JPH0767543A - 氷菓の製造方法と氷菓 - Google Patents
氷菓の製造方法と氷菓Info
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- JPH0767543A JPH0767543A JP5213245A JP21324593A JPH0767543A JP H0767543 A JPH0767543 A JP H0767543A JP 5213245 A JP5213245 A JP 5213245A JP 21324593 A JP21324593 A JP 21324593A JP H0767543 A JPH0767543 A JP H0767543A
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- frozen dessert
- ice particles
- particles
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- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23G—COCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
- A23G9/00—Frozen sweets, e.g. ice confectionery, ice-cream; Mixtures therefor
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23G—COCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
- A23G9/00—Frozen sweets, e.g. ice confectionery, ice-cream; Mixtures therefor
- A23G9/04—Production of frozen sweets, e.g. ice-cream
- A23G9/045—Production of frozen sweets, e.g. ice-cream of slush-ice, e.g. semi-frozen beverage
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Confectionery (AREA)
- Seasonings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 氷粒の分離性を向上させ、氷菓の食感を向上
させる。 【構成】 あらかじめ製造した氷塊を氷粒に粉砕する粉
砕工程と、該粉砕工程で粉砕された氷粒を所定粒径の氷
菓に分粒する分粒工程とを有してなる。この分粒工程で
は、０℃以下の乾燥冷却流体を前記氷粒に吹き流しつつ
該氷粒を所定粒径の氷菓に分粒する。 【効果】 氷粒の周囲に乾燥冷却流体が流されるため、
氷粒の表面温度を低くでき、氷粒の周囲の水分を乾燥冷
却流体で吹き流すから、氷粒の表面に水分や微紛が付着
するのを防止でき、隣接する氷粒がくっつくのを防止で
きる。このため、氷菓の食感を向上でき、氷粒の分離作
業性を向上できる。
させる。 【構成】 あらかじめ製造した氷塊を氷粒に粉砕する粉
砕工程と、該粉砕工程で粉砕された氷粒を所定粒径の氷
菓に分粒する分粒工程とを有してなる。この分粒工程で
は、０℃以下の乾燥冷却流体を前記氷粒に吹き流しつつ
該氷粒を所定粒径の氷菓に分粒する。 【効果】 氷粒の周囲に乾燥冷却流体が流されるため、
氷粒の表面温度を低くでき、氷粒の周囲の水分を乾燥冷
却流体で吹き流すから、氷粒の表面に水分や微紛が付着
するのを防止でき、隣接する氷粒がくっつくのを防止で
きる。このため、氷菓の食感を向上でき、氷粒の分離作
業性を向上できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、市販されている氷塊に
代えて各種用途に使用することができ、さらに華麗さを
添え、氷菓の製造方法と氷菓に関するものである。
代えて各種用途に使用することができ、さらに華麗さを
添え、氷菓の製造方法と氷菓に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、着色された氷としては、
アイスキャンディーに代表される氷菓や、アイスクリー
ムに混合されている粒状の氷菓がある。アイスキャンデ
ィーは、水にシロップや色素を加え、これを例えば有底
筒状の容器に入れ、この容器の外周を冷却することによ
り、容器内の水を氷に凍結させたものである。また、着
色された粒状の氷菓は、色素を加えて着色した水を液化
窒素に滴下して、水を瞬時に凍結させたものや、製氷設
備にて特殊シロップを凍結させたものがある。
アイスキャンディーに代表される氷菓や、アイスクリー
ムに混合されている粒状の氷菓がある。アイスキャンデ
ィーは、水にシロップや色素を加え、これを例えば有底
筒状の容器に入れ、この容器の外周を冷却することによ
り、容器内の水を氷に凍結させたものである。また、着
色された粒状の氷菓は、色素を加えて着色した水を液化
窒素に滴下して、水を瞬時に凍結させたものや、製氷設
備にて特殊シロップを凍結させたものがある。
【０００３】近年にあっては、全体が均一に着色し、色
むらのない氷塊が提案されている。かかる氷塊から氷菓
を製造する場合にあっては、氷塊をロール型クラッシャ
ーで氷粒に粉砕し、この氷粒を篩いに通して所定粒径の
氷菓に分離し、この氷菓を有底筒状の容器に充填してい
る。
むらのない氷塊が提案されている。かかる氷塊から氷菓
を製造する場合にあっては、氷塊をロール型クラッシャ
ーで氷粒に粉砕し、この氷粒を篩いに通して所定粒径の
氷菓に分離し、この氷菓を有底筒状の容器に充填してい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粉砕さ
れた氷粒を工場等の室温で所定粒径の氷菓に分粒とき
に、氷塊よりも氷粒の比表面積が大きいために、氷粒の
表面温度が上昇するとともに、氷粒の表面に室内の空気
中の水分が付着し、隣接する氷粒がくっつく場合があ
り、一方、氷粒に氷の微粉がくっつく場合もあった。こ
のため、氷粒の粒径が時間の経過にともなって変化し、
所定粒径の氷粒を分離する作業が困難になり、篩い分け
られた氷菓がべたつき、一方、氷粒に微紛がくっつくこ
とにより、氷菓の食感を損なうことがあった。
れた氷粒を工場等の室温で所定粒径の氷菓に分粒とき
に、氷塊よりも氷粒の比表面積が大きいために、氷粒の
表面温度が上昇するとともに、氷粒の表面に室内の空気
中の水分が付着し、隣接する氷粒がくっつく場合があ
り、一方、氷粒に氷の微粉がくっつく場合もあった。こ
のため、氷粒の粒径が時間の経過にともなって変化し、
所定粒径の氷粒を分離する作業が困難になり、篩い分け
られた氷菓がべたつき、一方、氷粒に微紛がくっつくこ
とにより、氷菓の食感を損なうことがあった。
【０００５】また、氷塊を工場等の室内で氷粒に粉砕す
るために、氷粒の表面に室内の空気中の水分が付着する
おそれがあり、べたついた氷粒になるおそれがあった。
このため、隣接する氷粒がくっつく等氷粒の粒径が大き
くなる場合があり、氷粒を篩い分けるときに、氷粒の分
離作業が困難になるおそれがあった。
るために、氷粒の表面に室内の空気中の水分が付着する
おそれがあり、べたついた氷粒になるおそれがあった。
このため、隣接する氷粒がくっつく等氷粒の粒径が大き
くなる場合があり、氷粒を篩い分けるときに、氷粒の分
離作業が困難になるおそれがあった。
【０００６】本発明は前記課題を有効に解決するもの
で、氷粒の分離性を向上させ、氷菓の食感を向上させた
氷菓の製造方法と氷菓を提供することを目的とする。
で、氷粒の分離性を向上させ、氷菓の食感を向上させた
氷菓の製造方法と氷菓を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の氷菓の製
造方法は、色むらのない着色または無色で味と香を有す
る氷菓の製造方法であって、あらかじめ製造した氷塊を
氷粒に粉砕する粉砕工程と、該粉砕工程で粉砕された氷
粒を所定粒径の氷菓に分粒する分粒工程とを有してな
り、該分粒工程では、０℃以下の乾燥冷却流体を前記氷
粒に吹き流しつつ該氷粒を所定粒径の氷菓に分粒するこ
とを特徴とするものである。
造方法は、色むらのない着色または無色で味と香を有す
る氷菓の製造方法であって、あらかじめ製造した氷塊を
氷粒に粉砕する粉砕工程と、該粉砕工程で粉砕された氷
粒を所定粒径の氷菓に分粒する分粒工程とを有してな
り、該分粒工程では、０℃以下の乾燥冷却流体を前記氷
粒に吹き流しつつ該氷粒を所定粒径の氷菓に分粒するこ
とを特徴とするものである。
【０００８】請求項２記載の氷菓の製造方法は、請求項
１記載の氷菓の製造方法であって、前記粉砕工程では、
０℃以下の乾燥冷却流体を前記氷塊に吹き流しつつ該氷
塊を氷粒に粉砕することを特徴とするものである。請求
項３記載の氷菓は、請求項１記載の氷菓の製造方法で得
られた氷菓である。請求項４記載の氷菓は、前記氷塊
に、合成甘味料を含有させた氷菓である。この合成甘味
料は、氷塊の重量に対して０．００５〜０．２％、好ま
しくは、０．０５〜０．１％含有させるのが好ましい。
１記載の氷菓の製造方法であって、前記粉砕工程では、
０℃以下の乾燥冷却流体を前記氷塊に吹き流しつつ該氷
塊を氷粒に粉砕することを特徴とするものである。請求
項３記載の氷菓は、請求項１記載の氷菓の製造方法で得
られた氷菓である。請求項４記載の氷菓は、前記氷塊
に、合成甘味料を含有させた氷菓である。この合成甘味
料は、氷塊の重量に対して０．００５〜０．２％、好ま
しくは、０．０５〜０．１％含有させるのが好ましい。
【０００９】
【作用】請求項１記載の氷菓の製造方法では、粉砕工程
では、氷塊が氷粒に粉砕される。分粒工程では、前記粉
砕工程で粉砕された氷粒が所定粒径の氷菓に分粒され
る。この氷菓を分粒するときに、０℃以下の乾燥冷却流
体を前記氷粒に吹き流しつつ該氷粒を分粒するから、氷
菓の表面温度が上昇するのを防止し、氷菓の周囲の水分
が乾燥冷却流体とともに吹き流される。このため、隣接
する氷粒がくっつくのを抑さえ、氷粒に微紛がくっつく
のを抑さえる。
では、氷塊が氷粒に粉砕される。分粒工程では、前記粉
砕工程で粉砕された氷粒が所定粒径の氷菓に分粒され
る。この氷菓を分粒するときに、０℃以下の乾燥冷却流
体を前記氷粒に吹き流しつつ該氷粒を分粒するから、氷
菓の表面温度が上昇するのを防止し、氷菓の周囲の水分
が乾燥冷却流体とともに吹き流される。このため、隣接
する氷粒がくっつくのを抑さえ、氷粒に微紛がくっつく
のを抑さえる。
【００１０】請求項２記載の氷菓の製造方法では、請求
項１記載の作用を有するとともに、前記粉砕工程では、
０℃以下の乾燥冷却流体を前記氷塊に吹き流しつつ該氷
塊を氷粒に粉砕するから、氷粒の表面温度が上昇するの
を防止し、氷粒の周囲の水分が乾燥冷却流体とともに吹
き流される。このため、氷粒の分離が容易になる。
項１記載の作用を有するとともに、前記粉砕工程では、
０℃以下の乾燥冷却流体を前記氷塊に吹き流しつつ該氷
塊を氷粒に粉砕するから、氷粒の表面温度が上昇するの
を防止し、氷粒の周囲の水分が乾燥冷却流体とともに吹
き流される。このため、氷粒の分離が容易になる。
【００１１】請求項３記載の氷菓は、請求項１記載の氷
菓の製造方法で得られた氷菓であるから、氷菓の表面温
度が低い温度に維持され、氷菓の粒径が所定粒径に維持
される。請求項４記載の氷菓は、前記氷塊に合成甘味料
を含有させるので、この合成甘味料の含有量を調整する
ことにより、氷塊表面の融解、氷塊の粉砕、分粒時の氷
粒のべたつき、くっつき等が調整可能になる。さらに、
合成甘味料等の固形分量を調整し、冷却温度を考慮すれ
ば、氷菓の食感を硬いものから柔らかいものまで、自由
に調整可能になる。
菓の製造方法で得られた氷菓であるから、氷菓の表面温
度が低い温度に維持され、氷菓の粒径が所定粒径に維持
される。請求項４記載の氷菓は、前記氷塊に合成甘味料
を含有させるので、この合成甘味料の含有量を調整する
ことにより、氷塊表面の融解、氷塊の粉砕、分粒時の氷
粒のべたつき、くっつき等が調整可能になる。さらに、
合成甘味料等の固形分量を調整し、冷却温度を考慮すれ
ば、氷菓の食感を硬いものから柔らかいものまで、自由
に調整可能になる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の氷菓の製造方法と氷菓の一実
施例について、図１ないし図４を参照しながら説明す
る。図１に示すように、符号１は氷塊であり、２は氷塊
１を氷粒３に粉砕する粉砕機であり、４は氷粒３を所定
粒径の氷菓５に分粒する分粒機であり、６は分粒機４で
分粒された氷菓５を貯蔵する貯留機であり、７は氷塊１
と氷粒３とを冷却させる冷却体である。
施例について、図１ないし図４を参照しながら説明す
る。図１に示すように、符号１は氷塊であり、２は氷塊
１を氷粒３に粉砕する粉砕機であり、４は氷粒３を所定
粒径の氷菓５に分粒する分粒機であり、６は分粒機４で
分粒された氷菓５を貯蔵する貯留機であり、７は氷塊１
と氷粒３とを冷却させる冷却体である。
【００１３】粉砕機２には、図に示すロール型クラッシ
ャーが使用されている。このロール型クラッシャーで
は、一対の筒状体１０が並設され、これら筒状体１０の
間に氷塊１を挿入させる隙間（図示略）が形成され、各
筒状体１０の外周面に、氷塊１の表面温度の上昇を阻止
する表面層（図示略）が形成されている。ここでは、粉
砕機２として、ロール型クラッシャーを使用したが、ジ
ョークラッシャー、ミル等の市販の粉砕機でもよい。
ャーが使用されている。このロール型クラッシャーで
は、一対の筒状体１０が並設され、これら筒状体１０の
間に氷塊１を挿入させる隙間（図示略）が形成され、各
筒状体１０の外周面に、氷塊１の表面温度の上昇を阻止
する表面層（図示略）が形成されている。ここでは、粉
砕機２として、ロール型クラッシャーを使用したが、ジ
ョークラッシャー、ミル等の市販の粉砕機でもよい。
【００１４】分粒機４には、図に示す振動篩い機が使用
されている。この振動篩い機は、氷粒３を所定粒径の氷
菓５に篩い分けて、所定範囲の粒径を有する氷菓５を保
持する複数の篩い１１と、これら篩い１１を振動させる
振動体（図示略）とを有する構成にされている。ここで
は、分粒機４として、振動篩い機を用いたが市販の分粒
機でもよい。
されている。この振動篩い機は、氷粒３を所定粒径の氷
菓５に篩い分けて、所定範囲の粒径を有する氷菓５を保
持する複数の篩い１１と、これら篩い１１を振動させる
振動体（図示略）とを有する構成にされている。ここで
は、分粒機４として、振動篩い機を用いたが市販の分粒
機でもよい。
【００１５】冷却体７は、液体窒素（乾燥冷却流体）２
４を充填した冷却源２０と、この冷却源２０に接続さ
れ、液体窒素２４を流す配管２１と、この配管２１の先
端部に取り付けられ、液体窒素２４を霧状に吹き流すス
プレー２２と、配管２１に複数配設され、液体窒素２４
の流量を調整するバルブ２３とから構成されている。か
かる冷却体７は、冷却源２０から液体窒素２４を配管２
１内に流し、この配管２１を通してスプレー２２から液
体窒素２４を吹き流すものである。
４を充填した冷却源２０と、この冷却源２０に接続さ
れ、液体窒素２４を流す配管２１と、この配管２１の先
端部に取り付けられ、液体窒素２４を霧状に吹き流すス
プレー２２と、配管２１に複数配設され、液体窒素２４
の流量を調整するバルブ２３とから構成されている。か
かる冷却体７は、冷却源２０から液体窒素２４を配管２
１内に流し、この配管２１を通してスプレー２２から液
体窒素２４を吹き流すものである。
【００１６】スプレー２２は、粉砕機２の設置箇所と、
分粒機４の設置箇所とにそれぞれ配設されている。すな
わち、粉砕機２の上方にスプレー２２が配設され、該ス
プレー２２は、氷塊１とともに粉砕機２内に液体窒素を
吹き流す位置に配設されている。一方、分粒機４の上方
にスプレー２２が配設され、該スプレー２２は、粉砕機
２で粉砕された氷粒３と、分粒機４内の氷粒３とに液体
窒素を吹き流す位置に配設されている。スプレー２２
は、氷塊１が充分に冷却されていれば、粉砕機２側と分
粒機４側とのいずれか一方でもよい。ここで、乾燥冷却
流体として、液体窒素２４を使用したが、ドライアイス
から炭酸ガスを気化させて、この炭酸ガスを０℃以下の
状態で吹き流してもよく、０℃以下の冷却空気を吹き流
してもよい。
分粒機４の設置箇所とにそれぞれ配設されている。すな
わち、粉砕機２の上方にスプレー２２が配設され、該ス
プレー２２は、氷塊１とともに粉砕機２内に液体窒素を
吹き流す位置に配設されている。一方、分粒機４の上方
にスプレー２２が配設され、該スプレー２２は、粉砕機
２で粉砕された氷粒３と、分粒機４内の氷粒３とに液体
窒素を吹き流す位置に配設されている。スプレー２２
は、氷塊１が充分に冷却されていれば、粉砕機２側と分
粒機４側とのいずれか一方でもよい。ここで、乾燥冷却
流体として、液体窒素２４を使用したが、ドライアイス
から炭酸ガスを気化させて、この炭酸ガスを０℃以下の
状態で吹き流してもよく、０℃以下の冷却空気を吹き流
してもよい。
【００１７】貯留機６は、分粒された氷菓５を貯留させ
るホッパーが使用されている。このホッパーは、氷菓５
を充填する中空状のホッパー本体１２と、該ホッパー本
体１２の上部に開閉自在に取り付けられた蓋部１３と、
図２に示すように、ホッパー本体１２の下部に設けら
れ、氷菓５を秤量する秤量機構１４とから構成されてい
る。
るホッパーが使用されている。このホッパーは、氷菓５
を充填する中空状のホッパー本体１２と、該ホッパー本
体１２の上部に開閉自在に取り付けられた蓋部１３と、
図２に示すように、ホッパー本体１２の下部に設けら
れ、氷菓５を秤量する秤量機構１４とから構成されてい
る。
【００１８】この秤量機構１４は、ホッパー本体１２の
内部に設置された攪拌機１５と、ホッパー本体１２の下
部に連通され、内部に筒状の秤量容器１６をスライドさ
せるスライド機構１７とを有する構成にされている。撹
拌機１５は、氷菓をホッパー本体１２内の一定方向に寄
せる機能を持ち合わせている。スライド機構１７は、ホ
ッパー本体１２の下部に設けられ、秤量容器１６を収納
するケーシング１８と、ホッパー本体１２の下部から氷
菓５を秤量容器１６に充填させ、この秤量容器１６を所
定間隔をあけて略水平方向に移動させる移動体（図示
略）とから構成されている。ケーシング１８には、ホッ
パー本体１２の下部から所定間隔をあけた位置に、秤量
容器１６内の氷菓５を落下させる氷菓出口１９が形成さ
れている。
内部に設置された攪拌機１５と、ホッパー本体１２の下
部に連通され、内部に筒状の秤量容器１６をスライドさ
せるスライド機構１７とを有する構成にされている。撹
拌機１５は、氷菓をホッパー本体１２内の一定方向に寄
せる機能を持ち合わせている。スライド機構１７は、ホ
ッパー本体１２の下部に設けられ、秤量容器１６を収納
するケーシング１８と、ホッパー本体１２の下部から氷
菓５を秤量容器１６に充填させ、この秤量容器１６を所
定間隔をあけて略水平方向に移動させる移動体（図示
略）とから構成されている。ケーシング１８には、ホッ
パー本体１２の下部から所定間隔をあけた位置に、秤量
容器１６内の氷菓５を落下させる氷菓出口１９が形成さ
れている。
【００１９】この氷菓出口１８から落下する氷菓５を充
填する容器として、図３ないし図４に示す容器２８が使
用されている。この容器２８は、氷菓５が充填された有
底筒状の容器本体２９と、この容器本体２９の開口端面
全体に貼り付けられたシール部２９とから構成されてい
る。このシール部２９には、外側に突出するつまみ部３
０が一体形成されている。
填する容器として、図３ないし図４に示す容器２８が使
用されている。この容器２８は、氷菓５が充填された有
底筒状の容器本体２９と、この容器本体２９の開口端面
全体に貼り付けられたシール部２９とから構成されてい
る。このシール部２９には、外側に突出するつまみ部３
０が一体形成されている。
【００２０】また、氷塊１に、合成甘味料を含有させて
もよい。この合成甘味料として、アスパルテーム（味の
素株式会社製、商品名）を使用してもよい。このアスパ
ルテームの含有量は、氷塊の重量に対して０．００５〜
０．２％、好ましくは、０．０５〜０．１％に設定する
のが好ましい。
もよい。この合成甘味料として、アスパルテーム（味の
素株式会社製、商品名）を使用してもよい。このアスパ
ルテームの含有量は、氷塊の重量に対して０．００５〜
０．２％、好ましくは、０．０５〜０．１％に設定する
のが好ましい。
【００２１】次に、氷菓の製造方法について説明する。
この氷菓の製造方法は、あらかじめ製造した氷塊１を氷
粒３に粉砕する粉砕工程と、該粉砕工程で粉砕された氷
粒３を所定粒径の氷菓５に分粒する分粒工程と、該分粒
工程で分粒した氷菓５を貯留する貯留工程と、該貯留工
程で貯留した氷菓５を容器２７に充填する充填工程とを
有してなる。ここで、氷塊１は、あらかじめ市販のシロ
ップ、色素等を溶解、凍結させておいてもよく、さら
に、合成甘味料としてアスパルテーム、ステビア等を氷
塊重量に対して０．００５〜０．２％、好ましくは０．
０５〜０．１％含有させておいてもよい。
この氷菓の製造方法は、あらかじめ製造した氷塊１を氷
粒３に粉砕する粉砕工程と、該粉砕工程で粉砕された氷
粒３を所定粒径の氷菓５に分粒する分粒工程と、該分粒
工程で分粒した氷菓５を貯留する貯留工程と、該貯留工
程で貯留した氷菓５を容器２７に充填する充填工程とを
有してなる。ここで、氷塊１は、あらかじめ市販のシロ
ップ、色素等を溶解、凍結させておいてもよく、さら
に、合成甘味料としてアスパルテーム、ステビア等を氷
塊重量に対して０．００５〜０．２％、好ましくは０．
０５〜０．１％含有させておいてもよい。
【００２２】粉砕工程では、氷塊１を粉砕機（ロール型
クラッシャー）２に入れて氷粒３に粉砕する。このとき
に、バルブ２３を開けて、スプレー２２から液体窒素
（０℃以下の乾燥冷却流体）２４を氷塊１に吹き流しつ
つ該氷塊１を氷粒３に粉砕する。分粒工程では、粉砕機
２で粉砕された氷粒３を篩い１１上に載せ、この篩い１
１上の氷粒３に液体窒素（０℃以下の乾燥冷却流体）を
吹き流しつつ、篩い１１を振動させることにより、氷粒
３を所定粒径の氷菓５に分粒する。
クラッシャー）２に入れて氷粒３に粉砕する。このとき
に、バルブ２３を開けて、スプレー２２から液体窒素
（０℃以下の乾燥冷却流体）２４を氷塊１に吹き流しつ
つ該氷塊１を氷粒３に粉砕する。分粒工程では、粉砕機
２で粉砕された氷粒３を篩い１１上に載せ、この篩い１
１上の氷粒３に液体窒素（０℃以下の乾燥冷却流体）を
吹き流しつつ、篩い１１を振動させることにより、氷粒
３を所定粒径の氷菓５に分粒する。
【００２３】貯留工程では、分粒工程で所定粒径に分粒
された氷菓５を各粒径毎にホッパー等の貯留機６に入
れ、この貯留機６で氷菓５を低温度で貯留させる。充填
工程では、秤量機構１４を作動させ、攪拌機１５で氷菓
５を攪拌し、隣接する氷菓５がくっつくのを防止する。
そして、攪拌機１５を作動させるとともに、スライド機
構１７を作動させる。このスライド機構１７では、所定
容量の氷菓５を秤量容器１６に充填し、この秤量容器１
６をスライドさせ、該秤量容器１６内の氷菓５を氷菓出
口１９から落下させ、容器本体２８に氷菓５を充填す
る。その後、容器本体２８の開口端面全体にシール部２
９を貼り付けることにより、氷菓５が容器２７に充填さ
れる。
された氷菓５を各粒径毎にホッパー等の貯留機６に入
れ、この貯留機６で氷菓５を低温度で貯留させる。充填
工程では、秤量機構１４を作動させ、攪拌機１５で氷菓
５を攪拌し、隣接する氷菓５がくっつくのを防止する。
そして、攪拌機１５を作動させるとともに、スライド機
構１７を作動させる。このスライド機構１７では、所定
容量の氷菓５を秤量容器１６に充填し、この秤量容器１
６をスライドさせ、該秤量容器１６内の氷菓５を氷菓出
口１９から落下させ、容器本体２８に氷菓５を充填す
る。その後、容器本体２８の開口端面全体にシール部２
９を貼り付けることにより、氷菓５が容器２７に充填さ
れる。
【００２４】このような氷菓の製造方法によれば、あら
かじめ製造した氷塊１を氷粒３に粉砕する粉砕工程と、
該粉砕工程で粉砕された氷粒３を所定粒径の氷菓５に分
粒する分粒工程とを有してなり、該分粒工程では、液体
窒素２４を篩い１１上の氷粒３に吹き流しつつ該氷粒３
を所定粒径の氷菓５に篩い分けるから、大きな比表面積
を有する氷粒３の周囲に液体窒素２４が流れる。このた
め、氷粒３の表面温度を氷点下に設定できるとともに、
氷粒３の周囲から空気中の水分を液体窒素２４で吹き流
すことができ、氷粒３の表面に水分や微紛が付着するの
を防止でき、隣接する氷粒３がくっつくのを防止でき
る。したがって、時間の経過にともなって氷粒３の粒径
が変化するのを防止でき、所定粒径に氷粒３を維持で
き、篩い１１上に氷粒３を容易に分離できるとともに、
氷粒３の表面温度を氷点下に維持できるから、氷粒３が
べたつくのを防止でき、氷菓５の食感を向上させること
ができる。
かじめ製造した氷塊１を氷粒３に粉砕する粉砕工程と、
該粉砕工程で粉砕された氷粒３を所定粒径の氷菓５に分
粒する分粒工程とを有してなり、該分粒工程では、液体
窒素２４を篩い１１上の氷粒３に吹き流しつつ該氷粒３
を所定粒径の氷菓５に篩い分けるから、大きな比表面積
を有する氷粒３の周囲に液体窒素２４が流れる。このた
め、氷粒３の表面温度を氷点下に設定できるとともに、
氷粒３の周囲から空気中の水分を液体窒素２４で吹き流
すことができ、氷粒３の表面に水分や微紛が付着するの
を防止でき、隣接する氷粒３がくっつくのを防止でき
る。したがって、時間の経過にともなって氷粒３の粒径
が変化するのを防止でき、所定粒径に氷粒３を維持で
き、篩い１１上に氷粒３を容易に分離できるとともに、
氷粒３の表面温度を氷点下に維持できるから、氷粒３が
べたつくのを防止でき、氷菓５の食感を向上させること
ができる。
【００２５】一方、粉砕工程では、液体窒素２４を氷塊
１と粉砕機２とに吹き流しつつ該氷塊１を氷粒３に粉砕
するから、氷粒３に粉砕したときに、該氷粒３の周囲に
液体窒素２４を吹き流すことができる。このため、氷粒
３に粉砕されたときに、該氷粒３の周囲に存在する水分
を少なくでき、氷粒３に水分が付着するのを防止でき、
氷粒３の分離作業性をさらに向上させることができ、氷
粒３がべたつくのを防止でき、氷菓５の食感を維持でき
る。
１と粉砕機２とに吹き流しつつ該氷塊１を氷粒３に粉砕
するから、氷粒３に粉砕したときに、該氷粒３の周囲に
液体窒素２４を吹き流すことができる。このため、氷粒
３に粉砕されたときに、該氷粒３の周囲に存在する水分
を少なくでき、氷粒３に水分が付着するのを防止でき、
氷粒３の分離作業性をさらに向上させることができ、氷
粒３がべたつくのを防止でき、氷菓５の食感を維持でき
る。
【００２６】このような氷菓の製造方法で得られた氷菓
５であるから、所定範囲の粒度の氷菓５を得ることがで
き、べたつきのない氷菓５を得ることができ、食感を向
上させた氷菓５を得ることができる。
５であるから、所定範囲の粒度の氷菓５を得ることがで
き、べたつきのない氷菓５を得ることができ、食感を向
上させた氷菓５を得ることができる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の氷菓の製
造方法と氷菓によれば、以下の効果を奏することができ
る。請求項１記載の氷菓の製造方法によれば、色むらの
ない着色または無色で味と香を有する氷菓の製造方法で
あって、あらかじめ製造した氷塊を氷粒に粉砕する粉砕
工程と、該粉砕工程で粉砕された氷粒を所定粒径の氷菓
に分粒する分粒工程とを有してなり、該分粒工程では、
０℃以下の乾燥冷却流体を前記氷粒に吹き流しつつ該氷
粒を所定粒径の氷菓に分粒する構成にしたから、大きな
比表面積を有する氷粒にあっても、これら氷粒の周囲に
乾燥冷却流体が流れる。このため、氷粒の表面温度を低
くすることができるとともに、氷粒の周囲に存在する水
分が乾燥冷却流体で吹き流されるから、氷粒の表面に水
分や微紛が付着するのを防止でき、隣接する氷粒がくっ
つくのを防止できる。したがって、氷粒の粒径が変化す
るのを防止でき、所定粒径に氷粒を維持でき、氷粒の分
離作業性を向上させることができるとともに、氷粒の表
面温度を低く維持できるから、氷粒がべたつくのを防止
でき、氷菓の食感を向上させることができる。
造方法と氷菓によれば、以下の効果を奏することができ
る。請求項１記載の氷菓の製造方法によれば、色むらの
ない着色または無色で味と香を有する氷菓の製造方法で
あって、あらかじめ製造した氷塊を氷粒に粉砕する粉砕
工程と、該粉砕工程で粉砕された氷粒を所定粒径の氷菓
に分粒する分粒工程とを有してなり、該分粒工程では、
０℃以下の乾燥冷却流体を前記氷粒に吹き流しつつ該氷
粒を所定粒径の氷菓に分粒する構成にしたから、大きな
比表面積を有する氷粒にあっても、これら氷粒の周囲に
乾燥冷却流体が流れる。このため、氷粒の表面温度を低
くすることができるとともに、氷粒の周囲に存在する水
分が乾燥冷却流体で吹き流されるから、氷粒の表面に水
分や微紛が付着するのを防止でき、隣接する氷粒がくっ
つくのを防止できる。したがって、氷粒の粒径が変化す
るのを防止でき、所定粒径に氷粒を維持でき、氷粒の分
離作業性を向上させることができるとともに、氷粒の表
面温度を低く維持できるから、氷粒がべたつくのを防止
でき、氷菓の食感を向上させることができる。
【００２８】請求項２記載の氷菓の製造方法によれば、
請求項１記載の効果を奏することができるとともに、前
記粉砕工程では、０℃以下の乾燥冷却流体を前記氷塊に
吹き流しつつ該氷塊を氷粒に粉砕する構成にしたから、
氷粒に粉砕したときに、該氷粒の周囲に乾燥冷却流体を
吹き流すことができる。このため、氷粒の周囲に空気中
の水分が付着するのを防止でき、氷粒の分離作業性をさ
らに向上させることができ、氷粒がべたつくのを防止で
き、氷菓の食感を維持できる。
請求項１記載の効果を奏することができるとともに、前
記粉砕工程では、０℃以下の乾燥冷却流体を前記氷塊に
吹き流しつつ該氷塊を氷粒に粉砕する構成にしたから、
氷粒に粉砕したときに、該氷粒の周囲に乾燥冷却流体を
吹き流すことができる。このため、氷粒の周囲に空気中
の水分が付着するのを防止でき、氷粒の分離作業性をさ
らに向上させることができ、氷粒がべたつくのを防止で
き、氷菓の食感を維持できる。
【００２９】請求項３記載の氷菓は、請求項１記載の氷
菓の製造方法で得られた氷菓であるから、所定範囲の粒
度の氷菓を提供でき、べたつきのない氷菓を提供でき、
食感を向上させた氷菓を提供でき、溶け難い氷菓を提供
できる。
菓の製造方法で得られた氷菓であるから、所定範囲の粒
度の氷菓を提供でき、べたつきのない氷菓を提供でき、
食感を向上させた氷菓を提供でき、溶け難い氷菓を提供
できる。
【００３０】請求項４記載の氷菓は、請求項１記載の氷
菓の製造方法で得られた氷菓であって、前記氷塊には、
合成甘味料が含有されてなるから、食感を向上させた氷
菓を提供でき、溶け難い氷菓を提供できる。
菓の製造方法で得られた氷菓であって、前記氷塊には、
合成甘味料が含有されてなるから、食感を向上させた氷
菓を提供でき、溶け難い氷菓を提供できる。
【図１】本発明の氷菓の製造方法の全体を示す斜視図で
ある。
ある。
【図２】図１のＸーＸ線に沿う断面図である。
【図３】図２の氷菓を充填した容器を示す側面図であ
る。
る。
【図４】図３の斜視図である。
１ 氷塊 ３ 氷粒 ５ 氷菓 ２４ 液体窒素（乾燥冷却流体）
Claims (4)
- 【請求項１】 色むらのない着色または無色で味と香を
有する氷菓の製造方法であって、あらかじめ製造した氷
塊を氷粒に粉砕する粉砕工程と、該粉砕工程で粉砕され
た氷粒を所定粒径の氷菓に分粒する分粒工程とを有して
なり、該分粒工程では、０℃以下の乾燥冷却流体を前記
氷粒に吹き流しつつ該氷粒を所定粒径の氷菓に分粒する
ことを特徴とする氷菓の製造方法。 - 【請求項２】 請求項１記載の氷菓の製造方法であっ
て、前記粉砕工程では、０℃以下の乾燥冷却流体を前記
氷塊に吹き流しつつ該氷塊を氷粒に粉砕することを特徴
とする氷菓の製造方法。 - 【請求項３】 請求項１記載の氷菓の製造方法で得られ
た氷菓。 - 【請求項４】 請求項１記載の氷菓の製造方法で得られ
た氷菓であって、前記氷塊には、合成甘味料が含有され
てなることを特徴とする氷菓。
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|---|---|---|---|
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000215 |
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