JP2560036Y2 - 耐火間仕切装置 - Google Patents

耐火間仕切装置

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JP2560036Y2
JP2560036Y2 JP7847292U JP7847292U JP2560036Y2 JP 2560036 Y2 JP2560036 Y2 JP 2560036Y2 JP 7847292 U JP7847292 U JP 7847292U JP 7847292 U JP7847292 U JP 7847292U JP 2560036 Y2 JP2560036 Y2 JP 2560036Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、耐火間仕切装置に関す
るものであり、特に耐火間仕切装置における支柱の構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の耐火間仕切装置としては、例えば
実開平4−75012号〜75014号公報に記載さた
もの等がある。これらの耐火間仕切装置は、ガラス繊維
混入セメント材等の無機耐火材にて作成した天レール、
地レール、支柱、横桟等から構成した枠体の両面に、同
じく無機耐火材にて作成したパネル板を取り付けてなる
ものである。そして、前記無機耐火材にて作成した支柱
やパネル板等は、いずれもその表面を金属製のカバーで
被覆してなり、支柱カバーの外面に取り付けた目地受け
金具に、該支柱を挟んで隣接する1対のパネル板のカバ
ー周縁部に設けた係止辺を係止するとともに両パネル板
の係止辺間に目地部材を嵌着することで支柱にパネルを
取り付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記のように従来の耐
火間仕切装置における支柱は、耐火性、防火性を考慮し
て無機耐火材にて作成されているが、このような無機耐
火材は機械的強度が比較的弱く、特に背の高い支柱をこ
のような無機耐火材にて作成した場合には強度的に問題
があることから、支柱の高さに制限がある。そこで、支
柱自体は金属製として、この金属製支柱の外面を無機耐
火材からなる支柱カバーにて被覆することにより、支柱
の機械的強度および耐火性、防火性の両方を同時に満足
することが考慮される。しかしながら、このように金属
製支柱の外面を無機耐火材製の支柱カバーで被覆する場
合には、金属製支柱への無機耐火材製の支柱カバーの取
り付けだけでなく、該支柱カバーへの目地受け金具のネ
ジ止め等作業も非常に困難であると同時に、無機耐火材
製支柱カバーに孔を開けてネジ止めしたりすると支柱カ
バー自体の強度の点にも問題が生ずる結果となる。
【0004】本考案は上記の点に鑑み、耐火間仕切装置
として要求される耐火性、防火性とともに、十分な強度
を有する支柱構造とすると同時に、組立作業も簡単な耐
火間仕切装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る耐火間仕切
装置は上記の点に鑑み、金属製支柱の外面を無機耐火材
からなる支柱カバーにて被覆し、該支柱カバーの外面に
支柱の長手方向にそって目地受け金具を取り付けてな
り、前記支柱の長手方向の適所に該支柱と目地受け金具
とにわたって固定金具を取り付けて構成してなる。
【0006】
【作用】本考案にかかる耐火間仕切装置は上記のように
構成してなり、支柱への目地受け金具の取り付けは、支
柱の外面を支柱カバーで被覆した状態で支柱と目地受け
金具とにわたって固定金具を取り付けることで、支柱と
目地受け金具との間に支柱カバーを挟持した状態で取り
付ける。
【0007】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本考案
を更に詳細に説明する。
【0008】図1は本考案に係る耐火間仕切装置の一部
を示す平断面図、図2は前記耐火間仕切装置における支
柱を中心とした周辺部分の構造を示す要部の拡大平断面
図である。図中、符号1が所定間隔を隔てて立設した支
柱、2は前記支柱1の外面を被覆する支柱カバー、3は
前記支柱カバー2の外面に取り付けた目地受け部材、4
は隣接する支柱1、1間に取り付けたパネル板、5は隣
接するパネル板4、4間に形成される目地空間に取り付
けた目地部材である。
【0009】前記支柱1は、金属板を屈曲加工等して断
面略矩形の筒状に形成してなり、図例のものは、片面側
に開放した断面略コ字形で外面側の中央部分に支柱の長
手方向にそって凹条6を形成してなる1対の樋状部材
7、7の先端屈曲縁7a、7a同士を互いに接合して適
宜溶接、ネジ固定等して筒状の支柱1を構成してなる。
前記支柱1の外面を被覆する支柱カバー2は、ガラス繊
維混入セメント材等の無機耐火材にて作成してなり、そ
の内面側中央部に支柱1の長手方向にそって設けた突条
8を支柱1外面の凹条6に嵌合して取り付けており、ま
た該支柱カバー2の外面側の中央部には目地受け金具3
を取り付けるための凹条9を同じく支柱1の長手方向に
そって形成してなる。前記支柱カバー2に取り付けられ
る目地受け金具3は、金属板を屈曲加工等して断面略コ
字形に形成するとともに、該目地受け金具3の両側自由
端から互いに近接する方向に係止縁10、10を屈曲延
設してなり、この目地受け金具3を前記支柱カバー2外
面に設けた凹条9内に支柱1の長手方向の略全長にわた
って嵌着してなる。そして、この支柱1へのパネル板4
の取付は、該パネル板4表面を被覆してなる金属カバー
40の周縁部を内側に屈曲し、該屈曲縁41を前記目地
受け金具3の係止縁10に係止して取り付けるととも
に、隣接するパネル板4、4の屈曲縁41、41間に形
成される目地空間に目地受け金具3を嵌着することで、
パネル板4を支柱1に対して固定してなる。
【0010】また、支柱1の上端部分の固定構造は、例
えば図3に示すように金属製支柱1の上端部から上方へ
突出させた両側支柱カバー2、2間に、上方開口状の略
コ字形に形成した天受け金具12の下面から垂設した脚
片13・・を嵌入して取り付け、該天受け金具12の上
方から嵌入した天固定金具14を前記天受け金具12の
側面に形成した上下に長い長孔12a部分でネジ止めし
て天固定金具14を介して笠木部材15下面に対して突っ
張った状態で固定してなる。また、支柱1の下端部分の
固定は、例えば図4に示すように該支柱1の下端部から
突出させた両側支柱カバー2、2間に下方開口状に形成
した略コ字形のアジャスター受け16上面から上方へ突
設した脚片17・・を嵌入して取り付け、該アジャスタ
ー受け16と巾木17との間をアジャスター18を介し
て高さ調節可能に取り付けてなる。また、前記巾木17
は支柱カバー2と同様にガラス繊維混入セメント材等の
無機耐火材にて作成するとともに、その内面および外面
を金属製の補強材17a、17bにて被覆してなる。
【0011】前記のように、本考案では支柱1を金属製
とするとともに、その外面を無機耐火材からなる支柱カ
バー2にて被覆してなるものであるが、この支柱1への
支柱カバー2、更には目地受け金具3の取り付けは、図
2に示すように支柱1外面の凹条6部分に支柱カバー2
内面の凸条8を嵌着し、更に該支柱カバー2外面の凹条
9部分に目地受け金具3を嵌着したうえで、前記金属製
の支柱1の4隅部において、該支柱1と目地受け金具3
との間にわたって固定金具11を取り付けることで、目
地受け金具3と支柱1とを固定してなるものである。前
記固定金具11は、例えば図5または図6に示すような
形状のものである。この固定金具11は、支柱1と該支
柱1の外面を被覆する支柱カバー2外面に取り付けた目
地受け金具3とにかけて平面略コ字形に形成してなり、
該固定金具11の目地受け金具側の側片20と、これと
対向する支柱側の側片21とのそれぞれに目地受け金具
3への係止用フック22および支柱1への係止用フック
23を形成してなる。このうち、図5に示した固定金具
11では、前記目地受け金具側フック22と支柱側フッ
ク23とが両方ともに支柱1と目地受け金具3とに対し
て同じ方向に係止するように設けた例であり、また、図
6に示した固定金具11は前記目地受け金具側フック2
2と支柱側フック23とをそれぞれ支柱1と目地受け金
具3とに対して反対方向に係止するように設けた例であ
る。
【0012】前記のような固定金具11による目地受け
金具3の支柱1への取り付けは、例えば図5に示した固
定金具11の場合には、図7〜図9に示すように、支柱
1の4隅に設けた係止孔25へ固定金具11の支柱側フ
ック23を係合させるとともに、目地受け金具3の側面
に設けた係止孔26へ固定金具11の目地受け金具側フ
ック22を係止することで、固定金具11をそれぞれ目
地受け金具3と支柱1とにわたって取り付けて支柱カバ
ー2の外面に目地受け金具3を固定する。また、このよ
うに、支柱カバー2の外面に取り付けた目地受け金具3
と支柱1とにわたって固定金具11を取り付けること
で、支柱1と目地受け金具3との間に支柱カバー2が挟
持された状態となり、支柱1と支柱カバー2との取付状
態も強固なものとなる。尚この場合、前記固定金具11
に加えて目地受け金具3と支柱カバー2との間を適宜ネ
ジ止め等してもよい。また、図10〜図12は、図6に
示した固定金具11を用いた場合の目地受け金具3の支
柱1への取付構造を示すものであるが、この場合も前記
の場合と同様に支柱1の係止孔25へ固定金具11の支
柱側フック23を係止するとともに、目地受け金具3の
係止孔26へ固定金具11の目地受け金具側フック22
を係止することで、固定金具11を目地受け金具3と支
柱1とにわたって取り付けて支柱カバー2の外面に目地
受け金具3を固定してなる。この場合には、固定金具1
1における目地受け金具側フック22と支柱側フック2
3とが反対方向に向いており、固定金具11が目地受け
金具3と支柱1とに対してそれぞれ上下反対方向へ係止
してなるので、支柱1に対して目地受け金具3の下方へ
の移動を規制した状態で固定することができる。
【0013】更に、図例のものでは、前記支柱1に設け
た係止孔25の下部を支柱1の内側方向にやや屈曲した
異形の開孔とすることで、固定金具11の脱落を防止
し、かつ両側側片20、21による目地受け金具3の取
り付け状態をより確実となし、もって該目地受け金具3
と支柱1との間に挟持される支柱カバー2の取付強度を
も大としてなる。
【0014】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る耐火間仕切
装置においては、支柱を金属製として支柱の機械的強度
を大としたことから、従来の無機耐火材製の支柱の場合
のように支柱の高さが制限されることなく、例えば床面
から天井面までを1本の支柱で構成することができると
ともに、該支柱の外面を無機耐火材からなる支柱カバー
にて被覆することで、耐火間仕切装置として要求される
耐火性、防火性を十分満足することができる。しかも、
支柱への前記無機耐火材製の支柱カバーの取り付けや、
更にその外面に目地受け金具を取り付けるに際しては、
前記支柱と目地受け金具とにわたって固定金具を取り付
けることで無機耐火材製の支柱カバーにネジ止め等す
る、といった困難な作業を伴うことなく簡単に組み立て
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】耐火間仕切装置の1部を示す平断面図。
【図2】前記耐火間仕切装置における支柱へのパネル取
付部分の拡大平断面図。
【図3】支柱上部の固定構造を示す分解斜視図。
【図4】支柱下部の固定構造を示す分解斜視図。
【図5】固定金具の第1実施例を示す斜視図。
【図6】固定金具の第2実施例を示す斜視図。
【図7】第1実施例の固定金具による目地受け金具の取
付状態を示す要部の斜視図。
【図8】同じく正面図。
【図9】同じく側面図。
【図10】第2実施例の固定金具による目地受け金具の取
付状態を示す要部の斜視図。
【図11】同じく正面図。
【図12】同じく側面図。
【符号の説明】
1 支柱 2 支柱カバー 3 目地受け金具 4 パネル板 5 目地部材 6 凹条 7 樋状部材 8 凸条 9 凹条 10 係止縁 11 固定金具 12 天受け金具 13 脚片 14 天固定金具 15 笠木部材 16 アジャスター受け 17 巾木 18 アジャスター 20 目地受け金具側側片 21 支柱側側片 22 目地受け金具側フック 23 支柱側フック 25 支柱係止孔 26 目地受け金具係止
孔 40 金属カバー 41 屈曲縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−72107(JP,U) 実開 平2−83910(JP,U) 実開 平4−202938(JP,U) 実開 昭63−119711(JP,U) 実開 平3−98204(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製支柱の外面を無機耐火材からなる
    支柱カバーにて被覆し、該支柱カバーの外面に支柱の長
    手方向にそって目地受け金具を取り付けてなり、前記支
    柱の長手方向の適所に該支柱と前記目地受け金具とにわ
    たって固定金具を取り付けてなることを特徴とする耐火
    間仕切装置。
JP7847292U 1992-10-15 1992-10-15 耐火間仕切装置 Expired - Fee Related JP2560036Y2 (ja)

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