JPH09324467A - キャンチ式バルコニー - Google Patents

キャンチ式バルコニー

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Publication number
JPH09324467A
JPH09324467A JP14294796A JP14294796A JPH09324467A JP H09324467 A JPH09324467 A JP H09324467A JP 14294796 A JP14294796 A JP 14294796A JP 14294796 A JP14294796 A JP 14294796A JP H09324467 A JPH09324467 A JP H09324467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
balcony
floor surface
bracket
floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP14294796A
Other languages
English (en)
Inventor
Koki Nikaido
弘毅 二階堂
Hideshige Murakami
秀繁 村上
Kazuyoshi Kita
一善 喜多
Yoichi Ozawa
洋一 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko North Co Ltd
Original Assignee
Shinko North Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinko North Co Ltd filed Critical Shinko North Co Ltd
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Publication of JPH09324467A publication Critical patent/JPH09324467A/ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サッシの下枠及び雨返しの高さを低くするこ
とができるキャンチ式バルコニーの構造を提案する。 【解決手段】 床面パネル14,前面パネル15,側面
パネル16の全てをハニカムパネルによって構成し、床
面パネル及び側面パネルを躯体に直接取付けることによ
りキャンチ式バルコニーを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば住宅に取付
けて利用するキャンチ式バルコニーに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅用のバルコニーには図8に示す柱建
て方式、図9に示す屋根置き式、図10に示すキャンチ
式とがある。近年デザイン性、スペースの有効利用の観
点からキャンチ式が多用される傾向にある。図11に従
来のキャンチ式バルコニーの構造を示す。図中1は躯体
梁を示す。躯体梁1にバルコニー梁2を横向きに張り出
させて装着し、このバルコニー梁2の上に床板3を敷
き、その周縁を前面板4と側面板5によって取り囲んで
バルコニーを構成している。尚、前面板と側面板は格子
状の場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のキャンチ式バル
コニーはバルコニー梁2の強度によってバルコニー全体
を支持する構造のため、バルコニー梁2は強度が要求さ
れる。このため躯体梁1とほぼ同程度の形状を持つ部財
すなわち金属の型材(鉄またはアルミ)あるいは木材が
用いられる。バルコニー梁3は床板3の下側に存在する
ため、床板3の上面は躯体梁1の上面より高い位置とな
る。
【0004】バルコニーの床板3の上面が高い位置にな
ることにより、雨水の跳ね返しを防ぐために、敷居6の
高さを大きく採らなければならなくなる。このため、サ
ッシの下枠の位置、特に雨返し7の位置は室内床板8の
面より大きく上方に突出して配置されることになり、こ
れがために、例えば老齢者がバルコニーに出入りする際
に大きな障害になる不都合がある。
【0005】またバルコニー梁2に強度を持たせるため
に、強度の強い部材を用いるから、自ずと重量が重くな
る。従って躯体梁1に掛かる荷重が大きくなることか
ら、躯体梁1も強度を強く採らなくてはならなくなる不
都合も生じる。この発明の目的は、雨返しの高さを低く
することができ、しかも躯体梁にも負担を掛けない構造
のキャンチ式バルコニーを提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明ではバルコニー
梁を用いることなく、バルコニーを構成する部材の全て
をハニカムパネルによって構成し、ハニカムパネルによ
って構成したバルコニーを直接躯体に取付ける構造とし
たものである。つまり、床面パネル、前面パネル、側面
パネルの全てをハニカムパネルによって構成したもので
ある。
【0007】ハニカムパネルとは、例えばアルミ箔をハ
ニカム形状に折り曲げて芯部材を形成し、この芯部材の
両面に、例えばアルミ板を溶着または接着剤で接着して
構成したパネルを指す。この構造のハニカムパネルは軽
量な上に強度が強い特徴がある。従って、床面パネルは
元より、前面パネル及び側面パネルの何れをも、ハニカ
ムパネルを用いることにより、パルコニー梁が無くても
バルコニーの全体をこれら床面パネル、前面パネル、側
面パネルだけで支持することができる。この結果、特に
床面パネルの面はバルコニー梁が不要になったことから
躯体梁の上面より低い位置に設置することができる。こ
の点で雨水の跳ね返りを防ぐ雨返しの高さも低い位置に
採ることができ、これにより老齢者でも楽に出入りする
ことができるバルコニーを提供することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1にこの発明によるキャンチ式
バルコニーの構造を示す。図11と対応する部分に同一
符号を付して示す。この発明ではバルコニーをハニカム
パネルから成る床面パネル14、前面パネル15、側面
パネル16によって構成し、バルコニー梁を全く使用し
ない構造としたものである。
【0009】図2にこの発明によるキャンチ式バルコニ
ーに用いるハニカムパネルの構造の一例を示す。11A
及び11Bは、例えばアルミ板によって構成した表面パ
ネルを示す。この表面パネル11A,11Bの間に芯部
材12を挟み込み、芯部材12と表面パネル11A,1
1Bの相互を接着または溶着して表面パネル11Aと1
1Bを一体化している。芯部材12は例えばアルミ箔を
ハニカム形状に折曲形成して構成される。表面パネル1
1A,11Bの周縁に、例えばアルミの押出型材13を
挟み込み、ハニカムパネルの周縁の強度を補強する構造
とした場合を示す。
【0010】図1に示す例では、H型断面形状を持つ躯
体梁1に取付板1Aを設け、この取付板1Aを使って床
面パネル14を躯体梁1に取付けた場合を示す。床面パ
ネル14を躯体梁1に取付ける具体的な構造を図3に示
す。取付板1Aは予め躯体梁1に溶接付けして用意す
る。この取付板1Aにはブラケット取付用の孔を形成
し、この孔にボルトを通し、このボルトとナットでブラ
ケット17を取付板1Aに締付けることより床面パネル
14を躯体梁1に取付ける。ブラケット17は予め例え
ば工場等で床面パネル14に取付けておくことができ
る。ブラケット17を床面パネル14に取付けるには、
例えば押出型材13の内側で加締めを行うことができる
リベットRBを用いる。
【0011】18は例えばアルミの押出型材によって形
成したカバーを示す。このカバー18により、ボルトの
頭部及び床面パネル14と躯体梁1との間の接合部分の
全体を目隠しする。19はカバー18を固定するための
ビスを示す。図4は側面パネル16を躯体柱21に取付
ける部分の構造の一例を示す。躯体柱21もH型断面形
状の金属部材が用いられ、その溝の部分に取付板21A
を差し渡して溶接付けする。取付板21Aにはブラケッ
ト取付位置ごとに、例えば2個ずつ孔を形成し、この孔
を使ってブラケット17を固定する。この部分に用いる
ブラケット17はコ字状の断面形状を持ち、ボルトを予
めブラケット17に形成した孔に通した状態で側面パネ
ル16に取付けられる。
【0012】図5は前面パネル15と床面パネル14の
相互間及び前面パネル15と側面パネル16との接合部
分の構造を示す。このパネル相互の結合部分では接合す
る辺の全体または部分的にL字アングルによって形成し
た連結部材22を配置し、この連結部材22に各パネル
14と15または15と16の各押出型材13をリベッ
トRBで加締付け、パネル14と15及び15と16の
相互間を連結する。
【0013】なお、パネル相互の連結部分の構造として
は、例えば床面パネル14または前面パネルあるいは側
面パネル16の何れかに図6に示すように、突条13A
を持つ押出型材13を用いる場合には、図5に示した連
結部材22は不要となる。また図7に示すように、ボル
ト頭部と係合する凹溝13Bを具備した押出型材13を
用いた場合には凹溝13Bにボルトの頭部を係合させる
ことができるから図3及び図4に示したブラケット17
は不要となる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
図1に示したように、バルコニーは床面パネル14,前
面パネル15,側面パネル16の3つの部材で構成され
る。従って床面パネル14の下側には、図11に示した
バルコニー梁2を必要としないから、床面パネル14の
上面は躯体梁1の上面の位置より低い位置に設置するこ
とができる。
【0015】この結果、サッシの下枠の位置及び雨返し
7の位置を低くすることができ、老齢者でも楽に出入り
することができるキャンチ式バルコニーを提供すること
ができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための斜視図。
【図2】この発明に用いるハニカムパネルの構造を説明
するための断面図。
【図3】この発明によるキャンチ式バルコニーに用いる
床面パネルと躯体梁との間の結合構造を説明するための
断面図。
【図4】この発明によるキャンチ式バルコニーに用いる
側面パネルと躯体柱との間の結合構造を説明するための
断面図。
【図5】この発明によるキャンチ式バルコニーに用いる
床面パネルと前面パネルとの間の結合構造及び前面パネ
ルと側面パネルとの間の結合構造を説明するための断面
図。
【図6】図5に示した結合構造の変形実施例を説明する
ための断面図。
【図7】この発明に用いるハニカムパネルの他の例を示
す断面図。
【図8】柱建て式バルコニーの構造を説明するための
図。
【図9】屋根置き式バルコニーの構造を説明するための
図。
【図10】キャンチ式バルコニーの構造を説明するため
の図。
【図11】従来のキャンチ式バルコニーの構造を説明す
るための図。
【符号の説明】
1 躯体梁 1A 取付板 7 雨返し 8 室内床板 14 床面パネル 15 前面パネル 16 側面パネル 17 ブラケット 18 カバー 19 ビス 21 躯体柱 21A 取付板 22 連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 洋一 東京都中央区京橋二丁目一番二号 神鋼ノ ース株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面パネル及び前面パネル、側面パネル
    の全てをハニカムパネルによって構成し、床面パネル及
    び側面パネルの各一辺を躯体梁及び躯体柱に直接取付け
    たことを特徴とするキャンチ式バルコニー。
JP14294796A 1996-06-05 1996-06-05 キャンチ式バルコニー Pending JPH09324467A (ja)

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JP14294796A JPH09324467A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 キャンチ式バルコニー

Applications Claiming Priority (1)

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JP14294796A JPH09324467A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 キャンチ式バルコニー

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001180578A (ja) * 1999-11-22 2001-07-03 Kvaerner Masa Yards Oy 船の構造
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JP2019082081A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 株式会社日本コンポジット工業 L型壁用構造体

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