JPH0762730A - Rc造躯体の段差部構造 - Google Patents

Rc造躯体の段差部構造

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Publication number
JPH0762730A
JPH0762730A JP5227795A JP22779593A JPH0762730A JP H0762730 A JPH0762730 A JP H0762730A JP 5227795 A JP5227795 A JP 5227795A JP 22779593 A JP22779593 A JP 22779593A JP H0762730 A JPH0762730 A JP H0762730A
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JP
Japan
Prior art keywords
rise
low
building
construction
step difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP5227795A
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English (en)
Inventor
Kikuo Okawada
喜久雄 岡和田
Masayuki Fukumatsu
昌之 副松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPH0762730A publication Critical patent/JPH0762730A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高層・低層建物の段差部の施工を容易とし、
応力集中部を効果的に解消して躯体損傷等を防止しかつ
風雨の浸入を防止して、施工性とともに連設部の施工を
容易とし段差連設性能、信頼性を向上している。 【構成】 高層側Hと低層側Lの梁4,12に上下段差
を付けて連設した高層・低層建物におけるRC造躯体の
段差部構造において、立上がり壁梁17を高層側Hから
隔離して低層側Lの梁12の上方に配設するとともに、
同立上がり壁梁17の上端部と高層側Hのはね出しスラ
ブ5との間に形成したスリツトに弾性材18aを施し防
水コーキング18bしたことに特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層・低層建物におい
て、その高層側の梁と低層側の梁に上下段差を付けて連
設したRC造躯体の段差部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すように高層建物(高層
側)Hの梁に対し低層建物(低層側)Lの梁を下方に段
差を付けて連設する場合、通常、図4に示すように高層
側Hの桁梁4の下側に小壁6を介し下段梁4aを連設し
て2段梁とし、この下段梁4aに直交して低層側Lのス
パン梁12を連設したRC造躯体の段差部構造になつて
いる。図中2は高層側Hのスパン梁、3は高層側Hの床
スラブ、5は高層側Hのはね出しスラブ(バルコニー
等)、13は低層側Lの屋根スラブである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のRC造躯体の段
差部構造は、前記のように高層側の桁梁の下側に小壁を
介し下段梁を連設した2段梁とし、この下段梁に低層側
の梁を連設した構造になつており、その2段梁により梁
剛性が著しく増大されて応力集中が生じ構造計画上好ま
しくないなどの課題がある。
【0004】本発明は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであり、その目的とする処は、高層
・低層建物の段差連設部の施工を容易とし、応力集中部
を効果的に解消して躯体損傷等を防止しかつ風雨の浸入
を防止して、施工性とともに段差連設性能、信頼性を向
上したRC造躯体の段差部構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、高層側と低層
側の梁に上下段差を付けて連設した高層・低層建物にお
けるRC造躯体の段差部構造において、立上がり壁梁を
高層側から隔離して低層側の梁の上方に配設するととも
に、その立上がり壁梁の上端部と高層側のはね出しスラ
ブとの間に形成したスリツトに弾性材を施し防水コーキ
ングして、その立上がり壁梁を高層側から隔離して低層
側の梁上に配設し、高層側のはね出しスラブとの間にス
リツトを形成することにより、RC造躯体の段差連設部
の施工を容易とし、その段差連設部の剛性を低減し応力
集中部を解消して、パラペツト兼用とし風雨の浸入を効
果的に防止している。
【0006】
【作用】高層・低層建物におけるRC造躯体の段差部構
造において、立上がり壁梁を高層側から隔離して低層側
の梁上に一体的に連設し、その上端部と高層側のはね出
しスラブとの間に適度のスリツトを形成して、施工を容
易にするとともに、高層・低層建物の段差連設部の剛性
を低減し応力集中部を解消して、地震時における躯体の
損傷を効果的に防止し、また、前記スリツトに弾性材を
施し防水コーキングして、その立上がり壁梁をパラペツ
ト兼用とし雨風の浸入を防止している。
【0007】
【実施例】図1及び図2に本発明の第1実施例、図3に
第2実施例を示す。図1及び図2において、Hは高層側
(高層建物)、Lは低層側(低層建物)、1は高層側の
外柱、2は高層側のスパン方向の梁、3は高層側の床ス
ラブ、4は高層側の桁方向の梁、5は高層側のはね出し
スラブ(バルコニー等)、12は低層側のスパン方向の
梁、13は低層側の屋根、17は低層側の立上がり壁
梁、18aは緩衝材、18bは防水コーキングであり、
図1に示す第1実施例は、図4に示すような2段梁を避
けて高層側Hと低層側Lの梁4,12に上下段差を付け
て連設した高層・低層建物におけるRC造躯体の段差部
構造であつて、立上がり壁梁17を高層側Hから隔離し
て低層側Lの梁12上に配設するとともに、同立上がり
壁梁17の上端部と高層側Hのはね出しスラブ5との間
に形成したスリツトに弾性材18aを施し防水コーキン
グ18bしたRC造躯体の段差部構造になつている。
【0008】さらに詳述すると、上記のRC造躯体の段
差部構造において、その立上がり壁梁17は、図1に示
すように高層側Hから適度の間隔を置き隔離して、低層
側Lの梁(スパン梁)12上に容易に立設され、その上
端部と高層側Hに突設されているはね出しスラブ5の下
面との間に適度のスリツトを形成して、容易に精度良く
施工される構造になつており、図4に示すような2段梁
が不要になつて、高層・低層建物の段差連設部の剛性が
低減されて応力集中部が解消され、地震時の躯体損傷が
効果的に防止されている。また、この立上がり壁梁17
は、低層側Lの屋根13の端部に一体的に連設されると
ともに、その上端部と高層側Hのはね出しスラブ5の下
面との間に形成された適度のスリツトには弾性材18a
を介装して防水コーキング18bし、パラペツト兼用と
して雨風の浸入を効果的に防止している。
【0009】また、図3に示す第2実施例において、図
中19は高層側Hに対し適度の間隔を置き隔離して低層
側Lの梁(スパン梁)12に一体的に配設したスラブ受
小梁であり、この第2実施例は、図4に示すような2段
梁を避けて高層側Hと低層側Lの梁4,12を上下段差
を付けて連設したRC造躯体の段差部構造であつて、ス
ラブ受小梁19を高層側Hから隔離して低層側Lの梁1
2に配設し、そのスラブ受小梁19上に立上がり壁梁1
7を配設するとともに、立上がり壁梁17の上端部と高
層側Hのはね出しスラブ5との間に形成したスリツトに
弾性材18aを施し防水コーキング18bしたRC造躯
体の段差部構造になつており、第1実施例と比べると、
低層側Lの梁12にスラブ受小梁19を設けて立上がり
壁梁17の接合強度、信頼性を高めた構成に特徴を有
し、その他の構成は第1実施例と同様になつており、基
本的に同様な作用、効果を有する。
【0010】なお、前記の弾性材18aには発泡スチロ
ール等が使用され、防水コーキング18bには適宜の公
知手段が用いられる。また、図示の実施例は、高層建物
Hのスパン方向と低層建物Lをスパン方向を同方向にし
て連設した構造になつているが、その連設方向は図示例
に限らず必要に応じ自在に改変可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明は、前述のように高層・低層建物
のRC造躯体の段差部において、立上がり壁梁を高層側
から隔離して低層側の梁上に一体的に配設し、その上部
と高層側のはね出しスラブとの間に適度のスリツトを形
成して、施工を容易にするとともに、高層・低層建物の
段差連設部の剛性を低減し応力集中部を解消して地震時
の躯体損傷を防止し、前記のスリツトに弾性材を施し防
水コーキングして、前記の立上がり壁梁をパラペツト兼
用とし風雨の浸入を効果的に防止するなど、施工性とと
もに段差連設性能、信頼性を著しく向上している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す高層・低層建物の段
差連設部Xの拡大断面図(A)とその矢示Y部の拡大断
面図(B)
【図2】第1実施例の高層・低層建物の連設機構図
【図3】第2実施例を示す高層・低層建物の段差連設部
Xの拡大断面図
【図4】従来例を示す高層・低層建物の段差連設部の断
面図である。
【符号の説明】
H 高層側(高層建物) L 低層側(低層建物) 4,12 梁 5 はね出しスラブ 17 立上がり壁梁 18a 弾性材 18b 防水コーキング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高層側と低層側の梁に上下段差を付けて
    連設した高層・低層建物におけるRC造躯体の段差部構
    造において、立上がり壁梁を高層側から隔離して低層側
    の梁の上方に配設するとともに、同立上がり壁梁の上端
    部と高層側のはね出しスラブとの間に形成したスリツト
    に弾性材を施し防水コーキングしたことを特徴とするR
    C造躯体の段差部構造。
JP5227795A 1993-08-23 1993-08-23 Rc造躯体の段差部構造 Pending JPH0762730A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5227795A JPH0762730A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 Rc造躯体の段差部構造

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JP5227795A JPH0762730A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 Rc造躯体の段差部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0762730A true JPH0762730A (ja) 1995-03-07

Family

ID=16866512

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JP5227795A Pending JPH0762730A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 Rc造躯体の段差部構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105201100A (zh) * 2015-10-21 2015-12-30 长沙远大住宅工业集团有限公司 装配式建筑外墙干挂节点及具有该节点的预制外墙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105201100A (zh) * 2015-10-21 2015-12-30 长沙远大住宅工业集团有限公司 装配式建筑外墙干挂节点及具有该节点的预制外墙

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