JP4842077B2 - ヘアキャッチャー設置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、排水トラップ等に取り付けられて、流れ込む排水中の髪の毛等を捕集できるヘアキャッチャーの設置構造に関するものである。
従来、特許文献1に開示されているように、目皿の下にストレーナを設けた浴室用排水トラップが存在し、ストレーナは、周面及び底面に多数の開口を形成した逆円錐形のコップ状に形成されている。
実開昭63−156263号公報
上記特許文献1に開示されているストレーナは、底面が平面であり、平面であるため髪の毛が底面全面に均一に引っ付き易く、引っ付いた髪の毛が少量でも底面の全ての開口が塞がれて通水量が減少してしまうという問題点があった。また、周面に沿って流れてきた髪の毛が、底面の縁部に位置する開口から抜け落ちてしまうという問題点があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、髪の毛を底面の中央部に良好に集めることができて、開口部から髪の毛が抜け落ちることのないヘアキャッチャーの設置構造を提供するものであり、その請求項1は、浴室の洗い場に凹み状に排水枡が形成され、該排水枡の上面には孔の無い排水口カバーが覆設され、前記排水枡の下部には排水トラップが連結され、
該排水トラップの封水面より上方にヘアキャッチャー下端が位置するよう、前記排水枡の底側にヘアキャッチャーを設置した、ヘアキャッチャー設置構造であって、
該ヘアキャッチャーは上から排水が流れ込むように上面が開放され、多数の開口を有する側面部と底面部で構成され前記側面部は、側面の傾斜角度が大きい縦長の円錐を逆さまにし水平に截った形状に形成され、
前記底面部は、側面の傾斜角度が小さい扁平な円錐を逆さまにした形状に形成され、
前記側面部と底面部の接合部には、前記開口のない環状の孔無し部が形成されていることである。
本発明は、浴室の洗い場に凹み状に排水枡が形成され、該排水枡の上面には孔の無い排水口カバーが覆設され、前記排水枡の下部には排水トラップが連結され、該排水トラップの封水面より上方にヘアキャッチャー下端が位置するよう、前記排水枡の底側にヘアキャッチャーを設置した、ヘアキャッチャー設置構造であって、該ヘアキャッチャーは上から排水が流れ込むように上面が開放され、多数の開口を有する側面部と底面部で構成され前記側面部は、側面の傾斜角度が大きい縦長の円錐を逆さまにし水平に截った形状に形成され、前記底面部は、側面の傾斜角度が小さい扁平な円錐を逆さまにした形状に形成され、前記側面部と底面部の接合部には、前記開口のない環状の孔無し部が形成されていることにより、上から流れ込む排水がヘアキャッチャーの内側に付着した髪の毛を底面中央部に向けて流し、側面内側に沿って流下する髪の毛が開口から抜け落ちないで底面中央に良好に集まり、底面中央部にまとめられた髪の毛を良好に捨てることができるものとなる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、浴室の概略斜視構成図であり、洗い場を形成する洗い場パン2と浴槽3間にエプロン4が立設され、このエプロン4側の洗い場パン2には凹み状に排水枡6が一体形成されており、排水枡6の下部に排水トラップ7が連結されている。
排水トラップ7の側面には、排水パイプ9が接続されており、排水パイプ9は浴槽3の底面に設けられている排水口に連通して、浴槽3内の浴槽排水が排水パイプ9を通り排水トラップ7内に流入されるものである。
また、排水トラップ7には、洗い場2側からの排水が排水枡6を通り上方より流入される洗い場排水流入用の開口Aが設けられており、排水トラップ7の周側面には排出管14が接続されて、排出管14を通し排水できるように構成されている。
また、排水トラップ7には、浴槽3の側壁に設けられている追焚循環口から漏れる水を受け止める追焚循環口受けトレー13からの排水がトレー排水管25を介して流入され、また、入口ドアの下面のレールに垂設されているドア下排水受け11に溜まった排水がドア下排水管12を介して流入されるように構成されている。
図2は、排水トラップの縦断面構成図であり、また図3は、排水トラップを水平面内で切断した平面構成図である。また図4は、排水トラップを上方から見た斜視構成図であり、図5は、排水トラップを流出口側から見た斜視構成図である。
排水枡6の底側にはフランジ部材15がパッキンを介して取り付けられ、このフランジ部材15にネジで排水トラップ7の上端が取り付けられており、フランジ部材15内には上方から着脱可能にヘアキャッチャー17が取り付けられている。
このヘアキャッチャー17の下端付近で排水トラップ7の側面に浴槽排水流入口19が開口形成されており、浴槽排水流入口19は、排水トラップ7の底面7b側からヘアキャッチャー17の下端よりも高い位置まで縦方向に延びる縦長状に形成されて、流入される浴槽排水の流速が増すように平面視オリフィス状を成している。なお、浴槽排水流入口19は、排水トラップ7の円形内周面7aと遮蔽部材18で形成される円形内周面側に指向して開口されている。
この浴槽排水流入口19には、外側へ突出状に接続部19aが連続しており、この接続部19aに前記浴槽3側から排水パイプ9が接続されるものである。
また、排水トラップ7の側面には、浴槽排水流入口19と略反対側に流出口20が形成されており、この流出口20には前記排出管14が接続されるものである。
流出口20の上流側には、底面7bより一体状に立ち上げて封水壁21が形成されており、この封水壁21の上端が封水面Wとなるものである。
この封水壁21の上流側には、排水トラップ7の天面7eから垂設された遮蔽部材18が縦設されており、この遮蔽部材18は、下端側から上方側に向かって拡径状に傾斜して縦設されたものであり、排水トラップ7の内周面7aと連続して平面視略円形状の内周面を形成するように浴槽排水流入口19に対して湾曲状に配置されている。
なお、遮蔽部材18は排水トラップ7内を流入室R1と流出室R2に区画するものであり、遮蔽部材18の下端と排水トラップ7の底面7bとの間には、流入室R1と流出室R2を連通させる連通部Pが形成されている。
このような構造において、浴槽3内の浴槽水が一気に排水パイプ9を通り、浴槽排水口へ連通する通路Tを経て、浴槽排水流入口19から排水トラップ7内に流入されると、浴槽排水は排水トラップ7の内周面7aと遮蔽部材18に沿って旋回して渦流となり、発生した渦流は、遮蔽部材18にガイドされて上昇渦流となり上昇し、渦流により排水トラップ7内に装着したヘアキャッチャー17に付着している髪の毛等を良好に剥がし、髪の毛等をヘアキャッチャー17の中央部分にまとめることができるように構成されている。
ヘアキャッチャー17は、図2および図8に示すように、縦リブ17aと横リブ17bで多数の小開口Kが形成されており、このヘアキャッチャー17には、側面部17sと、底面部17mが設けられ、側面部17sは縦長の円錐(側面の傾斜角度の大きい円錐)を逆さまにして水平に截った形状に形成され、底面部17mは扁平な円錐(側面の傾斜角度の小さい円錐)を逆さまにした形状に形成され、側面部17sと底面部17mとの接合部には小開口Kのない環状の孔無し部17fが形成されており、上から流れ込む排水がヘアキャッチャー17の内側に付着した髪の毛を底面部17m中央部に向けて流し、側面部17s内側に沿って流下する髪の毛が底孔17gから抜け落ちないで底面部17m中央に良好に集まるように構成されている。
即ち、ヘアキャッチャー17の底面部17mには、縦方向に多数の底孔17gが形成されており、ヘアキャッチャー17の底側が断面U字状の曲線であると、ヘアキャッチャーの側面に沿って真直ぐ縦方向に流れてきた髪の毛が、底側の曲線部にさしかかったところで、縦方向のまま底孔17gから下方へ抜脱する可能性が大となるが、本例のように、底面部17mにさしかかる個所に孔無し部17fを設けておくと、髪の毛が抜脱する可能性が少なくなる。
また、本例のヘアキャッチャー17の側面部17sは、傾斜角度が大きい(垂直に近い)ために下方でも流入室R1の内周面7aから大きく離れることなく、流入室R1の内周面7aに近づけて配置され、内周面7aに沿って旋回する渦流がヘアキャッチャー17内に入りやすいように構成されており、ヘアキャッチャー17内に入った渦流により、ヘアキャッチャー上のゴミや髪の毛を渦流の効果で良好に中央部にひとまとめにすることができ、髪の毛はヘアキャッチャー17の円錐形の底面部17m中央に溜められることとなる。
また、本例のヘアキャッチャー17は、図8の斜視図で示すように、一体で立ち上げて吸気筒部27が形成されており、この吸気筒部27内は縦方向の吸気通路27cとなっており、吸気筒部27の上端に形成された取っ手17cの下面に、吸気通路27cに連通する吸込口27dが開口されている。
また、取っ手17cの下方には、略水平な当接板17eが一体形成されており、この当接板17eがフランジ部材15の上面に当接するように構成されており、当接板17eと取っ手17c間には、縦方向に傾斜状のガイド板17dが一体形成されている。
また、ガイド板17dの外端と鋭角状に交差して、ガイド板17dと対向状に吸気筒部27側へ延びるガイド壁17pが当接板17eの他端に形成されており、このガイド壁17pはガイド板17dよりも高さが低く設定されている。このガイド板17dとガイド壁17pの交差する外端が、図7の平面配置図で示すように、ヘアキャッチャー17の設置状態において排水口カバー8の裏側の脚部8aに向くように設定されている。即ち、ヘアキャッチャー17のガイド板17dの延長線(図中に二点鎖線で示す)上に脚部8aが配置されるように構成されている。
なお、ヘアキャッチャー17に一体形成されている吸気筒部27を、排水トラップ7側に固定される延長パイプ28に上方から差し込むことで、ガイド板17d及びガイド壁17pの交差する先端が排水口カバー8の脚部8a方向に向くように設定されており、上からヘアキャッチャー17の吸気筒部27を延長パイプ28に差し込むだけで位置決めがなされ、ガイド板17d及びガイド壁17pが排水口カバー8の脚部8a方向に向くこととなる。
このように、ヘアキャッチャー17の吸気筒部27と延長パイプ28で、ガイド板17d及びガイド壁17pを脚部8a方向に向かせる係止部が構成されている。
図6に示すように、排水枡6の上面に覆設されている排水口カバー8の外周の隙間から洗い場の排水が排水枡6内に流入されると、フランジ部材15上に洗い場排水が落ちてくるが、排水溝カバー8本体の裏面四隅には図7に破線で示す脚部8a,8a,8a,8aが存在し、洗い場排水に混入されている髪の毛は、ヘアキャッチャーの取っ手17cに向かって流れ落ちる際に、排水口カバー8の脚部8aに引っ掛かることとなり、髪の毛が取っ手17cに引っ掛かることが防がれる。また、脚部8aの両側に振り分けられた排水とともに流れ落ちる髪の毛は、ガイド板17dに沿ってヘアキャッチャー17の内部に良好に誘導されて、ヘアキャッチャー17内に捕集され、ガイド板17dにより髪の毛が取っ手17cに引っ掛かることが防がれる。
さらには、背の低いガイド壁17pに沿って排水が外側へ流されて、ガイド壁17pにより髪の毛が取っ手17cに引っ掛かることが良好に防がれる。
即ち、ガイド板17dとガイド壁17pにより、脚部8a側から流れ落ちる排水中の髪の毛は振り分けられて、取っ手17cには引っ掛かることはなく、髪の毛が取っ手17cに引っ掛からないために、取っ手17cは汚くなることはなく綺麗な状態に維持されて、ヘアキャッチャー17の着脱時に手が汚れることがなくなる。
なお、ガイド板17d及びガイド壁17pの横方向の寸法bが短いと髪の毛が取っ手17cに引っ掛かりやすくなるため、この寸法bは相当長いものに設定されている。
なお、排水口カバー8の脚部8aにより両側へ振り分けられた排水中に含まれる髪の毛が引っ掛からないようにするために、図7に想像線で示すような平面視錐形状の取っ手17xとしても良い。
即ち、取っ手17xは、ガイド板17dとガイド壁17pに相当する2辺が平面視錐形状に立ち上げ形成されたもので、ヘアキャッチャー17が取り付けられた状態で良好に排水口カバー8の脚部8a方向を向くように設定しておくことができる。
また、ヘアキャッチャー17の吸気筒部27の流入室中心側は、湾曲して凹み状に形成された湾曲面27aとなっており、内周面7aに沿って旋回する渦流の抵抗にならないような形状に形成されている。この吸気筒部27の下端には、下方より延長パイプ28を差し込んで接続でき、延長パイプ28の流入室中心側も湾曲面28aに形成されている。この延長パイプ28の下端には、着脱可能に差し込まれて吸気エルボ26が接続されており、この吸気エルボ26の流入室中心側も渦の抵抗とならないような湾曲面26aに形成されている(図3を参照)。
なお、吸気筒部27,延長パイプ28,吸気エルボ26の側縁は、鋭角な鋭角部27b,28b,26bとなっており、渦流の抵抗とならないような鋭角形状に形成されている。
吸気エルボ26の下端は、キャップ180から流入室R1側へ略水平に突出された突出部180bに接続されている。このキャップ180の突出部180bには、図10に要部を拡大して示すように、一体状に格子状のメッシュ180dが形成されている。
なお、突出部180bは、キャップ180の中心より図示左側に偏心した渦流の下流側となる位置に突出されており、渦流に乱れが生じないように設定されている。
なお、キャップ180は、パッキン29を介して遮蔽部材18に着脱可能に取り付けられるものであり、遮蔽部材18には、流出室R2側へ凹んで凹部18aが形成されており、この凹部18aに開口されている点検開口18cに対し、このキャップ180の外周の爪180a,180a,180aを嵌め込んで回し、点検開口18cにキャップ180が着脱可能に、かつパッキン29を介して水密状に取り付けられるものである。このキャップ180には、前述した如く、メッシュ180dを有する突出部180bが流入室R1側へ突出形成されており、この突出部180bと対向して流出室R2側へも突出して突出部180cが形成されている。
この流出室R2側へ突出した突出部180cには、図8及び図9に示すように、L管30の上端の接続部30aが差し込み状に接続されるものである。
L管30の下端は、拡径した椀状の拡径部30bとなっており、この拡径部30bの内周には雌ネジが形成されている。この拡径部30bの雌ネジに螺合するネジ31aを形成したキャップ31が拡径部30bに着脱可能に取り付けられるものであり、キャップ31には底面及び側面に、給気口である多数の孔31bが形成されている。なお、このキャップ31が散気部材を構成する。
従って、ヘアキャッチャー17の吸気筒部27,延長パイプ28,吸気エルボ26,キャップ180,L管30,キャップ31が図8のように連続状に接続された状態で、図2のように排水トラップ7内に配置されるものであり、吸気筒部27の上端の吸込口27dは排水枡6内に配置されて、この吸込口27dから空気を吸い込み、下端のキャップ31の孔(給気口)31bから空気を流出室R2内に供給できるように構成されている。
即ち、排水トラップ7の下流の配管内で負圧が生じ、排水トラップ7内の封水が下流側へ誘導される場合でも、吸込口27dから空気を吸い込んでキャップ31の孔(給気口)31bから空気を流出室R2内に取り入れることで負圧を抑制し、封水の下流への移動を抑制して封水切れを抑制することができるので、封水切れに伴う遮蔽部材18の下端から空気が流出室R2へ入ることにより生じるボコボコという音を抑制することができるものとなる。
なお、キャップ31の孔(給気口)31bは、直径が1.5mm程度の孔であり、80個以上形成されており、気泡を微細化することによりブクブク音を小さくするように構成されている。なお、孔(給気口)31bの直径は1〜3mmが好ましい。孔径が小さすぎると抵抗が大きくなって良好に空気を取り入れられなくなる虞があり、孔径が大きすぎるとブクブク音を小さくする効果が不足するからである。
なお、キャップ31を外した時の拡径部30bの下端が、トラップの底面7bと遮蔽部材18の下端間の連通部Pで構成される最小封水高aと同じか又は下の位置になるように配置されており、常に拡径部30bの下端は封水内に水没された状態に維持されて、臭いが逆流し吸込口27dから洗い場へ逃げることのないように構成されている。
なお、前記メッシュ180dは、ヘアキャッチャー17を取り外した時等に空気と共に吸気通路27c内に入ってくるゴミを捕捉するために設けられたものであり、メッシュ180dによりキャップ31内にゴミが侵入しないように構成されている。
なお、本例では、図3に示す18Pの部分は、遮蔽部材18の下端が底面7bに当接しており、18Pの部分では、遮蔽部材18の下端に連通部Pが存在しないように構成されている。これにより、流入室R1に導入されたばかりの勢いの良い浴槽水を流出室R2に逃がすことなく、流入室R1内の渦流発生に向けることができるので、確実に流入室R1内で渦流が発生される構造となっている。
なお、流入室R1内に浴槽排水を導入する浴槽排水流入口19は縦長楕円形状に形成されているが、浴槽3の排水栓3aに接続された排水パイプ9が接続される接続部19aは真円形状であるため、この真円形状の接続部19aから一体で縦長楕円形状の浴槽排水流入口19を型で形成することは困難であるため、図3及び図11の分解図で示すように、接続部材32で接続部19aと浴槽排水流入口19が接続された構造となっている。
即ち、接続部19aは、箱状の差込部19bと一体形成されており、この差込部19bが差し込み状に接続される本体部32aが接続部材32に形成されており、本体部32aから突出状に縦長楕円形状に差込部32bが形成されており、この接続部材32の差込部32bが浴槽排水流入口19に差し込み接続されたものとなっている。
なお、接続部材32内には、本体部32aから縦長楕円形状の差込部32bに連続して傾斜する縮径壁32cが一体形成されている。これにより、浴槽排水流は、接続部19aでは断面が真円形状であり、差込部19bにより高さ方向に拡がって断面が長方形状となり、差込部32bにより幅方向が絞られ断面が縦長にされる。
なお、図3の平面図で示すように、浴槽排水流入口19の下流側の内周面7aに沿って開閉可能に逆止弁34が配設されており、この逆止弁34には軸33が一体化され、軸33が、渦流に抵抗を生じさせないように内周面7aから傾斜状または湾曲状に形成された軸受7dに上方側へ抜き取り可能に差し込まれている。
逆止弁34は、内周面7aの湾曲形状に沿う傾斜状あるいは湾曲状をなす形状に形成されて、渦流に抵抗が生じないように設定されており、この逆止弁34は軸33を上方へ抜き取って着脱できるものであり、取り付けた状態では、浴槽排水が浴槽排水流入口19を通り流入される時には、その勢いで良好に開くことができ、逆に洗い場パン2側から洗い場排水が上方より流入してくる時には、その水圧で良好に閉じて浴槽排水流入口19側を閉ざし、洗い場排水が浴槽3側へ逆流するのを防ぐことができるものである。
流入室R1の内周面7a側へ開口した接続突管部35が、図3及び図4,図12のように外側へ突出形成されており、この接続突管部35には、追焚導入管24の下端が接続され、さらに追焚導入管24の上端には、エルボ状の追焚接続管23が接続されるものであり、この追焚接続管23には、追焚循環口受けトレー13に溜められた排水がトレー排水管25を介して導入されるように、トレー排水管25が接続されるものである。
この追焚接続管23には、水平に突出して一対の挟圧板23a,23aが突出形成されており、また、追焚導入管24にも一対の挟圧板24a,24aが縦方向に突出形成されている。
一方、接続突管部35上には、排水トラップの外壁に一体状に縦方向に垂直板36が形成されており、追焚接続管23が取り付けられる部分にも垂直板36が縦方向に一体形成されており、垂直板36,36の左右側にはそれぞれ隙間を形成させて押え板37,37が水平に一体形成されている。
追焚導入管24及び追焚接続管23のそれぞれの挟圧板23a,24aを垂直板36,36に挟み付けるように差し込んで、排水トラップ7の接続突管部35に追焚接続管23及び追焚導入管24を取り付けて接続することができるように構成されている。
なお、追焚循環口受けトレー13の存在しない浴槽3が設置されている現場においては、このような追焚接続管23,追焚導入管24は取り付ける必要がなく、接続突管部35は入れ子型により排水トラップ7の成形時に開口のない壁面に成形するものである。
また、流入室R1側には、外方向へ突出してドア下排水接続部22が突出形成されており、このドア下排水接続部22には、ドア下排水受け11からのドア下排水管12が接続されるものであるが、排水トラップ7からドア下排水受け11側への逆流を防止する機能が付与されたキャップ38が、このドア下排水接続部22に流入室R1側から取り付けられる。
このキャップ38は、図13に取り外した状態を、図14に取り付けた状態を示し、また図15に取付状態の縦断面構成図で示すような構造となっており、ドア下排水接続部22の内周面にその外周面が当接される差込筒部39の室内側には、渦流の抵抗にならないように内周面7aと連続する湾曲面39aが形成され、この湾曲面39aから室内側へ突出して水平状の摘み部40が形成されており、摘み部40から垂直に垂下片41が一体形成され、垂下片41は湾曲状に形成されて、その裏側に、渦流の旋回方向の下流側に向かって横孔42が開口されている。
即ち、垂下片41は、渦流の上流側は閉ざされ、下流側が開口された横孔42となっており、ドア下排水は、この横孔42から内周面7aに沿って旋回する渦流の下流側に向かって流されることとなる。従って、渦流は垂下片41に遮られてドア下排水接続部22側へ流出することが防がれ、ドア下排水受け11側への逆流が良好に防がれるように構成されている。
なお、図16の斜視図で、また図17の縦断面構成図で示すものは、ヘアキャッチャーの変更例である。
ヘアキャッチャー17は、上面が開放され、多数の小開口Kを有する側面部17sと底面部17mで構成され、側面部17sは、傾斜角度が大きい縦長の円錐を逆さまにし水平に截った形状に形成され、底面部17mは、側面の傾斜角度が小さい扁平な円錐を逆さまにした形状に形成され、側面部17sと底面部17mの接合部には、小開口Kのない環状の孔無し部17fが形成されており、吸気エルボ26に差し込むことのできる吸気筒部27が一体状に立ち上げ形成されている点は、前記図2及び図8に示したものと同様であり、本例では、吸気筒部27の上端の吸込口27dの上方に、略水平に取っ手17cが一体形成され、更に取っ手17cから上方へ半円形状に湾曲して引き上げリング部17rが一体形成されている。
この引き上げリング部17r内に取っ手17cの上面に沿って指を差し込むことができ、引き上げリング部17r内に指を差し込んで、引き上げリング部17rを介してヘアキャッチャー17をフランジ部15から取り外すことができるように構成したものであり、ヘアキャッチャー17の取り外しが容易であり、引き上げリング部17rの部分は上方へ突出しているため、排水がかからず、髪の毛等が付着することがなく、綺麗に維持することができるため、指で引き上げ易いものとなる。
次に、図18の縦断面拡大図で示すヘアキャッチャー17は、更なる変更例であり、図18のヘアキャッチャー17も、上面が開放され、多数の小開口Kを有する側面部17sと底面部17mで構成され、側面部17sは、傾斜角度が大きい縦長の円錐を逆さまにし水平に截った形状に形成され、底面部17mは、側面の傾斜角度が小さい扁平な円錐を逆さまにした形状に形成され、側面部17sと底面部17mの接合部には、小開口Kのない環状の孔無し部17fが形成されている点は、前記図2及び図8に示したものと同様であるが、このヘアキャッチャー17の上面側外周には、係合凹部17tが凹み状に形成されており、この係合凹部17tを、フランジ部材15の内側に一体状に突出された係止凸部15cに係合させることで、ヘアキャッチャー17のフランジ部材15からの浮き上がりを防ぐことができるように構成したものである。
なお、図19,図20,図21で示すヘアキャッチャーは、更に形状を変更したものである。
図19は、ヘアキャッチャー17の縦断面構成図を示しており、図20は、ヘアキャッチャーの平面図を示しており、また図21は、溜まった髪の毛を捨てる際の作用説明図である。
このヘアキャッチャー17は、上面が開放され、多数の小開口Kを有する側面部17sと底面部17mで構成され、側面部17sは、傾斜角度が大きい縦長の円錐を逆さまにし水平に截った形状に形成され、底面部17mは、側面の傾斜角度が小さい扁平な円錐を逆さまにした形状に形成され、側面部17sと底面部17mの接合部には、小開口Kのない環状の孔無し部17fが形成され、上面側外周にフランジ部材15に係合させるための係合凹部17tが形成されている点は、前記図18に示したものと同様であるが、上面側中央部の対向する位置に、それぞれ軸受け50a,50bが形成されており、この軸受け50a,50b内には、それぞれ軸51が差し込まれて、軸51を介して底面部17m側を2分割状に開閉できるように構成したものである。
また、上面から立上部17u,17uが左右側に対向状に立ち上げ形成されており、それぞれの立上部17u,17uの上端には、外方向に略水平に延びる取っ手17c,17cが形成されている。この立上部17u及び取っ手17cは、前記軸受け50a,50bと約90°偏移した位置に一体形成されたものである。
このような構造では、上から流れ込む排水がヘアキャッチャー17の内側に付着した髪の毛を底面部17m中央部に向けて流し、側面部17s内側に沿って流下する髪の毛が底孔17gから抜け落ちないで底面部17m中央に良好に集まる。また、底面部17mの中央部にまとまって溜められる髪の毛を捨てる際に、ヘアキャッチャー17を排水トラップから取り外して、左右側の取っ手17c,17cを持って内側へ力を入れると、底面部17mが図21のように開いて、底面部17mの中央部に溜められている髪の毛やゴミを良好に捨てることができ、手を汚すことなく髪の毛やゴミを捨てることができるものとなる。
浴室の概略斜視構成図である。 排水トラップの縦断面構成図である。 排水トラップを水平面内で切断した平面構成図である。 排水トラップの上面側から見た斜視構成図である。 排水トラップを違う方向から見た斜視構成図である。 排水トラップを排水枡に取り付けた状態の概略配置構成図である。 ヘアキャッチャーとその上方の排水枡との配置状態を示す平面拡大構成図である。 ヘアキャッチャーとキャップと吸気通路の構成部材の組み付け状態の斜視構成図である。 キャップとL管との分解斜視図である。 吸気通路が接続されるキャップに形成された突出部の流入室側から見た拡大構成図である。 浴槽排水流入口に取り付けられる接続部材の分解斜視構成図である。 浴槽の追焚循環口からの排水を取り込む構成部材の分解斜視図である。 ドア下排水を取り込むドア下排水接続部に内側からキャップを嵌め込む前の分解斜視図である。 キャップを嵌め込んだ状態の斜視構成図である。 キャップの嵌め込み状態の縦断面構成図である。 ヘアキャッチャーの変更例を示す斜視構成図である。 図16のヘアキャッチャーの縦断面構成図である。 更に異なるヘアキャッチャーの変更例を示す縦断面拡大構成図である。 更に異なるヘアキャッチャーの変更例を示す縦断面構成図である。 図19のヘアキャッチャーの平面図である。 図19のヘアキャッチャーをゴミや髪の毛を捨てる時に開けた状態の作用説明図である。
1 浴室
2 洗い場パン
3 浴槽
6 排水枡
7 排水トラップ
7a 内周面
7b 底面
7d 軸受
7e 天面
8 排水口カバー
9 排水パイプ
11 ドア下排水受け
12 ドア下排水管
13 追焚循環口受けトレー
14 排出管
15 フランジ部材
15c 係止凸部
17 ヘアキャッチャー
17a 縦リブ
17b 横リブ
17c 取っ手
17d ガイド板
17e 当接板
17f 孔無し部
17g 底孔
17s 側面部
17m 底面部
17p ガイド壁
17r 引き上げリング部
17t 係合凹部
17u 立上部
18 遮蔽部材
18a 凹部
18c 点検開口
19 浴槽排水流入口
19a 接続部
19b 差込部
20 流出口
21 封水壁
22 ドア下排水接続部
23 追焚接続管
23a,24a 挟圧板
24 追焚導入管
26 吸気エルボ
26a,27a,28a 湾曲面
26b,27b,28b 鋭角部
27 吸気筒部
27c 吸気通路
27d 吸込口
28 延長パイプ
29 パッキン
30 L管
30a 接続部
30b 拡径部
31 キャップ
31a ネジ
31b 孔(給気口)
32 接続部材
32a 本体部
32b 差込部
32c 縮径壁
33 軸
34 逆止弁
35 接続突管部
36 垂直板
37 押え板
38 キャップ
39 差込筒部
39a 湾曲面
40 摘み部
41 垂下片
42 横孔
50,50a,50b 軸受け
51 軸
180 キャップ
180a 爪
180b,180c 突出部
180d メッシュ
R1 流入室
R2 流出室
K 小開口
W 封水面
P 連通部

Claims (1)

  1. 浴室の洗い場に凹み状に排水枡が形成され、該排水枡の上面には孔の無い排水口カバーが覆設され、前記排水枡の下部には排水トラップが連結され、
    該排水トラップの封水面より上方にヘアキャッチャー下端が位置するよう、前記排水枡の底側にヘアキャッチャーを設置した、ヘアキャッチャー設置構造であって、
    該ヘアキャッチャーは上から排水が流れ込むように上面が開放され、多数の開口を有する側面部と底面部で構成され前記側面部は、側面の傾斜角度が大きい縦長の円錐を逆さまにし水平に截った形状に形成され、
    前記底面部は、側面の傾斜角度が小さい扁平な円錐を逆さまにした形状に形成され、
    前記側面部と底面部の接合部には、前記開口のない環状の孔無し部が形成されていることを特徴とするヘアキャッチャー設置構造
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