JP2013096686A - レンジフード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】側面16に吸気口20が設けられる内側ケース11と、当該内側ケース11との間に空間を形成する外側ケース12とを含むフード本体13と、吸気口20から吸気された空気を外部に排出するファン15とを備えてレンジフード10が構成されている。前記空間は、上流側通路18を形成する第1の空間S1と、これより大きい容積の第2の空間S2とからなり、ファン15の吸い込み口26に沿って仕切り部材30が第2の空間S2内に配置されている。この仕切部材30は、上流側通路18との容積差が縮小された下流側通路31を形成する。
【選択図】図1
Description
公知のレンジフードとしては、例えば、特許文献1に開示されるように、レンジフードの左右内面側に吸気口を設け、当該吸気口から吸気された空気を左右両側の排気空間と、これに連なる後方空間に流通させて当該後方空間内のファンを介して排気できる構成が知られている。
特許文献2に記載されたレンジフードは、フード部の上部に連結された排気ダクトと、壁面の外部に配置されたファンと、当該ファンの吸込口との間における壁面内に配置された中間ダクトとを備え、この中間ダクトによって空気通路の容積変化を回避してスムースな空気の流れを確保し、排気効率を低下させることなく排気可能とする構成が採用されている。
そのため、ファン一体型としたときの、ファンや電装部品等が油成分等を含む空気に晒されることなく、吸気口からファンの吸い込み口に至るまでの通路の容積変化を小さくして排気効率を改善することのできるレンジフードが待望されていた。
本発明は、このような要請に対応して案出されたものであり、その目的は、排気効率の改善を図るとともに空気の滞留を回避し、吸気口からファンの吸い込み口に至るまでの通路を汚損し難い構成とすることができるレンジフードを提供することにある。
前記空間は、前記内側ケースと外側ケースの各側面間との間を上流側通路とする第1の空間と、当該第1の空間の容積よりも大きい容積を有するとともに前記ファンが配置される第2の空間とからなり、
前記ファンの吸い込み口に沿って仕切り部材を設け、当該仕切部材により前記第2の空間を区分することで、前記上流側通路との容積差が縮小された下流側通路を第2の空間内に形成する、という構成を採っている。
また、前記仕切り部材を吸い込み口と略同一平面内に配置した構成では、吸い込み口のみが空気の通路に臨む形態となり、後方空間の内面全域が汚れた空気によって汚損されることがない。
更に、前記仕切り部材の後方空間を利用して電装部品を収容する構成により、排気に含まれる油成分等が電装部品に付着して堆積することによって生じ得る故障要因も回避可能となる。
また、第2の空間S2において、仕切り部材30よりも後方の空間内には、ファン15を駆動制御するための電装部品36が収容されている。
吸気口20を通じて上流側通路18に流れた空気は、下流側通路31を経てファン15の吸い込み口26に吸い込まれる。
この際、下流側通路31は、第2の空間S2を前後に区分する仕切部材30によって形成され、上流側通路18との容積差が小さく設けられていることから、通路内で空気の滞留が生ずることなく円滑な流れとなる。従って、ファン15の回転数に応じた排気効率を得ることができ、空気の滞留を回避して通路内面を汚損し難いものとすることができる。しかも、電装部品36は、仕切り部材30の後方空間内に設けられているため、排気される空気流に晒されることはなく、電装部品36の外面に油成分等が付着するような不都合を効果的に排斥することができる。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施例に対し、形状、位置若しくは方向、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (3)
- 下向きに開放するとともに側面に吸気口が設けられる内側ケースと、この内側ケースを収容した状態で当該内側ケースとの間に空間を形成する外側ケースとを含むフード本体と、前記空間を通じて前記吸気口から吸気された空気を外部に排出するファンとを備えたレンジフードにおいて、
前記空間は、前記内側ケースと外側ケースの各側面間との間を上流側通路とする第1の空間と、当該第1の空間の容積よりも大きい容積を有するとともに前記ファンが配置される第2の空間とからなり、
前記ファンの吸い込み口に沿って仕切り部材を設け、当該仕切部材により前記第2の空間を区分することで、前記上流側通路との容積差が縮小された下流側通路を第2の空間内に形成したことを特徴とするレンジフード。 - 前記第2の空間は内側ケースの後部と外側ケースの後部との間に形成され、前記ファンの吸い込み口は内側ケースの後部に向けられた状態で第2の空間内の中央に位置し、前記吸い込み口と略同一平面内に前記仕切り部材が配置されて当該仕切り部材と内側ケースの後部との間に下流側通路が形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンジフード。
- 前記仕切り部材の後方空間は、前記ファンと電装部品の収容空間として利用されることを特徴とする請求項1又は2記載のレンジフード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011243199A JP2013096686A (ja) | 2011-11-07 | 2011-11-07 | レンジフード |
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JP2013096686A true JP2013096686A (ja) | 2013-05-20 |
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JP2011243199A Pending JP2013096686A (ja) | 2011-11-07 | 2011-11-07 | レンジフード |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013096686A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101395187B1 (ko) | 2012-12-28 | 2014-05-15 | 한국생산기술연구원 | 와류식 배출 후드 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS56149540A (en) * | 1980-04-23 | 1981-11-19 | Seibu Denki Kogyo Kk | Ventilating fan |
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JP2001116312A (ja) * | 1999-10-21 | 2001-04-27 | Yamaha Livingtec Corp | レンジフード用フィルター |
-
2011
- 2011-11-07 JP JP2011243199A patent/JP2013096686A/ja active Pending
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