JPH075980Y2 - ショットブラスト機 - Google Patents

ショットブラスト機

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JPH075980Y2
JPH075980Y2 JP1987032467U JP3246787U JPH075980Y2 JP H075980 Y2 JPH075980 Y2 JP H075980Y2 JP 1987032467 U JP1987032467 U JP 1987032467U JP 3246787 U JP3246787 U JP 3246787U JP H075980 Y2 JPH075980 Y2 JP H075980Y2
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JP
Japan
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chute
blasting machine
shot blasting
projection material
suction port
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JP1987032467U
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JPS63140366U (ja
Inventor
明典 中山
Original Assignee
株式会社ニッサンキ
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は投射材を水平方向より吸込み、下方へ投射する
横置き型の例えばプラスチック、ゴムあるいはアルミ材
等の成形製品の成形時に発生するバリを除去するのに使
用する(ゴムの場合は冷凍硬化させた状態で行なう)シ
ョットブラスト機に関する。
「従来の技術」 従来、この種のショットブラスト機は一側端に開口する
投射材を吸込む吸込み口を、外周面に吸込んだ投射材を
外周方向に放出する複数個の金属材製の軸心方向に長孔
状に形成された放出孔を設けた内側羽根車体と、この内
側羽根車体の放出孔より放出される投射材を加速してバ
リ取り投射することのできる金属材製の外側羽根車体と
からなる羽根車を電動モータで駆動できるように構成し
ていた。
このため、羽根車を回転駆動させたとき内側羽根車体へ
導かれた投射材は軸心方向に形成された長孔状の放出孔
より外側羽根車体へ放出するが、この時、内側羽根車体
の回転駆動で吸込み口より投射材を吸引する吸引力が弱
く、投射材を十分にバリ取り投射できず、効率良くバリ
を除去することができないという欠点があった。
「本考案の目的」 本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、羽根車の吸引
力を高めて、羽根車の回転だけによって投射材を十分に
吸引して投射できるようにして、効率良くバリが除去で
きるようにしたショットブラスト機を得るにある。
「本考案の目的を達成するための手段」 本考案は投射材を水平方向より吸込み、下方へ投射する
横置き型のショットブラスト機において、該ショットブ
ラスト機をショットブラスト機本体の天井壁の上面に取
付けられた回転軸の先端部に固定された軸側ディスク、
この軸側ディスクと所定幅離れた状態で固定された中央
部に透孔を有するシュート側ディスク、このシュート側
ディスクと前記軸側ディスクの外周部側部位とに両側部
が放射状に挾着固定された複数枚のブレードとからなる
外側羽根車体と、前記シュート側ディスクの透孔側に投
射材を吸込む吸込み口が形成され外周面に吸込み口側よ
りも後方側が回転方向に対し遅れるような傾斜角度とな
るような複数個の放出孔を有する前記軸側ディスクの内
側面中央部に固定された内側羽根車体と、この内側羽根
車体および前記外側羽根車体を覆い該外側羽根車体のブ
レードで加速して投射された投射材を前記ショットブラ
スト機本体の研掃室内へ投射させる前記天井壁に取付け
られたカバーと、このカバーの前記内側羽根車体の吸込
み口と対応する部位に該吸込み口へ投射材を供給するよ
うに取付けられたシュートと、このシュートと連通しか
つ前記内側羽根車体の外周部を覆う上部に開口部を有す
る前記カバーに取付けられたデフレクターとで構成した
ことを特徴としている。
「本考案の実施例」 以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細に説明す
る。
第1図ないし第8図の実施例において、1は内部に研掃
室2が形成された箱状のショットブラスト機本体で、こ
のショットブラスト機本体1の正面壁1aには前記研掃室
2に連通する開口部3が形成されているとともに、該開
口部3を開閉するドア4がヒンジ5を介して取付けられ
ている。
また、このショットブラスト機本体1の研掃室2内に
は、第3図に示すようにバリ取りを行なう製品を載置す
る、本実施例では金網でかご状に形成されたテーブル6
が設けられているとともに、天井壁1bの略中央部には前
記テーブル6上に載せられた、バリ取りを行なう製品に
投射材が投射される投射口7が形成されている。
なお、テーブル6にかえて傾斜させた金網のかごを回転
駆動させるバレルを用いてもよい。
8は前記ショットブラスト機本体1の、天井壁1bに形成
された前記投射口7に下端部が若干内部に入った状態に
軸受け装置9に回転自在に軸止された回転軸10に取付け
られた投射材を前記投射口7よりバリ取り投射する羽根
車で、この羽根車8は一側面に投射材を吸込む吸込み口
11が形成され、外周面に吸込んだ投射材を外周方向に放
出する複数個、本実施例では8個の放出孔12を設けたUH
MWP等の超高分子量材あるいは高分子材で形成した内側
羽根車体13と、この内側羽根車体13の複数個の放出孔12
より放出される投射材を加速してバリ取り投射する外側
羽根車体14とから構成され、前記内側羽根車体13の放出
孔12は回転方向に対して効率良く吸込む方向に所定角度
傾斜、本実施例では吸込み口11側(第8図)よりも後方
側が回転方向に対して遅れるような傾斜角度に形成され
ている。
また、前記外側羽根車体14は内側面の中央部に前記内側
羽根車体13を位置決めガイドするリング状のガイド部材
15が取付けられ、かつ中心部に前記回転軸10に形成され
たテーパー部10aおよびねじ部10bに嵌合されるテーパー
孔16およびねじ孔17を設けたアルミ製の軸側ディスク18
と、この軸側ディスク18と所定幅離れた状態にピン19お
よびボルト20、20で複数箇所固定されたアルミ製の中央
部に透孔が形成されたシュート側ディスク21と、これら
の両ディスク21、18に両側部が所定間隔で放射状に挟着
固定されたUHMWP等の超高分子量材あるいは高分子材で
形成した複数枚のブレード22とで構成され、前記内側羽
根車体13が外側羽根車体14を押えた状態でボルト23によ
って前記回転軸10に固定装着されている。
前記軸受け装置9は前記ショットブラスト機本体1の天
井壁1bの上面に複数本のボルト24で固定されたハウジン
グ25と、このハウジング25の両側内部に嵌着された前記
回転軸10を回動自在に支持するベアリング26、26と、こ
れらのベアリング26、26を覆うように前記ハウジング25
の両側端にビス固定されたキャップ27、27とで構成され
ている。
28は前記羽根車8を回転駆動する駆動装置で、この駆動
装置28は前記ショットブラスト機本体1の天井壁1bの上
面に前記回転軸10と同方向となるように固定された駆動
モータ29と、この駆動モータ29の駆動軸29aに取付けら
れたプーリ30と、前記回転軸10の端部に取付けられたプ
ーリ31と、これらの両プーリ30、31に掛け渡されたベル
ト32とで構成されている。
33は前記羽根車8を覆うように前記ショットブラスト機
本体1の天井壁1bの上面にビス固定されたカバーで、こ
のカバー33は正面形状が台形状に上部側が開口可能に形
成されている。
また、このカバー33は下部に前記研掃室2内に前記投射
口7より延びるスカート部34が形成されているととも
に、前記羽根車8の吸込み口11に対応する壁面には投射
材供給装置(図示せず)より供給される投射材を該羽根
車8の吸込み口11に導くシュート35がホルダー36を介し
て接続されている。
37は前記ホルダー36にビス38固定された前記シュート35
によって導かれた投射材を羽根車8が吸込み口11より吸
込んだ際に下方へ直接落下するのを防止する、上部側に
開口部39が設けられたデフレクターである。
上記構成のショットブラスト機40にあっては、使用する
場合には、まずショットブラスト機本体1のドア4を開
いて開口部3よりショットブラスト機本体1の研掃室2
内のテーブル6上にバリ取りをする製品を載置し、ドア
4を閉じる。
しかる後、投射材供給装置(図示せず)を作動させて、
シュート35より投射材を羽根車8の吸込み口11に供給す
るとともに、駆動装置28の駆動モータ29を駆動させる。
この駆動モータ29の駆動によって羽根車8は回転し、投
射材を内側羽根車体13の吸込み口11より吸込んで放出孔
12より放出し、この放出された投射材を外側羽根車体14
で加速してテーブル6上に載置されている製品に投射さ
れ、製品のバリが除去される。
このとき、内側羽根車体13の放出孔12は吸込み口11側よ
りも後方側が回転方向に対し遅れるような傾斜角度とな
るように形成されているので、内側羽根車体13が回転す
ると、該放出孔12内で捕らえられた空気と投射材が放出
孔12の傾斜している壁面によって、放出孔12の後方側へ
移動するような力を受けながら外方へ遠心力によって放
出されるため、吸込み口11に強い吸引力が発生する。
このため吸込み口11より多量の投射材を吸引して放出す
ることができ、バリ取りが効率良く出来る。
また、羽根車8は内側羽根車体13と外側羽根車体14のブ
レード22をUHMWP等の超高分子量材あるいは高分子材で
形成しているので、羽根車8の軽量化を図ることがで
き、高速回転させることができる。これによって、投射
材をより加速して投射させることができるので、バリ取
りがより効率良くできる。
「本考案の異なる実施例」 次に第9図ないし第11図に示す本考案の異なる実施例に
つき説明する。なお、この実施例の説明に当って、前記
本考案の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重
複する説明を省略する。
第9図ないし第11図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は、バリ取りを行なう製品が載置さ
れるテーブル6Aを、載置された製品を自動的にひっくり
返すことができるように奥側が立上がった側面形状がL
字状に4対のプーリ41に支持させた金網製の無端のコン
ベア42で形成した点である。
なお、43は前記コンベア42を移動走行させる走行駆動装
置で、この走行駆動装置43はショットブラスト機本体1
の天井壁1bの上面に固定された減速機44を備えたモータ
45と、前記減速機44の減速軸44aに取付けられたスプロ
ケット46と、前記ショットブラスト機本体1の側壁1cの
後方上部位置に取付けられた前記プーリ41の枢支軸47に
取付けられたスプロケット48と、これらのスプロケット
46、48に掛け渡されたチェーン49とで構成されている。
「本考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に
列挙する効果がある。
(1)投射材を水平方向より吸込み、下方へ投射する横
置き型のショットブラスト機において、該ショットブラ
スト機をショットブラスト機本体の天井壁の上面に取付
けられた回転軸の先端部に固定された軸側ディスク、こ
の軸側ディスクと所定幅離れた状態で固定された中央部
に透孔を有するシュート側ディスク、このシュート側デ
ィスクと前記軸側ディスクの外周部側部位とに両側部が
放射状に挾着固定された複数枚のブレードとからなる外
側羽根車体と、前記シュート側ディスクの透孔側に投射
材を吸込む吸込み口が形成され外周面に吸込み口側より
も後方側が回転方向に対し遅れるような傾斜角度となる
ような複数個の放出孔を有する前記軸側ディスクの内側
面中央部に固定された内側羽根車体と、この内側羽根車
体および前記外側羽根車体を覆い該外側羽根車体のブレ
ードで加速して投射された投射材を前記ショットブラス
ト機本体の研掃室内へ投射させる前記天井壁に取付けら
れたカバーと、このカバーの前記内側羽根車体の吸込み
口と対応する部位に該吸込み口へ投射材を供給するよう
に取付けられたシュートと、このシュートと連通しかつ
前記内側羽根車体の外周部を覆う上部に開口部を有する
前記カバーに取付けられたデフレクターとで構成したの
で、羽根車を回転させた時に内側羽根車体に形成した放
出孔により吸込み口に強い吸引力を発生させることがで
きる。
したがって、投射材を多量に吸込ませて、多量の投射材
をバリ取り投射できる。
(2)前記(1)によって、投射材を多量に投射できる
ので、バリ取りが効率良くできる。
(3)前記(1)によって、内側羽根車体の放出孔を回
転方向に対し後方側が回転方向に対し遅れるような傾斜
角度に形成するだけで良いので、従来と同様に簡単に製
造できる。
(4)前記(1)によって、外側羽根車体のブレードを
超高分子量材あるいは高分子材で形成すれば、羽根車の
軽量化を図ることができるので、高速回転でき、投射材
の投射速度を高めることができる。
したがって、より効率的にバリ取りができる。
(5)前記(1)によって、内側羽根車体の回転によっ
て投射材を吸込み放出することができるので、従来のよ
うにルーツ型ブロアやエジェクタ等の真空源装置が不要
である。
したがって、構造が簡単で、安価に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すショットブラスト機の
概略の正面図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1
図の左側面図、第4図は第2図のA−A線に沿う断面
図、第5図は第4図のB−B線に沿う断面図、第6図は
羽根車の一部断面した斜視図、第7図および第8図は内
側羽根車体の正面図および左側面図、第9図ないし第11
図は本考案の異なる実施例を示す説明図である。 1:ショットブラスト機本体、2:研掃室、3:開口部、4:ド
ア、5:ヒンジ、6、6A:テーブル、7:投射口、8:羽根
車、9:軸受け装置、10:回転軸、11:吸込み口、12:放出
孔、13:内側羽根車体、14:外側羽根車体、15:ガイド部
材、16:テーパー孔、17:ねじ孔、18:軸側ディスク、19:
ピン、20:ボルト、21:シュート側ディスク、22:ブレー
ド、23:ボルト、24:ボルト、25:ハウジング、26:ベアリ
ング、27:キャップ、28:駆動装置、29:駆動モータ、30:
プーリ、31:プーリ、32:ベルト、33:カバー、34:スカー
ト部、35:シュート、36:ホルダー、37:デフレクター、3
8:ビス、39:開口部、40:ショットブラスト機、41:プー
リ、42:無端コンベア、43:走行駆動装置、44:減速機、4
5:モータ、46:スプロケット、47:枢支軸、48:スプロケ
ット、49:チェーン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】投射材を水平方向より吸込み、下方へ投射
    する横置き型のショットブラスト機において、該ショッ
    トブラスト機をショットブラスト機本体の天井壁の上面
    に取付けられた回転軸の先端部に固定された軸側ディス
    ク、この軸側ディスクと所定幅離れた状態で固定された
    中央部に透孔を有するシュート側ディスク、このシュー
    ト側ディスクと前記軸側ディスクの外周部側部位とに両
    側部が放射状に挾着固定された複数枚のブレードとから
    なる外側羽根車体と、前記シュート側ディスクの透孔側
    に投射材を吸込む吸込み口が形成され外周面に吸込み口
    側よりも後方側が回転方向に対し遅れるような傾斜角度
    となるような複数個の放出孔を有する前記軸側ディスク
    の内側面中央部に固定された内側羽根車体と、この内側
    羽根車体および前記外側羽根車体を覆い該外側羽根車体
    のブレードで加速して投射された投射材を前記ショット
    ブラスト機本体の研掃室内へ投射させる前記天井壁に取
    付けられたカバーと、このカバーの前記内側羽根車体の
    吸込み口と対応する部位に該吸込み口へ投射材を供給す
    るように取付けられたシュートと、このシュートと連通
    しかつ前記内側羽根車体の外周部を覆う上部に開口部を
    有する前記カバーに取付けられたデフレクターとで構成
    したことを特徴とするショットブラスト機。
JP1987032467U 1987-03-05 1987-03-05 ショットブラスト機 Expired - Lifetime JPH075980Y2 (ja)

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JP1987032467U JPH075980Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05 ショットブラスト機

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Publication Number Publication Date
JPS63140366U JPS63140366U (ja) 1988-09-14
JPH075980Y2 true JPH075980Y2 (ja) 1995-02-15

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ID=30839168

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007072553A1 (ja) * 2005-12-20 2007-06-28 Nissanki Co., Ltd 投射機およびブラスト装置

Family Cites Families (3)

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JPS4943348U (ja) * 1972-07-17 1974-04-16
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JPS63140366U (ja) 1988-09-14

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