JPH0761752B2 - 感熱孔版印刷原紙用二軸延伸ポリエステルフイルム - Google Patents

感熱孔版印刷原紙用二軸延伸ポリエステルフイルム

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JPH0761752B2
JPH0761752B2 JP61257968A JP25796886A JPH0761752B2 JP H0761752 B2 JPH0761752 B2 JP H0761752B2 JP 61257968 A JP61257968 A JP 61257968A JP 25796886 A JP25796886 A JP 25796886A JP H0761752 B2 JPH0761752 B2 JP H0761752B2
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裕二郎 福田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N1/00Printing plates or foils; Materials therefor
    • B41N1/24Stencils; Stencil materials; Carriers therefor
    • B41N1/245Stencils; Stencil materials; Carriers therefor characterised by the thermo-perforable polymeric film heat absorbing means or release coating therefor

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  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフイルムに
関する。更に詳しくは穿孔性及び印刷時の解像度並びに
耐久性が改良された感熱孔版印刷原紙用フイルムに関す
る。
<従来の技術と発明が解決しようとする問題点> 従来、感熱孔版印刷用原紙としては、熱可塑性重合体フ
イルムに多孔性薄葉紙(天然繊維、合成繊維、半合成繊
維及びこれらの混沙したもの)を熱又は接着剤によりラ
ミネートしたものが知られている。
又、該フイルムを穿孔させる方法としては、赤外線等の
閃光によるものが良く知られている。図−1を参照し
て、該方法による原紙の穿孔原理を説明する。熱可塑性
重合体フイルム1に多孔性薄葉紙2をラミネートした感
熱孔版印刷原紙のフイルム1側に被写体である原稿3を
密着させる。多孔性薄葉紙2の側から閃光照射を行なう
と、原紙を透過した光線が原稿の黒色の画像部に吸収さ
れ、その部分が発熱する。従つて密着しているフイルム
1の原稿の画像部に対応する部分が溶融収縮して穿孔が
生ずる。
上記手法以外として、近年のサーマルプリンターの普及
により、該プリンターのサーマルヘツドを用いる方法が
使用されるようになつて来た。この方法は、サーマルヘ
ツドを印刷原紙の多孔性薄葉紙面、又はフイルム面に接
触させ、熱交換により該フイルムの穿孔を行なうもので
ある。
このように種々の方法により穿孔された感熱孔版印刷用
原紙を印刷機にセツトして印刷を行なうことにより簡便
に多数のコピーを作製する事が可能である。
上記のような感熱孔版印刷用原紙を構成する熱可塑性重
合体フイルムには、以下の3つの特性が要求される。
1) 熱穿孔性の良いフイルム。即ち、孔版機器のコス
トダウンが計れるように、少量の熱量で溶融収縮し、且
つ印刷時の画像が鮮明になるような適度な大きさの穿孔
が得られるような十分な熱収縮率をもつフイルム。
2) 多孔性薄葉紙とのラミネート及び印刷時の作業に
十分耐え得る強度、弾性率を持つフイルム。従来、原紙
に用いるフイルムは、良好な熱穿孔性を得るため、非常
に薄手のフイルム(通常0.5〜20μm好ましくは0.5〜12
μm)が使用されており、原紙作製時、及び、印刷時の
作業性、耐久性を持つためには、フイルムに十分な強
度、弾性率等、所謂腰の強さが必要とされる。
3) 印刷インキに使用されるトルエン、キシレン等の
有機溶剤に長時間耐えられるフイルム。
従来、感熱孔版印刷用原紙を構成する熱可塑性重合体フ
イルムとしてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン・塩化ビニル共
重合体、プロピレン・エチレン共重合体、エチレン・酢
酸ビニル共重合体等の種々のフイルムが提案されてい
る。しかしながら、上記の3つの特性を全て十分に満足
するフイルムは得られていない。例えば、ポリ塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、塩化ビニル共重合体は、熱穿孔性
は優れているが、強度、弾性率が十分でなく支持体との
貼り合せ適性及び耐久性が悪く、又、耐溶剤性もない。
ポリエチレン、ポリプロピレンプロピレン・エチレン共
重合体は耐溶剤性に優れているもののやはり強度、弾性
率が十分でなく、且つ、熱穿孔性も良好ではない。
<問題点を解決するための手段> 本発明者は、上記の従来の感熱孔版印刷原紙用フイルム
の欠点を解消したフイルムを提供する為鋭意研究した結
果、ある特定の結晶融解熱を持つポリエステルフイルム
が上記の条件を全て満たすことを見出した。
即ち、本発明の要旨は、フイルムの結晶融解熱が6〜10
cal/g、下記式(1)で表わされるフイルムの融解エネ
ルギーEが95cal/g以下で、該融解エネルギーの、フイ
ルムの単位面積当りの値が3.0×10-3cal/cm2以下であ
り、フイルムの融点が230℃以下であり、且つフイルム
を構成するポリエステルの共重合成分の割合が15〜35mo
l%であることを特徴とする感熱孔版印刷原紙用二軸延
伸ポリエステルフイルムに存する。
E=Cp(Tm−To)+Xc・λm ……(1) (上記式中で、Cpはフイルムの比熱、Tmはフイルムの融
点、Toは室温、Xcはフイルムの結晶化度、Xc・λmはフ
イルムの結晶融解熱を表わす。) 以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明においてポリエステルフイルムの結晶融解熱は6
〜10cal/g、好ましくは6〜9cal/g、更に好ましくは6
〜8.5cal/gである。フイルムの結晶融解熱が10cal/g以
上のポリエステルフイルムは、その安定した結晶構造の
為に、穿孔に多量の熱量を必要とし、たとえ穿孔に十分
な熱量が照射又は伝達されても、そのようなフイルムは
通常加熱収縮率が小さいので、必要な大きさの文字が得
られず、印刷時に文字が細くなつたり、かすれ部が多く
なる。一方、フイルムの結晶融解熱が6cal/g以下のポリ
エステルフイルムでは、熱穿孔性は良好であるが、十分
な強度、弾性率、耐溶剤性が得られず、多孔性薄葉紙と
のラミネート及び印刷時の作業に耐えられなくなる。
フイルムの穿孔性特性は(1)式の融解エネルギーEの
値に依り、優秀な穿孔性を得る為にはEの値が95cal/g
以下であることが必要であり、好ましくは90cal/g以
下、更に好ましくは85cal/g以下であることが望まし
い。
上記(1)式で融解エネルギーの値に大きく寄与してい
るのは右辺の第1項である。ポリエステルフイルムの比
熱は、種類に余りよらず約0.4cal/g・degなので、第1
項を小さくする為には融点を低くする必要がある。それ
故、本発明のフイルムの融点は230℃以下である必要が
あり、好ましくは220℃以下、更に好ましくは200℃以下
であることが望ましい。
実際にこのフイルムを用いて原紙作製後、穿孔をする時
に必要な熱量は、フイルムの厚さとフイルムの単位面積
当りの融解エネルギーによつて決まる。孔版機器のコス
トを考慮すると、フイルムは出来るだけ少量の熱量で穿
孔出来ることが好ましく、フイルムの厚さもより薄い方
が好ましいが、作業性、耐刷性の点からフイルムの厚さ
を薄くすることには限界がある。それ故、穿孔に必要な
熱量を少なくする為には、フイルムの単位面積当りの融
解エネルギーを小さくする必要があり、本発明において
は、その値が3.0×10-3cal/cm2以下、好ましくは2.5×1
0-3cal/cm2以下、更に好ましくは2.0×10-3cal/cm2以下
であることが必要である。
本発明に用いるポリエステルはポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレートのうちの一つを主成分とし、主成分以
外の共重合成分の割合が15〜35mol%の範囲である。共
重合割合が15mol%未満では、印刷物の鮮明度が劣り、3
5mol%を超えると、印刷時の耐刷性が劣る。
エチレンテレフタレート成分、エチレン−2.6−ナフタ
レート成分、ブチレンテレフタレート成分以外の成分
は、共重合成分として加える場合は酸成分としてイソフ
タル酸、フタル酸、p−ヒドロキシ安息香酸等の芳香族
ジカルボン酸又は芳香族オキシカルボン酸、セバシン
酸、アジピン酸等の脂肪族カルボン酸等が挙げられる。
グリコール成分としては、ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブタンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール等が挙げられる。
また、エチレンテレフタレート成分、エチレン−2,6−
ナフタレート成分、ブチレンテレフタレート成分以外の
成分をブレンドして加える場合は、ブレンドされる樹脂
としては、各種飽和ポリエステル、ポリオレフイン、ポ
リスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエー
テル等が挙げられる。
本発明に用いるポリエステル中には、例えばリン酸、亜
リン酸及びそれらのエステル等の安定剤や二酸化チタ
ン、微粒子状シリカ、カオリン等の添加剤、滑剤等が含
まれていてよい。又、フイルムの極限粘度は0.45〜1.0
が好ましい。
本発明のポリエステルフイルムは、インフレーシヨン同
時二軸法、ステンター同時二軸法、ステンター逐次二軸
法のいずれの処法によつて整膜してもよい。
本発明のポリエステルフイルムの厚さは特に限定されな
いが、0.5〜20μm、好ましくは0.5〜12μmの場合が、
印刷の鮮明度、作業性、耐刷性がより良好となり好まし
い。
本発明のポリエステルフイルムのF5値は特に限定されな
いが、長手方向と幅方向のF5値の和が16Kg/mm2以上、好
ましくは18Kg/mm2以上である場合、孔版原紙の作業性、
耐刷性がより良好となり好ましい。
本発明のポリエステルフイルムの密度は、第1成分がポ
リエチレンテレフタレートの場合は1.350〜1.390g/mlで
あることが好ましく、更に好ましくは1.360〜1.380g/ml
である。フイルム密度が1.390g/ml以上の場合、加熱収
縮率が小さく、閃光照射時に必要な大きさの穿孔が形成
できず、印刷時に文字が細くなつたり、かすれ部が多く
なり鮮明な画像が得られ難い。一方、フイルム密度が1.
360g/ml未満の場合、加熱収縮率が大きく、閃光照射時
に過度の大きさの穿孔が形成され、印刷時に“○”、
“□”等の文字、図形が“●”、“■”となる傾向があ
り、画像が不鮮明となる。
同様に、本発明のポリエステルフイルムの第1成分がポ
リブチレンテレフタレートの場合は、フイルム密度は好
ましくは1.10〜1.30g/ml、更に好ましくは1.15〜1.25g/
mlである。
次に本発明のフイルムの製膜方法を具体的に説明する
が、本発明は必要特性を満足する限り、この例示に限定
されるものではない。
カオリン、シリカ等の微細粒子を含有せしめたポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレートのうちの1つの重合体
を主とした原料を乾燥し、通常200〜320℃の範囲の温度
で押出機よりシート状に押出し、80℃以下の温度に冷却
して実質的に無定形のシートとする。この際、常法の静
電印加冷却法を用いることが好適である。次いで該シー
ト状物を縦及び横方向に少なくとも面積倍率で4倍以上
となるよう延伸して二軸配向フイルムを得、更に該フイ
ルムを100〜210℃、好ましくは110〜200℃の範囲の温度
で熱処理することにより得ることができる。その過程に
おいて熱処理の最高温度のゾーン及び/又は、熱処理出
口のクーリングゾーンにて巾方向及び縦方向に0.1〜20
%弛緩してもよく、又2段熱処理を行なつても構わな
い。
かくして本発明のポリエステルフイルムは、常法に従つ
てこれに所定の多孔性薄葉紙を公知の接着剤を用いてラ
ミネートすることにより熱穿孔性、原紙作製時及び印刷
時の作業性、耐久性、そして耐溶剤性に優れた感熱孔版
印刷用原紙が得られる。
<実施例> 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定
されるものではない。尚、以下の実施例における物性測
定法を以下に示す。
(1) フイルムの比熱Cp ポリマー10mgをPerkin−Elmer社製DSC−II型自記差動熱
量計(DSC)にセツトし、N2気流中で20℃/minの速度で
加熱してゆき、150℃での値を測定した。標準物質とし
てサフアイアを用いた。
(2) フイルムの融点Tm ポリマー10mgをPerkin−Elmer社製DSC−I型自記差動熱
量計(DSC)にセツトし、N2気流中で16℃/minの昇温速
度で加熱してゆき、該ポリマーの融解にともなう吸熱が
ピークを示す温度を融点とした。
(3) フイルムの結晶融解熱Xc・λm ポリマー10mgをPerkin−Elmer社製DSC−I型自記差動熱
量計(DSC)にセツトし、N2気流中で16℃/minの昇降速
度で加熱してゆき、該ポリマーの融解にともなう吸熱エ
ネルギーをポリマー試料重量で割つた値である。
(4) フイルムの融解エネルギーE (1)〜(3)で測定したCp,Tm,Xc・λmを用い下記の
式によつて計算した。
E=Cp(Tm−To)+Xc・λm 上式Toは室温であり、To=25℃で計算を行なつた。
(5) フイルムの単位面積当りの融解エネルギー△E フイルム1cm2当りの融解エネルギーの値であり下記の式
で計算する。
△E=E×(フイルムの密度)×(フイルムの厚さ) (6) 極限粘度(〔η〕) 試料200mgを、フエノール/テトラクロロエタン=50/50
の混合溶液20mlに加え、約110℃で1時間加熱溶解後30
℃で測定した。
(7) 鮮明度 得られたフイルムにポリ酢酸ビニルを接着剤として、目
付5g/m2のポリプロピレン性多孔製薄葉紙に貼り合わ
せ、これを原紙として感熱フラツシユ製版機及びサーマ
ルプリンターで製版し謄写印刷を行ない、2種の印刷の
鮮明度を目視で判定した。原稿の連続した線がそのまま
印刷されているものをA、不連続な箇所もあるが線とし
て認められるものをB、完全に不連続な線と判定される
ものをCとした。
(8) 耐刷性 印刷機でフイルムが破損するまでに刷れる枚数で表わし
た。1000枚以上であれば、実用上問題ない。
比較例1 〔η〕=0.62のポリエチレンテレフタレートを290℃で
溶融押出して、未延伸シートを得た。次いで縦方向に4.
0倍、横方向に3.8倍延伸し、150℃で熱固定を行なつ
た。得られたフイルムの厚さは2μであつた。
実施例1 酸成分がテレフタル酸80mol%、イソフタル酸20mol%か
らなりグリコール成分がエチレングリコールからなる
〔η〕=0.60のポリエステルを230℃で溶解押出しを行
ない、未延伸シートを得た。次いで縦方向に4.2倍、横
方向に4.0倍逐次延伸を行ない、160℃で熱固定をして、
厚さ2μのフイルムを得た。
実施例2 実施例1のポリエステルを用い、実施例1と同様に製膜
して厚さ4μのフイルムを得た。
比較例2 〔η〕=0.62のポリエチレン−2,6−ナフタレートを300
℃で溶解押出して、未延伸シートを得た。次いで縦方向
に130℃で3.5倍、横方向に135℃で3.6倍逐次延伸を行な
い、160℃で熱固定をして厚さ1.5μのフイルムを得た。
実施例3 酸成分が2,6−ナフタレンジカルボン酸80mol%、1,5−
ナフタレンジカルボン酸20mol%からなり、グリコール
成分がエチレングリコール95mol%、ジエチレングリコ
ール5mol%からなる〔η〕=0.62のポリエステルを250
℃で溶融押出しを行ない未延伸シートを得た。次いで縦
方向に3.7倍、横方向に3.8倍逐次延伸を行ない、180℃
で熱固定を行ない、厚さ1.5μのフイルムを得た。
実施例4 ブチレンテレフタレート単位が65mol%を占め、酸成分
としてテレフタル酸以外にイソフタル酸、グリコール成
分として、エチレングリコール以外にテトラメチレング
リコールを含む〔η〕=0.60のポリエステルを210℃で
溶融押出して、未延伸シートを得、次いで縦方向に4.0
倍、横方向に4.0倍逐次延伸を行ない、180℃で熱固定を
行なつた。得られたフイルムの厚さは2μであつた。
実施例5 〔η〕=0.62のポリエチレンテレフタレート85mol%に
ポリエチレングリコール15mol%添加したポリマーを、
比較例1と同様に製膜し、厚さ2μのフイルムを得た。
比較例3 酸成分がテレフタル酸70mol%、イソフタル酸30mol%か
らなり、グリコール成分がエチレングリコール95mol、
ジエチレングリコール5mol%からなる〔η〕=0.60のポ
リエステルを280℃で溶融押出して未延伸シートを得、
次いで縦方向に80℃で4.0倍、横方向に90℃で4.0倍延伸
し、150℃で熱固定して厚さ2μのフイルムを得た。
上記の実施例及び比較例で得られたフイルムの結晶融解
熱、融解エネルギー、融点及び該フイルムを用いた孔版
原紙の印刷時の特性を表1にまとめた。
<発明の効果> 本発明のフイルムは印刷時の耐刷性を保ち、且つ印刷物
の鮮明度も良好である。
【図面の簡単な説明】 図1は感熱孔版印刷用原紙の穿孔原理の説明図であり、
図中で1は熱可塑性重合体フイルム、2は多孔性薄葉
紙、3は原稿、4は光源を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムの結晶融解熱が6〜10cal/g、下
    記式(1)で表わされるフイルムの融解エネルギーEが
    95cal/g以下で、該融解エネルギーの、フイルムの単位
    面積当りの値が3.0×10-3cal/cm2以下であり、フイルム
    の融点が230℃以下であり、且つフイルムを構成するポ
    リエステルの共重合成分の割合が15〜35mol%であるこ
    とを特徴とする感熱孔版印刷原紙用二軸延伸ポリエステ
    ルフイルム。 E=Cp(Tm−To)+Xc・λm ……(1) (上記式中で、Cpはフイルムの比熱、Tmはフイルムの融
    点、Toは室温、Xcはフイルムの結晶化度、Xc・λmはフ
    イルムの結晶融解熱を表わす。)
JP61257968A 1985-10-31 1986-10-29 感熱孔版印刷原紙用二軸延伸ポリエステルフイルム Expired - Lifetime JPH0761752B2 (ja)

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