JP2000282635A - 屋根パネルの取付構造 - Google Patents
屋根パネルの取付構造Info
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- JP2000282635A JP2000282635A JP11085572A JP8557299A JP2000282635A JP 2000282635 A JP2000282635 A JP 2000282635A JP 11085572 A JP11085572 A JP 11085572A JP 8557299 A JP8557299 A JP 8557299A JP 2000282635 A JP2000282635 A JP 2000282635A
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- roof panel
- decorative cover
- locking
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構成部材の削減を図ると共に、取付作業を容
易にし、また、美観の向上を図れるようにすること。 【解決手段】 躯体1側に固定される樋状の取付部材3
0と、屋根パネル10の辺部に固定される係止部材20
とを連結し、取付部材30と係止部材20の連結部の下
部側を目隠しすべく取付部材30の下面に化粧カバー部
材50を装着する。これにより、取付部材30が樋を兼
用するので、構成部材の削減が図れると共に、取付作業
を容易にすることができる。また、屋根パネル10と取
付部材30の連結部(目地部)を化粧カバー部材50に
て目隠しすることができるので、美観の向上が図れる。
易にし、また、美観の向上を図れるようにすること。 【解決手段】 躯体1側に固定される樋状の取付部材3
0と、屋根パネル10の辺部に固定される係止部材20
とを連結し、取付部材30と係止部材20の連結部の下
部側を目隠しすべく取付部材30の下面に化粧カバー部
材50を装着する。これにより、取付部材30が樋を兼
用するので、構成部材の削減が図れると共に、取付作業
を容易にすることができる。また、屋根パネル10と取
付部材30の連結部(目地部)を化粧カバー部材50に
て目隠しすることができるので、美観の向上が図れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋根パネルの取
付構造に関するもので、更に詳細には、例えば庇等の屋
根パネルの取付構造に関するものである。
付構造に関するもので、更に詳細には、例えば庇等の屋
根パネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、一対の表面板間に、中空状のコ
ア材を介在し、例えばろう付あるいは接着等により一体
成形してなるアルミニウム製のサンドイッチパネルが知
られている。このアルミニウム製サンドイッチパネル
は、軽量かつ耐食性に富むことから、屋根材や壁材等の
外壁材として広く使用されている。
ア材を介在し、例えばろう付あるいは接着等により一体
成形してなるアルミニウム製のサンドイッチパネルが知
られている。このアルミニウム製サンドイッチパネル
は、軽量かつ耐食性に富むことから、屋根材や壁材等の
外壁材として広く使用されている。
【0003】このサンドイッチパネルを屋根材例えば庇
として使用する場合は、例えば図7に示すように、屋根
パネル10の一端部と躯体1の取付面に固定されるアン
グル状の固定金具2をもって取り付けられる。この場
合、固定金具2は、ピース状部材にて形成されており、
一方の垂直片2aは固定ボルト3を持って躯体1に固定
され、他方の水平片2bは屋根パネル10の端部上面に
連結ボルト4をもって連結されている。また、屋根パネ
ル10と躯体1との隙間には樋部材5が配設されて、雨
仕舞が施されている。この場合、樋部材5は図示しない
固定ネジあるいはリベット等によって例えば屋根パネル
10に固定され、躯体1との隙間にはコーキング剤6が
充填されている。
として使用する場合は、例えば図7に示すように、屋根
パネル10の一端部と躯体1の取付面に固定されるアン
グル状の固定金具2をもって取り付けられる。この場
合、固定金具2は、ピース状部材にて形成されており、
一方の垂直片2aは固定ボルト3を持って躯体1に固定
され、他方の水平片2bは屋根パネル10の端部上面に
連結ボルト4をもって連結されている。また、屋根パネ
ル10と躯体1との隙間には樋部材5が配設されて、雨
仕舞が施されている。この場合、樋部材5は図示しない
固定ネジあるいはリベット等によって例えば屋根パネル
10に固定され、躯体1との隙間にはコーキング剤6が
充填されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
屋根パネルの取付構造においては、固定金具2をもって
屋根パネル10を取り付ける他に、樋部材5を屋根パネ
ル10あるいは躯体1に取り付けなければならないた
め、取付作業に多くの時間と労力を必要とするという問
題があった。また、複数のピース状の固定金具2と樋部
材5が必要なため、構成部材が多くなると共に、在庫管
理面においても面倒であった。更には、上部には連結ボ
ルト4が露出し、下部では屋根パネル10と樋部材5と
の目地部が露出するため、美観が損なわれるという問題
もあった。
屋根パネルの取付構造においては、固定金具2をもって
屋根パネル10を取り付ける他に、樋部材5を屋根パネ
ル10あるいは躯体1に取り付けなければならないた
め、取付作業に多くの時間と労力を必要とするという問
題があった。また、複数のピース状の固定金具2と樋部
材5が必要なため、構成部材が多くなると共に、在庫管
理面においても面倒であった。更には、上部には連結ボ
ルト4が露出し、下部では屋根パネル10と樋部材5と
の目地部が露出するため、美観が損なわれるという問題
もあった。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、構成部材の削減を図ると共に、取付作業を容易に
し、また、美観の向上を図れるようにした屋根パネルの
取付構造を提供することを目的とするものである。
で、構成部材の削減を図ると共に、取付作業を容易に
し、また、美観の向上を図れるようにした屋根パネルの
取付構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、躯体側に固定される樋状の取付部材
と、屋根パネルの辺部に固定される係止部材とを連結
し、上記取付部材と係止部材の連結部の下部側を目隠し
すべく取付部材の下面に化粧カバー部材を装着してな
る、ことを特徴とするものである(請求項1)。
に、この発明は、躯体側に固定される樋状の取付部材
と、屋根パネルの辺部に固定される係止部材とを連結
し、上記取付部材と係止部材の連結部の下部側を目隠し
すべく取付部材の下面に化粧カバー部材を装着してな
る、ことを特徴とするものである(請求項1)。
【0007】この発明において、上記取付部材は、突出
側における上部に設けられる支持部と、下部に設けられ
る取付部とを具備し、上記係止部材は、上記支持部に載
置される係合部と、連結部材をもって上記取付部に連結
される連結部とを具備する方が好ましい(請求項2)。
この場合、上記取付部材の取付部と、係止部材の連結部
の対向する面のいずれか一方に凹条を設けると共に、他
方にはこの凹条に係合する凸条を設ける方が好ましい
(請求項3)。なおこの場合、凹条を拡開テーパ状に、
凸条を狭小テーパ状に形成する方が更に好ましい。
側における上部に設けられる支持部と、下部に設けられ
る取付部とを具備し、上記係止部材は、上記支持部に載
置される係合部と、連結部材をもって上記取付部に連結
される連結部とを具備する方が好ましい(請求項2)。
この場合、上記取付部材の取付部と、係止部材の連結部
の対向する面のいずれか一方に凹条を設けると共に、他
方にはこの凹条に係合する凸条を設ける方が好ましい
(請求項3)。なおこの場合、凹条を拡開テーパ状に、
凸条を狭小テーパ状に形成する方が更に好ましい。
【0008】また、上記取付部材の下面に、下方に開口
する狭隘状の取付溝を設け、化粧カバー部材には、上記
取付溝の開口部に弾性力を付勢して係合する一対の係止
爪を設ける方が好ましい(請求項4)。この場合、上記
化粧カバー部材の係止爪を長手方向に連続して起立する
と共に、化粧カバー部材の端部に、起立壁を沿設する方
が好ましい(請求項5)。
する狭隘状の取付溝を設け、化粧カバー部材には、上記
取付溝の開口部に弾性力を付勢して係合する一対の係止
爪を設ける方が好ましい(請求項4)。この場合、上記
化粧カバー部材の係止爪を長手方向に連続して起立する
と共に、化粧カバー部材の端部に、起立壁を沿設する方
が好ましい(請求項5)。
【0009】請求項1記載の発明によれば、躯体側に固
定される樋状の取付部材と、屋根パネルの辺部に固定さ
れる係止部材とを連結するので、屋根パネルの取付と同
時に雨仕舞を施すことができる。したがって、構成部材
の削減が図れると共に、取付作業を容易にし、かつ、在
庫管理を容易にすることができる。また、取付部材と係
止部材の連結部の下部側を目隠しすべく取付部材の下面
に化粧カバー部材を装着してなるので、屋根パネルと躯
体との連結部を外部から目隠しすることができる。
定される樋状の取付部材と、屋根パネルの辺部に固定さ
れる係止部材とを連結するので、屋根パネルの取付と同
時に雨仕舞を施すことができる。したがって、構成部材
の削減が図れると共に、取付作業を容易にし、かつ、在
庫管理を容易にすることができる。また、取付部材と係
止部材の連結部の下部側を目隠しすべく取付部材の下面
に化粧カバー部材を装着してなるので、屋根パネルと躯
体との連結部を外部から目隠しすることができる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、取付部材
に、突出側における上部に設けられる支持部と、下部に
設けられる取付部とを設け、係止部材に、支持部に載置
される係合部と、連結部材をもって取付部に連結される
連結部とを設けるので、取付部材と係止部材を2箇所で
係合させて連結るすることができる。
に、突出側における上部に設けられる支持部と、下部に
設けられる取付部とを設け、係止部材に、支持部に載置
される係合部と、連結部材をもって取付部に連結される
連結部とを設けるので、取付部材と係止部材を2箇所で
係合させて連結るすることができる。
【0011】請求項3記載の発明によれば、取付部材の
取付部と、係止部材の連結部の対向する面のいずれか一
方に凹条を設けると共に、他方にはこの凹条に係合する
凸条を設けるので、取付部材と係止部材との取付すなわ
ち取付部材と屋根パネルとの取付を容易かつ強固にする
ことができる。
取付部と、係止部材の連結部の対向する面のいずれか一
方に凹条を設けると共に、他方にはこの凹条に係合する
凸条を設けるので、取付部材と係止部材との取付すなわ
ち取付部材と屋根パネルとの取付を容易かつ強固にする
ことができる。
【0012】請求項4記載の発明によれば、取付部材の
下面に、下方に開口する狭隘状の取付溝を設け、化粧カ
バー部材には、取付溝の開口部に弾性力を付勢して係合
する一対の係止爪を設けるので、化粧カバー部材の取付
を容易かつ強固にすることができる。
下面に、下方に開口する狭隘状の取付溝を設け、化粧カ
バー部材には、取付溝の開口部に弾性力を付勢して係合
する一対の係止爪を設けるので、化粧カバー部材の取付
を容易かつ強固にすることができる。
【0013】請求項5記載の発明によれば、化粧カバー
部材の係止爪を長手方向に連続して起立すると共に、化
粧カバー部材の端部に、起立壁を沿設するので、化粧カ
バー部材に二次樋の機能を持たせることができる。
部材の係止爪を長手方向に連続して起立すると共に、化
粧カバー部材の端部に、起立壁を沿設するので、化粧カ
バー部材に二次樋の機能を持たせることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の屋根パネルの
取付構造の実施形態について、添付図面に基づいて詳細
に説明する。ここでは、従来の屋根パネルの取付構造と
同じ部分には同一符号を付して説明する。
取付構造の実施形態について、添付図面に基づいて詳細
に説明する。ここでは、従来の屋根パネルの取付構造と
同じ部分には同一符号を付して説明する。
【0015】図1はこの発明の取付構造を有する屋根パ
ネルの取付状態を示す概略平面図、図2は図1の正面
図、図3は図1の側面図、図4は屋根パネルの取付部の
要部を示す平面図、図5は屋根パネルの取付部の要部を
示す断面図である。
ネルの取付状態を示す概略平面図、図2は図1の正面
図、図3は図1の側面図、図4は屋根パネルの取付部の
要部を示す平面図、図5は屋根パネルの取付部の要部を
示す断面図である。
【0016】上記屋根パネル10は、一対のアルミニウ
ム製表面板11と、これら表面板11間に介在される複
数の例えば円筒状のアルミニウム製コア材12と、表面
板11の辺部に装着されるアルミニウム製の例えば押出
形材にて形成される略L字状の枠部材13とをろう付あ
るいは接着により一体に形成されている。なお、枠部材
13は、屋根パネル10の一方の表面板11(図面にお
ける上部)の上面にブラインドリベット17によって固
定される水平片13aと、屋根パネル10の端面を覆う
垂直片13bとで構成されており、垂直片13bと他方
の表面板11(図面における下部)との間にシール剤1
4が充填されている。
ム製表面板11と、これら表面板11間に介在される複
数の例えば円筒状のアルミニウム製コア材12と、表面
板11の辺部に装着されるアルミニウム製の例えば押出
形材にて形成される略L字状の枠部材13とをろう付あ
るいは接着により一体に形成されている。なお、枠部材
13は、屋根パネル10の一方の表面板11(図面にお
ける上部)の上面にブラインドリベット17によって固
定される水平片13aと、屋根パネル10の端面を覆う
垂直片13bとで構成されており、垂直片13bと他方
の表面板11(図面における下部)との間にシール剤1
4が充填されている。
【0017】このように形成される屋根パネル10を躯
体1に取り付けて庇として使用するには、図1ないし図
3に示すように、躯体1に一端が取り付けられるブレー
ス部材15の他端に屋根パネル10の先端側上部を固定
すると共に、屋根パネル10の基端部を、屋根パネル1
0の辺部に固定される係止部材20と、躯体1に固定さ
れる取付部材30とをもって取り付ける。また、屋根パ
ネル10と取付部材30の連結部(目地部)を目隠しす
べく取付部材30の下面に化粧カバー部材50を装着す
る。この場合、1枚の屋根パネル10は、先端に向かっ
て離反する2本のブレース部材15によって支持され
て、屋根パネル10の先端部が必要以上に下方に傾くの
を防止している。なお、隣接する屋根パネル10の辺部
には、図6に示すように、枠部材13の外側面に突設さ
れた鉤状の係止片13cにそれぞれ嵌着される合成ゴム
製のジョイントガスケット16が取り付けられており、
両ジョイントガスケット16に設けられたフィン16a
を互いに交差させることで、シール性が維持されてい
る。
体1に取り付けて庇として使用するには、図1ないし図
3に示すように、躯体1に一端が取り付けられるブレー
ス部材15の他端に屋根パネル10の先端側上部を固定
すると共に、屋根パネル10の基端部を、屋根パネル1
0の辺部に固定される係止部材20と、躯体1に固定さ
れる取付部材30とをもって取り付ける。また、屋根パ
ネル10と取付部材30の連結部(目地部)を目隠しす
べく取付部材30の下面に化粧カバー部材50を装着す
る。この場合、1枚の屋根パネル10は、先端に向かっ
て離反する2本のブレース部材15によって支持され
て、屋根パネル10の先端部が必要以上に下方に傾くの
を防止している。なお、隣接する屋根パネル10の辺部
には、図6に示すように、枠部材13の外側面に突設さ
れた鉤状の係止片13cにそれぞれ嵌着される合成ゴム
製のジョイントガスケット16が取り付けられており、
両ジョイントガスケット16に設けられたフィン16a
を互いに交差させることで、シール性が維持されてい
る。
【0018】また、上記取付部材30は、樋を兼用すべ
くアルミニウム製の例えば押出形材にて形成されてい
る。この取付部材30は、図5に示すように、躯体1に
取り付けられる垂直片31と、この垂直片31の下端か
ら水平に延びる水平片32と、水平片32の先端側の上
面から先端に向かって傾斜状に起立する傾斜片33とか
らなる略L字状に形成されている。また、この取付部材
30の傾斜片33の上端には内方側にカールされた支持
部34が設けられており、水平片32の突出側の先端に
は、水平片32から略直角状に垂下すると共に、拡開テ
ーパ状の凹条35を有する取付部36が設けられてい
る。また、取付部材30の水平片32の下面には、下方
に向かって開口する狭隘状の取付溝部37が長手方向に
沿って設けられている。なお、垂直片31の上端には、
斜め上方に向かって開口する狭隘溝部38が設けられて
おり、この狭隘溝部38に合成ゴム製のフラッシング4
0が嵌着されて、雨水等を取付部材30内に案内するよ
うになっている。
くアルミニウム製の例えば押出形材にて形成されてい
る。この取付部材30は、図5に示すように、躯体1に
取り付けられる垂直片31と、この垂直片31の下端か
ら水平に延びる水平片32と、水平片32の先端側の上
面から先端に向かって傾斜状に起立する傾斜片33とか
らなる略L字状に形成されている。また、この取付部材
30の傾斜片33の上端には内方側にカールされた支持
部34が設けられており、水平片32の突出側の先端に
は、水平片32から略直角状に垂下すると共に、拡開テ
ーパ状の凹条35を有する取付部36が設けられてい
る。また、取付部材30の水平片32の下面には、下方
に向かって開口する狭隘状の取付溝部37が長手方向に
沿って設けられている。なお、垂直片31の上端には、
斜め上方に向かって開口する狭隘溝部38が設けられて
おり、この狭隘溝部38に合成ゴム製のフラッシング4
0が嵌着されて、雨水等を取付部材30内に案内するよ
うになっている。
【0019】上記係止部材20は、アルミニウム製の例
えば押出形材にて形成されており、図5に示すように、
屋根パネル10の枠部材13に設けられた鉤状の係止片
13cと係合する係合片21を有する垂直片22と、屋
根パネル10の端部下面に固定される水平片23とから
なる略L字状に形成されている。また、この係止部材2
0は、垂直片22の上端から外方に向かって逆L字状に
折曲される先端が楔状に隆起する係合部24を具備し、
垂直片22の下端に、連結部25が垂下されている。こ
の連結部25には、上記取付部材30に設けられた取付
部36の拡開テーパ状の凹条35と係合する狭小テーパ
状の凸条26が設けられている。このように、取付部材
30の取付部36に拡開テーパ状の凹条35を設け、係
止部材20の連結部25に狭小テーパ状の凸条26を設
けることにより、取付部材30の取付部36と係止部材
20の連結部25との係合を容易かつ確実にすることが
できる。
えば押出形材にて形成されており、図5に示すように、
屋根パネル10の枠部材13に設けられた鉤状の係止片
13cと係合する係合片21を有する垂直片22と、屋
根パネル10の端部下面に固定される水平片23とから
なる略L字状に形成されている。また、この係止部材2
0は、垂直片22の上端から外方に向かって逆L字状に
折曲される先端が楔状に隆起する係合部24を具備し、
垂直片22の下端に、連結部25が垂下されている。こ
の連結部25には、上記取付部材30に設けられた取付
部36の拡開テーパ状の凹条35と係合する狭小テーパ
状の凸条26が設けられている。このように、取付部材
30の取付部36に拡開テーパ状の凹条35を設け、係
止部材20の連結部25に狭小テーパ状の凸条26を設
けることにより、取付部材30の取付部36と係止部材
20の連結部25との係合を容易かつ確実にすることが
できる。
【0020】なお、ここでは、取付部材30の取付部3
6に拡開テーパ状の凹条35を設け、係止部材20の連
結部25には狭小テーパ状の凸条26を設ける場合につ
いて説明したが、凹条35と凸条26を逆にしてもよ
い。すなわち、取付部材30の取付部36に狭小テーパ
状の凸条26を設け、係止部材20の連結部25には拡
開テーパ状の凹条35を設けて、これら凸条26と凹条
35を係合可能にしてもよい。
6に拡開テーパ状の凹条35を設け、係止部材20の連
結部25には狭小テーパ状の凸条26を設ける場合につ
いて説明したが、凹条35と凸条26を逆にしてもよ
い。すなわち、取付部材30の取付部36に狭小テーパ
状の凸条26を設け、係止部材20の連結部25には拡
開テーパ状の凹条35を設けて、これら凸条26と凹条
35を係合可能にしてもよい。
【0021】上記のように形成される係止部材20は、
垂直片22の係合片21を屋根パネル10の枠部材13
の係止片13cに係合させると共に、固定ネジ41をも
って固定し、かつ、ブラインドリベット42をもって水
平片cを屋根パネル10に固定することによって、予め
屋根パネル10に固定されている。なお、屋根パネル1
0の枠部材13と係止部材20との隙間には、シール剤
43が充填されている。この係止部材20の係合部24
を取付部材30の支持部34に載置して係合すると共
に、連結部25の凸条26を、取付部材30の取付部3
6に設けられた凹条35に係合し、連結部25と取付部
36を連結部材例えば連結ネジ44をもって連結するこ
とによって、屋根パネル10を躯体1に取り付けること
ができるようになっている。したがって、屋根パネル1
0と取付部材30とは、2箇所が係合した状態で連結さ
れるので、取付を強固にすることができる。
垂直片22の係合片21を屋根パネル10の枠部材13
の係止片13cに係合させると共に、固定ネジ41をも
って固定し、かつ、ブラインドリベット42をもって水
平片cを屋根パネル10に固定することによって、予め
屋根パネル10に固定されている。なお、屋根パネル1
0の枠部材13と係止部材20との隙間には、シール剤
43が充填されている。この係止部材20の係合部24
を取付部材30の支持部34に載置して係合すると共
に、連結部25の凸条26を、取付部材30の取付部3
6に設けられた凹条35に係合し、連結部25と取付部
36を連結部材例えば連結ネジ44をもって連結するこ
とによって、屋根パネル10を躯体1に取り付けること
ができるようになっている。したがって、屋根パネル1
0と取付部材30とは、2箇所が係合した状態で連結さ
れるので、取付を強固にすることができる。
【0022】一方、上記化粧カバー部材50は、アルミ
ニウム製の例えば押出形材にて形成されており、一端側
の上面には、先端に楔状膨隆部51を有する一対の係止
爪52が長手通し状に起立されている。この係止爪52
は、上記取付部材30に設けられた取付溝部37の狭隘
開口部に弾性力を付勢して係合するようになっている。
また、上記係止部材20の水平片23より屋根パネル1
0の内方側に延びる先端部に起立壁53が沿設されて、
この化粧カバー部材50が二次樋として機能し得るよう
になっている。なお、化粧カバー部材50の長手方向の
端部には排水穴54が穿設されており、この排水穴54
を介して化粧カバー部材50上に受け止められた雨水等
を外部に排水し得るようになっている。
ニウム製の例えば押出形材にて形成されており、一端側
の上面には、先端に楔状膨隆部51を有する一対の係止
爪52が長手通し状に起立されている。この係止爪52
は、上記取付部材30に設けられた取付溝部37の狭隘
開口部に弾性力を付勢して係合するようになっている。
また、上記係止部材20の水平片23より屋根パネル1
0の内方側に延びる先端部に起立壁53が沿設されて、
この化粧カバー部材50が二次樋として機能し得るよう
になっている。なお、化粧カバー部材50の長手方向の
端部には排水穴54が穿設されており、この排水穴54
を介して化粧カバー部材50上に受け止められた雨水等
を外部に排水し得るようになっている。
【0023】次に、屋根パネル10の取付手順について
説明する。なお、予め、工場等において、屋根パネル1
0の躯体1への取付側辺部の枠部材13に固定ネジ41
及びブラインドリベット42をもって予め係止部材20
を固定しておく。そして、現場において、まず、取付部
材30の垂直片31をスペーサ45を介して固定ボルト
46(アンカーボルト)をもって固定する。次に、屋根
パネル10に予め固定された係止部材20の係合部24
を取付部材30の支持部34に載置して係合すると共
に、連結部25の凸条26を、取付部材30の取付部3
6に設けられた凹条35に係合し、連結部25と取付部
36を連結部材例えば連結ネジ44をもって連結する。
説明する。なお、予め、工場等において、屋根パネル1
0の躯体1への取付側辺部の枠部材13に固定ネジ41
及びブラインドリベット42をもって予め係止部材20
を固定しておく。そして、現場において、まず、取付部
材30の垂直片31をスペーサ45を介して固定ボルト
46(アンカーボルト)をもって固定する。次に、屋根
パネル10に予め固定された係止部材20の係合部24
を取付部材30の支持部34に載置して係合すると共
に、連結部25の凸条26を、取付部材30の取付部3
6に設けられた凹条35に係合し、連結部25と取付部
36を連結部材例えば連結ネジ44をもって連結する。
【0024】取付部材30と屋根パネル10を連結した
後、取付部材30の下方から化粧カバー部材50の係止
爪52を取付部材30の取付溝部37の狭隘開口部に弾
性力を付勢して係合させて、化粧カバー部材50を取り
付ける。これにより、屋根パネル10と取付部材30の
連結部(目地部)を外部から目隠しする。
後、取付部材30の下方から化粧カバー部材50の係止
爪52を取付部材30の取付溝部37の狭隘開口部に弾
性力を付勢して係合させて、化粧カバー部材50を取り
付ける。これにより、屋根パネル10と取付部材30の
連結部(目地部)を外部から目隠しする。
【0025】なお、取付部材30と躯体1との隙間には
シール剤47が充填される。また、取付部材30と係止
部材20の連結部及びこれら取付部材30と係止部材2
0の長手方向の端部接合部にもそれぞれシール剤48が
充填されて、シール性の向上が図られている。なお、屋
根パネル10の先端側上部は、上述した2本のブレース
部材15を介して躯体1側に引っ張られた状態に固定さ
れている。
シール剤47が充填される。また、取付部材30と係止
部材20の連結部及びこれら取付部材30と係止部材2
0の長手方向の端部接合部にもそれぞれシール剤48が
充填されて、シール性の向上が図られている。なお、屋
根パネル10の先端側上部は、上述した2本のブレース
部材15を介して躯体1側に引っ張られた状態に固定さ
れている。
【0026】上記のようにして、躯体1に屋根パネル1
0を取り付けることにより、庇を形成することができ
る。また、取付部材30が樋状に形成されているので、
従来の屋根パネルの取付構造のように、別途に樋部材を
取り付ける必要がなく、簡単に雨仕舞を構成することが
できる。また、屋根パネル10と取付部材30の連結部
(目地部)を化粧カバー部材50にて目隠しすることが
できるので、美観の向上が図れる。また、化粧カバー部
材50に二次樋の機能を持たせることができるので、屋
根パネル10を伝って流れる雨水等や屋根パネル10同
士の接合部から侵入する雨水等を化粧カバー部材50に
て受け止めることができる。
0を取り付けることにより、庇を形成することができ
る。また、取付部材30が樋状に形成されているので、
従来の屋根パネルの取付構造のように、別途に樋部材を
取り付ける必要がなく、簡単に雨仕舞を構成することが
できる。また、屋根パネル10と取付部材30の連結部
(目地部)を化粧カバー部材50にて目隠しすることが
できるので、美観の向上が図れる。また、化粧カバー部
材50に二次樋の機能を持たせることができるので、屋
根パネル10を伝って流れる雨水等や屋根パネル10同
士の接合部から侵入する雨水等を化粧カバー部材50に
て受け止めることができる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の屋根
パネルの取付構造は、上記のように構成されているの
で、以下のような効果が得られる。
パネルの取付構造は、上記のように構成されているの
で、以下のような効果が得られる。
【0028】(1)請求項1記載の発明によれば、屋根
パネルの取付と同時に樋を取り付けることができるの
で、屋根パネルの取付と同時に、雨仕舞を施すことがで
き、また、構成部材の削減が図れると共に、取付作業を
容易にし、かつ、在庫管理を容易にすることができる。
また、取付部材と係止部材の連結部の下部側を化粧カバ
ー部材にて目隠しするので、美観の向上が図れる。
パネルの取付と同時に樋を取り付けることができるの
で、屋根パネルの取付と同時に、雨仕舞を施すことがで
き、また、構成部材の削減が図れると共に、取付作業を
容易にし、かつ、在庫管理を容易にすることができる。
また、取付部材と係止部材の連結部の下部側を化粧カバ
ー部材にて目隠しするので、美観の向上が図れる。
【0029】(2)請求項2記載の発明によれば、取付
部材に、突出側における上部に設けられる支持部と、下
部に設けられる取付部とを設け、係止部材に、支持部に
載置される係合部と、連結部材をもって取付部に連結さ
れる連結部とを設けるので、取付部材と係止部材を2箇
所で係合させて連結るすることができる。したがって、
上記(1)に加えて屋根パネルの取付を強固にすること
ができる。
部材に、突出側における上部に設けられる支持部と、下
部に設けられる取付部とを設け、係止部材に、支持部に
載置される係合部と、連結部材をもって取付部に連結さ
れる連結部とを設けるので、取付部材と係止部材を2箇
所で係合させて連結るすることができる。したがって、
上記(1)に加えて屋根パネルの取付を強固にすること
ができる。
【0030】(3)請求項3記載の発明によれば、取付
部材の取付部と、係止部材の連結部の対向する面のいず
れか一方に凹条を設けると共に、他方にはこの凹条に係
合する凸条を設けるので、上記(1)に加えて取付部材
と係止部材との取付すなわち取付部材と屋根パネルとの
取付を容易かつ強固にすることができる。
部材の取付部と、係止部材の連結部の対向する面のいず
れか一方に凹条を設けると共に、他方にはこの凹条に係
合する凸条を設けるので、上記(1)に加えて取付部材
と係止部材との取付すなわち取付部材と屋根パネルとの
取付を容易かつ強固にすることができる。
【0031】(4)請求項4記載の発明によれば、取付
部材の下面に、下方に開口する狭隘状の取付溝を設け、
化粧カバー部材には、取付溝の開口部に弾性力を付勢し
て係合する一対の係止爪を設けるので、化粧カバー部材
の取付を容易かつ強固にすることができる。
部材の下面に、下方に開口する狭隘状の取付溝を設け、
化粧カバー部材には、取付溝の開口部に弾性力を付勢し
て係合する一対の係止爪を設けるので、化粧カバー部材
の取付を容易かつ強固にすることができる。
【0032】(5)請求項5記載の発明によれば、化粧
カバー部材の係止爪を長手方向に連続して起立すると共
に、化粧カバー部材の端部に、起立壁を沿設するので、
化粧カバー部材に二次樋の機能を持たせることができ、
上記(1),(4)に加えて更に雨仕舞の向上を図るこ
とができる。
カバー部材の係止爪を長手方向に連続して起立すると共
に、化粧カバー部材の端部に、起立壁を沿設するので、
化粧カバー部材に二次樋の機能を持たせることができ、
上記(1),(4)に加えて更に雨仕舞の向上を図るこ
とができる。
【図1】この発明の取付構造を有する屋根パネルの取付
状態を示す概略平面図である。
状態を示す概略平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】この発明の屋根パネルの取付構造の要部を示す
平面図である。
平面図である。
【図5】この発明の屋根パネルの取付構造の要部を示す
断面図である。
断面図である。
【図6】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図7】従来の屋根パネルの取付構造を示す概略断面図
である。
である。
1 躯体 10 屋根パネル 20 係止部材 24 係合部 25 連結部 26 凸条 30 取付部材 34 支持部 35 凹条 36 取付部 37 取付溝部 50 化粧カバー部材 52 係止爪 53 起立壁
Claims (5)
- 【請求項1】 躯体側に固定される樋状の取付部材と、
屋根パネルの辺部に固定される係止部材とを連結し、上
記取付部材と係止部材の連結部の下部側を目隠しすべく
取付部材の下面に化粧カバー部材を装着してなる、こと
を特徴とする屋根パネルの取付構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の屋根パネルの取付構造に
おいて、 上記取付部材は、突出側における上部に設けられる支持
部と、下部に設けられる取付部とを具備し、上記係止部
材は、上記支持部に載置される係合部と、連結部材をも
って上記取付部に連結される連結部とを具備してなる、
ことを特徴とする屋根パネルの取付構造。 - 【請求項3】 請求項2記載の屋根パネルの取付構造に
おいて、 上記取付部材の取付部と、係止部材の連結部の対向する
面のいずれか一方に凹条を設けると共に、他方にはこの
凹条に係合する凸条を設けてなる、ことを特徴とする屋
根パネルの取付構造。 - 【請求項4】 請求項1記載の屋根パネルの取付構造に
おいて、 上記取付部材の下面に、下方に開口する狭隘状の取付溝
を設け、化粧カバー部材には、上記取付溝の開口部に弾
性力を付勢して係合する一対の係止爪を設けてなる、こ
とを特徴とする屋根パネルの取付構造。 - 【請求項5】 請求項4記載の屋根パネルの取付構造に
おいて、 上記化粧カバー部材の係止爪を長手方向に連続して起立
すると共に、化粧カバー部材の端部に、起立壁を沿設し
てなる、ことを特徴とする屋根パネルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11085572A JP2000282635A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 屋根パネルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11085572A JP2000282635A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 屋根パネルの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000282635A true JP2000282635A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13862539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11085572A Withdrawn JP2000282635A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 屋根パネルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000282635A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012077469A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kyowa Ltd | 庇 |
JP2014020023A (ja) * | 2012-07-13 | 2014-02-03 | Daiken Co Ltd | 建物用庇 |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP11085572A patent/JP2000282635A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012077469A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kyowa Ltd | 庇 |
JP2014020023A (ja) * | 2012-07-13 | 2014-02-03 | Daiken Co Ltd | 建物用庇 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |