JP2601620Y2 - 笠木パネルの取付構造 - Google Patents

笠木パネルの取付構造

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JP2601620Y2
JP2601620Y2 JP1993021261U JP2126193U JP2601620Y2 JP 2601620 Y2 JP2601620 Y2 JP 2601620Y2 JP 1993021261 U JP1993021261 U JP 1993021261U JP 2126193 U JP2126193 U JP 2126193U JP 2601620 Y2 JP2601620 Y2 JP 2601620Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は建築用パネルとして壁
体の頂部に被着される笠木パネルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近建築用の外装パネルとしては、金属
板を折曲成形した金属パネルが多く用いられるようにな
つたが、壁体の頂部に被着される笠木パネルは、一般に
図8に示すような構造を有する。すなわち、笠木パネル
1は、頂板2の前後両縁に縦曲片部3,4を連設し、さ
らにこれらの縦曲片部の下端に前側内曲片部5と後側内
曲片部6を連設し、長手方向両端部に端板7を固着した
略箱状体に、必要に応じて頂板2の裏面に珪酸カルシウ
ム板などの耐火材製の裏打材8を接着して成る。
【0003】そしてこの笠木パネル1の壁体頂部への取
付方法としては、図示しない建物躯体にフアスナー等を
用いて取付けたカーテンウオール用壁パネル10のフレ
ーム11に、通しアングル12および13を現地施工で
溶接取付けし、笠木パネル1の前側内曲片部5および後
側内曲片部6に固着してある断面L字状の取付金具(ク
リツプ)14および15を、セルフドリリングねじなど
のねじ16により前記各通しアングル12および13に
締付けるという方法によつていた。
【0004】なお図中17は壁面構成用の壁パネルで、
図示しない断面L字状などの公知の取付金具によつて、
フレーム11に取付けられており、17aはその裏打材
である。また18は防水用に立上施工するコンクリート
壁などの内壁である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが上記の取付方
法においては、通しアングル13へのねじ16のねじ込
みは建屋側から容易におこなえるが、屋外側の通しアン
グル12へのねじ込みは、カーテンウオールのように壁
面外方に足場を組まない無足場工法の場合には困難であ
り、無理に笠木パネル1上から身をのり出して作業する
ことは極めて危険であり労力と時間も要する。
【0006】この考案は上記従来の問題点を解決するも
ので、笠木パネルの取付を建屋側から迅速容易におこな
うことができる笠木パネルの取付構造を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの考案の笠木パネルの取付構造は、笠木パネルの前
側内曲片部に、後向きの爪片を下部にそなえた前側引掛
金具を固設するとともに、該笠木パネルの後側内曲片部
に、前向きの爪片を垂下片の下端部にそなえた後側引掛
金具を固設し、笠木パネルを被着する壁体の内部の支持
構造体に、前記前側引掛金具および後側引掛金具の爪片
に係合する係止片をそなえた係止部材と、上面が前記笠
木パネルの裏面に対向するストツパ部材とを設け、前記
前側引掛金具と後側引掛金具との間に前記係止部材を嵌
込み、前記後側引掛金具の前記垂下片を該垂下片に重合
する前記係止片にねじ止めするとともに、前記ストツパ
部材により前記笠木パネルの裏面部を支承して成る。
【0008】なおこの考案においては、「前」側とは屋
外側(壁の表面側)を称し、「後」側とは屋内側(建屋
側)を称するものとする。
【0009】
【作用】この考案の笠木パネルの取付構造においては、
笠木パネルに固設した前側引掛金具および後側引掛金具
の爪片が、支持構造体に設けた係止部材の係止片に係合
して、笠木パネル前側および後側部分の上方への離脱を
阻止し、ストツパ部材が笠木パネルの裏面部分を支承し
て笠木パネルの下方への位置ずれを阻止し、後側引掛金
具の係止片へのねじ止めにより笠木パネルの長手方向へ
位置ずれが防止され、これによつて笠木パネルは取付位
置に保持される。
【0010】笠木パネル取付作業時には、前側引掛金具
と後側引掛金具との間に、支持構造体に固設した係止部
材を嵌込み、後側引掛金具を係止片にねじ止めするだけ
で、取付は完了する。この嵌込み作業は、建屋側から迅
速容易におこなえる。
【0011】
【実施例】以下図1乃至図3によりこの考案の一実施例
を説明する。図中、図8と同一部分には同一符号を付
し、その詳細な説明は省略する。(他の実施例において
も同様とする。)21は、笠木パネル1の前側内曲片部
5に基部を溶接した前側引掛金具で、基部に連設した下
向きの垂下片22の下端部に、後向きの爪片23を連設
して成る。また24は後側内曲片部6に基部を溶接した
後側引掛金具で、基部に連設した下向きの垂下片25の
下端部に、前向きの爪片26を連設して成る。
【0012】これらの前側引掛金具21および後側引掛
金具24は、笠木パネル1の長手方向両端部寄りの位
置、および中央部の3箇所に配設してあるが、パネル長
に応じてその個数は変えてもよい。また後側引掛金具2
4の垂下片25部には、取付補助用のねじ27を挿通す
るための穴が穿設してある。
【0013】また30は、笠木パネル1の裏面(この実
施例では裏打材8の下面)に対向するストツパを兼ねた
係止具で、アングル材31の垂直辺部の上縁を、笠木パ
ネル1の頂板2の傾斜に合せて傾斜形状としたものに、
ストツパ板32に係止片33および34を連設した折曲
板35の該ストツパ板32部を溶接して成る。
【0014】そして互いに対向する係止片33と34
は、下方に向つて広がるように傾斜しており、この傾斜
面部が、笠木パネル1を被せるときの爪片23,26の
ガイド面となつている。また係止片33および34の下
部は、前側引掛金具21および後側引掛金具24の垂下
片22,25間に嵌合して、下端面が爪片23,26に
係合するようになつている。
【0015】一方41は、カーテンウオール用壁パネル
10のフレーム11の上面に、複数本(この実施例では
笠木パネル1の引掛金具位置に合せて3本)並べて溶接
した支持杆で、この支持杆41に上向きに突設固着した
ボルト42によつて、前記係止具30が支持杆41上に
締付取付されるようになつている。
【0016】支持杆41のフレーム11への取付けは、
フレーム11製造時等に工場でおこなつておくのがよ
く、またこの支持杆41上への係止具30の取付は、建
築現場でおこなうのがよいが、工場でおこなつてもよ
く、この場合はボルト締めの他、支持杆41に溶接した
りあるいはフレーム11に直接溶接してもよい。
【0017】上記構成の笠木パネル1を、カーテンウオ
ール用壁パネル10の上端部に取付けるには、フレーム
11上に取付けた係止具30の上に笠木パネル1を位置
させて、前側引掛金具21の爪片23を係止具30の係
止片33の下端に係合させ、笠木パネル1の後側を下向
きに押圧して、後側引掛金具24の爪片26を係止具3
0の係止片34に沿つて滑らせ、該係止片34を弾性変
形させて爪片26を係止片34の下端に係合させる。
【0018】このとき係止具30のストツパ板32は、
ストツパ部材として裏打材8の下面に当接し、笠木パネ
ル1の上下の位置決めをおこなう。その後笠木パネル1
の長手方向のずれ止め用に、セルフドリリングねじなど
のねじ27を、後側引掛金具24の垂下片25に重合す
係止片34にねじ込み、後側引掛金具24の締付固定
をおこなう。
【0019】上記のように、笠木パネル1の前側引掛金
具21の係止具30への引掛けと笠木パネル後側の押下
げという極めて簡単な作業によつて、係止具30は前側
引掛金具21と後側引掛金具24の間に嵌込まれ、次い
で後側引掛金具24を係止片34にねじ止めすればよい
ので、笠木パネル1の取付けを建屋側から容易にかつ極
めて短時間でおこなうことができるのである。
【0020】次に図4乃至図7に示すこの考案の他の実
施例は、前記係止具30を、引掛金具の爪片との係合専
用の係止具51と、笠木パネル裏面の支承専用のストツ
パ55に分けたものである。
【0021】すなわち、係止具51は、図4乃至図6に
示すように、帯板の前後端部を下向きに折曲げて係止片
52と係止片53を形成したものであり、フレーム11
に固設した支持杆57上にボルト58により取付けられ
る。またストツパ55は、図5乃至図7に示すように、
上辺が傾斜方向に延びるコ字状折曲体から成り、フレー
ム11に固設した別の支持杆59上にボルト60により
取付けられるものである。また笠木パネル1は前記実施
例と同一構造を有するものである。
【0022】笠木パネル1の取付は前記実施例と同様に
して、前側引掛金具21の係止片52への引掛けと、後
側引掛金具24の係止片53部への押込みにより迅速容
易におこなうことができ、この場合後側引掛金具24の
垂下片25が弾性変形して爪片26が、係止片53の下
端に嵌り込む。また笠木パネル1の上下位置決めは、ス
トツパ55の裏打材8下面への当接によつて、前記実施
例と同様におこなわれる。
【0023】この考案は上記各実施例に限定されるもの
ではなく、たとえば笠木パネル取付用の各部の構成材料
や具体的形状は上記以外のもとしてもよい。また笠木パ
ネルに固設する前側および後側引掛金具としては、笠木
パネルの前側および後側内曲片自体を折曲加工して爪片
を形成したものを用いることもできる。さらに係止具3
0やストツパ55の頂面には、ゴム等の弾性材を張設し
てもよい。
【0024】また上記実施例は笠木パネルを、建物躯体
に取付けたカーテンウオール用壁パネルのフレームに取
付ける場合を示し、このフレームが、この考案にいう笠
木パネルを被着する壁体の内部の支持構造体に相当する
ものであるが、この考案は、カーテンウオール以外のた
とえば建物の鉄骨躯体やコングリート躯体に下地材等を
介して単板状の壁パネルを張設する壁体構造において、
これらの躯体を上記支持構造体として笠木パネルを取付
ける場合にも、適用できるものである。
【0025】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案によれば、
笠木パネルに固設した前側引掛金具と後側引掛金具との
間に、支持構造体に設けた係止部材を嵌込み、後側引掛
金具を係止部材の係止片にねじ止めするだけで、笠木パ
ネルの取付を建屋側から容易におこなうことができ、取
付の作業性および安全性が向上するとともに、後側引掛
金具の係止片へのねじ止めにより笠木パネルの長手方向
の位置ずれが防止され、笠木パネルは取付位置に確実に
保持される。また上記後側引掛金具のねじ止め時には、
後側引掛金具の垂下片を該垂下片に重合する係止片にね
じ止めするので、このねじ止め用のねじは水平方向にね
じ込めばよく、係止部材を手で保持する必要もないの
で、ねじ止め作業を容易におこなえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す笠木パネル取付部分
の縦断面図である。
【図2】図1の矢視A−A側面図(ただし壁パネル17
を除いた状態)である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】この考案の他の実施例を示す笠木パネルの取付
部の縦断面図(図5のE−E線断面図)である。
【図5】図4の矢視C−C側面図(ただし壁パネル17
を除いた状態)である。
【図6】図4のD−D線断面図である。
【図7】図5のF−F線断面図である。
【図8】従来の笠木パネルの取付構造を示す笠木パネル
取付部の縦断面図である。
【符号の説明】
1…笠木パネル、5…前側内曲片部、6…後側内曲片
部、10…カ−テンウオ−ル用壁パネル、11…フレ−
ム、21…前側引掛金具、23…爪片、24…後側引掛
金具、25…垂下片、26…爪片、27…ねじ、30…
係止具、31…アングル材、32…ストツパ板、33…
係止片、34…係止片、41…支持杆、42…ボルト、
51…係止具、52…係止片、53…係止片、55…ス
トツパ、57…支持杆、58…ボルト、59…支持杆、
60…ボルト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 笠木パネルの前側内曲片部に、後向きの
    爪片を下部にそなえた前側引掛金具を固設するととも
    に、該笠木パネルの後側内曲片部に、前向きの爪片を
    下片の下端部にそなえた後側引掛金具を固設し、笠木パ
    ネルを被着する壁体の内部の支持構造体に、前記前側引
    掛金具および後側引掛金具の爪片に係合する係止片をそ
    なえた係止部材と、上面が前記笠木パネルの裏面に対向
    するストツパ部材とを設け、前記前側引掛金具と後側引
    掛金具との間に前記係止部材を嵌込み、前記後側引掛金
    の前記垂下片を該垂下片に重合する前記係止片にねじ
    止めするとともに、前記ストツパ部材により前記笠木パ
    ネルの裏面部を支承して成る笠木パネルの取付構造。
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JPS58120327U (ja) * 1982-02-10 1983-08-16 株式会社パイロット 笠木
JPH0421388Y2 (ja) * 1986-06-16 1992-05-15

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