JP4697085B2 - 室内の汚染空気排出構造 - Google Patents

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Description

この発明は、主としてキッチンでの調理等において発生する油煙や燃焼ガス等を含む汚染空気を室内から排出するための汚染空気排出構造に関する。
一般に、住宅のキッチンでは、調理台に備え付けた加熱調理器の上方にレンジフードを設けて、調理等において発生する油煙や燃焼ガス等を含む汚染空気を屋外へ排出している。
ところが、加熱調理器の上方にレンジフードを単に設けただけでは、汚染空気が多く発生して拡散したり、汚染空気が加熱調理器付近から立ち上ってレンジフードのフード部に到達するまでの間に、例えば人の動き等によって生じる微風の影響を受けて拡散するようなことがあると、汚染空気の全部をレンジフードのフード部で吸引しきれずに、その一部が天井面付近に滞留することがあった。
レンジフードのフード部における汚染空気の吸引効率を高めるためには、フード部を加熱調理器に近づければ良いが、レンジフードのフード部の設置高さは、調理台上面から約800mm以上離間した高さとするという消防法に定められた制限があり、どうしてもフード部で吸引しきれずに漏れる汚染空気が生じることになる。
そこで、例えば特許文献1や特許文献2にも開示されているように、レンジフードのフード部上方において、フード部で吸引しきれずに天井面付近に滞留する汚染空気をさらに吸引することができるレンジフードが提案されている。
特開2005−90878号公報 特開2004−28445号公報
しかしながら、レンジフードのフード部で吸引しきれずに天井に達した汚染空気は、天井面に沿って四方八方へ拡がるので、上記のようなレンジフードを用いた場合でも、レンジフードから遠ざかるように拡散してしまった汚染空気については吸引が困難となり、依然として天井面付近に汚染空気が滞留するといった不具合が生じる可能性があった。
特に、近年増加傾向にあるペニンシュラ型キッチンやアイランド型キッチン等のオープンキッチンにおいては、レンジフード周りが3方開放若しくは4方開放となっていて、汚染空気の拡がりを規制する壁面が近くにないため、汚染空気の吸引効率がさらに悪くなるといった不具合があった。
そこで、この発明は、上記不具合を解決するため、レンジフードのフード部で吸引しきれずに天井に達する汚染空気を効率良く吸引して、天井面付近での汚染空気の滞留を確実に防止することができる室内の汚染空気排出構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、この発明の室内の汚染空気排出構造は、レンジフード1のフード部6上方に位置する室内の天井20に、前記フード部6の吸込口5において吸引しきれなかった汚染空気を捕集するための凹所21を形成して、この凹所21において捕集した汚染空気を、前記レンジフード1におけるフード部6の吸込口5よりも上方に設けた補助吸込口13から吸引することを特徴とする。
具体的には、前記補助吸込口13を、前記凹所21内において開放させている。また、前記凹所21を、前記フード部6よりも側方へ拡げている。さらに、前記レンジフード1を、前記凹所21の略中央から垂下させている。さらにまた、前記フード部6の外側面10を、側方へ膨出するように湾曲させている。
また、前記レンジフード1を、ペニンシュラ型キッチン若しくはアイランド型キッチンにおける調理台2の直上に設けるようにしている。
この発明によると、レンジフードのフード部で吸引しきれずに天井に達した汚染空気を、天井に形成した凹所において捕集して狭い範囲に閉じ込めることで、天井に達した汚染空気を補助吸込口から効率良く吸引することができ、天井面付近における汚染空気の滞留を確実に防止することができる。
また、凹所内において補助吸込口を開放させることで、補助吸込口からの汚染空気の吸引効率を高めることができる。さらに、凹所をフード部よりも側方へ拡げたり、レンジフードを凹所の略中央から垂下させたり、フード部の外側面を側方へ膨出するように湾曲させて、フード部で吸引しきれなかった汚染空気を凹所へスムーズ且つ確実に導いたりすることで、凹所における汚染空気の捕集効率を高めることができる。これらにより、天井面付近における汚染空気の滞留をより確実に防止することができる。
さらに、このようにフード部で吸引しきれずに天井に達した汚染空気を凹所で確実に捕集して、天井面に沿った拡がりを規制することができるので、ペニンシュラ型キッチンやアイランド型キッチン等の開放感のあるオープンキッチンへの適用に際しても、汚染空気の吸引効率の低下を招くことなく、天井面付近における汚染空気の滞留を確実に防止することができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る室内の汚染空気排出構造を示している。図において、1は、開放感のあるアイランド型キッチンに対応して設けたレンジフードであって、室内の壁面に接することなく島状に配置した調理台2の加熱調理器3の直上に配置されている。
このレンジフード1は、図2に示すように、下向きに開放する吸込口5を有するフード部6と、このフード部6から立ち上がって、フード部6の吸込口5から吸引した汚染空気を天井裏空間7に導くダクト部8とを備えている。
フード部6は、消防法の基準を満たすために、調理台2の上面から約800mm以上離間して配置されている。そして、このフード部6は、平面視略方形状に形成されており、その外側面10が、側方へ膨出するように湾曲されている。また、フード部6には、汚染空気を吸込口5へ効率良く導くための整流板11が略水平に配されており、吸込口5には図示しないフィルターが着脱自在に取り付けられている。なお、フード部6は、平面視略方形状のものだけに限らず、例えば平面視略円形状であっても良い。
ダクト部8は、略角筒状に形成されており、その下端部がフード部6の上面略
中央の開口部に連結され、その上端部が後述する天井20の凹所21の略中央を貫通して、天井裏空間7において横引きされた排気ダクト12に連結されている。そして、このダクト部8には、凹所21内において開放する補助吸込口13が形成され、またダクト部8と排気ダクト12との連結部内には、吸込口5及び補助吸込口13から汚染空気を吸引するための空気流を形成するファン14が設けられている。なお、ダクト部8は、略角筒状のものだけに限らず、例えば略円筒状であっても良い。また、ダクト部8内には、汚染空気を吸込口5から吸引する状態と補助吸込口13から吸引する状態と双方から吸引する状態とに切り換えるダンパ等を設けるようにしても良い。
そして、このレンジフード1のフード部6上方に位置する室内の天井20には、フード部6の吸込口5において吸引しきれなかった汚染空気を捕集するための凹所21が形成されている。この凹所21は、略方形状に形成されており、その表面には防汚機能及び抗菌機能を有する光触媒等からなる仕上げ材がコーティングされている。そして、凹所21の略中央からレンジフード1が垂下しており、凹所21の内側面22がフード部6の外側面10よりも側方へ張り出して、凹所21がフード部6よりも側方へ拡げられた状態となっている。なお、凹所21は、略方形状のものだけに限らず、少なくともフード部6よりも大きな面積を有していて、フード部6の吸込口5において吸引しきれなかった汚染空気を捕集することができれば、どのような形状であっても良い。また、凹所21の大きさや形状、レンジフード1との位置関係については、加熱調理器3として電気コンロを使用する場合と比べてガスコンロを使用する場合の方が汚染空気の上昇速度が速くなるため、ガスコンロを使用した場合を想定して設計を行うようにしている。
上記構成において、調理台2の加熱調理器3で調理を始めて、加熱調理器3付近からの油煙や燃焼ガス等を含む汚染空気が立ち上ると、この汚染空気の大部分がレンジフード1におけるフード部6の吸込口5から吸引されて、ダクト部8及び排気ダクト12を介して屋外へ排出される。また、フード部6で吸引しきれなくて、フード部6から漏れた汚染空気は、フード部6の外側面10に沿って上昇し、天井20に形成した凹所21に達する。このとき、フード部6の外側面10は側方へ膨出するように湾曲しているので、汚染空気を凹所21の略中央へ向かうように巻き込みながら上昇させて、凹所21へスムーズ且つ確実に導くことができる。
天井20の凹所21に達した汚染空気は、凹所21の内側面22によって天井面に沿った側方への拡がりが阻止されて、凹所21において捕集される。そして、凹所21内の汚染空気は、レンジフード1におけるダクト部8の補助吸込口13から吸引されて、ダクト部8及び排気ダクト12を介して屋外へ排出される。
このように、レンジフード1のフード部6で吸引しきれずに天井20に達した汚染空気を、天井20に形成した凹所21において捕集することで、汚染空気をレンジフード1周りの狭い範囲に閉じ込めて、吸込口5よりも上方に設けた補助吸込口13から効率良く吸引することができ、天井面付近における汚染空気の滞留を確実に防止することができる。
図3は、他の実施形態に係る汚染空気排出構造を示している。この実施形態においては、開放感のあるペニンシュラ型キッチンにレンジフード1が設けられている。このレンジフード1は、室内の一壁面31に沿うようして、一壁面31から半島のように突き出した調理台2の加熱調理器3の直上に配置されている。
そして、レンジフード1のフード部5上方に位置する室内の天井20には、フード部6の吸込口5において吸引しきれなかった汚染空気を捕集するための凹所21が形成されている。この凹所21は、一端側の開放部分が室内の一壁面31によって塞がれた状態となっている。なお、その他の構成及び作用効果は、上記の図1に示す実施形態と同様であり、図3及び図4において図1に示す実施形態に同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、この発明の汚染空気排出構造は、ペニンシュラ型キッチンやアイランド型キッチン等のオープンキッチンに適用するだけでなく、I型やL型のような一般なキッチンに適用しても良い。
この発明の一実施形態に係る汚染空気排出構造を示す図である。 同じくそのレンジフードの縦断面図である。 他の実施形態に係る汚染空気排出構造を示す図である。 同じくそのレンジフードの縦断面図である。
符号の説明
1・・レンジフード、2・・調理台、5・・吸込口、6・・フード部、10・・フード部の外側面、13・・補助吸込口、20・・天井、21・・凹所

Claims (6)

  1. レンジフード(1)のフード部(6)上方に位置する室内の天井(20)に、前記フード部(6)の吸込口(5)において吸引しきれなかった汚染空気を捕集するための凹所(21)を形成して、この凹所(21)において捕集した汚染空気を、前記レンジフード(1)におけるフード部(6)の吸込口(5)よりも上方に設けた補助吸込口(13)から吸引することを特徴とする室内の汚染空気排出構造。
  2. 前記補助吸込口(13)を、前記凹所(21)内において開放させた請求項1記載の室内の汚染空気排出構造。
  3. 前記凹所(21)を、前記フード部(6)よりも側方へ拡げた請求項1又は2記載の室内の汚染空気排出構造。
  4. 前記レンジフード(1)を、前記凹所(21)の略中央から垂下させた請求項1乃至3のいずれかに記載の室内の汚染空気排出構造。
  5. 前記フード部(6)の外側面(10)を、側方へ膨出するように湾曲させた請求項1乃至4のいずれかに記載の室内の汚染空気排出構造。
  6. 前記レンジフード(1)を、ペニンシュラ型キッチン若しくはアイランド型キッチンにおける調理台(2)の直上に設けた請求項1乃至5のいずれかに記載の室内の汚染空気排出構造。
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