JPH0421388Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0421388Y2
JPH0421388Y2 JP1986091554U JP9155486U JPH0421388Y2 JP H0421388 Y2 JPH0421388 Y2 JP H0421388Y2 JP 1986091554 U JP1986091554 U JP 1986091554U JP 9155486 U JP9155486 U JP 9155486U JP H0421388 Y2 JPH0421388 Y2 JP H0421388Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
locking tool
main body
engaging
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986091554U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62203325U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986091554U priority Critical patent/JPH0421388Y2/ja
Publication of JPS62203325U publication Critical patent/JPS62203325U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0421388Y2 publication Critical patent/JPH0421388Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は建物のパラペツトに取付けられる笠木
装置に関する。
「従来の技術」 従来の笠木装置は、第23図に示すようにパラ
ペツト1の上面にアンカーボルト2によつて所定
間隔で固定される両側に下方へ突出する支持部
3,4が形成された複数個の取付け金具5と、こ
れらの取付け金具5に支持されるとともに、両側
端下部の取付け金具5の支持部3,4の下端部と
係合する係合部6,7が形成された、上面が傾斜
されたカバー8とから構成されていた。
このため、地震等によつてカバー8の上部両側
方向のいずれかの方向から外力が加わつた場合
に、カバーが取付け金具5から外れて脱落し、地
上等に落下して人身事故が起きたりするという欠
点があつた。
「本考案目的」 本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、取付
け金具へのカバーの取付け作業を取付け金具やカ
バーにタツピングビス等の挿入孔を形成すること
なく、差込むだけの容易な作業によつて容易に行
なうことができるとともに、カバーの上部両側方
向のいずれかの方向から外力が加わつても、取付
け金具からカバーが脱落したりすることのない信
頼性の高い笠木装置を得るにある。
「本考案の目的を達成するための手段」 本考案はパラペツトの上面に所定間隔で固定さ
れた両側に下方へ突出する支持部が形成された複
数個の取付け金具と、これらの取付け金具の両側
支持部の下端係合片と両側の係合部が係合されて
取付けられる前記パラペツトの上部を覆うカバー
とからなる笠木装置において、前記取付け金具の
一方の支持部の下端係合片と前記カバーの一方の
係合部とを係止し、該取付け金具からカバーが脱
落するのを阻止する係止具を備えたことを特徴と
している。
「本考案の実施例」 以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細
に説明する。
第1図ないし第10図の実施例において、11
はビルの屋上等に形成されたパラペツト12の上
部に取付けられた本考案の笠木装置で、この笠木
装置11はパラペツト12の上部にアンカーボル
ト13によつて所定間隔で固定された複数個の取
付け金具14と、これらの取付け金具14に取付
けられ、前記パラペツト12の上部を覆うカバー
15と、前記取付け金具14の一方の下部と係合
するとともに、前記カバー15の一方の下部と係
合して該カバー15を確実に前記取付け金具15
に係止する係止具16とから構成されている。
前記取付け金具14はアルミ材あるいはステン
レス材で押出し成形により形成されたもので、第
3図および第4図に示すように、板状の取付け金
具本体17と、この取付け金具本体17の一方側
端部と一体成形された上部に支持部18、下部に
係合片19が形成された略垂直方向に配置された
板状の取付け部材20と、前記取付け金具本体1
7の他方側端部と一体成形された、上方へ凸形状
に突出させた支持部21およびこの支持部21の
端部と一体成形された下部側が外側方向に突出す
る係合片22とからなる取付け部材23と、前記
取付け金具本体17に形成されたアンカーボルト
挿入孔24,24とから構成されている。
前記カバー15は第5図および第6図に示すよ
うに、アルミ材あるいはステンレス材で押出し成
形されたもので、上面が傾斜面となるカバー本体
25と、このカバー本体25の一側端部と一体成
形され下端部に鉤状の係合部26が形成された外
側壁27と、前記カバー本体25の他側端部と一
体成形され下端部に鉤状の係合部28が形成され
た内側壁29とから構成されている。
前記係止具16は、第7図および第8図に示す
ようにアルミ等の金属材あるいは合成樹脂材で形
成された係止具本体30と、この係止具本体30
の上部に形成された前記取付け部材23の係合片
22と係合する係合溝31と、前記係止具本体3
0の下部に形成された前記カバー15の鉤状の係
合部28と係合する係合溝32とから構成されて
いる。
上記構成の笠木装置11はパラペツト12の上
面に所定間隔で複数個の取付け金具14をアンカ
ーボルト13によつて固定する。
しかる後、カバー15の一方の鉤状の係合部2
6を取付け金具14の一方の取付け部材20の係
合片19と第9図に示すように係合させた後、第
10図に示すようにカバー15の他方側を回動さ
せ、他方側の取付け部材23の支持部21に支持
させる。
次に係止具16を用いて、該係止具16の上部
係合溝31を取付け金具14の取付け部材23の
係合片22に係合させるとともに、下部係合溝3
2をカバー15の鉤状の係合部28に第2図に示
すように係合させ、これにより、取付け金具14
とカバー15とを脱落することなく確実に固定す
ることができる。
なお、係止具16の取付けはカバー15の端部
から押込んでも良く、あるいは取付け部材23近
傍のカバー15の係合部28に係合させた後、係
止具16をスライド移動させて取付け部材23の
係合片22に係合させても良い。
また、係止具16の移動を防止するため、カバ
ー15や取付け部材23に接着剤等で固定させて
も良い。
なお、前記カバー15は一般に3メータくらい
の長さであるので、これよりも長いパラペツト上
に取付ける場合には、従来用いられている接続金
具33を用いて隙間なく接続する。
「本考案の異なる実施例」 次に第11図ないし第22図に示す本考案の異
なる実施例につき説明する。なお、これらの実施
例の説明に当つて、前記本考案の実施例と同一構
成部分には同一符号を付して重複する説明を省略
する。
第11図ないし第13図の実施例において、前
記本考案の実施例と主に異なる点は係止具16A
で、この係止具16Aは係止具本体30の下部に
カバー15の鉤状の係合部28と係合する係合片
34を形成した点で、このように構成された係止
具16Aを用いた笠木装置11Aにしても同様な
作用効果が得られる。
第14図ないし第16図の実施例において、前
記本考案の実施例と主に異なる点は係止具16B
で、この係止具16Bは上部の係合溝31が下部
の係合溝32よりも外側方向に位置するように形
成させた点で、このように構成された係止具16
Bを用いた笠木装置11Bにしても同様な作用効
果が得られる。
第17図ないし第19図の実施例において、前
記本考案の実施例と主に異なる点は取付け金具1
4Aで、この取付け金具14Aの一方の取付け部
材20Aを取付け金具本体17の一端部と一体成
形された上部に凸形状に突出する支持部18Aお
よび、この支持部18Aの端部と一体成形された
下部側が外側方向に突出する係合片19Aで構成
した点で、このように構成された取付け金具14
Aを用いた笠木装置11Cにしても同様な作用効
果が得られる。
第20図の実施例において、前記第17図ない
し第19図の実施例と主に異なる点は、取付け金
具14Bの両側の取付け部材20A,23の係合
片19A,22にそれぞれ係止具16B,16B
を取付けた点で、このように構成した笠木装置1
1Dにしても同様な作用効果が得られる。
第21図の実施例において、前記本考案の実施
例と主に異なる点はカバー15Aで、このカバー
15Aは外側上部に突起部35を形成した点で、
このように形成したカバー15Aを用いた笠木装
置11Eにしても同様な作用効果が得られる。
第22図の実施例において、前記本考案の実施
例と主に異なる点は、取付け金具14Cの取付け
部材23Aの下端係合片22Aを二股状に形成し
た点と、この二股状の係合片22Aと係合する上
部に係合片36が形成された係止具16Cにした
点で、このように構成した笠木装置11Fにして
も同様な作用効果が得られる。
なお、前記本考案の実施例では取付け金具およ
びカバーをアルミ材あるいはステンレス材で形成
したものについて説明したが、本考案はこれに限
らず、銅材や合金材等で形成しても良い。
「本考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案にあつ
ては次に列挙する効果がある。
(1) パラペツトの上面に所定間隔で固定された両
側に下方へ突出する支持部が形成された複数個
の取付け金具と、これらの取付け金具の両側支
持部の下端係合片と両側の鉤状係合部が係合さ
れて取付けられる前記パラペツトの上部を覆う
カバーとからなる笠木装置において、前記取付
け金具の一方の支持部の下端係合片と前記カバ
ーの一方の係合部とを係止し、該取付け金具か
らカバーが脱落するのを阻止する係止具を備え
たので、カバーを取付け金具と係止具とによつ
て確実に固定することができる。したがつて、
カバーの上端部両側方向のいずれかの方向から
外力が加わつても、カバーが外れ地上に落下し
たりする事故を確実に防止することができる。
(2) 前記(1)によつて、カバーの脱落事故を確実に
防止できるので、商品の信頼性の向上を図るこ
とができる。
(3) 前記(1)によつて、取付け金具をカバーで覆う
とともに、取付け金具の係合片とカバーの係合
部とを係止具によつて係止させることにより、
カバーを取付け金具に固定することができるの
で、カバーの取付け作業を比較的容易に行なう
ことができる。
(4) 前記(1)によつて、取付け金具やカバー、係止
具を押出し成形によつて形成できるので、安価
に製造することができる。
(5) 前記(1)によつて、係止具を係止するだけでカ
バーを取付け金具に取付けることができるの
で、従来のタツピングビスを用いるもののよう
にドリルを用いた孔明け作業が不用で、楽に取
付けることができる。
(6) 前記(1)によつて、従来のようにカバーや取付
け金具にタツピングビスを挿入する孔を形成し
ないので、カバーや取付け金具にキスが付か
ず、発錆を効率よく阻止して、美観を損うこと
がなく、長期間使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の使用状態を示す平面図、第2
図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3図およ
び第4図は取付け金具の側面図および平面図、第
5図および第6図はカバーの側面図および平面
図、第7図および第8図は係止具の側面図および
平面図、第9図および第10図はカバーの取付け
状態の説明図、第11図ないし第13図、第14
図ないし第16図、第17図ないし第19図、第
20図、第21図、第22図はそれぞれ本考案の
異なる実施例を示す説明図、第23図は従来の説
明図である。 11,11A〜11F……笠木装置、12……
パラペツト、13……アンカーボルト、14,1
4A〜14C……取付け金具、15,15A……
カバー、16,16A〜16C……係止具、17
……取付け金具本体、18,18A……支持部、
19,19A……係合片、20,20A……取付
け部材、21……支持部、22,22A……係合
片、23,23A……取付け部材、24……アン
カーボルト挿入孔、25……カバー本体、26…
…鉤状の係合部、27……外側壁、28……鉤状
の係合部、29……内側壁、30……係止具本
体、31……係合溝、32……係合溝、33……
接続金具、34……係合片、35……突起部、3
6……係合片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 パラペツトの上面に所定間隔で固定された両
    側に下方へ突出する支持部が形成された複数個
    の取付け金具と、これらの取付け金具の両側支
    持部の下端係合片と両側の鉤状係合部が係合さ
    れて取付けられる前記パラペツトの上部を覆う
    カバーとからなる笠木装置において、前記取付
    け金具の一方の支持部の下端係合片と前記カバ
    ーの一方の係合部とを係止し、該取付け金具か
    らカバーが脱落するのを阻止する係止具を備え
    たことを特徴とする笠木装置。 2 カバーに形成された係合部は略直角形状の鉤
    状に形成されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の笠木装置。 3 係止具は係止具本体と、この係止具本体の上
    部に形成された取付け金具の係合片と係合する
    係合溝と、前記係止具本体の下部に形成された
    カバーの係合部と係合する係合溝とから構成さ
    れていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項または第2項記載の笠木装置。 4 係止具は係止具本体と、この係止具本体の上
    部に形成された取付け金具の係合片と係合する
    係合溝と、前記係止具本体の下部に形成された
    カバーの鉤状係合部と係合する係合片とから構
    成されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項記載の笠木装置。 5 係止具は係止具本体と、この係止具本体の上
    部に形成された取付け金具の二股状の係合片と
    係合する係合片と、前記係止具本体の下部して
    形成されたカバーの鉤状係合部と係合する係合
    片とから構成されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の
    笠木装置。
JP1986091554U 1986-06-16 1986-06-16 Expired JPH0421388Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986091554U JPH0421388Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986091554U JPH0421388Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62203325U JPS62203325U (ja) 1987-12-25
JPH0421388Y2 true JPH0421388Y2 (ja) 1992-05-15

Family

ID=30952445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986091554U Expired JPH0421388Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0421388Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2601620Y2 (ja) * 1993-03-30 1999-11-29 日本碍子株式会社 笠木パネルの取付構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57143051A (en) * 1981-02-28 1982-09-04 Naka Tech Lab Parapet top beam used in structure

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54158426U (ja) * 1978-04-26 1979-11-05
JPS56135036U (ja) * 1980-03-14 1981-10-13
JPS5895428U (ja) * 1981-12-22 1983-06-28 熊沢 陽太郎 笠木の取付装置
JPS59140628U (ja) * 1983-03-10 1984-09-20 理研軽金属工業株式会社 笠木の取付装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57143051A (en) * 1981-02-28 1982-09-04 Naka Tech Lab Parapet top beam used in structure

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62203325U (ja) 1987-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3295803A (en) Rigid one-piece gutter hanger
JPH0421388Y2 (ja)
JPH049815Y2 (ja)
JPH0436333Y2 (ja)
JPH0349215Y2 (ja)
JPH0323458Y2 (ja)
JPH0427939Y2 (ja)
JPH0349216Y2 (ja)
JPS5810834Y2 (ja) 庇用腕木の取付構造
JPS6343340Y2 (ja)
JPH0613288Y2 (ja) 軒天材支持構造
JPH01318645A (ja) 屋根材
JPH04101006U (ja) スクリユーグロメツト
JPS5817048Y2 (ja) 天井取付装置
JPS6246732Y2 (ja)
JP3480985B2 (ja) 建築物の外装構造
JPS6025446Y2 (ja) 組立物置等における屋根パネルの取付構造
JP2583364Y2 (ja) 折版屋根の谷部用雪止め金具
JPH0343297Y2 (ja)
JPS609293Y2 (ja) 屋根パネル
JPH09287258A (ja) 雪止め金具
JPH0340646Y2 (ja)
SU1221009A1 (ru) Узел соединени панелей транспортного средства
JPH059389Y2 (ja)
JPH0347065Y2 (ja)