JP2003074939A - 天井排気装置 - Google Patents

天井排気装置

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JP2003074939A
JP2003074939A JP2001265460A JP2001265460A JP2003074939A JP 2003074939 A JP2003074939 A JP 2003074939A JP 2001265460 A JP2001265460 A JP 2001265460A JP 2001265460 A JP2001265460 A JP 2001265460A JP 2003074939 A JP2003074939 A JP 2003074939A
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exhaust
ceiling
longitudinal direction
droplet
duct
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JP2001265460A
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English (en)
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Toshishige Momose
敏成 百瀬
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた排気能力を有しながらも低価格な天井
排気装置を提供する。 【解決手段】 長手方向の各部において吸気作用する長
尺状の排気部3の複数が互いに間隔を隔てて天井Cに並
設された天井排気装置であって、隣接する排気部3の間
に、下面を排気案内面Sとする排気案内部Gが排気部3
の長手方向に沿って設けられ、排気案内面Sが、排気部
3の長手方向に沿う稜線部Srを備えると共に、排気部
3の長手方向視において、稜線部Srから左右に位置す
る排気部3に向かって延びる左右一対の傾斜状案内面S
sを備えるように構成され、その一対の傾斜案内面Ss
の夫々が、排気部3に近づくほど上方に位置する傾斜状
に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手方向の各部に
おいて吸気作用する長尺状の排気部の複数が互いに間隔
を隔てて天井に並設された天井排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる天井排気装置は、排気対象域にて
発生する排気対象気を、主として天井にて受け止めて、
天井に並設した複数の排気部にて吸引して排気するもの
であり、例えば、ホテルや給食センター等の厨房に設け
られて、ガスコンロ等の加熱調理機器による加熱調理に
て発生する調理排気等を排気対象気として排気するもの
である。
【0003】かかる天井排気装置において、従来は、図
25に示すように、長手方向に沿って排気口2を備えて
その排気口2にて吸気作用する長尺状の排気ダクト3の
複数、及び、長手方向に沿って給気口31を備えてその
給気口31から空気Aを吹き出す給気ダクト32の複数
を、排気口2と給気口31とが向かい合う状態で、排気
ダクト2と給気ダクト32が互いに間隔を隔てて交互に
並ぶように、排気対象域Kの天井Cに設けていた(例え
ば、実開平6−73635号参照)。又、上記従来の天
井排気装置においては、排気ダクト3に対して、吸気作
用するように排気用送風機(図示省略)を接続し、給気
ダクト32に対して、空気Aを供給するように給気用送
風機(図示省略)を接続し、更に、隣接する排気ダクト
3と給気ダクト32との間の天井Cを、給気ダクト32
側から排気ダクト3側に向かって高くなる傾斜状に形成
していた。そして、給気用送風機にて空気Aを給気ダク
ト32に供給して、給気口31から排気口2に向かって
空気Aを吹き出すことにより、傾斜状の天井Cに沿って
給気口31から排気口2に向かう空気流を形成して、天
井付近にまで上昇してくる排気対象気Eを、給気口31
から排気口2に向かう空気流にて排気口2に導いて、空
気流の空気Aと共に排気用送風機にて排気するようにし
て、排気対象気(例えば、調理排気)Eが天井下方に滞
留するのを防止するようにしていた。
【0004】ところで、上記従来の天井排気装置におい
ては、排気用送風機によって、給気用送風機から供給さ
れて給気口31から吹き出された空気A、及び、排気対
象気Eを排気することになるので、排気対象域Kの気圧
(以下、域内圧と称する場合がある)の低下を抑制する
ために、排気対象域Kに空気を供給すべく、空気流形成
用の給気用送風機及び給気ダクトとは別に、域内圧調整
用の給気用送風機及び給気ダクトを設けることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
天井排気装置では、排気対象気案内用の空気流を形成す
るために、空気流形成用の給気用送風機及び給気ダクト
を設けるので、構成が複雑にものとなっていた。又、排
気用送風機にて、空気流形成用の給気用送風機から供給
されて給気口から吹き出された空気、及び、排気対象気
を排気することになるので、排気量が多くなり、排気用
送風機として能力の大きいものを設ける必要があった。
従って、従来では、構成が複雑になること及び能力の大
きい排気用送風機を設けることが相俟って、天井排気装
置の価格が高くなるという問題があった。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、優れた排気能力を有しながらも
低価格な天井排気装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の特徴構成は、隣接する前記排気部の間
に、下面を排気案内面とする排気案内部が前記排気部の
長手方向に沿って設けられ、前記排気案内面が、前記排
気部の長手方向に沿う稜線部を備えると共に、前記排気
部の長手方向視において、前記稜線部から左右に位置す
る前記排気部に向かって延びる左右一対の傾斜状案内面
を備えるように構成され、その一対の傾斜案内面の夫々
が、前記排気部に近づくほど上方に位置する傾斜状に形
成されていることにある。請求項1に記載の特徴構成に
よれば、天井に向かって上昇してくる排気対象気は、排
気案内面の一対の傾斜状案内面にて排気部に向かうよう
に案内されて、排気部に吸引されて排気される。その排
気案内面は、排気部の長手方向に沿う稜線部と、その稜
線部から左右に位置する排気部に向かって延びて、排気
部に近づくほど上方に位置する傾斜状の左右一対の傾斜
状案内面とを備えるように構成されていて、排気案内面
には水平面部分が存在しないことから、排気対象気は、
排気案内面の案内作用にて、滞留することなく速やかに
排気部の側に向かって流動して、排気部に吸引されるの
で、排気対象気を高捕集効率にて速やかに排気できるよ
うになり、排気対象気が天井下方に滞留するのを抑制す
ることができる。要するに、従来の如き、排気対象気案
内用の空気流を形成しないようにして、即ち、従来の如
き空気流形成用の給気用送風機及び給気ダクトを設けな
いようにして、天井排気装置の構成を簡略化しながら、
排気対象気を高捕集効率にて速やかに排気できるように
なった。又、排気対象気案内用の空気流を形成しないこ
とから、排気対象気案内用の空気流を形成して、その空
気流の空気をも排気対象気と共に排気用送風機にて排気
するようにしていた従来に比べて、排気用送風機とし
て、能力の低い安価なものを採用することができる。従
って、従来に比べて、構成を簡略化できること及び排気
用送風機として能力の低い安価なものを採用することが
できることにより、コストダウンを図ることが可能とな
り、もって、優れた排気能力を有しながらも低価格な天
井排気装置を提供することができるようになった。
【0008】〔請求項2記載の発明〕請求項2に記載の
特徴構成は、隣接する前記排気部の間に、下面を排気案
内面とする排気案内部が前記排気部の長手方向に沿って
設けられ、前記排気案内面が、前記排気部の長手方向視
において、前記排気部よりも下方に位置する最下部から
左右に位置する前記排気部に向かって延びる左右一対の
傾斜状案内面を備えるように構成され、その一対の傾斜
案内面の夫々が、前記排気部に近づくほど上方に位置す
る傾斜状に形成されていることにある。請求項2に記載
の特徴構成によれば、天井に向かって上昇してくる排気
対象気は、排気案内面の一対の傾斜状案内面にて排気部
に向かうように案内されて、排気部に吸引されて排気さ
れる。その排気案内面の最下部は排気部よりも下方に位
置すると共に、排気案内面には、その最下部から左右に
位置する排気部に向かって延びて、排気部に近づくほど
上方に位置する傾斜状の左右一対の傾斜状案内面を備え
られていて、隣接する排気部の間においては、排気部よ
りも下方の位置から左右両側の排気部に向かって斜め上
方に流動する排気対象気の流れが形成されることから、
排気案内面による排気案内作用、即ち、排気対象気を排
気部に向かって流動案内する作用を強くすることができ
る。つまり、排気対象気は、排気案内面による強い案内
作用により、滞留することなく速やかに排気部の側に向
かって流動して、排気部に吸引されるので、排気対象気
を高捕集効率にて速やかに排気できるようになり、排気
対象気が天井下方に滞留するのを抑制することができ
る。これに対して、排気案内面の最下部が、排気部の最
下部と同高さに位置していたり、排気部よりも上方に位
置する場合は、隣接する排気部の間においては、排気部
の最下部と同高さ、あるいは、排気部よりも上方の位置
から、左右両側の排気部に向かって斜め上方に流動する
排気対象気の流れが形成されることから、前述の如き排
気案内面による排気案内作用が弱いので、排気対象気の
捕集効率が低下して、排気対象気が天井下方に滞留しや
すい。要するに、従来の如き、排気対象気案内用の空気
流を形成しないようにして、即ち、従来の如き空気流形
成用の給気用送風機及び給気ダクトを設けないようにし
て、天井排気装置の構成を簡略化しながら、排気対象気
を高捕集効率にて速やかに排気できるようになった。
又、排気対象気案内用の空気流を形成しないことから、
排気対象気案内用の空気流を形成して、その空気流の空
気をも排気対象気と共に排気用送風機にて排気するよう
にしていた従来に比べて、排気用送風機として、能力の
低い安価なものを採用することができる。従って、従来
に比べて、構成を簡略化できること及び排気用送風機と
して能力の低い安価なものを採用することができること
により、コストダウンを図ることが可能となり、もっ
て、優れた排気能力を有しながらも低価格な天井排気装
置を提供することができるようになった。
【0009】〔請求項3記載の発明〕請求項3に記載の
特徴構成は、隣接する前記排気部の間を天井下面に、複
数の排気部の並び方向に沿って延び且つ天井下面から下
方に突出する状態で、仕切部材が設けられていることに
ある。請求項3に記載の特徴構成によれば、天井に向か
って上昇してきて、隣接する排気部の間の天井下面に沿
って排気部の長手方向に流れてきた排気対象気は、仕切
部材によって、排気部の長手方向に流れるのが遮断され
て、排気部の側に向かって流れるように案内されて、排
気部に吸引されて排気される。つまり、天井に向かって
上昇してきた排気対象気が隣接する排気部の間の天井下
面に沿って排気部の長手方向に拡散するのが、抑制され
るので、排気対象気を高捕集効率にて速やかに排気でき
るようになり、排気対象気が天井下方に滞留するのを抑
制することができる。要するに、従来の如き、排気対象
気案内用の空気流を形成しないようにして、即ち、従来
の如き空気流形成用の給気用送風機及び給気ダクトを設
けないようにして、天井排気装置の構成を簡略化しなが
ら、排気対象気を高捕集効率にて速やかに排気できるよ
うになった。又、排気対象気案内用の空気流を形成しな
いことから、排気対象気案内用の空気流を形成して、そ
の空気流の空気をも排気対象気と共に排気用送風機にて
排気するようにしていた従来に比べて、排気用送風機と
して、能力の低い安価なものを採用することができる。
従って、従来に比べて、構成を簡略化できること及び排
気用送風機として能力の低い安価なものを採用すること
ができることにより、コストダウンを図ることが可能と
なり、もって、優れた排気能力を有しながらも低価格な
天井排気装置を提供することができるようになった。
【0010】〔請求項4記載の発明〕請求項4に記載の
特徴構成は、前記排気案内部の下端部から滴下する液滴
を受ける液滴受け体が、前記排気案内部の下端部の直下
方に、前記長手方向に沿って設けられていることにあ
る。請求項4に記載の特徴構成によれば、排気案内部の
下端部から滴下する液滴を受ける液滴受け体が、排気案
内部の下端部の直下方に、前記長手方向に沿って設けら
れているので、排気案内部の一対の傾斜案内面を伝って
排気案内部の下端部から滴下する液滴を、液滴受け体に
て受け止めることができる。つまり、排気案内部の傾斜
案内面で凝縮した液滴(水滴や油滴等)は、傾斜案内面
をその下端部、即ち、排気案内部の下端部まで伝って、
排気案内部の下端部から滴下するので、液滴受け体を、
排気案内部の下端部の直下方に前記長手方向に沿って設
けることにより、傾斜案内面による排気対象気の案内作
用に及ぼす影響を極力小さくするように液滴受け体の幅
を狭くしながらも、その液滴受け体にて、排気案内部か
ら滴下する液滴を受け止めることができるのである。従
って、排気案内部による排気対象気案内作用に及ぼす影
響を極力小さくしながら、排気案内部から滴下する液滴
を受け止めることができるようになり、もって、優れた
排気能力を有しながらも低価格で、しかも、液滴の落下
を防止することができる天井排気装置を提供することが
できるようになった。
【0011】〔請求項5記載の発明〕請求項5に記載の
特徴構成は、前記液滴受け体を前記排気案内部に着脱自
在に支持する支持部が設けられ、その支持部が、前記液
滴受け体を前記排気案内部の横側方向に移動させること
により、前記液滴受け体を着脱するように構成されてい
ることにある。請求項5に記載の特徴構成によれば、排
気案内部から滴下する液滴をその全長又は略全長にわた
って受け止めるべく、液滴受け体を前記長手方向に沿っ
て排気案内部の全長又は略全長にわたって設けながら
も、液滴受け体を排気案内部の横側方向に移動させるこ
とにより、液滴受け体を着脱することができる。つま
り、排気案内部から滴下する液滴をその全長又は略全長
にわたって受け止めるべく、液滴受け体を排気案内部に
対してその全長又は略全長にわたって設けながらも、液
滴受け体を清掃するときは、液滴受け体を取り外して行
うことができるので、液滴受け体の清掃が簡単である。
従って、排気案内部から滴下する液滴をその全長又は略
全長にわたって受け止めることができるようにしなが
ら、液滴受け体の清掃を簡単に行えるようにすることが
できる。
【0012】〔請求項6記載の発明〕請求項6に記載の
特徴構成は、前記液滴受け体が、前記長手方向に沿う樋
状で且つ前記長手方向の両端が閉じられた容器状に構成
され、その容器状の液滴受け体の複数が、前記長手方向
に沿って並び且つ前記長手方向に隣接する前記液滴受け
体の前記長手方向の端部同士が上下方向に重なる状態で
設けられていることにある。請求項6に記載の特徴構成
によれば、前記長手方向に沿う樋状で且つ前記長手方向
の両端が閉じられた容器状に構成された容器状の液滴受
け体の複数が、前記長手方向に沿って並び且つ前記長手
方向に隣接する容器状の液滴受け体の前記長手方向の端
部同士が上下方向に重なる状態で設けられているので、
前記長手方向に隣接する容器状の液滴受け体においては
一方の端部の下方に他方の開口部の端部が存在するよう
になり、排気案内部から滴下する液滴をその全長又は略
全長にわたって受け止めることができるようにしながら
も、容器状の液滴受け体を排気案内部の横側方向に移動
させることにより、液滴受け体を着脱することができ
る。つまり、液滴受け体を前記長手方向に沿って排気案
内部の全長又は略全長にわたって設けるに当たって、複
数の液滴受け体を前記長手方向に沿って並べて設けるよ
うにすると、各液滴受け体が小型軽量化されて、液滴受
け体の着脱が容易になる。一方、複数の液滴受け体を前
記長手方向に沿って並べて設けるに当たって、液滴受け
体の着脱を可能にすべく、単純に、前記長手方向に隣接
する液滴受け体同士の間に隙間をあけて並べると、その
隙間を通じて液滴が落下してしまう不具合が生じる。そ
こで、液滴受け体を、前記長手方向に沿う樋状で且つ前
記長手方向の両端が閉じられた容器状に構成して、その
容器状の液滴受け体の複数を、前記長手方向に沿って並
び且つ前記長手方向に隣接する容器状の液滴受け体の前
記長手方向の端部同士が上下方向に重なる状態で設ける
ことにより、前記長手方向に隣接する容器状の液滴受け
体においては一方の端部の下方に他方の開口部の端部が
存在するようにして、排気案内部から滴下する液滴を受
け漏らすのを回避しながら、容器状の液滴受け体を排気
案内部の横側方向に移動させることにより、液滴受け体
を着脱することができるようにすることができるのであ
る。従って、排気案内部から滴下する液滴をその全長又
は略全長にわたって受け止めることができるようにしな
がら、液滴受け体を小型軽量化して液滴受け体の清掃を
一段と簡単に行えるようにすることができる。
【0013】〔請求項7記載の発明〕請求項7に記載の
特徴構成は、前記液滴受け体の底部が、前記長手方向に
おいて、上下方向に傾斜するように構成され、その傾斜
状の底部の最下部に、液滴を溜める液滴溜まり部又は液
滴を排出する液滴排出部が設けられていることにある。
請求項7に記載の特徴構成によれば、液滴受け体の底部
が前記長手方向において上下方向に傾斜するように構成
され、その傾斜状の底部の最下部に、液滴を溜める液滴
溜まり部又は液滴を排出する液滴排出部が設けられてい
ることから、排気案内部から液滴受け体に滴下した液滴
は、ドレンとなって液滴受け体の傾斜状の底部をその最
下部の方に向かって流れて、液滴溜まり部に溜まる、又
は、液滴排出部から排出される。つまり、液滴受け体の
傾斜状の底部の最下部に液滴溜まり部を設ける場合は、
排気案内部から液滴受け体に滴下した液滴はドレンとし
て液滴溜まり部に溜まるので、液滴溜まり部に溜まった
ドレンを廃棄処理することにより、液滴受け体を取り外
すこと無く、液滴受け体に滴下した液滴を処理すること
ができ、あるいは、液滴受け体の傾斜状の底部の最下部
に液滴排出部を設ける場合は、排気案内部から液滴受け
体に滴下した液滴はドレンとして液滴排出部から排出さ
れるので、そのように液滴排出部から排出されるドレン
を廃棄処理することにより、液滴受け体を取り外すこと
無く、液滴受け体に滴下した液滴を処理することができ
る。従って、液滴受け体に滴下した液滴を廃棄する手間
を軽減することができる。
【0014】〔請求項8記載の発明〕請求項8に記載の
特徴構成は、前記排気部の下部が、前記排気部の長手方
向視において、左右方向の中央部ほど上方に位置する凹
状に形成され、その上方に向かって凹状の前記下部の前
記長手方向視における左右一対の傾斜部に、排気口が設
けられていることにある。請求項8に記載の特徴構成に
よれば、排気案内部の傾斜状案内面又は仕切部材の作用
にて排気部に向かって流れてくる排気対象気は、排気部
の下部にて形成される凹状部に集められて、その排気部
の下部の左右一対の傾斜部に設けられている排気口から
吸込まれて排気される。従って、排気対象気を排気部の
下部にて形成される凹状部に集めて排気することから、
排気対象気を一段と高い捕集効率にて速やかに排気でき
るようになり、もって、排気能力を一段と向上すること
ができるようになった。
【0015】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明を
厨房用の天井排気装置に適用した場合の第1実施形態を
説明する。図1ないし図3に示すように、天井排気装置
は、2本の給気ダクト1を排気対象域としての厨房Kの
天井Cにおける対向する両側縁に振分けて設け、長手方
向に沿って排気口2を備えてその排気口2にて吸気作用
する長尺状の排気ダクト3の複数(本実施形態では4
本)を、天井Cにおける2本の給気ダクト1の間に互い
に間隔を隔てて並設して構成してある。
【0016】各給気ダクト1の底部には、複数の給気フ
ード4を給気ダクト長手方向に間隔を隔てて並べた状態
で連通接続し、2本の給気ダクト1に対して、外気Aを
供給するように給気用送風機5を接続してある。
【0017】複数の排気ダクト3には、複数の排気ダク
ト3を並列した状態において、端に位置する端側排気ダ
クト3sと、内側に位置する内側側排気ダクト3iの2
種類がある。端側排気ダクト3sにおける内側を向く側
面は、隣接する排気ダクト3の側ほど上方に位置する傾
斜状に形成すると共に、その傾斜状の側面に複数の排気
口2を排気ダクト3の長手方向に沿って並ぶように開口
し、内側排気ダクト3iの両側面は、夫々、隣接する排
気ダクト3の側ほど上方に位置する傾斜状に形成し、そ
の傾斜状の両側面夫々に、複数の排気口2を排気ダクト
3の長手方向に沿って並ぶように開口してある。複数の
排気ダクト3を、排気集合ダクト6に並列的に接続し、
その排気集合ダクト6に対して、排気用送風機7を吸引
作用するように接続してある。各排気口2には、グリス
フィルタ9を取り付けてある。又、各排気ダクト3の底
部には、照明器具8を取り付けてある。
【0018】そして、加熱調理により発生して上昇して
くる調理排気Eを、排気用送風機7の吸気作用により、
複数の排気ダクト3の排気口2を通じて吸引して排気す
ると共に、給気用送風機5により、外気Aを2本の給気
ダクト1夫々に接続された給気フード4から厨房Kに供
給して、厨房Kを換気するように構成してある。
【0019】隣接する排気ダクト3の間に、下面を排気
案内面Sとする排気案内部Gを排気ダクト3の長手方向
に沿って設けてあり、その排気案内面Sを、排気ダクト
3の長手方向に沿う稜線部Srを備えると共に、排気ダ
クト3の長手方向視において、稜線部Srから左右に位
置する排気ダクト3に向かって延びる左右一対の傾斜状
案内面Ssを備えるように構成し、その一対の傾斜状案
内面Ssの夫々を、排気ダクト3に近づくほど上方に位
置する傾斜状に形成してある。つまり、排気案内面S
は、夫々が排気ダクト3の側に向かって高くなる一対の
傾斜状案内面Ssのみにて形成して、水平面部分を存在
させないように構成してある。
【0020】更に、排気案内面Sの最下部Sbの稜線部
Srを、排気ダクト3よりも下方に位置するように構成
して、排気案内面Sを、排気ダクト3の長手方向視にお
いて、排気ダクト3よりも下方に位置する最下部Sbか
ら左右に位置する排気ダクト3に向かって延びる左右一
対の傾斜状案内面Ssを備えるように構成し、その一対
の傾斜状案内面Ssの夫々を、排気ダクト3に近づくほ
ど上方に位置する傾斜状に形成してある。
【0021】要するに、排気案内面Sは、排気ダクト3
よりも下方に位置する状態で排気ダクト3の長手方向に
沿う稜線部Srを備えると共に、排気ダクト3の長手方
向視において、稜線部Srから左右に位置する排気ダク
ト3に向かって延びる左右一対の傾斜状案内面Ssを備
えるように構成し、その一対の傾斜状案内面Ssの夫々
を、排気ダクト3に近づくほど上方に位置する傾斜状に
形成してある。
【0022】説明を加えると、隣接する排気ダクト3の
間の天井部分(以下、排気ダクト間天井部分Cbと称す
る場合がある)を、排気ダクト3の長手方向視におい
て、底部が排気ダクト3よりも低い概ねV字状に形成す
ることにより、排気ダクト間天井部分Cbを排気案内部
Gとして機能させ、その排気ダクト間天井部分Cbの下
面を排気案内面Sとして機能させるように構成してあ
る。つまり、V字状の排気ダクト間天井部分Cbにおい
て、排気ダクト3の長手方向に沿う底縁が稜線部Srに
相当し、その下縁に連なって、排気ダクト3の側に向か
って高くなる一対の面が、一対の傾斜状案内面Ssに相
当する。
【0023】ガスコンロ等の加熱調理器Hは、排気案内
面Sの稜線部Srの下方に、その稜線部Srに沿って配
置する。加熱調理器Hによる加熱調理により発生して上
昇してくる調理排気Eは、排気案内面Sの一対の傾斜状
案内面Ssにて排気ダクト3に向かうように案内され
て、排気口2から吸引されて排気される。その際、排気
案内面Sは、夫々が排気ダクト3の側に向かって高くな
る左右一対の傾斜状案内面Ssのみにて形成されて、水
平面部分が存在せず、しかも、最下部Sbの稜線部Sr
が排気ダクト3よりも下方に位置しているので、調理排
気Eは速やかに排気口2に向かって流動して、排気口2
に吸引される。従って、上述のように構成した天井排気
装置を設けることにより、調理排気Eを高捕集効率にて
速やかに排気することができるので、調理排気Eが天井
Cの下方に滞留するのを抑制することができる。
【0024】〔第2実施形態〕以下、本発明を厨房用の
天井排気装置に適用した場合の第2実施形態を説明す
る。第2実施形態においては、排気案内部Gに代えて仕
切部材Pを設けた点で異なる以外は、第1実施形態と同
様に構成してあるので、第1実施形態と同じ構成要素や
同じ作用を有する構成要素については、重複説明を避け
るために、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主
として、仕切部材Pについて説明する。
【0025】図4ないし図6に示すように、隣接する排
気ダクト3の間を天井下面、即ち、排気ダクト間天井部
分Cbの下面に、複数の排気ダクト3の並び方向に沿っ
て延び且つ天井下面から下方に突出する状態で、複数の
仕切部材Pを排気ダクト3の長手方向に沿って間隔を隔
てて設けてある。
【0026】説明を加えると、排気ダクト間天井部分C
bは、一方の排気ダクト3の排気口2の上縁部から他方
の排気ダクト3の排気口2の上縁部とにわたって略水平
に延びるように形成してある。複数の仕切り部材Pを、
夫々の排気ダクト3側の両端部が隣接する排気口2同士
の間に対応する位置に位置する状態で、排気ダクト3の
長手方向に沿って間隔を隔てて並べて、排気ダクト間天
井部分Cbの下面に吊り下げ状に設けてある。
【0027】概ね三角錐形状の一対の三角錐状案内体1
3を、排気ダクト間天井部分Cbにおける排気ダクト長
手方向両端に振分け配置した状態で、底部を壁Wに当て
付け且つ一側面を排気ダクト間天井部分Cbの下面に当
て付けて、頂部を内側に向けて設けてある。
【0028】複数の仕切り部材Pは、底面視で概ね
「く」の字形状で長尺状の2枚のくの字状仕切板12、
及び、長尺状で平板形状の2枚の平板状仕切板11にて
構成してある。そして、くの字状仕切板12を、その長
手方向を排気ダクト並び方向に沿わせて頂部を互いに対
向させた姿勢で、三角錐状案内体13と間隔を隔てて排
気ダクト長手方向両端側に振分け配置した状態で、排気
ダクト間天井部分Cbの下面に吊り下げ状に設け、それ
ら2枚のくの字状仕切板12の間に、2枚の平板状仕切
板11を、長手方向を排気ダクト並び方向に沿わせた姿
勢で、互いに間隔を隔て且つくの字状仕切板12と間隔
を隔てて配置した状態で、排気ダクト間天井部分Cbの
下面に吊り下げ状に設けてある。
【0029】くの字状仕切板12及び平板状仕切板11
を排気ダクト間天井部分Cbの下面に吊り下げ状に設け
るに当たっては、上述したように、夫々の長手方向両端
部(即ち、排気ダクト3側の両端部)が、隣接する排気
口2同士の間に対応する位置に位置するように設ける。
又、くの字状仕切板12及び平板状仕切板11を排気ダ
クト間天井部分Cbの下面に吊り下げ状に設けた状態
で、夫々の下縁が排気ダクト3よりも下方に位置するよ
うにしてある。
【0030】ガスコンロ等の加熱調理器Hは、排気ダク
ト間天井部分Cbの下方に、排気ダクト3の長手方向に
沿って配置する。加熱調理器Hによる加熱調理により発
生して、排気ダクト間天井部分Cbまで上昇してきて、
排気ダクト間天井部分Cbの下面に沿って、排気ダクト
3の長手方向に流れてきた調理排気Eは、くの字状仕切
板12や平板状仕切板11により、排気ダクト3の長手
方向に流れるのが遮断されて、排気ダクト3の側に流れ
るように案内されるので、調理排気Eが排気ダクト3の
長手方向に拡散するのが抑制されて、速やかに排気口2
に吸引されて排気される。又、壁Wに沿って上昇してく
る調理排気Eは、三角錐状案内体13によって壁Wから
離れる方向に案内されるので、調理排気Eが天井Cと壁
Wの角部に滞留するのを抑制することができる。従っ
て、上述のように構成した天井排気装置を設けることに
より、調理排気Eを高捕集効率にて速やかに排気するこ
とができるので、調理排気Eが天井Cの下方に滞留する
のを抑制することができる。
【0031】〔第3実施形態〕以下、本発明を厨房用の
天井排気装置に適用した場合の第3実施形態を説明す
る。第3実施形態においては、排気案内部Gの構成(具
体的には、排気案内面Sの構成)が異なる点、及び、排
気案内部Gの下端部から滴下する液滴を受ける液滴受け
体Rを排気案内部Gの下端部の直下方に排気ダクト3の
長手方向(以下、ダクト長手方向と称する場合がある)
に沿って設けた以外は、第1実施形態と同様に構成して
あるので、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有
する構成要素については、重複説明を避けるために、同
じ符号を付すことにより説明を省略し、主として、排気
案内部G及び液滴受け体Rについて説明する。
【0032】図7ないし図9に示すように、排気案内部
Gの排気案内面Sは、排気ダクトSの長手方向視におい
て、排気ダクト3よりも下方に位置する最下部Sbから
左右に位置する排気ダクト3に向かって延びる左右一対
の傾斜状案内面Ssを備えるように構成し、最下部Sb
を、ダクト長手方向に沿って細長い水平面状となる細長
水平面状最下部Sfに形成し、一対の傾斜状案内面Ss
の夫々を、細長水平面状最下部Sfの側縁から延びて排
気ダクト3に近づくほど上方に位置する傾斜状に形成し
てある。第1実施形態と同様に、排気ダクト間天井部分
Cbを排気案内部Gとして機能させ、その排気ダクト間
天井部分Cbの下面を排気案内面Sとして機能させるよ
うに構成してある。
【0033】液滴受け体Rについて説明を加える。図8
ないし図10に示すように、液滴受け体Rを排気案内部
Gに着脱自在に支持する支持部Bを設け、その支持部B
を、液滴受け体Rを排気案内部Gの横側方向に移動させ
ることにより、液滴受け体Rを着脱するように構成して
ある。又、液滴受け体Rを、ダクト長手方向に沿う樋状
で且つダクト長手方向の両端が閉じられた容器状に構成
し、その容器状の液滴受け体Rの複数を、ダクト長手方
向に沿って並び且つダクト長手方向に隣接する液滴受け
体Rのダクト長手方向の端部同士が上下方向に重なる状
態で設けてある。尚、以下の説明では、容器状の液滴受
け体Rを容器状受け体14と称して説明する。
【0034】容器状受け体14について説明を加える
と、容器状受け体14は、平面視で細長で且つ排気案内
部Gの細長水平面状最下部Sfよりもやや幅広の略四角
形状の開口部を備え、その容器状受け体14におけるダ
クト長手方向の一端側の側壁部は、外側に倒れた形状の
先倒れ傾斜状側壁部14wに形成し、他端側の側壁部は
先倒れ傾斜状側壁部14wの高さよりも低くすると共
に、その他端側の開口縁を側壁部に向かうほど低くなる
先下がり状開口縁部14eに形成してある。尚、側面視
において、先倒れ傾斜状側壁部14wと先下がり状開口
縁部14eとが平行状態となるように構成してある。
【0035】そして、複数(本実施形態では4個)の容
器状受け体14を、先倒れ傾斜状側壁部14wが同じ方
向を向いて、ダクト長手方向に沿って並び且つダクト長
手方向に隣接するもの同士においては一方の先下がり状
開口縁部14eの上方を他方の先倒れ傾斜状側壁部14
wが覆う状態で、排気案内部Gの細長水平面状最下部S
fの直下方に、ダクト長手方向に沿って排気案内部Gの
略全長にわたって設けてある。つまり、ダクト長手方向
に隣接する容器状受け体14同士においては、一方の容
器状受け体14の先倒れ傾斜状側壁部14wの下方に、
他方の容器状受け体14の先下がり状開口縁部14eが
回り込んだ状態となって、一方の容器状受け体14の端
部の下方に他方の容器状受け体14の開口部の端部が存
在するようになるので、排気案内部Gから滴下する液滴
を受け漏らすのを回避することができるのである。
【0036】支持部Bは、1個の容器状受け体14に対
して2個ずつ設ける状態で、排気案内面Sの細長水平面
状最下部Sfに下向きに取り付けたL字状のフック15
と、そのフック15に引っ掛けるべく各容器状受け体1
4内の底部に2個ずつ設けた概ねΩ字状の引掛け具16
を備えて構成してある。L字状のフック15のL字状に
おける底辺部分の先端は、上方に屈曲させて、その屈曲
部により、フック15から引掛け具16が抜けるのを防
止するようにしている。
【0037】同じ容器状受け体14に対応する2個のL
字状のフック15は、そのL字状における底辺部分の先
が排気案内部Gの横側方向に同方向を向くように取り付
け、Ω字状の引掛け具16は、開口部分が排気案内部G
の横側方向を向くように取り付けて、容器状受け体14
を排気案内部Gの横側方向に移動させることにより、引
掛け具16をフック15に引っ掛けたり、フック15か
ら外したりして、容器状受け体14を着脱するように構
成してある。
【0038】従って、複数の容器状受け体14を排気案
内部Gに対して排気ダクトの長手方向に全長又は略全長
にわたって設けながらも、各容器状受け体14は、排気
案内部Gの横側方向に移動させることにより、容易に着
脱することができるのである。
【0039】〔第4実施形態〕以下、本発明を厨房用の
天井排気装置に適用した場合の第4実施形態を説明す
る。第4実施形態においては、液滴受け体Gの底部をダ
クト長手方向において上下方向に傾斜するように構成し
た点、及び、その傾斜状の底部の最下部に液滴を溜める
液滴溜まり部17を設けた点において異なる以外は、第
3実施形態と同様に構成してあるので、第3実施形態と
同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、
重複説明を避けるために、同じ符号を付すことにより説
明を省略し、主として、液滴受け体Gの傾斜状の底部及
び液滴溜まり部17について説明する。
【0040】図11ないし図14に示すように、液滴受
け体Rは第3実施形態と同様の容器状受け体14にて構
成すると共に、その容器状受け体14の複数を第3実施
形態と同様に、排気案内部Gの細長水平面状最下部Sf
の直下方に、ダクト長手方向に沿って排気案内部Gの略
全長にわたって設けてあるが、各容器状受け体14の底
部は、支持部Bにて吊り下げ状に排気案内部Gに支持し
た状態で、ダクト長手方向において上下方向に傾斜する
ように構成してある。
【0041】そして、各容器状受け体14の傾斜状の底
部におけるダクト長手方向一端の最下部に、液滴溜まり
部17を着脱自在に設けてある。各容器状受け体14の
傾斜状の底部におけるダクト長手方向一端の最下部に対
応する部分に、液滴排出用開口部14oを形成すると共
に、その液滴排出用開口部14oにおけるダクト長手方
向に直交する方向に延びる一対の対向する開口縁夫々
に、後述する液滴溜まり部17の被係止部17hを係止
させる係止部14hを設けてある。
【0042】液滴溜まり部17は、上面が開口する直方
体形状の箱状に構成すると共に、その上面開口部におけ
る一対の対向する開口縁夫々に、ダクト長手方向に直交
する方向でのスライドにより前述の容器状受け体14の
係止部14hに係止並びに離脱自在な被係止部17hを
設けてある。そして、液滴溜まり部17をダクト長手方
向に直交する方向にスライドして、その被係止部17h
を容器状受け体14の係止部14hに係止させて、液滴
溜まり部17を容器状受け体14の液滴排出用開口部1
4oの下方に支持することにより、排気案内部Gから容
器状受け体14に滴下した液滴がドレンとなって傾斜状
の底部を流動して液滴排出用開口部14oから落下し
て、液滴溜まり部17に溜まるようにしてある。又、液
滴溜まり部17に溜まっているドレンを廃棄するとき
は、液滴溜まり部17をダクト長手方向に直交する方向
にスライドして、液滴溜まり部17を取り外して、液滴
溜まり部17に溜まっているドレンを廃棄する。
【0043】〔第5実施形態〕以下、本発明を厨房用の
天井排気装置に適用した場合の第5実施形態を説明す
る。第5実施形態においては、1本の排気案内部Gに対
してその排気案内部Gと略同長の1本の液滴受け体Rを
設けた点、液滴受け体Gの底部をダクト長手方向におい
て上下方向に傾斜するように構成した点、及び、その傾
斜状の底部の最下部に液滴を排出する液滴排出部Dを設
けた点において異なる以外は、第3実施形態と同様に構
成してあるので、第3実施形態と同じ構成要素や同じ作
用を有する構成要素については、重複説明を避けるため
に、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主とし
て、液滴受け体R及び液滴排出部Dについて説明する。
【0044】図15及び図16に示すように、液滴受け
体Rは、ダクト長手方向に沿う樋状で且つダクト長手方
向の両端が閉じられ、長さが排気案内部Gと略同長の容
器状受け体14にて構成し、その容器状受け体14を、
第3実施形態において説明したのと同様の支持部Bにて
着脱自在に排気案内部Gに支持してある。つまり、容器
状受け体14を排気案内部Gの横側方向に移動させるこ
とにより、容器状受け体14を着脱することができる。
容器状受け体14の底部は、ダクト長手方向の中央部が
最高部となり、ダクト長手方向両端部が最低部となるよ
うに、ダクト長手方向において上下方向に傾斜するよう
に構成してある。
【0045】容器状受け体14の傾斜状の底部における
ダクト長手方向両端部夫々の最下部に、液滴排出部Dを
着脱自在に設けてあり、その液滴排出部Dは、ドレンを
排出する可撓性を有する排出管18と、容器状受け体1
4に対して着脱自在で且つ容器状受け体14に取り付け
た状態で排出管18を容器状受け体14に連通接続する
排出管接続具19を備えて構成してある。
【0046】容器状受け体14の傾斜状の底部における
ダクト長手方向両端夫々の最下部に対応する部分に、液
滴排出用開口部14oを形成すると共に、その液滴排出
用開口部14oにおけるダクト長手方向に直交する方向
に延びる一対の対向する開口縁夫々に、後述する液滴排
出部Dの排出管接続部19の被係止部19hを係止させ
る係止部14hを設けてある。
【0047】排出管接続具19は、上面が開口する直方
体形状の箱状に構成すると共に、上面開口部における一
対の対向する開口縁夫々に、ダクト長手方向に直交する
方向でのスライドにより前述の容器状受け体14の係止
部14hに係止並びに離脱自在な被係止部19hを設け
てある。排出管18は、排出管接続具19の底部に接続
してある。
【0048】そして、排出管接続具19をダクト長手方
向に直交する方向にスライドして、その被係止部19h
を容器状受け体14の係止部14hに係止させて、排出
管18を容器状受け体14に連通接続することにより、
排気案内部Gから容器状受け体14に滴下した液滴がド
レンとなって傾斜状の底部を流動して液滴排出用開口部
14oから落下して、排出管18を通じて排出されるよ
うにしてある。又、液滴排出部Dを清掃するとき等は、
排出管接続具19をダクト長手方向に直交する方向にス
ライドすることにより、液滴排出部Dを取り外して行う
ことができる。
【0049】〔第6実施形態〕以下、本発明を厨房用の
天井排気装置に適用した場合の第6実施形態を説明す
る。第6実施形態においては、排気ダクト3の構成が異
なる以外は、第3実施形態と同様に構成してあるので、
第3実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要
素については、重複説明を避けるために、同じ符号を付
すことにより説明を省略し、主として、排気ダクト3に
ついて説明する。図17ないし図19に示すように、排
気ダクト3の下部を、その排気ダクト3の長手方向視に
おいて、左右方向の中央部ほど上方に位置する凹状に形
成し、その上方に向かって凹状の下部の前記長手方向視
における左右一対の傾斜部3kに、排気口2を設けてあ
る。説明を加えると、排気ダクト3の下部の各傾斜部3
kに、排気口2をダクト長手方向に沿って延びるように
開口し、排気ダクト3の内部に、2本の樋状のドレン受
け22を、排気ダクト3の長手方向視において左右に振
り分けた状態で、その長手方向に沿う上縁部が排気口3
の下端部から外方に突出する状態で設けてある。そし
て、複数のスリット23sが形成された複数の吸気板2
3を、夫々の下端部がドレン受け22にて受け止められ
る状態で、ダクト長手方向に互いに密接させて並べて排
気口2の内側に配設してある。
【0050】排気案内部Gの傾斜状案内面Ssにより案
内されて排気ダクト3に向かって流れてくる調理排気E
は、排気ダクト3の下部にて形成される凹状部に集めら
れて、吸気板23の各スリット23sを介して排気口2
から吸気されて排気されるので、調理排気Eの捕集効率
が一段と高まって、排気能力が向上する。又、吸気板2
3の表面を伝う液滴は、ドレン受け22に受け止められ
るので、液滴受け体Rとの協働にて、液滴が落下するの
を効果的に防止することができる。
【0051】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 上記の第1実施形態においては、排気案内面S
の稜線部Srが、排気ダクト3よりも下方に位置するよ
うに構成する場合について例示したが、排気案内面Sの
稜線部Srが排気ダクト3と同高さに位置するように構
成したり、図20に示すように、排気案内面Sの稜線部
Srが排気ダクト3よりも上方に位置するように構成し
ても良い。
【0052】(ロ) 排気案内面Sを、排気ダクト3の
長手方向に沿う稜線部Srを備えると共に、排気ダクト
3の長手方向視において、稜線部Srに連なり且つ排気
ダクト3に近づくほど上方に位置する一対の傾斜状案内
面Ssを備えるように構成するに当たって、排気案内面
Sの形状は、第1実施形態において例示した如き、排気
ダクト3の長手方向視にてV字状の屈曲面に限定される
ものではない。例えば、図21に示すように、下方に向
けて円弧状に凸状となる湾曲面でも良い。その場合、湾
曲面の最下部が、排気ダクト3の長手方向に沿う稜線部
Srとなる。
【0053】(ハ) 排気案内面Sを、排気ダクト3の
長手方向視において、隣接する排気ダクト3の間の中間
で且つ排気ダクト3よりも下方に最下部Sbを備えると
共に、その最下部Sbに連なり且つ排気ダクト3に近づ
くほど上方に位置する一対の傾斜状案内面Ssを備える
ように構成するに当たっては、第1実施形態のように、
最下部Sbを排気ダクト3の長手方向に沿う稜線部Sr
として形成して、排気案内面Sを水平面部分を存在させ
ないように構成する場合に限定されるものではなく、例
えば、最下部Sbが排気ダクト3の長手方向に沿って長
い細長状の水平面になるように形成しても良い。
【0054】(ニ) 排気案内部Gの排気案内面Sに、
複数の排気ダクト3の並び方向に沿って延び且つ排気案
内面Sから下方に突出する状態で、複数の仕切部材P
を、排気ダクト3の長手方向に間隔を隔てて並べて設け
ても良い。
【0055】(ホ) 上記の第1実施形態では、排気ダ
クト間天井部分Cbを排気ダクト3の長手方向視におい
て概ねV字状に形成して、排気案内部Gを排気ダクト間
天井部分Cbにて構成する場合について例示したが、排
気案内部Gは、排気ダクト間天井部分Cbとは別体にて
構成しても良い。
【0056】(ヘ) 上記の第2実施形態において、仕
切部材Pの設置個数は、排気口2の個数、排気ダクト3
の長手方向に沿う方向における排気口2の長さ等によ
り、適宜変更可能であり、例えば、1個でも良い。
【0057】(ト) 第1実施形態において、加熱調理
器Hの設置位置は、排気案内面Sの稜線部Srの真下に
限定されるものではなく、稜線部Srの真下に対応する
位置から側方にずれた位置でも良い。又、排気案内面S
の稜線部Srの真下に対応する位置を中心にして、向か
い合わせに加熱調理器Hを配置しても良い、又、第2実
施形態において、排気ダクト間天井部分Cbの下方に、
排気ダクト3の長手方向に並ぶ加熱調理器Hの列を複数
列設けても良い。
【0058】(チ) 上記の各実施形態において、排気
ダクト3をその底面が天井Cと略同一面を形成するよう
に設けて、排気ダクト3の底部に排気口2を開口しても
良い。 (リ) 上記の各実施形態において、排気口2を、排気
ダクト3に、その長手方向の略全長にわたって一連に連
なるように開口しても良い。 (ヌ) 上記の各実施形態において、複数の排気ダクト
3を天井に並設するに当たって、その本数は、天井Cの
広さ等により適宜設定可能である。
【0059】(ル) 支持部Bの具体構成は、上記の第
3ないし第5の各実施形態において例示した構成に限定
されるものではない。例えば、図22に示すように、1
個の容器状受け体14に対して2個ずつ設ける状態で、
排気案内面Sの細長水平面状最下部Sfに下向きに取り
付けたL字状のフック15と、そのフック15を挿入す
べく容器状受け体14に2個ずつ設けた管状体20を備
えて構成しても良い。あるいは、図23に示すように、
1個の容器状受け体14に対して2個ずつ設けるL字状
のフック15を、そのL字状における底辺部分の先端が
互いに逆向きになるように設け、各容器状受け体14内
の底部に、2個のΩ字状の引掛け具16を設けて、容器
状受け体14をその長手方向の中間部を中心にして回動
させることにより、2個の引掛け具16を2個のフック
15に対して係合並びに離脱させるように構成しても良
い。
【0060】(ヲ) 図24に示すように、複数の下向
きの尖り部21sを下縁に沿って並ぶ状態で備えた一対
の帯状の滴下促進具21を、排気案内部Gの細長水平面
状最下部Sfの両側縁に振り分けて設けても良い。この
場合は、滴下促進具21の尖り部21sにて液滴の滴下
を促進させることができるので、液滴が排気案内部Gの
傾斜状案内面Ssに留まるのを抑制することができて、
液滴が留まることに起因する傾斜状案内面Ssの汚れを
抑制することができる。
【0061】(ワ) 上記の第3ないし第5の各実施形
態において、排気ダクト3の長手方向視にて、容器状受
け体14をV字状になるように構成すると、容器状受け
体14の外周面にて、調理排気Eを排気ダクト3に向か
うように案内することができて、調理排気Eが滞留する
のを抑制することができるので好ましい。
【0062】(カ) 上記の第3ないし第5の各実施形
態において説明した液滴受け体Rは、上記の第1実施形
態の如き、排気案内面Sの最下部Sbが稜線部Srにな
るように構成した排気案内部Gに対して設けても良い。
【0063】(ヨ) 上記の第5実施形態においては、
容器状受け体14を排気案内部Gに取り付けた状態で、
排気案内部Gから容器状受け体14に滴下した液滴を排
出管18を通じて排出させることができるので、容器状
受け体14は、排気案内部Gに対して固定的に設けても
良い。
【0064】(タ) 上記の第1ないし第5の各実施形
態において、排気ダクト3を、上記の第6実施形態にお
いて説明した排気ダクト3、即ち、排気ダクト3の長手
方向視において、下部を左右方向の中央部ほど上方に位
置する凹状に形成し、且つ、その上方に向かって凹状の
下部の前記長手方向視における左右一対の傾斜部3kに
排気口2を形成した排気ダクト3に代えても良い。
【0065】(レ) 本発明による天井排気装置の用途
は、上記の実施形態において例示した調理排気の排気に
限定されるものではなく、排気対象域の空気よりも高温
の上昇してくる各種の排気対象気を排気する用途で用い
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る天井排気装置の斜視図
【図2】第1実施形態に係る天井排気装置の斜視図
【図3】第1実施形態に係る天井排気装置における縦断
正面図
【図4】第2実施形態に係る天井排気装置の斜視図
【図5】第2実施形態に係る天井排気装置の底面図
【図6】第2実施形態に係る天井排気装置の縦断側面図
【図7】第3実施形態に係る天井排気装置の斜視図
【図8】第3実施形態に係る天井排気装置の縦断側面図
【図9】第3実施形態に係る天井排気装置の縦断正面図
【図10】第3実施形態に係る天井排気装置の液滴受け
体周辺の分解斜視図
【図11】第4実施形態に係る天井排気装置の斜視図
【図12】第4実施形態に係る天井排気装置の縦断側面
【図13】第4実施形態に係る天井排気装置の縦断正面
【図14】第4実施形態に係る天井排気装置の液滴溜ま
り部周辺の分解斜視図
【図15】第5実施形態に係る天井排気装置の縦断側面
【図16】第5実施形態に係る天井排気装置の液滴排出
部周辺の分解斜視図
【図17】第6実施形態に係る天井排気装置の斜視図
【図18】第6実施形態に係る天井排気装置の要部の斜
視図
【図19】第6実施形態に係る天井排気装置の縦断正面
【図20】別実施形態に係る天井排気装置の縦断正面図
【図21】別実施形態に係る天井排気装置の縦断正面図
【図22】別実施形態に係る天井排気装置の液滴受け体
周辺の分解斜視図
【図23】別実施形態に係る天井排気装置の液滴受け体
周辺の分解斜視図
【図24】別実施形態に係る天井排気装置の液滴受け体
周辺の分解斜視図
【図25】従来の天井排気装置の縦断正面図
【符号の説明】
2 排気口 3 排気部 3k 傾斜部 17 液滴溜まり部 B 支持部 C 天井 D 液滴排出部 G 排気案内部 P 仕切部材 R 液滴受け体 S 排気案内面 Sb 最下部 Sr 稜線部 Ss 傾斜状案内面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の各部において吸気作用する長
    尺状の排気部の複数が互いに間隔を隔てて天井に並設さ
    れた天井排気装置であって、 隣接する前記排気部の間に、下面を排気案内面とする排
    気案内部が前記排気部の長手方向に沿って設けられ、 前記排気案内面が、前記排気部の長手方向に沿う稜線部
    を備えると共に、前記排気部の長手方向視において、前
    記稜線部から左右に位置する前記排気部に向かって延び
    る左右一対の傾斜状案内面を備えるように構成され、 その一対の傾斜案内面の夫々が、前記排気部に近づくほ
    ど上方に位置する傾斜状に形成されている天井排気装
    置。
  2. 【請求項2】 長手方向の各部において吸気作用する長
    尺状の排気部の複数が互いに間隔を隔てて天井に並設さ
    れた天井排気装置であって、 隣接する前記排気部の間に、下面を排気案内面とする排
    気案内部が前記排気部の長手方向に沿って設けられ、 前記排気案内面が、前記排気部の長手方向視において、
    前記排気部よりも下方に位置する最下部から左右に位置
    する前記排気部に向かって延びる左右一対の傾斜状案内
    面を備えるように構成され、 その一対の傾斜案内面の夫々が、前記排気部に近づくほ
    ど上方に位置する傾斜状に形成されている天井排気装
    置。
  3. 【請求項3】 長手方向の各部において吸気作用する長
    尺状の排気部の複数が互いに間隔を隔てて天井に並設さ
    れた天井排気装置であって、 隣接する前記排気部の間を天井下面に、複数の排気部の
    並び方向に沿って延び且つ天井下面から下方に突出する
    状態で、仕切部材が設けられている天井排気装置。
  4. 【請求項4】 前記排気案内部の下端部から滴下する液
    滴を受ける液滴受け体が、前記排気案内部の下端部の直
    下方に、前記長手方向に沿って設けられている請求項1
    又は2記載の天井排気装置。
  5. 【請求項5】 前記液滴受け体を前記排気案内部に着脱
    自在に支持する支持部が設けられ、 その支持部が、前記液滴受け体を前記排気案内部の横側
    方向に移動させることにより、前記液滴受け体を着脱す
    るように構成されている請求項4記載の天井排気装置。
  6. 【請求項6】 前記液滴受け体が、前記長手方向に沿う
    樋状で且つ前記長手方向の両端が閉じられた容器状に構
    成され、 その容器状の液滴受け体の複数が、前記長手方向に沿っ
    て並び且つ前記長手方向に隣接する前記液滴受け体の前
    記長手方向の端部同士が上下方向に重なる状態で設けら
    れている請求項5記載の天井排気装置。
  7. 【請求項7】 前記液滴受け体の底部が、前記長手方向
    において、上下方向に傾斜するように構成され、 その傾斜状の底部の最下部に、液滴を溜める液滴溜まり
    部又は液滴を排出する液滴排出部が設けられている請求
    項4〜6のいずれか1項に記載の天井排気装置。
  8. 【請求項8】 前記排気部の下部が、前記排気部の長手
    方向視において、左右方向の中央部ほど上方に位置する
    凹状に形成され、 その上方に向かって凹状の前記下部の前記長手方向視に
    おける左右一対の傾斜部に、排気口が設けられている請
    求項1〜7のいずれか1項に記載の天井排気装置。
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