JP2679896C - - Google Patents

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JP2679896C
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Ricoh Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 この発明は、印刷機特に輪転謄写印刷機に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来のこの種の印刷機は、その大部分が図1に示すこの発明の実施例と同様の
構成をもっているので、これを参照して説明することとする。1は図示しない駆
動モータによって回転される円筒状の版胴であって、その外周面に孔版原紙がク
ランパ装置13によって先端が係止された状態で巻着され、版胴1内にはインキ供
給ローラ2が設けられ、多孔質の構造体である版胴1の内壁にインキを供給する
ようになっている。3はプレスローラであって、版胴1の下方においてインキ供
給ローラ2と対向する位置に支持アーム5に支持された状態で設けられ、このプ
レスローラ3は同図において実線で示す版胴1の外周面に印刷用紙15を押しつけ
る押圧位置と、鎖線で示す同外周面から離間する離間位置との間を移動可能であ
って、押圧位置において図示しない駆動モータによって版胴1と同期して回転さ
れ、版胴1の外周面に巻着された孔版原紙の穿孔部を通過したインキを印刷用紙
15に移転させて画像 を形成させるようになっている。6は排紙手段を示し、この排紙手段6は数本の
無端ベルト7を版胴1の駆動モータによって駆動される4本のローラ8にかけ渡
し、その内部に空気吸引箱14が配置されて構成され、画像が形成された印刷用紙
15を排紙台9まで搬送するようになっている。なお10は版胴1の位置検知センサ
ーを示し、版胴1が回転して所定の位置に到達するごとにこれを検出して信号を
出力するようになっている。 【0003】 ところでこのような印刷機においては、通常の印刷工程の前に、孔版原紙が版
胴1の外周面に確実に密着して、版胴1から印刷用紙15に確実にインキを移転さ
せるために、版付動作と呼ばれる工程が行われる。これは印刷用紙15を例えば版
胴1の回転速度で10rpmというような通常の印刷速度よりかなり低い速度で搬送
しながら、プレスローラ3で印圧を加えることによって行われる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 前記のようにして、版付けされた印刷用紙15は、印刷工程時におけると同様に
排紙手段6によって排紙台9まで搬送されるが、その駆動モータは前記のように
版胴1のそれと同一であるため、その搬送速度は通常の印刷時に比べて低速とな
るので、特に比較的厚めの版付印刷用紙15は図4に示されているように、排紙台
9上に完全に乗らないうちに停止してしまうという現象が発生し、このままの状
態でつぎの印刷工程 に入ると、この版付印刷用紙15がじゃまをして、ついで排紙されてくる通常の印
刷用紙がここでジャムとなるという問題を生ずる。 【0005】 そこでこの発明の目的は、前記のような従来の印刷機のもつ問題を解決し、版
付印刷用紙が完全に排紙台上に乗って、つぎの印刷工程の際搬送されてくる印刷
用紙のじゃまをすることがなく、このようにして排紙されてくる通常の印刷用紙
がここでジャムを起こすことのない印刷機を提供するにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】 この発明は前記のような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、外
周に孔版原紙が装着される版胴と、この版胴の外周面に印刷用紙を押しつける押
圧位置と、同外周面から離間する離間位置との間を移動可能になっているプレス
ローラと、版胴内に配置されて版胴の内周にインキを供給するインキ供給手段と
、版胴から解放された印刷用紙を排紙する排紙手段と、排紙手段の下流でその下
方に設けられた排紙台とを具えている謄写印刷機において、通常の印刷工程の実
施に先立って孔版原紙を装着した版胴を通常の印刷時より低速で回転し、インキ
供給手段によって版胴の内周にインキを供給し、プレスローラを押圧位置に移動
して、版胴とプレスローラとのニップ部に印刷用紙を給紙し、プレスローラによ
って印刷用紙を版胴に押圧して版付動作を行い、この版付動作終了後において、
前記排紙手段の搬送速度を版付け工程時 の該排紙手段の搬送速度より増大させ、版付け終了後の版付印刷用紙を、この速
度が増大した排紙手段によって、版付け工程時における印刷用紙の線速より大き
い速度で排紙することを特徴とするものである。 【0007】 請求項2に記載の発明は、版付動作が終了してプレスローラが離間位置に移動
した際、それを印圧検知部材が検知して離間検知信号を出力すると、この離間検
知信号によって排紙手段の版付印刷用紙の搬送速度を増大することを特徴とする
ものであり、請求項3に記載の発明は、版付動作が終了して搬送される印刷用紙
の後端を後端検知部材が検知すると、この検知信号によって排紙手段の版付印刷
用紙の搬送速度を増大することを特徴とするものである。 【0008】 【作用】 前記のようなこの発明において、版付動作時に外周面に孔版原紙が巻着されて
通常の印刷工程時より遅い速度で回転する版胴内にインキ供給ローラによってイ
ンキを供給し、押圧位置にあるプレスローラによって、版胴の外周面に印刷用紙
を押しつけ、孔版原紙の穿孔部を通過したインキを印刷用紙に移転させて画像を
形成させて版付を行い、この版付動作終了後版付けされた印刷用紙を排紙手段に
よって排紙台まで搬送するときその搬送速度を増大する。その際プレスローラが
離間位置に移動するか、又は搬送路を搬送される印刷用紙の後端が後端検知部材
のところを通過するかのいずれかとなっ たとき、それらを検知する印圧検知部材又は後端検知部材が信号を出力し、この
信号を入力した制御手段が駆動手段を制御して排紙手段の搬送速度を増大する。 【0009】 【実施例】 図面に示すこの発明の実施例は、前記のようにその大部分が従来のものと同様
になっているので、このような部分については同一の符号を付して説明を省略し
、主として異なる部分について説明する。10は版胴1の位置検知センサーを示し
、版胴1が回転して所定の位置に到達するごとにこれを検出して信号を出力する
ようになっている。図2において、11は印圧検知センサーを示し、プレスローラ
3が押圧位置にあるときに、これを検出して離間検知信号を出力するするように
なっており、12は後端検知センサーを示し、印刷用紙15が排紙手段6の無端ベル
ト7で搬送され、その後端が該センサー12を通過したとき、それを検出して信号
を出力するようになっており、16は前記の各出力信号を入力して、版胴1の駆動
モータ17を運転制御する制御手段を示し、排紙手段6はこの駆動モータ17によっ
て駆動されるようになっている。 【0010】 前記のものにおいて、版付動作時に外周面に孔版原紙が巻着されて通常の印刷
工程より遅い速度で回転する版胴1内にインキ供給ローラ2によってインキを供
給し、押圧位置にあるプレスローラ3によって、版胴1の外周面に印刷用紙15を
押しつけ、孔版原紙の穿孔部を通過したインキを印刷用紙15 に移転させて画像を形成させて版付を行なう。このようにして版付された印刷用
紙15を排紙手段によって排紙台9まで搬送するに際し、プレスローラ3が離間位
置に移動して、図3に示すように印圧がNOとなったとき、印圧検知センサー11
がこれを検知して制御手段16に離間検知信号を出力し、この信号を入力した制御
手段16が駆動モータ17を制御して版胴1及び排紙手段6の搬送速度を増大し、こ
れにより版付印刷用紙15を排紙台9上に完全に乗せて、途中で停止させてしまう
ことがなく、後続の印刷工程の際排紙されてくる通常の印刷用紙がここでジャム
となるということがない。ただこれは例えばB4サイズのように大きめの印刷用
紙の場合についてはこの通りとなるが、小さめの場合はプレスローラ3が離間し
た瞬間には、版付印刷用紙15が排紙手段6を通過してしまっているか、又はその
終点部に達しているので、そこから排紙手段6の搬送速度を増大しても所期の効
果をあげるのが困難である。 【0011】 このような場合には、後端検知センサー12を使用することとなり、図3におい
て版胴1が位置検知センサー10を通過したとき、版付印刷用紙15の先端が後端検
知センサー12上をすでに通過しているので、版付印刷用紙15有りを判断すること
ができる。この後同期検知センサー12が版付印刷用紙15の後端を検知すると、版
付印刷用紙15無しすなわちNOと判断して、この検知信号を制御手段16に出力し
、この信号を入力した制御手段16が駆動モータ17を制御して、版胴1の速度とは 無関係に排紙手段6の搬送速度を増大し、これによって前記と同様にして版付印
刷用紙15を途中で停止させてしまうことがなく、後続の通常の印刷用紙がここで
ジャムとなるということがない。 【0012】 もし版付印刷用紙15が例えばA3サイズのように特に大きい場合には、後端検
知センサー12が版付印刷用紙15の後端を検知する以前に、プレスローラ3が版胴
1から離間してしまうので、印圧検知センサー11がプレスローラ3が版胴1から
離間したことを検知した瞬間から、前記のようにして排紙手段6の搬送速度の増
大が行われる。 【0013】 【発明の効果】 この発明は前記のようであって、請求項1に記載の発明は、版付動作工程時に
、通常の印刷時より低速で孔版原紙を装着した版胴を回転し、インキ供給手段に
よって版胴の内側にインキを供給し、プレスローラを押圧位置に移動して、版胴
とプレスローラとのニップ部に印刷用紙を給紙し、プレスローラによって印刷用
紙を版胴に押圧して版付動作を行い、この版付動作終了後において、前記排紙手
段の搬送速度を版付け工程時の該排紙手段の搬送速度より増大させ、版付け終了
後の版付印刷用紙を、この速度が増大した排紙手段によって、版付け工程時にお
ける印刷用紙の線速より大きい速度で排紙し、また請求項2,3に記載の発明は
、版付動作が終了して、プレスローラが離間位置に移動し、又は版付動作が終了
して 該搬送路を搬送される印刷用紙の後端を後端検知部材が検知すると、排紙手段に
よる版付印刷用紙の排紙速度が、版付け工程時における印刷用紙の線速より大き
くなるので、台紙を積み重ねた孔版原紙を使用する必要がなくて、版付動作工程
後台紙を孔版原紙から分離除去する除去装置を必要としないで構造が簡単で安価
であり、また版付動作工程時に孔版原紙に損傷が発生することがなくて、操作も
容易であり、また版付印刷用紙が完全に排紙台上に乗って、つぎの印刷工程の際
搬送されてくる印刷用紙のじゃまをすることがなく、このようにして排紙されて
くる通常の印刷用紙がここでジャムを起こすことがないという効果がある。 【0014】 【発明の効果】 この発明は前記のようであって、請求項1記載の発明は、版胴とプレスローラ
とによる印刷用紙の版付動作終了後であって排紙手段による排紙前において、排
紙手段の搬送速度を増大する手段を設けたので、版付印刷用紙が完全に排紙台上
に乗って、つぎの印刷工程の際搬送されてくる印刷用紙のじゃまをすることがな
く、このようにして排紙されてくる通常の印刷用紙がここでジャムを起こすこと
のないという効果がある。また請求項2の発明は、版付作動時にプレスローラが
版胴から離間位置に移動した際、それを印圧検知部材で検知して、その検知信号
を制御手段に入力して駆動手段を制御し、排紙手段の搬送速度を増大するように
なっているので、請求項1の発明と同様の効果をもつのに加えて、特に大サイズ
の の印刷用紙の排紙の場合に有効である。また請求項3の発明は、版付作動時に版
胴から解放された印刷用紙が排紙手段によって搬送される際、排紙手段の搬送路
に設けられた後端検知部材がその後端を検知すると、その検知信号を制御手段に
入力して駆動手段を制御し、排紙手段の搬送速度を増大するようになっているの
で、請求項1の発明と同様の効果をもつのに加えて、特に小サイズの印刷用紙の
排紙の場合に有効である。
【図面の簡単な説明】 【図1】 この発明の実施例の概略正面図である。 【図2】 同上の作動系統のブロック図である。 【図3】 同上の一部の搬送速度制御のフローチャートである。 【図4】 従来の印刷機における一作用態様図である。 【符号の説明】 1 版胴 3 プレスローラ 6 排紙手段 7 無端ベルト 8 ローラ 9 排紙台 11 印圧検知センサー 12 後端検知センサー 16 制御手段 17 排紙手段駆動モータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.外周に孔版原紙が装着される版胴と、この版胴の外周面に印刷用紙を押しつ
    ける押圧位置と、同外周面から離間する離間位置との間を移動可能になっている
    プレスローラと、版胴内に配置されて版胴の内周にインキを供給するインキ供給
    手段と、版胴から解放された印刷用紙を排紙する排紙手段と、排紙手段の下流で
    その下方に設けられた排紙台とを具えている謄写印刷機において、通常の印刷工
    程の実施に先立って孔版原紙を装着した版胴を通常の印刷時より低速で回転し、
    インキ供給手段によって版胴の内周にインキを供給し、プレスローラを押圧位置
    に移動して、版胴とプレスローラとのニップ部に印刷用紙を給紙し、プレスロー
    ラによって印刷用紙を版胴に押圧して版付動作を行い、この版付動作終了後にお
    いて、前記排紙手段の搬送速度を版付け工程時の該排紙手段の搬送速度より増大
    させ、版付け終了後の版付印刷用紙を、この速度が増大した排紙手段によって、
    版付け工程時における印刷用紙の線速より大きい速度で排紙することを特徴とす
    る謄写印刷機。 2.版付動作が終了してプレスローラが離間位置に移動した際、それを印圧検知
    部材が検知して離間検知信号を出力すると、この離間検知信号によって排紙手段
    の版付印刷用紙の搬送速度を増大することを特徴とする請求項1に記載の謄写印
    刷機。 3.版付動作が終了して搬送される印刷用紙の後端を後端検知部材が検知すると
    、この検知信号によって排紙手段の版付印刷用紙の搬送速度を増大することを特
    徴とする請求項1に記載の謄写印刷機。

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