JPH10300298A - アイスクラッシャ - Google Patents

アイスクラッシャ

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JPH10300298A
JPH10300298A JP9112630A JP11263097A JPH10300298A JP H10300298 A JPH10300298 A JP H10300298A JP 9112630 A JP9112630 A JP 9112630A JP 11263097 A JP11263097 A JP 11263097A JP H10300298 A JPH10300298 A JP H10300298A
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ice
rotating drum
plate
spiral
rotary drum
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Yoshiaki Terada
芳明 寺田
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C5/00Working or handling ice
    • F25C5/02Apparatus for disintegrating, removing or harvesting ice
    • F25C5/04Apparatus for disintegrating, removing or harvesting ice without the use of saws
    • F25C5/046Ice-crusher machines

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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 砕氷部に送り込まれる氷の量を一定にして、
砕氷を均一かつ安定して行う。 【解決手段】 搬送部は、両端が開口した筒状部27と
該筒状部27の内側に形成される螺旋23とから構成さ
れる回転ドラム22を有し、該回転ドラム22の一方の
開口部22aに氷7を導入する導入部と氷7の侵入を阻
止する阻止部とを形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイスクラッシャ
に関する。更に詳述すると、本発明は、アイスクラッシ
ャにおいて氷を搬送する搬送部の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】砕氷を行うアイスクラッシャには、貯蔵
された氷を搬送する搬送部と、砕氷を行う砕氷部とから
成るものがあり、貯蔵部において貯蔵された氷はこの搬
送部により砕氷部まで搬送される。
【0003】ここで、図9に示すような、搬送部101
が螺旋部102と回転ドラム103とから構成されてい
るアイスクラッシャにおいては、この螺旋部102を回
転させる回転軸105と回転ドラム103とが図示のよ
うな細長いI形のプレート104を介して連結されるこ
とにより、螺旋部102を回転させるためのトルクが回
転ドラム103に伝達されるようになっている。このよ
うに構成された搬送部101によれば、まず貯蔵部の回
転する螺旋部102が氷106を軸方向に送って回転ド
ラム103まで搬送し、I形のプレート104で遮られ
た部分を除く開口部から氷106を回転ドラム103内
へ導入し、さらに回転ドラム103がその氷106を砕
氷部へと搬送している。なお、符号108は回転ドラム
103の内部に設けられる螺旋である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなI形のプレート104によって回転軸105と連
結された回転ドラム103によると、氷106が自由か
つ乱雑に回転ドラム103に侵入してしまうため、砕氷
部に氷106を定量ずつ搬送するのに不向きである。砕
氷部に送り込まれる氷106の量が不均一であると、砕
氷が均一に行われないばかりか、砕氷部の駆動モータに
断続的に重負荷がかかるようになり駆動モータのトルク
余裕がなくロックをひき起こし易くなる問題を有してい
る。
【0005】そこで、本発明は、砕氷部に送り込まれる
氷の量を一定にして、砕氷を均一かつ安定して行うこと
ができるアイスクラッシャを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、係合して氷を砕く少なくと
も一対の刃を具備した砕氷部と、該砕氷部に氷を搬送す
る搬送部とを有するアイスクラッシャにおいて、搬送部
は、両端が開口した筒状部と該筒状部の内側に形成され
る螺旋部とから構成される回転ドラムを有し、該回転ド
ラムの一方の開口部に氷を導入する導入部と氷の侵入を
阻止する阻止部とを形成するようにしている。
【0007】したがって、回転ドラムは、回転しながら
螺旋部によって搬送される氷を内部に取り込む。このと
き、氷はその前方に導入部が位置したときにのみ回転ド
ラムの内部へ1個だけ導入される。また、氷の前に阻止
部がさしかかったり、導入部が向かい合う位置にないと
きは回転ドラム内に導入されることがない。そして、回
転ドラムが回転することにより導入部と阻止部とが交互
に氷に位置して、回転ドラムの内部に1個ずつ氷が入り
込むようにしている。
【0008】請求項2記載のアイスクラッシャにおい
て、阻止部は螺旋の始まる位置を覆うように設けられ、
阻止部と螺旋との間に空間が形成されている。したがっ
て、阻止部が螺旋の氷導入部分を隠すように配置されて
いるために、螺旋を導入部から始まるように滑らかに形
成した場合と比べて、氷が回転ドラムに導入されるとき
に多量の氷がその導入部から一度に入り込むことがな
い。
【0009】請求項3記載のアイスクラッシャにおいて
は、導入部と阻止部とを形成するプレートを一方の開口
部に設け、該プレートにより回転ドラムと該回転ドラム
を回転させる回転軸とを連結している。したがって、回
転軸を回転させることにより回転ドラムが一体に回転
し、この回転に伴い回転ドラムの導入部と阻止部とが交
互に入れ替わる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1から図8までに、本発明のアイスクラ
ッシャの一実施形態を示す。このアイスクラッシャ1
は、氷7を挟んで砕くための一対の刃を具備した砕氷部
10と、この砕氷部10に氷7を搬送する搬送部20
と、氷7を一時貯蔵するボックス3と、このボックス3
に貯蔵されている氷7を回転ドラム22に搬送する螺旋
部21と、氷7を砕氷部10に送り込む回転ドラム22
とを備えている。
【0012】氷貯蔵部としてのボックス3は、図示する
ように、2つの底面3a,3bが段違いにほぼV形に組
み合わされ、かつ底部に丸みが付されて、貯蔵される氷
7を中央に集めて回転ドラム22に搬送し易い形状に形
成されている。このボックス3の底部の段違い部分によ
って上方へ突出する凸部4が軸方向に延びるように設け
られており、螺旋部21によって軸方向へ搬送される氷
7が螺旋部21の回転方向に移動して底面3bをせり上
がらないようにしながら氷7を砕氷部10へ向けて案内
している。また、回転ドラム22の手前側には凹部5が
設けられ、ボックス3の氷7が回転ドラム22に導入さ
れ易くなるようにしている。
【0013】螺旋部21は例えばコイルから成り、回転
軸2を回転させる際、ボックス3の底に貯められた氷7
を回転ドラム22側へ押し出す螺旋を構成している。螺
旋部21は、螺旋状に成形された金属製部材が螺旋の中
心を通る回転軸2により回転ドラム22や可動刃11と
一体に設けられて成っており、回転ドラム22等と同軸
上で同量だけ回転する。
【0014】回転ドラム22は両端が開口した形状の円
筒状容器であり、ボックス3内の砕氷部10側に、回転
軸2と同軸に設けられる。この回転ドラム22は、筒状
部27とその内部に設けられる螺旋板23とがプラスチ
ック等によって一体に成形されている。
【0015】回転ドラム22の内部の螺旋を形成する螺
旋板23は、図示するように2つ設けられて、導入部2
5から導入された氷7が順に砕氷部10へ送り込まれる
ようにしている。本実施形態における螺旋板23は、図
4や図5に示すように、ほぼ半円形状の2枚の板状部材
が回転軸2に関して対称位置に、回転方向に対して等し
い傾きを有するように筒状部27と一体に成形されてい
るが、螺旋板23の枚数や取り付け位置はこれに限られ
ない。例えば、3枚の扇状部材を回転方向に等間隔に、
傾けるようにして設けることにより異なる形状の螺旋を
形成することもできる。そして、回転ドラム22内に送
り込まれた氷7を、回転ドラム22が回転するのに伴い
一定量ずつ砕氷部10側へ送っている。
【0016】また、回転ドラム22の螺旋部21側の開
口部22aには、図1に示すように回転ドラム22と回
転軸2とを連結するプレート24が設けられている。こ
のプレート24は、回転ドラム22に送り込まれる氷7
の量を一定量に制限して、多量の氷7が一度に回転ドラ
ム22の中に送り込まれないようにしている。このプレ
ート24の形状は特に限定されるものではないが、本実
施形態の場合は図1や図6に示すように、氷7を導入す
るための開口部分である導入部25と、回転ドラム22
への氷7の侵入を阻止する阻止部26とが繰り返し現れ
るようにH形に形成されており、回転ドラム22が90
度回転する毎に導入部25と阻止部26とが入れ替わ
る。
【0017】プレート24の各寸法については、例えば
図1に示す四角錐台形状の氷7に対して、同図に示すよ
うに、プレート24の狭小部Bを大きくとり、入り口高
さAを氷7のaよりも小さくするようにしている。これ
により、回転ドラム22に氷7が縦に入り込むことがな
くなるので、複数の氷7が筒状部27の内周に積み重な
るのが防止される。また、氷7が横向きに入り込むこと
もあることを考慮し、Cの大きさを小さくともaと同じ
大きさとしている。さらに、Dの大きさをa,b,cの
各寸法よりも大きくとるようにしている。
【0018】ここで、上述したような形状のプレート2
4を回転ドラム22に取り付けるときの、プレート24
と螺旋板23との位置関係については特に限定されない
が、本実施形態においては以下のように取り付けてい
る。すなわち、螺旋板23の傾斜が図7(A)のように
導入部25から始まるのではなく、図7(B)に示すよ
うに、阻止部26から始まるように阻止部26の裏面に
螺旋板23の端部23aを接触させた状態で、あるいは
接触させずに少なくとも氷7が落ち込まないような隙間
を有する状態でプレート24を取り付けている。したが
って、阻止部26は螺旋板23の始まる位置すなわち端
部23aを覆うように設けられているということにな
る。プレート24を図7(A)のように取り付けると氷
7が導入部25から連なるように連続して入り込んでし
まう場合があるのだが、上述のようにプレート24を取
り付け、阻止部26の裏側において螺旋板23とプレー
ト24とが楔形の空間を形成するようにすると、多量の
氷7が一度に回転ドラム22に入り込み難くなることが
本発明の発明者によって実験的、経験的に知見されてい
る。
【0019】なお、上述の回転ドラム22の砕氷部10
側の開口部22bは筒抜け状態であり、この回転ドラム
22のさらに砕氷部10側は図4に示すようにボックス
3の壁面3cとなっている。そしてこの壁面3cには氷
7を搬送部20から砕氷部10へ送るための孔6が設け
られている。この孔6の形状や位置は特に限定されるも
のではないが、本実施形態においては図6に示すよう
に、氷7の搬送方向左手側にほぼ半円形状の孔6が設け
られている。
【0020】次に砕氷部10について説明する。この砕
氷部10の一対の刃は、少なくとも一方は回転する可動
刃11であり、この可動刃11には複数の楔状尖端13
が形成されている。
【0021】可動刃11は、回転軸2を中心に回転し、
氷7を移動させ、この氷7を固定刃12と共に挟んで砕
氷する。この可動刃11は複数の尖端13,…,13を
備える形状に形成されているが、この形状や大きさは特
に限定されるものではなく、被砕物たる氷7の形状等に
よって適宜変更することができる。例えば本実施形態の
場合の可動刃11は、その回転軸2の軸方向に一定の厚
みを有する板状の部材であって、回転方向に3つの尖端
13,13,13を有し、かつ、回転方向に対する尖端
13,13,13の向きがそれぞれ異なるように形成さ
れている。このように形成された可動刃11によると、
氷7に対して異なる方向への力を加えるため可動刃11
を回転させるトルクを氷7に有効に伝達して砕氷するこ
とができる。
【0022】また、本実施形態における可動刃11は、
形状が等しい対の刃が回転軸2に関して点対称となるよ
うに設けられており、180度回転する度に同形状の楔
状尖端13,…,13で氷7を砕くことができる。ただ
し回転方向に配置されるこの刃の数は2枚に限らず、例
えば120度毎に1枚ずつ計3枚の刃を配置してもよい
し、またはこの刃の数を1枚あるいは4枚以上としても
構わない。
【0023】固定刃12は、可動刃11と対向するよう
に可動刃11の回転域に固定して設けられて、砕氷部1
0の一対の刃のもう一方を形成する。この固定刃12の
形状や大きさ、取付方法等は特に限定されるものではな
いが、例えば本実施形態の場合はほぼL形の板材の内側
に4つの尖端14,…,14が形成された形状とされて
いる。そして、この4つの尖端14,…,14が上方を
向くように、固定刃12の端部の一方を可動刃11の回
転軸2上に、もう一方を固定部材15を用いて砕氷部1
0のカバー16にそれぞれ固定して取り付けている。
【0024】また、これら砕氷部10を形成する可動刃
11と固定刃12を回転軸2の軸方向に複数枚ずつ設け
ることにより、可動刃11,固定刃12共に軸方向に複
数段形成されるようにして、砕氷を行い易くすると共に
砕かれた氷7の大きさの偏りを少なくするようにしてい
る。例えば本実施形態では、可動刃11を4段とし、さ
らに固定刃12を3段として、それぞれを軸方向に等間
隔となるように交互に設けている。そして、可動刃11
の内側の2段が固定刃12,12,12の間を、可動刃
11の外側の2段が固定刃12,12,12の外側をそ
れぞれ通過するようにしている。ここで、上述したよう
に、それぞれの可動刃11は対称な一対の刃から形成さ
れているため、可動刃11は全体として計8つの刃を備
えていることになる。したがってこの可動刃11によれ
ば、4段に形成された2組の刃を用いて、1回転する間
に2回の砕氷を行うことができる。ただし砕氷に関する
形態、例えば砕こうとする氷7の大きさや砕氷部10の
大きさ等によって、刃の枚数や取付間隔等を適宜変化さ
せて良いことは勿論である。
【0025】さらに、図8に示ように、本実施形態にお
いては4段の可動刃11,…,11を回転方向に少しず
つずらして回転軸2に取り付けるようにしている。一
方、3段の固定刃12,…,12については、可動刃1
1の回転方向すなわち周方向にずれることなく、尖端1
4,…,14を結んだ線が回転軸2の軸方向と平行にな
るように取り付けられている。したがって、可動刃1
1,…,11と固定刃12,12,12はその間に図2
の1点鎖線に示すような台形を形成する。そしてこの可
動刃11は、固定刃12の上に位置する氷7に対して第
1可動刃11aから第4可動刃11dまで順番に当接す
る。
【0026】上述のように形成された砕氷部10は、図
示するようにカバー16によって覆われている。このカ
バー16の形状は特に限定されないが、その下部には砕
かれた氷7を排出するための排出口17を備えている。
本実施形態においては、この排出口17は開閉自在な蓋
18を備えており、この蓋18は例えば開閉ロッド(図
示省略)等により開閉されるようになっている。
【0027】以上のようなアイスクラッシャ1による
と、以下にように氷7が搬送され、砕氷が行われる。
【0028】まず、回転軸2を回転させることによって
螺旋部21、回転ドラム22および可動刃11が一体と
なって回転し、ボックス3に貯蔵されている氷7が螺旋
部21により回転ドラム22側へ搬送される。そして、
搬送された氷7は凹部5に落ち込み、プレート24の導
入部25から回転ドラム22の内部に入り込む。このと
き、回転ドラム22に一度に入り込むことができる氷7
の量は制限されているため、螺旋部21によって多量の
氷7が搬送されても回転ドラム22に氷7が入り過ぎる
ことがない。
【0029】回転する回転ドラム22に導入された氷7
は、図1において矢印で示すように、回転ドラム22の
内部の螺旋板23に案内されてさらに砕氷部10側へ搬
送される。このとき、周期的に回転する回転ドラム22
の螺旋板23によれば、氷7を一定量ずつ搬送すること
ができる。そして、氷7は回転ドラム22を通り抜け、
孔6を通過して砕氷部10へと移動する。本実施形態に
おいては、この孔6を通り抜けた氷7はカバー16内で
回転する可動刃11によって回転方向に搬送され、一旦
上方へと持ち上げられる。そして、氷7は回転軸2の上
方に達したところで可動刃11から滑り落ちて固定刃1
2の上に落ちる。回転し続ける可動刃11の刃はやがて
この氷7に当接するが、可動刃11においてはそれぞれ
の刃11a,11b,11c,11dは回転方向にずれ
るようにして配置されているため、第1可動刃11aか
ら順に氷7に当接する。そして、氷7は可動刃11と固
定刃12により挟まれて次第に砕かれ、細かくされてか
らカバー16の排出口17より排出される。
【0030】以上のように構成された本発明のアイスク
ラッシャ1によれば、回転ドラム22の開口部に設けら
れたプレート24が回転ドラム22に入り込む氷7の量
を制限しているので、この回転ドラム22に多量の氷7
が一度に送り込まれることがない。本実施形態では、プ
レート24の入り口高さAを氷7の寸法aより小さくし
ているので、氷7が回転ドラム22に整列するように導
入され、砕氷部10に規則正しく搬送される。また、氷
7の形状や大きさに対して、プレート24の入り口高さ
Aや狭小部幅Cの寸法を適宜定めているので、縦の状態
の氷7が回転ドラム22に2〜3個同時に入り込むよう
なことがない。
【0031】また、回転ドラム22の内部には螺旋板2
3が設けられているために、回転ドラム22を回転させ
ることによって回転ドラム22の内部に送り込まれた氷
7をさらに砕氷部10に搬送することができる。このと
き、回転ドラム22を一定速度で回転させるようにすれ
ば、周期的に回転する螺旋板23によって氷7を一定間
隔をおいてほぼ定量ずつ砕氷部10へ搬送することがで
きる。
【0032】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。
【0033】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の発明では、搬送部は、両端が開口した筒状部と
該筒状部の内側に形成される螺旋部とから構成される回
転ドラムを有し、該回転ドラムの一方の開口部に氷を導
入する導入部と氷の侵入を阻止する阻止部とを形成して
いるので、一度に多量の氷が回転ドラムに入り込むのを
阻止部によって阻止すると共に、回転ドラムに導入され
た氷を螺旋によって砕氷部へ搬送している。これによ
り、回転ドラムは氷を一定間隔で定量ずつ砕氷部に搬送
することができるため、砕氷部において砕氷が均一に行
われると共に、砕氷部の駆動源に重負荷がかかってロッ
クしてしまうのが防止される。
【0034】また、請求項2記載の発明のアイスクラッ
シャでは、阻止部は螺旋の始まる位置を覆うように設け
られ、阻止部と螺旋との間に空間が形成されているの
で、螺旋を導入部から始まるように滑らかに形成した場
合と比べて、多量の氷がその導入部から一度に入り込ま
なくなっている。これにより、砕氷部に搬送される氷の
量に制限が設けられて、定量ずつ搬送することが可能に
なる。
【0035】さらに、請求項3記載の発明のアイスクラ
ッシャでは、導入部と阻止部とを形成するプレートを一
方の開口部に設け、該プレートにより回転ドラムと該回
転ドラムを回転させる回転軸とを連結しているので、回
転軸を回転させることによって螺旋部、プレート、回転
ドラムを一体に、同軸上で同量だけ回転させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明のアイスクラッシャの砕氷部を示す左側
面からの概略図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図5】本発明のアイスクラッシャの搬送部を示す左側
面からの断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す背面からの断面図で
ある。
【図7】本発明の一実施形態を示す概略斜視図であり、
(A)、(B)は回転ドラムに取り付けられたプレート
と回転ドラムの螺旋板との位置関係をそれぞれ示す。
【図8】本発明のアイスクラッシャの砕氷部を示す正面
図である。
【図9】従来のアイスクラッシャの砕氷部を示す部分図
である。
【符号の説明】
1 アイスクラッシャ 2 回転軸 7 氷 10 砕氷部 20 搬送部 21 螺旋部 22 回転ドラム 22a 開口部 23 螺旋板(螺旋) 23a 端部 24 プレート 25 導入部 26 阻止部 27 筒状部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係合して氷を砕く少なくとも一対の刃を
    具備した砕氷部と、該砕氷部に前記氷を搬送する搬送部
    とを有するアイスクラッシャにおいて、前記搬送部は、
    両端が開口した筒状部と該筒状部の内側に形成される螺
    旋とから構成される回転ドラムを有し、該回転ドラムの
    一方の開口部に前記氷を導入する導入部と前記氷の侵入
    を阻止する阻止部とを形成したことを特徴とするアイス
    クラッシャ。
  2. 【請求項2】 前記阻止部は前記螺旋の始まる位置を覆
    うように設けられ、前記阻止部と前記螺旋との間に空間
    が形成されていることを特徴とする請求項1記載のアイ
    スクラッシャ。
  3. 【請求項3】 前記導入部と前記阻止部とを形成するプ
    レートを前記一方の開口部に設け、該プレートにより前
    記回転ドラムと該回転ドラムを回転させる回転軸とを連
    結したことを特徴とする請求項1または2記載のアイス
    クラッシャ。
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