JP2001116312A - レンジフード用フィルター - Google Patents

レンジフード用フィルター

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JP2001116312A
JP2001116312A JP29997599A JP29997599A JP2001116312A JP 2001116312 A JP2001116312 A JP 2001116312A JP 29997599 A JP29997599 A JP 29997599A JP 29997599 A JP29997599 A JP 29997599A JP 2001116312 A JP2001116312 A JP 2001116312A
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range hood
oil
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JP29997599A
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English (en)
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Tomoyuki Ishino
知之 石野
Yasubumi Kawamura
泰文 河村
Maki Nanhei
真樹 南平
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Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】油による目詰まりを防止し得ると共に清掃頻度
の減少等のメンテナンス性の向上を図り得るレンジフー
ド用フィルターを提供する。 【解決手段】調理設備の上方に設置されたレンジフード
の吸込口に装着されるレンジフード用フィルターにおい
て、所定の隙間を有して表裏一対のフィルター板を対向
配置すると共に、両フィルター板の下部を外側から覆う
ように油受けを両フィルター板に一体的に配置したこと
を特徴とする。前記表裏一対のフィルター板は、例えば
その通気孔の形態が互いに異なることを特徴とし、また
少なくとも一方のフィルター板が縦方向に長い長孔通気
孔を有することを特徴とし、さらに前記レンジフード
は、調理設備から発生する煙や熱気等を旋回流として案
内し収束させつつ吸込口から吸気する構造を有すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システムキッチン
等の調理設備の上方に設置されたレンジフードの吸込口
に装着され、煙等に含まれた油分を捕集するレンジフー
ド用フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフィルターとしては、例
えば特許第2871665号公報に開示のものが知られ
ており、このフィルターは、レンジフードの吸込口を覆
う通気面の略中央部を中心にした円に対する一本または
複数本の法線によって複数の区画に区割りし、かつ通気
面の裏側に各区画毎に空気の旋回方向に対向する方向の
舌片を有する通気孔を横方向に形成したものである。
【0003】また、別のフィルターとしては、実開平6
−73632号公報に開示のように、メッシュや円形の
通気孔を有するフィルターの下端縁に油受けを着脱可能
に設けたり、特開平11−14113号公報に開示のよ
うに、円形の通気孔を有するフィルターの下部に、上下
方向に移動可能な側面板を有する油受けを配置したもの
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のフィルターにおいては、基本的にフィルターが横方向
の長孔やメッシュあるいは円形の通気孔を有する1枚の
板状に形成されているため、油保持量が多くなって短時
間で油垂れが生じ、特に、特許第2871665号公報
の開示のフィルターのように、通気孔を横方向に設けた
ものにあっては、油保持量がより多くなって、フィルタ
ーが短時間で目詰まりを起こし易いという問題点があっ
た。
【0005】また、横方向の通気孔やメッシュあるいは
円形の通気孔では、油による目詰まりが発生し易いた
め、フィルター自体の清掃が面倒でかつ頻繁に行う必要
がある等、フィルターのメンテナンス性が劣るという問
題点もあった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、請求項1記載の発明の目的は、目詰まりを防
止すると共に清掃頻度の減少等のメンテナンス性の向上
を図り得るレンジフード用フィルターを提供することに
ある。また、請求項2または3記載の発明の目的は、請
求項1記載の発明の目的に加え、目詰まりのより一層の
防止と清掃頻度のより減少を図り得るレンジフード用フ
ィルターを提供し、請求項4記載の発明の目的は、請求
項1ないし3記載の発明の目的に加え、一対のフィルタ
ー板を流れ落ちる油を油受内に確実に回収し得るレンジ
フード用フィルターを提供することにある。また、請求
項5記載の発明は、請求項1ないし4記載の発明の目的
に加え、旋回流を利用することによってフィルターの小
型化と清掃性の向上を図り得るレンジフード用フィルタ
ーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、調理設備の上
方に設置されたレンジフードの吸込口に装着されるレン
ジフード用フィルターにおいて、所定の隙間を有して表
裏一対のフィルター板を対向配置すると共に、両フィル
ター板の下部を外側から覆うように油受けを両フィルタ
ー板に一体的に配置したことを特徴とする。
【0008】このように構成することにより、一対のフ
ィルター板は、所定の隙間を有して対向配置されると共
に、対向配置されたフィルター板の下部に油受けが一体
的に配置される。この時、一対のフィルター板が使用さ
れることから、例えば1枚目のフィルター板で流速を上
げ、2枚目のフィルター板で油捕集量を増加させつつ積
極的に下部に設けた油受けに流すことができることか
ら、フィルター全体における油保持量が減って目詰まり
が防止される。また、油受けが両フィルター板の下部を
外側から覆うように一体的に配置されることから、一対
のフィルター板で捕集された油を油受けに所定量収容す
ることができて、例えばフィルター板の清掃頻度の減少
が図れる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、表裏一対の
フィルター板の通気孔の形態が互いに異なることを特徴
とする。このように構成することにより、例えば一方の
フィルター板に流速を上げて他方のフィルター板への油
分の衝突速度を上げる機能を付与し得る通気孔を形成
し、他方のフィルター板に油捕集量を増加させつつも積
極的に油受けに流す機能を付与し得る通気孔を形成でき
ることから、フィルターの目詰まりがより一層防止され
ると共に清掃頻度のより減少が図れる。
【0010】また、請求項3記載の発明は、表裏一対の
フィルター板のうち、少なくとも一方のフィルター板が
縦方向に長い長孔通気孔を有することを特徴とする。こ
のように構成することにより、少なくとも一方のフィル
ター板に縦方向に長い長孔通気孔が形成されていること
から、この通気孔によって捕集した油を下方である油受
け方向に積極的に流すことができて、当該フィルター板
の目詰まりがより一層防止され、フィルター板自体の清
掃頻度もより一層減少する。
【0011】また、請求項4記載の発明は、油受けと一
対のフィルター板との間に、該フィルター板から流れ落
ちる油の流下路が形成されていることを特徴とする。こ
のように構成することにより、フィルター板の外面と油
受けとの間に隙間等からなる流下路が形成されることか
ら、この流下路を介して油が流下し、外部に漏出するこ
となく油が油受けに確実に回収される。
【0012】また、請求項5記載の発明は、レンジフー
ドが、調理設備から発生する煙や熱気等を旋回流として
案内し収束させつつ吸込口から吸気する構造を有するこ
とを特徴とする。このように構成することにより、油を
含んだ煙等が旋回流となって収束されつつレンジフード
の吸込口から吸気されることから、吸込口の開口の大き
さを小さくできて、フィルターの小型化と清掃性の向上
が図れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図6は、本発
明に係わるレンジフード用フィルターの一実施の形態を
示し、図1が該レンジフードを使用したシステムキッチ
ンの要部縦断面図、図2が図1のA−A線に沿った断面
図、図3がフィルターの一部破断した正面図、図4がそ
の側面図、図5が図4のB部の拡大縦断面図、図6がフ
ィルターの分解状態の概略斜視図である。
【0014】図1及び図2において、レンジフード1
は、システムキッチンの調理用キャビネット2の火力設
備2a上方に設置され、左右の内外の両側板3、4と、
前面板5と、背面板6及び天井板7とで形成される空間
8を有している。空間8内には、例えば第1の案内面9
aと第2の案内面9bを有するガイド板9が取り外し可
能(もしくは端部を支点にして開閉可能)に配置される
と共に、このガイド板9と背面板6との間に形成される
排気空間10内には、排気筒12が接続された吸引ファ
ン11が配置されている。
【0015】また、左右の両側板3、4間には、前記排
気空間10に連通する煙道13(図2参照)が形成され
ると共に、内側の側板3の例えば略中央位置には吸込口
14がそれぞれ形成されている。そして、吸込口14に
は、フィルター15が着脱可能にそれぞれ装着されてい
る。このフィルター15は、図3〜図6に示すように、
正面視略円形の表側のフィルター板16と裏側のフィル
ター板17、及び両フィルター板16、17の下部に一
体的に配置された油受け18とで形成されている。
【0016】表側のフィルター板16は、鋼板、アルミ
ニウム板、ステンレス板等の薄い金属板をパンチングす
ることによって、円形通気孔16aが多数形成されてお
り、裏側のフィルター板17は、フィルター板16と同
様の金属板をパンチングすることによって、縦方向に長
い長孔通気孔17aが多数形成されている。なお、フィ
ルター板17の長孔通気孔17aは、空気の旋回方向に
対向しかつ背面側に突出する舌片(図示せず)を有する
と共に、フィルター15の縦方向の中心線の左右におい
て舌片の突出向きが逆方向になる如く設定されている。
【0017】そして、この両フィルター板16、17
は、フィルター板16の外周縁に設けた周壁16b内
に、フィルター板17の外周縁に設けた周壁17bを嵌
装(ラップ)させることにより、両周壁16b、17b
の高さに応じた隙間19を有して対向配置されている。
また、フィルター板16の上部には、側板3の吸込口1
4部分の絞り部32(図3参照)に係止される係止片2
0が一体成形されている。
【0018】この両フィルター板16、17の下部に配
置される油受け18は、薄い金属板の例えば折り曲げ加
工によって、前面部18a、背面部18b及び底面を含
む周面部18cを有し、正面視で所定幅(煙等の通過に
悪影響を与えない幅)の略円弧状の樋形状に形成されて
いる。そして、この油受け18は、フィルター板16の
下部前面とフィルター板17の下部後面及び両フィルタ
ー板16、17の下部の周面16b、17bを覆う状態
で一体的に取り付けられている。
【0019】また、油受け18の前面部18a及び背面
部18bには、外方向に突出したエンボス21が複数個
(図では4個)それぞれ設けられており、このエンボス
21で形成される隙間により、油受け18の前面部18
a及び背面部18b内面とフィルター板16、17の両
外面との間に油の流下路22(図5参照)がそれぞれ形
成されている。この場合のエンボス21は油受け18側
ではなく、フィルター板16、17側に設けることも勿
論可能である。
【0020】なお、油受け18の前面部18aの中央下
部には、フィルター15を側板3に脱着させるための取
手23が固着されると共に、背面部18bの中央下部に
は、下方に所定寸法突出した係止片24が固着されてい
る。また、図6に示すように、油受け18の前面部18
aにはネジ孔25が形成され、その背面部18bやフィ
ルター板16、17の下部には貫通孔26(もしくはネ
ジ孔)がそれぞれ形成されている。
【0021】そして、このフィルター15は、その外径
が側板3の吸込口14部に形成された絞り部32の内径
より所定寸法r(図3参照)小さく形成されており、こ
の寸法rを利用してフィルター15を絞り部32内で上
下させることによって、フィルター15が側板3の開口
部14に着脱される。
【0022】すなわち、図4に示すように、先ず、フィ
ルター15の係止片20を側板3の絞り部32上部の係
止孔27に下方から差し込み、側板3の内面に固定した
板バネ29に当接させる。この状態で取手23を手で持
ってフィルター15を上方に押し上げ、その後、フィル
ター15の下部を後方側に押して絞り部32の下部内に
位置させ、フィルター15を下方に下げると、油受け1
8の係止片24が絞り部32下部の係止孔28に係止さ
れる。係止片24が係止孔28に係止されることによ
り、フィルター15が板バネ29で弾性支持されつつ側
板3の絞り部32(吸込口14)に装着され、図6の矢
印の如く組み立てられたフィルター15が吸込口14部
にセットされる。これにより、フィルター15が側板3
の吸込口14部に装着される。
【0023】そして、この状態で吸引ファン11が作動
すると、調理キャビネット2の火力設備2a上の煙や熱
気が、図1の矢印イの如く上方に立ち上がって、レンジ
フード1の空間8内に導かれ、これが図2の矢印ロの如
くフィルター15を通過して煙道13内に進入する。こ
の煙等は、フィルター15を通過する際に、先ず表側の
フィルター板16の円形通気孔16aで油が捕集される
と共に、このフィルター板16で捕集されなかった油を
含んだ煙が、裏側のフィルター板17の長孔通気孔17
aで捕集される。
【0024】フィルター板16で所定量の油が捕集され
ると、この油がフィルター板16の内外面を伝わって下
方に流れ、流下路22等から油受け18内に収容され
る。また、フィルター板17で捕集された油は、その通
気孔17aが縦方向の長孔で形成されていることから、
この長孔通気孔17aに沿って下方に流れ、流下路22
等から油受け18内に収容される。つまり、フィルター
15の表側のフィルター板16の円形通気孔16aに
は、主に流速を上げて裏側のフィルター板17への油分
の衝突速度を上げる機能を持たせ、裏側のフィルター板
17の長孔通気孔17aには、油捕集量を増加させつつ
積極的に油受け18に流す機能を持たせている。
【0025】そして、この油受け18内に、図5の二点
鎖線で示すように所定量の油31が収容された時点で、
フィルター15を前述した取り付け時と逆の手順によっ
て、側板3の吸込口14(絞り部32)から取り外すと
共に、両フィルター板16、17と油受け18を分解状
態にし、油受け18内の油31を廃棄すると共に、3つ
の部材を洗浄することによってフィルター15を清掃す
る。なお、フィルター18を通過し油が除去された煙等
は、図2の矢印ハの如く煙道13から排気空間10内を
流れて、吸引ファン11から排気筒12を介して外部に
排気される。
【0026】このように、上記実施例のフィルター15
にあっては、円形通気孔16aが形成されたフィルター
板16と縦方向に長い長孔通気孔17aが形成されたフ
ィルター板17を対向配置すると共に、この両フィルタ
ー板16、17の下部を外側から覆うように油受け18
を一体的に配置しているため、通気孔16a、17aの
形状が異なる両フィルター板16、17で油を捕集する
ことができ、結果として、フィルター15の油保持量を
少なくすることができて目詰まりを防止することができ
ると共に、フィルター15の清掃頻度を減少させること
ができる。
【0027】特に、フィルター板16に流速を上げる機
能を持たせ、フィルター板17に縦長の長孔通気孔17
aを形成して、油捕集量を増加させつつも所定量以上捕
集された油を油受け18に積極的に流す機能を持たせて
いるため、舌片を有する複雑な形状のフィルター板17
の目詰まりが防止されて、その清掃頻度をより減少させ
ることができると共に、清掃作業自体を容易に行うこと
ができる。
【0028】また、油受け18により両フィルター板1
6、17の下部が流下路22を有して完全に覆われた状
態となるため、油のフィルター15外への漏出を防止し
つつ油受け17に確実に回収することができて、レンジ
フード1を清潔な状態に維持することができる。さら
に、フィルター15の外径を側板3の絞り部32の内径
より所定寸法r小さく設定し、フィルター15の上下部
に絞り部32の係止孔27、28に係止し得る係止片2
0、24を設けているため、係止片20、24と係止孔
27、28とによりフィルター15を側板3の吸込口1
4に容易に着脱することができる。これらのことから、
メンテナンス性に優れたフィルター15及びレンジフー
ド1を得ることが可能になる。
【0029】また、フィルター15が、通気孔の形状が
異なる一対のフィルター板16、17で油を捕集する方
式であるため、フィルター15全体において油の効率良
い捕集を行うことができる。特に、レンジフード1内に
旋回流が生成され、この旋回流に対向する状態でフィル
ター板17の長孔通気孔17aの舌片が形成されている
ため、フィルター板16の円形通気孔16aで捕集し切
れなかった油をフィルター板17で確実に捕集すること
ができて、フィルター15全体の捕集効率がより良好に
なる共に、フィルター板17に目詰まりが生じ難いた
め、長期に亘り安定した捕集効率を維持することが可能
になる。
【0030】またさらに、旋回流を使用したレンジフー
ド1であるため、煙等を収束しつつ吸込口14に案内す
ることができ、吸込口14の開口寸法を比較的小さくす
ることができて、フィルター15自体の小型化とその清
掃性のより容易化を図ることができる。
【0031】なお、上記実施例においては、表側のフィ
ルター板16に円形通気孔16aを形成し、裏側のフィ
ルター板17に縦長の長孔通気孔17aを形成した場合
について説明したが、本発明は、例えば通気孔の形状が
表裏逆の構成を排除するものでもないし、両フィルター
板16、17の通気孔16a、17aの形状も、互いに
異なる他の適宜形状を採用することができる。
【0032】また、上記実施例においては、旋回流を使
用したレンジフード1について説明したが、本発明は、
通常のレンジフードにも適用することができるし、上記
実施例におけるフィルター15の外形形状及び油受け1
8の形状、フィルター板16、17と油受け18の一体
化構造等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨
を逸脱しない範囲において種々変更し得ることはいうま
でもない。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、表裏一対のフィルター板が所定の隙間を有
して対向配置されると共に、両フィルター板の下部に外
側から覆うように油受けが一体的に配置されているた
め、フィルター全体の油保持量を減少させて目詰まりを
防止することができると共に、両フィルター板で捕集さ
れた油を油受けに確実に収容することができて、フィル
ター板の清掃頻度が減少する等、そのメンテナンス性を
向上させることができる。
【0034】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、表裏一対のフィルター板
に互いに異なる形態の通気孔が形成されているため、各
フィルター板に油の捕集に係わる特有の機能をそれぞれ
付与することができて、フィルターの目詰まりをより防
止することができると共に、清掃頻度をより減少させる
ことができる。
【0035】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、一対のフィルタ
ー板の少なくとも一方のフィルター板に、縦方向に長い
長孔通気孔が形成されているため、この長孔通気孔によ
って捕集した油を下方である油受け方向に積極的に流す
ことができて、当該フィルター板の目詰まりがより一層
防止されると共に、当該フィルター板の清掃頻度をより
一層減少させることができる。
【0036】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1ないし3記載の発明の効果に加え、フィルター板の
外面と油受けの内面との間に流下路が形成されているた
め、この流下路を介して油を流下させることができて、
油を外部に漏出することなく油受けに確実に回収するこ
とができる。
【0037】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1ないし4記載の発明の効果に加え、油を含む煙や熱
気等が旋回流となって収束されつつレンジフードの吸込
口から吸気されるため、吸込口の開口の大きさを小さく
することができて、フィルターの小型化が図れると共に
その清掃性を向上させることができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるレンジフード用フィルターを使
用したシステムキッチンの要部縦断面図
【図2】同図1のA−A線に沿った断面図
【図3】同フィルターの一部破断した正面図
【図4】同その側面図
【図5】同図4のB部の拡大縦断面図
【図6】同フィルターの分解状態の概略斜視図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・レンジフード 2・・・・・・・・・調理用キャビネット 2・・・・・・・・・火力設備 3、4・・・・・・・側板 8・・・・・・・・・空間 9・・・・・・・・・ガイド板 10・・・・・・・・排気空間 11・・・・・・・・吸引ファン 13・・・・・・・・煙道 14・・・・・・・・吸込口 15・・・・・・・・フィルター 16、17・・・・・フィルター板 16a・・・・・・・円形通気孔 17a・・・・・・・長孔通気孔 18・・・・・・・・油受け 19・・・・・・・・隙間 20、24・・・・・係止片 21・・・・・・・・エンボス 22・・・・・・・・流下路 27、28・・・・・係止孔 30・・・・・・・・固定ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南平 真樹 静岡県浜松市西山町1370番地 ヤマハリビ ングテック株式会社内 Fターム(参考) 3L058 BK04 BK05 4D058 JA12 JB03 JB21 KB12 KC02 RA03 SA15 TA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理設備の上方に設置されたレンジフード
    の吸込口に装着されるレンジフード用フィルターにおい
    て、所定の隙間を有して表裏一対のフィルター板を対向
    配置すると共に、両フィルター板の下部を外側から覆う
    ように油受けを両フィルター板に一体的に配置したこと
    を特徴とするレンジフード用フィルター。
  2. 【請求項2】前記表裏一対のフィルター板は、その通気
    孔の形態が互いに異なることを特徴とする請求項1記載
    のレンジフード用フィルター。
  3. 【請求項3】前記表裏一対のフィルター板のうち、少な
    くとも一方のフィルター板が縦方向に長い長孔通気孔を
    有することを特徴とする請求項1または2記載のレンジ
    フード用フィルター。
  4. 【請求項4】前記油受けと一対のフィルター板との間
    に、該フィルター板から流れ落ちる油の流下路が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載のレンジフード用フィルター。
  5. 【請求項5】前記レンジフードは、調理設備から発生す
    る煙や熱気等を旋回流として案内し収束させつつ吸込口
    から吸気する構造を有することを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載のレンジフード用フィルター。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003519771A (ja) * 2000-01-10 2003-06-24 フィリップ・メレディス エアカーテンを備える排気フード
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