JPS6332217A - 厨房器用エヤ−シヤツタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は主とし、て厨房や家庭の台所で使用するのに適
した厨房器用エヤーシャッター、即ちガスコンロ等から
出る熱や煙を室内の空気に対し遮断するため？エヤーシ
ャッターに関する。

（従来技術） 一般にガスコンロの上方にはυ１気ファンを有する下聞
き漏斗形レンジフードが広く採用されている。ところが
その場合はガスコン［１上で魚焼き、焼肉等の調理を行
なうと、発生した熱気や匂いの全体を完全にレンジフー
ドで吸出すことは不可能であり、一部の熱気や匂いは室
内に充満し、長時１ｍの間に室内の空気と共に排出され
る、従って油分を含む煙により天井面や家具が汚れやす
く、魚の匂い等が数日間外るばかりでなく、調理中は室
温も上昇覆る等の不具合が避１）られなかった。

（発明の目的） 本発明はガスコンロ等から発生ずる熱や臭気を、ガスコ
ンロを囲む下方からの空気膜で遮断し、空気膜を形成し
ている空気膜と共に外部へ抜取ることにより上記従来の
不具合を回避することを目的とし゛【いる。

（発明の構成） 本発明は発熱部と、発熱部を囲む空気膜を作る上向ぎの
層流吹出口と、層流吹出口に対向１゛る発熱部上方のフ
ードと、層流吹出口からフード近傍まで達する空気膜を
形成する容量の給気ファンと、フード近傍まで達した空
気膜全体を吸引しうる容量の排気ファンとを有する厨房
器用エヤーシャッターである。

ガスコンロから発生する熱気や臭気は、層流吹出口から
レンジフード近傍まで達する空気膜に囲まれて室内から
遮断され、次にレンジフードの積極的な吸引力により空
気膜と共に吸引されて外部へ放出される。

（実施例） 第１図は縦断面略図、第２図は斜視図で、１はガス台、
２は一様流吹田ユニット（層流形）、３は空気膜、４は
レンジフードである。一様流吹田ユニット２は上部中央
に例えば２個のガスコンロ６を備え、ガスコンロ６上で
焼かれている魚７からは油分や臭気を右する煙８が立−
トつでいる。２個のガスコンロ６を囲むようにコニット
２は」三方から見て矩形の４辺に幅Ｌ１の比較的大きい
（例えば１００Ｍの）層流吹田口９を備え、この層流吹
出口９は層流調整ハニカム１０とその上端面に置かれた
枠形の層流調整板１１で形成されている。

ハニカム１０はアルミニウム合金、塩化ビニール等で形
成することができ、又はストロ−のような薄肉樹脂パイ
プを束ねた構造のものを採用することもできる。層流調
整板１１はハニカム１０と同材質の多孔板であり、この
層流吹出口９から上方へ向い流出する空気膜３の４辺上
の各部分における流速を揃える機能と、ハニカム１０の
汚損防止用の保護板を兼ねている。ハニカム１０の上端
ｎ口部には、上向き空気流の影響でごみや食物の破片が
詰りにくいため、調整板１１を省略することもできる。

ハニカム１０の下側には一様流形成用の開口比調整板１
３で区画された枠状ダクト１４（空胴）が形成されてお
り、このダクト１４は調整板１３の多数の孔１２を介し
てその内側の加圧室１５に連通している。加圧室１５の
中央部には給気ファン１６が装着され、給気ファン１６
の上方には、ファン１６で加圧された空気を各辺の開口
比調整板１３側へ導く案内板１７が設けられている。案
内板１７は平板を中央部で下開きＶ形に折曲げた形状を
有する。開口比調整板１３は多数の小孔１２を備え、小
孔１２の開口比は給気ファン１６に近い部分で小さく、
給気ファン１６から離れるにつれて開口比が大きくなる
ように、小孔１２の分布又は孔径が調整されている。こ
の調整板１３を設けることにより層流吹出口９から上向
きに流出する空気流速は第２図の矢印ｖ１で示すように
各部分で略等しくなる。

レンジフード４は外ｎ１８と内筒１９と排気ファン２０
とグリスフィルター２１を有する。レンジフード４の下
端開口は外筒１８と内筒１９で形成される周囲の枠型吸
入口２２とその内側の矩形の吸入口２３に区画されてお
り、周囲の枠型吸入口２２はその下方の層流吹出口９と
略同−形状で、直上の位置を占めている。内外筒１９．
１８とファンハウジング２４の間に配置した開口比調整
板２５とグリスフィルター２１の作用により、外筒１８
内の流速■２は内！１１１９内の流速■３より大きくさ
れている。ハウジング２４は排気ダクト２６を介して大
気に連通している。

層流吹出口９からレンジフード４までの高さＨ１は一般
家庭では１０００〜１２００ｍであり、その場合本発明
による層流吹出口９の幅［１は１００ｔｎｍ前後、層流
吹出口９から流出する空気膜３“の流速ｖ１は０．３〜
０．５ａ＋／ｓ　、外筒１８内の流速■２は０．６ｍ／
Ｓ前後、内筒１９内の流速Ｖ３は０．２へ・０．釦／Ｓ
程度が適している。

魚７等をガスコンロ６により調理中は給気ファン１６を
継続的に運転する。そうするとファン１６で加圧された
空気が加圧室１５から開口比調整板１３の小孔１２を通
りダクト１４内に入り、そこからハニカム１０を経て層
流吹出口９から均一な流速ｖ１で上方へ流出し、魚７が
発する煙８を空気膜３が取り囲む。空気膜３はファン１
６の作用によりレンジフード４の近傍まで上昇し、そこ
からはファン２０の吸引力によりレンジフード４の枠形
吸入口２２内へ積極的に吸入される。魚７から出るｗ！
、８は吸入口２３から内筒１９内へ入りグリスフィルタ
ー２１を経て外１’１１１８内の空気と共にダクト２６
から大気へ放出される。

（発明の効果） 以上説明したにうに本発明によると、層流吹出口９から
上向きに流出する空気膜３は、従来のエヤーカーテンの
流速４〜１０１１１／Ｓよりはるかに低い初速でレンジ
フード４の近傍まで空気膜３を形成する。この空気１１
３は引続きレンジツー１４からの吸引力によりレンジフ
ード４内に吸引される形になり、煙８を囲む空気膜３が
下方からは押され上方からは引かれるプッシュプル形式
で、煙８を室内の空気に対し完全に遮断する。これによ
り油分や臭気による天井面、家具等の汚れを確実に防止
することができ、又熱気が室内に漏れだすことによる温
度上昇も確実に防止される。魚を焼いた後の臭気が数日
間こもる恐れもなくなる。上述のプッシュプル方式を採
用したため給気ファン１６及び排気ファン２０の容量を
共に小さくすることができ、所要電力が低減する。

（別の実施例） 本発明はガスコンロ６の代りに電気コンロその他の発熱
、発煙部材にも適用可能である。ガス台１の上端部に上
方から見て円形その他の環状に層流吹出口を設番プるこ
ともでき、隣接した壁がある場合は壁の形状により］形
（壁が１面）、Ｌ形（２面）、Ｉ形（３而）に形成する
こともできる。

二重構造のレンジフード４の代りに、内外筒１９．１８
を持たない従来形式の一重のレンジフードを採用するこ
ともできる。ただしその場合はファン２０の容量を増大
する必要があり、運転コストがやや増大する。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明による厨房器用エヤーシャッターの縦断
面略図、第２図は斜視図である。３・・・空気膜、４・
・・レンジフード、６・・・ガスコンロ（発熱部）、９
・・・層流吹出口、１６・・・給気ファン、２０・・・
排気ファン

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）発熱部と、発熱部を囲む空気膜を作る上向きの層
   流吹出口と、層流吹出口に対向する発熱部上方のフード
   と、層流吹出口からフード近傍まで達する空気膜を形成
   する容量の給気ファンと、フード近傍まで達した空気膜
   全体を吸引しうる容量の排気ファンとを有する厨房器用
   エヤーシャッター。
2. （２）発熱部がガスコンロ、電気コンロのようなコンロ
   である特許請求の範囲第１項記載の厨房器用エヤーシャ
   ッター。
3. （３）層流吹出口がハニカム又はハニカム状部材で形成
   されている特許請求の範囲第１項記載の厨房器用エヤー
   シャッター。
4. （４）層流吹出口がその上流側に一様流形成用の開口比
   調整板付ダクトを有する特許請求の範囲第１項記載の厨
   房器用エヤーシャッター。
5. （５）層流吹出口が上方から見て矩形、Ｏ形等の環状の
   他、隣接した壁がある場合はコ形、Ｌ形、Ｉ形などのい
   ずれかである特許請求の範囲第１項記載の厨房器用エヤ
   ーシャツター。
6. （６）フードが層流吹出口に対向する外筒と発熱部に対
   向する内筒を備え、外筒内の流速を内筒内の流速よりも
   大きくする開口比調整板を有する特許請求の範囲第１項
   記載の厨房器用エヤーシャッター。
7. （７）フードが内筒内にフィルターを有する特許請求の
   範囲第６項記載の厨房器用エヤーシャッター。