JPH0764806B2 - 16―デヒドロ―ビタミンd▲下3▼誘導体 - Google Patents

16―デヒドロ―ビタミンd▲下3▼誘導体

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JPH0764806B2
JPH0764806B2 JP1008782A JP878289A JPH0764806B2 JP H0764806 B2 JPH0764806 B2 JP H0764806B2 JP 1008782 A JP1008782 A JP 1008782A JP 878289 A JP878289 A JP 878289A JP H0764806 B2 JPH0764806 B2 JP H0764806B2
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シアン―ジヤン・シウエイ
ゲイリイ・アーサー・トルイツト
ミラン・ラドジエ・ウスココビツク
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エフ・ホフマン―ラ ロシユ アーゲー
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式 式中、Rは水素またはヒドロキシであり、そしてAは−
C≡C−、E−立体配置を有する−CH=CH−または−CH
2−CH2−である、の化合物、1種、2種またはそれ以上
の式Iの化合物からなる製薬学的組成物、並びに過増殖
性(hyperproliferative)皮ふ病、例えば乾癬(psoria
sis)の処置及び新生物形成病(neoplastic disease
s)、例えば白血病(leukemia)の処置に有用なかかる
組成物の製造のための該化合物の用途に関する。
1〜4−アルキル基の例はメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル及びt−ブチルである。アリ
ール−C1〜4−アルキル基の例はベンジル、フエネチ
ル及びフエニルプロピルである。アリール基の例はフエ
ニル及びp−トリルである。ハロゲンは臭素、塩素、フ
ッ素またはヨウ素を表わす。
本発明の式Iの化合物は次に定義した如き化合物A〜F
である: A:1,25−ジヒドロキシ−16−デヒドロコレカルシフエロ
ール; B:25−ヒドロキシ−16−デヒドロコレカルシフエロー
ル; C:1,25−ジヒドロキシ−16,23E−ビスデヒドロコレカル
シフエロール; D:25−ヒドロキシ−16,23E−ビスデヒドロコレカルシフ
エロール; E:1,25−ヒドロキシ−16−デヒドロ−23−ジデヒドロコ
レカルシフエロール; 及び E:25−ヒドロキシ−16−デヒドロ−23−ジデヒドロコレ
カルシフエロール; これらの化合物の中で、1,25−ジヒドロキシル化された
化合物A、C及びEが好ましい。
式Ia及びIbの化合物(式Iに包含される)は、反応式
1、2及び3に述べた如くして、2個または3個のヒド
ロキシ基の代りに式 −OSi(R1,R2,R3) 式中、R1及びR3はC1〜4−アルキルであり、そしてR2
はC1〜4−アルキル、アリールまたはアリール−C
1〜4−アルキルである、 の2個または3個の保護されたヒドロキシ基を含む式I
の対応する化合物を、保護基を除去し得る試薬と反応さ
せることによって製造することができる。
式中、Aは上に定義したとおりであり、そしてR1及びR3
は独立して、C1〜4−アルキルであり、そしてR3は独
立して、C1〜4アルキル、アリールまたはアリール−
1〜4−アルキルである。
式中、R1、R2及びR3は上に定義したとおりであり、Xは
塩素、臭素またはヨウ素であり、そしてTsはトシルであ
る。
式IIa、IIb及びIIcの中間体を包含する式IIの中間体は
新規のものであり、本発明の一部である。
反応式1において、式IIの化合物を式 式中、Phはフエニルであり、R4はHまたは−OSi(R1、R2
R3)であり、そしてR1、R2及びR3は上記のとおりであ
る、 の対応する化合物との反応によって式IVaまたはIVbの化
合物に転化する。
この反応は有極性の非プロトン性有機溶媒、例えば乾燥
エーテルまたは乾燥テトラヒドロフラン(THF)中に
て、強塩基、例えばアルキルリチウム、例えばブチルリ
チウムの存在下において−60乃至90℃、好ましくは−75
℃で行われる。
式IVaまたはIVbの化合物の保護基を、有極性の有機溶
媒、例えばエーテルまたはTHF中で、フッ素塩、例えば
フッ化テトラブチルアンモニウムとの反応によって除去
し、式IaまたはIbの対応する化合物を生成させる。
反応式2において、式Vの化合物を、非プロトン性有機
溶媒、例えば塩化メチレン中で酸化剤、例えば2,2′−
ビピリジニウムクロロクロメートまたは好ましくはピリ
ジニウムクロロクロメートで処理して式VIの化合物に酸
化する。
式VIの化合物を、非プロトン性有機溶媒、例えばTHFま
たは好ましくは塩化メチレン中で、例えば(トリアルキ
ルシリル)イミダゾール、例えば(トリメチルシリル)
イミダゾールとの反応によって式IIbの化合物に転化す
る。
また、式Vの化合物を、非プロトン性有機溶媒、例えば
エーテルまたは好ましくはTHFにて還流温度(THFに対し
ては約68℃)で約10〜20時間、還元剤、好ましくはアル
カリ金属アルコレート、例えばナトリウムメチレートの
存在下における水素化リチウムアルミニウムとの反応に
よって式VIIの化合物に部分的に水素添加することもで
きる。
生ずる式VIIの化合物を、式VのVIへの酸化に対して上
に述べた如くして、酸化剤で処理し、式VIIIの化合物に
酸化する。
式VIIIの化合物を、式VIのIIbへの転化に対して上に述
べた如くして、(トリアルキルシリル)イミダゾールと
の反応によって式IIaの化合物に転化する。
反応式3において、式Xの化合物をエーテル、好ましく
はTHF中にて還流温度でマグネシウムと反応させる。生
ずるグリニアール溶液をヨウ化第一銅で処理し、次に式
IXの化合物を加える。
生ずる式XIの化合物をエーテルまたは好ましくはTHF中
にてフルオライド塩、フッ化テトラブチルアンモニウム
と反応させる。
得られた式XIIの化合物を、式VのVIへの酸化に対して
上に述べた如くして酸化することができる。
生ずる式XIIIの化合物を、式VIのIIbへの転化に対して
上に述べた如くして、(トリアルキルシリル)イミダゾ
ールとの反応によって式IIcの化合物に転化する。
式IXの化合物を製造するために、式 の化合物[テトラヘドロン(Tetrahedron)40、2283(1
984)]を有機塩基、例えばコリンまたは好ましくはピ
リジン中にて、トシル化剤、例えばp−トルエンスルホ
ニルハライド、例えばクロライドと反応させることがで
きる。次に生ずる式 の化合物を、イミダールの存在下において且つ非プロト
ン性有機溶媒、例えばTHFまたは塩化メチレン中でトリ
アルキルシリルクロライド、例えばトリメチルシリルク
ロライドとの反応によって式IXの化合物に転化する。
式Xの化合物を製造するために、式 X−CH2CH2COCH3 XVI の化合物をメチルグリニアール試薬、例えばエーテル中
のメチルマグネシウムブロマイドとの反応によって式 X−CH2CH2C(CH3)2−OH XVII 式中、Xは上記のとおりである、 の化合物に転化することができる。式XVIIの化合物を、
式XVのIXへの転化に対して上に述べた如くして、トリア
ルキルシリルクロライドとの反応によって式Xの化合物
に転化する。
式Vの化合物を製造するために、上記式XVの化合物を非
プロトン性有機溶媒、例えばジメチルスルホキシド(DM
SO)中にて80乃至100℃間の温度で1〜5時間シアニド
生成剤、例えばシアン化ナトリウムと反応させ、式 の化合物を生成させる。この化合物を還元剤、例えば水
素化ジイソブチルアルミニウムとの反応、次に無機酸、
例えば塩酸による加水分解によって式 の化合物に転化する。この還元を非プロトン性有機溶
媒、例えば塩化メチレン中にて約−10乃至10℃で約20〜
90分間行う。式XIXの化合物を非プロトン性有機溶媒、
例えば塩化メチレン中にて約1〜30時間、トリフエニル
ホスフイン、四臭化炭素及び亜鉛末の混合物との反応に
よって式 の化合物に転化する。
式XXの化合物を有極性の非プロトン性溶媒、例えばTHF
中にて約−80乃至−70℃の温度で、強塩基、例えばブチ
ルリチウムとの反応によって式 の化合物に転化する。式XXIの化合物を非プロトン性有
機溶媒、例えばTHFまたは塩化メチレン中で(トリメチ
ルシリル)イミダゾールとの反応によって式 の化合物に転化する。この化合物を強塩基、例えばブチ
ルリチウム、次にアセトンとの反応によって式 の化合物に転化する。この反応を非プロトン性有機溶
媒、例えばTHF中にて約−80乃至−60℃で行う。式XXIII
の化合物を有機溶媒、例えばエーテルまたはTHFでフッ
素、例えばフッ化テトラブチルアンモニウムとの反応に
よって脱保護し、式Vの化合物を生成させる(反応式
2)。
式Iの化合物は人間の表皮ケラチン細胞の分化(differ
entiation)を刺激し、そして増殖を減少させる。従っ
て、本化合物は過増殖性皮ふ障害、例えば乾癬、基底細
胞癌(basal cell carcinomas)、角化の障害及び角化
(皮)症(keratosis)の処置における薬剤として有用
である。また式Iの化合物は新生物形成病、例えば白血
病の処置における薬剤としても有用である。
過増殖性皮ふ病の処置に対する薬剤としての式Iの化合
物の活性を当該分野において公知の試験方法、例えばザ
・ソサエテイ・フオア・インベステイゲイテイブ・デル
マトロジイ(The Society for Inverstigative Dermato
logy)、709〜714(1986)に記載された方法によって立
証することができる。1,25−ジヒドロキシコレカルシフ
エロール(化合物X)の効果と比較して、培養した人間
の表皮ケラチン細胞の形態学的分化における上記化合物
A〜Fの効果を培養物中の人間の表皮ケラチン細胞数
(×104)として以下の第1表乃至第4表に示す。基底
細胞のうろこ状及びエンベロープ細胞(envelope cel
l)への分化を誘発する化合物は、角化の障害、例えば
乾癬に特色のある皮ふ病の処置における薬剤として有用
である。
また、過増殖性皮ふ病の処置のための薬剤として式Iの
化合物の活性を、該化合物の存在下における人間の表皮
ケラチン細胞増殖数及び生じたエンベロープの数、並び
に培養液中で増殖したうろこ状癌細胞系(SCC−115)数
を測定することによって立証するとができる。その結果
を第4表及び第5表に示す: 上記の結果は、式Iの化合物が皮ふ細胞の分化を誘発
し、従って、皮ふの過増殖性障害、例えば乾癬の処置に
おいて有用であることを示している。
新生物形成病の処置のための薬剤として式Iの化合物の
活性を立証するために、化合物A〜F及び人間の前骨髄
球HL−60腫瘍細胞(human promyelocytic HL−60 tumor
cells)の抗増殖(AP)及び分化−誘発(DI)効果を評
価した。第6表において、AP効果を細胞数の百分率減少
及び細胞数を50%減少させる化合物の濃度ID50で示す。
DI効果を分化した細胞の百分率として、そして細胞の50
%分化を誘発する化合物の濃度ED50として表わす。
これらのデータは本化合物の各々が、細胞に毒性はない
が、試験管内において人間の前骨髄球細胞の増殖を抑制
することを示している。更に、細胞は、増殖を抑制する
同一投薬量で、より成熟した表現型に対して分化する。
これらの結果から、試験した化合物の各々は新生物形成
病気、例えば白血病の処置における薬剤として有用であ
る。
式Iの化合物を新生物形成病気の処置または過増殖性皮
ふ病の処置のために、かかる処置を必要とする定温動
物、例えば成人に約0.1〜10μg/日の範囲の投薬量で経
口的に投与することができる。
過増殖性皮ふ病を処置するために、また式Iの化合物
を、かかる処置を必要とする定温動物に局所用調製物1g
当り約1〜1000μg/日の投薬量で局所的に投与すること
もできる。
式Iの化合物からなる経口投与形態を製薬学的に許容し
得る担体と共に、例えばカプセル剤または錠剤にすると
ができる。カプセル剤に配合し得るかかる担体物質の例
はバインダー、例えばトラガカントゴムまたはゼラチ
ン;賦形剤、例えばリン酸二カルシウム;崩解剤、例え
ばトウモロコシ澱粉;油滑剤、例えばステアリン酸マグ
ネシウム;甘味剤、例えばスクロース;風味剤、例えば
ペパーミントである。澱粉をシエラック、糖または双方
でコーテイングすることができる。シロップまたはエリ
キシルには甘味剤、保存剤としてメチル及びプロピルパ
ラベン、染料並びに風味剤を含ませることができる。
式Iの化合物からなる局所用投与形態には、油性、吸収
可能性、水溶性及び乳液タイプのベース、例えばラノリ
ン及びポリエチレングリコールを有する調製物を含む軟
膏及びクリームが含まれる。また局所用投与形態はゲ
ル、ローション、粉剤及びエアロゾルからなる。また局
所用組成物を皮ふまたは粘膜、例えば口の内膜または結
腸底部の炎症の処置に用いることができる。
ローション、即ち、細かく分割した物質を含む単純溶液
から水性またはヒドロアルコール性調製物まで変わる液
体調製物には懸濁剤または分散剤、例えばセルロース誘
導体、例えばエチルまたはメチルセルロース;ゼラチン
またはゴムを含ませることができ、この中に水、アルコ
ールまたはグリセリンからなる賦形剤中の活性成分を配
合する。ゲルは担体賦形剤中に活性成分溶液または懸濁
液をゲル化してつくった半固体調製物である。含水また
は無水であり得る賦形剤をゲル化剤、例えばカルボキシ
ポリメチレンを用いてゲル化し、アルカリ、例えば水酸
化ナトリウム、またはアミン、例えばポリエチレンココ
アミンを用いて適当なゲルのかたさに調製する。
実施例1 a)[1(R*)、3aR*−(3aβ,4α,7aα)]−3a,4,
5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−4−ヒドロキシ−β,7a−ジ
メチル−3H−インデン−1−エタノール3.24g、ピリジ
ン30ml及びp−トルエンスルホニルクロライド3.51gの
混合物を0℃で18時間攪拌した。氷を加え、水で希釈し
た後、混合物を塩化メチレンで抽出した。有機相を1N H
2SO4、飽和NaHCO3で洗浄し、次に乾燥し、そして蒸発さ
せた。残渣をシリカゲル上で酢酸エチル−ヘキサン(1:
1:5)を用いてクロマトグラフイーにかけ、[1
(R*)、3aR*−(3aβ,4α,7aα)]−3a,4,5,6,7,7a
−ヘキサヒドロ−4−ヒドロキシ−β,7a−ジメチル−3
H−インデン−1−エタノール−4−メチルベンゼンス
ルホネート4.61g(82%)を得た、▲[α]21 D▼+31.9
°(c0.53、CHCl3)。
b)DMSO22ml中のa)の生成物4.61gの溶液にシアン化
ナトリウム1.10gを加え、混合物を90℃に2時間加熱し
た。室温に冷却後、混合物からポンプによって溶媒を除
去し、次に水で希釈した。混合物をエーテルで抽出し
た。有機相を飽和塩水で洗浄し、そして蒸発させた。残
渣をシリカゲル上で塩化メチレン−ヘキサン−酢酸エチ
ル(86:7:7)を用いてクロマトグラフイーにかけ、[1
(R*)、3aR*−(3aβ,4α,7aα)]−3a,4,5,6,7,7a
−ヘキサヒドロ−4−ヒドロキシ−β,7a−ジメチル−3
H−インデン−1−プロパンニトリル2.52g(91%)を得
た、▲[α]21 D▼+29.2°(c0.65、CHCl3)。
c)ヘキサン中の水素化ジイソブチルアルミニウム6.85
ml及び塩化メチレン5.2mlの混合物に塩化メチレン10ml
中のb)の生成物0.430gの溶液を−6℃で加えた。混合
物を−6℃で55分間攪拌した。飽和塩化アンモニウムの
添加後、混合物を3N HCl−エーテル(2:1)で加水分解
した。水層をエーテルで抽出した。有機層を飽和塩水で
洗浄し、乾燥し、そして蒸発させた。残渣をシリカゲル
上で酢酸エチル−ヘキサン(1:2)を用いてクロマトグ
ラフイーにかけ、[1(R*)、3aR*−(3aβ,4α,7a
α)]−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−4−ヒドロキ
シ−β,7a−ジメチル−3H−インデン−1−プロパノー
ル260mg(60%)を得た、▲[α]22 D▼+43.1°(c0.3
2、CHCl3)。
d)トリフエニルホスフイン1.77g、四臭化炭素2.23g、
Zn末441mg及び塩化メチレン23mlの混合物を25℃で31時
間攪拌した。この混合物に塩化メチレン38ml中のc)の
生成物0.430gの溶液を加え、混合物を18時間攪拌した。
混合物をペンタンで希釈し、不溶性物質を濾別した。不
溶性フラクションを塩化メチレンに溶解し、この溶液を
再びペンタンで希釈した。濾過後、合液した濾液を蒸発
させた。残渣をシリカゲル上で4:1酢酸エチル−ヘキサ
ンを用いて精製し、[1(R*)、3aR*−(3aβ,4α,7a
α)]−1−(4,4−ジブロモ−1−メチル−3−ブテ
ニル)−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−7a−メチル−3
H−インデン−4−オール0.490g(67%)を得た、▲
[α]22 D▼+14.4°(c0.55、CHCl3)。
e)THF31ml中のd)の生成物0.680gの溶液に−75℃
で、ヘキサン中のブチルリチウムの1.6M溶液3.77mlを滴
下した。混合物−75℃で1時間、そして25℃で1時間攪
拌した。飽和塩水の添加後、混合物を飽和水性NaHCO3
希釈し、エーテルで抽出した。有機相を飽和塩水で洗浄
し、乾燥し、そして蒸発させた。残渣をシリカゲル上
で、酢酸エチル−ヘキサン(1:4)を用いてクロマトグ
ラフイーにかけ、[1(R*)、3aR*−(3aβ,4α,7a
α)]−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−7a−メチル−
1−(1−メチル−3−ブチニル)−3H−インデン−4
−オール0.350g(89%)を得た、▲[α]22 D▼+30.7
°(c0.42、CHCl3)。
f)塩化メチレン80ml中のe)の生成物1.29gの溶液に
1−(トリメチルシリル)イミダゾール3.59gを加え
た。混合物を25℃で3時間攪拌した。水40mlを加え、20
分間攪拌した後、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機
相を水及び飽和塩水で洗浄し、乾燥し、そして蒸発させ
た。残渣をシリカゲル上で、酢酸エチル−ヘキサン(1:
15)を用いて精製し、[1(R*)、3aR*−(3aβ,4α,
7aα)]−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−7a−メチル
−1−(1−メチル−3−ブチニル)−4[(トリメチ
ルシリル)オキシ]−3H−インデン1.70g(99%)を得
た、▲[α]20 D▼+39.7°(c0.30、CHCl3)。
g)THF48ml中のf)の生成物1.70gの溶液に−75℃で、
ヘキサン中の1.6Mブチルリチウム6.01mlを滴下した。40
分間攪拌した後、アセトン3.05mlを加え、混合物を−75
℃で20分間、25℃で75分間攪拌した。2M KHCO3及び1M酒
石酸カリウムナトリウムの1:1混合物40mlの添加後、混
合物を20分間攪拌し、次に酢酸エチルで抽出した。有機
相を飽和塩水で洗浄し、乾燥し、そして蒸発させた。残
渣をシリカゲル上で、酢酸エチル−ヘキサン(1:5)を
用いてクロマトグラフイーにかけ、[1(R*),3aR*
(3aβ,4α,7aα)]−6−(3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒ
ドロ−7a−メチル−4−[(トリメチルシリル)オキ
シ]−3H−インデン−1−イル)−2−メチル−3−ヘ
プチン−1−オール1.62g(89%)を得た、▲[α]20 D
▼+39.7°(c0.30、CHCl3)。
h)THF53ml中のg)の生成物1.62gの溶液にTHF中の1M
フッ化テトラブチルアンモニウム15.5mlを加えた。混合
物を50分間攪拌した。半飽和NaHCO3で希釈した後、混合
物を蒸発させて溶媒のほとんどを除去し、酢酸エチルで
抽出した。有機相を半飽和塩水で洗浄し、乾燥し、そし
て蒸発させた。残渣をシリカゲル上で、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:1)を用いてクロマトグラフイーにかけ、
[1(R*),3aR*−(3aβ,4α,7aα)]−3a,4,5,6,7,7
a−ヘキサヒドロ−1−(1,5−ジメチル−5−ヒドロキ
シ−3−ヘキシニル)−7a−メチル−3H−インデン−4
−オール1.17g(82%)を得た、融点105〜107℃。
i)塩化メチレン44ml中のh)の生成物0.720gの溶液に
酢酸ナトリウム1.59g及び2,2′−ビピリジニウムクロロ
クロメート3.18gを加えた。混合物を2時間攪拌した。
次に2,2′−ビピリジニウムクロロクロメート1.59gを更
に加え、攪拌を2時間続けた。次に、2−プロパノール
6mlの添加後、混合物を水で希釈し、エーテル−酢酸エ
チル(1:1)で抽出した。有機相を水、1N H2SO4、飽和N
aHCO3及び飽和塩水で洗浄した。乾燥後、溶液を蒸発さ
せ、残渣をシリカゲル上で、酢酸エチル−ヘキサン(1:
1)を用いてクロマトグラフイーにかけ、[1(R*),3a
R*−(3aβ,7aα)]−3,3a,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−
1−(5−ヒドロキシ−1,5−ジメチル−3−ヘキシニ
ル)−7a−メチル−4H−インデン−4−オン0.560g(78
%)を得た、▲[α]20 D▼+35.3°(c0.36、CHC
l3)。
j)塩化メチレン70ml中のi)の生成物0.552gの溶液に
1−(トリメチルシリル)イミダゾール2.00gを加え
た。17時間攪拌し、水22mlの添加後、混合物を酢酸エチ
ルで抽出した。有機相を水及び飽和塩水で洗浄し、次に
乾燥し、そして蒸発させた。残渣をシリカゲル上で、酢
酸エチル−ヘキサン(1:4)を用いてクロマトグラフイ
ーにかけ、[1(R*),3aR*−(3aβ,7aα)]−3,3a,
5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1−(1,5−ジメチル−5−
[(トリメチルシリル)オキシ]−3−ヘキシニル)−
7a−メチル−4H−インデン−4−オン(前記式IIにおい
てA=−C≡C−;R1、R2及びR3=CH3の化合物)0.693
g(99%)を得た、▲[α]20 D▼+29.5°(c0.20、CHC
l3)。
k)THF45ml中の[3S−(1Z,3α,5β)]−[2−[3,5
−bis[[1,1−ジメチル)ジメチルシリル]オキシ]−
2−メチレン−シクロヘキシリデン]エチル]ジフエニ
ルホスフインオキシド2.00gの溶液に−75℃でヘキサン
中の1.6Mブチルリチウム1.87mlを滴下した。6分間攪拌
した後、THF26ml中のj)の生成物0.693gの溶液を滴下
した。−75℃で70分間攪拌し、1M酒石酸カリウムナトリ
ウム及び2M KHCO3の1:1混合物の添加後、混合物を酢酸
エチルで抽出した。有機相を飽和塩水で洗浄し、乾燥
し、そして蒸発させた。残渣をシリカゲル上で、酢酸エ
チル−ヘキサン(1:1:5)を用いてクロマトグラフイー
にかけ、(1α,3β,5Z,7E)−1,3−ビス[(1,1−ジメ
チルエチル))ジメチルシリル]−オキシ−25−[(ト
リメチルシリル)オキシ]−9,10−セココレスタ−5,7,
10(19),16−テトラエン−3−イン1.23g(87%)を得
た、▲[α]23 D▼+47.1°(c0.21、CHCl3)。
l)THF11ml中のk)の生成物0.228gの溶液にTHF中の1M
フッ化テトラブチルアンモニウム1.92mlを加えた。混合
物を16時間攪拌した。水で希釈した後、混合物を酢酸エ
チルで抽出した。有機相を半飽和塩水及び飽和塩水で洗
浄し、乾燥し、そして蒸発させた。残渣をシリカゲル上
で、酢酸エチル−ヘキサン(3:1)を用いて精製し、1,2
−ジヒドロキシ−16−デヒドロ−23−ジデヒドロコレカ
ルシフエロール0.126g(96%)を得た、▲[α]21 D
+21.5°(c0.20、MeOH)。
実施例2 a)実施例1k)に述べた如くして、但し、[5S−(1
Z)]−[2−[5−[[1,1−ジメチルエチル)ジメチ
ルシリル]オキシ]−2−メチレンシクロヘキシリデ
ン]エチル]ジフエニルホスフインオキシド0.343g及び
実施例1j)の生成物0.186gから出発して、(3β,5Z,7
E)−3−[[(1,1−ジメチルエチル))ジメチルシリ
ル−オキシ]−25−[(トリメチルシリル)オキシ]−
9,10−セココレスタ−5,7,10(19),16−テトラエン−2
3−イン0.205g(80%)が得られた、MS m/e580(M+)。
b)実施例1l)に述べた如くしてa)の生成物0.248gを
処理し、25−ヒドロキシ−16−デヒドロ−23−ジデヒド
ロコレカルシフエロール0.153g(91%)が得られた、▲
[α]21 D▼+99.6°(c0.25)、MeOH。
実施例3 a)水素化リチウムアルミニウム0.146g、ナトリウムメ
チレート0.211g及びTHF6.5mlの混合物に0℃で、THF13m
l中の実施例1h)の生成物0.180gを溶液を滴下した。混
合物を68℃で16時間攪拌し、そして0℃に再冷却した。
エーテル13mlで希釈し、水0.30ml及び10%水性NaOH0.26
mlの添加後、混合物を室温で1時間攪拌し、そして濾過
した。固体をエーテルと共に砕解し、そして濾過した。
合液した濾液を蒸発させ、残渣をシリカゲル上で、酢酸
エチル−ヘキサン(1:2)を用いてクロマトグラフイー
にかけ、[1(R*),1(3E),3aβ,4α,7aα)]−(3
a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1−(5−ヒドロキシ−
1,5−ジメチル−3−ヘキセニル)−7a−メチル−1H−
インデン−4−オール0.179g(99%)を得た、▲[α]
21 D▼+11.5°(c0.33、CHCl3)。
b)塩化メチレン10ml中のa)の生成物0.120gの溶液に
ピリジニウムクメート0.500g及びピリジニウムp−トル
エンスルホネート25mgを加えた。混合物を135分間攪拌
した。エーテル40mlの添加後、混合物を5分間攪拌し、
そして濾過した。固体をエーテルと共に砕解し、そして
濾過した。合液した濾液を飽和水性CuSO4、水、半飽和
水性NaHCO3及び飽和塩水で洗浄した。有機相を乾燥し、
そして蒸発させた。残渣をシリカゲル上で、35%酢酸エ
チル−ヘキサンを用いてクロマトグラフイーにかけ、
[1(R*),1(3E),3aβ,4α,7aα)]−3,3a,5,6,7,7
a−ヘキサヒドロ−1−(5−ヒドロキシ−1,5−ジメチ
ル−3−ヘキセニル)−7a−メチル−4H−インデン−4
−オン90mg(76%)を得た、▲[α]25 D▼+30.6°(c
0.17、CHCl3)。
c)実施例1j)に述べた如くして、b)の生成物0.099g
を処理し、[1(R*),1(3E),3aβ,7aα)]−3,3a,
5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1−(1,5−ジメチル−5−
[(トリメチルシリル)オキシ]−3−ヘキセニル)−
7a−メチル−4H−インデン−4−オン(前記式IIにおい
てA=E−立体配置を有する−CH=CH−;R1、R2及びR3
=CH3の化合物)0.111g(89%)を得た、▲[α]24 D
+26.4°(c0.22、CHCl3)。
d)実施例1k)に述べた如くして、[3S−(1Z,3α,5
β)]−[2−[3,5−ビス[[(1,1−ジメチル)ジメ
チルシリル]オキシ]−2−メチレンシクロヘキシリデ
ン]エチル]ジフェニルホスフインオキシド0.265g及び
c)の生成物0.095gから出発して、(1β,3α,5Z,7E,2
3E)−1,3−ビス[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチル
シリル]オキシ]−25−[(トリメチルシリル)オキ
シ]−9,10−セココレスタ−5,7,10(19),16,23−ペン
タエン0.162g(83%)が得られた、MS m/e 712(M+)。
e)実施例1l)に述べた如くして、d)の生成物0.159g
を処理し、1,25−ジヒドロキシ−16,23E−ビスデヒドロ
コレカルシフエロール0.077g(84%)が得られた、▲
[α]24 D▼+46.5°(c0.20、MeOH)。
実施例4 a)実施例1k)に述べた如くして、[5S−(1Z)]−
[2−[5−[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシ
リル]オキシ]−2−メチレンシクロヘキシリデン]エ
チル]ジフエニルホスフインオキシド0.225g及び実施例
3c)の生成物0.110gから出発して、(3β,5Z,7E,23E)
−3−[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリル]
オキシ]−25−[(トリメチルシリル)オキシ]−9,10
−セココレスタ−5,7,10(19),16,23−ペンタエン0.15
0g(81%)が得られた、▲[α]24 D▼+68.3°(c0.1
8、CHCl3)。
b)実施例1l)に述べた如くして、a)の生成物0.144g
を処理し、25−ヒドロキシ−16,23E−ビスデヒドロコレ
カルシフエロール0.076g(78%)が得られた、▲[α]
22 D▼+62.5°(c0.20、MeOH)。
実施例5 a)THF28ml中の3−ブロモプロピオン酸エチル6.25gの
溶液に−20℃で、エーテル中の2.8Mメチルマグネシウム
ブロマイド28.8mlを加えた。混合物を室温で170分間攪
拌した。飽和水性塩化アンモニウム15ml及び1N HCl42ml
の添加後、有機相を分離し、水相をエーテルで抽出し
た。有機抽出液を塩水で洗浄し、乾燥し、そして蒸発さ
せた。残渣をシリカゲル上で、30%酢酸エチル−ヘキサ
ンを用いてクロマトグラフイーにかけ、4−ブロモ−2
−メチル−2−ブタノール2.57g(45%)を得た、MS m/
e 151(M+−CH3)。
b)N,N−ジメチルホルムアミド15ml中の4−ブロモ−
2−メチル−2−ブタノール2.56g及びイミダゾール4.8
6gの溶液に0℃でクロロトリエチルシラン6.48gを加え
た。混合物を室温で200分間攪拌した。氷の添加後、混
合物を水で希釈し、ペンタンで抽出した。有機相を水及
び飽和塩水で洗浄し、乾燥し、そして蒸発させた。残渣
をシリカゲル上で、ペンタンを用いてクロマトグラフイ
ーにかけ、(3−ブロモ−1,1−ジメチルプロポキシ)
トリエチルシラン4.02g(93%)を得た、MSm/e265(M+
−CH3)。
c)塩化メチレン73ml中の[1(R*),3aR*(3aβ,4
α,7aα)]−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−4−ヒド
ロキシ−β,7a−ジメチル−3H−インデン−1−エタノ
ール4−メチル−ベンゼンスルホネート0.930g及びイミ
ダゾール1.10gの溶液に0℃でクロロトリエチルシラン
0.580gを加えた。混合物を室温で1.5時間攪拌した。氷
の添加後、混合物を水で希釈し、20分間攪拌した。有機
層を塩化メチレンで抽出した。抽出液を水、1N H2SO4
飽和水性NaHCO3及び飽和塩水で洗浄した。乾燥し、蒸発
させた後、残渣をシリカゲル上で、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:5)を用いて精製し、[1(R*),3aR*−(3aβ,
4α,7aα)]−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−4−
[(トリエチルシリル)オキシ]−β,7a−ジメチル−3
H−インデン−1−エタノール4−メチルベンゼンスル
ホネート1.22g(100%)を得た、▲[α]20 D▼+46.1
°(c0.31、CHCl3)。
d)THF31ml中の(3−ブロモ−1,1−ジメチルプロポキ
シ)トリエチルシラン3.08gの溶液にマグネシウム0.282
gを加えた。混合物を68℃に3.5時間加熱した。次にヨウ
化第一銅0.686g及び上記のグリニアール溶液の混合物を
3℃で30分間攪拌した。この溶液にc)の生成物1.02g
の溶液を加え、この混合物を室温で40分間攪拌した。氷
及び水の混合物を加えた後、混合物をエーテルで抽出し
た。有機相を1N H2SO4及び飽和水性NaHCO3で洗浄し、乾
燥し、そして蒸発させた。残渣をシリカゲル上で、酢酸
エチル−ヘキサン(1:15)を用いてクロマトグラフイー
にかけ、[1(R*),3aR*−(3aβ,4α,7aα)]−3a,
4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1−[1,5−ジメチル−5
−[(トリエチルシリル)オキシ]ヘキシル]−4−
[(トリエチルシリル)オキシ]−7a−メチル−3H−イ
ンデン1.80gを得た、MS m/e 479(M+−Et)。
e)THF5ml中のd)の生成物1.60gの溶液にTHF中の1Mフ
ッ化テトラブチルアンモニウム2.00mlを加えた。混合物
を68℃に50分間加熱した。室温に冷却後、混合物を水で
希釈し、塩化メチレンで抽出した。有機相を塩水で洗浄
し、乾燥し、そして蒸発させた。残渣をシリカゲル上
で、酢酸エチル−ヘキサン(1:1)を用いて精製し、
[1(R*),3aR*−(3aβ,4aα,7aα)]−3a,4,5,6,
7,7a−ヘキサヒドロ−4−ヒドロキシ−α,α−ε,7a
−テトラメチル−1H−インデン−1−ペンタノール0.42
0g(79%)を得た、▲[α]21 D▼=+12.0°(c0.25、
CHCl3)。
f)塩化メチレン18ml中のe)の生成物0.210gの溶液に
ピリジニウムジクロメート0.870g及びピリジニウムp−
トルエンスルホネート44mgを加えた。混合物を175分間
攪拌した。エーテル50mlの添加後、混合物を5分間攪拌
し、そして濾過した。固体を飽和水性CuSO4、水、半飽
和水性NaHCO3及び塩水で洗浄した。有機相を乾燥し、そ
して蒸発させた。残渣をシリカゲル上で、35%酢酸エチ
ル−ヘキサンを用いてクロマトグラフイーにかけ、[1
(R*),3aR*−(3aβ,7aα)]−3,3a,5,6,7,7a−ヘキ
サヒドロ−1−(5−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキ
シル)−7a−メチル−4H−インデン−4−オン0.175g
(84%)を得た、▲[α]21 D▼+28.2°(c0.22、CHCl
3)。
g)実施例1j)に述べた如くして、f)の生成物0.168g
を処理し、[1(R*),3aR*−(3aβ,7aα)]−3,3a,
5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1−(1,5−ジメチル−5−
[(トリメチルシリル)オキシ]ヘキシル)−7a−メチ
ル−4H−インデン−4−オン(前記式IIにおいてA=−
CH2−CH2−;R1、R2及びR3=CH3の化合物)0.211g(100
%)を得た、▲[α]20 D▼+21.9°(c0.27、CHC
l3)。
h)実施例1k)に述べた如くして、[3S−(1Z,3α,5
β)]−[2−[3,5−ビス[[(1,1−ジメチル)ジメ
チルシリル]オキシ]−2−メチレンシクロヘキシリデ
ン]エチル]ジフエニルホスフインオキシド0.581g及び
g)の生成物0.210gから出発して、(1α,3β,5Z,7E)
−1,3−ビス[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリ
ル]オキシ]−25−[(トリメチルシリル)オキシ]−
9,10−セココレスタ−5,7,10(19),16−テトラエン0.3
58g(83%)が得られた、MSm/e714(M+)。
i)実施例1l)に述べた如くして、h)の生成物0.350g
を処理し、1.25−ジヒドロキシ−16−デヒドロコレカル
シフエロール0.168g(83%)が得られた、▲[α]20 D
▼+40.0°(c0.17、MeOH)。
実施例6 a)実施例1k)に述べた如くして、[5S−(1Z)]−
[2−[5−[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシ
リル]オキシ]−2−メチレンシクロヘキシリデンエチ
ル]ジフエニルホスフインオキシド0.383g及び実施例5
g)の生成物0.188gから出発して、(3α,5Z,7E)−3
−[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキ
シ]−25−[(トリメチルシリルオキシ]−9,10−セコ
コレスタ−5,7,10(19),16−テトラエン0.245g(78
%)が得られた、▲[α]24 D▼+67.5°(c0.20、CHCl
3)。
b)実施例1l)に述べた如くして、a)の生成物0.239g
を処理し、25−ヒドロキシ−16−デヒドロコレカルシフ
エロール0.135g(83%)が得られた、▲[α]23 D▼+7
5.4°(c=.13、MeOH)。
以下の実施例A及びBは経口投与用軟質ゼラチンカプセ
ル剤及び局所用クリームの組成を説明するものである: 実施例A mg/カプセル剤 化合物E 0.0001−0.010 ブチル化したヒドロキシトルエン 0.016 ブチル化したヒドロキシアニソール 0.016 分留したヤシ油 160.0 実施例B mg/gクリーム 化合物E 0.001−1.0 セチルアルコール 1.5 ステアリルアルコール 2.5 ソルビタンモノステアレート 2.0 グリセリルモノステアレート及び ポリオキシエチレングリコール ステアレート 4.0 ポリソルベート60 1.0 鉱油 4.0 プロピレングリコール 5.0 プロピルパラベン 0.05 ブチル化したヒドロキシアニソール 0.05 ソルビトール溶液 2.0 エデテートニナトリウム 0.01 メチルパラベン 0.18 蒸留水、100gにするため 十分量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シアン―ジヤン・シウエイ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州07110 ナトレイ・ブルームフイールドアベニユー 331 (72)発明者 ゲイリイ・アーサー・トルイツト アメリカ合衆国ニユージヤージイ州07003 ブルームフイールド・ガーナーアベニユ ー 109 (72)発明者 ミラン・ラドジエ・ウスココビツク アメリカ合衆国ニユージヤージイ州07043 アツパーモントクレア・ハイランドアベ ニユー 253

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 式中、Rは水素またはヒドロキシであり、そしてAは−
    C≡C−、E−立体配置を有する−CH=CH−または−CH
    2−CH2−である、 の化合物。
  2. 【請求項2】1,25−ジヒドロキシ−16−デヒドロ−23−
    ジデヒドロコレカルシフエロール、 1,25−ジヒドロキシ−16,23E−ビスデヒドロコレカルシ
    フエロール及び 1,25−ジヒドロキシ−16−デヒドロコレカルシフエロー
    ルからなる群の特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】式 式中、AはE−立体配置を有する−CH=CH−、−CH2−C
    H2−または殊に−C≡C−であり、R1及びR3は独立し
    て、低級アルキル、殊にメチルであり、そしてR2はC
    1〜4−アルキル、殊にメチル、アリールまたはアリー
    ル−C1〜4−アルキルである、 の化合物。
  4. 【請求項4】2個または3個のヒドロキシ基の代りに式 −OSi(R1,R2,R3) 式中、R1及びR3はC1〜4−アルキルであり、そしてR2
    はC1〜4−アルキル、アリールまたはアリール−C
    1〜4−アルキルである、 の2個または3個の保護されたヒドロキシ基を含む式I
    の対応する化合物を、保護基を除去し得る試薬と反応さ
    せることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    化合物を有効成分として含有することを特徴とする皮ふ
    の過増殖病の処置剤。
  6. 【請求項6】皮ふの過増殖病が乾癬である特許請求の範
    囲第5項記載の処置剤。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    化合物を有効成分として含有することを特徴とする新生
    物形成病の処置剤。
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