JP6095372B2 - 冷凍空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍空調装置に関する。
従来の冷凍空調装置としては、室外ユニットの背面パネル及び両側の側面パネルの内側に沿って形成された凝縮器と、この凝縮器と略同じ高さに設けられた送風機とを備え、送風機が動作することにより凝縮器に外気を通風できるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−282889号公報(第7頁、図4、図6)
ここで、上記特許文献1に記載の冷凍空調装置は、上下に配置された凝縮器及び熱源側熱交換器にそれぞれ対向して送風機も上下に設けられており、熱源側熱交換器に対向する送風機によって生じる風が凝縮器にも作用する構成となっているが、冷凍空調装置の本体ケース内が2つに区画されていて一方に凝縮器、他方に熱源側熱交換器が配置された冷凍空調装置もある。そのような2つに区画された本体ケース内の一方に凝縮器及び送風機を設けた冷凍空調装置において、上記特許文献1に記載の略コの字形状(略U字形状。一辺を除いた矩形。)に配置した凝縮器を採用すると、凝縮器の略コの字形状の角部分への距離は、送風機から凝縮器の他の部分への距離と比べて大きくなるため、この角部分において風が流れにくいという課題があった。すなわち、図8は略コの字形状に配置された凝縮器60と送風機62の配置の一例を示す図であるが、図8に符号61で示す凝縮器60の角部分は、送風機62の吸引側との距離が相対的に大きいため、符号61の部分においては風が流れにくく風速が低下し、熱交換効率が低下するという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、熱交換器の熱交換効率を向上させることのできる冷凍空調装置を提供するものである。
本発明に係る冷凍空調装置は、第一壁部、前記第一壁部の両端に垂直に連なる第二壁部、及び前記第一壁部と対向する第三壁部を有し、前記第一壁部及び前記第二壁部に吸込口が形成された箱型の本体ケースと、前記吸込口から前記本体ケース内に空気を吸引する複数の送風機と、前記本体ケース内に設けられ、前記吸込口から前記送風機に至る空気の風路上に配置された熱交換器とを備え、前記熱交換器は、前記第一壁部の内側に沿って設けられ前記第一壁部よりも幅の狭い第一部分、及び前記第一部分の幅方向の両側それぞれから前記第三壁部に向かって延び、前記第一部分に対して鈍角に傾斜して配置された第二部分を有しており、前記複数の送風機のうち一部の送風機は、その吸引面が前記熱交換器の前記第一部分と対面するように配置され、前記複数の送風機のうち残りの送風機は、その吸引面が前記熱交換器の前記第二部分と対面するように配置されており、前記複数の送風機のすべては、各送風機を前記熱交換器からの距離が等しくなるように配置した場合の、前記第一壁部と前記第三壁部とを結ぶ方向における各送風機の位置を平均した平均位置に、配置されているものである。
本発明によれば、熱交換器は、第一壁部の内側に沿って設けられ第一壁部よりも幅の狭い第一部分、及びこの第一部分の幅方向の両側それぞれから第三壁部に向かって延び、第一部分に対して鈍角に傾斜して配置された第二部分を有する。このため、第一部分と第二部分とが成す角部分から送風機の吸引面までの距離を、第一部分と第二部分とが直角である従来の冷凍空調装置と比べて短くすることができ、角部分における風速の低下が抑制されて風速分布を均一に近づけることができる。したがって、熱交換器における熱交換効率を向上させることができる。
実施の形態1に係る冷凍空調装置の斜視図である。 実施の形態1に係る冷凍空調装置の背面図である。 実施の形態1に係る冷凍空調装置の上段部を示す図である。 実施の形態2に係る冷凍空調装置の上段部を示す図である。 実施の形態3に係る冷凍空調装置の上段部を示す図である。 実施の形態4に係る冷凍空調装置の上段部を示す図である。 実施の形態4に係る冷凍空調装置の送風機と凝縮器との配置を説明する図である。 略コの字形状に配置された凝縮器と送風機の配置の一例を示す図である。
以下、本発明に係る冷凍空調装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものではない。また、各図面では、同一又は対応する構成には、同一の符号を付している。また、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る冷凍空調装置の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る冷凍空調装置の背面図である。図1及び図2を参照して、実施の形態1に係る冷凍空調装置1の構成を説明する。
冷凍空調装置1は、例えば直方体の箱型の本体ケース10を備えている。本体ケース10内には、冷凍サイクルに必要な要素部品が収容されている。本体ケース10の内部は、上下2段に区画されており、下側の空間を下段部11、上側の空間を上段部12と称する。上段部12には、送風機20と凝縮器として機能する熱交換器(図1、図2には図示せず)とが設けられている。下段部11には、圧縮機、電子膨張弁、冷却器として機能する熱交換器等の冷凍サイクルに必要な要素部品、制御基盤、及びインバータ等が格納されている。制御基盤及びインバータは、雨等に濡れないように例えばカバーで覆われ、あるいは機械室に収容されている。なお、本実施の形態1では、上段部12に設けられた熱交換器が凝縮器として機能し、下段部11に設けられた熱交換器が冷却器として機能する場合を例に説明する。これ以降の説明では、上段部12に設けられた熱交換器を凝縮器30(図3参照)と称し、下段部11に設けられた熱交換器(図示せず)を冷却器と称する。
本体ケース10は、後壁13と、後壁13の両端に垂直に連なる左右の側壁14と、後壁13に対向する前壁15とを備える。なお、後壁13と左右の側壁14とが「垂直」であるとは、例えば製造上生じる誤差を含んでいてもよいものとし、また、後壁13と側壁14とが交わる角部分が丸められていてもよいものとする。後壁13には、図2に示すように、保護網で覆われた吸込口16が設けられている。また、側壁14にも、図1に示すように、保護網で覆われた吸込口16が設けられている。なお、図1では右側の側壁14及び吸込口16が図示されているが、左側にも同様の側壁14及び吸込口16が設けられている。前壁15には、送風機20から送出される風を本体ケース10の外へ流出させる吹出口17が形成されている。この吹出口17には、図示しない保護網が取り付けられている。吹出口17の径方向内側に、送風機20の吐出面が配置されている。
図3は、実施の形態1に係る冷凍空調装置の上段部を示す図であり、図1のA−A線における概略断面図である。図3には、送風機20が動作することによって生じる空気の流れを矢印41、42、43で概念的に示している。
送風機20は、プロペラファン及びこのプロペラファンを駆動するファンモータを有する軸流ファンである。ここで、送風機20の空気を吸い込む側の面を吸引面といい、空気を吹き出す側の面を吐出面という。これら複数の送風機20はすべて、その吸引面を本体ケース10の後壁13に向けて設置されている。送風機20の吐出面は、本体ケース10の前壁15に形成された吹出口17から本体ケース10の外へ突出している。また、本実施の形態1では、本体ケース10の幅方向(図3の紙面左右方向)に、4つの送風機20が一列に配置されている。なお、図3では図示しないが、図1において上段側に設けられた4つの送風機20も、本体ケース10の幅方向に一列に配置されている。
本体ケース10の内部であって、後壁13及び側壁14の内側には、凝縮器30が設けられている。凝縮器30は、例えばフィンチューブ型の熱交換器であり、後壁13と対向する後部31と、後部31の幅方向両端から前壁15に向かって延びる側部32とを有する。後部31は後壁13よりも幅寸法が小さい。側部32は、前壁15側の端部に対して後壁13側の端部の方が側壁14から離れる方向、すなわち前壁15側から後壁13側に向かって本体ケース10の内側へ傾いている。側部32は、後部31に対して鈍角に傾斜しており、後部31の内面と側部32の内面との成す角は鈍角となっている。したがって、図3に示すように、本体ケース10の後壁13と側壁14とが連なる角の内側には、凝縮器30が設けられておらず、本実施の形態1の凝縮器30は、図8に例示した凝縮器60の角部分をカットした形状である。
なお、本実施の形態1では、後部31及び両側の側部32は、それぞれ別々の凝縮器として製作されており、厳密には後部31の両端部と側部32とは連なっていないが、本発明は図3に示すように後部31及び側部32を別々の熱交換器として製作したものも含むものとする。また、本発明は、後部31及び側部32を一体として製作したものも含むものとする。
なお、本体ケース10の後壁13は、本発明の本体ケースの第一壁部に相当する。
また、本体ケース10の側壁14は、本発明の本体ケースの第二壁部に相当する。
また、本体ケース10の前壁15は、本発明の本体ケースの第三壁部に相当する。
また、凝縮器30は、本発明の熱交換器に相当する。
また、凝縮器30の後部31は、本発明の熱交換器の第一部分に相当する。
また、凝縮器30の側部32は、本発明の熱交換器の第二部分に相当する。
次に、実施の形態1に係る冷凍空調装置1内の空気の流れについて、図3を参照して説明する。送風機20が動作すると、本体ケース10の後壁13及び側壁14に形成された吸込口16から本体ケース10内へ空気が吸い込まれる(図3に示す矢印41及び矢印42)。図3に示す4つの送風機20のうち中央の2つの送風機20は、その吸引面が凝縮器30の後部31と対面しており、これら中央の2つの送風機20には、矢印41で示すように後壁13の吸込口16から吸い込まれて凝縮器30の後部31を通過した空気が主に吸引される。また、左右両端に配置された2つの送風機20は、その吸引面が主に凝縮器30の側部32に対面しており、これら両端の2つの送風機20には、矢印42で示すように、後壁13及び側壁14の吸込口16から吸い込まれて凝縮器30の側部32を通過した空気が主に吸引される。吸込口16から本体ケース10内に吸い込まれた空気は、凝縮器30を通過する際に凝縮器30と熱交換し、送風機20に送出され、矢印43で示すように吹出口17から本体ケース10の外へ流出する。
本実施の形態1では、凝縮器30の後部31の幅を本体ケース10の後壁13の幅よりも小さく構成するとともに、後部31に対して凝縮器30の側部32を鈍角に傾斜させた。このため、後部31と側部32とが成す鈍角部分から送風機20の吸引面までの距離を、図8に例示した凝縮器の直角の角部分(符号61)から送風機20までの距離と比べて短くすることができる。したがって、凝縮器30の後部31と側部32とが形成する角部分における風速の低下を抑制することができ、風速分布を均一に近づけることができる。風速分布を均一に近づけることができるため、図8に例示した凝縮器と比べて熱交換効率を向上させることができる。凝縮器30の熱交換効率を向上させることができるため、送風機20の回転率を低下させることが可能となり、送風機20の回転に伴う騒音及び消費電力を低減させることができる。また、凝縮器30のサイズを図8に例示した凝縮器と比べて小さくすることができるので、製造コストを削減することができる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、各送風機20の吸引面と凝縮器30との距離が同じになるように構成した例を説明する。なお、本実施の形態2では、特に言及しない事項については実施の形態1と同様であるものとし、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図4は、実施の形態2に係る冷凍空調装置の上段部を示す図であり、図1のA−A線における概略断面図である。図4には、送風機20が動作することによって生じる空気の流れを矢印41、42、43で概念的に示している。
本実施の形態2では、実施の形態1と同様に、凝縮器30の側部32は、後部31に対して鈍角に傾斜している。
本実施の形態2の凝縮器30の後部31の幅は、本体ケース10の幅方向(図4の紙面左右方向)に並べられた複数の送風機20の吸引面全体の幅とほぼ同じである。すなわち、凝縮器30の後部31の内面を含む面上に、複数の送風機20の吸引面を投影した領域が、後部31の内面の領域の範囲内となるように送風機20が配置されている。また、各送風機20(図4に示す4つの送風機20)は本体ケース10の幅方向に一列に配置されており、各送風機20と凝縮器30との距離(図4に矢印50で示す)は、すべて等しい。
このような構成において、送風機20が動作すると、本体ケース10の後壁13及び側壁14に形成された吸込口16から本体ケース10内へ空気が吸い込まれる(図4に示す矢印41及び矢印42)。各送風機20は、その吸引面が凝縮器30の後部31と対面しており、これら各送風機20には、矢印41で示すように後壁13の吸込口16から吸い込まれて凝縮器30の後部31を通過した空気が主に吸引される。また、主に左右両端に配置された送風機20には、本体ケース10の側壁14に形成された吸込口16から吸い込まれて凝縮器30の側部32を通過した空気も吸い込まれる。
本実施の形態2では、各送風機20から凝縮器30(後部31)までの距離が同じであるため、本体ケース10内における風速分布をより均一に近づけることができる。風速分布を均一に近づけることができるため、凝縮器30における熱交換効率を向上させることができる。凝縮器30の熱交換効率を向上させることができるため、送風機20の回転率を低下させることが可能となり、送風機20の回転に伴う騒音及び消費電力を低減させることができる。
なお、図4に示した例では、本体ケース10の後壁13と凝縮器30の後部31との間に、図3に示した例よりも大きな隙間を設けた例を示したが、後壁13と後部31との距離は図4に示した例に限定されない。後壁13と凝縮器30の後部31とを、図3のように近づけて配置してもよく、本実施の形態2と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施の形態2では、実施の形態1と同様に送風機20の吐出面を本体ケース10の外側に配置した構成例を示したが、送風機20を、吐出面を含めすべて本体ケース10内に配置してもよい。送風機20の吐出面を含め送風機20全体を本体ケース10の内部に配置したものと、実施の形態1のように送風機20の吐出面を本体ケース10の外側に露出させたものとについて気流解析を行った結果、前者は後者よりも風速が上昇することがわかった。風速が上昇するため、凝縮器30における熱交換効率を向上させることができる。
実施の形態3.
本実施の形態3では、各送風機20の吸引面と凝縮器30との距離が同じになるように構成した他の構成例を説明する。なお、本実施の形態3では、特に言及しない事項については実施の形態1と同様であるものとする。また、本実施の形態3では、実施の形態2との相違点を中心に説明する。
図5は、実施の形態3に係る冷凍空調装置の上段部を示す図であり、図1のA−A線における概略断面図である。図5には、送風機20が動作することによって生じる空気の流れを矢印41、42、43で概念的に示している。
本実施の形態3では、実施の形態1と同様に、凝縮器30の側部32は、後部31に対して鈍角に傾斜している。
本実施の形態3は、各送風機20(図5に示す4つの送風機20)と凝縮器30との距離(図5に矢印51で示す)が、すべて等しいという点では実施の形態2と同様であるが、それを実現するための構成が実施の形態2とは異なる。具体的には、本実施の形態2では、4つの送風機20のうち中央の送風機20(図5及び本実施の形態3のこれ以降の説明において送風機20aと称する)の吸引面は、凝縮器30の後部31と対面している。一方、左右両端の送風機20(図5及び本実施の形態3のこれ以降の説明において送風機20bと称する)の吸引面は、凝縮器30の側部32と対面している。実施の形態2とは異なり、凝縮器30の後部31の内面を含む面上に送風機20a及び送風機20bの吸引面を投影した場合、送風機20aの吸引面を投影した領域は後部31の内面の領域内であるものの、送風機20bの吸引面を投影した領域は後部31の内面の領域からはみ出している。
そして、送風機20aは、送風機20bよりも、本体ケース10の内部に入り込んだ位置に配置されている。すなわち、送風機20aと送風機20bとは、本体ケース10の奥行き方向(図5の紙面上下方向)に異なる位置に配置されており、送風機20aは、送風機20bよりも本体ケース10の後壁13に近い位置に配置されている。送風機20aから凝縮器30(後部31)までの距離と、送風機20bから凝縮器30(側部32)までの距離は、すべて等しい。
このような構成において、送風機20a、20bが動作すると、本体ケース10の後壁13及び側壁14に形成された吸込口16から本体ケース10内へ空気が吸い込まれる(図5に示す矢印41及び矢印42)。送風機20aは、その吸引面が凝縮器30の後部31と対面しており、送風機20aには、矢印41で示すように後壁13の吸込口16から吸い込まれて凝縮器30の後部31を通過した空気が主に吸引される。また、送風機20bは、その吸引面が凝縮器30の側部32と対面しており、送風機20bには、矢印42で示すように、後壁13及び側壁14の吸込口16から吸い込まれて凝縮器30の側部32を通過した空気が主に吸引される。
本実施の形態3では、各送風機20a、20bから凝縮器30までの距離が同じであるため、本体ケース10内における風速分布をより均一に近づけることができる。風速分布を均一に近づけることができるため、凝縮器30における熱交換効率を向上させることができる。
また、本実施の形態3では、送風機20bは主に凝縮器30の側部32を通過した空気を吸引するため、実施の形態2で示した例よりも凝縮器30の側部32における伝熱面積を拡大することができる。したがって、本実施の形態3によれば、実施の形態2よりも凝縮器30の熱交換能力を向上させることができる。
凝縮器30の熱交換効率を向上させることができるため、送風機20a、20bの回転数を低下させることが可能となり、送風機20a、20bの回転に伴う騒音及び消費電力を低減させることができる。
実施の形態4.
本実施の形態4では、送風機20と凝縮器30の他の配置例を説明する。なお、本実施の形態4では、特に言及しない事項については実施の形態1と同様であるものとする。また、本実施の形態4では、実施の形態1〜3との相違点を中心に説明する。
図6は、実施の形態4に係る冷凍空調装置の上段部を示す図であり、図1のA−A線における概略断面図である。図6には、送風機20が動作することによって生じる空気の流れを矢印41、42、43で概念的に示している。
本実施の形態4では、実施の形態1と同様に、凝縮器30の側部32は、後部31に対して鈍角に傾斜している。そして、送風機20は、実施の形態1及び実施の形態2と同様に、本体ケース10の幅方向に一列に並んでいる。すなわち、すべての送風機20は、本体ケース10の奥行き方向(図6の紙面上下方向)において同じ位置に並んでいる。しかし、各送風機20と凝縮器30との距離が、実施の形態1〜3とは異なる。
各送風機20と凝縮器30との距離は、次のようにして決定される。図7は、実施の形態4に係る冷凍空調装置の送風機と凝縮器との配置を説明する図である。図7では、複数の送風機20を、それぞれ、送風機20c、20d、20e、20fと区別して示している。
まず、図7(A)に示すように、複数の送風機20のうちいずれか一つ以上と凝縮器30の後部31とが対面し、送風機20のいずれか一つ以上と側部32とが対面するように、かつ各送風機20から凝縮器30(後部31又は側部32)までの距離が同一となるように、すべての送風機20を配置したと仮定する。なお、図7(A)に示す配置は、実施の形態3の図5に示したものと同じである。図7(A)の例では、送風機20c及び送風機20fが後部31と対面し、送風機20d及び送風機20eが側部32と対面するように配置されている。このように配置した場合における、後壁13から前壁15へ向かう方向にて送風機20c、20d、20eの位置(図7の符号52、53参照)を平均した平均位置(符号54)に、すべての送風機20を配置する(図7(B)参照)。すべての送風機20は、本体ケース10の幅方向(図7の紙面左右方向)に一列に配置され、本体ケース10の後壁13から各送風機20までの距離はすべて同じである。本実施の形態4の送風機20は、実施の形態1の図3で示したものと比べて、本体ケース10の内部に押し込まれた状態で配置される。
次に、本実施の形態4の冷凍空調装置1の動作及び作用を、図6を参照して説明する。
送風機20が動作すると、本体ケース10の後壁13及び側壁14に形成された吸込口16から本体ケース10内へ空気が吸い込まれる(図6に示す矢印41及び矢印42)。凝縮器30の後部31と対面する送風機20には、矢印41で示すように後壁13の吸込口16から吸い込まれて凝縮器30の後部31を通過した空気が主に吸引される。また、凝縮器30の側部32と対面した送風機20には、矢印42で示すように後壁13及び側壁14に設けられた吸込口16から吸い込まれて凝縮器30の側部32を通過した空気が主に吸引される。
本実施の形態4では、すべての送風機20を本体ケース10の幅方向に一列に配置して送風機20の吐出面の位置を揃えたので、各送風機20は隣あう送風機20からの風の影響を受けにくく、実施の形態3よりも安定した送風を行うことができる。また、本実施の形態4では、凝縮器30の後部31に対面する送風機20と側部32に対面する送風機20の両方を設けた。さらに、凝縮器30(後部31又は側部32)からの距離が等しくなるように配置した場合の、後壁13から前壁15へ向かう方向における各送風機20の位置を平均した平均位置に、すべての送風機20を幅方向に一列に配置した。このため、各送風機20から凝縮器30までの距離はすべて同じではないものの、例えば実施の形態1と比べるとその距離は近い値となるため、風速分布を均一に近づけることができる。また、凝縮器30の後部31を通過した空気を吸引する送風機20と、側部32を通過した空気を吸引する送風機20の両方を設けているので、実施の形態2のようにすべての送風機20を凝縮器30の後部31と対面させた場合よりも凝縮器30の熱交換能力を向上させることができる。このように、本実施の形態4によれば、複数の送風機20の吐出面を一列に配置することによる送風の安定性向上、各送風機20から凝縮器30までの距離の偏りを低減することによる風速分布の均一性向上、及び凝縮器30の後部31及び側部32の両方に空気を積極的に通過させることによる凝縮器30の伝熱面積の確保、という効果を得ることができる。
また、本実施の形態4のように送風機20の吐出面を含め送風機20全体を本体ケース10の内部に配置したものと、実施の形態1のように送風機20の吐出面を本体ケース10の外側に露出させたものとについて気流解析を行った結果、本実施の形態4のように送風機20を本体ケース10内に設置すると、実施の形態1と比べて風速を上昇させることができることがわかった。このように風速を上昇させることができるため、凝縮器30における熱交換効率を向上させることができ、送風機20の回転率を低下させることが可能となり、送風機20の回転に伴う騒音及び消費電力を低減させることができる。
なお、上記実施の形態1〜4では、複数の送風機20を上下2段に配置した構成例を示したが、送風機20の上下方向の配置はこれに限定されず、送風機20を上下1段あるいは上下3段以上に配置してもよい。また、送風機20の数は、冷凍空調装置1が必要とする風量に応じて決定すればよく、図示のものに限定されない。
また、上記実施の形態1〜4では、本体ケース10の後壁13及び側壁14の吸込口16から前壁15の吹出口17へ空気が概ね水平方向に流れる例を示したが、これに限らない。例えば、本体ケース10内を概ね垂直に流れるように上記実施の形態で示した構成の向きを変え、本体ケース10の上壁及び側壁に設けた吸込口16から吸い込まれた空気が本体ケース10の下壁に設けた吹出口17(ただし、本体ケース10の下壁と床面との間には通風可能な隙間を設けておく)へ流れるようにしてもよい。
1 冷凍空調装置、10 本体ケース、11 下段部、12 上段部、13 後壁、14 側壁、15 前壁、16 吸込口、17 吹出口、20 送風機、30 凝縮器、31 後部、32 側部、60 凝縮器。

Claims (2)

  1. 第一壁部、前記第一壁部の両端に垂直に連なる第二壁部、及び前記第一壁部と対向する第三壁部を有し、前記第一壁部及び前記第二壁部に吸込口が形成された箱型の本体ケースと、
    前記吸込口から前記本体ケース内に空気を吸引する複数の送風機と、
    前記本体ケース内に設けられ、前記吸込口から前記送風機に至る空気の風路上に配置された熱交換器とを備え、
    前記熱交換器は、前記第一壁部の内側に沿って設けられ前記第一壁部よりも幅の狭い第一部分、及び前記第一部分の幅方向の両側それぞれから前記第三壁部に向かって延び、前記第一部分に対して鈍角に傾斜して配置された第二部分を有しており、
    前記複数の送風機のうち一部の送風機は、その吸引面が前記熱交換器の前記第一部分と対面するように配置され、
    前記複数の送風機のうち残りの送風機は、その吸引面が前記熱交換器の前記第二部分と対面するように配置されており、
    前記複数の送風機のすべては、各送風機を前記熱交換器からの距離が等しくなるように配置した場合の、前記第一壁部と前記第三壁部とを結ぶ方向における各送風機の位置を平均した平均位置に、配置されている
    ことを特徴とする冷凍空調装置。
  2. 前記第一壁部は前記本体ケースの後壁、前記第二壁部は前記本体ケースの側壁、前記第三壁部は前記本体ケースの前壁であり、
    前記後壁及び前記側壁に設けられた前記吸込口から吸い込んだ空気を前記前壁に設けられた吹出口から吹き出す前方吹出型の請求項1に記載の冷凍空調装置。
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