿孔部
を通過したインキを印刷用紙に移転させて画像を形成さ
せて版付を行い、この版付動作終了後版付けされた印刷
用紙を排紙手段によって排紙台まで搬送するとき、排紙
手段の搬送速度増大手段によって搬送速度を増大する。
その際プレスローラが離間位置に移動するか、又は搬送
路を搬送される印刷用紙の後端が後端検知部材のところ
を通過するかのいずれかとなったとき、それらを検知す
る印圧検知部材又は後端検知部材が信号を出力し、この
信号を入力した制御手段が駆動手段を制御して版胴の速
度とは無関係に排紙手段の搬送速度を増大する。
外周面に孔版原紙が巻着されて通常の印刷工程時より遅
い速度で回転する版胴内にインキ供給ローラによってイ
ンキを供給し、押圧位置にあるプレスローラによって、
版胴の外周面に印刷用紙を押しつけ、孔版原紙の穿孔部
を通過したインキを印刷用紙に移転させて画像を形成さ
せて版付を行い、この版付動作終了後版付けされた印刷
用紙を排紙手段によって排紙台まで搬送するとき、排紙
手段の搬送速度増大手段によって搬送速度を増大する。
その際プレスローラが離間位置に移動するか、又は搬送
路を搬送される印刷用紙の後端が後端検知部材のところ
を通過するかのいずれかとなったとき、それらを検知す
る印圧検知部材又は後端検知部材が信号を出力し、この
信号を入力した制御手段が駆動手段を制御して版胴の速
度とは無関係に排紙手段の搬送速度を増大する。
【0008】
【実施例】図面に示すこの発明の実施例は、前記のよう
にその大部分が従来のものと同様になっているので、こ
のような部分については同一の符号を付して説明を省略
し、主として異なる部分について説明する。図2におい
て、11は印圧検知センサーを示し、プレスローラ3が押
圧位置にあるときに、これを検出して信号を出力するよ
うになっており、12は後端検知センサーを示し、印刷用
紙15が排紙手段6の無端ベルト7で搬送され、その後端
が該センサー12を通過したとき、それを検出して信号を
出力するようになっており、16は前記の各出力信号を入
力して、排紙手段6の無端ベルト7の駆動モータ17を運
転制御する制御手段を示し、この駆動モータ17は版胴1
の駆動モータとは別個に設けられる。
にその大部分が従来のものと同様になっているので、こ
のような部分については同一の符号を付して説明を省略
し、主として異なる部分について説明する。図2におい
て、11は印圧検知センサーを示し、プレスローラ3が押
圧位置にあるときに、これを検出して信号を出力するよ
うになっており、12は後端検知センサーを示し、印刷用
紙15が排紙手段6の無端ベルト7で搬送され、その後端
が該センサー12を通過したとき、それを検出して信号を
出力するようになっており、16は前記の各出力信号を入
力して、排紙手段6の無端ベルト7の駆動モータ17を運
転制御する制御手段を示し、この駆動モータ17は版胴1
の駆動モータとは別個に設けられる。
【0009】前記のものにおいて、版付動作時に外周面
に孔版原紙が巻着されて通常の印刷工程時より遅い速度
で回転する版胴1内にインキ供給ローラ2によってイン
キを供給し、押圧位置にあるプレスローラ3によって、
版胴1の外周面に印刷用紙15を押しつけ、孔版原紙の
穿孔部を通過したインキを印刷用紙15に移転させて画像
を形成させて版付を行い、版付けされた印刷用紙15を排
紙手段によって排紙台まで搬送するに際し、プレスロー
ラ3が離間位置に移動する瞬間に、印圧検知センサー11
がこれを検知して制御手段16に検知信号を出力し、この
信号を入力した制御手段16が駆動モータ17を制御して版
胴1の速度とは無関係に排紙手段6の搬送速度を増大
し、これにより版付印刷用紙15を排紙台9上に完全に乗
せて、途中で停止させてしまうことがなく、後続の印刷
工程の際排紙されてくる通常の印刷用紙がここでジャム
となるということがない。ただこれは例えばB4サイズ
のように大きめの印刷用紙の場合についてはこの通りと
なるが、小さめの場合はプレスローラ3が離間した瞬間
には、版付印刷用紙15が排紙手段6を通過してしまって
いるか、又はその終点部に達しているので、そこから排
紙手段6の搬送速度を増大しても所期の効果をあげるの
が困難である。
に孔版原紙が巻着されて通常の印刷工程時より遅い速度
で回転する版胴1内にインキ供給ローラ2によってイン
キを供給し、押圧位置にあるプレスローラ3によって、
版胴1の外周面に印刷用紙15を押しつけ、孔版原紙の
穿孔部を通過したインキを印刷用紙15に移転させて画像
を形成させて版付を行い、版付けされた印刷用紙15を排
紙手段によって排紙台まで搬送するに際し、プレスロー
ラ3が離間位置に移動する瞬間に、印圧検知センサー11
がこれを検知して制御手段16に検知信号を出力し、この
信号を入力した制御手段16が駆動モータ17を制御して版
胴1の速度とは無関係に排紙手段6の搬送速度を増大
し、これにより版付印刷用紙15を排紙台9上に完全に乗
せて、途中で停止させてしまうことがなく、後続の印刷
工程の際排紙されてくる通常の印刷用紙がここでジャム
となるということがない。ただこれは例えばB4サイズ
のように大きめの印刷用紙の場合についてはこの通りと
なるが、小さめの場合はプレスローラ3が離間した瞬間
には、版付印刷用紙15が排紙手段6を通過してしまって
いるか、又はその終点部に達しているので、そこから排
紙手段6の搬送速度を増大しても所期の効果をあげるの
が困難である。
【0010】このような場合には、後端検知センサー12
を使用することとなり、この作用を図3に示すフローチ
ャートをも参照して説明する。版胴1が位置検知センサ
ー10を通過したとき、版付印刷用紙15の先端が後端検知
センサー12上をすでに通過しているので、版付印刷用紙
15有りを判断することができる。この後同検知センサー
12が版付印刷用紙15の後端を検知すると、これを検知し
て制御手段16に検知信号を出力し、この信号を入力した
制御手段16が駆動モータ17を制御して版胴1の速度とは
無関係に排紙手段6の搬送速度を増大し、これによって
前記と同様にして版付印刷用紙15を途中で停止させてし
まうことがなく、後続の通常の印刷用紙がここでジャム
となるということがない。もし版付印刷用紙15が例えば
A3サイズのように大きい場合には、後端検知センサー
12が版付印刷用紙15の後端を検知する以前に、プレスロ
ーラ3が版胴1から離間してしまうので、印圧検知セン
サー11がプレスローラ3が版胴1から離間したことを検
知した瞬間から、前記のようにして排紙手段6の搬送速
度の増大が行われる。前記では印圧検知センサー11及び
後端検知センサー12がいっしよに設けたものとなってい
るが、選択的にいずれかが設けられたものとしてもよ
い。
を使用することとなり、この作用を図3に示すフローチ
ャートをも参照して説明する。版胴1が位置検知センサ
ー10を通過したとき、版付印刷用紙15の先端が後端検知
センサー12上をすでに通過しているので、版付印刷用紙
15有りを判断することができる。この後同検知センサー
12が版付印刷用紙15の後端を検知すると、これを検知し
て制御手段16に検知信号を出力し、この信号を入力した
制御手段16が駆動モータ17を制御して版胴1の速度とは
無関係に排紙手段6の搬送速度を増大し、これによって
前記と同様にして版付印刷用紙15を途中で停止させてし
まうことがなく、後続の通常の印刷用紙がここでジャム
となるということがない。もし版付印刷用紙15が例えば
A3サイズのように大きい場合には、後端検知センサー
12が版付印刷用紙15の後端を検知する以前に、プレスロ
ーラ3が版胴1から離間してしまうので、印圧検知セン
サー11がプレスローラ3が版胴1から離間したことを検
知した瞬間から、前記のようにして排紙手段6の搬送速
度の増大が行われる。前記では印圧検知センサー11及び
後端検知センサー12がいっしよに設けたものとなってい
るが、選択的にいずれかが設けられたものとしてもよ
い。
【0011】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
1の発明は、版胴とプレスローラとによる印刷用紙の版
付動作終了後であって排紙手段による排紙前において、
排紙手段の搬送速度を増大する手段を設けたので、版付
印刷用紙が完全に排紙台上に乗って、つぎの印刷工程の
際搬送されてくる印刷用紙のじゃまをすることがなく、
このようにして排紙されてくる通常の印刷用紙がここで
ジャムを起こすことのないという効果がある。また請求
項2の発明は、版付作動時にプレスローラが版胴から離
間位置に移動した際、それを印圧検知部材で検知して、
その検知信号を制御手段に入力して駆動手段を制御し、
排紙手段の搬送速度を増大するようになっているので、
請求項1の発明と同様の効果をもつのに加えて、特に大
サイズの印刷用紙の排紙の場合に有効である。また請求
項3の発明は、版付作動時に版胴から解放された印刷用
紙が排紙手段によって搬送される際、排紙手段の搬送路
に設けられた後端検知部材がその後端を検知すると、そ
の検知信号を制御手段に入力して駆動手段を制御し、排
紙手段の搬送速度を増大するようになっているので、請
求項1の発明と同様の効果をもつのに加えて、特に小サ
イズの印刷用紙の排紙の場合に有効である。
1の発明は、版胴とプレスローラとによる印刷用紙の版
付動作終了後であって排紙手段による排紙前において、
排紙手段の搬送速度を増大する手段を設けたので、版付
印刷用紙が完全に排紙台上に乗って、つぎの印刷工程の
際搬送されてくる印刷用紙のじゃまをすることがなく、
このようにして排紙されてくる通常の印刷用紙がここで
ジャムを起こすことのないという効果がある。また請求
項2の発明は、版付作動時にプレスローラが版胴から離
間位置に移動した際、それを印圧検知部材で検知して、
その検知信号を制御手段に入力して駆動手段を制御し、
排紙手段の搬送速度を増大するようになっているので、
請求項1の発明と同様の効果をもつのに加えて、特に大
サイズの印刷用紙の排紙の場合に有効である。また請求
項3の発明は、版付作動時に版胴から解放された印刷用
紙が排紙手段によって搬送される際、排紙手段の搬送路
に設けられた後端検知部材がその後端を検知すると、そ
の検知信号を制御手段に入力して駆動手段を制御し、排
紙手段の搬送速度を増大するようになっているので、請
求項1の発明と同様の効果をもつのに加えて、特に小サ
イズの印刷用紙の排紙の場合に有効である。
【図1】この発明の実施例の概略正面図である。
【図2】同上の作動系統のブロツク図である。
【図3】同上の一部の搬送速度制御のフローチャートで
ある。
ある。
【図4】従来の印刷機における一作用態様図である。
1 版胴 3 プレスローラ 6 排紙手段 7 無端ベルト 8 ローラ 9 排紙台 11 印圧検知センサー 12 後端検知センサー 16 制御手段 17 排紙手段駆動モータ
Claims (3)
- 【請求項1】 版胴と、この版胴の外周面に印刷用紙を
押しつける押圧位置と、同外周面から離間する離間位置
との間を移動可能になっているプレスローラと、版胴か
ら解放された印刷用紙を搬送する排紙手段とを具えてい
て、版付動作時には通常印刷時より低速で運転されるよ
うになっている印刷機において、版胴とプレスローラと
による印刷用紙の版付動作終了後であって排紙手段によ
る排紙前において、排紙手段の搬送速度を増大する手段
を設けたことを特徴とする印刷機。 - 【請求項2】 版胴と、この版胴の外周面に印刷用紙を
押しつける押圧位置と、同外周面から離間する離間位置
との間を移動可能になっているプレスローラと、版胴か
ら解放された印刷用紙を搬送する排紙手段とを具えてい
て、版付動作時には通常印刷時より低速で運転されるよ
うになっている印刷機において、プレスローラが離間位
置に移動した際、それを検知する印圧検知部材と、排紙
手段を駆動する独立した駆動手段と、前記印圧検知部材
から出力される検知信号を入力すると、前記駆動手段を
制御して排紙手段の搬送速度を増大する制御手段とを設
けたことを特徴とする印刷機。 - 【請求項3】 版胴と、この版胴の外周面に印刷用紙を
押しつける押圧位置と、同外周面から離間する離間位置
との間を移動可能になっているプレスローラと、版胴か
ら解放された印刷用紙を搬送する排紙手段とを具えてい
て、版付動作時には通常印刷時より低速で運転されるよ
うになっている印刷機において、前記排紙手段の搬送路
に設けられて、該搬送路を搬送される印刷用紙の後端を
検知する後端検知部材と、排紙手段を駆動する独立した
駆動手段と、前記後端検知部材から出力される検知信号
を入力すると、前記駆動手段を制御して排紙手段の搬送
速度を増大する制御手段とを設けたことを特徴とする印
刷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3181846A JP2679896B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 謄写印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3181846A JP2679896B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 謄写印刷機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61213497A Division JPH0628959B2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 | 印刷機の速度制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768742A true JPH0768742A (ja) | 1995-03-14 |
JP2679896B2 JP2679896B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=16107844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3181846A Expired - Lifetime JP2679896B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 謄写印刷機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2679896B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19614717A1 (de) * | 1995-12-18 | 1997-06-19 | Heidelberger Druckmasch Ag | Verfahren und Vorrichtungen zum Halten von Substraten auf einem Transportband einer Druckmaschine |
US5727466A (en) * | 1995-12-18 | 1998-03-17 | Heidelberger Druckmasinen Ag | Method and device for holding substrates on a transport belt of a printing press |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5426104A (en) * | 1977-07-26 | 1979-02-27 | Canon Kk | Printer |
JPS59143679A (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-17 | Riso Kagaku Corp | 孔版式製版印刷装置 |
JPS6367151A (ja) * | 1986-09-09 | 1988-03-25 | Ricoh Co Ltd | 印刷機の速度制御方法 |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP3181846A patent/JP2679896B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5426104A (en) * | 1977-07-26 | 1979-02-27 | Canon Kk | Printer |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2679896B2 (ja) | 1997-11-19 |
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