JPS60815Y2 - 焼肉グリルテ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、焼肉店等て使用する焼肉グリルテーブルの
新規なる改良に関する。

近年、焼肉店内が油煙で充満され、店内が汚染されるの
を防止するために、焼肉時に発生する油煙を強制的に下
方に吸引して、床下に配置したダクトを介して店外に排
出するようにした床排気型式の焼肉グリルテーブルが提
案され実用化されつつある。

かかる床排気型式のものは油煙を上昇させて、壁が天井
等に設けた１つ又は複数の排気孔から吸引排出する開放
型のものに比して、ダクト内に熱気がこもり易く、しか
も油煙から分離して耐着した油分が発火するおそれがあ
り、火事が発生する危険度が高かった。

この考案は、かかる床排気型式の焼肉グリルテーブルに
みられた火事発生の危険性を防止すべくなされたもので
あって、以下に図面を参照しつつ詳細に説明する。

図において１は従来公知のように焼肉用グリルバーナー
を備えたグ１リル室２を有するテーブル３を上部に備え
たテーブル本体であって、該テーブル本体１内には、前
記グリル室２で発生した油煙を上昇させることなく下方
へ吸引するための排気室４が配設される。

排気室４内には、油煙中から油分を分離するグリスフィ
ルター５が配設され、上部には水皿６がテーブル本体１
の前面から抽斗式に出し入れ自在に配設される。

排気室４の下端には床下を通る排気ダクト７が接続され
、適宜のファン装置により排気室４内の汚染空気は強制
的に吸引され、室外に排出される。

水皿６を出し入れ自在とするために、テーブル更に排気
室４の グリル室２で発 生した油煙は、第２図に示すようにグリル室２の上部両
側に開口した吸気路１０によって、水皿６の上面へと吸
引下降せしめられる。

吸気路１０は第２図から明らかなように、水皿６の上面
において、直角に屈曲したいる。

この結果、吸引され、下降して来た油煙は、水皿６の上
面において直角本体１の前面に扉８が形成され、 前面上部に開戸９が形成される。

に屈曲せしめられ、流体の運動法則に従って、油煙は水
皿６内の水面に接触する。

油煙と水面との接触により、油煙は冷却されると共に、
油分が水中に滴下する。

水皿６は第３図に示すように、中央に煙突１１を立設し
てなり、水は煙突１１の外周と水皿６との間に張られる
。

煙突１１の上面には前記吸気路１０に向って傾斜して、
フィルター１２が張設され、煙突１１の下面は排気室４
内へ開口１３される。

煙突１１の高さは、水面より上方である限り、水皿６の
上縁より上方であっても下方であっても良く、特に限定
されることはないであろう。

以上のように、この考案によれば排気ダクト７とグリル
室２との間に排気室４を配設し、該排気室４に水皿６を
配設し、グリル室２と排気室４とを吸気路１０により連
結し、該吸気路１０の一部を水皿６内の水面上に開放し
つつ水面に沿って水平に延長させ、前記水皿６は上下に
貫通し下端を前記排気室４に連通した煙突１１を有し、
該煙突１１の上面はフィルター１２で閉塞しであるので
、吸気路１０によって氷皿６の上面へ吸引降下せしめら
れた油煙は、水皿６の上面において直角に屈曲され、流
体の運動法則対従って水皿６内の水面に接触し、油煙は
冷却されると共に、油分が水中に滴下され、油煙の冷却
と油分の分離とが有効に行なわれる。

又、水皿６上を通過した油煙は、煙突１１を通って下部
の排気室４に流れるが、この際フィルター１２により油
煙中の油分や固型物の分離が更に行なわれるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は焼肉グリルテーブルの縦長断側面図、第２図は
同縦断正面図、第３図は水皿の斜視図である。 １・・・テーブル本体、２・・・グリル室、４・・・排
気室、６・・・水皿、７・・・排気ダクト、１ｏ・・・
吸気路、１１・・・煙突、１２・・・フィルター １３
・・・開口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. グリルバーナーを有するグリル室２で発生する油煙を下
   方へ吸引して床下に配管した排気ダクト７を介して外部
   に排出するようにした焼肉グリルテーブルにおいて、排
   気ダクト７とグリル室２との間に排気室４を配設しミ該
   排気室４に水皿６を配設し、グリル室２と排気室４とを
   吸気路１０により連結し、該吸気路「０の一部を水皿６
   内の水面上に開放しつ）水面に沿って水平に延長させ、
   前記水皿６は上下に貫通し下端を前記排気室４に連通し
   た煙突１１を有し、該煙突１１の上面はフィルター１２
   で閉塞されていることを特徴とする焼肉グリルテーブル
   。