JP3943358B2 - レンジフードファン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスコンロ、電気コンロ及び電磁誘導加熱式クッキングヒーター(IHヒータ)用としても好適なレンジフードファンに関するものである。
【0002】
【技術背景】
従来、レンジフードファンは、平型、ブーツ型等と呼称される様々な形態が存在するが、一般的にグリスフィルタ背後に排気装置を、グリスフィルタ前方とフード体との間に上昇気流の捕集空間を各々備え、その捕集空間で上昇気流の室内への漏気を阻止しながら、そのグリスフィルタで上昇気流に含まれる油脂分を除去し、排気装置で屋外に排気するシステムになっている。
また、グリスフィルタの前方にフード体の上板、左右側板との間に隙間を隔てて整流板と呼称される面板を配置し、その隙間から整流板で案内される上昇気流を、風速を高めて排気装置で吸引する構成にして、フード体外への上昇気流の漏気を防止するタイプのレンジフードファンも存在する。
ところで、一般的に加熱調理器具として普及しているのは、都市ガス、LPガス等を燃料とするガスコンロや、電気コンロであるが、今日では、電磁誘導加熱式クッキングヒーター(IHヒータ)のニーズが高まってきており、その電磁誘導加熱式クッキングヒーター用のレンジフードファンの提供も急務とされている。
【0003】
また、ガスコンロは、調理する鍋等からの湯気と共に二酸化炭素や場合によっては一酸化炭素等の有害物質を含む燃焼ガスからなる比較的強い上昇気流を発生させる。
電気コンロは、ガスコンロほど強いものではないものの調理時に強い上昇気流を発生させる。
一方、電磁誘導加熱式クッキングヒーターは、調理時に弱い上昇気流(湯気を含む調理臭)を発生させるに止まる。
【0004】
そのため、特に前記電磁誘導加熱式クッキングヒーターでは、従来のレンジフードファンを使用しても、上昇気流が弱いため、調理時に発生するその上昇気流を効果的に捕集して排気するには不十分なものであり、上昇気流(湯気を含む調理臭)が捕集されずに四方に拡散させてキッチンの天井等を汚してしまう問題の他、上昇気流の温度が低いことから、湯気がフード体や内部の構成部材に付着して、調理容器や調理中の料理を汚す問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、加熱調理器具が電磁誘導加熱式クッキングヒーターであっても、上昇気流の捕集効率を向上することができるレンジフードファンを新規に提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本発明の技術的手段は、キッチン壁面に取り付けられる背板側から前方に向けて開放させたフード体と、このフード体内において加熱調理器具の上方に設けられて、該加熱調理器具から舞い上がる上昇気流を下向きに案内してコアンダ効果で渦流を生成するための過流生成体と、前記フード体のグリスフィルタの背後またはフード体の外に設けられて、前記渦流生成体で生成される前記渦流を吸引して排気するための排気装置と、前記渦流生成体の下方に設けられて、前記渦流の接線方向に向けて斜め上向きに渦勢力増強用の制御流を噴出するための噴出部と、を備え、前記渦流生成体は、前記フード体の少なくとも左右側板との間に隙間をそれぞれ形成するように、前記フード体内に配置される整流板で構成され、前記整流板は、前記上昇気流が衝突する部位を含んで前記フード体の前方開放部側から後方側に向けて形成される緩傾斜状のガイド面と、このガイド面に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成されるカール状面と、を有していることを特徴とするレンジフードファンである(請求項1)。
その具体的な構成としては、前方に向けて開放させた側面視で略直角三角形状に形成されているフード体のキッチン壁面に取り付けられる最背板側寄りの後方開放部の下半部側をカバーで閉塞し、このカバーの上部から前記フード体の前方開放部に向けて、前記フード体の少なくとも左右側板との間に吸引用の隙間がそれぞれ形成されるように整流板を配置すると共に、該整流板の背後にフィルタ設置し、そのフィルタの背後または前記フード体の外に排気装置を備え、前記整流板は、上昇気流を下向きに案内してコアンダ効果で渦流を生成するように、前記上昇気流が衝突する部位を含んで前記フード体の前方開放部側から前記背板側に向けた斜め下方へ形成される緩傾斜状のガイド面と、このガイド面に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成されるカール状面と、を有する形状に形成され、前記カバーに、生成される前記渦流の接線方向に向けて下方から斜め上向きに渦流勢力増強用の制御流を噴出させるための噴出部を設けている(請求項2)。などの構成がその一例として挙げられる。
加熱調理器具としては、ガスコンロ、電気コンロ、電磁誘導加熱式クッキングヒーター(IHヒーター)などを包含するものである。
【0007】
以上のように構成されているレンジフードファンによれば、渦流生成体としての整流板に突き当たる上昇気流を下向きに案内してコアンダ効果で渦流を発生させる。このコアンダ効果は、壁面に沿って流れる上昇気流がその壁面に沿ってガイドされる際、負圧作用を生み出し、それによって渦流を発生させる流体現象である。
より具体的に説明すると、渦流生成体としての整流板に形成されているガイド面で下向きに案内される上昇気流が、そのガイド面に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成されている整流板のカール状面でさらに円弧状に案内される際に生み出される負圧作用で渦流を生成させ、その渦流を整流板とフード体の少なくとも左右側板との間にそれぞれ確保されている吸引用の隙間から吸引させて排気させることができる。
しかも、渦流が生成されるその下方の制御流の噴出部から渦流の接線方向に向けて噴射される制御流によって所要勢力の渦流を安定的に生成して上昇気流の捕集効率を向上させる。
従って、電磁誘導加熱式クッキングヒーター(IHヒーター)を加熱調理器具とするものであっても、その弱い上昇気流をフード体外に拡散させることなく、所要勢力の渦流によって素早くフード体内に引き寄せて捕集することができることで、捕集効率を向上させることができる
【0008】
また、前記噴出部は、前記整流板の下方における前記フード体の幅方向中央に設けられる照明を挟んで左右にそれぞれ配設され、かつ、前記照明側部分を上方に延長させた際に交差するように正面視で上向き傾斜状にそれぞれ設けられて、前記渦流を前記整流板の幅方向全長に亘り発生させるように構成にしていることを特徴とするレンジフードファンである ( 請求項3)。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明レンジフードファンの一実施の形態を説明すると、図1〜図4は、電磁誘導加熱式クッキングヒーター(IHヒータ)を加熱調理器具Cとするレンジフードファンの実施の形態を示している。
【0012】
レンジフードファンAは、図2に示すように、フード体1と、そのフード体1内に設けた渦流生成体2と、その渦流生成体2の背後に設置したグリスフィルタ3と、グリスフィルタ3の背後空間に設置した排気装置4とを備えた構成になっている。
【0013】
フード体1は、上板11、左右側板21、21、背板31から形成されている。そして、このフード体1は、図1および図2に示すように、キッチン壁面Kに取り付けられる背板31側から前方(調理者側)に向けて開放させた側面視で略直角三角形状に形成されている。つまり、フード体1は、図2から明らかなように、背板31側から操作部B用の取付面111側に向けて側面視で略直角三角形状に形成されている。
【0014】
渦流生成体2は、本実施の形態では整流板(後述では符号2を付して説明する)と呼称される面板であり、図2、図3に示すようにフード体1における前方開放部の下半部をカバー41で閉塞することによって残されたその上半部部分に配設されている。
【0015】
また、この整流板2は、図2に示すように、フード体1内に収容状に配設されており、湯気を含む上昇気流(調理臭)Dが丁度衝突する部位を含んで全幅に亘って形成される下方へのガイド面12と、このガイド面12の下位に、該ガイド面12に連続して前方に向けて全幅に亘り円弧状に湾曲形成されるカール状面22とから形成されている
このカール状面22は、詳細にはフード体1の背板31側寄りの中途部よりも最下端を前方に位置させた円弧状に形成されている
【0016】
そして、この整流板2は、同図2に示すようにフード体1内の一段奥張った位置に設けられたグリスフィルタ3の支持板13に支持されている。
【0017】
この支持板13は、図2に示すように凹窪状を呈し、フード体1の上板11前縁から下向きに折曲形成された操作部B用の取付面111下端と、前記カバー41の上端とに亘って設けられており、内部に前記整流板2を収容し、且つその整流板2背後の底部分にグリスフィルタ3を係脱可能に備えている。
また、この支持板13の左右縁は、フード体1の左右側板21、21内面に当接状となっている。
【0018】
前記整流板2は、同図2に示すように、上縁と前記支持板13の上側片部131との間及び左右縁とフード体1の左右側板21、21との間に吸引用の隙間Sが形成されるようにグリスフィルタ3の前方にフード体1に収容状に配設される。
また、この整流板2は、上端近傍部分をポスト7で支持板13に支持し、下端部分を同支持板13の下端部分に取付けてある。
【0019】
前記支持板13の背後空間には、屋外に排気するシロッコファンからなる排気装置4が収容され、その排気装置4と前記カバー41との間には、同カバー41に臨んで小型なシロッコファンからなる送風機5を収容する収容室6を幅方向に間隔をおいて2室区画形成されている。
【0020】
また、その収容室6の表面部を構成するカバー41には、内部に収容される小型な送風機5の噴出部(ノズル口)15が開口されている(図2、図3、図4参照)。
【0021】
前記噴出部15は、図3及び図4に示すように、カバー41の上部側において、フード体1の幅方向におけるカバー4の中央に設けられる照明8を挟んで左右に配設されている。そして、噴出部15は、図2〜図4に示すように、カバー4に沿って斜め上向きで、かつ、整流板2の幅方向全幅に向けて制御流Fが噴射されるように、フード体1の幅方向に間隔をおいて横長スリット状に開口されている。
これにより、カバー4中央の照明8を挟んで配置されている左右2ヶ所の噴射部15から、整流板2の幅方向全幅に向けて、かつ、渦流Qの接線方向に向けた斜め上向きで渦勢力増強用の制御流Fが噴射されることとなる。
また、本実施の形態では、前記カバー41の上部側をスリット状に開口した後、その開口上縁側のカバー41部分を収容室6内側に向けて傾斜状に変形させることによって、カバー41に沿って斜め上向きに制御流Fが噴出されるように、噴射部15が開口される。あるいは、開口下縁側のカバー41の部分を収容室6の外側に向けて膨出状に加工しても良い。
【0022】
本実施の形態では、前記カール状面22の曲率をφ90mmとし、そのカール状面22の最下端縁と支持板13下縁との連設曲率をφ10mmにしてある。
また、前記するガイド面12としては、略水平状、緩傾斜状、緩湾曲状等、下向きに案内できる形状を採用する。
【0023】
以上のように構成されている本実施形態のレンジフードファンは、調理に伴って発生する湯気を含む上昇気流(調理臭)Dを、整流板2のガイド面12に衝突させて下向きに案内し、このガイド面12に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成されているカール状面22で更に案内する際に負圧作用を生み出して渦流Qを生成することができる
そして、この渦流Qには、上昇気流Dとは逆側から渦流Qの接線方向に向けて斜め上向きに渦勢力増強用の制御流F、Fが、2ヶ所の噴出部15、15からカバー41上部に沿って斜め上向きに噴出されるために、整流板2の幅方向全幅に渦流Qを安定して発生されることができる。これにより、上昇気流Dをフード体1内に素早く取り込むことができる(図2及び図3参照)。
この渦流Qによってフード体1内に取り込まれた上昇気流Dは、フード体1の左右側板21、21と整流板2との間に確保されている左右の隙間S、Sから分担してグリスフィルタ3を経て排気装置4で吸引されて屋外に排気される(図3、図4参照)。
これによって、フード体1外に拡散することなく上昇気流Dを高効率に捕集して排気することができる。
なお、前記ガイド面12に衝突した際に、下向きに案内されない上昇気流Dも存在するが、前記支持板13の上側片部131と整流板2の上縁との間の隙間Sから吸引される。
【0024】
【実施例】
全幅750mm、奥行き630mm、全高450mmのフード体1に前記のように上昇気流Dが丁度衝突する部分を含んで形成した緩傾斜状のガイド面12の下位に連続してφ90mmのカール状面22を前向き円弧状に湾曲形成し、また前記支持板13の上側片部131と整流板2上縁との隙間Sからの吸引風速を2〜3m/sec、フード体1の左右側板21、21と整流板2左右縁との隙間Sからの吸引風速を0.5〜2m/secに各々設定し、38度の傾斜角度(仰角)をもって噴出部15、15各々から風速2〜3m/secで制御流Fを噴出した。
【0025】
これによると、目視ではあるが、湯気を含む調理臭(上昇気流)Dは、生成される渦流Qに引き寄せられ巻き込まれてフード体1から漏気することなく捕集して排気される。
【0026】
尚、前記噴出部15、15からの制御流Fの風速や、各隙間Sからの吸引風速、噴出部15、15の角度(向き)等は、それらの相互の相関関係やフード体1の大きさ等の諸条件をもって設定されるが、噴出部15、15の傾斜角度(仰角)が小さくなることに反比例して制御流の風速を大きくする必要はある。
しかしながら、その制御流の風速は、噴出部15、15からの噴出圧で上昇気流の上昇が妨げることなく所要勢力の渦流を安定生成する所要風速を実験で求めること言うまでもないものである。
【0028】
【発明の効果】
本発明のレンジフードファンは以上のように構成されていることで、加熱調理器具の上方にフード体の左右側板との間及び天板との間に隙間を確保するように設けられる整流板で渦流生成体を構成し、ガイド面とこれに連続するカール状面とからなる整流板で上昇気流を下向きに案内するコアンダ効果で渦流を効果的に生成することができる。しかも、渦流が生成されるその斜め下方の噴出部から、渦流の接線方向に向けて斜め上向きに噴射される制御流によって所要勢力の渦流をより安定的に生成させながら上昇気流の捕集効率を向上させることができる。
これにより、電磁誘導加熱式クッキングヒーターを加熱調理器具として使用するものであっても、制御流で勢力を増強させた渦流を安定して発生させてその渦流の巻き込み作用で極めて弱い上昇気流(湯気を含む調理臭)を、フード体内に素早く引き寄せて、フード体外に拡散することなく捕集して排気することができる。よって、高い捕集効率を約束することができる。
しかも、渦流で上昇気流が加速されて排気されるから、渦流生成体は勿論のこと、背後のグリスフィルタなどへの接触時間も短くなり、電磁誘導加熱式クッキングヒーター特有の水蒸気の付着を可及的に防止することができる。これにより、調理中に滴下して調理容器や調理中の料理を汚すことを抑制することができる
【0029】
また、渦流生成体としての整流板を有効に利用して渦流を安定的に生成することが可能となり、構造的に複雑になってコストが高騰することも無くなる。
【0030】
その上、渦勢力増強用の制御流を生成された渦流の接線方向に向けて斜め下方から噴出するための噴出部を有するレンジフードファンにあっては、その渦流をより安定して生成させることができるとともに渦勢力を増強でき、さらに、上昇気流の捕集効率の向上が図られる。これにより、弱い上昇気流を発生させる電磁誘導加熱式クッキングヒーターを加熱調理器具とする場合に最適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のレンジフードファンの使用状態の概略を示す側面図で一部切欠して示す。
【図2】レンジフードファンの拡大側面図で一部切欠して示す。
【図3】同レンジフードファンの斜め下方からの斜視図。
【図4】上昇気流、生成される渦流、制御流の関係を示すレンジフードファンの正面図。
【符号の説明】
A:レンジフードファン C:加熱調理器具
1:フード体 3:グリスフィルタ
4:排気装置 2:渦流生成体(整流板)
21、21:フード体の左右側板 S:隙間
12:ガイド面 22:カール状面
15:制御流の噴出部 41:カバー
D:上昇気流 F:制御流
Q:渦流

Claims (3)

  1. キッチン壁面(K)に取り付けられる背板(31)側から前方に向けて開放させたフード体(1)と、
    このフード体(1)内において加熱調理器具(C)の上方に設けられて、該加熱調理器具(C)から舞い上がる上昇気流(D)を下向きに案内してコアンダ効果で渦流(Q)を生成するための渦流生成体と、
    前記フード体(1)のグリスフィルタ(3)の背後またはフード体(1)の外に設けられて、前記渦流生成体で生成される前記渦流(Q)を吸引して排気するための排気装置(4)と、
    前記渦流生成体の下方に設けられて、前記渦流(Q)の接線方向に向けて斜め上向きに渦勢力増強用の制御流(F)を噴出するための噴出部(15)と、を備え、
    前記渦流生成体は、前記フード体(1)の少なくとも左右側板(21)との間に隙間(S)をそれぞれ形成するように、前記フード体(1)内に配置される整流板(2)で構成され、
    前記整流板(2)は、前記上昇気流(D)が衝突する部位を含んで前記フード体(1)の前方開放部側から前記フード体(1)の後方側に向けて形成される緩傾斜状のガイド面(12)と、このガイド面(12)に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成されるカール状面(22)と、を有していることを特徴とするレンジフードファン。
  2. 前方に向けて開放させた側面視で略直角三角形状に形成されているフード体(1)のキッチン壁面(K)に取り付けられる背板(31)側寄りの後方開放部の下半部側をカバー(41)で閉塞し、このカバー(41)の上部から前記フード体(1)の前方開放部に向けて、前記フード体(1)の少なくとも左右側板(21)との間に吸引用の隙間(S)がそれぞれ形成されるように整流板(12)を配置すると共に、該整流板(2)の背後にグリスフィルタ(3)を設置し、このグリスフィルタ(3)の背後または前記フード体(1)の外に排気装置(4)を備え、
    前記整流板(2)は、上昇気流(D)を下向きに案内してコアンダ効果で渦流(Q)を生成するように、前記上昇気流(D)が衝突する部位を含んで前記フード体(1)の前方開放部側から前記背板(31)側に向けた斜め下方へ形成される緩傾斜状のガイド面(12)と、このガイド面(12)に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成されるカール状面(22)と、を有する形状に形成され、
    前記カバー(41)に、生成される前記渦流(Q)の接線方向に向けて下方から斜め上向きに渦流勢力増強用の制御流(F)を噴出させるための噴出部(15)を設けていることを特徴とするレンジフードファン。
  3. 前記噴出部(15)は、前記フード体(1)の幅方向中央に設けられる照明(8)を挟んで左右に間隔をおいてそれぞれ配設されて、前記カバー(4)に沿って斜め上向きに前記制御流(F)を噴射させて前記渦流(Q)を、前記整流板(2)の幅方向全幅に発生させるようにしていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンジフードファン。
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