JPH085212A - 破砕氷片搬送装置 - Google Patents

破砕氷片搬送装置

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JPH085212A
JPH085212A JP6139955A JP13995594A JPH085212A JP H085212 A JPH085212 A JP H085212A JP 6139955 A JP6139955 A JP 6139955A JP 13995594 A JP13995594 A JP 13995594A JP H085212 A JPH085212 A JP H085212A
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ice
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ice pieces
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Katsunobu Mochida
勝伸 持田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 破砕氷片に混入したくず氷を高精度に除去す
ることによって高品質のブロックアイスパック等の製造
を可能とする。 【構成】 螺旋型搬送手段55を備える搬送路51中
に、外形選別工程14を経て所定の外形寸法に選別され
た多量の破砕氷片2を供給して搬送するブロックアイス
パック1等の製造装置10の工程中に備えられる。搬送
路51の少なくとも底面部に、破砕氷片2の外形寸法よ
りも小さい開口寸法を有する小孔群56を設けることに
よって網目状に形成する。また、搬送路61を構成する
搬送路部材62を駆動手段によって回転駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原料氷柱を適当な大き
さに破砕した破砕氷或いは氷菓等の製造装置の工程中に
備えられる氷片の搬送装置に関し、さらに詳しくは破砕
工程から外形選別工程を経た破砕氷片を計量工程、包装
工程等へと搬送する際に用いて好適な氷片搬送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】適当な大きさの破砕氷片2を袋詰めした
いわゆるブロックアイスパック1は、図5に示すよう
に、透明な合成樹脂製の袋に例えば1Kg程度詰められ
て、コンビニエンスストア等において販売されている。
このブロックアイスパック1として販売される破砕氷片
2は、美味しい、清潔である、溶け難い、取り扱いが容
易である或いは比較的廉価であるといったことから、従
来の氷ブロックを破砕して使用していた業務用において
も氷ブロックに代えて、また一般家庭においても汎用さ
れ、例えばコンビニエンスストア等において、季節を問
わず売上上位の製品に位置付けられている。
【0003】この破砕氷片2を袋詰めしたブロックアイ
スパック1は、良質の地下水、湧水等の天然水を原料水
として、これに殺菌消毒を施した後、大きな氷柱である
原料氷柱を製氷し、この原料氷柱を破砕装置によって適
当な大きさに破砕して所定量毎に袋詰め等することによ
って製造される。ところで、水の氷結現象は、容器に接
した外周部分から中央部分へと徐々に進行し、この過程
で、水に含まれた不純物や気泡等が中心部分に閉じ込め
らていく。このため、通常の製氷工程によって製氷され
た氷は、この閉じ込められた不純物や気泡等によって中
心部分が白濁した状態を呈している。
【0004】したがって、この原料氷柱から製造したブ
ロックアイスパック1は、破砕して得た破砕氷片2に上
述した白濁部分の氷が混入したものとなる。一方、透明
な氷も、一度溶けて再氷結する場合には、上述した中心
部分の白濁現象が発生する。したがって、賞味期間或い
は保存期間等についての規定が定められていないブロッ
クアイスパック1において、白濁氷が混入したものは比
較的長期の在庫品であるとの判断の目安ともなる。勿
論、この白濁氷は、無害ではあるが、消費者に良い感じ
を与えない、長期在庫品の誤解を与える等の理由から、
白濁氷が混入したブロックアイスパック1は不良品の扱
いとなる。
【0005】上述した事情から、ブロックアイスパック
1に詰められる破砕氷片2の原料氷柱は、48時間程度
の冷凍時間をかけて徐々に製氷されるが、中心部の白濁
部の発生を防止するために、製氷途中で中心部分の未氷
結状態の原料水を廃棄して製氷を行うことによって全体
が透明なものに製造される。このように、ブロックアイ
スパック1は、このようにして全体が透明に製氷された
氷柱を原料として、高精度に管理された製造装置によっ
て製造されている。
【0006】一方、最近では、上述したブロックアイス
パック1と同様に、コンビニエンスストア等においてプ
ロック氷菓の売れ行きも好調である。ブロック氷菓は、
例えば、大きな製氷容器の内部に原料水と果汁等の原料
液とを充填し、この原料液を冷凍装置内で凍結させて凍
結氷菓原料を作り、この凍結氷菓原料を適当な大きさの
氷菓に破砕する等した後、カップ等に充填される等して
製造される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】原料氷柱或いは凍結氷
菓原料は、破砕装置に供給されて所定の大きさまでに破
砕されるが、この破砕工程で生じた微細な氷片、いわゆ
るくず氷は、外形選別装置において取り除かれる。外形
選別装置は、所定寸法の網目を有する回転ドラムによっ
て構成されており、くず氷は、この回転ドラムを通過す
る際に、網目から脱落する。そして、外形選別装置を通
過した所定の外形寸法を有する破砕氷片、ブロック氷菓
は、計量装置へと搬送されて一定重量に計量された後、
袋詰め、カップ詰め装置において袋詰め、カップ充填が
行われる。
【0008】上述したように、ブロックアイスパック1
或いはブロック氷菓の製造装置は、所定の外形寸法以下
のくず氷を除去する外形選別装置を備えているが、従来
の製造装置における外形選別装置でのくず氷の除去率
は、60%〜70%程度であった。この製造装置におい
て、くず氷の除去率の向上を図るため、十分な長さ寸法
を有する回転ドラムによって外形選別装置を構成するこ
とが考慮されるが、装置の大型化、生産性の低下等の問
題を来たすためその採用は困難である。
【0009】外形選別装置において除去しきれなかった
くず氷3等は、図6に示すように、破砕氷片2の表面に
粉状或いは粒子状に付着してあたかも表面に霜が降りか
かったような状態となる。このため、ブロックアイスパ
ック1は、透明な原料氷柱を用いて高精度に管理した状
態で製造したにも係わらず、この霜降り状態の破砕氷片
2が混入することによって、白濁氷が混入したブロック
アイスパック1と同様に不良品と認定されることがあっ
た。また、ブロック氷菓においては、表面に粉状或いは
粒状に付着したくず氷3等による霜降り現象によって、
折角の氷菓の色合いが損なわれてしまうといった問題が
あった。
【0010】さらに、破砕氷片2或いはブロック氷菓の
表面に付着したくず氷3は、大きな形状の破砕氷2等に
比べて溶けやすいことから、ブロックアイスパック1が
運搬されてコンビニエンスストア等の店舗に設置された
アイスボックスに収納される流通過程等において溶融、
再氷結する。このため、破砕氷2等は、溶融、再氷結し
たくず氷3によって相互に結合してしまうため、使用時
或いは食用時に、強く叩く等して1個ずつ分離しなけれ
ばならないといった問題があった。
【0011】したがって、本発明は、破砕氷片に混入或
いは付着したくず氷を高精度に除去して品質の向上を図
ったブロックアイスパック等を製造する破砕氷片搬送装
置を提供することを目的に提案されたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る破砕氷片搬送装置は、螺旋型搬送手段を備える
搬送路中に、外形選別工程を経て所定の外形寸法に選別
された多量の破砕氷片を供給して搬送するブロックアイ
スパック等の製造装置の工程中に備えられ、前記搬送路
の少なくとも底面部に、破砕氷片の外形寸法よりも小さ
い開口寸法を有する小孔群を設けることによって網目状
に構成する。
【0013】また、本発明に係る破砕氷片搬送装置は、
搬送手段を備える搬送路中に、外形選別工程を経て所定
の外形寸法に選別された多量の破砕氷片を供給して搬送
するブロックアイスパック等の製造装置の工程中に備え
られ、搬送路を、駆動手段によって回転駆動される筒状
の搬送路部材によって構成されるとともに、この搬送路
部材に破砕氷片の外形寸法よりも小さい開口寸法を有す
る小孔群を設けることによって網目状に構成する。
【0014】
【作用】以上のように構成された本発明に係る破砕氷片
搬送装置によれば、破砕工程によって所定の外形寸法に
破砕されるとともに外形選別工程を経て供給された多量
の破砕氷片を、螺旋型搬送手段によって、搬送路中を通
って計量工程、包装工程等の次工程へと搬送する。供給
された破砕氷片には、外形選別工程において除去しきれ
なかったくず氷が混入していたり或いは外周部にこのく
ず氷が粉状、粒状に付着している。これらのくず氷片
は、螺旋型搬送手段によって搬送路内を攪拌された状態
で搬送されるため、搬送路の底面部に設けた小孔群から
脱落除去される。
【0015】また、本発明に係る破砕氷片搬送装置によ
れば、破砕工程によって所定の外形寸法に破砕されると
ともに外形選別工程を経て供給された多量の破砕氷片
を、螺旋型搬送手段によって、駆動手段によって回転駆
動される筒状の搬送路部材によって構成される搬送路中
を通って計量工程、包装工程等の次工程へと搬送する。
供給された破砕氷片には、外形選別工程において除去し
きれなかったくず氷片が混入していたり或いは外周部に
くず氷が粉状、粒状に付着している。これらのくず氷片
は、回転動作する搬送部材と螺旋型搬送手段とによって
搬送路内を攪拌された状態で搬送されるため、搬送路部
材に設けた小孔群から脱落除去される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して詳細に説明する。実施例は、図2に示すように、原
料氷柱5を適当な大きさに破砕した破砕氷片2を所定分
量袋詰めしたブロックアイスパック1を製造する製造装
置10に備えられる破砕氷片搬送装置50を示す。この
ブロックアイスパック製造装置10は、断熱処理が施さ
れた外壁11で囲まれた冷蔵室12内に配設された破砕
装置13、外形選別装置14、計量装置15、計量袋詰
め装置16及び検査装置17等の諸装置によって構成さ
れ、これら各装置間は、後述するようにベルトコンベア
等の各搬送装置によって連結され、別室の製氷装置で製
氷されて供給される原料氷柱5から所定の大きさの破砕
氷片2を袋詰めしたブロックアイスパック1が連続して
製造される。
【0017】原料氷柱5は、上述したように、製氷の途
中で中心部分の未氷結状態の原料水を廃棄することによ
って中心部の白濁部の発生が防止されて全体が透明に製
氷されたものが用いられ、製氷装置から供給路18を介
して連続して供給される。この原料氷柱5は、ベルトコ
ンベア19によって長手方向に並んだ状態で搬送された
後、直交状態で連結されたスラットコンベア20上に移
動され、このスラットコンベア20において幅方向に並
んだ状態で搬送される。ベルトコンベア19及びスラッ
トコンベア20は、十分な長さを有しており、供給され
た原料氷柱5のストック部を構成している。
【0018】スラットコンベア20の終端部には、エレ
ベータ装置21が配設されており、原料氷柱5は、この
エレベータ装置21によって、スラットコンベア20の
側方部に配設したタワー型の破砕装置13を構成するホ
ッパへと供給される。詳細な構成を省略する破砕装置1
3は、供給された原料氷柱5をホッパ内で所定の大きさ
までに破砕した後、破砕氷片を供給路22を介して外形
選別装置14へと供給する。なお、一定の大きさ以上の
破砕氷片は、破砕装置13のゲート部において外形選別
装置14側への通過が拒否されて破砕装置13内でさら
に小さく破砕される。
【0019】外形選別装置14は、図2において右下が
りに直列状態で併設され、駆動モータによって回転駆動
される一対の選別回転ドラム14A、14Bによって構
成されている。これら選別回転ドラム14A、14B
は、それぞれ商品としてのブロックアイス1を構成する
所定の大きさの破砕氷片2を通過させ得る開口寸法に設
定された網目の筒体によって構成されている。第1の選
別回転ドラム14Aは、第2の選別回転ドラム14Bよ
りもより細かい網目で構成されている。選別回転ドラム
14A、14Bの下方部には、これら選別回転ドラム1
4A、14Bによって選別されて落下するくず氷を受け
るホッパ23が配設されている。
【0020】したがって、外形選別装置14に供給され
た破砕氷片2は、回転駆動される選別回転ドラム14
A、14B中を転動しながら自重で落下し、その過程で
混入した所定の大きさ以下のくず氷3が網目からホッパ
23上へと落下することによって外形の選別が行われ
る。ホッパ23上に落下したくず氷3は、このホッパ2
3に付設したスクリューコンベア24を介して側方へと
搬送され、このスクリューコンベア24と直交する方向
に連結されたベルトコンベア25を介して冷蔵室12の
外部へと排出される。
【0021】外形選別装置14を通過して所定の大きさ
に選別された破砕氷片2は、直交する方向に連結された
後述する破砕氷片搬送装置50を介して計量装置15へ
と搬送される。計量装置15は、ストッカーを備えて搬
送された破砕氷片2を一時蓄積するとともに、1Kg単
位でバケットコンベア26の各バケットへ供給する。計
量装置15において計量された破砕氷片2は、タワー型
の計量袋詰め装置16へと供給される。詳細な構成を省
略する計量袋詰め装置16は、天井部分の中央部に開口
したバケット部にバケットコンベア26のバケットに収
納された破砕氷片2が供給され、この破砕氷片2を、バ
ケット部の外周部を周回動作する多数の計量ノズル部よ
りチャッキングされた袋の内部に充填する。
【0022】計量袋詰め装置16には、袋体の供給装置
27が付設されており、透明な合成樹脂シートを袋状と
するとともに表面には所定の事項、絵柄等を連続印刷し
た後にロール状に巻回した袋材料が装着されている。袋
体は、供給装置27から1枚ずつ切断されながら計量袋
詰め装置16へと連続的に供給され、計量ノズル部に1
枚ずつチャッキングされる。上述したように、計量ノズ
ルを介して精度よく重量管理された破砕氷片2は、袋体
の内部に自動的に充填される。そして、破砕氷片2が充
填された袋体は、開口部分に例えばヒート接合処理が施
された後、チャッキング状態が解除されてベルトコンベ
ア28上にと送り出される。
【0023】ベルトコンベア28は、バケットコンベア
26に対して90°ずれた位置で計量袋詰め装置16に
設けられ、さらにバケットコンベア26と平行するよう
に90°折曲されて原料氷柱5の供給路18側へと延長
されている。このベルトコンベア28には、破砕氷片2
が袋詰めされたブロックアイスパック1内に混入した金
属片等を検知する異物チェッカー29或いは重量チェッ
カー30からなる検査装置17が配設されるとともに、
重量チェッカー30に連続して振分けレバーを有する振
分け装置31が配設されている。
【0024】したがって、ベルトコンベア28上を搬送
されるブロックアイスパック1は、これら異物チェッカ
ー29或いは重量チェッカー30によって異物の混入、
適正重量がチェックされる。検査装置17によって不良
と判断されたブロックアイスパック1は、検査装置17
からの出力によって駆動される振分け装置31によって
ベルトコンベア28上から放擲される。振分け装置31
を通過した良品のブロックアイスパック1は、図示しな
い保管冷蔵庫へと搬送される。
【0025】破砕氷片搬送装置50は、図1に示すよう
に、断面略U字状とされることによって破砕氷片2の搬
送路51を構成する樋状の搬送路部材52と、この搬送
路部材52の上方開口部に係止ピン53を介して着脱自
在に組み合わされることによって搬送路51の上部を覆
う蓋部材54と、搬送路部材52の内部に配設された破
砕氷片2の搬送手段であるスクリューコンベア55とか
ら構成されている。搬送路部材52は、外形選別装置1
4から計量装置15側へ向かって次第に上昇するように
設置され、搬送路51を傾斜搬送路として構成する。
【0026】この搬送路部材52は、例えば防錆性に優
れたステンレス材等を曲げ加工等して形成されるととも
に、円弧状の底面部には多数個の小孔群56が打ち抜き
形成されている。これら小孔群56は、破砕氷片2の外
形寸法よりもやや小さな開口寸法を有して形成されてい
る。また、スクリューコンベア55は、搬送路部材52
が構成する搬送路51の軸線に沿って延在配置され、周
知のように、駆動モータ56によって回転駆動される駆
動軸57と、この駆動軸57の外周面に螺旋状に突出形
成されたスクリュー58とから構成されている。スクリ
ュー58は、その外径寸法が搬送路部材52の底面部の
内径寸法に対して僅かに小さい。したがって、搬送路5
1の内部には、スクリュー58によって螺旋状の搬送空
間部が構成される。
【0027】なお、破砕氷片搬送装置50は、上述した
ように、搬送路部材52をステンレス材を小孔56の打
ち抜きした後、曲げ加工を施して形成するようにした
が、例えばU字形の樋の芯材を組み合わせた後に、この
芯材の表面にステンレス製の網材を張り合わせて構成し
てもよい。この場合、網材の網目は、破砕氷片2の外形
寸法よりも細かな開口寸法のものが用いられることは勿
論である。また、破砕氷片搬送装置50は、蓋部材54
を搬送路部材52に対して着脱自在に組み合わせて構成
したことにより、破砕氷片2が搬送路51内で詰まった
場合の対応を可能とし、また搬送路51の洗浄を可能と
する。
【0028】以上のように構成された破砕氷片搬送装置
50は、外形選別装置14を通過した破砕氷片2が供給
されるとスクリューコンベア55が回転駆動される。搬
送路51内に供給された破砕氷片2には、外形選別装置
14において除去しきれなかったくず氷3がなおも混在
しており、またくず氷3は破砕氷片2の外周部にも付着
している。破砕氷片2は、図3及び図4に示すように、
スクリュー58間に構成された空間部内をこのスクリュ
ー58に押し出されるようにして計量装置15へと搬送
される。この場合、破砕氷片2は、スクリュー58によ
って搬送路51内で攪拌されるようにして搬送される。
【0029】上述したように、破砕氷片搬送装置50
は、搬送路51を構成する搬送路部材52の底面部に、
破砕氷片2の外形寸法よりも小さな開口寸法を有する小
孔群56が設けられている。したがって、破砕氷片2に
混在したくず氷3は、破砕氷片2が搬送路51内を搬送
される過程で小孔群56から落下除去される。また、破
砕氷片2の外周部に付着したくず氷3も、破砕氷片2が
搬送路51内を攪拌状態で搬送される過程で、搬送路部
材52の底面部に擦られることによって効率的に除去さ
れ、小孔群56から落下する。
【0030】したがって、ブロックアイスパック1の製
造装置10においては、第1の選別回転ドラム14A及
び第2の選別回転ドラム14Bとからなる外形選別装置
14において、破砕氷片2に混入したくず氷3を除去率
60%〜70%程度の精度を以って除去するが、破砕氷
片搬送装置50においてもさらにくず氷3を除去するこ
とができる。また、破砕氷片2の外周部に付着したくず
氷3についても、高精度に除去する。したがって、破砕
氷片2を袋詰めしたブロックアイスパック1は、くず氷
3の混入がほとんど無く、また破砕氷片2の表面にくず
氷が粉状或いは粒子状に付着してあたかも表面に霜が降
りかかったような状態を呈することも無く、極めて高品
質の製品が製造される。
【0031】本発明は、上述した破砕氷片搬送装置50
の構成に限定されるものでは無く、例えば図7に示した
第2の実施例破砕氷片搬送装置60のように展開され
る。すなわち、この破砕氷片搬送装置60は、搬送路6
1を構成する搬送部材62がステンレス材等によって円
筒状に形成されている。この搬送部材62には、外周壁
の全面に亘って小孔群63が設けられている。勿論、こ
れら小孔群63は、搬送路61中に供給される破砕氷片
2の外形寸法よりもやや小さい開口寸法を有して設けら
れている。
【0032】また、搬送部材62は、図示しないが、例
えば一端部側に位置して外周歯車が一体に設けられてお
り、図示しない駆動モータによって回転駆動される。搬
送部材62の内部には、破砕氷片2の搬送手段であるス
クリューコンベア55が配設されている。スクリューコ
ンベア55は、上述した第1の実施例破砕氷片搬送装置
50に備えられたものと同等であるため、同一番号を付
すことによって説明を省略する。
【0033】以上のように構成された第2の実施例破砕
氷片搬送装置60によれば、スクリューコンベア55に
よって搬送路61内を攪拌された状態で搬送される破砕
氷片2は、搬送路61を構成する搬送路部材62も同時
に回転動作することにより、一層激しく攪拌された状態
を呈して搬送され、混入したくず氷3或いは外周部に付
着したくず氷3がさらに効率的に除去される。除去され
たくず氷3は、搬送部材62の外周壁に設けられた小孔
群63から放擲される。
【0034】なお、本発明は、上述したブロックアイス
パック1の製造装置10ばかりでなく、凍結氷菓原料を
適当な大きさに破砕する等した後にカップ等に充填した
氷菓の製造装置にも適用することができることは勿論で
ある。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る破砕氷片搬送装置によれば、外形選別装置によっては
除去しきれなかった破砕氷片に混入したくず氷或いは破
砕氷片の外周部に粉状或いは粒状に付着したくず氷まで
をも、装置を大型化するといった対策を講じること無く
高精度に除去することが可能となり、高品質の製品が製
造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロックアイスパックの製造装置に備えられる
本発明に係る破砕氷片搬送装置を一部を切り欠いて示し
た要部斜視図である。
【図2】ブロックアイスパックの製造装置の全体平面図
である。
【図3】実施例破砕氷片搬送装置を、蓋体を外して示す
要部斜視図である。
【図4】同砕氷片搬送装置の要部縦断面図である。
【図5】破砕氷片を袋詰めしたブロックアイスパックの
斜視図である。
【図6】破砕氷片の外周部にくず氷が付着した状態を説
明する斜視図である。
【図7】破砕氷片搬送装置の他の実施例を示す一部切欠
き要部斜視図である。
【符号の説明】
1 ブロックアイスパック 2 破砕氷片 3 くず氷 10 ブロックアイス製造装置 12 冷蔵室 13 破砕装置 14 外形選別装置 15 計量装置 16 計量袋詰め装置 17 検査装置 50 破砕氷片搬送装置 51 搬送路 52 搬送路部材 54 蓋部材 55 スクリューコンベア(螺旋型搬送装置) 56 小孔群 60 破砕氷片搬送装置 61 搬送路 62 搬送路部材 63 小孔群

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋型搬送手段を備える搬送路中に、外
    形選別工程を経て所定の外形寸法に選別された多量の破
    砕氷片を供給して搬送するブロックアイス等の製造装置
    の工程中に備えられる破砕氷片搬送装置であって、 搬送路は、少なくとも底面部が、破砕氷片の外形寸法よ
    りも小さい開口寸法を有する小孔群が設けられることに
    よって網目状に構成されたことを特徴とする破砕氷片搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 搬送手段を備える搬送路中に、外形選別
    工程を経て所定の外形寸法に選別された多量の破砕氷片
    を供給して搬送するブロックアイス等の製造装置の工程
    中に備えられる破砕氷片搬送装置であって、 搬送路は、駆動手段によって回転駆動される筒状の搬送
    路部材によって構成されるとともに、この搬送路部材は
    破砕氷片の外形寸法よりも小さい開口寸法を有する小孔
    群が設けられることによって網目状に構成されたことを
    特徴とする破砕氷片搬送装置。
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