JPH1119440A - グリスフィルタ−構造及びその取付構造 - Google Patents
グリスフィルタ−構造及びその取付構造Info
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- JPH1119440A JPH1119440A JP9191939A JP19193997A JPH1119440A JP H1119440 A JPH1119440 A JP H1119440A JP 9191939 A JP9191939 A JP 9191939A JP 19193997 A JP19193997 A JP 19193997A JP H1119440 A JPH1119440 A JP H1119440A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、厨房用の排気ダクト等に用いられて
油脂のミスト等を除去するために用いられるグリスフィ
ルター構造及びその取付構造に関する。 【解決手段】四辺形のフィルタ−材と、この四周を囲む
断面コ字状の枠体とよりなるグリスフィルタ−構造であ
って、排気ダクトの吸引口に前傾状態にて装着される際
の最下辺を構成する枠体内面と、前記フィルタ−材との
間の前傾側に隙間を形成したグリスフィルタ−の構造。
2‥フィルタ−固定枠、3‥オイルパン、10‥グリス
フィルタ−、11‥フィルタ−、111 、112 、11
3 ‥フィルタ−構成材、12‥金属製枠体、120 ‥金
属製枠体の最下辺、S‥隙間。
油脂のミスト等を除去するために用いられるグリスフィ
ルター構造及びその取付構造に関する。 【解決手段】四辺形のフィルタ−材と、この四周を囲む
断面コ字状の枠体とよりなるグリスフィルタ−構造であ
って、排気ダクトの吸引口に前傾状態にて装着される際
の最下辺を構成する枠体内面と、前記フィルタ−材との
間の前傾側に隙間を形成したグリスフィルタ−の構造。
2‥フィルタ−固定枠、3‥オイルパン、10‥グリス
フィルタ−、11‥フィルタ−、111 、112 、11
3 ‥フィルタ−構成材、12‥金属製枠体、120 ‥金
属製枠体の最下辺、S‥隙間。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房用の排気ダク
ト等に用いられて油脂のミスト等を除去するために用い
られるグリスフィルター構造及びその取付構造に関す
る。
ト等に用いられて油脂のミスト等を除去するために用い
られるグリスフィルター構造及びその取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】家庭や食堂等の営業用の厨房において、
油脂ミストを捕捉して屋外に出ないようにした構造の排
気ダクトシステムが採用されている。しかるに、油脂ミ
スト除去率が悪いグリスフィルタ−にあっては、排気ダ
クト内に油脂分を蓄積させ、万一火炎が排気口に侵入し
た場合には、排気ダクト内の油脂分に引火して火災の伝
播を引き起こすことがある。更に、ダクト内に付着した
油脂分を除去するために大掛かりなダクト内の清掃が必
要となる。
油脂ミストを捕捉して屋外に出ないようにした構造の排
気ダクトシステムが採用されている。しかるに、油脂ミ
スト除去率が悪いグリスフィルタ−にあっては、排気ダ
クト内に油脂分を蓄積させ、万一火炎が排気口に侵入し
た場合には、排気ダクト内の油脂分に引火して火災の伝
播を引き起こすことがある。更に、ダクト内に付着した
油脂分を除去するために大掛かりなダクト内の清掃が必
要となる。
【0003】上記のような厨房用の排気ダクトの欠点を
改良するために、最近では排気ダクトの吸引口に高性能
フィルターを配置させ、油脂ミストをフィルターで捕捉
してしまおうとする構造のものが普及してきている。こ
のフィルターの材料としては、金属繊維を束ねたもの、
セラミックや金属製の三次元網状骨格構造を有する多孔
体を用いるのが一般的であり、場合によってはこれらの
材料をパンチングメタルやラス等で両面から抑えてグリ
スフィルターを形成し、排気ダクトの吸引口に取り付け
て排気中の油脂ミストを除去するものである。
改良するために、最近では排気ダクトの吸引口に高性能
フィルターを配置させ、油脂ミストをフィルターで捕捉
してしまおうとする構造のものが普及してきている。こ
のフィルターの材料としては、金属繊維を束ねたもの、
セラミックや金属製の三次元網状骨格構造を有する多孔
体を用いるのが一般的であり、場合によってはこれらの
材料をパンチングメタルやラス等で両面から抑えてグリ
スフィルターを形成し、排気ダクトの吸引口に取り付け
て排気中の油脂ミストを除去するものである。
【0004】こうした比較的軽量で取替えも簡単なグリ
スフィルターの採用により、このグリスフィルターの機
能が低下した場合にも簡単に交換し、或いは洗浄するこ
とができ、再使用できるという利便性に優れたものとな
った。
スフィルターの採用により、このグリスフィルターの機
能が低下した場合にも簡単に交換し、或いは洗浄するこ
とができ、再使用できるという利便性に優れたものとな
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなグリスフィルターを使用する場合にも、そのフィル
タ−材料や取付構造によっては、せっかく捕捉した油脂
分がオイルパン内に導かれずにグリスフィルタ−固定枠
から調理台上に落下してしまうことがある。本発明は、
捕捉した油脂分が 上に落ちてしまうことを防止す
るグリスフィルタ−構造及びその取付構造を提供するも
のである。
うなグリスフィルターを使用する場合にも、そのフィル
タ−材料や取付構造によっては、せっかく捕捉した油脂
分がオイルパン内に導かれずにグリスフィルタ−固定枠
から調理台上に落下してしまうことがある。本発明は、
捕捉した油脂分が 上に落ちてしまうことを防止す
るグリスフィルタ−構造及びその取付構造を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するためになされたものであって、発明の第1は、四
辺形のフィルタ−材と、この四周を囲む断面コ字状の枠
体とよりなるグリスフィルタ−構造であって、排気ダク
トの吸引口に前傾状態にて装着される際の最下辺を構成
する枠体内面と、前記フィルタ−材との間の前傾側に隙
間を形成したことを特徴とするグリスフィルタ−の構造
である。
決するためになされたものであって、発明の第1は、四
辺形のフィルタ−材と、この四周を囲む断面コ字状の枠
体とよりなるグリスフィルタ−構造であって、排気ダク
トの吸引口に前傾状態にて装着される際の最下辺を構成
する枠体内面と、前記フィルタ−材との間の前傾側に隙
間を形成したことを特徴とするグリスフィルタ−の構造
である。
【0007】そして、発明の第2は、排気ダクトの吸引
口前にグリスフィルタ−を前傾状態にて支持する固定枠
とオイルパンとを備え、前記固定枠の内側にグリスフィ
ルタ−を装着してなるグリスフィルタ−の取付構造であ
って、固定枠とグリスフィルタ−の枠体との間に隙間を
形成したことを特徴とするグリスフィルタ−の取付構造
である。
口前にグリスフィルタ−を前傾状態にて支持する固定枠
とオイルパンとを備え、前記固定枠の内側にグリスフィ
ルタ−を装着してなるグリスフィルタ−の取付構造であ
って、固定枠とグリスフィルタ−の枠体との間に隙間を
形成したことを特徴とするグリスフィルタ−の取付構造
である。
【0008】
【発明の実施の形態】捕捉された油脂分がフィルタ−の
表面を伝って流下する際、オイルパン内に流下するよう
にしなくてはならない。本発明の第1はこの目的を達成
するためのグリスフィルタ−構造に関するものであり、
捕捉された、油脂分がフィルタ−枠体を乗り越えないよ
うにフィルタ−と枠体との間に隙間を形成し、この隙間
内に流下する油脂分が流れ込むようにしてオイルパン内
に油脂分が流下するようにしたものである。尚、フィル
タ−材は前記したような材料であり、更にフィルタ−枠
材は不錆性の金属材が用いられ、例えば、厚さ0.7m
mのSUS304材料にて製造されたものである。
表面を伝って流下する際、オイルパン内に流下するよう
にしなくてはならない。本発明の第1はこの目的を達成
するためのグリスフィルタ−構造に関するものであり、
捕捉された、油脂分がフィルタ−枠体を乗り越えないよ
うにフィルタ−と枠体との間に隙間を形成し、この隙間
内に流下する油脂分が流れ込むようにしてオイルパン内
に油脂分が流下するようにしたものである。尚、フィル
タ−材は前記したような材料であり、更にフィルタ−枠
材は不錆性の金属材が用いられ、例えば、厚さ0.7m
mのSUS304材料にて製造されたものである。
【0009】この隙間の形成にあっては特に手段が限定
されるわけではなく、例えば枠体内面とフィルタ−間に
スぺ−サ−材を配する手段があり、このスぺ−サ−材と
してもフィルタ−や枠体とは全く別部材を配しても、枠
体にプレス等により内向きの突起を形成することでもよ
く、又、フィルタ−側としても枠体の縁部に対応する部
位をその縁部に沿って凹ますことでもよい。
されるわけではなく、例えば枠体内面とフィルタ−間に
スぺ−サ−材を配する手段があり、このスぺ−サ−材と
してもフィルタ−や枠体とは全く別部材を配しても、枠
体にプレス等により内向きの突起を形成することでもよ
く、又、フィルタ−側としても枠体の縁部に対応する部
位をその縁部に沿って凹ますことでもよい。
【0010】更に、場合によっては枠縁に対して或る角
度例えば縦方向に多数の溝を形成し、この溝と枠縁間に
隙間を形成するものであってもよい。更に又、枠縁を外
側に屈曲させることによっても両者間に隙間を形成する
ことも可能となる。本発明のグリスフィルタ−構造にあ
っては、油脂分は枠縁を乗り越えることなくオイルパン
内に流下することになる。
度例えば縦方向に多数の溝を形成し、この溝と枠縁間に
隙間を形成するものであってもよい。更に又、枠縁を外
側に屈曲させることによっても両者間に隙間を形成する
ことも可能となる。本発明のグリスフィルタ−構造にあ
っては、油脂分は枠縁を乗り越えることなくオイルパン
内に流下することになる。
【0011】尚、フィルタ−材を複数層とした場合に
は、隙間を形成する手段として、前傾側の最外側のフィ
ルタ−構成部材を最下辺の枠体の縁部に対応して内側に
向けて屈曲させて隙間を構成することも可能である。
は、隙間を形成する手段として、前傾側の最外側のフィ
ルタ−構成部材を最下辺の枠体の縁部に対応して内側に
向けて屈曲させて隙間を構成することも可能である。
【0012】本発明の第2にあっては、排気ダクトの吸
引口前にグリスフィルタ−を前傾状態にて支持する固定
枠とオイルパンとを備え、前記固定枠の内側にグリスフ
ィルタ−を装着してなるグリスフィルタ−の取付構造で
あって、固定枠とグリスフィルタ−の枠体との間に隙間
を形成したことを特徴とするグリスフィルタ−の取付構
造にかかるもので、第1の発明と同様に隙間の形成はス
ぺ−サ−部材、フィルタ−の枠体或いは固定枠に形成し
た突起等によって実施することができる。
引口前にグリスフィルタ−を前傾状態にて支持する固定
枠とオイルパンとを備え、前記固定枠の内側にグリスフ
ィルタ−を装着してなるグリスフィルタ−の取付構造で
あって、固定枠とグリスフィルタ−の枠体との間に隙間
を形成したことを特徴とするグリスフィルタ−の取付構
造にかかるもので、第1の発明と同様に隙間の形成はス
ぺ−サ−部材、フィルタ−の枠体或いは固定枠に形成し
た突起等によって実施することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例をもって更に詳細に説
明する。先ず、図1は排気ダクトの吸引口前に備えられ
たグリスフィルタ−の固定枠とグリスフィルタ−との関
係を示す全体図であり、排気ダクト1に対してフィルタ
−固定枠2がV字状に備えられ、この最下部にオイルパ
ン3が備えられている。そして、フィルタ−支持枠2に
対してその内側にグリスフィルタ−10が装着されるも
のであって、油脂ミストはこのグリスフィルタ−10に
て捕捉され、オイルパン3内に流下し、このオイルパン
3内を流れて図示しない捕集器内に溜められることとな
る。
明する。先ず、図1は排気ダクトの吸引口前に備えられ
たグリスフィルタ−の固定枠とグリスフィルタ−との関
係を示す全体図であり、排気ダクト1に対してフィルタ
−固定枠2がV字状に備えられ、この最下部にオイルパ
ン3が備えられている。そして、フィルタ−支持枠2に
対してその内側にグリスフィルタ−10が装着されるも
のであって、油脂ミストはこのグリスフィルタ−10に
て捕捉され、オイルパン3内に流下し、このオイルパン
3内を流れて図示しない捕集器内に溜められることとな
る。
【0014】グリスフィルタ−10の一例を図2に示す
が、金属多孔体よりなるフィルタ−11の四周を金属製
枠体12が嵌め込まれてオイルフィルタ−10が構成さ
れており、固定枠2に装着された際には枠体120 が最
下辺となる。従って、捕捉された油脂分はこのフィルタ
−11の内面又は表面を伝って枠体120 側に流下し、
枠体120 に穿設された貫通孔13を通ってオイルパン
3内に流れ込むこととなる。
が、金属多孔体よりなるフィルタ−11の四周を金属製
枠体12が嵌め込まれてオイルフィルタ−10が構成さ
れており、固定枠2に装着された際には枠体120 が最
下辺となる。従って、捕捉された油脂分はこのフィルタ
−11の内面又は表面を伝って枠体120 側に流下し、
枠体120 に穿設された貫通孔13を通ってオイルパン
3内に流れ込むこととなる。
【0015】さて、図3は固定枠1とグリスフィルタ−
10との装着時の関係を示す部分拡大図であるが、通常
は固定枠1の内表面とフィルタ−10の枠120 は密着
した状態となる。従って、フィルタ−11の表面を伝っ
て流れ落ちる油脂分は枠体120 の縁部より枠体120
の内側に流れ込むことになるが、一部が枠体120 の縁
部を乗り越えてその外側の表面を流下してしまう。この
油脂分は更に固定枠1の外側に流れ出てしまうこととも
なり、せっかく捕捉された油脂分がオイルパン3内に入
らずしかも頭上より垂れてしまう。本発明の第1はフィ
ルタ−11の外表面に沿って流下する油脂分を枠120
内に流し込み、オイルパン3内にこれを導こうとするも
のである。
10との装着時の関係を示す部分拡大図であるが、通常
は固定枠1の内表面とフィルタ−10の枠120 は密着
した状態となる。従って、フィルタ−11の表面を伝っ
て流れ落ちる油脂分は枠体120 の縁部より枠体120
の内側に流れ込むことになるが、一部が枠体120 の縁
部を乗り越えてその外側の表面を流下してしまう。この
油脂分は更に固定枠1の外側に流れ出てしまうこととも
なり、せっかく捕捉された油脂分がオイルパン3内に入
らずしかも頭上より垂れてしまう。本発明の第1はフィ
ルタ−11の外表面に沿って流下する油脂分を枠120
内に流し込み、オイルパン3内にこれを導こうとするも
のである。
【0016】図4はその第1発明のフィルタ−構造の第
1例を示すものであり、枠体120内に不錆性のスぺ−
サ−21を嵌め込んだものであり、このため、フィルタ
−11は枠120 の内表面に密着することがなく、スぺ
−サ−21の幅分だけ隙間Sが形成されることとなる。
このため、フィルタ−11の表面を伝わる油脂分はこの
隙間S内に入り、結果的にオイルパン3内にそのまま導
かれることとなったものである。
1例を示すものであり、枠体120内に不錆性のスぺ−
サ−21を嵌め込んだものであり、このため、フィルタ
−11は枠120 の内表面に密着することがなく、スぺ
−サ−21の幅分だけ隙間Sが形成されることとなる。
このため、フィルタ−11の表面を伝わる油脂分はこの
隙間S内に入り、結果的にオイルパン3内にそのまま導
かれることとなったものである。
【0017】図5は第1発明の第2例を示すものであ
り、この例にあっては枠体120 に内側に向けてポンチ
等によって突起22を形成したものである。従って、こ
の突起22の分だけフィルタ−11と枠体120 との間
に隙間Sが形成され、油脂分がオイルパン3内に導かれ
る。
り、この例にあっては枠体120 に内側に向けてポンチ
等によって突起22を形成したものである。従って、こ
の突起22の分だけフィルタ−11と枠体120 との間
に隙間Sが形成され、油脂分がオイルパン3内に導かれ
る。
【0018】図6は第1発明の第3例を示すものであ
り、枠体120 の縁部を外方に屈曲23させたものであ
り、結果的にフィルタ−11との間に隙間Sが形成され
ることとなる。屈曲23の形状は任意であり、外方に曲
がっていればよく、特にその形状に限定はない。この隙
間Sによって油脂分がオイルパン3内に導かれる。
り、枠体120 の縁部を外方に屈曲23させたものであ
り、結果的にフィルタ−11との間に隙間Sが形成され
ることとなる。屈曲23の形状は任意であり、外方に曲
がっていればよく、特にその形状に限定はない。この隙
間Sによって油脂分がオイルパン3内に導かれる。
【0019】図7は第1発明の第4例を示すものであ
り、枠体120 の縁部に対応するフィルタ−11にその
縁部に沿って窪み24を形成したものである。ここに窪
み24の分だけ枠体120 の縁部に横方向の隙間Sがで
きることとなる。本発明にあっては窪み24の形状は特
に限定されない。この隙間Sによって油脂分がオイルパ
ン3内に導かれる。
り、枠体120 の縁部に対応するフィルタ−11にその
縁部に沿って窪み24を形成したものである。ここに窪
み24の分だけ枠体120 の縁部に横方向の隙間Sがで
きることとなる。本発明にあっては窪み24の形状は特
に限定されない。この隙間Sによって油脂分がオイルパ
ン3内に導かれる。
【0020】図8は第1発明の第5例を示すものであ
り、フィルタ−11の表面即ち枠体120 の内表面に接
する波形の窪み25を形成したものであり、この窪み2
5の分だけ縦方向に隙間Sが形成されることとなる。こ
の隙間Sによって油脂分がオイルパン3内に導かれる。
り、フィルタ−11の表面即ち枠体120 の内表面に接
する波形の窪み25を形成したものであり、この窪み2
5の分だけ縦方向に隙間Sが形成されることとなる。こ
の隙間Sによって油脂分がオイルパン3内に導かれる。
【0021】図9は第1発明の第6例を示すものであ
り、グリスフィルタ−10を複数層にて構成した例であ
る。フィルタ−101 はニッケル製三次元網目状骨格構
造を有する多孔体、フィルタ−102 は波形に加工した
ステンレスラス網製のスペ−サ−、フィルタ−103 は
ステンレスラス製のプレフィルタ−であり、枠体120
の内表面に接する側のフィルタ−103 を内側に曲げる
ことによって隙間Sを形成したものである。
り、グリスフィルタ−10を複数層にて構成した例であ
る。フィルタ−101 はニッケル製三次元網目状骨格構
造を有する多孔体、フィルタ−102 は波形に加工した
ステンレスラス網製のスペ−サ−、フィルタ−103 は
ステンレスラス製のプレフィルタ−であり、枠体120
の内表面に接する側のフィルタ−103 を内側に曲げる
ことによって隙間Sを形成したものである。
【0022】図10は本発明の第2における第1例を示
すものであって、固定枠1とグリスフィルタ−10の枠
体120 との間にスぺ−サ−部材26を介したものであ
り、この両者の間にスぺ−サ−部材26の幅分の隙間S
が形成され、グリスフィルタ−10の枠体120 を乗り
越えた油脂分が更にこの固定枠1を乗り越えないように
されたものであり、グリスフィルタ−10の枠体120
を乗り越えた油脂分はこの隙間Sに入り込んでオイルパ
ン3内に溜められることとなる。
すものであって、固定枠1とグリスフィルタ−10の枠
体120 との間にスぺ−サ−部材26を介したものであ
り、この両者の間にスぺ−サ−部材26の幅分の隙間S
が形成され、グリスフィルタ−10の枠体120 を乗り
越えた油脂分が更にこの固定枠1を乗り越えないように
されたものであり、グリスフィルタ−10の枠体120
を乗り越えた油脂分はこの隙間Sに入り込んでオイルパ
ン3内に溜められることとなる。
【0023】図11は第2発明の第2例を示すものであ
り、グリスフィルタ−10の枠体120 に外向きに突起
27を形成したものである。この突起27の分だけ隙間
Sができることとなる。
り、グリスフィルタ−10の枠体120 に外向きに突起
27を形成したものである。この突起27の分だけ隙間
Sができることとなる。
【0024】尚、図示はしないが固定枠1側に内向きに
突起を形成することも同様の効果をそうすることは言う
までもない。又、固定枠1において図6に示したような
屈曲部を形成すれば同様の効果をもたらす。
突起を形成することも同様の効果をそうすることは言う
までもない。又、固定枠1において図6に示したような
屈曲部を形成すれば同様の効果をもたらす。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の構成としたものであっ
て、捕捉された油脂分は全てオイルパン内に導かれるこ
とになり、使用時に頭上より油脂分が落ちてくるという
欠点は完全に防止できることとなったもので、食品衛生
面での実用的価値は高い。
て、捕捉された油脂分は全てオイルパン内に導かれるこ
とになり、使用時に頭上より油脂分が落ちてくるという
欠点は完全に防止できることとなったもので、食品衛生
面での実用的価値は高い。
【図1】図1は排気ダクトの吸引口前に備えられたグリ
スフィルタ−の固定枠とグリスフィルタ−との関係を示
す全体図である。
スフィルタ−の固定枠とグリスフィルタ−との関係を示
す全体図である。
【図2】図2はグリスフィルタ−の一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】図3は固定枠とフィルタ−との装着時の関係を
示す部分拡大図である。
示す部分拡大図である。
【図4】図4は第1発明のフィルタ−構造の第1例を示
す断面斜視図である。
す断面斜視図である。
【図5】図5は第1発明のフィルタ−構造の第2例を示
す断面斜視図である。
す断面斜視図である。
【図6】図6は第1発明のフィルタ−構造の第3例を示
す断面斜視図である。
す断面斜視図である。
【図7】図7は第1発明のフィルタ−構造の第4例を示
す断面斜視図である。
す断面斜視図である。
【図8】図8は第1発明のフィルタ−構造の第5例を示
す断面斜視図である。
す断面斜視図である。
【図9】図9は第1発明のフィルタ−構造の第6例を示
す断面斜視図である。
す断面斜視図である。
【図10】図10は第2発明の取付構造の第1例を示す
断面図である。
断面図である。
【図11】図11は第2発明の取付構造の第2例を示す
断面図である。
断面図である。
1‥‥排気ダクト、 2‥‥フィルタ−固定枠、 3‥‥オイルパン、 10‥‥グリスフィルタ−、 11‥‥フィルタ−、 12‥‥金属製枠体、 120 ‥‥金属製枠体の最下辺、 21‥‥スぺ−サ−、 22‥‥枠体120 に形成した突起、 23‥‥枠体120 の縁部の屈曲部、 24‥‥フィルタ−の窪み、 25‥‥フィルタ−の波形の窪み、 26‥‥スぺ−サ−部材、 27‥‥枠体120 に形成した外向きの突起、 S‥‥隙間。
Claims (6)
- 【請求項1】 四辺形のフィルタ−材と、この四周を囲
む断面コ字状の枠体とよりなるグリスフィルタ−構造で
あって、排気ダクトの吸引口に前傾状態にて装着される
際の最下辺を構成する枠体内面と、前記フィルタ−材と
の間の前傾側に隙間を形成したことを特徴とするグリス
フィルタ−の構造。 - 【請求項2】 隙間を形成する手段として、最下辺の枠
体内部にスペ−サ−材を設けた請求項第1項記載のグリ
スフィルタ−の構造。 - 【請求項3】 隙間を形成する手段として、最下辺の枠
体の縁部に対応するフィルタ−材に窪みを形成した請求
項第1項記載のグリスフィルタ−の構造。 - 【請求項4】 隙間を形成する手段として、最下辺の枠
材の縁部を外側に向けて屈曲させた請求項第1項記載の
グリスフィルタ−の構造。 - 【請求項5】 フィルタ−材を複数層とし、隙間を形成
する手段として、前傾側の最外側のフィルタ−構成部材
を最下辺の枠体の縁部に対応して内側に向けて屈曲させ
た請求項第1項記載のグリスフィルタ−の構造。 - 【請求項6】 排気ダクトの吸引口前にグリスフィルタ
−を前傾状態にて支持する固定枠とオイルパンとを備
え、前記固定枠の内側にグリスフィルタ−を装着してな
るグリスフィルタ−の取付構造であって、固定枠とグリ
スフィルタ−の枠体との間に隙間を形成したことを特徴
とするグリスフィルタ−の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9191939A JPH1119440A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | グリスフィルタ−構造及びその取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9191939A JPH1119440A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | グリスフィルタ−構造及びその取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1119440A true JPH1119440A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16282979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9191939A Pending JPH1119440A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | グリスフィルタ−構造及びその取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1119440A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120301768A1 (en) * | 2011-05-27 | 2012-11-29 | General Electric Company | Battery cell design and method of cooling battery cells |
JP2013027807A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Inoac Corp | グリスフィルター及びグリス除去装置 |
US9028998B2 (en) | 2011-05-27 | 2015-05-12 | General Electric Company | Battery cell design and method of cooling battery cells |
JP2015188796A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 富山住友電工株式会社 | 厨房用グリスフィルタ |
-
1997
- 1997-07-01 JP JP9191939A patent/JPH1119440A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120301768A1 (en) * | 2011-05-27 | 2012-11-29 | General Electric Company | Battery cell design and method of cooling battery cells |
US9028998B2 (en) | 2011-05-27 | 2015-05-12 | General Electric Company | Battery cell design and method of cooling battery cells |
US9130249B2 (en) | 2011-05-27 | 2015-09-08 | General Electric Company | Battery cell design and method of cooling battery cells |
JP2013027807A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Inoac Corp | グリスフィルター及びグリス除去装置 |
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