JP2009264053A - 排水トラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】旋回流形成方式の排水トラップにおいて、排水流量が少なく、排水流路の負圧が強くないときでも排水流路に空気を送り込むことができ、排水流路の負圧が強いときには十分な量の空気を送り込むことができるようにする。
【解決手段】排水口3aからの浴槽3内の水が流入口12から排水トラップ10の受入室11内に流入し、受入室11内に渦状の旋回流を形成する。受入室11内の水位が上昇して、ヘアキャッチャー15が旋回流に浸水する。旋回している水の一部は、流出口16、流出室17及び排水管接続部18を経て排水管19へ流出する。受入室11内に渦が形成されると、吸引口21が大気に露出し、通気路20を介して空気が排水管19へ流入し、排水管19に生じる負圧が軽減される。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室の洗い場に設けられる排水トラップに係り、特に浴槽排水を受け入れてトラップ内に旋回流を形成させるよう構成された排水トラップに関する。
洗い場排水を受け入れる洗い場排水受入口が上部に設けられていると共に、浴槽排水を側周面から受入室内に受け入れて該受入室内に旋回流を形成させるようにした排水トラップが特許第3886055号及び特開2007−211580号に記載されている。このトラップの洗い場排水受入口には、上方が開放したカゴ(篭)状のヘアキャッチャーが着脱自在に装着されている。このヘアキャッチャーは、トラップ内の軸心部付近に垂下している。浴槽排水がトラップ内に流入し、トラップ内の水位が上昇して旋回流が形成されると、このヘアキャッチャーが旋回流に浸漬され、ヘアキャッチャー内の毛髪などのゴミがヘアキャッチャーの中心に集められる。これにより、ゴミを摘んで捨てることができるようになる。また、ヘアキャッチャーの内外面が旋回流に浸漬されて浄化され、ヌメリ等が除去される。
この特許第3886055号及び特開2007−211580号の排水トラップにあっては、受入室は略円筒形である。受入室内で旋回流を形成している水は、受入室の周壁の下部から側方の流出室へ流出し、排水管へ排出されるよう構成されている。
上記特開2007−211580号には、排水管内で発生する負圧を抑制するために、受入室の封水面よりも上位と、流出室内の下部とを連通する連通管を設けることが記載されている。排水管内の負圧が強くなったときに、この連通管を介して大気が流出室に吸い込まれ、これにより排水管の負圧が抑制される。
特許第3886055号 特開2007−211580号
上記特開2007−211580号では、連通管の末端が流出室の下部において下向きに開口しているため、流出室内の水の多くが排水管へ吸い出されないと、連通管を介して空気が流出室へ導入されない。
本発明は、排水流路の流量が少なく、排水流路の負圧がそれほど強くないときでも排水流路に空気を送り込むことができ、しかも排水流路の負圧が強いときには十分な量の空気を排水流路に送り込むことができる排水トラップを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の排水トラップは、洗い場排水の受入口を上部に有すると共に、浴槽排水を浴槽排水流入口から略接線方向に受け入れて旋回流を形成させる受入室を有し、該受入室内の水が水路最低部位を経て排水流路に流出する排水トラップにおいて、該受入室内に開口する吸引口と前記排水流路内に開口する吐出口とを連通する通気路が設けられており、該吸引口は、該受入室内の封水面よりも下位に位置しており、前記吐出口は前記封水面よりも高位に位置していることを特徴とするものである。
請求項2の排水トラップは、請求項1において、前記吸引口は、前記受入室内の旋回中心軸心付近に開口していることを特徴とするものである。
請求項3の排水トラップは、請求項1又は2において、前記通気路は、その途中に通気路最低部位を有しており、該通気路最低部位は前記水路最低部位よりも高位に位置していることを特徴とするものである。
請求項4の排水トラップは、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記通気路に連なり、前記受入室の封水面よりも上方にまで立ち上がり、大気に通じた副通気路を備えたことを特徴とするものである。
請求項5の排水トラップは、請求項4において、前記受入室内に浴槽排水が流入しているときに前記吸引口を閉又は小開度とし、浴槽排水の流入が停止すると吸引口を開又は大開度に復帰させる弁体を備えたことを特徴とするものである。
請求項6の排水トラップは、請求項5において、前記弁体は、浴槽排水の流入水勢によって前記吸引口を閉じる方向に移動可能に設けられていることを特徴とするものである。
請求項7の排水トラップは、請求項6において、前記弁体に、前記吸引口を閉じる方向に移動したときに該吸引口に入り込むクリーニングピンが設けられていることを特徴とするものである。
請求項8の排水トラップは、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記吸引口に対峙して、吸引口への流入水量を減少させるためのバッフルが設けられていることを特徴とするものである。
請求項9の排水トラップは、請求項1ないし8のいずれか1項において、前記受入室の底部の中心部に、該受入室内の水を前記排水流路へ流出させるための流出口が設けられており、この流出口の口径が受入室の内径よりも小さいことを特徴とするものである。
請求項10の排水トラップは、請求項1ないし9のいずれか1項において、前記通気路の前記吐出口付近は、前記排水流路の排水流れ方向に沿って延在しており、該吐出口は前記排水流路の下流方向を指向して開口していることを特徴とするものである。
本発明(請求項1)の排水トラップは、洗い場排水と浴槽排水とを受け入れる旋回流形成方式の排水トラップに関するものである。
この排水トラップの受入室内に浴槽排水が流入すると、水は、旋回により渦状となり、その後、水路の最低部位を経て排水流路へ流出する。
本発明では、この受入室内の封水面よりも下位に通気路の吸引口を配置し、排水流路の封水面よりも高位の箇所に通気路の吐出口を配置している。
排水流路に負圧が発生し、受入室内の水位が低下して吸引口が大気に露出すると、吸引口から通気路内に空気が流入し、排水流路に空気が供給され、排水流路の負圧が抑制される。
本発明では、吐出口が排水流路内において封水面よりも高位に開口しているので、排水流路の負圧によって通気路内の水が該排水流路に吸い出され易く、排水流量が少ないときでも排水流路に空気が導入され、負圧が抑制される。もちろん、排水流量が多いときには、十分な量の空気が通気路を介して排水流路に導入され、負圧が十分に抑制され、トラップの破封が効果的に抑制される。
排水が終了すると、この排水トラップに封水が溜まると共に、吸引口から通気路内に水が流入し、通気路内が水で封じられた状態となる。この結果、排水流路内の臭気が受入室に逆流することが防止されるようになる。
請求項2の排水トラップでは、吸引口が受入室内の中心軸付近に位置している。受入室内で水が旋回すると、渦の中心部の水位が最も低くなるので、吸引口が速やかに大気に露出することになる。この結果、排水流路に早期に空気が送り込まれ、排水流路の負圧が効果的に抑制されるようになる。
請求項3の排水トラップにあっては、通気路の最低部位が水路最低部位よりも高位に位置しているので、排水流路に負圧が発生した場合、通気路が早期に破封し、空気が排水流路に導入される。このため、水路が破封するリスクが低減される。
請求項4の排水トラップでは、大気に通じた副通気路が設けられており、この副通気路から空気が通気路に導入可能である。そのため、排水流路により早期に空気を送り込むことができる。なお、吸引口を小さくしても排水流路に十分に空気を送り込むことが可能である。吸引口を小さくした場合には、通気路を経て排水流路に流れ込む水量を減少させ、副通気路から取り込む空気量を多くすることができる。
請求項5〜7の排水トラップによると、受入室に浴槽排水が流入しているときに吸引口からの水の流入を減少又は停止し、副通気路から多量の空気を取り込んで排水流路に送り込むことができる。
浴槽排水の流入が停止すると、吸引口が開又は大開度となり、通気路内に水が流入し、通気路内に封水が溜まる。
請求項6の排水トラップにあっては、浴槽排水の流入及び流入停止に伴って弁体が閉、開動作するので、排水トラップの機構が簡易となる。
請求項7の排水トラップにあっては、弁体が吸引口を閉又は小開度とするように動作したときにクリーニングピンが吸引口に入り込むので、吸引口のクリーニング(掃除)が行われる。
請求項8の排水トラップにあっては、受入室内で旋回している水が受入室の底面中央から流出するので、受入室内に安定した旋回渦流が形成される。また、この渦の中心部の水位が早期に低下するようになるので、上記請求項2のように吸引口を受入室の中心軸付近に位置させた場合、吸引口が早期に大気に露出し、空気が早期に排水流路に送り込まれるようになる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
第1図は浴室の床部に設置された、実施の形態に係る排水トラップの断面図であり、(a)図は浴槽が空の状態を示し、(b)図は浴槽から排水を行っている状態を示している。第2図は第1図(a)のII−II線断面図である。
浴室1の洗い場パン2の浴槽3側に排水枡4が一体形成されている。この排水枡4に対し下側から排水トラップ10が連結されている。排水トラップ10は、軸心線方向を鉛直方向とした略円筒形の受入室11を有している。
この受入室11の側面の流入口12と浴槽3の底面の排水口3aとが配管5を介して接続されている。この流入口12は受入室11に対し接線方向に水を流入させるように設けられている。
受入室11の上面部には、洗い場パン2側からの排水が排水枡4を通り流入する洗い場排水受入口13が設けられている。
排水枡4は洗い場パン2と一体状に凹み状に形成されている。その上面には排水目皿(図示略)が覆設されている。
排水枡4の底側にはフランジ部材14がパッキン(図示略)を介して取り付けられ、このフランジ部材14にネジ込み方式により、排水トラップ10の上端が取り付けられている。フランジ部材14を通して、受入口13内に上方から着脱可能にヘアキャッチャー15が差し込まれている。このヘアキャッチャー15は、上面が開いたカゴ(篭)状である。
この実施の形態では、ヘアキャッチャー15は下方側へ向かって縮径する略逆円錐台形状を有する。ヘアキャッチャー15は、その下端が排水トラップ10内の封水面Wよりも若干上方に位置するように設置されている。なお、ヘアキャッチャー15は、排水トラップ10内に形成される旋回流によって上方に押されても浮き上がらないようにフランジ部材14に係止されている。
受入室11の底面の中央に流出口16が設けられている。この流出口16の口径は、受入室11の内径よりも小さいものとなっている。受入室11の下側から側面にかけて流出室17が設けられている。
この実施の形態では、流出室17は流入口12と反対側に設けられているが、これに限定されない。流出室17は、受入室11の外側面に沿って封水面Wよりも上方にまで立ち上がっている。この流出室17の上部に、排水流路としての排水管接続部18が連なっている。この排水管接続部18に排水管19が接続される。この排水管接続部18の底面のレベルが封水面Wとなっている。
受入室11内とこの排水管14とを連通するように通気路20が設けられている。この通気路20の受入室11側の端部が吸引口21であり、排水管14側の端部が吐出口22である。
吸引口21は、受入室11の封水面Wよりも下位且つ受入室11の底面よりも上位に位置している。吸引口21は、好ましくは封水面Wから0〜20mm程度下位に設けられる。この実施の形態では、吸引口21は受入室11の軸心線付近に位置している。
通気路20は、受入室11内を半径方向に延在し、受入室11の周壁を貫いて流出室17内に入り、該流出室17内で下方に略U字形に湾曲している。即ち、通気路20は、流出室17内で一端立ち下がり、最低位部23を経て立ち上がり、吐出口22に至っている。
この実施の形態では、通気路20の末端部は排水管接続部18の管軸方向に沿って下流方向に延在しておりこの吐出口22は、排水管接続部18の流れ方向の下流方向を指向している。この吐出口22は封水面Wよりも高位のレベルに位置している。この最低位部23は、流出室17の底面すなわち排水トラップ10の水路最低位部よりも上位に位置している。
このように構成された排水トラップの作動について次に説明する。
水を張った浴槽3の排水口3aの排水栓を抜くと、浴槽3内の水が流入口12から排水トラップ10の受入室11内に流入し、この受入室11内に渦状の旋回流を形成する。受入室11内の水位は次第に上昇し、ヘアキャッチャー15あるいはさらに排水枡4が旋回流に浸水した状態となる。これにより、排水枡4の内面やヘアキャッチャー15に付着しているゴミや毛髪がこすり落とされて、ゴミや髪の毛は渦の中心に集められ、渦の中心から下方へ落下し、ヘアキャッチャー15の下端の底面中央部に良好に集められる。
受入室11内で旋回している水の一部は、渦の中心付近から受入室11の底部中央の流出口16、流出室17及び排水管接続部18を経て排水管19へ流出する。
受入室11内に渦が形成されると、受入室11内の中央部の水面が凹み、吸引口21が大気に露出する。このため通気路20を介して空気が排水管19へ流入し、排水管19に生じる負圧が軽減される。この結果、排水トラップ10の流出室17の水が殆どすべて排水管19へ吸い出されて排水トラップが破封することが防止される。なお、この実施の形態では、通気路20の末端側が排水管19の下流方向に向かって延在しているので、通気路20から排水管19へ空気がスムーズに吸い出される。
この実施の形態では、受入室11内の渦状の旋回流が小口径の流出口16を経て流出室17へ流出する。この流出口16付近では、旋回半径が受入室11内における旋回半径よりも小さいため、旋回流速が大きい。この結果、受入室11内の旋回流も、この流出口16付近の高旋回流速に付随して高速となる。この結果、浴槽3の水位が低く流入口12からの流入水量が少ない場合でも、受入室11内に強力な旋回流が形成され、ヘアキャッチャー15や排水枡4が十分に洗浄される。また、ゴミがヘアキャッチャー15の中心部に効率よく集められる。
浴槽3からすべての水が流出すると、旋回流は停止し、排水トラップ10内には封水面Wのレベルの封水が残る。また、通気路20内にも吸引口21から水が流入し、通気路20内にも封水面Wまで封水が存在する。
これにより、排水管19側と洗い場及び浴槽3側とはいずれも封水によって隔絶されることになり、排水管19の臭気が洗い場や浴槽3へ逆流することが防止される。
第4図は別の実施の形態に係る排水トラップの縦断面図、第3図はこの実施の形態で用いられるヘアーキャッチャーの断面図である。
この実施の形態では、通気路20Aとして、吸引口21の近傍から上方に立ち上がって大気に開放した副通気路を有したものが用いられている。この副通気路は、通気路20Aと一体の下部副通気路24と、ヘアーキャッチャー15と一体の上部副通気路25とを備えている。ヘアーキャッチャー15を排水枡4に装着するときに、上部副通気路25の下端を下部副通気路24の上端に差し込んで両者を接続する。吸引口21は、受入室11内の側周面近傍に位置している。
第4図(a),(b)のその他の構成は第1図(a),(b)と同一であり、同一符号は同一部分を示している。
この排水トラップ10Aの排水時の動作は、通気路20A内に副通気路24,25を介して空気が取り込まれること以外は第1図(a),(b)と同様である。
この実施の形態では、通気路20Aは副通気路24,25を介して常時大気に連通しているので、排水管19に負圧が発生すると、早期に空気が排水管19に送り込まれ、負圧が抑制される。水没状態の吸引口21からは水が通気路20A内に流入し、この水は水泡状となって通気路20A内を流れる。
この場合、吸引口21の口径を小さくし、水没状態の吸引口21から通気路20A内に流れ込む水量を減少させ、副通気路24,25からの空気取り込み量を多くすることができる。なお、受入室11内の水位が低下して吸引口21が大気に露出したときには、吸引口21からも空気が取り込まれる。
第5図の排水トラップ10Bは、第4図の排水トラップ10Aにおいて吸引口21に対面してバッフル26を設けたものである。第5図のその他の構成は第4図と同一である。バッフル26は、この実施の形態では板状であるが、これに限定されない。バッフル26は、吸引口21の開口面積よりも大きいことが好ましい。バッフル26と吸引口21との間隔は1〜10mm程度が好ましい。また、バッフル26の面積は、吸引口21の開口面積の1〜100倍程度であることが好ましい。このバッフル26を設けたとことにより、浴槽排水流入時に吸引口21から通気路20A内に流入する水量が減少し、副通気路25,24を介して空気を効率よく排水管19へ送り込むことができる。
第6図はさらに別の実施の形態に係る排水トラップ10Cの縦断面図である。
この実施の形態では、通気路20Bの吸引口21は、流入口12の近傍において流入口12の上面と略同レベルにて下向きに開口している。この通気路20Bの吸引口21の近傍からは上方へ副通気路24,25が立設されている。
流入口12には、浴槽排水の水勢によって支軸32回りに回動するように弁体30が設けられている。この弁体30に、吸引口21内に入り込むクリーニングピン31が設けられている。その他の構成は第1図(a),(b)と同一であり、同一符号は同一部分を示している。
この排水トラップ10Cに対し浴槽3からの排水が流れ込まないときには、弁体30は垂下姿勢をとり、吸引口21は開放している。通気路20B内には封水面Wレベルまで水が溜っている。
浴槽3から排水が流れ込んでくると、この水勢によって弁体30が支軸32回りに上方に回動し、上記各実施の形態と同じく受入室11内に旋回流が形成される。弁体30が回動すると、弁体30が吸引口21に下側から当接すると共に、クリーニングピン31が吸引口21に入り込む。これにより、吸引口21が塞がれた状態となり、通気路20B内には専ら副通気路25,24を介して空気が流入し、排水管19へ多量の空気が送り込まれる。これにより、排水管19の負圧が抑制される。
浴槽3からの排水の流入が停止すると、弁体30は第6図(a)の垂下姿勢に戻り、吸引口21が開放し、通気路20B内に封水面Wレベルまで水が入り込む。
この実施の形態では、クリーニングピン31が吸引口21に出入りするので、吸引口21がクリーニング(清掃)され、吸引口21の閉塞が防止される。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の態様をもとりうる。例えば、吸引口21にメッシュを設けてもよい。
実施の形態に係る排水トラップの縦断面図である。 図1のII−II線断面図である。 別の排水トラップに用いられるヘアーキャッチャーの断面図である。 別の実施の形態に係る排水トラップの縦断面図である。 別の実施の形態に係る排水トラップの縦断面図である。 別の実施の形態に係る排水トラップの縦断面図である。
符号の説明
3 浴槽
4 排水枡
10,10A,10B,10C 排水トラップ
11 受入室
12 流入口
16 流出口
17 流出室
18 排水管接続部
19 排水管
20 通気路
21 吸引口
22 吐出口
23 通気路最低位部
26 バッフル
30 弁体
31 クリーニングピン

Claims (10)

  1. 洗い場排水の受入口を上部に有すると共に、浴槽排水を浴槽排水流入口から略接線方向に受け入れて旋回流を形成させる受入室を有し、
    該受入室内の水が水路最低部位を経て排水流路に流出する排水トラップにおいて、
    該受入室内に開口する吸引口と前記排水流路内に開口する吐出口とを連通する通気路が設けられており、
    該吸引口は、該受入室内の封水面よりも下位に位置しており、
    前記吐出口は前記封水面よりも高位に位置していることを特徴とする排水トラップ。
  2. 請求項1において、前記吸引口は、前記受入室内の旋回中心軸心付近に開口していることを特徴とする排水トラップ。
  3. 請求項1又は2において、前記通気路は、その途中に通気路最低部位を有しており、
    該通気路最低部位は前記水路最低部位よりも高位に位置していることを特徴とする排水トラップ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記通気路に連なり、前記受入室の封水面よりも上方にまで立ち上がり、大気に通じた副通気路を備えたことを特徴とする排水トラップ。
  5. 請求項4において、前記受入室内に浴槽排水が流入しているときに前記吸引口を閉又は小開度とし、浴槽排水の流入が停止すると吸引口を開又は大開度に復帰させる弁体を備えたことを特徴とする排水トラップ。
  6. 請求項5において、前記弁体は、浴槽排水の流入水勢によって前記吸引口を閉じる方向に移動可能に設けられていることを特徴とする排水トラップ。
  7. 請求項6において、前記弁体に、前記吸引口を閉じる方向に移動したときに該吸引口に入り込むクリーニングピンが設けられていることを特徴とする排水トラップ。
  8. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記吸引口に対峙して、吸引口への流入水量を減少させるためのバッフルが設けられていることを特徴とする排水トラップ。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項において、前記受入室の底部の中心部に、該受入室内の水を前記排水流路へ流出させるための流出口が設けられており、この流出口の口径が受入室の内径よりも小さいことを特徴とする排水トラップ。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項において、前記通気路の前記吐出口付近は、前記排水流路の排水流れ方向に沿って延在しており、
    該吐出口は前記排水流路の下流方向を指向して開口していることを特徴とする排水トラップ。
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