JP2002138631A - テラス屋根における妻パネルの取付構造 - Google Patents

テラス屋根における妻パネルの取付構造

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JP2002138631A JP2000338113A JP2000338113A JP2002138631A JP 2002138631 A JP2002138631 A JP 2002138631A JP 2000338113 A JP2000338113 A JP 2000338113A JP 2000338113 A JP2000338113 A JP 2000338113A JP 2002138631 A JP2002138631 A JP 2002138631A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取付作業が容易なテラス屋根における妻パネル
2の取付構造 【解決手段】テラス屋根本体1の側枠7に設けたクリッ
プ32に、上記側枠7の外側面に沿って上方に突出する
係合片32bを形成し、テラス屋根本体1の側面に配置
される妻パネル材23の上端を嵌合する上枠24の内側
面から下方に突出する脚縁30を形成するとともに、こ
の脚縁30を上記側枠7の外側面とクリップ32の係合
片32bとの間に嵌入して取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテラス屋根の側面側
に配設される妻パネルの取付構造に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、テラス屋根は建物躯体の外壁に固
定した垂木掛けと、上記外壁から離れた位置に支柱によ
って支持された前枠と、垂木掛けと前枠とに一定の間隔
で掛け渡された垂木及び両端の側枠とによって形成され
た方形の枠部内に屋根材を取り付けることによって構成
されているが、見栄えをよくしたり、側部からの風雨の
吹き込みを緩和したりするため、テラス屋根の側面側に
妻パネルを取り付けることがある。
【0003】この場合、従来は例えば特開平5ー202
592号公報に示されるように、妻パネル材の前端に取
り付けられた部品は前枠の端部に結合し、また妻パネル
材の上部に取り付けられた上枠はテラス屋根の側枠を兼
用するように構成したものが知られている。つまり、妻
パネルはテラス屋根の一部品として構成され、テラス屋
根本体と一体的に組み立てられていた。
【0004】また、別の例として、図11に示されるよ
うに、テラス屋根が完成した後に妻パネルが必要となっ
た場合、妻パネル材の周囲を枠組みして完成させた妻パ
ネル40を、テラス屋根41の側面側下部に後付けする
方法も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テラス
屋根本体と一体的に組み立てられる妻パネルは、テラス
屋根本体の施工前にその取付けの要否を決めなければな
らず、テラス屋根の施工完了後では、もはや妻パネルの
取り付けはできなかった。
【0006】また、後付け方式においては、完成した妻
パネルは重量があり、取り付け作業時は下から支えてい
なければならないので、一人の作業者だけでは取り付け
作業を行なうことができないため、コストが高くなると
いう問題があった。
【0007】本発明は上記問題点を解消し、取付作業が
容易なテラス屋根における妻パネルの取付構造を提供す
ることをその課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係るテラス屋根における妻パネルの取付構
造は、テラス屋根本体の側枠に設けたクリップに、上記
側枠の外側面に沿って上方に突出する係合片を形成し、
テラス屋根本体の側面に配置される妻パネル材の上端を
嵌合する上枠の内側から下方に脚縁を延出形成するとと
もに、この脚縁を上記側枠の外側面とクリップの係合片
との間に嵌入して取り付けることを特徴とする。
【0009】なお、前記上枠の内側には、テラス屋根本
体の側枠の上面と重なる張り出し縁を形成するのが好ま
しい。
【0010】また、前記妻パネル材の建物躯体側の端部
に取り付けられる縦枠の全長に沿ってシール材を設ける
のが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るテラス屋根の
正面図、図2はその側面図である。同図において符号1
はテラス屋根本体を示す。このテラス屋根本体1の側面
側には妻パネル2が取り付けられている。
【0012】テラス屋根本体1は、図3及び図4に示さ
れるように、主に建物躯体の外壁Aに固定した垂木掛け
3と、上記外壁Aから離れた位置に支柱4によって支持
された前枠5と、垂木掛け3と前枠5とに一定の間隔で
掛け渡された垂木6及び両端の側枠7とによって形成さ
れた方形の枠部内に屋根材9を取り付けることによって
構成され、さらに垂木6間及び垂木6と側枠7との間に
は中骨8が取り付けられている。
【0013】垂木掛け3には、屋根材9の嵌合溝10と
垂木6及び側枠7の端部の嵌合部11が形成されてい
る。
【0014】前枠5は中空部12の前部に樋部13を、
中空部12の上部には屋根材9の嵌合溝14を、また中
空部12の後部には垂木6及び側枠7の端部の受け部1
5を設けたものであり、両端にはキャップを兼ねるブラ
ケット16が固定されている。
【0015】図4及び図6に示すように、垂木6は中空
部17の上部にカバー材18を着脱可能に設けたもの
で、両側に屋根材9の端部を支持し、その上からカバー
材18で押圧固定するように形成されている。
【0016】同様に、側枠7も中空部19の上部にカバ
ー材18を着脱可能に設けるとともに、内側に屋根材9
の端部を支持する段部20を備えたもので、この段部2
0に屋根材9の端部を支持し、その上からカバー材18
で押圧固定するように形成されている。
【0017】屋根材9はアクリル樹脂、ポリカーボネー
ト等から構成すればよく、その前後端部はそれぞれ前枠
5と垂木掛け3の内側に形成された嵌合溝14と嵌合溝
10に嵌合され、左右両側端は垂木6又は側枠7とカバ
ー材18との間に挟持されている。また、屋根材9の後
端及び両側はモヘア21及びビード材22を介して取り
付けられている。
【0018】上記構成のテラス屋根本体1は、垂木掛け
3と前枠5は側枠7の外側面よりも突出しているが、そ
れ自体として完成している。そして、必要に応じて上記
テラス屋根本体1の側面部に妻パネル2を取り付けるこ
とができるようになっている。
【0019】妻パネル2は、図2〜図5に示すように、
屋根材9と同じ材料から成る妻パネル材23の上下端と
前後端を、妻パネル材23の外形に応じて枠組みされた
上枠24、下枠25及び前後部縦枠26、27の内側に
取り付けられている。
【0020】上枠24は断面略コ字形の嵌合溝31の内
側から側方に張り出し縁28を形成したもので、嵌合溝
31の内側にはモヘア21が対設され、その間に妻パネ
ル材23の上端が嵌合されている。また、上枠24の内
側からは脚縁30が下方に延出形成されている。
【0021】下枠25は幅広の中空材として形成され、
その外側上面には嵌合溝31が形成され、この嵌合溝3
1にはグレージングチャンネル29を介して妻パネル材
23の下端が嵌合している。
【0022】前後の縦枠26、27も上記上枠24とほ
ぼ同幅の中空材で、内側には嵌合溝31が形成され、こ
の嵌合溝31にはグレージングチャンネル21を介して
妻パネル材23の前後端が嵌合している。
【0023】なお、妻パネル2の後部上端には垂木掛け
3の端部を受け入れる切欠き34が形成されている。
【0024】上記構成の妻パネル2をテラス屋根本体1
に取り付けるにあたっては、まず図4に示すようにテラ
ス屋根本体1の側枠7の外側にクリップ32を固定す
る。クリップ32は図7に示されるように、固定片32
aと係合片32bとを略L字形に形成した金属の部材
で、テラス屋根本体1の側枠7の下面に沿って複数個が
配置され、各固定片32aが側枠7の下面にネジ止め固
定されている。係合片32bはややS字形に形成され、
側枠7の外側面に沿って上方に突出する。また、後部縦
枠27の後面にはその全長に沿ってシール材33を固定
する。
【0025】次に、上記妻パネル2を持ち上げてテラス
屋根本体1の側面側に移動し、その前部縦枠を前枠5の
端部内側にパッキン(図示せず)を介して当て、図8及
び図9に示すように、妻パネル2の上枠24をテラス屋
根本体1の側枠7の外側面に沿って降ろし、上枠24の
内側の脚縁30を側枠7の外側面とクリップ32の係合
片32bとの間に嵌入する。そして、上枠24の張り出
し縁28は図4のように側枠7の上に重なる。これによ
り、妻パネル2は仮固定される。クリップ7の係合片3
2bはS字形に形成され、先端は斜め外側に突出してい
るので、妻パネル2を降ろせば脚縁30は自然に係合片
32の内側に導入される。したがって、妻パネル2の取
り付け作業は非常に容易である。
【0026】その後、適宜必要な部位、例えば図3、図
5及び図10に示されるように、下枠25の後端と建物
躯体の外壁A及び下枠25と前枠5とをそれぞれL字形
のブラケット35、36を介して連結固定すればよい。
なお、後部縦枠27と建物躯体の外壁Aとの間はシール
材33によってシールされる。
【0027】上述の取付構造によれば、妻パネル2の取
り付けにあたり、妻パネル2を下から支えておく作業を
必要としないから、その取付作業は一人でも簡単に行な
うことができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、妻パネル
の取り付けにあたり、上枠の脚縁をテラス屋根を構成す
る側枠の外側面とクリップの係合片との間に嵌入するこ
とにより、妻パネルはそのまま側枠に保持され、下から
支えておく必要がない。後は適宜必要な箇所をネジ等で
固定すればよい。したがって、その取付作業は一人でも
簡単に行なうことができる。
【0029】請求項2に係る発明によれば、妻パネル材
の上部に取り付けられる上枠の内側の張り出し縁はテラ
ス屋根本体の側枠の上面と重なるので、妻パネルは張り
出し縁によっても側枠に支持されるとともに、上枠と側
枠との間から雨水が浸入することを有効に防止すること
ができる。
【0030】請求項3に係る発明によれば、妻パネル材
の縦枠の全長に沿って設けられたシール材によって上記
縦枠と建物躯体の外壁とは施工と同時にシールされ、別
途湿式のシーリング処理を施す必要がないので、作業が
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテラス屋根の正面図
【図2】上記テラス屋根の側面図
【図3】図1のXーX線上の拡大断面図
【図4】図3のAーA線上の断面図
【図5】図3のBーB線上の断面図
【図6】テラス屋根本体の要部の斜視図
【図7】クリップの斜視図
【図8】妻パネルの取付態様説明図
【図9】妻パネルの取付態様説明図
【図10】妻パネルと前枠との固定態様説明図
【図11】従来の妻パネルの取付態様の一例を示す斜視
【符号の説明】
1 テラス屋根本体 7 側枠 24 上枠 28 張り出し縁 30 脚縁 32 クリップ 32b 係合片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テラス屋根本体の側枠に設けたクリップ
    に、上記側枠の外側面に沿って上方に突出する係合片を
    形成し、テラス屋根本体の側面に配置される妻パネル材
    の上端を嵌合する上枠の内側から下方に脚縁を延出形成
    するとともに、この脚縁を上記側枠の外側面とクリップ
    の係合片との間に嵌入して取り付けることを特徴とする
    テラス屋根における妻パネルの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記上枠の内側には、テラス屋根本体の
    側枠の上面と重なる張り出し縁を形成した、請求項1記
    載のテラス屋根における妻パネルの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記妻パネル材の建物躯体側の端部に取
    り付けられる縦枠の全長に沿って、シール材が設けられ
    ている、請求項1又は2に記載のテラス屋根における妻
    パネルの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009270406A (ja) * 2008-04-11 2009-11-19 Sankyo Tateyama Aluminium Inc 簡易建物、簡易建物の組立方法

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