JPH0941690A - 合掌屋根を持つ車庫の合掌部連結構造 - Google Patents

合掌屋根を持つ車庫の合掌部連結構造

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Publication number
JPH0941690A
JPH0941690A JP21677395A JP21677395A JPH0941690A JP H0941690 A JPH0941690 A JP H0941690A JP 21677395 A JP21677395 A JP 21677395A JP 21677395 A JP21677395 A JP 21677395A JP H0941690 A JPH0941690 A JP H0941690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
cover material
cover
garage
bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21677395A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunei Igarashi
俊英 五十嵐
Kenji Tsuchida
賢治 槌田
Miyoshi Hosoi
美佳 細井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Nikkei Co Ltd
Original Assignee
Shin Nikkei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Nikkei Co Ltd filed Critical Shin Nikkei Co Ltd
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Publication of JPH0941690A publication Critical patent/JPH0941690A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合掌屋根を持つ車庫Pにおいて、カバー材1
2の固定を屋根の下方から容易に行える様な合掌部連結
構造を提供する。 【解決手段】 カバー材12は、左右の屋根部10の先
端同志の間に形成された空間Wを屋根の上方から覆い、
複数のブラケット14は、左右の屋根部10の先端にそ
れぞれ取り付けられた側枠16に固定されると共に、カ
バー材12の下方に且つその長手方向に所定の間隔を隔
てて配置される。そして、カバー材12と各ブラケット
14を連結部材15によって下方から固定する。本構造
によれば、カバー材12の固定連結作業が屋根部の下方
から行える為、脚立を移動したり脚立に上り降りする手
間が省け、作業効率の改善が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車スペース等で
用いられる車庫の構造に係わり、特に片持ち状に支持さ
れた左右の屋根部の先端を連結するための合掌部の連結
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、駐車スペース用の車庫で用いられ
ている建築構造には、複数の車を駐車させるための合掌
屋根の構造がある。図5は、この構造を用いて施工され
た車庫Pの一例を示す図である。本構造は、図5(a)
に示す様に、車庫Pの両側に沿って所定の間隔で立てら
れた柱30に、左右の屋根部10が片持ち状に支持され
先端同志が連結されて構成される。この屋根部10の上
面には屋根パネル20が取り付けられる。図5(b)
は、屋根パネル20が取り付けられる前の屋根部10を
構成する梁10aの状態を屋根上面から見た図である。
ここでXの部分は、左右の屋根部先端の合掌部である。
【0003】図4は、図5に示された従来の合掌部Xの
一構造を示す斜視図である。すなわち、長尺のカバー材
2は、左右の屋根部10の先端に取り付けられた側枠6
の間の空間Wを屋根の上方から覆っている。このカバー
材2には所定の間隔でネジ穴2bが設けられており、カ
バー材取付ネジ2aによって側枠6に固定されている。
ブラケット4は左右の側枠6にブラケット取付ネジ4a
によって固定され、左右の梁10a、すなわち左右の屋
根部10の先端を連結固定する働きをしている。このブ
ラケット4は、カバー材2の下方、長手方向に所定の間
隔を隔てて複数配置されている。
【0004】図3は、図5に示された従来の合掌部Xの
一構造を示す示す断面図である。左右の屋根部10の梁
10aの先端には、側枠6がネジ6a、ネジ6bによっ
て取り付けられている。左右の側枠6の間の空間Wは、
上方からカバー材2で覆われ、カバー材取付ネジ2aに
よって側枠6に固定されている。さらに、ブラケット4
が側枠6にブラケット取付ネジ4aによって固定され、
左右の屋根部先端が連結固定されている。この様な合掌
部Xを施工する際、作業者は左右の側枠6の上面からカ
バー材2を被せ、カバー材2の長手方向に沿って上方か
らカバー材取付ネジ2aを固定していく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このカバー材2を固定
する作業は、屋根パネル20を取り付ける前に、作業者
が図5(b)に示す梁10aの間から頭を出して行う。
この時、カバー材取付ネジ2aは、カバー材2の長手方
向に沿って上方から固定される。その為に作業者は、通
常、脚立等に上り、手の届く範囲のネジを固定した後、
脚立を降り、脚立を移動してから再び脚立に上りネジを
固定する、という作業を何回も繰り返さなければならな
い。これは、面倒かつ繁雑であって作業効率が悪く、カ
バー材2の取付けに時間が掛かるという問題があった。
また、カバー材取付ネジ2aが上方から固定される為、
ネジ穴2bから雨水が浸入し、雨漏りの原因になるとい
う問題があった。本発明は、この様な従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、前記カ
バー材の固定作業を、屋根の下方から行える様な合掌部
連結構造を提供することである。さらに、もう1つの目
的は、ネジ固着部からの雨水の浸入を防ぐことが出来る
様な合掌部連結構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、駐車スペース
の両側に沿って所定の間隔で立設された柱に片持ち状に
支持された左右の屋根部の先端同志を連結する合掌屋根
を持つ車庫の合掌部連結構造において、長尺のカバー材
は、左右の屋根部の先端同志の間に形成された空間を屋
根の上方から完全に覆ってなり、複数の短尺のブラケッ
トは、左右の屋根部の先端にそれぞれ取り付けられた側
枠に固定されると共に、カバー材の下方に且つその長手
方向に所定の間隔を隔てて配置されてなり、複数の連結
手段は、屋根部の下方から上記長尺のカバー材と各ブラ
ケットとを連結可能とされてなることを特徴とする。ま
た、上記請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の本
発明において、長尺のカバー材の下面の両側縁から僅か
内側の位置に、左右の屋根部の側枠とそれぞれ接触する
一対の垂下片が形成されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】カバー材は、左右の屋根部の先端同志の間に形
成された空間を屋根の上方から覆う。複数の短尺のブラ
ケットは、左右の屋根部の先端にそれぞれ取り付けられ
た側枠に固定され、カバー材の下方且つカバー材の長手
方向に所定の間隔を隔てて配置される。この時、屋根部
の下方から上記長尺のカバー材と各ブラケットとが連結
されると、カバー材が固定されると共に、左右の屋根部
の先端が連結固定されるという作用がある。また、カバ
ー材下面の内側に設けられた一対の垂下片は、左右の屋
根部の側枠とそれぞれ接触する様に形成されている。こ
れにより、カバー材の隙間から浸入した雨水を塞止める
様に作用する。さらに、垂下片の存在によって、取付の
際にカバー材が下方から引力を受けても、側枠に対して
反り難くなるという作用がある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の合
掌屋根を持つ車庫Pの合掌部連結構造について詳細に説
明する。初めに、図2を用いて本発明の連結構造を実現
している連結部材相互の関係を説明する。図2は、本発
明の合掌屋根の連結構造の一実施例を示した斜視図であ
る。図2における16は、左右の屋根部10の先端に取
り付けられた側枠であり、その先端同志は、ブラケット
14によって連結されている。すなわち、ブラケット1
4は、左右の側枠16にブラケット取付ネジ14aによ
って固定され、左右の屋根部10先端を連結固定する働
きをしている。このブラケット14は、カバー材12の
下方、長手方向に所定の間隔を隔てて複数配置されてい
る。
【0009】左右の屋根部の先端同志に形成される空間
Wは、長尺のカバー材12によって屋根上方から覆われ
ている。15は長尺のカバー材12と各ブラケット14
とを連結する役目をしている連結部材である。この連結
部材15は、カバー材12の下部に長手方向に形成され
た溝12a内に、連結部材頭部15aが挿入された状態
で吊り下がっている。そして、側枠16をカバー材12
で覆った状態で、ブラケット14の下方からナット15
b等によって連結部材15を締め付けることにより、カ
バー材12、側枠16、ブラケット14が固定される。
この連結部材15としては通常のボルト・ナット類が用
いられる。
【0010】次に、図1を用いて本発明の合掌部の構造
を説明する。図1は、図2に示した左右の屋根部10の
合掌部の一構造例を説明する為の断面図である。図1
で、左右の屋根部10の梁10aの先端部分には、それ
ぞれ側枠16がネジ16a、16bによって取り付けら
れ固定されている。また、ブラケット14は、左右の側
枠16にブラケット取付ネジ14aによって固定され、
左右の梁10aすなわち左右の屋根部10の先端を連結
固定する役目をしている。
【0011】カバー材12は、左右の屋根部10の先端
に形成される空間Wを屋根の上方から覆う役目をしてい
る。本カバー材12の下部にはカバー材の長手方向に形
成された溝12aが設けられており、連結部材頭部15
aが挿入された状態で吊り下がっている。従って、連結
部材15はカバー材12の長手方向に移動自在になって
いる。この連結部材15は、下方から配置されるブラケ
ット14の配置位置に従って適宜移動され位置合わせさ
れた後、ボルト15cの部分を下方からナット15bに
よって締め付け固定される。これにより、ブラケット1
4とカバー材12が固定される。従って、この連結部材
15の装着によって、カバー材12とブラケット14、
そしてブラケット14が取り付けられている左右の屋根
部10が固定連結される。本連結構造によれば、従来の
様にカバー材の固定作業を屋根上面から行う必要がな
く、屋根下側から行うことが出来る。さらに、本連結構
造によれば、従来の様にカバー材上面にカバー材取付ネ
ジの為のネジ穴2bを設ける必要もない。従って、従来
構造で問題となっていたネジ穴2bに起因する雨漏りを
解決することが出来る。
【0012】また、図示された好ましい実施例における
カバー材12には、カバー材12の下面の両側縁から僅
か内側の位置に一対の垂下片12bが設けられている。
この左右の垂下片12bは、左右の屋根部10の側枠1
6とそれぞれ接触する様に、図2に示す様にカバー材1
2の長手方向に沿って形成されている。この垂下片12
bは、カバー材12に下方への力が加わることによる反
りを防ぎ、それによって、カバー材12の接合部12c
と側枠16の隙間から雨水が浸入するのを未然に防止す
る。すなわち、カバー材12は、垂下片12bの位置で
側枠16に支えられるため、カバー材12の垂下片12
b間が下方に多少引っ張られても、カバー材12の接合
部12cと側枠16との間には隙間が発生しないように
なっている。また、カバー材12と側枠16は、連結部
材15によって隙間無く接合されているが、この垂下片
12bを設けることにより、雨水の浸入を二重に防止す
ることも出来る。
【0013】次に、以上に述べた連結構造を用いた車庫
Pの屋根部の施工方法について説明する。合掌屋根の梁
が図5(a)、(b)に示す状態まで組み上られた状態
であるとする。作業者は、図2に示す合掌部Xのカバー
材12の長手方向に沿って所定の間隔を隔ててブラケッ
ト14をブラケット取付ネジ14aで側枠16に固定し
ていく。この状態から、作業者は必要に応じて脚立に上
り、溝12aに予め連結部材15を吊しておいたカバー
材12を、屋根上面から空間Wを覆う様に取り付ける。
この後、作業者は、所定の間隔を隔てて取り付けられた
ブラケット14を、下側から連結部材15のボルト15
cの部分をナット15bによって締め付け固定し、カバ
ー材12とブラケット14を固定する。この固定作業に
よってカバー材12は、屋根部の空間Wを隙間無く覆
い、かつ、ブラケット14、側枠16に完全に固定され
る。この連結部材15でカバー材12とブラケット14
を固定する作業は、屋根部下方から行える為、脚立等に
上る必要は無い。従って、複数の連結部材15をブラケ
ット14に固定する作業も、作業者がカバー材12の長
手方向に沿って地上を歩きながら容易に行うことが出来
る。
【0014】
【発明の効果】以上に説明した様に、本合掌部連結構造
においては、合掌連結部の空間を覆うカバー材と、左右
屋根部の先端に取り付けられた側枠を固定するブラケッ
トを屋根部の下方から連結固定することが出来きて、カ
バー材の固定作業が屋根の下方から行えるので、従来の
カバー取付作業時の様に脚立に上る必要が無い。従っ
て、脚立を移動したり、脚立に上り降りする手間が省
け、作業効率の改善が図れるという効果がある。また、
カバー材上面及び屋根体側枠にネジ穴を設ける必要が無
く、そのためネジ穴からの雨水の浸入が防げるという効
果がある。
【0015】さらに、カバー材の下面内側に、左右の屋
根部の側枠と接触する一対の垂下片を設けることによ
り、カバー材と側枠との間が隙間なく接触させることが
でき、雨水の車庫内への浸入を防げるという効果があ
る。また、垂下片の存在によって、カバー材と側枠との
間が二重にシールされているから雨水の車庫内への浸入
をほぼ完全に防げる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合掌屋根の連結構造の断面図である。
【図2】本発明の合掌屋根の連結部材相互の関係を示す
斜視図である。
【図3】従来の合掌屋根の連結構造の断面図である。
【図4】従来の合掌屋根の連結部材相互の関係を示す斜
視図である。
【図5】(a)及び(b)は、合掌屋根を持つ車庫の構
造を示す側面図及び平面図である。
【符号の説明】
10 屋根部 10a 梁 12 カバー材 12b 垂下片 14 ブラケット 15 連結部材 16 側枠 30 柱 P 車庫 W 屋根部の空間 X 合掌部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車スペースの両側に沿って所定の間
    隔で立設された柱に片持ち状に支持された左右の屋根部
    の先端同志を連結する下記の要件を備えたことを特徴と
    する合掌屋根を持つ車庫の合掌部連結構造。 (イ)長尺のカバー材は、左右の屋根部の先端同志の間
    に形成された空間を屋根の上方から完全に覆ってなる。 (ロ)複数の短尺のブラケットは、左右の屋根部の先端
    にそれぞれ取り付けられた側枠に固定されると共に、カ
    バー材の下方に且つその長手方向に所定の間隔を隔てて
    配置されてなる。 (ハ)複数の連結手段は、屋根部の下方から上記長尺の
    カバー材と各ブラケットとを連結可能とされてなる。
  2. 【請求項2】 長尺のカバー材の下面の両側縁から僅か
    内側の位置に、左右の屋根部の側枠とそれぞれ接触する
    一対の垂下片が形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の合掌屋根を持つ車庫の合掌部連結構造。
JP21677395A 1995-08-02 1995-08-02 合掌屋根を持つ車庫の合掌部連結構造 Pending JPH0941690A (ja)

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JP21677395A JPH0941690A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 合掌屋根を持つ車庫の合掌部連結構造

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JPH0941690A true JPH0941690A (ja) 1997-02-10

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JP21677395A Pending JPH0941690A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 合掌屋根を持つ車庫の合掌部連結構造

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JP (1) JPH0941690A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019007208A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 株式会社Lixil 屋根体の連結構造及びその施工方法
US10413702B2 (en) 2011-10-21 2019-09-17 Boston Scientific Scimed, Inc. Locking catheter hub

Cited By (2)

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US10413702B2 (en) 2011-10-21 2019-09-17 Boston Scientific Scimed, Inc. Locking catheter hub
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