JP3401982B2 - ホットプレート - Google Patents

ホットプレート

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JP3401982B2
JP3401982B2 JP08224095A JP8224095A JP3401982B2 JP 3401982 B2 JP3401982 B2 JP 3401982B2 JP 08224095 A JP08224095 A JP 08224095A JP 8224095 A JP8224095 A JP 8224095A JP 3401982 B2 JP3401982 B2 JP 3401982B2
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hot plate
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fan
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幸一 中野
修三 徳満
泉 山浦
博史 西田
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調理中に発生する油煙
の拡散を低減するホットプレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】食卓でホットプレートを用いて焼き肉調
理等をする場合には、油煙が発生し、飛散したり、上昇
気流とともに室内に拡散していき、天井や壁に付着しこ
びりつき不快なものとなる。
【0003】発生してくる油煙の対策としては、主に換
気扇を用いて油煙が室内にこもるのを防止していた。
【0004】また、業務用の技術としては、プレートの
上部または下部、周辺部に吸引機構を設けて、油煙の拡
散を防止するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、換気扇
を用いたとしても、一般には、食卓上のホットプレート
と換気扇の距離は近いとは限らないものであり、一担、
上昇、拡散した油煙を離れた換気扇で吸引するには能力
不足であり、ホットプレート真上の天井や壁面に油煙が
こびりつくものであった。
【0006】また、業務用の吸引機構はシステムが大き
いものであり、家庭用へスケールダウンするには、技術
上の困難が大きいものであった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、できるだけスケールアップすることなく、また収納
時等に不都合をきたすことなく、簡便な手段で、調理中
に発生する油煙、油滴を捕獲し飛散や、拡散を防止する
ことにより天井や壁面への付着を低減することを第1の
目的とする。
【0008】また、本発明の第2の目的は、発生する油
煙の捕獲をより確実なものとし、さらに付着を低減する
ことである。
【0009】また、本発明の第3の目的は、発生する油
煙の捕獲をより確実なものとし、さらに付着を低減する
他の手段を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めの本発明の第1の手段は、加熱用のヒータと、前記ヒ
ータの上部に設けられた金属性プレートと、前記ヒータ
と前記金属性プレートを支える支持体とを備え、金属性
プレート上部には非使用時の上蓋兼用のフードを備え、
前記支持体には前記フードを支えるガイドを備えるとと
もに、前記ガイドは支持体からの取り外しが可能なホッ
トプレートを提供する。
【0011】第2の目的を達成するための本発明の第2
の手段は、本発明の第1の手段に加えて、フードはフィ
ルタの着脱が可能であるホットプレートとするものであ
る。
【0012】さらに、第3の目的を達成するための本発
明の第3の手段は、本発明の第1の手段に加えて、支持
体にはファンを備え、ファンによりプレートからフード
への気流調節を可能としたホットプレートとするもので
ある。
【0013】
【作用】本発明の第1の手段によれば、プレート上部に
フードをガイドにより適度な高さに調節することによ
り、フードから外れる油煙もあるが、調理中に発生する
大半の油煙は上昇気流に乗りフードに衝突し、いくらか
ははねかえりフードからあふれるが、残りは衝突により
フード内部に付着し、捕獲され、室内への拡散量を低減
するものである。
【0014】さらに、上昇する油煙以外にも、飛び散る
油滴の一部も捕獲し、食卓や床への付着を低減するもの
である。
【0015】また、フード自体はホットプレートを使用
しないときにはホットプレートの上蓋として使用するこ
とから、特にスケールアップする必要ことがなく、収納
時などにも不都合が生じないものとなる。
【0016】また、本発明の第2の手段によれば、フー
ドにフィルタを取り付けることにより、油煙の捕獲効率
を上昇させ、さらに室内への拡散量を低減するものであ
る。
【0017】さらに、本発明の第3の手段によれば、支
持体に備えたファンの働きにより、プレートからフード
への気流を調節することによって、発生する油煙の大部
分をフードに導くことが可能であり、フード内部での捕
獲効率が上昇し、やはり、室内への拡散量を低減するも
のである。
【0018】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例1について、図1に
基づいて説明する。図1はホットプレートの断面図であ
る。1は加熱用のヒータ、ここでは1300Wのシーズ
ヒータを用いている。2は金属性プレートであり大きさ
は直径40cmの円形プレート、3はヒータ1と金属性
プレート2を支える支持体、4は耐熱ガラス性のフード
であり、大きさは直径40cm、深さ10cmであり、
ホットプレートを使用しないときには上蓋としての機能
を有するものである。5はフード4を支えるガイドであ
り、ここでは高さを任意に調節できるものである。
【0019】このホットプレートを用いたときと、対照
実験としてのフードなしのホットプレートを用いて、実
際に焼き肉調理を行ったときの各点の油煙の粒子数を測
定した。また、フードの高さは下面が、プレート面から
40cmに設定した。
【0020】プレート温度を230℃設定とし、牛肉2
00グラム、もやし200グラム、サラダ油20ccを
用いて焼き肉調理を行った。測定にはリオン社製のパー
ティクルカウンタKC−01Cと10倍希釈装置KD−
01を用い、50cc/minで30秒間ずつ、開始か
ら1分間隔で20分間吸引した。
【0021】図2に測定ポイントを示す。高さ方向はプ
レート面から高さ100cmとし、横方向はプレート中
心から、0、20、40、60、80cmとした。
【0022】各点のカウント数を(表1)に示す。ここ
で、1ミクロン以上の粒子が発生油煙の99wt%以上
を占めているため、1ミクロン以上粒子の20分間のト
ータルのカウント数を示す。
【0023】
【表1】
【0024】以上のように横方向20cm、40cmの
フードからあふれだすと考えられるフードの周辺部分も
対照実験に比べて大差の無い程度であり、またフードで
投影された中央の0cmの部分も対照実験に比べて少な
く、各点のトータルとして比較してみれば、カウント数
の30%程度低減しており、フードによる捕獲効果があ
るといえる。
【0025】さらに、フードにはパーティクルカウンタ
ーでは測定できない、数10ミクロン以上の油滴も捕ら
えられており、食卓や床に付着するもの低減しているこ
とになる。また、ここでは高さの一例として40cmと
したが、調理物や調理状況により他の高さに調節しても
効果のあるものである。
【0026】このように、油煙の30%程度は衝突によ
って捕獲され、室内に拡散するのを低減し、また飛び散
る油滴も捕獲し、食卓上や床へ付着するのも低減するこ
とになる。
【0027】また、油煙、油滴の付着したフードは洗剤
等で簡単に洗い落とせるものであり、終了後は上蓋とし
て使用し、またガイドも取り外し可能とする事により、
本発明は従来のホットプレートをスケールアップするこ
となく、コンパクトで有用なホットプレートとなるもの
である。
【0028】(実施例2)次に、本発明の実施例2につ
いて、図3に基づいて説明する。1から5までは図1と
対応するものである。6はフード内部に取り付けたフィ
ルタであり、ここでは住友スリーエム社製の帯電フィル
タG−100を用いた。大きさはフード下面より一回り
小さい大きさであり直径30cmの円形とした。帯電フ
ィルタG−100は不織布の構造で、繊維に電荷を持ち
帯電しているものであり、タバコの煙や油煙のような帯
電粒子の除去には効果的なものである。
【0029】ここでも実施例1と同様の実験を行った。
結果を(表2)に示す。
【0030】
【表2】
【0031】以上のように横方向20cm、40cmの
フードからあふれだすと考えられるフードの周辺部分も
対照実験に比べて増加することなく、またフードで投影
された中央の0cm部分も極めて少なく、各点のトータ
ルとして、50%程度低減しており、フィルタにより捕
獲効果が上昇したといえる。
【0032】ここでは、帯電の不織布フィルタを用いた
が、非帯電フィルタや、金属フィルタ等を用いても効果
のあるものである。
【0033】このように、フードをフィルタの着脱可能
な構成とし、フィルタを装着することにより、さらに油
煙の捕獲効果が上昇し、本発明はさらに有用なものとな
る。
【0034】(実施例3)次に、本発明の実施例3につ
いて、図4に基づいて説明する。1から6までは図1、
図3と対応するものである。7は気流調節用ファンであ
り、ここでは直径3cm、長さ8cmの小型のクロスフ
ローファンを4個用い4方向から気流を調整するもので
ある。風向、風量の調節ができるものとした。
【0035】ここでファンの効果としては、油煙をフー
ドに導くための気流を形成するものである。よって、フ
ァンの方向は図4に示す様にフードの周辺から内部を向
くものであり、風速としては、ここでは50〜60cm
/min程度の微弱なものとして、油煙自体の上昇気流
を大きく乱すことなくフードに導くものとした。
【0036】このように実施例3では実施例1に比べ、
フィルタ効果とファン効果の両方を持たせたものとな
る。
【0037】ここでも実施例1、2と同様の実験を行っ
た。結果を(表3)に示す。
【0038】
【表3】
【0039】以上のように、フードで投影された中央部
分は極めて少なく、横方向20cm、40cmのフード
からあふれだすフード周囲に相当する部分も、対照実験
に比べて増加することなく、またそれより外側のでも減
少しており、各点のトータルとして、60%程度低減し
ており、ファンによる気流調節の結果、油煙がフードに
効率よく導かれ、捕獲効率が上昇したといえる。
【0040】また、風量を抑え小型のファンを用いて気
流の調節をすることから、スケールアップも最小限に抑
えることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の第1の手段によれば、プレート
上部にフードをガイドにより適度な高さに調節すること
により、調理中に発生する油煙の大半は上昇気流に乗り
フードに衝突し、いくらかははねかえりフードからあふ
れるが、残りは衝突によりフード内部に付着し、捕獲さ
れ、室内への拡散量を低減するものである。
【0042】さらに、上昇する油煙以外にも、飛び散る
油滴の一部も捕獲し、食卓や床への付着を低減するもの
である。
【0043】また、フード自体はホットプレートを使用
しないときにはホットプレートの上蓋として使用するこ
とから、特にスケールアップする必要ことがなく、収納
時などにも不都合が生じないものとなる。
【0044】また、本発明の第2の手段によれば、フー
ドにフィルタを取り付けることにより、油煙の捕獲効率
を上昇させ、さらに室内への拡散量を低減するものであ
る。
【0045】さらに、本発明の第3の手段によれば、支
持体に備えたファンの働きにより、プレートからフード
への気流を調節することによって、油煙の大部分をフー
ドに導くことが可能であり、フード内部での捕獲効率が
上昇し、やはり、室内への拡散量を低減するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるホットプレート
の構成図
【図2】本発明の第1の実施例における実験の測定ポイ
ント図
【図3】本発明の第2の実施例におけるホットプレート
の構成図
【図4】本発明の第3の実施例におけるホットプレート
の構成図
【符号の説明】
4 フード 5 ガイド 6 フィルタ 7 ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 博史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−30916(JP,A) 特開 昭63−180021(JP,A) 実開 平5−73435(JP,U) 実開 平3−75817(JP,U) 実開 昭60−161934(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 37/06 F24C 15/10 F24C 15/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱用のヒータと、前記ヒータの上部に
    設けられた金属性プレートと、前記ヒータと前記金属性
    プレートを支える支持体とを備え、金属性プレート上部
    には非使用時の上蓋兼用のフードを備え、前記支持体に
    は前記フードを支えるガイドを備えるとともに、前記ガ
    イドは支持体からの取り外しが可能なホットプレート。
  2. 【請求項2】 フードに設けられたフィルタの着脱が可
    能である請求項1記載のホットプレート。
  3. 【請求項3】 支持体にはファンを備え、前記ファンに
    より金属性プレートからフードへの気流調節が可能な請
    求項1記載のホットプレート。
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