JP2008082115A - ヘアキャッチャー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上から排水が流れ込むように上面が開放され、多数の開口Kを有する側面部17sと底面部17mで構成され、側面部17sは、側面の傾斜角度が大きい縦長の円錐を逆さまにし水平に截った形状に形成され、底面部17mは、側面の傾斜角度が小さい扁平な円錐を逆さまにした形状に形成され、側面部17sと底面部17mの接合部には、開口のない環状の孔無し部17fが形成されている。
【選択図】図17
Description
図1は、浴室の概略斜視構成図であり、洗い場を形成する洗い場パン2と浴槽3間にエプロン4が立設され、このエプロン4側の洗い場パン2には凹み状に排水枡6が一体形成されており、排水枡6の下部に排水トラップ7が連結されている。
排水トラップ7の側面には、排水パイプ9が接続されており、排水パイプ9は浴槽3の底面に設けられている排水口に連通して、浴槽3内の浴槽排水が排水パイプ9を通り排水トラップ7内に流入されるものである。
また、排水トラップ7には、浴槽3の側壁に設けられている追焚循環口から漏れる水を受け止める追焚循環口受けトレー13からの排水がトレー排水管25を介して流入され、また、入口ドアの下面のレールに垂設されているドア下排水受け11に溜まった排水がドア下排水管12を介して流入されるように構成されている。
排水枡6の底側にはフランジ部材15がパッキンを介して取り付けられ、このフランジ部材15にネジで排水トラップ7の上端が取り付けられており、フランジ部材15内には上方から着脱可能にヘアキャッチャー17が取り付けられている。
この浴槽排水流入口19には、外側へ突出状に接続部19aが連続しており、この接続部19aに前記浴槽3側から排水パイプ9が接続されるものである。
流出口20の上流側には、底面7bより一体状に立ち上げて封水壁21が形成されており、この封水壁21の上端が封水面Wとなるものである。
この封水壁21の上流側には、排水トラップ7の天面7eから垂設された遮蔽部材18が縦設されており、この遮蔽部材18は、下端側から上方側に向かって拡径状に傾斜して縦設されたものであり、排水トラップ7の内周面7aと連続して平面視略円形状の内周面を形成するように浴槽排水流入口19に対して湾曲状に配置されている。
なお、遮蔽部材18は排水トラップ7内を流入室R1と流出室R2に区画するものであり、遮蔽部材18の下端と排水トラップ7の底面7bとの間には、流入室R1と流出室R2を連通させる連通部Pが形成されている。
また、取っ手17cの下方には、略水平な当接板17eが一体形成されており、この当接板17eがフランジ部材15の上面に当接するように構成されており、当接板17eと取っ手17c間には、縦方向に傾斜状のガイド板17dが一体形成されている。
このように、ヘアキャッチャー17の吸気筒部27と延長パイプ28で、ガイド板17d及びガイド壁17pを脚部8a方向に向かせる係止部が構成されている。
さらには、背の低いガイド壁17pに沿って排水が外側へ流されて、ガイド壁17pにより髪の毛が取っ手17cに引っ掛かることが良好に防がれる。
なお、ガイド板17d及びガイド壁17pの横方向の寸法bが短いと髪の毛が取っ手17cに引っ掛かりやすくなるため、この寸法bは相当長いものに設定されている。
即ち、取っ手17xは、ガイド板17dとガイド壁17pに相当する2辺が平面視錐形状に立ち上げ形成されたもので、ヘアキャッチャー17が取り付けられた状態で良好に排水口カバー8の脚部8a方向を向くように設定しておくことができる。
なお、吸気筒部27,延長パイプ28,吸気エルボ26の側縁は、鋭角な鋭角部27b,28b,26bとなっており、渦流の抵抗とならないような鋭角形状に形成されている。
なお、突出部180bは、キャップ180の中心より図示左側に偏心した渦流の下流側となる位置に突出されており、渦流に乱れが生じないように設定されている。
L管30の下端は、拡径した椀状の拡径部30bとなっており、この拡径部30bの内周には雌ネジが形成されている。この拡径部30bの雌ネジに螺合するネジ31aを形成したキャップ31が拡径部30bに着脱可能に取り付けられるものであり、キャップ31には底面及び側面に、給気口である多数の孔31bが形成されている。なお、このキャップ31が散気部材を構成する。
即ち、排水トラップ7の下流の配管内で負圧が生じ、排水トラップ7内の封水が下流側へ誘導される場合でも、吸込口27dから空気を吸い込んでキャップ31の孔(給気口)31bから空気を流出室R2内に取り入れることで負圧を抑制し、封水の下流への移動を抑制して封水切れを抑制することができるので、封水切れに伴う遮蔽部材18の下端から空気が流出室R2へ入ることにより生じるボコボコという音を抑制することができるものとなる。
なお、キャップ31を外した時の拡径部30bの下端が、トラップの底面7bと遮蔽部材18の下端間の連通部Pで構成される最小封水高aと同じか又は下の位置になるように配置されており、常に拡径部30bの下端は封水内に水没された状態に維持されて、臭いが逆流し吸込口27dから洗い場へ逃げることのないように構成されている。
なお、前記メッシュ180dは、ヘアキャッチャー17を取り外した時等に空気と共に吸気通路27c内に入ってくるゴミを捕捉するために設けられたものであり、メッシュ180dによりキャップ31内にゴミが侵入しないように構成されている。
即ち、接続部19aは、箱状の差込部19bと一体形成されており、この差込部19bが差し込み状に接続される本体部32aが接続部材32に形成されており、本体部32aから突出状に縦長楕円形状に差込部32bが形成されており、この接続部材32の差込部32bが浴槽排水流入口19に差し込み接続されたものとなっている。
なお、接続部材32内には、本体部32aから縦長楕円形状の差込部32bに連続して傾斜する縮径壁32cが一体形成されている。これにより、浴槽排水流は、接続部19aでは断面が真円形状であり、差込部19bにより高さ方向に拡がって断面が長方形状となり、差込部32bにより幅方向が絞られ断面が縦長にされる。
逆止弁34は、内周面7aの湾曲形状に沿う傾斜状あるいは湾曲状をなす形状に形成されて、渦流に抵抗が生じないように設定されており、この逆止弁34は軸33を上方へ抜き取って着脱できるものであり、取り付けた状態では、浴槽排水が浴槽排水流入口19を通り流入される時には、その勢いで良好に開くことができ、逆に洗い場パン2側から洗い場排水が上方より流入してくる時には、その水圧で良好に閉じて浴槽排水流入口19側を閉ざし、洗い場排水が浴槽3側へ逆流するのを防ぐことができるものである。
この追焚接続管23には、水平に突出して一対の挟圧板23a,23aが突出形成されており、また、追焚導入管24にも一対の挟圧板24a,24aが縦方向に突出形成されている。
追焚導入管24及び追焚接続管23のそれぞれの挟圧板23a,24aを垂直板36,36に挟み付けるように差し込んで、排水トラップ7の接続突管部35に追焚接続管23及び追焚導入管24を取り付けて接続することができるように構成されている。
また、流入室R1側には、外方向へ突出してドア下排水接続部22が突出形成されており、このドア下排水接続部22には、ドア下排水受け11からのドア下排水管12が接続されるものであるが、排水トラップ7からドア下排水受け11側への逆流を防止する機能が付与されたキャップ38が、このドア下排水接続部22に流入室R1側から取り付けられる。
即ち、垂下片41は、渦流の上流側は閉ざされ、下流側が開口された横孔42となっており、ドア下排水は、この横孔42から内周面7aに沿って旋回する渦流の下流側に向かって流されることとなる。従って、渦流は垂下片41に遮られてドア下排水接続部22側へ流出することが防がれ、ドア下排水受け11側への逆流が良好に防がれるように構成されている。
ヘアキャッチャー17は、上面が開放され、多数の小開口Kを有する側面部17sと底面部17mで構成され、側面部17sは、傾斜角度が大きい縦長の円錐を逆さまにし水平に截った形状に形成され、底面部17mは、側面の傾斜角度が小さい扁平な円錐を逆さまにした形状に形成され、側面部17sと底面部17mの接合部には、小開口Kのない環状の孔無し部17fが形成されており、吸気エルボ26に差し込むことのできる吸気筒部27が一体状に立ち上げ形成されている点は、前記図2及び図8に示したものと同様であり、本例では、吸気筒部27の上端の吸込口27dの上方に、略水平に取っ手17cが一体形成され、更に取っ手17cから上方へ半円形状に湾曲して引き上げリング部17rが一体形成されている。
図19は、ヘアキャッチャー17の縦断面構成図を示しており、図20は、ヘアキャッチャーの平面図を示しており、また図21は、溜まった髪の毛を捨てる際の作用説明図である。
このヘアキャッチャー17は、上面が開放され、多数の小開口Kを有する側面部17sと底面部17mで構成され、側面部17sは、傾斜角度が大きい縦長の円錐を逆さまにし水平に截った形状に形成され、底面部17mは、側面の傾斜角度が小さい扁平な円錐を逆さまにした形状に形成され、側面部17sと底面部17mの接合部には、小開口Kのない環状の孔無し部17fが形成され、上面側外周にフランジ部材15に係合させるための係合凹部17tが形成されている点は、前記図18に示したものと同様であるが、上面側中央部の対向する位置に、それぞれ軸受け50a,50bが形成されており、この軸受け50a,50b内には、それぞれ軸51が差し込まれて、軸51を介して底面部17m側を2分割状に開閉できるように構成したものである。
また、上面から立上部17u,17uが左右側に対向状に立ち上げ形成されており、それぞれの立上部17u,17uの上端には、外方向に略水平に延びる取っ手17c,17cが形成されている。この立上部17u及び取っ手17cは、前記軸受け50a,50bと約90°偏移した位置に一体形成されたものである。
2 洗い場パン
3 浴槽
6 排水枡
7 排水トラップ
7a 内周面
7b 底面
7d 軸受
7e 天面
8 排水口カバー
9 排水パイプ
11 ドア下排水受け
12 ドア下排水管
13 追焚循環口受けトレー
14 排出管
15 フランジ部材
15c 係止凸部
17 ヘアキャッチャー
17a 縦リブ
17b 横リブ
17c 取っ手
17d ガイド板
17e 当接板
17f 孔無し部
17g 底孔
17s 側面部
17m 底面部
17p ガイド壁
17r 引き上げリング部
17t 係合凹部
17u 立上部
18 遮蔽部材
18a 凹部
18c 点検開口
19 浴槽排水流入口
19a 接続部
19b 差込部
20 流出口
21 封水壁
22 ドア下排水接続部
23 追焚接続管
23a,24a 挟圧板
24 追焚導入管
26 吸気エルボ
26a,27a,28a 湾曲面
26b,27b,28b 鋭角部
27 吸気筒部
27c 吸気通路
27d 吸込口
28 延長パイプ
29 パッキン
30 L管
30a 接続部
30b 拡径部
31 キャップ
31a ネジ
31b 孔(給気口)
32 接続部材
32a 本体部
32b 差込部
32c 縮径壁
33 軸
34 逆止弁
35 接続突管部
36 垂直板
37 押え板
38 キャップ
39 差込筒部
39a 湾曲面
40 摘み部
41 垂下片
42 横孔
50,50a,50b 軸受け
51 軸
180 キャップ
180a 爪
180b,180c 突出部
180d メッシュ
R1 流入室
R2 流出室
K 小開口
W 封水面
P 連通部
Claims (1)
- 上から排水が流れ込むように上面が開放され、多数の開口を有する側面部と底面部で構成されたヘアキャッチャーにおいて、
前記側面部は、側面の傾斜角度が大きい縦長の円錐を逆さまにし水平に截った形状に形成され、
前記底面部は、側面の傾斜角度が小さい扁平な円錐を逆さまにした形状に形成され、
前記側面部と底面部の接合部には、前記開口のない環状の孔無し部が形成されていることを特徴とするヘアキャッチャー。
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JP2017179881A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | Toto株式会社 | 排水トラップ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63156263A (ja) * | 1986-12-20 | 1988-06-29 | Fujitsu Ltd | アダプタのメインテナンス方式 |
JPH0370806U (ja) * | 1990-10-25 | 1991-07-17 |
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2006
- 2006-09-28 JP JP2006266071A patent/JP4842077B2/ja active Active
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