JPH076629U - 跳ね油の遮蔽壁 - Google Patents
跳ね油の遮蔽壁Info
- Publication number
- JPH076629U JPH076629U JP3264093U JP3264093U JPH076629U JP H076629 U JPH076629 U JP H076629U JP 3264093 U JP3264093 U JP 3264093U JP 3264093 U JP3264093 U JP 3264093U JP H076629 U JPH076629 U JP H076629U
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- JP
- Japan
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- hood
- aluminum plate
- aluminum
- ventilation fan
- thin wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鍋やフライパンから跳ね飛んだ油滴を確実に
受け止めることができ、また倒れることがない跳ね油の
遮蔽壁を提供する。 【構成】 各アルミ板5の端には、各磁石ユニット6が
2個ずつ固定されている。フード3は、磁性体を加工し
たものであり、例えば鉄板からなる。このため、アルミ
板5の各磁石ユニット6をフード3に吸着させることが
でき、これにより各アルミ板5をフード3に吊り下げる
ことができる。ガスレンジ1での加熱調理中に、油滴が
各アルミ板5側に跳ね飛んでも、この油滴は、各アルミ
板5を越えることがない。また、各アルミ板5を吊り下
げて支持しているので、これらのアルミ板5が倒れるこ
とはなく、安心して調理に専念できる。
受け止めることができ、また倒れることがない跳ね油の
遮蔽壁を提供する。 【構成】 各アルミ板5の端には、各磁石ユニット6が
2個ずつ固定されている。フード3は、磁性体を加工し
たものであり、例えば鉄板からなる。このため、アルミ
板5の各磁石ユニット6をフード3に吸着させることが
でき、これにより各アルミ板5をフード3に吊り下げる
ことができる。ガスレンジ1での加熱調理中に、油滴が
各アルミ板5側に跳ね飛んでも、この油滴は、各アルミ
板5を越えることがない。また、各アルミ板5を吊り下
げて支持しているので、これらのアルミ板5が倒れるこ
とはなく、安心して調理に専念できる。
Description
【0001】
この考案は、加熱調理によって跳ね飛ぶ油滴を受け止める跳ね油の遮蔽壁に関 する。
【0002】
天麩羅やフライ等の加熱調理に際しては、鍋やフライパンから多数の油滴が跳 ね飛び、周囲を汚してしまう。このため、図8に示すようにアルミ板101を折 り曲げてガスレンジ102に立て置き、このアルミ板101の内側で加熱調理し ていた。アルミ板101は、このアルミ板101の内側の鍋やフライパン(図示 せず)から跳ね飛んだ油滴を受け止め、周囲が汚れてしまうことを防ぐ。
【0003】
しかしながら、上記従来のアルミ板を利用しても、鍋やフライパンから跳ね飛 んだ油滴の全てを受け止めることはできず、このアルミ板を越える油滴が多かっ た。このため、アルミ板を高くすることもあったが、これによってアルミ板が倒 れ易くなるので、安全性を考慮すると、高くすることは好ましくなかった。
【0004】 そこで、この考案の課題は、鍋やフライパンから跳ね飛んだ油滴を確実に受け 止め、また倒れることがない跳ね油の遮蔽壁を提供することにある。
【0005】
上記課題を解決するために、この考案に係わる跳ね油の遮蔽壁においては、不 燃性の材料からなる薄壁と、この薄壁を加熱調理区域の上方を覆う換気扇のフー ドに吊るす吊着手段とを備えている。
【0006】
この考案によれば、吊着手段は、不燃性の薄壁を換気扇のフードに吊り下げる 。換気扇のフードは、加熱調理区域の上方を覆うので、このフードの縁に薄壁を 吊り下げることにより、この薄壁を加熱調理区域の周囲に垂直に配設することが できる。この薄壁を換気扇のフードに達する高さにすれば。加熱調理区域で跳ね 飛んだ油滴は、この高さの薄壁を越えられない。また、薄壁は、吊り下げられて いるので、倒れることがない。さらに、薄壁は、加熱調理区域から発生した煙の 拡散を防止し、この煙を換気扇のフードまで導く。
【0007】
以下、この考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
【0008】 図1は、この考案に係わる遮蔽壁の一実施例を示す斜視図である。この図1に 示すように、ガスレンジ1の上方には、換気扇2が配設されている。この換気扇 2は、末広がりであって、底部が開口しているフード3と、このフード3の内側 に配設されたファン4からなる。ガスレンジ1での加熱調理に際して、煙が発生 すると、この煙は、フード3の開口部分へと吸引され、ファン4を通じて排気さ れる。
【0009】 一方、換気扇2のフード3には、3枚のアルミ板5が吊り下げられている。こ れらのアルミ板5は、0.5mmの厚さのアルミ板を波打たせて強化したもので ある(エンボス加工と称す)。これらのアルミ板5の端には、各磁石ユニット6 が2個ずつ固定されている。
【0010】 フード3は、磁性体を加工したものであり、例えば鉄板からなる。このため、 アルミ板5の各磁石ユニット6をフード3に吸着させることができ、これにより 各アルミ板5をフード3に吊り下げることができる。
【0011】 図2には、アルミ板5の磁石ユニット6をフード3の内壁に吸着させた状態が 示されている。この図2に示すように、磁石ユニット6は、断面形状がコの字型 のヨーク6aと、このヨーク6aの内側に固定された永久磁石6bとからなる。 ヨーク6aは、磁石ユニット6の磁束密度を高めて、この磁石ユニット6の吸引 力を高める役目を果たす。
【0012】 フード3の裾の内側には、縁を折り曲げてなる溝3aが設けられている。この 溝3aは、フード3の内壁に付着して流れる油滴を溜めて、油滴の落下を防止す る。また、磁石ユニット6がずり落ちても、この磁石ユニット6がフード3の縁 に引っ掛かるので、この磁石ユニット6によって支持されているアルミ板5がフ ード3から離脱してしまうことを防止できる。
【0013】 ここで、図1に示すように、各アルミ板5は、フード3に吊り下げられて、垂 直に配設され、フード3からガスレンジ1の上面に至る。このため、ガスレンジ 1での加熱調理中に、油滴が各アルミ板5側に跳ね飛んでも、この油滴は、各ア ルミ板5を越えない。また、各アルミ板5を吊り下げて支持しているので、これ らのアルミ板5が倒れることはなく、安心して調理に専念できる。さらに、各ア ルミ板5は、ガスレンジ1で発生した煙の拡散を防止して、この煙をフード3ま で導く。
【0014】 一方、各アルミ板5を使用しないときには、図3に示すように各アルミ板5を 重ねてフード3の奥に吊り下げても構わない。また、各アルミ板5の着脱が容易 であることから、これらのアルミ板5をフード3から取り外して片付けたり、こ れらのアルミ板5を洗浄することができる。
【0015】 図4および図5には、この考案に係わる遮蔽壁の他の実施例が示されている。 図4は、この遮蔽壁の平面図であり、図5は、断面図である。
【0016】 これらの図4および図5に示すように、各アルミ板5の端には、それぞれのロ ーラ支持金具11が取り付けられており、これらのローラ支持金具11は、それ ぞれのローラ12を軸支している。各ローラ12の外周には、溝が形成されてお り、これらのローラ12の溝は、フード3の縁3bに嵌まり込んでいる。これに より、各アルミ板5がフード3の縁3bに沿って移動可能に支持されている。
【0017】 すなわち、フード3の縁3bをレールとして代用しており、各アルミ板5のロ ーラ12をフード3の縁3bに載せることにより、各アルミ板5を移動可能に支 持している。
【0018】 図4には、各アルミ板5を重ねた状態が示されている。これらのアルミ板5を 移動して広げると、壁が形成され、この壁によって油滴が受け止められる。
【0019】 ところで、上記各実施例では、換気扇として、末広がりのフードを持つものを 例示しているが、このフードは、どのような形状であっても構わない。例えば、 図6に示すような略直方体のフード21と、このフード21に内設されたファン 22からなる換気扇にも、この考案を適用できる。
【0020】 この図6に示す例において、2枚のアルミ板23の端には、各磁石ユニット2 4が2個ずつ配設されており、これらの磁石ユニット24をフード21の外壁に 吸着させて、各アルミ板23を吊り下げている。これらの磁石ユニット24は、 図2に示す磁石ユニット6と同様に、断面形状がコの字型のヨークと、このヨー クの内側の永久磁石とからなる。勿論、フード21は、磁性体である。
【0021】 図7には、他の例が示されている。ここでは、レール用金具25をフード21 の底板21aの縁に引っ掛けて、このレール用金具25を支持している。ローラ 支持金具26のローラ27は、レール用金具25のレール部分25aに載ってい る。このローラ支持金具26には、アルミ板23の端が固定され、これによりア ルミ板23がレール用金具25に沿って移動可能に支持されている。
【0022】 なお、アルミ板を吊るすために、永久磁石やレールを利用しているが、これに 限定されるものでなく、例えば引っ掛け金具をフードに固定し、アルミ板の端に 孔を形成し、アルミ板の孔を引っ掛け金具に通すことにより、アルミ板を吊るし ても良い。また、アルミ板の端に吸盤を取り付け、この吸盤をフードの壁面に吸 着させて、アルミ板を吊るすこともできる。
【0023】 さらに、油滴を受け止める薄壁として、アルミ板を例示しているが、不燃性の 薄壁であれば、どのようなものでも適用できる。例えば、ガラス繊維からなる布 地にアルミ箔を貼着したものを利用しても良い。この場合、薄壁が布地であるこ とから、レール付きのカーテンや、アコーディオン型のカーテンを模して、この 布地を換気扇のフードから吊るすことができる。
【0024】 また、薄壁によって一方の面を形成するだけでなく、三方の面を形成しても良 い。この場合、油滴を三方の面で受け止めるだけでなく、煙を三方の面で囲んで 効率的に換気扇のフードに導くことができる。
【0025】
以上説明したように、この考案に係わる跳ね油の遮蔽壁によれば、不燃性の薄 壁を換気扇のフードに吊り下げているので、この薄壁を充分な高さにして、油滴 を確実に受け止めることができる。また、薄壁は、吊り下げられるので、倒れる ことがなく、調理に専念できる。さらに、薄壁は、加熱調理区域から発生した煙 の拡散を防止し、この煙を換気扇のフードまで導く。
【図1】この考案に係わる遮蔽壁の一実施例を示す斜視
図
図
【図2】図1の実施例の遮蔽壁の使用状態を示す断面図
【図3】図1の実施例の遮蔽壁を使用していないときの
状態を例示する斜視図
状態を例示する斜視図
【図4】この考案に係わる遮蔽壁の他の実施例を示す平
面図
面図
【図5】図4の実施例の遮蔽壁を示す断面図
【図6】この考案に係わる遮蔽壁の変形例を示す斜視図
【図7】この考案に係わる遮蔽壁の他の変形例を示す断
面図
面図
【図8】従来の遮蔽壁を示す斜視図
1 ガスレンジ 2 換気扇 3 フード 4 ファン 5 アルミ板 6 磁石ユニット 11 ローラ支持金具 12 ローラ
Claims (3)
- 【請求項1】 不燃性の材料からなる薄壁と、この薄壁
を加熱調理区域の上方を覆う換気扇のフードに吊るす吊
着手段とを備える跳ね油の遮蔽壁。 - 【請求項2】 前記換気扇のフードは、磁性体であっ
て、前記吊着手段は、前記薄壁の端に固定された磁石で
あり、この磁石を該換気扇のフードに吸着させることに
より、この薄壁を吊るす請求項1に記載の跳ね油の遮蔽
壁。 - 【請求項3】 前記吊着手段は、前記換気扇のフードに
設けられたレールと、このレールに沿って滑動する滑動
体とを備え、この滑動体には、前記薄壁の端が連結され
る請求項1に記載の跳ね油の遮蔽壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032640U JP2534888Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 跳ね油の遮蔽壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032640U JP2534888Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 跳ね油の遮蔽壁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076629U true JPH076629U (ja) | 1995-01-31 |
JP2534888Y2 JP2534888Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=12364453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993032640U Expired - Lifetime JP2534888Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 跳ね油の遮蔽壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534888Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03126379U (ja) * | 1990-04-02 | 1991-12-19 | ||
JP2008275221A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Cleanup Corp | コンロ前の仕切り |
JP2013104634A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Yamaha Livingtec Corp | 連結部材及びそれを用いたシステムキッチン |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023092216A1 (en) * | 2021-11-25 | 2023-06-01 | Kovac Nicholas Paul | Air ventilation rectifying panel assembly |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS589718U (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-21 | 日本電気株式会社 | 薄バリ除去装置 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP1993032640U patent/JP2534888Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS589718U (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-21 | 日本電気株式会社 | 薄バリ除去装置 |
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JPH03126379U (ja) * | 1990-04-02 | 1991-12-19 | ||
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JP2013104634A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Yamaha Livingtec Corp | 連結部材及びそれを用いたシステムキッチン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2534888Y2 (ja) | 1997-05-07 |
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