JPH0762743A - 建物ユニット及びこれを使用したユニット式建物 - Google Patents

建物ユニット及びこれを使用したユニット式建物

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JPH0762743A
JPH0762743A JP21260393A JP21260393A JPH0762743A JP H0762743 A JPH0762743 A JP H0762743A JP 21260393 A JP21260393 A JP 21260393A JP 21260393 A JP21260393 A JP 21260393A JP H0762743 A JPH0762743 A JP H0762743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
unit
floor
balcony
building unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP21260393A
Other languages
English (en)
Inventor
Nariyasu Murata
成康 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
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Publication of JPH0762743A publication Critical patent/JPH0762743A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルコニーを設ける場合の構造的重複をなく
すことができ、これにより建築費の低減や輸送効率の向
上等が図れる建物ユニット及びこれを使用したユニット
式建物を提供する。 【構成】 建物ユニットは、下階となる建物ユニット12
の上部にバルコニーの床14が組み込まれたものである。
床14の床面となる防水シートには居室外側に向かって低
くなる水勾配が形成され、かつ水勾配の上側には防水立
ち上がり部が形成されている。ユニット式建物31では、
前記下階建物ユニット12のバルコニーの床14に正面側及
び側面側の手摺パネル32, 33が取り付けられてこの建物
ユニット12の上にバルコニー11が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物ユニット及びこれ
を使用したバルコニーが設けられたユニット式建物に関
する。
【0002】
【背景技術】ユニット式建物で、下階となる建物ユニッ
トの上にバルコニーが設けられているものがある。従
来、このようなバルコニーは、下階建物ユニットの上に
一体型のバルコニー1ニットを載せたり、又は分割型の
バルコニーユニットを組み合わせたりして造られてい
た。バルコニーユニットは、通常、床と手摺を備えて構
成されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のユニッ
ト式建物のバルコニーの場合、下階建物ユニットの天井
とバルコニーユニットの床とが構造的に重複するような
ことになるため、その分の部材費や加工手間がかかるこ
ととなって建築費が割高となっていた。また、このよう
な下階建物ユニットとバルコニーユニットをそれぞれ運
ぶことは、かさばるため、輸送効率の点からも好ましい
ものではなかった。
【0004】更に、このような従来構造のバルコニーの
場合、バルコニーの床と居室の床とが略同じ高さになっ
てしまうので、水返しのための立ち上がり部を居室の側
壁に形成することが必要になる。そして、居室側にこの
立ち上がり部があるため、バルコニーの床が居室の床よ
り低い場合には設けられる筈の掃き出しサッシを設ける
ことが困難になるという問題点もあった。そこで、本発
明は、バルコニーを設ける場合の構造的重複をなくすこ
とができ、これにより建築費の低減や輸送効率の向上等
が図れる建物ユニット及びこれを使用したユニット式建
物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1発
明に係る建物ユニットは、下階となる建物ユニットの上
にバルコニーが設けられるユニット式建物の建物ユニッ
トであって、前記下階の建物ユニットの上部に前記バル
コニーの床が組み込まれていることを特徴とする。この
結果、下階建物ユニットとは別体のバルコニーの床が不
要となるため、その分の建築費の低減や輸送効率の向上
等が図れ、しかもバルコニーの床と居室の床とに段差が
できて掃き出しサッシを設けることが容易になる。
【0006】本発明の第2発明に係る建物ユニットは、
前記床の床面には建物外側に向かって低くなる水勾配が
形成され、かつ前記床面の水勾配の上側には防水立ち上
がり部が形成されていることを特徴とする。本発明の第
3発明に係るユニット式建物は、前記建物ユニットのバ
ルコニーの床に手摺パネルが取り付けられて前記建物ユ
ニットの上にバルコニーが設けられることを特徴とす
る。
【0007】本発明の第4発明に係るユニット式建物に
おいて、前記手摺パネルは、前記バルコニーの床の側縁
に沿って接合されていることを特徴とする。本発明の第
5発明に係るユニット式建物は、排水溝が、前記手摺パ
ネル側及び前記建物ユニット側のいずれか一方に設けら
れていることを特徴とする。
【0008】
【実施例】図1〜4を参照して本発明の一実施例に係る
建物ユニット及びこれを使用したユニット式建物を説明
する。図1〜3に示すように、本実施例に係るバルコニ
ー11を設けるための下階建物ユニット12は、通常の建物
ユニット部分13に、その上面としてバルコニー11の床14
が組み込まれたものである。即ち、建物ユニット部分13
は、通常通り、柱15、梁16等より組み立てられた箱形の
ユニットフレーム17に床材18、天井材19、外壁パネル2
1、内壁パネル22等が取り付けられて構成されたもので
ある。
【0009】図3に示すように、この建物ユニット部分
13の天井において、左右の梁16の下部フランジ16A には
天井小梁23がブラケット24を介して固定され、一方、左
右の梁16の上部フランジ16B,16C にはL字形の支持具30
A,30B を介してバルコニー11の床14を構成する床下地材
(ALC等)25が支持されている。この床下地材25の上
には、床面となる防水シート26が張られている。そし
て、床下地材26の居室側の高さが、居室外側の高さより
高くなるように支持具30A,30B が梁16の上部フランジ16
B,16C に取り付けられている。このため、両支持具30A,
30B で支持された床下地材25上の防水シート26には、居
室外側に向かって低くなる水勾配27が形成されている。
この水勾配27の上側には、防水立ち上がり部(水返し)
29が梁16の上部フランジ16B に取り付けられている。こ
の防水立ち上がり部29は、ケイカル板等よりなり、部品
化されたものである。
【0010】次に、この下階建物ユニット12を使用した
ユニット式建物31を、その建築方法と共に説明する。先
ず、工場において、前記構造に係る下階建物ユニット12
を他の通常の建物ユニット28と共に作製する。また、バ
ルコニー11の正面側及び両側面側に配置する正面手摺パ
ネル32、側面手摺パネル33も併せて作製しておく。この
正面手摺パネル32は、フレーム34の表側にALCパネル
35、裏側にサイディング材36、上側に笠木37が取り付け
られたものである。そして、床面の端部に長手方向に沿
って排水溝38が形成され、この排水溝38の上面に蓋39が
被せられている。
【0011】次に、これらの建物ユニット12,28 、手摺
パネル32,33 、その他の必要な資材を工場から建築現場
に輸送した後、図1,2に示すように、基礎41の上に本
実施例に係る下階建物ユニット12及び通常の建物ユニッ
ト28を6個設置して1階部分42を造り、引き続きこの1
階部分42の上に通常の建物ユニット28を6個設置して2
階部分43を造る。次に、図2に示すように、下階建物ユ
ニット12の天井梁16の正面側に前記正面手摺パネル32、
側面側に側面手摺パネル33を取り付け、ボルトで接合す
ることによりバルコニー11を造る。この後、図3,4に
示すように、前記排水溝38に縦樋45を取り付けて本実施
例に係るユニット式建物31を完成させる。
【0012】本実施例によれば、下階建物ユニット12の
上部にバルコニー11の床14が組み込まれているため、下
階建物ユニットとは別体のバルコニーの床が不要とな
る。この結果、その余分の床の費用が不要となって、建
築費の低減させることができる。また、下階建物ユニッ
ト12以外のバルコニー11を造るための部材は、平面的な
手摺パネル32,33 であるため、輸送上、立体的なバルコ
ニーユニットと比べてかさばらないため、その分輸送が
容易となって輸送効率の向上にも役立つ。
【0013】また、従来構造のバルコニーと比べて、バ
ルコニーユニットの床分の厚さがなくなり、その分バル
コニー11側の高さが低くなるため、図3に示すように、
掃き出しサッシ47を設けることが容易になる。また、こ
れにより、防水立ち上がり部29をバルコニー11側に形成
することもできる。更に、バルコニー11の床14の防水シ
ート26には水勾配27が形成されて水が排水溝38に流れる
ようになっており、かつ水勾配27の上側には防水立ち上
がり部29が形成されているため、充分な防水効果が得ら
れる。
【0014】なお、上記実施例では、1個の下階建物ユ
ニット12の上部にバルコニー11を設けるようにしたが、
複数の下階建物ユニットの上部に連続したバルコニーを
設けるようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る建物ユニット及びこれを使
用したユニット式建物によれば、バルコニーを設ける場
合の構造的重複をなくすことができ、これにより建築費
の低減や輸送効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るユニット式建物の建築
方法を示す斜視図である。
【図2】本実施例に係るユニット式建物の建築方法を示
す、建物ユニットの斜視図である。
【図3】本実施例に係るユニット式建物の建築方法を示
す、バルコニーの断面図である。
【図4】本実施例に係るユニット式建物の斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 バルコニー 12 下階建物ユニット 13 建物ユニット部分 14 バルコニーの床 25 床下地材 26 防水シート 27 水勾配 28 建物ユニット 31 ユニット式建物 32 正面手摺パネル 33 側面手摺パネル 38 排水溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下階となる建物ユニットの上にバルコニ
    ーが設けられるユニット式建物の建物ユニットであっ
    て、 前記下階の建物ユニットの上部に前記バルコニーの床が
    組み込まれていることを特徴とする建物ユニット。
  2. 【請求項2】 前記床の床面には建物外側に向かって低
    くなる水勾配が形成され、かつ前記床面の水勾配の上側
    には防水立ち上がり部が形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の建物ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の前記建物ユニット
    のバルコニーの床に手摺パネルが取り付けられて前記建
    物ユニットの上にバルコニーが設けられることを特徴と
    するユニット式建物。
  4. 【請求項4】 前記手摺パネルは、前記バルコニーの床
    の側縁に沿って接合されていることを特徴とする請求項
    3記載のユニット式建物。
  5. 【請求項5】 排水溝が、前記手摺パネル側及び前記建
    物ユニット側のいずれか一方に設けられていることを特
    徴とする請求項3又は4記載のユニット式建物。
JP21260393A 1993-08-27 1993-08-27 建物ユニット及びこれを使用したユニット式建物 Pending JPH0762743A (ja)

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JP21260393A JPH0762743A (ja) 1993-08-27 1993-08-27 建物ユニット及びこれを使用したユニット式建物

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JPH0762743A true JPH0762743A (ja) 1995-03-07

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013019139A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Toyota Home Kk 軒構造及び建物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013019139A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Toyota Home Kk 軒構造及び建物

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010306