JPH076226Y2 - 洗濯機用排水器 - Google Patents

洗濯機用排水器

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JPH076226Y2
JPH076226Y2 JP1989002964U JP296489U JPH076226Y2 JP H076226 Y2 JPH076226 Y2 JP H076226Y2 JP 1989002964 U JP1989002964 U JP 1989002964U JP 296489 U JP296489 U JP 296489U JP H076226 Y2 JPH076226 Y2 JP H076226Y2
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JP
Japan
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cup body
drainage
drain pipe
pipe
water
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JP1989002964U
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JPH0297455U (ja
Inventor
光夫 竹村
Original Assignee
ミヤコ株式会社
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として電気洗濯機用に用いる排水用受皿
(防水パン)に備えしめる2系統排水を可能としたトラ
ップ付き排水器の改良に関する。
〔従来技術〕
床面などに設けた排水口の口部には実公昭35−26970
号、同60−15824号公報に示すような防臭装置としての
トラップ構造が備えられているのであるが、このような
装置を洗濯機用防水パンの排水器に用いるには、通常洗
濯機の排水ホースから多量の汚水と共に泡が流れ出るの
で、これらを速やかに排出させる必要から上記排出器の
入口に備える目皿の全通口を一律な排水口とすることな
く、例えば実開昭62−44980号に示されているように、
洗濯機用ホース19からの排水は目皿15の中央孔部に貫設
した排水管10を通じ、そして防水パン18上の水は上記排
水管10の周囲に位置する該目皿9の穴から排水器本体1
内へ夫々系路を分けて落としこみ、これらの水を本体1
内で合流させて排出させる手段を採用すると共に、前記
の泡などは目皿9の穴から防水パン18上へ逆流させない
よう、上記排水器本体1内に上部が漏斗状をなす防臭
(案内)筒7を用いると共に、前記排水管10の流出部を
特殊な構成のものとしているのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、前記従来例(実開昭62−44980号)の排水管
は、第3図に示すように筒状体aの下端に、平面視で内
部中空の扁平な鼓形をなし、かち突出両円弧部bの外端
面に出口c,cを横向きに形成したガイド管dを連設させ
ているのであり、従って洗濯機の排水ホースを通じて上
記排水管内に流れこむ汚水は、上記筒状体a内を落下し
てガイド管dの底部に一旦突き当たって直角両側方の出
口c,cに進み、然る後外部の壁(図示なし)でもって再
び直角上方に誘導されることになるのである。この為上
記流出汚水は、ガイド管dの底部に激突することになる
他、直角方向に流れが二度も変換され、しかも出口c,c
が周方向二ケ所の狭い範囲に限定される結果、前記汚水
は流れに乱れが生じて流量が制限されるばかりか、泡の
両をかえって増大させることになるのである。
本考案は前記した従来例の欠点を除くことを目的とする
もので、この種排水器に用いる排水管の構成を簡素化さ
せると共に、上記目皿周囲の穴からの逆流をなくし、か
つ排水ホースからの汚水の流れを円滑かつ迅速良好なら
しめることにより流量を増大させるようにしたものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかかる排水器は、防水パンの口金に吊設した受
具内へ、該口金に上部を係止させて同心状に内挿支持し
たコップ体と案内筒とにおける上記受具とコップ体との
間に流出路を、該コップ体と上記案内筒との間に封水路
を各形成し、さらに前記口金に嵌設した目皿の中央部に
貫設の排水管を上記案内筒との間に流出路を設けしめて
内挿させ、かつ前記排水管を排水ホースに連通させると
共に目皿の前記排水管周囲を上記流出路の上方で開通せ
しめた洗濯機用排水器において、上記コップ体における
底面の中央部に膨起部を形成し、さらに、上記排水管の
下方部を前記案内筒の下端とコップ体の底面との間で断
面U字形に弯曲させることにより該排水管の外端部を前
記封水路内に臨ませたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案の排水器は、防水パンの口金に嵌着した目皿中央
部の排水管にエルボ類を介して洗濯機の排水ホースを接
続させて用いるのである。然るとき排水ホースより出る
洗濯汚水は、上記排水管内を流下して該排水管下方の反
転部外面とコップ体底面の膨起部間より封水路中を上昇
することでコップ体の溢水窓を乗りこえて上記受具とコ
ップ体との間の流出路を通って排水口に流出するのであ
る。さらに防水パン上の水は、目皿を通過して上記案内
筒と排水管との間の流水路を流下することで該排水管下
部の反転部内面を伝って上方にカーブしながら誘導され
て前記封水路を上昇する汚水中に合流して排出口に至る
のである。
〔実施例〕
以下、本考案を第1,2図の実施例のより説明する。
図において、1は洗濯機(図示なし)を載置させる防水
パン2の一部に嵌着した口金3に下方から螺合すること
で該防水パンの下部に吊設した筒形の受具で、この受具
の床下に位置する底部に排出口4が形成されていると共
に、該受具1内にはコップ体5と案内筒8が夫々底部が
わで通じる側周部に流出路7と封水路9を各形成させる
ようにして同心状に内挿されているのである。
然して上記コップ体5は、上端に鍔5aが設けられている
と共に、該コップ体における底面5cの中央部に断面倒V
形をなす膨起部5bが、そして上部周面には周方向へ数ケ
に区切った溢水窓5dが各形成されているのであり、さら
に案内筒8には上部分に外上方へ拡開する漏斗部8aと、
上端部外周に鍔8bが形成されていて、これらコップ体5
と案内筒8は、夫々の鍔5a,8bを上記口金3に設けた内
鍔3′上へ順次懸架することにより支持されているので
ある。
6は上記口金の内鍔3′上における上段位の鍔8b上に嵌
設した目皿で、この目皿の中央部には案内筒8との間に
流水路11を設けしめて内挿した排水管10の上部口10aが
貫設されていると共に、該排水管10の下部は上記膨起部
5bと上記案内筒8の下端8cとの間に位置し、かつ該下端
8cを下方から包囲するよう断面U字形に弯曲させた反転
部10bが形成されていて上向きの外端部10′が前記封水
路9の周方向厚みを略二分する間に臨んでいるのであ
る。なお、この排水管10は前記外端部10′から放射状と
して外方へ突設させた数ケの突起10cを上記コップ体5
の段部5eに係止することにより下方部が支持されている
のであり、然して排水管10の上部口10aにエルボ12を介
して図外の洗濯機に通じる排水ホース13が連接されてい
るのである。
上記構成の排水器は、防水パン2に設けた口金3に下方
から螺合することにより所定部位に止着した受具5内
へ、先ずコップ体5の鍔5aを口金の内鍔3′上に懸架さ
せ、次いで案内筒8内へ予じめ排水管10を下方から内挿
しておいた該案内筒8を上記コップ体5内へ上方から内
挿させることにより該排水管下部の突起10cを段部5eに
係止すると同時に該案内筒の鍔8bを上記鍔5a上に懸架せ
しめたのち該鍔8bの上部に目皿6を嵌設することで組立
てうるのである。なお、上記組立て時に際し、目皿6の
中央に下方から貫通させておいた排水管10の上部口10a
にエルボ12を接続しておけばよいのである。
然して上記排水管は、排水ホース13からの流水は目皿6
の中央部に位置する排水管10を通じて、さらに防水パン
2上を流れる水は上記排水管まわりの目皿6を通じて夫
々流下するのであるが、上記排水管10からの排水はコッ
プ体5の底部中央に設けられている膨起部5bと、該排水
管10の下端に設けた反転部10bの弯曲外面とにより周囲
に誘導拡散されて上部の封水路9内を上昇して溢水窓5d
から流出路7を通り排水口4に至るのであり、さらに前
記目皿6からの流水は上記流水路11を通って下方の反転
部10bの弯曲内面で上方へ案内され前記封水路9内に送
りこまれるのであって、このように前記排水管10の内部
と外部を2系統に分けて各流出する水は、コップ体の膨
起部5bと排水管10の下部を断面U字形に形成した反転部
10bの弯曲内外面により夫々上方へ緩やかにカーブしな
がら案内されて封水路9へ送りこまれることで流水の攪
拌ならびに泡立ちが抑制されて排水を円滑ならしめうる
のである。なおコップ体5内には、案内筒8、排水管10
内を含めて溢流窓5dの下縁より下方には常時水が貯溜さ
れることになって防臭機能を果たしているのである。
〔考案の効果〕 本考案によれば、目皿中央部の排水管を通じて流出する
水は、この排水管下端に設けた反転部の弯曲外面とその
下方に位置するコップ体の底面中央の膨起部とにより全
周方向へ拡散して上方へカーブしながらコップ体と案内
筒との間の封水路に導かれるのであり、さらに上記目皿
を通じて流下する防水パン上の水は、上記案内筒と排水
管との間の流出路を通って反転部の弯曲内面で上方向へ
カーブしながら導かれて上記封水路中に送りこまれるこ
とにより、上記2系統の水は何れも停滞その他乱れや跳
ね上がりを生じさせることなく円滑に排出させうると共
に、目皿からの泡の吹上げをなくしうるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる排水器の縦断面図、第2図は第
1図A−A線の断面図、第3図は従来の排水管を示す斜
面図である。 1は受具、4は排出口、5はコップ体、5bは膨起部、5c
は底面、5dは溢水窓、6は目皿、7は流出路、8は案内
筒、8cは下端、9は封水路、10は排水管、10bは反転
部、10′は外端部、11は流水路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水パン2の口金3に吊設した受具1内
    へ、該口金3に上部を係止させて同心状に内挿支持した
    コップ体5と案内筒8とにおける上記受具1とコップ体
    5との間に流出路7を、該コップ体5と上記案内筒8と
    の間に封水路9を各形成し、さらに前記口金3に嵌設し
    た目皿6の中央部に貫設の排水管10を上記案内筒8との
    間に流出路11を設けしめて内挿させ、かつ前記排水管10
    を排水ホース13に連通させると共に目皿6の前記排水管
    周囲を上記流出路11の上方で開通せしめた洗濯機用排水
    器において、上記コップ体5における底面5cの中央部に
    膨起部5bを形成し、さらに、上記排水管10の下方部を前
    記案内筒8の下端8cとコップ体の底面5cとの間で断面U
    字形に弯曲させることにより該排水管の外端部10′を前
    記封水路9内に臨ませたことを特徴とする洗濯機用排水
    器。
JP1989002964U 1989-01-13 1989-01-13 洗濯機用排水器 Expired - Lifetime JPH076226Y2 (ja)

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JPH0297455U JPH0297455U (ja) 1990-08-02
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2587039Y2 (ja) * 1992-02-26 1998-12-14 東陶機器株式会社 排水トラップ構造
JP4709981B2 (ja) * 2007-02-09 2011-06-29 丸一株式会社 排水トラップ

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