JP2002002873A - 粉粒体収容器のブリッジ解消装置 - Google Patents

粉粒体収容器のブリッジ解消装置

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JP2002002873A JP2000187770A JP2000187770A JP2002002873A JP 2002002873 A JP2002002873 A JP 2002002873A JP 2000187770 A JP2000187770 A JP 2000187770A JP 2000187770 A JP2000187770 A JP 2000187770A JP 2002002873 A JP2002002873 A JP 2002002873A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容器内で粉粒体を撹拌することにより、簡
単な構成をもって騒音を発することなく効果的にブリッ
ジを解消し、もって円滑に粉粒体を排出する。 【解決手段】 ホッパー2内に搬出スクリュー3と平行
に回転軸6を設け、この回転軸6の周囲に、これを中心
として対向して突出するブレード7を、回転軸6の軸方
向に適宜間隔L1,L2を設けつつ周方向に所定角度αを
設けて複数取り付けるとともに、各ブレード7の突出先
端に回転軸6と平行な爪部11を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収容器に収容した
粉粒体を搬出スクリューによって排出する際に、粉粒体
にブリッジが発生するのを防止するようにした粉粒体収
容器のブリッジ解消装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粉粒体は、ホッパー(または槽)などの
収容器に収容して、該収容器の底部に設けた搬出スクリ
ューによって排出する際に、該搬出スクリューで排出さ
れる部分に空間部を形成するようにして粉粒体どうしが
詰まってしまう、いわゆるブリッジが形成されることが
ある。このようにブリッジが形成されると粉粒体の円滑
な排出ができなくなってしまう。そこで、ブリッジの形
成を解消する手段として、例えば特開2000−531
88号公報に開示されるように振動板を用いたホッパー
が提案されている。
【0003】即ち、この場合、振動板の上端部をホッパ
ーの内壁に固定して設け、排出スクリューのブレードエ
ッジに形成した歯、または排出スクリューの回転に伴っ
て上下動する可動体によって該振動板の下端部に振動を
与え、この振動により粉粒体間の摩擦を低減してブリッ
ジの形成を解消するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブリッ
ジを解消するために振動板を用いた場合は、該振動板を
設ける必要があるのは勿論のこと、該振動板を振動させ
るための機構、即ちブレードエッジの歯や可動体が必要
となり構造が複雑化される。また、このように構造が複
雑化されることと、振動板の裏側に粉粒体が入り込むこ
となどによって故障し易くなる。更に、ブリッジを解消
するためには振動板の振動周期を高くする必要があるた
め、該振動板から発する振動音が騒音となってしまう。
更にまた、振動板から粉粒体に伝播される振動は該振動
板に近い部分で効果的となり、粉粒体の種類によっては
振動板から離れる部分では効果的に振動を伝播できなく
なって、効果的なブリッジ解除ができなくなってしま
う。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、収容器内で粉粒体を撹拌することに
より、簡単な構成をもって騒音を発することなく効果的
にブリッジを解消し、もって円滑に粉粒体を排出するこ
とができる粉粒体収容器のブリッジ解消装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の粉粒体収容器のブリッジ解消装置を添付
図面の符号を用いて述べると、ホッパーや槽などの収容
器2内に収容された粉粒体を、該収容器2の底部に配置
した搬出スクリュー3を介して排出する粉粒体収容器に
おいて、上記収容器2内に上記搬出スクリュー3と平行
に回転軸6を設け、この回転軸6の周囲に、これを中心
として対向して突出するブレード7を、回転軸6の軸方
向に適宜間隔L1,L2を設けつつ周方向に所定角度αを
設けて複数取り付けるとともに、各ブレード7の突出先
端に回転軸6と平行な爪部11を設ける。
【0007】この構成にあっては、搬出スクリュー3と
平行に設けた回転軸6を回転することにより、回転軸6
を中心として対向して突出するブレード7が回転して、
収容器2内の粉粒体を撹拌する。このとき、ブレード7
は複数が回転軸6の軸方向に適宜間隔L1,L2を設けつ
つ周方向に所定角度αを設けて取付けられることによ
り、各ブレード7が全体的に放射状に配置されることに
なり、粉粒体の撹拌効率を高めることができる。このよ
うに粉粒体をブレード7で撹拌することにより、その撹
拌部分で粉粒体を常時移動させることができるため、ブ
リッジを効果的に解消できるとともに、ブレード7を低
速回転すればよいため騒音が発生されることがない。
【0008】また、かかる構成にあって上記ブレード7
を、所定幅Wをもった直線帯状に形成し、その面方向を
回転軸6の周方向に一致させることにより、ブレード7
の回転抵抗を最小として、回転エネルギーを少なくする
ことができるとともに、ブレード7を回転軸6の軸方向
に対して所定角度θをもって傾斜することにより、該ブ
レード7が粉粒体内を通過する回転軸6の軸方向の幅を
拡大できる。一方、周方向に互いに隣接されるブレード
7の爪部11は、一方の爪部先端aと他方の爪部後端b
との位置が回転軸6の軸方向において一致されることに
より、爪部11を回転軸6の廻りに隙間無く通過させる
ことができ、粉粒体の撹拌ムラを無くすことができる。
【0009】更にまた、上記回転軸6を、上記収容器2
の底部に位置して上記搬出スクリュー3の直上に配置し
た場合には、ブリッジが形成され易い搬出スクリュー3
の直上部分を撹拌できるので、単一の回転軸6を用いた
場合のブリッジ解消を効果的に行うことができる。
【0010】また、上記回転軸6を、上記収容器2のブ
リッジ形成部分の高さに位置して水平方向に1対設け、
それぞれを搬出スクリュー3の配置位置Pを境にして対
向配置した場合には、ブリッジ形成部分の粉粒体をより
広範囲に撹拌できるため、ブリッジの解消効果を更に高
めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図6は本発明に
かかる粉粒体収容器のブリッジ解消装置の一実施形態を
示し、図1はブリッジ解消装置を設けた粉粒体収容器の
側面図、図2は同粉粒体収容器の要部を破断して示す正
面図、図3はブリッジ解消装置の全体を示す正面図、図
4はブリッジ解消装置の要部を示す平面図、図5はブリ
ッジ解消装置の側面図、図6はブリッジ解消装置の一部
を示す斜視図である。
【0012】本実施形態ではブリッジ解消装置1を粉粒
体収容器としてのホッパー2に適用した場合を例にとっ
て示す。即ち、該ホッパー2は図1に示すように下端部
が楔状に狭まって、その下端部内方には楔状先端部の尖
角稜線に沿う方向に搬出スクリュー3が配置される。該
搬出スクリュー3は、ホッパー2の下端部に取付けられ
たモータ4によって駆動され、該搬出スクリュー3が回
転することにより、ホッパー2内に収容された粉粒体を
排出口5から順次排出するようになっている。
【0013】上記ブリッジ解消装置1は、ホッパー2の
下端部で搬出スクリュー3の直上に位置して配置される
ようになっており、該ブリッジ解消装置1は、搬出スク
リュー3と平行に配置される回転軸6と、この回転軸6
の周囲に取付けられるブレード7とを備えて構成され
る。回転軸6はこれの両端部がホッパー2の左右両壁に
ベアリング8、8aを介して回転自在に支持され、その
一端部は一方のベアリング8より更に突出されてスプロ
ケット9が設けられる。このスプロケット9は上記搬出
スクリュー3に設けられる図外のスプロケットとの間に
チェーン10(図2参照)が周回され、これら搬出スク
リュー3と回転軸6は回転方向に連動されて、モータ4
の駆動により搬出スクリュー3と回転軸6とは同期して
回転される。
【0014】上記ブレード7は、図3、図4に示すよう
に回転軸6の周囲にこれを中心として対向して突出(突
出部分7a、7b)する所定幅W(図5参照)をもった
直線帯状に形成される。このとき、図3はブレード7を
正面から見た状態、図4は平面から見た状態を示し、該
ブレード7は、回転軸6の軸方向に適宜間隔L1,L2を
設けつつ、周方向に所定角度α(本実施形態ではα=9
0°となっている)を設けて複数取り付けられる。つま
り、これら各ブレード7は回転軸6の軸方向に沿った側
面視では、図5に示すように隣接するブレード7同士が
十字となる放射状に配置され、各ブレード7は図6の斜
視図に示す形態となる。また、各ブレード7はその面方
向を回転軸6の周方向に一致させるとともに、各ブレー
ド7の突出先端には回転軸6と平行な平板矩形状の爪部
11が一体に設けられる。
【0015】そして、上記各ブレード7は回転軸6の軸
方向に対して所定角度θ(θは60゜以上とする)をも
って傾斜され、周方向に互いに隣接されるブレード7の
爪部11は、一方の爪部先端aと他方の爪部後端bとの
位置が回転軸6の軸方向において一致されるようになっ
ている。
【0016】以上の構成により本実施形態のブリッジ解
消装置1は、回転軸6にブレード7を取り付けた簡単な
構成となり、該ブリッジ解消装置1を設けたホッパー2
は、搬送スクリュー3を回転することによりホッパー2
内の粉粒体が順次排出口から排出される一方、該搬送ス
クリュー3の回転に伴って、該搬送スクリュー3の直上
に配置されたブリッジ解消装置1の回転軸6が回転され
て、該回転軸6から突出するブレード7によって粉粒体
を撹拌する。このとき、複数設けられたブレード7は回
転軸6の軸方向に適宜間隔L1,L2を設けつつ周方向に
所定角度αを設けて取付けられることにより、各ブレー
ド7は全体的に放射状に配置されため、粉粒体の撹拌効
率を高めることができる。このように粉粒体をブレード
7で撹拌することにより、その撹拌部分で粉粒体を常時
移動させることができるため、搬送スクリュー3の上方
部分にブリッジが形成されるのを効果的に解消すること
ができる。
【0017】また、本実施形態では上記ブレード7を、
所定幅Wをもった直線帯状に形成し、その面方向を回転
軸6の周方向に一致させたので、該ブレード7の薄くな
った肉厚部分が粉粒体内を移動するので、ブレード7が
回転する際の抵抗を最小として、回転軸6を回転するた
めの回転エネルギーを少なくし、ひいては駆動源となる
モータ4の小型化を図ることができる。
【0018】更に、上記ブレード7は回転軸6の軸方向
に対して所定角度θをもって傾斜させたので、ブレード
7の突出部分7a、7bは回転軸6の回転に伴って円錐
状の軌跡を描くため、該ブレード7が粉粒体内を通過す
る回転軸6の軸方向の幅を拡大して撹拌領域を広く取る
ことができる。
【0019】更にまた、周方向に互いに隣接されるブレ
ード7の爪部11を、一方の爪部先端aと他方の爪部後
端bとの位置が回転軸7の軸方向において一致されるよ
うになっているので、回転方向に先行する爪部11が通
過した軌跡と、後行の爪部11の軌跡とが回転軸6の軸
方向で接し、もって爪部11を回転軸6の廻りに隙間無
く通過させることができ、粉粒体の撹拌ムラを無くすこ
とができる。
【0020】ところで、このように本実施形態ではブリ
ッジを解消するためにブレード7を回転するという手段
を用いたので、該ブレード7を低速回転することにより
目的を達成できる。このため、ブリッジを効果的に解消
できるにもかかわらず静粛性を保ち、騒音の発生を防止
することができる。
【0021】また、本実施形態ではブリッジ解消装置1
の回転軸6は、搬出スクリュー3を駆動するモータ4を
兼用して駆動されるため、全体の構成部品を削減できる
とともに、コンパクトな装置として安価に提供すること
ができる。勿論、回転軸6を別駆動のモータによって回
動させてもよいものである。
【0022】更に、本実施形態では単一の回転軸6によ
ってブリッジ解消装置1を構成し、該回転軸6をホッパ
ー2の底部に位置して搬出スクリュー3の直上に配置し
たことにより、ブリッジが形成され易い搬出スクリュー
3の直上部分を撹拌できるので、単一の回転軸6を用い
た場合のブリッジ解消を効果的に行うことができる。
【0023】図7、図8は他の実施形態を示し、上記実
施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明
を省略して述べる。ここで、図7は他の実施形態のブリ
ッジ解消装置の要部正面図、図8は同ブリッジ解消装置
の要部平面図である。
【0024】即ち、この実施形態のブリッジ解消装置1
aは上記実施形態と同様に、回転軸6の周囲にこれを中
心としてブレード7が対向して突出されるとともに、複
数のブレード7が十字状となる放射状に配置され、そし
て、各ブレード7は回転軸6の軸方向に所定角度θをも
って傾斜されるが、その傾斜方向は十字状の縦・横一方
に配置されるブレード7(本実施形態では図7の正面視
で上下に突出されるブレード7)の傾斜方向が上記実施
形態とは逆になっている。
【0025】勿論、この実施形態にあっても上記ブレー
ド7の突出先端には回転軸6の軸方向と平行な爪部11
が設けられ、これら爪部11は隣接されるブレード7に
おいて一方の爪部先端aと他方の爪部後端bとの位置が
回転軸6の軸方向において一致されるようになってい
る。
【0026】従って、この実施形態では縦・横一方のブ
レード7の傾斜方向が逆になったとはいえ、回転軸6の
回転により各ブレード7は円錐面を描いて回転されるた
め、撹拌領域を拡大することができ、また、それ以外に
も上記実施形態と同様の機能を発揮する。
【0027】図9は他の実施形態を示し、上記実施形態
と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略
して述べる。ここで、図9は搬出スクリューとブリッジ
解消装置との位置関係を示す概略側面図である。
【0028】この実施形態では回転軸6を、ホッパー2
のブリッジ形成部分の高さに位置して水平方向に1対設
け、それぞれを搬出スクリュー3の配置位置Pを境にし
て対向配置してある。勿論、上記1対の回転軸6は搬出
スクリュー3に対して平行に配置され、該回転軸6には
ブレード7が設けられる。
【0029】従って、この実施形態では粉粒体のブリッ
ジは排出スクリュー3の直上部分に形成されるが、対向
配置して回転軸6を1対設けることによりブリッジ形成
部分の粉粒体をより広範囲に撹拌できるため、ブリッジ
の解消効果を更に高めることができる。また、この実施
形態にあっても上記1対の回転軸6は、搬出スクリュー
3を駆動するモータ4を兼用して駆動することが好まし
い。
【0030】ところで、前記各実施形態にあっては回転
軸6に対して複数のブレード7を図10(a)に示すよ
うに周方向に90°(=α)の角度を設けて配置したこ
とにより、隣接するブレード7同士が十字となる放射状
に配置された場合を開示したが、各ブレード7の周方向
の角度αは90°に限ることなく任意な角度、例えば同
図(b)に示すα=60゜や同図(c)に示すα=45
°に設定することができる。
【0031】また、本実施形態のブリッジ解消装置1,
1aはホッパー2に適用した場合を開示したが、このホ
ッパー2以外の収容器、例えば底部が楔状ではなく平坦
状となった槽に粉粒体を収容した場合にも適用すること
ができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の粉粒体収容
器のブリッジ解消装置にあっては、回転軸を中心として
対向して突出するとともに、先端に爪部を設けたブレー
ドを複数設けて、それぞれを回転軸の軸方向に適宜間隔
を設けつつ周方向に所定角度を設けて取り付けたので、
各ブレードが全体的に放射状に配置されることになり、
簡単な構成をもって粉粒体の撹拌効率を高めることがで
きる。これによってブリッジを効果的に解消して粉粒体
の排出を円滑にできるとともに、ブレードは低速回転で
よいため騒音の発生を防止できる。
【0033】また、上記ブレードを直線帯状に形成し
て、その面方向を回転軸の周方向に一致させることによ
り、ブレードの回転抵抗を最小として回転エネルギーを
少なくでき、かつ、ブレードを回転軸の軸方向に対して
所定角度をもって傾斜することにより、軸方向の撹拌幅
を拡大できるとともに、周方向に互いに隣接されるブレ
ードの爪部は、一方の爪部先端と他方の爪部後端との位
置が回転軸の軸方向において一致されるようにしたの
で、爪部を回転軸の廻りに隙間無く通過させて粉粒体の
撹拌ムラを無くすことができる。
【0034】更にまた、上記回転軸を収容器の底部に位
置して搬出スクリューの直上に配置することにより、ブ
リッジが形成され易い搬出スクリューの直上部分を撹拌
できるので、単一の回転軸を用いた場合のブリッジ解消
を効果的に行うことができる。
【0035】また、上記回転軸を、収容器のブリッジ形
成部分の高さに位置して水平方向に1対設け、それぞれ
を搬出スクリューの配置位置を境にして対向配置するこ
とにより、ブリッジ形成部分の粉粒体をより広範囲に撹
拌して、ブリッジの解消効果を更に高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるブリッジ解消装置
を設けた粉粒体収容器の側面図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるブリッジ解消装置
を設けた粉粒体収容器の要部を破断して示す正面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態にかかるブリッジ解消装置
の全体を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかるブリッジ解消装置
の要部を示す平面図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかるブリッジ解消装置
の側面図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかるブリッジ解消装置
の一部を示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施形態にかかるブリッジ解消装
置の要部正面図である。
【図8】本発明の他の実施形態にかかるブリッジ解消装
置の要部平面図である。
【図9】本発明の他の実施形態にかかる搬出スクリュー
とブリッジ解消装置との位置関係を示す概略側面図であ
る。
【図10】本発明にかかるブリッジ解消装置にかかる各
ブレードの周方向の角度の各種態様を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ブリッジ解消装置 2 ホッパー 3 搬送スクリュー 4 モータ 6 回転軸 7 ブレード 11 爪部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパーや槽などの収容器2内に収容さ
    れた粉粒体を、該収容器2の底部に配置した搬出スクリ
    ュー3を介して排出する粉粒体収容器において、 上記収容器2内に上記搬出スクリュー3と平行に回転軸
    6を設け、この回転軸6の周囲に、これを中心として対
    向して突出するブレード7を、回転軸6の軸方向に適宜
    間隔L1,L2を設けつつ周方向に所定角度αを設けて複
    数取り付けるとともに、各ブレード7の突出先端に回転
    軸6と平行な爪部11を設けたことを特徴とする粉粒体
    収容器のブリッジ解消装置。
  2. 【請求項2】 上記ブレード7は、所定幅Wをもった直
    線帯状に形成し、その面方向を回転軸6の周方向に一致
    させるとともに、回転軸6の軸方向に対して所定角度θ
    をもって傾斜する一方、周方向に互いに隣接されるブレ
    ード7の爪部11は、一方の爪部先端と他方の爪部後端
    との位置を回転軸6の軸方向において一致させたことを
    特徴とする請求項1に記載の粉粒体収容器のブリッジ解
    消装置。
  3. 【請求項3】 上記回転軸6は、上記収容器2の底部に
    位置して上記搬出スクリュー3の直上に配置したことを
    特徴とする請求項1、2のいずれかの項に記載の粉粒体
    収容器のブリッジ解消装置。
  4. 【請求項4】 上記回転軸6は、上記収容器2のブリッ
    ジ形成部分の高さに位置して水平方向に1対設け、それ
    ぞれを搬出スクリュー3の配置位置Pを境にして対向配
    置したことを特徴とする請求項1、2のいずれかの項に
    記載の粉粒体収容器のブリッジ解消装置。
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