JP6521329B2 - ショット処理装置 - Google Patents

ショット処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6521329B2
JP6521329B2 JP2016535921A JP2016535921A JP6521329B2 JP 6521329 B2 JP6521329 B2 JP 6521329B2 JP 2016535921 A JP2016535921 A JP 2016535921A JP 2016535921 A JP2016535921 A JP 2016535921A JP 6521329 B2 JP6521329 B2 JP 6521329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection
inclined portion
blade
shot processing
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016535921A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016013525A1 (ja
Inventor
加賀 秀明
秀明 加賀
浩昭 鈴木
浩昭 鈴木
翔一 山本
翔一 山本
雅人 梅岡
雅人 梅岡
拓哉 神山
拓哉 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sintokogio Ltd
Original Assignee
Sintokogio Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sintokogio Ltd filed Critical Sintokogio Ltd
Publication of JPWO2016013525A1 publication Critical patent/JPWO2016013525A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6521329B2 publication Critical patent/JP6521329B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24CABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C3/00Abrasive blasting machines or devices; Plants
    • B24C3/08Abrasive blasting machines or devices; Plants essentially adapted for abrasive blasting of travelling stock or travelling workpieces
    • B24C3/10Abrasive blasting machines or devices; Plants essentially adapted for abrasive blasting of travelling stock or travelling workpieces for treating external surfaces
    • B24C3/14Apparatus using impellers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24CABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C5/00Devices or accessories for generating abrasive blasts
    • B24C5/06Impeller wheels; Rotor blades therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

本発明はショット処理装置に関し、詳細には、エンドレスベルト等によって形成されたワーク攪拌部内のワークに投射材が投射されるショット処理装置に関する。
ワークに投射材を投射して表面処理加工するショット処理装置として、エプロンベルト状のエンドレスベルトによって形成された攪拌部内にワークを投入し、エプロンベルトを回転駆動させることによって攪拌部内のワークを攪拌しながらショット処理を行う、いわゆるエプロンタイプのショット処理装置が知られている(特許文献1)。
このようなエプロンタイプのショット処理装置は、所定距離だけ離間して並列配置された複数の回転軸部材と回転軸部材に巻回されエプロンベルトを構成するエンドレスベルトとエプロンベルトに攪拌用凹みを形成するようにエプロンベルトの幅方向両端部に当接した一対の円板状のヘッドライナとを有するワーク攪拌部と、ワーク攪拌部のワークに投射材を投射する遠心式の投射機とを、備えている。
ショット処理を行う際は、ワーク攪拌部に複数のワークを配置する。そして、回転軸部材を回転させることでエプロンベルトを長手方向に走行(回転)させ、ワーク攪拌部に配置された複数のワークを攪拌しながら、投射材を投射機からワークに投射し、ワークの研掃等のショット処理を行う。
特開2011−79120号公報
しかしながら、特許文献1のショット処理装置等で使用されている投射機では、径方向に延びる複数のブレードを備え回転可能な羽根車によって投射材を投射しているが、羽根車の回転方向における投射材の投射角度が広くなるため、不要な領域にも投射が行われ、効率的なショット処理を行うことができないという問題があった。
また、特許文献1のショット処理装置では、エプロンベルトは回転軸部材によって長手方向に走行するため、エプロンベルト等によって形成されるワーク攪拌部内のワークは、エプロンベルト走行方向には攪拌されるが、エプロンベルトの幅方向には攪拌されない。即ち、エプロンベルトの攪拌用凹みの両側端部に配置されたワークを、攪拌によって、攪拌用凹みの幅方向中央に移動させることはできない。
さらに、特許文献1のショット処理装置で使用される投射機では、ワーク攪拌部の幅方向中央に重点的に投射材が投射される。
このため、エプロンベルトの攪拌用凹みの両側端部に配置されたワークは、投射材が十分に当たらず、攪拌用凹みの幅方向中央部に配置されたワークと、仕上がり品質が異なってしまうおそれがある。
本発明は上記問題に対処すべくなされたものであり、効率的な投射を実現するとともに、ワーク攪拌部内での位置に起因する仕上がり品質のばらつきを低減することができるショット処理装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、
所定距離だけ離間して並列配置された複数の回転軸部材と、該回転軸部材に巻回され該回転軸部材によって回転駆動される無端のエプロンベルトと、該エプロンベルトの幅方向端部に当接する一対の円板状のヘッドライナと、を有しているワーク攪拌部と、
前記ワーク攪拌部内のワークに投射材を投射する遠心式の投射機とを備えたショット処理装置であって、
前記投射機が、円筒形状を有し、円筒の中心軸線が前記回転軸部材の軸線と直交する方向に配置され、内部に投射材が供給され、側壁に投射材の排出口となる複数の開口が形成されたコントロールケージであって、該複数の開口が前記コントロールケージの周方向および前記コントロールケージの中心軸線方向に互いにオフセットした状態で互いに連通しているコントロールケージと、前記コントロールケージの外方で前記コントロールケージの径方向外方に延びるように配置された複数のブレードを備え前記コントロールケージの中心軸線を中心に回転する羽根車であって、前記ブレードが回転方向前方側の表面に回転方向後方側に傾斜した後傾部が設けられている羽根車と、を備えている、
ことを特徴とするショット処理装置が提供される。
このような構成によれば、投射機のコントロールケージの複数の開口は、コントロールケージの周方向およびコントロールケージの中心軸線方向に互いにオフセットした状態で互いに連通している。これにより、投射材は、コントロールケージの周方向および軸方向に離間した位置から排出され、分散幅が抑えられながら、羽根車の幅方向および回転方向にずれて投射される。投射割合が高い複数の部分が存在するので、投射割合の高い範囲が広がる。
また、複数の開口は相互に連通されていることから、投射材は、一方の開口から他の開口まで連続的に排出される。したがって、全体としての投射分布は、一方の開口から排出された投射材の投射分布と他の開口から排出された投射材の投射分布とが連続的に合成されたものとなる。
さらに、羽根車のブレードの表面には、羽根車の径方向に対して回転方向後方側に傾倒した後傾部が形成されている。このため、コントロールケージから先に排出された投射材がブレードの表面に接触する前に、コントロールケージから後から排出された投射材がブレードの表面に接触してブレードの先端側へ向けて加速される。これにより、先に排出された投射材がブレードの表面に接触する時点では、後から排出された投射材と先に排出された投射材とがブレードの表面の近接した位置に集められる。この結果、羽根車からの投射材の投射では、羽根車の回転方向に沿った分散幅(投射角度)が抑えられ、投射材の分布は、羽根車の回転方向に沿った開き角度が小さい扇形状とされる。
即ち、後傾部の作用により、投射割合の高い部分と投射割合の低い部分との移行部分が短い、即ち投射分布曲線の立ち上がりが急な投射状態が得られることになる。
この投射割合が高い範囲を、処理すべきワークが収容されるワーク攪拌部の幅と同等に設定することで、ワーク攪拌部の中央部での投射割合と左右端部での投射割合とをほぼ等しくすることができると共に、ワーク攪拌部以外に投射される投射材を少なくすることが可能となる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記開口は、二辺が前記コントロールケージの中心軸線に平行な矩形形状を有している。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記後傾部は、前記ブレードの径方向内方側に形成され、
前記ブレードは、前記後傾部の径方向外方側に、前記後傾部より回転方向後方側への傾斜角度が小さな非後傾部を備えている。
このような構成によれば、ブレードの先端部側に非後傾部が形成されているので、投射材はブレードから離脱する直前まで非後傾部に沿って遠心加速される。
投射材が投射される際の投射速度は、ブレードの表面に沿った方向の遠心加速による速度と回転するブレードの先端が描く円の接線方向(以下、単に「接線方向」という)の速度との合成速度となる。ブレードが回転方向後方側に後傾していると、ブレードの表面に沿った方向の速度の接線方向成分が、接線方向の速度に対してマイナス方向に作用する。この結果、ブレードの回転外径及び回転周速が同一である場合、ブレードが後傾している場合の合成速度は、ブレードが後傾していない場合の合成速度より低くなる。
上述のように、本実施形態のショット処理装置では、投射材は、投射直前まで、後方側への傾斜角度が小さな非後傾部と接触しているので、ブレード表面に沿った速度成分において、接線方向の速度に対してマイナス方向に作用する接線方向成分が少なく、合成速度を低下させる度合いが小さい。この結果、羽根車の回転数、ひいては羽根車を回転させるモータの回転数を増大させることなく、効率的なショット処理を行うことができ、投射電力効率の低下を抑制することができる。
尚、本明細書では、「後傾部より回転方向後方側への傾斜角度が小さな」とは、傾斜角度が後傾部の回転方向後方側への傾斜角より小さい構成、径方向に延びる構成、および回転方向前方側に傾斜している構成を包含する。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記後傾部の径方向長さが、前記非後傾部の径方向長さよりも長く設定されている。
このような構成によれば、ブレードの後傾部で投射材を十分に集め、その後、非後傾部で投射材を加速させることができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記後傾部と前記非後傾部とが湾曲部によって接続されている。
このような構成によれば、ブレードの後傾部で投射材を集めた後、投射材の速度を湾曲部、及び非後傾部で徐々に増すことができる。
本発明によれば、効率的な投射を実現するとともに、ワーク攪拌部内での位置に起因するワークの仕上がり品質のばらつきを軽減することができるショット処理装置を提供できる。
本発明の一実施形態のショット処理装置の側面図である。 図1のショット処理装置の正面図である。 図1のショット処理装置の平面図である。 (A)は図1のショット処理装置における投射機の投射範囲を模式的に示した側面図であり、(B)は(A)を正面から見た図面である。 (A)の(i)は、図1のショット処理装置のコントロールケージの正面図であり、(ii)は(i)のコントロールケージの側面図であり、(B)の(i)は(A)の(i)のコントロールケージの変形例の正面図であり、(ii)は(B)の(i)の側面図であり、(C)の(i)は(B)の(i)のコントロールケージのもう一つの変形例の正面図であり、(ii)は(C)の(i)の側面図である。 図1のショット処理装置の投射機の拡大断面図である。 図1のショット処理装置のブレードの斜視図である。 (A)は図1のショット処理装置による投射割合と投射位置との関係を示す投射分布図であり、(B)は対比例のショット処理装置による投射割合と投射位置との関係を示す投射分布図である。 (A)は対比例のショット処理装置における投射機の拡大断面図であり、(B)は(A)の投射機に備えられたコントロールケージの平面図である。
以下、図1〜図7に沿って、本発明の好ましい実施形態のショット処理装置10について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態のショット処理装置10の側面図であり、図2は、ショット処理装置10の正面図であり、図3はショット処理装置10の平面図である。
ショット処理装置10は、エプロンベルト等によってワーク攪拌部が構成されるショット処理装置であり、図1に示されるように、キャビネット12と、キャビネット12内に設けられたワーク攪拌部14と、ワーク攪拌部14に臨んで配置された投射機18とを備えている。
キャビネット12には、ワーク搬入出用の開閉可能な搬入出口(図示せず)が設けられている。この搬入出口を閉鎖することでキャビネット12は密閉され、投射材がキャビネット12の外部へ飛散しない構造とされている。
ワーク攪拌部14は、所定距離だけ離間して並列配置された3本の回転軸部材20、22、24と、回転軸部材20、22、24に巻回され無端ベルトからなるエプロンベルト26と、エプロンベルト26の幅方向両端に回転可能に配設された左右一対の円板状のヘッドライナ28とを備えている。
回転軸部材20、22、24は、回転可能なシャフト部材であり、ショット処理装置10の幅方向に略水平に延びるように互いに平行に配置されている。詳細には、回転軸部材24が、ショット処理装置10の奥側下方位置に水平配置されている。回転軸部材20は、回転軸部材24の略真上に所定距離だけ離れて水平配置されている。回転軸部材22は、回転軸部材24の前方(ショット処理装置の正面側)に所定距離だけ離れて回転軸部材24と略同一の高さ位置で水平配置されている。したがって、回転軸部材20、22、24は、図1に示されているように、側面視で、直角二等辺三角形の各頂点に位置するように配置されている。
回転軸部材20、22、24は、上記三角形の斜辺がキャビネット12の斜面30側に位置するように配置されている。また、本実施形態では、上方に配置された回転軸部材20が、駆動モータ32により回転される駆動軸とされ、他の回転軸部材22、24は、従動軸である。
エプロンベルト26は、ゴムベルトによって形成された無端ベルトであり、回転軸部材20、22、24に巻回されている。
エプロンベルト26には、複数の貫通孔(図示せず)が形成されている。この貫通孔の寸法は、投射材は通過可能であるがワークは通過できない大きさに設定されている。
図4(A)は図1のショット処理装置における投射機18の投射範囲を模式的に示した側面図であり、図4(B)は(A)を正面から見た状態を示す図面である。
図1および図4(A)に示されているように、一対の円板状のヘッドライナ28が、回転軸部材20、22、24に巻回されたエプロンベルト26の幅方向両端を押圧するように取付けられている。ヘッドライナ28は、直径が、回転軸部材20と回転軸部材24との間、または、回転軸部材22と回転軸部材24との間の距離に略等しく設定されている。また、図4(B)に示されるように、ヘッドライナ28は、それぞれ、キャビネット12の側面壁36と平行に配置され、キャビネット12の側面壁36に回転可能に支持されている。
上述したように、回転軸部材20、22、24は、側面視で、直角二等辺三角形の各頂点に位置するように配置され、エプロンベルト26は幅方向両側端部が、ヘッドライナ28によって、回転軸部材24に向かって押圧されるので、これらの回転軸部材20、22、24に巻回されたエプロンベルト26は、縦断面が、略L字状(図1では逆L字状)に配置されることになる。
さらに、エプロンベルト26は幅方向両側端部が、ヘッドライナ28によって、回転軸部材24に向かって押圧されるので、エプロンベルト26の回転軸部材20と回転軸部材22の間の部分は、一対のヘッドライナ28間で回転軸部材24に向かって凹んだ凹み部34とされる。この凹み部34が、ワークが配置され、ショット処理が行われる攪拌エリアWとなる。
ワークは、回転軸部材20と回転軸部材22の間に位置する斜め上方に向かって開口した開放領域16を通して、エプロンベルト26の攪拌エリアWに導入される。
上述したように、回転軸部材20、22、24は、直角二等辺三角形の各頂点に位置するように配置されているので、これらの回転軸部材20、22、24に巻回されたエプロンベルト26は、回転軸部材20が図4(A)の矢印R2方向に回転すると、略L字状(図1では逆L字状)の経路に沿って、図4(A)の矢印R3方向に循環し、攪拌エリアWに配置されたワークは、エプロンベルト26の移動方向(長手方向)に攪拌されることになる。
図1に示されるように、キャビネット12の斜面30の外方位置には、ショット処理装置10の外部から運ばれたワークをワーク攪拌部14に搬入するワーク投入手段38が設けられている。ワーク投入手段38は、ワークを収容する箱状の投入用バケット40と、この投入用バケット40からワークをキャビネット12内に投入するためのバケットローダ42とを備えている。さらに、キャビネット12とワーク投入手段38との間には、ワーク排出手段(図示せず)が設けられている。
キャビネット12の後方側には、投射済みの投射材を回収するための循環装置44が設けられている。この循環装置44は、キャビネット12の下部に設けられたスクリューコンベア46と(図4(B))、スクリューコンベア46から投射材を上方へ持ち上げるバケット(図示せず)が取り付けられたバケットエレベータ48と、バケットエレベータ48の上部排出口と連結されるセパレータ50と、セパレータ50の下方に設けられたホッパ52と、ホッパ52から投射機18に取り付けられている後述する導入筒54へと接続される投射材投入パイプ56と、を有している(図2、3参照)。
図6は、ショット処理装置10に設けられた投射機18の拡大断面図である。
図6に示されるように、投射機18は、側面視で角錐台の外形を有する本体ケース60と、本体ケース60の内部に収容されて回転可能とされた羽根車62と、羽根車62の内周側に羽根車と同軸に設けられたコントロールケージ64と、を備え、遠心力を利用して投射材を投射するいわゆる遠心式投射機である。
本体ケース60は、上辺側端部66と下辺側端部68とが開口された角筒状に形成されており、上辺側端部66には、ケース蓋70がシール材72を介して上辺側端部66の開口を閉鎖するように取り付けられる。なお、本体ケース60及びケース蓋70と羽根車62との間には、本体ケース60及びケース蓋70を保護するためにライナ74が取り付けられている。また、本体ケース60は、下辺側端部68の開口がキャビネット12の内部へ向けられるように、キャビネット12に取付けられている。
コントロールケージ64は、円筒形状を有し、円筒の中心軸線CLが回転軸部材20、22、24の軸線と直交する方向に延びる向きで本体ケース60に回転しないように固定されている。コントロールケージ64の軸方向一端に導入筒54(図1、図3)が接続されている。これにより、導入筒54からコントロールケージ64の内部に投射材が供給される。
コントロールケージ64の外周壁106の本体ケース60の上辺側端部66と対向する側の一部には、投射材の排出部となる開口108が、上方に向かって開口するように、外周壁106を貫通して形成されている(図6)。
コントロールケージ64の側面図である図5(A)に示されているように、開口108は、同一の寸法形状を備えている2つの第1矩形開口部110と、第2矩形開口部112とを含んでいる。第1矩形開口部110は、コントロールケージ64の中心軸線CLに平行で且つ互いに対向する第1の平行二辺110A、110Bの間に設定されている。また、第2矩形開口部112は、コントロールケージ64の中心軸線CLに平行で且つ互いに対向する第2の平行二辺112A、112Bの間に設定されている。
第1矩形開口部110と第2矩形開口部112とは、コントロールケージ64の周方向および軸線方向に互いにオフセットして配置されている。
第1矩形開口部110と第2矩形開口部112とは、連通部113によって連通され連続した開口108とされている。連通部113は、第1矩形開口部110の辺110Aの端末と第2矩形開口部112の辺112Bの端末とを直線状に連結すると共に、第1矩形開口部110の辺110Bの端末と第2矩形開口部112の辺112Aの端末とを直線状に連結している。
図6に示されるように、円筒状のディストリビュータ114が、コントロールケージ64と同軸状態でコントロールケージ64の内側に配置されている。ディストリビュータ114は、内部に、径方向に延びる複数の羽根116と、周方向に等間隔に配置された複数の開口とを備え、コントロールケージ64との間に空間を形成するように、コントロールケージ64の内側に配置されている。
複数の羽根116を備えたディストリビュータ114は、回転軸84(図3)の回転によって、コントロールケージ64の内側で回転する。ディストリビュータ114が回転することで、導入筒54からコントロールケージ64の内側に供給された投射材が、ディストリビュータ114内でかき混ぜられ、回転するディストリビュータ114の開口から遠心力で、ディストリビュータ114とコントロールケージ64の間の空間に供給される。この空間に供給された投射材は、空間中を、コントロールケージ64の内周面に沿って回転方向に移動し、コントロールケージ64の開口108から径方向外方に排出されるように構成されている。
羽根車62は、ディストリビュータ114の外周に配置されている。羽根車62は、側板ユニット76と、側板ユニット76の周方向に間隔をおいて配置された複数のブレード78と、を備えている。側板ユニット76は、間隔をおいて対向配置された円環状の2枚の側板80と、対向配置された側板80を連結するように周方向に間隔をおいて配置された複数の円柱状の結合部材82とを備えている。
羽根車62は、回転軸84と連結され(図3)、コントロールケージ64の中心軸線を中心に回転駆動される。回転軸84は、駆動モータ86(図3)に連結されたベルト(図示せず)により駆動される。コントロールケージ64は、中心軸線CLが、回転軸部材20、22、24の軸線と直交する方向に延びるように配置されているので、羽根車62は、回転軸部材20、22、24の軸線と直交する軸を中心に回転することになる。
ブレード78の回転方向(矢印R方向)前方に向いた表面88には、羽根車62の径方向(径方向線L3)に対して回転方向(矢印R方向)後方側に傾斜した後傾部90が形成されている。後傾部90は、ブレード78の基端部側(径方向内方側)に形成され、羽根車62の径方向(径方向線L3)に対して回転方向(矢印R方向)後方側に30°〜50°傾斜するのが好ましい。本実施形態では、後方側に40°傾斜している。すなわち、図6ではθ=40°となっている。
ブレード78の表面88の先端部側(径方向外方側)部分には、羽根車62の回転中心Cからの径方向(径方向線L4)に延びる非後傾部91が形成されている。即ち、非後傾部91は、後傾部90より回転方向後方側への傾斜角度が小さく設定されている。
ブレード78の後傾部90の径方向長さは、非後傾部91の径方向長さよりも長く設定されている。また、ブレード78の表面88には、後傾部90と非後傾部91とをなだらかに繋ぐ湾曲部92が形成されている。
ブレード78の表面88と回転方向反対側の背面94は、基端部(径方向内方部)に、径方向に対して後傾部90より大きく回転方向後方側に傾斜した傾斜部96が形成されている。また、ブレード78の背面94には、長手方向中間部に隆起部98が突出形成されている。この隆起部98は、羽根車62の半径方向外側の凹湾曲部が結合部材82に当接している。
図7に示されるように、ブレード78の表面88の両側部には、表面88からブレード78の厚さ方向に延びる側壁部100が形成されている。側壁部100の基端側には、ブレード78の幅方向外方に突出した基端側凸部102が形成され、側壁部100の先端側には、ブレード78の幅方向外方に突出した先端側凸部104が形成されている。基端側凸部102及び先端側凸部104は、背面94側から表面88側へ向かう方向へ向けて基端部側(図中下側)に若干傾斜している。
側壁部100が、図6に示される側板80の溝部に嵌め込まれるブレード78の部位とされている。また、図7に示される側壁部100の基端側凸部102及び先端側凸部104は、図6に示される側板80の溝部底面に当接される部位となる。
本実施形態のショット処理装置10では、図6に示されるように、羽根車62のブレード78の回転方向前方側の表面には、径方向に対して回転方向(矢印R方向)後方側に傾斜する後傾部90が形成されている。このため、コントロールケージ64の開口108から先に排出された投射材がブレード78の表面88に接触する前に、コントロールケージ64の開口108から後から排出された投射材がブレード78の表面88に接触してブレード78の先端側へ向けて加速されながら移動する。
本実施形態のショット処理装置10では、先に排出された投射材は、後から排出され既にブレード78の表面に沿って移動している投射材が存在している位置の位置近傍で、表面88に接触するため、先に排出された投射材と後から排出された投射材とがブレード78の表面88の近接した位置に集められる。
投射材は、このように集められた状態でブレード78を離脱して投射されるので、投射分布を集中させることができる。すなわち、投射機18から投射される投射材の分布は、羽根車62の回転方向への開き角度が小さい扇形状となる。
投射材が排出されるコントロールケージ64の開口108において、第1矩形開口110、および第2矩形開口112は、連通部113によって相互に連通されていることから、投射材は第1矩形開口110から第2矩形開口112まで連続して排出される。
投射機18による投射材の投射分布では、複数の投射割合が高い部分(ピーク)が合成された結果、投射割合の高い範囲が連続することになる。
さらに、本実施形態のブレード78には後傾部90が形成されている。このため、コントロールケージ64から先に排出された投射材がブレード78の表面88に接触するタイミングが遅れる。これにより、先に排出された投射材がブレード78の表面88に接触する時点では、後から排出された投射材と先に排出された投射材とがブレード78の表面88の近接した位置に集められる。このため、投射材は、開き角度の小さい扇形状に投射され、投射割合の高い部分と、投射割合の低い部分との移行部分が短い、即ち、投射材の投射分布曲線の立ち上がりが急な投射状態が得られることになる。
投射機18による投射材の投射分布は、複数の投射割合が高い部分(ピーク)が合成された結果、投射割合の高い範囲HRが台地状に連続した形状となる(図8(A))。
この投射割合が高い範囲HR、詳細には、この投射割合が高い範囲HRが攪拌エリアWに達するときの幅を、攪拌エリアWの幅と略同しく設定すると、ワーク攪拌部14の中央部CPでの投射割合と左右端部EPでの投射割合とがほぼ同一になり、さらに、ワーク攪拌部14以外に投射される投射材が減少する(図4(B))。
このため、本実施形態のショット処理装置10では、攪拌エリアWの位置における、投射割合が高い範囲HRの幅方向の拡がりが攪拌エリアWの幅と略等しくなるように、投射機18およびワーク攪拌部14の構成、相対配置等が設定されている。
次に、上述のショット処理装置10の動作について説明する。
まず、搬入出口が開放され、ワーク投入手段38によって複数のワークがワーク攪拌部14の凹み部34(攪拌エリアW)に配置される。
次いで、搬入出口が閉鎖され、キャビネット12が密閉状態となる。そして、回転軸部材20が、駆動モータ32によって矢印R2方向へ回転させられ、エプロンベルト26が矢印R3方向に回転(走行)される。これにより、攪拌エリアWのワークはエプロンベルト26走行方向に攪拌される。
さらに、投射機18とバケットエレベータ48とスクリューコンベア46とが作動させられ、投射材がバケットエレベータ48からセパレータ50及びホッパ52を経て投射材投入パイプ56及び導入筒54を通って投射機18に投入される。
具体的には、導入筒54の内部を通る投射材が投射機18のディストリビュータ114へと導かれる。ディストリビュータ114は駆動モータ86からの駆動力により回転されているため、投射材は遠心力によりディストリビュータ114の外周側へと移動して、コントロールケージ64の内周面に沿って移動する。
図6に示されるコントロールケージ64の内周面に沿って移動する投射材は、コントロールケージ64の開口108から羽根車62の回転方向(矢印R方向)前側に傾いた方向に排出される。排出された投射材は、コントロールケージ64の外周で駆動モータ86からの駆動力により回転されている羽根車62のブレード78と接触する。
具体的には、ブレード78の表面88の後傾部90と接触する。後傾部90と接触した投射材は、遠心力によって加速されながら非後傾部91に移動し、ブレード78の先端部から離脱されることで投射される。そして、図4(A)、(B)に示されるように、本体ケース60の下辺側端部68側からワーク攪拌部14の攪拌エリアW内のワークへ投射されることで、ワークにショット処理が施される。
ワーク攪拌部14内に投射された投射材は、ショット処理時に発生した粉塵や破砕物(スケール)等と共にエプロンベルト26の貫通孔からエプロンベルト26の外部に排出される。排出された投射材等は、キャビネット12の下部に集められて、スクリューコンベア46によってバケットエレベータ48の下部に集約される。そして、バケットエレベータ48によってセパレータ50に運ばれ、セパレータ50にて再使用可能な投射材と粉塵及び破砕物等が分離される。この分離された投射材はホッパ52に貯留されると共に投射材投入パイプ56を通って投射機18へ供給されて再使用される。
所定時間が経過し、ショット処理が完了すると、投射機18の作動が停止され、キャビネット12の搬入出口が開放される。次いで、ワーク排出手段によってワークがショット処理装置10の外部に搬出され、一連の作業が終了する。
次に、図9に示される構成(対比例)と対比しながら、本実施形態のショット処理装置の作用並びに効果を説明する。なお、対比例において、本実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
対比例のショット処理装置では、図9(A)に示されるように、投射機200の内部に設けられる羽根車202のブレード204の回転方向前方側の表面が、羽根車202の回転中心Cから径方向(径方向線L3)に延びている。
このため、コントロールケージ203の開口205から先に排出された投射材と後から排出された投射材とは、それぞれが、径方向の異なる位置でブレード204に略同時に接触して先端方向に加速されて、ブレード204の先端から離脱することで投射材が投射される。したがって、先に排出された投射材と後から排出された投射材とでは、投射材のブレード204の先端から投射されるタイミングが異なるためそれぞれの投射材の投射方向が異なり、投射材は投射機200から開き角度が大きい扇形状に投射される。
また、図9(B)に示されるように、比較例の投射機200では、コントロールケージ203の開口205が単一であるため、図8(B)の投射分布図に示されるように、投射材の分布は投射割合が高い部分(ピーク)も単一である。
このため、図4(B)に二点鎖線で示されるように、ワーク攪拌部14における中央部CPで投射割合が多く、左右端部EPで投射割合が少なくなる。さらに、エプロンベルト26は、長手方向(矢印R3方向)に走行するため、ワークはエプロンベルト26の回転によりエプロンベルト26の長手方向には攪拌されるが、エプロンベルト26の幅方向には移動しにくい。したがって、ワーク攪拌部14における中央部CPと左右端部EPとで、ワークの仕上がり品質にばらつきが生じる可能性がある。
これに対し、本実施形態のショット処理装置10では、図6に示されるように、羽根車62のブレード78の回転方向前方側の表面には、径方向に対して回転方向(矢印R方向)後方側に傾斜する後傾部90が形成されている。このため、コントロールケージ64の開口108から先に排出された投射材がブレード78の表面88に接触する前に、コントロールケージ64の開口108から後から排出された投射材がブレード78の表面88に接触してブレード78の先端側へ向けて加速されながら移動する。
本実施形態のショット処理装置10では、先に排出された投射材は、後から排出され既にブレード78の表面に沿って移動している投射材が存在している位置の近傍で、表面88に接触するため、先に排出された投射材と後から排出された投射材とがブレード78の表面88の近接した位置に集められる。
投射材は、このように集められた状態でブレード78を離脱して投射されるので、投射分布を集中させることができる。すなわち、投射機18から投射される投射材の分布は、羽根車62の回転方向への開き角度が小さい扇形状となる。
さらに、投射材が排出されるコントロールケージ64の開口108は、コントロールケージ64の中心軸線CLに平行な二辺を含む第1矩形開口110、および第2矩形開口112を備えているので、投射材はそれぞれの矩形開口110、112、および連通部113から排出される。また、第1矩形開口110、および第2矩形開口112は、連通部113によって相互に連通されていることから、投射材は、第1矩形開口110から第2矩形開口112まで連続して投射材が排出される。
したがって、全体としての投射分布には、図8(A)に示されるように、複数の投射割合が高い部分(ピーク)が含まれ、投射割合の高い範囲が広がる。
さらに、本実施形態のブレード78には後傾部90が形成されているので、上述のように、投射分布曲線の立ち上がりが急な投射状態が得られることになる。
そして、本実施形態では、投射割合が高い範囲HRを、攪拌エリアWの幅と略同しく設定しているので、ワーク攪拌部14内での位置に起因するワークの仕上がり品質のばらつきを軽減することができると共に、ワーク以外に投射される投射材、すなわちキャビネット12等に投射される投射材の割合を減少させることができる。したがって、ショット処理装置10自体の摩耗を抑制できることでショット処理装置10のメンテナンス頻度を少なくすることが可能となる。
また、一般的に、投射材の投射割合の高い位置でのショット処理より投射割合の低い位置でのショット処理の方が、ショット処理に要する時間は長くなる。
このため、投射機におけるショット処理に要する時間は、投射材の投射割合の低い位置でのワークへのショット処理が完了するまでの時間となる。したがって、本実施形態では、投射割合が高い位置がエプロンベルト26の幅と同等の範囲に設定されていることでワークが存在する範囲の投射割合が全体的に高くなることから、ワークへのショット処理が完了するまでの時間を短縮することが可能となる。
さらに、ブレード78の先端部側に非後傾部91が形成されていることで、投射材がブレード78から離脱する際は非後傾部91に沿って遠心加速される。一般的に、投射材が投射される際の投射速度は、ブレード78の表面88に沿って作用する遠心加速される方向の速度と回転するブレード78の先端が描く円の接線方向(以下、単に「接線方向」という)の速度との合成速度で決定される。
ブレードが後傾していると、ブレードの表面に沿った方向の速度の接線方向成分が、接線方向の速度に対してマイナス方向に作用する。この結果、ブレードの回転外径及び回転周速が同一である場合、ブレードが後傾している場合の合成速度は、ブレードが後傾していない場合の合成速度より低くなる。
上述のように、本実施形態のショット処理装置では、投射材は、投射直前まで、後方側への傾斜角度が小さな非後傾部91と接触しているので、ブレード78の表面に沿った速度成分において、接線方向の速度に対してマイナス方向に作用する接線方向成分が少なく、合成速度を低下させる度合いが小さい。この結果、羽根車の回転数、ひいては羽根車を回転させるモータの回転数を増大させることなく、効率的なショット処理を行うことができ、投射電力効率の低下を抑制することができる。
さらに、羽根車62の後傾部90の径方向長さが非後傾部91の長さよりも長く設定されているので、ブレード78の後傾部90で投射材を十分に集めることができる。この結果、より一層処理時間を短縮することができる。
また、ブレード78の表面88には、後傾部90と非後傾部91とをなだらかに繋ぐ湾曲部92が形成されていることから、ブレードの後傾部90で投射材を集めた後、投射材の速度を湾曲部92及び非後傾部91で徐々に増すことができる。これにより、投射材を円滑に投射することができる。
本発明の前記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
上記実施形態では、開口108は、図5(A)の(i)、(ii)に示されるように第1および第2の矩形開口110、112が、中心軸線CLに対して傾けられた連通部113を介して連通されている。
しかしながら、本発明は、これに限定されず、図5(B)の(i)、(ii)に示されるように一方の矩形開口119Aと他方の矩形開口119Bとを直接、連通した形状の開口118としてもよい。
また、図5(C)の(i)、(ii)に示されるように、一方の矩形開口122A及び他方の矩形開口122Bの長手方向における開口端部120の形状を、中心軸線CL方向視で回転方向側に傾斜させた形状とした開口124としてもよい。これにより、ディストリビュータ114から羽根車62の回転方向(図6の矢印R方向)の側に傾く方向に排出された投射材がよりスムーズに開口124から排出される。
「後傾部より回転方向後方側への傾斜角度が小さな」とは、傾斜角度が、後傾部の回転方向後方側への傾斜角より小さい構成、径方向に延びる構成、および回転方向前方側に傾斜している構成も包含するので、非後傾部は、回転方向後方側に傾斜するがその傾斜角が後傾部の傾斜角より小さい構成、径方向に対して回転方向前方側に傾斜する構成であってもよい。また、非後傾部を設けない構成でも良い。
10:ショット処理装置
14:ワーク攪拌部
16:開放領域
18:投射機
20:回転軸部材
22:回転軸部材
24:回転軸部材
26:エプロンベルト
28:ヘッドライナ
62:羽根車
64:コントロールケージ
78:ブレード
88:表面
90:後傾部
106:外周壁
108:開口
110:第1矩形開口
112:第2矩形開口
113:連通部
118:開口
119A:矩形開口
119B:矩形開口
122A:矩形開口
122B:矩形開口
124:開口
C:回転中心
CL:中心軸線

Claims (4)

  1. 所定距離だけ離間して並列配置された複数の回転軸部材と、該回転軸部材に巻回され該回転軸部材によって回転駆動される無端のエプロンベルトと、該エプロンベルトの幅方向端部に当接する一対の円板状のヘッドライナと、を有しているワーク攪拌部と、
    前記ワーク攪拌部内のワークに投射材を投射する遠心式の投射機と、を備えたショット処理装置であって、
    前記投射機が、円筒形状を有し、円筒の中心軸線が前記回転軸部材の軸線と直交する方向に配置され、内部に投射材が供給され、側壁に投射材の排出口となり二辺が前記コントロールケージの中心軸線に平行な矩形状の2つの開口を備えているコントロールケージであって、該2つの開口が、一部分が前記コントロールケージの中心軸線方向においてオーバラップした状態で前記コントロールケージの周方向にオフセットし、一方の開口の周方向一端側の中心軸方向一方側部分と、他方の開口の周方向他端側の中心軸方向他方側部分とが連通して配置されているコントロールケージと、前記コントロールケージの外方で前記コントロールケージの径方向外方に延びるように配置された複数のブレードを備え前記コントロールケージの中心軸線を中心に回転する羽根車であって、前記ブレードが回転方向前方側の表面に回転方向後方側に傾斜した後傾部が設けられている羽根車と、を備え、
    ことを特徴とするショット処理装置。
  2. 前記後傾部は、前記ブレードの径方向内方側に形成され、
    前記ブレードは、前記後傾部の径方向外方側に、前記後傾部より回転方向後方側への傾斜角度が小さな非後傾部を備えている、
    請求項に記載のショット処理装置。
  3. 前記後傾部の径方向長さが、前記非後傾部の径方向長さよりも長く設定されている、
    請求項に記載のショット処理装置。
  4. 前記後傾部と前記非後傾部とが湾曲部によって接続されている、
    請求項2または3に記載のショット処理装置。
JP2016535921A 2014-07-22 2015-07-17 ショット処理装置 Active JP6521329B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014148968 2014-07-22
JP2014148968 2014-07-22
PCT/JP2015/070592 WO2016013525A1 (ja) 2014-07-22 2015-07-17 ショット処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016013525A1 JPWO2016013525A1 (ja) 2017-04-27
JP6521329B2 true JP6521329B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=55163050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016535921A Active JP6521329B2 (ja) 2014-07-22 2015-07-17 ショット処理装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6521329B2 (ja)
CN (1) CN105934311A (ja)
TW (1) TW201611954A (ja)
WO (1) WO2016013525A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107378798B (zh) * 2017-08-02 2023-08-29 常州泰盛机械设备有限公司 抛丸器
JP7167777B2 (ja) * 2019-03-07 2022-11-09 新東工業株式会社 ノズル、ブラスト加工装置及びブラスト加工方法
CN112192456A (zh) * 2020-09-28 2021-01-08 唐克 一种自动上料抛丸机

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5333269Y2 (ja) * 1977-06-22 1978-08-16
BE861175A (fr) * 1977-11-24 1978-03-16 Cockerill Ougree Providence & Turbine de grenaillage a haute performance
JPS57202661U (ja) * 1981-06-22 1982-12-23
JPS60157166U (ja) * 1984-03-28 1985-10-19 株式会社 ニツチユ− 投射装置のデフレクタ−
JPS60157167U (ja) * 1984-03-28 1985-10-19 株式会社 ニツチユ− 投射装置のデフレクタ−
JPS6471666A (en) * 1987-09-07 1989-03-16 Taiyo Chuki Kk Shot blast material shooting device
JPH0475874A (ja) * 1990-07-17 1992-03-10 Nippon Sangyo Kikai Hanbai Kk ショットブラスト装置
WO1994027786A1 (en) * 1993-05-27 1994-12-08 N.L. Williams Engineering Limited Improvements in or relating to blast wheels and cages for blast wheels
DE19536723C2 (de) * 1995-09-30 1997-08-21 Jost Dipl Ing Wadephul Schleuderrad
JP2006150578A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Cci:Kk 遠心式羽根車方式とエアーブラスト方式を併用したショットブラスト機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016013525A1 (ja) 2016-01-28
CN105934311A (zh) 2016-09-07
JPWO2016013525A1 (ja) 2017-04-27
TW201611954A (en) 2016-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6478127B2 (ja) ショット処理装置
JP6521329B2 (ja) ショット処理装置
WO2013005763A1 (ja) ショット処理装置
TW201607688A (zh) 珠擊處理裝置及拋射機
JP5288052B2 (ja) ショットブラスト装置用ドラム及びショットブラスト装置
TWI652144B (zh) 珠擊處理裝置
JP6504413B2 (ja) ショット処理装置
JP2002002873A (ja) 粉粒体収容器のブリッジ解消装置
JP2005111426A (ja) 粉体処理装置
CN216727523U (zh) 一种碎石破碎机
US20190118339A1 (en) Shot processing apparatus
US20230141185A1 (en) Grinding apparatus
JPH075980Y2 (ja) ショットブラスト機
JPH075979Y2 (ja) ショットブラスト機
JP6098640B2 (ja) ショット処理装置
SU1095992A1 (ru) Устройство дл измельчени зерна
SU1738338A1 (ru) Устройство дл измельчени
JP4194193B2 (ja) 小物鋳造品の研掃機
JPH07241771A (ja) 正逆回転トラフ式ショットブラスト装置の正逆回転トラフ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170427

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6521329

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250