JP2010007920A - 汚染物排出装置及び該装置を使用したツインエアカーテン式排煙装置 - Google Patents

汚染物排出装置及び該装置を使用したツインエアカーテン式排煙装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010007920A
JP2010007920A JP2008165772A JP2008165772A JP2010007920A JP 2010007920 A JP2010007920 A JP 2010007920A JP 2008165772 A JP2008165772 A JP 2008165772A JP 2008165772 A JP2008165772 A JP 2008165772A JP 2010007920 A JP2010007920 A JP 2010007920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake
air
blowing
elongated
hood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008165772A
Other languages
English (en)
Inventor
Rong Fung Huang
榮芳 黄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2008165772A priority Critical patent/JP2010007920A/ja
Publication of JP2010007920A publication Critical patent/JP2010007920A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

【課題】ガスレンジ台上方の排気を効果的に排出するツインエアカーテン式排煙機を提供する。
【解決手段】
ガスレンジ前後にガスレンジを挟んでそれぞれ第1長形吹気端及び第2長形吹気端を具える第1、第2吹気装置80,80‘を配置すると共にこれらの上方に平行に長い吸気口81を具える吸気フード70を配置する。
ガスレンジの前後側から噴出する気流はガスレンジの前後から上方の吸気口に向けて一対のエアカーテンを形成して外気の擾乱から遮断し、該一対のエアカーテン両側からガスレンジ上方への気流を引き込んで、安定した排煙の吸引作用を保持する。
【選択図】図6

Description

本発明は、汚染物排出装置に関し、流体力学の原理を利用し、平台上に2つのエアカーテンを形成し、ツインエアカーテンの間に包囲された汚染物を排除し、周囲の乱気流に対抗する能力を増強し、家庭用キッチンの排煙機、業務用キッチン、実験室、ダスト作業及びその他の汚染気体が発生する作業場所に適用される汚染物排出装置に関する。
一般のキッチン、実験室、ダスト作業またはその他の汚染気体が発生する作業場で作業をする者にとって、油煙または有毒な気体の拡散は、環境汚染を形成するだけでなく、気付かないうちに、人体に傷害を及ぼすことがある。
従来の排煙機を例としてその構造と配置を図14に示すように、排煙機10が上方ダクト棚15の下方に固定され、後方壁14とダクト側辺の壁13を有し、ダクト棚15の周辺に通常は、上方棚16を具える。排煙機10の底面にファン11を取り付け、ファンの回転によって、ガステーブル上方の油煙または有毒気体を上方に吸引し、排煙機10上方に取り付けたダクト12を経由して戸外に排出する。排煙機10、上方ダクト棚15および上方棚16に空間を隔てて調理台17があり、その上の排煙機10の真下にガステーブル18を有し、ガステーブル上にガスレンジ19またはヒーター、電磁加熱装置を有する。調理台17の下方は、通常下方棚20を有する。
上記の従来の排煙機及び一般の作業場で用いる上部吸引式エアフード(canopy hood)には大きな差異はない。この種の排煙機または排気フードの比較的有効な範囲は、吸気口下方で吸気口の直径の約1.5倍(または更に短い)内であり、図15に示すように、この範囲の下方では、流体の上向きの速度が既に小さくなっており、吸引力が不足することを表し、且つ人の動き、ファンの風、冷気運転、ドアの開閉等の周辺の干渉気流の影響を受け易い。周辺に干渉気流がある場合、一般に従来の排煙機または上部吸引式エアフードの周囲の気流は、図16に示すように変化する。このような状況となると有効なキャプチャ領域(capture zone)は、図16に示すような一本の分割流線に分けられた小さな範囲に縮小される。側方の風の速度の吸気速度に対する比が大きくなるほど、有効なキャプチャ領域は、小さくなる。汚染物は、干渉気流に従って拡散し、キッチンの壁に油垢を堆積し、しばしば、キッチンで調理をする家庭主婦の健康を脅かす問題を生じる。ガステーブル上方は、調理器具を操作する空間を残す必要があるため排煙機の取り付け位置は、あまり低くできず、一般のキッチンまたは、多かれ少なかれ人の動き、ファンの風、冷気運転、ドアの開閉等々の要因が存在し、従来の上部吸引式のエアフードの方式は、明らかにキッチンの油煙と汚染物の除去に適合していない。
図17は、従来の排煙機に対して改良した製品であり、この種の構造の吸気装置は、従来の排煙機を維持し、更に調理台の左右、前面の三辺にそれぞれ横流ファン21(または長形吸気溝)を取り付けて、空気を上向きに吹き出し、後方壁14を併せて、従来の排煙機下方の空間の四隅を包囲する(embracing air-curtain device)。この種の設計は、従来の排煙機の干渉気流がない時のキャプチャ効率を部分的に改善できるが、四隅が噴流と固体壁に囲まれた関係により、排煙機が吸気する時、排煙機下方の空間の気流は不安定になり(これは、流体力学の基本原理の1つである)、動態的流体の渦がガステーブルを包囲して三次元の攪拌運動を行う。この時の長時間の平均気流は、安定した渦の停滞点を呈するが、実際の時間に伴い変化する瞬間の状況は、非常に乱れている。更に、この種の方法が使用する上部吸引方式は、依然として従来の排煙機の「大きな面積で吸気する」策略であるので、気流に対して長距離のプルプッシュ効果を発揮することが困難であり、且つ、噴流が拡散により崩れ易い。物理法則について言えば、この構造は、「プルプッシュ式エアカーテン」の原理に適合せず、間隔を有して排出効果を有する「エアカーテン」を形成することができない。従って、以下の問題が発生する:(1)油煙及び汚染物が気壁および固体壁により包囲され、ガステーブル付近で攪拌した流体の渦となって運動し、包囲した領域に停滞する時間が長くなり(ガステーブル付近で煙を排出する場合、ガステーブル上方と周囲の煙が攪拌され、上方の排煙機に吸引され難くなる)、干渉気流の作用を受けた時、この油煙及び汚染物は、拡散し易くなる。(2)ガステーブル上の流体の渦がガステーブルを包囲して攪拌され、炎が揺動する現象を起こして燃焼効果を低減する。従って、動態漏洩は、従来の排煙機及びその構造(図1参照)の改良品(図4参照)が直面する問題である。
上記のように、不良な気流形態により従来の排煙機は、容易に漏洩する問題があり、この種の不良な気流形態は、基本的に流体力学特性により起こるものである。従って、従来の基本構造(図1参照)に基いて改良を行う場合、明らかな効果を発揮することは困難である。この問題を解決するため、本発明は、従来の排煙機と異なる構造を提供し、流体力学の原理に適合しているので、性能は非常に良好である。
特開平5−203210号公報
本発明の目的は、平台の二側にそれぞれ平行な長形の吹気端を設け、2つの平行な長形吹気端の情報に長形の吸気端を平行設置する構造によって、2つのエアカーテン幕を形成し、ツインエアカーテンの間に包囲された油煙または有害気体を排除し、汚染物の拡散を低減し、干渉気流の遭遇に対抗する能力を増強する汚染物排出装置を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、ガステーブル面の前後二側にそれぞれ平行な長形の吹気端を設け、2つの平行な長形吹気端の上方に長形吸気端を平行設置する構造によって、空気がガステーブル面の左右両側から吸入されることができ、気体を補うことに用い、2つの二次元に近いエアカーテンを形成し、油煙の拡散を低減し、油煙がガステーブルの壁に付着することを低減し、前後2つのエアカーテンの間の気流を安定させ、三次元の攪拌を起こさず、炉火を安定させ、揺動し難くし、ツインエアカーテンの間にある油煙および有毒気体が気流により安定して上方の吸気フードに排出されるようにし、油煙及び有害気体を効率的に排除、遮断するツインエアカーテンを提供することである。
上記発明の目的を達成する為、本発明による汚染物排出装置は、第1、第2吹気装置及び吸気フードを具える。該第1、第2吹気装置は、それぞれ第1長形吹気端及び第2長形吹気端を設け、該第1、第2吹気端は、平台の汚染物排出口の前後二側に平行設置され、それぞれ上向きに空気を噴流させる。該吸気フードは、平台の上方に設けられ、少なくとも1つの長形吸気端を有し、該吸気端は、吸気機に接続し、且つ該吸気端は第1、第2長形吹気端と平行である。
本発明が設けるツインエアカーテン式排煙機は、第1、第2吹気装置及び吸気フードを具え、該第1、第2吹気端は、それぞれ第1長形吹気端及び第2長形吹気端を設け、該第1、第2吹気端は、ガステーブル面に平行設置され、且つレンジの前後二側に位置し、それぞれ上向きに空気を噴流させる。該吸気フードは、ガステーブル面の上方に設けられ、該吸気フードは、少なくとも1つの長形吸気端を有し、該吸気端は、吸気機に接続し、且つ該吸気端は第1、第2長形吹気端と平行である。
このように、吸気機の運転が長形吸気端に吸気させ、第1、第2長形吹気端に上向きに空気噴流を噴出させる時、吸気端及び第1、第2長形吹気端の間に2つの二次元に近いエアカーテンを形成し、油煙の拡散を低減し、干渉気流に対抗する効果を発揮する。
図1〜図3は、本発明の汚染物排出装置及び該装置を使用したツインカーテン式排煙機が使用する基本原理であり、流体力学上の噴流及び吸引作用で形成する「プルプッシュ」現象に属するものを示している。図1に示すように、噴流50がノズル51により左から右へ噴出される場合、噴流50が周囲の流体を巻き込み、下向きの距離の増加に伴い徐々に広がり、その拡大、展開の形態は、レイノルズ数の範囲により定められる。噴出口の直径距離の80%下流での運動量を保存する段階を経て、噴出口の直径距離の100〜150%下流で、徐々に明らかな消散現象を発生する。噴流50の変化の過程において、噴流50の流体及び外界環境の流体が絶え間なく運動、質量、熱量の交換を行う。図2に示すように、吸引口53が左から右に吸気する場合、吸引口53付近の環境流体は、52に示すような態様であり、且つ有効な範囲は、吸引口53下流の約1.5倍(または更に短い)吸引口53の直径内だけである。図3に示すように、1つの噴流口50及び1つの吸引口53が相対して配置され、且つ相互に一定の距離を隔てる場合、噴出口及び吸引口53の距離、噴流50のレイノルズ数および吸引強度の違いにより、噴出口及び吸引口53の間の気流は異なる形態を呈する。以上のパラメータを適切に調整すれば、エアカーテン現象を発生させることができ、このエアカーテンが一定の程度の収束性と強度を有し、ある程度の側方向の干渉気流の影響に抵抗することができる。
図3、図4は、本発明の汚染物排出装置の好適な実施例を示し、それは、第1、第2吹気装置6、6’及び吸気フード61から構成する。該第1、第2吹気装置6、6’は、それぞれ第1長形吹気端63及び第2長形吹気端64を設け、該第1、第2長形吹気端63,64は、平台6”の汚染物排出口65の前後二側に平行に設置され、それぞれ上向きに空気噴流を噴出する。該吸気フード61は、平台6”の上方に設けられ、少なくとも1つの長形吸気端60を具え、該吸気端60は下向きに開口する吸気口を形成し、該吸気端60が吸気機(図示せず)に接続され、吸気端60を経由して排気を吸引する。また、該長形吸気端60及び第1、第2長形吹気端63,64は相互に平行である。実施に際して前記の吸気端60は、2つ設置することもでき、好適には、1つの吸気端60を第1、第2長形吹気端63,64の上方の間に設置する。
実施に際して、本発明は、平台6”の上方に一定の距離を置いた箇所に長形吸気端60を有する吸気フード61を取り付け、長形吸気端60の両側にそれぞれフード62を延伸し、平台6”の前後両側にそれぞれ1つの横向きの吹気溝を取り付け、第1、第2長形吹気端63,64とする。第1、第2長形吹気端63,74は、上向きに吹気し、吸気端60が吸気する時、平台6”上の気流は、図4,5に示すような前後両面に傾斜を有し、二次元のエアカーテン66,67を形成る。この二面のエアカーテン66,67内部において、平台6”の存在によって、欠乏する気体を下方から補充するので、平台6”の上方付近で1つのループ領域を形成し、ループ領域内外の気流が乱流拡散(turbulence diffusion)及び回転量(vorticity)のメカニズムにより交換される。ループ領域の上方において、流体が円滑に上向きに吸気フード61を経由して戸外に排出される。平台6”の両側は故意に空間を残すかまたは溝を有する板または格子柵を設置する。これは、両側の環境流体がこれらツインエアカーテンの間に吸引され、気体を補う作用を形成するようにするためであり(図5参照)、図5に示すような気流構造を安定させ、動態な渦を発生させないようにする。
図6は、汚染物排出装置を使用するツインカーテン式排煙機の好適な実施例であり、それは、第1、第2吹気装置7,7’及び吸気フード70を含み、該第1、第2吸気装置7、7’は、それぞれ第1長形吹気端80及び第2長形吹気端80’を設け、該第1、第2吹気端80、80’は、ガステーブル面77のレンジ79の前後両側に平行に設置され、それぞれ上向きに空気噴流を噴出する。該吸気フード70は、ガステーブル面77の上方に設けられ、該吸気フード70は、少なくとも1つの長形吸気端81を具え、該吸気端81は、吸気機72に接続され、且つ該吸気端81および第1、第2長形吹気端80、80’は相互に平行である。実施に際して、前記の吸気端81は、2つ設けることもでき、好適には、1つの吸気端81を第1、第2長形吹気端80,80’の上方の間に設置する。
該吸気フード70は、長形の吸気端81を有し、該吸気端81が下向きに開口する吸気口を形成し、且つ該長形吸気端81の両側にそれぞれフード71を延伸して、キッチンガステーブル78の上方から一定距離を置いた箇所に横向きに取り付け、これにより上向きの吸引力を提供する。該吸気フード70の吸気端81は、吸気機72に接続する。該吸気機72は、ガステーブル78上部のダクト棚75内に取り付けられて騒音を低減し、ダクト721を室外に接続して排出するか、油煙または汚染物のフィルター/分離器/収集器に接続し、排出する。また、該吸気フード70の長形吸気端81の両側にフードを設ける。該第1、第2吹気装置7、7’は、ガステーブル面77上の2つのガステーブル78のレンジ79の前後の位置に横向きに配列される。実施例では該第1、第2吹気装置7,7’は、それぞれ横流ファンであり、該2つの横流ファンおよび吸気機72は、同時に運転し、前記の第1、第2吹気装置7、7’は、2つの長形吹気溝であり、該2つの長形吹気溝は、それぞれブロワー(図示せず)と接続し、該ブロワーは、吸気機と同時に運転し、同様に2つの上向きに噴出する空気噴流を形成することができる。
ガステーブル78上方に位置し長形吸気端81を有し、上方に吸気する吸気フード70およびガステーブル面77に位置し、レンジ79前後の位置に横向きに配列され、上向きに噴射する第1、第2吹気装置7、7’が同時に働くことによる「プルプッシュ」動作によって、ガステーブル面77の前後二2つの二次元に近い「エアカーテン」を形成でき、このツインエアカーテンの形成により油煙の拡散を効果的に低減し、且つ後方壁よりのエアカーテンは、油煙のガステーブル78後壁への付着を低減する作用を有する。また、該ガステーブル77の左右両側は、あえて空間を残し、空気が両側からツインカーテンの間に吸引されて補う気流を形成するようにして前後の2つのエアカーテンの間の気流を安定させ、不安定な三次元の攪拌を起こさないようにする。前記のガステーブル面77の左右両側には、孔を有する平板または格子柵を設けてもよい。これにより炉火が安定して揺動せず、ツインエアカーテンの間にある油煙が気流により安定して上方の吸気フード70に排出され、効率的な油煙及び有害気体の排出、遮断をすることができる。
図6の構造に対して、ガステーブル上面で煙を放出し、レーザにより煙の気流を可視化する技術(laser-assisted smoke flow visualization technique)でこの装置に対して検証すると、観察されるのは、ガステーブルの前後に1対のエアカーテンが形成され、ツインエアカーテン内部の気流構造において、時間と共に三次元の攪拌運動をなす。また、レーザ流速計 (laser Doppler velocimeter, LDV)を使用して吸気フード下方の気流に対して速度を測定すると、後壁及び上方のダクト棚が存在しない時、典型的な結果は、図7,8に示すようである(図7は、中間面の気流を側面から見たものであり、図8は、中間面の気流を前面から見たものである)。気流の形態は、図4,図5に示すようであり、対称的なツインエアカーテン構造及びガステーブル上方のループ領域の構造を見ることができる。後壁及び上方のダクト棚が存在する時、典型的な結果は、図9、図10に示すようである。図9の中間面を側面から見た気流中、ガステーブル付近は、図7中のループ構造ではなく、1つの源点(source point)が発生し、源点下方及びガステーブル上方の間の気流速度は小さく、炎に対する影響が小さく、ガステーブル方向のエアカーテンが壁の影響を受けて、前方のエアカーテンと不完全な対称の流型を呈し、且つ後壁付近の気流が流動トポロジーの原因により角に渦を発生する。但し、油煙が依然として前後の2つのエアカーテンの間に覆われているので、これらは、後壁の存在により気流の変化を起こし、本発明の効果に影響を及ぼさない。
また、追跡気体法 (tracer gas method)により、この発明の汚染物に対する除去効果を模擬試験する。吸気フードを調理台上方の異なる距離の箇所に取り付け、ガステーブル前方に一片の直立した大きな板により0.35m/sで往復する干渉気流を供給して、人の動きまたはファン、冷房の風を模擬すると、六フッ化硫黄(SF6)気体をガステーブル上に取り付けた気体放出器を経由して一定の流率及び濃度で放出し、その後、上方の吸気フード管路遠端の六フッ化硫黄の濃度と流率を測定し、キャプチャ効率(capture efficiency)を計算し、吸気フード管路遠端の「単位時間毎に流過するSF6体積を気体放出器が単位時間に放出するSF6体積で割った値」を測定できる。結果は、図11に示すようであり、明らかに、ツインエアカーテン排煙機のキャプチャ効率が従来の上部吸引式排煙機のキャプチャ効率より高くなり、干渉気流に対抗する能力が強くなっている。
図12、図13は、油収集装置9、及び該油収集装置9を吸気端81上に取り付けた断面図であり、該油収集装置9を取り付けることによって、吸気端81内壁に付着した液体油が滴ることを防止でき、分解して洗浄することに便利である。
実施例では、該吸気端81は、下向きにフード71を突出し、且つ下向きの長方形管を開口し、該油収集装置9は、上方に開口する長方形箱を設け、底板91及び底板91上に平行配列された第1側板92、第1立板93、第2立板94及び第2側板95を設け、該底板上にフィルター網96を設け、該第1側板92、第1立板93及び底板の間に第1油蓄積空間97を形成し、該第2立板94、第2側板95及び底板93の間に第2油蓄積空間98を形成し、該フィルター網96上に2つのリブ99を設け、該任意の1つのリブ99の二側にそれぞれ第1立板93及び第2立板94を接続して支持する。
このようにして、該油収集装置9は、該吸気端81に対して向きに押圧して、該第1、第2側板92,95を吸気端81の外側に接合させ、油煙がフィルター網96を介して吸気端81に進入し、該吸気端81内壁で液体油に凝結させ、内壁に沿って第1、第2油蓄積空間97,98内に滴り、油収集の目的を達成する。
なお、本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない均等の範囲内で各種の変動や潤色を加えることができることは勿論である。
本発明が使用する「プッシュプル式エアカーテン」の吹気側基本原理である。 本発明が使用する「プッシュプル式エアカーテン」の吸気側基本原理である。 本発明が使用する「プッシュプル式エアカーテン」の基本原理である。 本発明の汚染物排出装置の実施例の側面図である。 本発明の汚染物排出装置の実施例の正面図である。 本発明のツインエアカーテン式排煙機の実施例の立体外観図である。 本発明の後壁及び上方ダクト棚が存在しない時、レーザ流速計で気流を測定した結果である。 本発明の後壁及び上方ダクト棚が存在する時、レーザ流速計で気流を測定した結果である。 本発明の後壁及び上方ダクト棚が存在する時、レーザ流速計で気流を測定した結果である。 本発明の後壁及び上方ダクト棚が存在しない時、レーザ流速計で気流を測定した結果である。 本発明のSF6を追跡気体とし、ガステーブル前方で1片の直立の大きな板により0.35m/sの往復する干渉気流を提供し、人の動きまたはファン、冷気の風を模擬する時、それぞれ本考案の実施例と従来の上部吸引式排煙機に対して「キャプチャ効率」(capture efficiency)として測定して得られた結果である。 本発明の油収集装置の立体外観図である。 本発明の油収集装置を吸気端に取り付けた立体説明図である。 従来の上部吸引式排煙機の立体説明図である。 上部吸引式のエアフード開口面下方中心線上の流体の上向きの速度分布であり、この図は、レーザ流速計で気流を測定した結果である。 上部吸引式エアフード開口面下方の気流が側面干渉気流の作用を受けた時に呈する様子であり、この図は、レーザ流速計で気流を測定した結果である。 左右前方三面を覆う噴流を有する改良式従来の上部吸引式排煙機の立体説明図である。
符号の説明
50 噴流
51 ノズル
53 吸引口
6,6‘ 第1、第2吹気装置
6’’ 平台
60 吸気端
61 吸気フード
62 フード
63 第1長形吹気端
64 第2長形吹気端
65 汚染物排出口
66,67 エアカーテン
7,7’ 第1、第2吹気装置
70 吸気フード
71 フード
72 吸気機
721 ダクト
75 ダクト棚
77 ガステーブル面
78 ガステーブル
79 レンジ
80 第1長形吹気端
80’ 第2長形吹気端
81 吸気端
9 油収集装置
91 底板
92 第1側板
93 第1立板
94 第2立板
95 第2側板
96 フィルター網
97 第1油収容空間
98 第2油収容空間
99 リブ
10 排煙機
11 ファン
12 ダクト
13 壁
14 壁
15 ダクト棚
16 上方棚
17 調理台
18 ガステーブル
19 レンジ
20 下方棚
21 横流ファン

Claims (8)

  1. 第1、第2吹気装置及び吸気フードからなり、
    該第1、第2吹気装置は、それぞれ上向きに空気を噴流させる第1長形吹気端及び第2長形吹気端を具えると共に、該第1、第2吹気端は、基台上の汚染物排出口の前後両側に平行に配置され、
    該吸気フードは、基台の上方に設けられ、少なくとも1つの長形吸気端を有し、該吸気端は、吸気装置に接続され、且つ該吸気端は第1、第2長形吹気端と相互に平行に配置され、
    以上の構成により吸気装置運転時、吸気端及び第1、第2長形吹気端の間に2つの二次元のエアカーテンを形成して、汚染物の拡散を低減し、干渉気流の影響を低減する作用を強化した汚染物排出装置。
  2. 前記長形吸気端が第1、第2長形吹気端上方にあってその中間位置に設置された請求項1記載の汚染物排出装置。
  3. 第1、第2吹気装置及び吸気フードからなり、
    該第1、第2吹気装置は、それぞれ上向きに空気を噴流させる第1長形吹気端及び第2長形吹気端を具えると共に、該第1、第2吹気端は、ガステーブル面に平行にかつレンジの前後両側に位置して配置され、
    該吸気フードは、ガステーブル面の上方に設けられ、該吸気フードは少なくとも1つの長形吸気端を有し、該吸気端は、吸気装置に接続され、且つ該吸気端は第1、第2長形吹気端と相互に平行に配置され、
    以上の構成により吸気装置運転時、吸気端及び第1、第2長形吹気端の間に2つの二次元のエアカーテンを形成して、油煙の拡散を低減し、干渉気流の影響を低減する作用を強化した汚染物排出装置。
  4. 前記長形吸気端が第1、第2長形吹気端上方においてそれらの中間位置に設置された請求項3記載のツインエアカーテン式排煙機。
  5. 前記第1、第2吹気装置がそれぞれ横流ファンであり、且つ該横流ファンが吸気装置と同時に運転される請求項3記載のツインエアカーテン式排煙機。
  6. 更に、ブロワーを具え、該ブロワーが第1、第2長形吹気端と接続され、且つ該ブロワーは吸気装置と同時に運転される請求項3記載のツインエアカーテン式排煙機。
  7. 更に、分解交換式油収集装置を具え、該油収集装置が吸気フードの長形吸気端上に接続された請求項3記載のツインエアカーテン式排煙機。
  8. 前記油収集装置が、上方が開口の長方形箱であり、底板及び底板上に平行に配列される第1側板、第1立板、第2立板及び第2側板を具え、該底板上にフィルター網を設け、該第1側板、第1立板の間に第1油蓄積空間を形成し、該第2側板、第2立板及び底板の間に第2油蓄積空間を形成し、且つ該第1、第2側板は、吸気端の外側に接続し、該吸気端内壁の液体油が第1、第2油蓄積空間に滴るようにする請求項7記載のツインエアカーテン式排煙機。
JP2008165772A 2008-06-25 2008-06-25 汚染物排出装置及び該装置を使用したツインエアカーテン式排煙装置 Pending JP2010007920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008165772A JP2010007920A (ja) 2008-06-25 2008-06-25 汚染物排出装置及び該装置を使用したツインエアカーテン式排煙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008165772A JP2010007920A (ja) 2008-06-25 2008-06-25 汚染物排出装置及び該装置を使用したツインエアカーテン式排煙装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010007920A true JP2010007920A (ja) 2010-01-14

Family

ID=41588643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008165772A Pending JP2010007920A (ja) 2008-06-25 2008-06-25 汚染物排出装置及び該装置を使用したツインエアカーテン式排煙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010007920A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109268892A (zh) * 2018-10-16 2019-01-25 珠海格力电器股份有限公司 风幕装置及厨具系统
CN110334432A (zh) * 2019-07-03 2019-10-15 中煤能源研究院有限责任公司 一种采动覆岩瓦斯聚集区空间辨识方法和系统
CN110898537A (zh) * 2018-09-15 2020-03-24 央金措 旋涡式气体过滤器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51110872A (ja) * 1975-03-25 1976-09-30 Mitsubishi Electric Corp Datsusuisochi
JPS5427551A (en) * 1977-07-29 1979-03-01 American Cyanamid Co Production of 22aminoo11 naphthalenesulphonic acid
JPS6332217A (ja) * 1986-07-23 1988-02-10 Clean Air Syst:Kk 厨房器用エヤ−シヤツタ−
JPH02232383A (ja) * 1989-03-03 1990-09-14 Dainippon Printing Co Ltd 防滴形排気装置
JPH05203210A (ja) * 1992-01-27 1993-08-10 Matsushita Seiko Co Ltd レンジ給気装置
JP2008256306A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Casle Co Ltd レンジフード用整流板

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51110872A (ja) * 1975-03-25 1976-09-30 Mitsubishi Electric Corp Datsusuisochi
JPS5427551A (en) * 1977-07-29 1979-03-01 American Cyanamid Co Production of 22aminoo11 naphthalenesulphonic acid
JPS6332217A (ja) * 1986-07-23 1988-02-10 Clean Air Syst:Kk 厨房器用エヤ−シヤツタ−
JPH02232383A (ja) * 1989-03-03 1990-09-14 Dainippon Printing Co Ltd 防滴形排気装置
JPH05203210A (ja) * 1992-01-27 1993-08-10 Matsushita Seiko Co Ltd レンジ給気装置
JP2008256306A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Casle Co Ltd レンジフード用整流板

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110898537A (zh) * 2018-09-15 2020-03-24 央金措 旋涡式气体过滤器
CN110898537B (zh) * 2018-09-15 2023-02-17 四川易轩学锦环保科技有限公司 旋涡式气体过滤器
CN109268892A (zh) * 2018-10-16 2019-01-25 珠海格力电器股份有限公司 风幕装置及厨具系统
CN109268892B (zh) * 2018-10-16 2024-04-09 珠海格力电器股份有限公司 风幕装置及厨具系统
CN110334432A (zh) * 2019-07-03 2019-10-15 中煤能源研究院有限责任公司 一种采动覆岩瓦斯聚集区空间辨识方法和系统
CN110334432B (zh) * 2019-07-03 2022-12-02 中煤能源研究院有限责任公司 一种采动覆岩瓦斯聚集区空间辨识方法和系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3188116U (ja) 通風に抗しうるレンジフード
US20100095949A1 (en) Pollutant removing device and oblique single air curtain range hood using the device
EP2240726B1 (en) Exhaust hood with an exhaust enhancement apparatus
US20100000512A1 (en) Pollutant Removing Device and Dual-Air Curtain Range Hood Using the Device
CN102121719B (zh) 一种集成灶
AU2005201104B2 (en) Exhaust hood
EP2175204A1 (en) Pollutant removing device and oblique single air curtain range hood using the device
WO2011062771A1 (en) Commercial kitchen exhaust system
JP2001056142A (ja) 台所用換気システム
JP2010007920A (ja) 汚染物排出装置及び該装置を使用したツインエアカーテン式排煙装置
TWM605984U (zh) 漩渦氣/液流空氣淨化器
EP2138771B1 (en) Pollutant removing device and dual-air curtain range hood using the device
CN101598360A (zh) 污染物排放装置及使用该装置的双气帘式排油烟机
CN203549955U (zh) 一种抽油烟机
CN111492181B (zh) 具有强制空气喷射的排气罩
JP2010107173A (ja) 汚染物質排出装置およびその汚染物質排出装置を使用したエアカーテン式レンジフード
KR20100045588A (ko) 오염물질 제거 장치 및 상기 장치를 이용한 경사 단일 공기커튼 레인지 후드
CA2743409C (en) Range hood capable of resisting draft
CN110500633B (zh) 吸油烟机
CN202613546U (zh) 排油烟机
JP2003240299A (ja) レンジフードファン
KR20100003806A (ko) 오염물질 제거장치 및 그 장치를 이용한 이중-공기커튼랜지후드
CN207268468U (zh) 一种排油烟罩
TWI341916B (ja)
TWI361263B (en) A pollutant removing device and an oblique single air curtain range hood using the device

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20101101

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110404