JP2004211931A - 空気調和機用室外機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも2面に空気吸込口7,7を有する箱型のケーシング1と、該ケーシング1内における前記空気吸込口7,7に対応する位置に配設された熱交換器5と、前記ケーシング1内に配設された軸流ファン6と、該軸流ファン6の外周部位に配設されたベルマウス12とを備え、前記軸流ファン6の吸込側に、前記熱交換器5の内方に位置して前記軸流ファン6の駆動源であるファンモータ11と該ファンモータ11を支持するモータ支持台13とを配設してなる空気調和機用室外機において、前記軸流ファン6の上方および下方に、前記熱交換器5および前記モータ支持台13を通過した吸込空気流Wを前記軸流ファン6に導く上部および下部整流板14,15をそれぞれ設けて、従来軸流ファン6の上下に発生していた縦渦を効果的に抑制できるようにしている。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、軸流ファンを備えた空気調和機用室外機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、空気調和機用室外機は、図10および図11に示すように、2面(即ち、背面1bおよび1側面1c)に空気吸込口7,7を有する箱型のケーシング1と、該ケーシング1内における前記空気吸込口7,7に対応する位置に配設された横断面形状がL字状の熱交換器5と、前記ケーシング1内に配設された軸流ファン6と、該軸流ファン6の外周部位に配設されたベルマウス12とを備え、前記軸流ファン6の吸込側に、前記熱交換器5の内方に位置して前記軸流ファン6の駆動源であるファンモータ11と該ファンモータ11を支持する縦方向のモータ支持台13とを配設して構成されている。前記ケーシング1内は、仕切壁4によって熱交換室2と機械室3とに区画されており、前記熱交換室2には、前記熱交換器5および前記軸流ファン6が配設される一方、前記機械室3には、圧縮機17が配設されている。前記熱交換室2の前面となる部位に空気吹出口8が形成されており、該空気吹出口8には、ファンガード9が設けられている。また、前記仕切壁4は、円滑な吸込空気流Wが得られるように、熱交換室2側に凸な湾曲形状とされている。
【0003】
上記構成の空気調和機用室外機の場合、軸流ファン6の上部および下部におけるモータ支持台13とベルマウス12との間の空間に、吸込空気流Wとモータ支持台13との干渉により縦渦E,Eが発生する。この縦渦E,Eは、乱れた気流として軸流ファン6に吸い込まれていくため、軸流ファン6の運転騒音を上昇させることとなる。つまり、上記縦渦E,Eの存在が空気調和機用室外機の送風音を増大させる原因となるのである。
【0004】
ところで、特許文献1には、空気調和機用室外機において、熱交換室と機械室とを仕切る仕切壁を空気吹出口外周を基点とし、熱交換器外周に連なる三次元曲面の放射形状に形成して、吸込空気流を仕切壁に沿わせて滑らかにベルマウスに導き得るようにしたものが開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−297732号公報。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に開示されているものの場合、軸流ファンの駆動源であるファンモータは、軸流ファンの吹出側に配設されており、吸込空気流の抵抗となる部材としては、軸流ファンの吸込側に配設された熱交換器のみとなっている。従って、前述したような縦渦が発生するおそれが少ない。要するに、特許文献1に開示されている技術の場合、縦渦を解消する機能を有しておらず、吸込空気流を仕切壁に沿わせて滑らかにベルマウスに導き得る機能のみを有しているのである。
【0007】
上記したように、特許文献1に開示されている技術では、前述の縦渦発生に対処することができない。
【0008】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、縦渦を抑制することにより、室外機の低騒音化を図ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、少なくとも2面に空気吸込口7,7を有する箱型のケーシング1と、該ケーシング1内における前記空気吸込口7,7に対応する位置に配設された熱交換器5と、前記ケーシング1内に配設された軸流ファン6と、該軸流ファン6の外周部位に配設されたベルマウス12とを備え、前記軸流ファン6の吸込側に、前記熱交換器5の内方に位置して前記軸流ファン6の駆動源であるファンモータ11と該ファンモータ11を支持するモータ支持台13とを配設してなる空気調和機用室外機において、前記軸流ファン6の上方および下方に、前記熱交換器5および前記モータ支持台13を通過した吸込空気流Wを前記軸流ファン6に導く上部および下部整流板14,15をそれぞれ設けている。
【0010】
上記のように構成したことにより、吸込空気流Wが軸流ファン6の上方および下部において上部および下部整流板14,15に導かれて、軸流ファン6に吸い込まれることとなり、従来軸流ファン6の上下に発生していた縦渦を効果的に抑制できる。その結果、軸流ファン6に吸い込まれる空気流Wが乱れのない流れとなり、ファンの騒音が低減され、室外機の騒音低下を図ることができる。
【0011】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部および下部整流板14,15を、前記モータ支持台13の上下端部から前記ベルマウス12の吸込側端部12a近傍に至る平板形状の傾斜部14a,15aと該傾斜部14a,15aから前記ケーシング1の前板1aに至る平板形状の水平部14b,15bとにより構成することもでき、そのように構成した場合、平板を連続させた単純な形状の整流板14,15により縦渦発生が抑制できるとともに、整流板14,15の端部をケーシング前板1aで支持することとなり、支持構造が安定する。
【0012】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部および下部整流板14,15を、前記モータ支持台13の上下端部から前記ベルマウス12の吸込側端部12a近傍に至る略S字状曲面形状の傾斜部14a,15aと該傾斜部14a,15aから前記ケーシング1の前板1aに至る平板形状の水平部14b,15bとにより構成することもでき、そのように構成した場合、縦渦発生を抑制して、吸込空気流Wを円滑に軸流ファン6に導くことができるとともに、整流板14,15の端部をケーシング前板1aで支持することとなり、支持構造が安定する。
【0013】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部および下部整流板14,15を、前記モータ支持台13の上下端部から前記ベルマウス12の吸込側端部12aに至る平板形状とすることもでき、そのように構成した場合、整流板14,15を構成する部材が小さくてすむ。
【0014】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部および下部整流板14,15を、前記モータ支持台13の上下端部から前記ベルマウス12の吸込側端部12aに至る略S字状曲面形状とすることもでき、そのように構成した場合、縦渦発生を抑制すると同時に、吸込空気流Wを円滑に軸流ファン6に導くことができるとともに、整流板14,15を構成する部材が小さくてすむ。
【0015】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第6の手段として、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部および下部整流板14,15における吸込側端部14c,15cを、前記熱交換器5の上下端部にそれぞれ係止することもでき、そのように構成した場合、整流板14,15の吸込側端部14c,15cの取付構造が簡略となる。
【0016】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第7の手段として、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部整流板14と前記ケーシング1の天板1dとの間に形成される余剰空間Sに電装品箱10を配設することもでき、そのように構成した場合、上部整流板14と前記ケーシング1の天板1dとの間に形成される余剰空間Sを有効に利用できる。
【0017】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第8の手段として、上記第7の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部整流板14を、前記電装品箱10における箱体の一部を兼用するように構成することもでき、そのように構成した場合、部材コストを低減できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。
【0019】
第1の実施の形態
図1ないし図3には、本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
【0020】
この空気調和機用室外機は、前述の従来技術の項において説明したものと同様な構造とされている。
【0021】
即ち、この空気調和機用室外機は、図1ないし図3に示すように、2面(即ち、背面1bおよび1側面1c)に空気吸込口7,7を有する箱型のケーシング1と、該ケーシング1内における前記空気吸込口7,7に対応する位置に配設された横断面形状がL字状の熱交換器5と、前記ケーシング1内に配設された軸流ファン6と、該軸流ファン6の外周部位に配設されたベルマウス12とを備え、前記軸流ファン6の吸込側に、前記熱交換器5の内方に位置して前記軸流ファン6の駆動源であるファンモータ11と該ファンモータ11を支持する縦方向のモータ支持台13とを配設して構成されている。前記ケーシング1内は、仕切壁4によって熱交換室2と機械室3とに区画されており、前記熱交換室2には、前記熱交換器5および前記軸流ファン6が配設される一方、前記機械室3には、圧縮機17が配設されている。前記熱交換室2の前面となる部位に空気吹出口8が形成されており、該空気吹出口8には、ファンガード9が設けられている。また、前記仕切壁4は、円滑な吸込空気流Wが得られるように、熱交換室2側に凸な湾曲形状とされている。
【0022】
そして、本実施の形態においては、前記軸流ファン6の上方および下方には、前記熱交換器5および前記モータ支持台13を通過した吸込空気流Wを前記軸流ファン6に導く上部および下部整流板14,15がそれぞれ設けられている。この上部および下部整流板14,15は、前記モータ支持台13の上下端部から前記ベルマウス12の吸込側端部12a近傍に至る平板形状の傾斜部14a,15aと該傾斜部14a,15aから前記ケーシング1の前板1aに至る平板形状の水平部14b,15bとにより構成されている。
【0023】
ところで、上記のように構成すると、前記上部整流板14と前記ケーシング1の天板1dとの間に余剰空間Sが形成されることとなる。そこで、該余剰空間Sに、電装品箱10を配設することもできる。このようにすると、上部整流板14と前記ケーシング1の天板1dとの間に形成される余剰空間Sを有効に利用できる。さらに、前記余剰空間Sに電装品箱10を配設するに当たって、前記上部整流板14を、前記電装品箱10における箱体の一部(例えば、底板)を兼用するように構成すれば、部材コストを低減できる。
【0024】
上記のように構成すると、空気吸込口7,7から吸い込まれ、熱交換器5を通過した吸込空気流Wは、軸流ファン6の上方および下部において上部および下部整流板14,15に導かれて軸流ファン6に吸い込まれることとなる。従って、上部および下部整流板14,15により、従来軸流ファン6の上下に発生していた縦渦が効果的に抑制されることとなる。その結果、軸流ファン6に吸い込まれる空気流Wが乱れのない流れとなり、ファンの騒音が低減され、室外機の騒音低下を図ることができる。
【0025】
また、本実施の形態においては、上部および下部整流板14,15は、前記モータ支持台13の上下端部から前記ベルマウス12の吸込側端部12a近傍に至る平板形状の傾斜部14a,15aと該傾斜部14a,15aから前記ケーシング1の前板1aに至る平板形状の水平部14b,15bとにより構成しているので、平板を連続させた単純な形状の整流板14,15により縦渦発生が抑制できるとともに、整流板14,15の端部をケーシング前板1aで支持することとなり、支持構造が安定する。
【0026】
なお、図4に示すように、前記上部および下部整流板14,15における吸込側端部14cに逆コ字状の係合部16を一体に形成し、該係合部16を、前記熱交換器5の上端部に係止することもできる。図示省略されているが、下部整流板15についても同様な構造とされている。このようにすると、整流板14,15の吸込側端部14c,15cの取付構造が簡略となる。
【0027】
第2の実施の形態
図5および図6には、本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
【0028】
この場合、上部および下部整流板14,15は、モータ支持台13の上下端部からベルマウス12の吸込側端部12a近傍に至る略S字状曲面形状の傾斜部14a,15aと該傾斜部14a,15aからケーシング1の前板1aに至る平板形状の水平部14b,15bとにより構成されている。このようにすると、吸込空気流Wを円滑に軸流ファン6に導くことができるとともに、整流板14,15の端部をケーシング前板1aで支持することとなり、支持構造が安定する。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0029】
第3の実施の形態
図7および図8には、本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
【0030】
この場合、上部および下部整流板14,15は、モータ支持台13の上下端部からベルマウス12の吸込側端部12aに至る平板形状とされている。このようにすると、整流板14,15を構成する部材が小さくてすむ。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0031】
第4の実施の形態
図9には、本願発明の第4の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
【0032】
この場合、上部および下部整流板14,15を、モータ支持台13の上下端部からベルマウス12の吸込側端部12aに至る略S字状曲面形状とされている。このようにすると、吸込空気流Wを円滑に軸流ファン6に導くことができるとともに、整流板14,15を構成する部材が小さくてすむ。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0033】
なお、上記各実施の形態においては、ケーシングの2面(例えば、背面および1側面)に空気吸込口を有し、横断面L字状の熱交換器を備えた空気調和機用室外機について説明したが、本願発明は、ケーシングの3面(例えば、背面および2側面)に空気吸込口を有し、横断面コ字状の熱交換器を備えた空気調和機用室外機にも適用可能なことは勿論である。この場合、機械室はケーシング底部に設けられることが多い。
【0034】
【発明の効果】
本願発明の第1の手段によれば、少なくとも2面に空気吸込口7,7を有する箱型のケーシング1と、該ケーシング1内における前記空気吸込口7,7に対応する位置に配設された熱交換器5と、前記ケーシング1内に配設された軸流ファン6と、該軸流ファン6の外周部位に配設されたベルマウス12とを備え、前記軸流ファン6の吸込側に、前記熱交換器5の内方に位置して前記軸流ファン6の駆動源であるファンモータ11と該ファンモータ11を支持するモータ支持台13とを配設してなる空気調和機用室外機において、前記軸流ファン6の上方および下方に、前記熱交換器5および前記モータ支持台13を通過した吸込空気流Wを前記軸流ファン6に導く上部および下部整流板14,15をそれぞれ設けて、従来軸流ファン6の上下に発生していた縦渦を効果的に抑制できるようにしたので、軸流ファン6に吸い込まれる空気流Wが乱れのない流れとなり、ファンの騒音が低減され、室外機の騒音低下を図ることができるという効果がある。
【0035】
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部および下部整流板14,15を、前記モータ支持台13の上下端部から前記ベルマウス12の吸込側端部12a近傍に至る平板形状の傾斜部14a,15aと該傾斜部14a,15aから前記ケーシング1の前板1aに至る平板形状の水平部14b,15bとにより構成することもでき、そのように構成した場合、平板を連続させた単純な形状の整流板14,15により縦渦発生が抑制できるとともに、整流板14,15の端部をケーシング前板1aで支持することとなり、支持構造が安定する。
【0036】
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部および下部整流板14,15を、前記モータ支持台13の上下端部から前記ベルマウス12の吸込側端部12a近傍に至る略S字状曲面形状の傾斜部14a,15aと該傾斜部14a,15aから前記ケーシング1の前板1aに至る平板形状の水平部14b,15bとにより構成することもでき、そのように構成した場合、吸込空気流Wをより円滑に軸流ファン6に導くことができるとともに、整流板14,15の端部をケーシング前板1aで支持することとなり、支持構造が安定する。
【0037】
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部および下部整流板14,15を、前記モータ支持台13の上下端部から前記ベルマウス12の吸込側端部12aに至る平板形状とすることもでき、そのように構成した場合、整流板14,15を構成する部材が小さくてすむ。
【0038】
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部および下部整流板14,15を、前記モータ支持台13の上下端部から前記ベルマウス12の吸込側端部12aに至る略S字状曲面形状とすることもでき、そのように構成した場合、吸込空気流Wをより円滑に軸流ファン6に導くことができるとともに、整流板14,15を構成する部材が小さくてすむ。
【0039】
本願発明の第6の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部および下部整流板14,15における吸込側端部14c,15cを、前記熱交換器5の上下端部にそれぞれ係止することもでき、そのように構成した場合、整流板14,15の吸込側端部14c,15cの取付構造が簡略となる。
【0040】
本願発明の第7の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部整流板14と前記ケーシング1の天板1dとの間に形成される余剰空間Sに電装品箱10を配設することもでき、そのように構成した場合、上部整流板14と前記ケーシング1の天板1dとの間に形成される余剰空間Sを有効に利用できる。
【0041】
本願発明の第8の手段におけるように、上記第7の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記上部整流板14を、前記電装品箱10における箱体の一部を兼用するように構成することもでき、そのように構成した場合、部材コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の変形例を示す部分縦断面図である。
【図5】本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の縦断面図である。
【図6】本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の横断面図である。
【図7】本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の縦断面図である。
【図8】本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の横断面図である。
【図9】本願発明の第4の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の縦断面図である。
【図10】従来の空気調和機用室外機の縦断面図である。
【図11】従来の空気調和機用室外機の横断面図である。
【符号の説明】
1はケーシング、1aは前板、1bは背面、1cは側面、1dは天板、5は熱交換器、6は軸流ファン、7は空気吸込口、10は電装品箱、11はファンモータ、12はベルマウス、12aは吸込側端部、13はモータ支持台、14は上部整流板、14aは傾斜部、14bは水平部、14cは吸込側端部、15は下部整流板、15aは傾斜部、15bは水平部、15cは吸込側端部、16は係合部、Sは余剰空間、Wは吸込空気流。
Claims (8)
- 少なくとも2面に空気吸込口(7),(7)を有する箱型のケーシング(1)と、該ケーシング(1)内における前記空気吸込口(7),(7)に対応する位置に配設された熱交換器(5)と、前記ケーシング(1)内に配設された軸流ファン(6)と、該軸流ファン(6)の外周部位に配設されたベルマウス(12)とを備え、前記軸流ファン(6)の吸込側に、前記熱交換器(5)の内方に位置して前記軸流ファン(6)の駆動源であるファンモータ(11)と該ファンモータ(11)を支持するモータ支持台(13)とを配設してなる空気調和機用室外機であって、前記軸流ファン(6)の上方および下方には、前記熱交換器(5)および前記モータ支持台(13)を通過した吸込空気流(W)を前記軸流ファン(6)に導く上部および下部整流板(14),(15)をそれぞれ設けたことを特徴とする空気調和機用室外機。
- 前記上部および下部整流板(14),(15)を、前記モータ支持台(13)の上下端部から前記ベルマウス(12)の吸込側端部(12a)近傍に至る平板形状の傾斜部(14a),(15a)と該傾斜部(14a),(15a)から前記ケーシング(1)の前板(1a)に至る平板形状の水平部(14b),(15b)とにより構成したことを特徴とする前記請求項1記載の空気調和機用室外機。
- 前記上部および下部整流板(14),(15)を、前記モータ支持台(13)の上下端部から前記ベルマウス(12)の吸込側端部(12a)近傍に至る略S字状曲面形状の傾斜部(14a),(15a)と該傾斜部(14a),(15a)から前記ケーシング(1)の前板(1a)に至る平板形状の水平部(14b),(15b)とにより構成したことを特徴とする前記請求項1記載の空気調和機用室外機。
- 前記上部および下部整流板(14),(15)を、前記モータ支持台(13)の上下端部から前記ベルマウス(12)の吸込側端部(12a)に至る平板形状としたことを特徴とする前記請求項1記載の空気調和機用室外機。
- 前記上部および下部整流板(14),(15)を、前記モータ支持台(13)の上下端部から前記ベルマウス(12)の吸込側端部(12a)に至る略S字状曲面形状としたことを特徴とする前記請求項1記載の空気調和機用室外機。
- 前記上部および下部整流板(14),(15)における吸込側端部(14c),(15c)を、前記熱交換器(5)の上下端部にそれぞれ係止したことを特徴とする前記請求項1、2、3、4および5のいずれか一項記載の空気調和機用室外機。
- 前記上部整流板(14)と前記ケーシング(1)の天板(1d)との間に形成される余剰空間(S)には電装品箱(10)を配設したことを特徴とする前記請求項1、2、3、4、5および6のいずれか一項記載の空気調和機用室外機。
- 前記上部整流板(14)を、前記電装品箱(10)における箱体の一部を兼用するように構成したことを特徴とする前記請求項7記載の空気調和機用室外機。
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