JPH0760138A - 籾摺選別機の動力伝動装置 - Google Patents

籾摺選別機の動力伝動装置

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JPH0760138A
JPH0760138A JP21255793A JP21255793A JPH0760138A JP H0760138 A JPH0760138 A JP H0760138A JP 21255793 A JP21255793 A JP 21255793A JP 21255793 A JP21255793 A JP 21255793A JP H0760138 A JPH0760138 A JP H0760138A
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machine
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brown rice
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Tsutomu Isshiki
勉 一色
Shoichi Fukumoto
彰一 福本
Eiji Mori
森  英二
Yuzumi Okada
柚実 岡田
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】機体前部の主モ−タ29から籾摺部A,摺落米
風選部Bの籾摺風選部伝動装置を介して揺動選別装置1
5に揺動伝動装置に動力を伝達し、次いで、揺動選別装
置15の揺動伝動装置を経由して機体後部のバケット揚
穀型の玄米揚穀機3あるいはスロ−ワ揚穀型の玄米揚穀
機3へ動力を伝達するにあたり、籾摺風選部伝動装置の
正転取出プ−リ49あるいは逆転取出プ−リ58から択
一的に揺動伝動ベルト46を介して揺動伝動装置に動力
を伝達し、揺動選別装置から玄米伝動ベルト56を介し
て、スロ−ワ揚穀型の玄米揚穀機3あるいはバケット揚
穀型玄米揚穀機3に動力を伝達する。 【効果】特別な伝動部材を必要としないで、正回転ある
いは逆回転の動力を、バケット揚穀型あるいはスロ−ワ
揚穀型の玄米揚穀機3に伝達できて、簡単な構成とする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、揺動選別装置型の籾
摺選別機において、機体前部の主モ−タから揺動選伝動
置を経て機体の後部の玄米揚穀機へ動力を伝達する動力
伝動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機体の前部には、籾摺部,摺落米風選部
及び混合米揚穀機を、また、機体後部には、混合米を選
別する揺動選別装置を、夫れ夫れ配置し、機体の最後部
に玄米揚穀機を配置した籾摺選別機がある。このような
籾摺選別機において、揺動選別装置で選別された玄米を
玄米揚穀機で機外へ取り出すにあたり、スロ−ワ揚穀型
の玄米揚穀機あるいはバケット揚穀型の玄米揚穀機を、
択一的に機体に取り付けて、玄米を取り出すタイプのも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置に
あつては、スロ−ワ揚穀型及びバケット揚穀型の両タイ
プでは、玄米揚穀機の回転方向が正逆方向に異なるの
で、揺動選別装置の伝動部から玄米揚穀機に動力を取り
入れる構成であると、スロ−ワ型あるいはバケット型の
何れか一方に、逆転装置を介して動力を伝達する必要が
あり、構成が複雑化するという欠点があつた。
【0004】そこで、この発明は、揺動伝動装置を経由
して玄米揚穀機へ動力を伝達するにあたり、伝動ベルト
の掛け替えにより、揺動選別装置の揚穀伝動装置には、
正逆何れの回転でも動力を伝達できる構成として、従来
装置の欠点を解消しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、機体前部に配置されて
いる籾摺部A,摺出米風選部B及び混合米揚穀機2、機
体後部に配置されている揺動選別装置型の混合米選別部
C,揺動選別装置15型の混合米選別部Cの後側に配置
されていてスロ−ワ型玄米揚穀機3あるいはバケット揚
穀型玄米揚穀機3を択一的に選択して構成する籾摺選別
機であつて、主モ−タ29から籾摺部A及び摺落米風選
部Bの回転部にプ−リ群及び伝動ベルト群からなる籾摺
風選伝動装置を介して動力を伝達し、この籾摺風選部伝
動装置を経由して揺動選別装置15の揺動伝動装置を駆
動し、この揺動伝動装置を経由して玄米揚穀機3に動力
を伝達するにあたり、前記の籾摺風選部伝動装置の正転
取出プ−リ49あるいは逆転取出プ−リ58から揺動伝
動ベルト51を介して択一的に正転動力あるいは逆転動
力を揺動選別装置15に動力を伝達し、さらに揺動伝動
装置から玄米伝動ベルト56を介して、バケット揚穀型
の玄米揚穀機3あるいはスロ−ワ揚穀型の玄米揚穀機3
へ動力を伝達することを特徴とする籾摺選別機の動力伝
動装置の構成としたものである。
【0006】
【作用】機体前部の主モ−タ29から揺動選別装置15
の揺動伝動装置を経由して機体後部の玄米揚穀機3に動
力を伝達するにあたり、バケット揚穀型の玄米揚穀機3
が取り付けられている場合には、主モ−タ29から籾摺
風選伝動装置の正転取出プ−リ49及び揺動伝動ベルト
46を経て揺動伝動装置に動力を伝達し、次いで、揺動
伝動装置から玄米伝動ベルト56を経て、バケット揚穀
型の玄米揚穀機3に正回転の動力が伝達されて玄米が揚
穀され、また、スロ−ワ揚穀型の玄米揚穀機3へ動力を
伝達する場合には、主モ−タ29,逆転取出プ−リ58
から揺動選別装置15の揺動伝動装置に逆回転の動力が
伝達され、次いで、揺動伝動装置を経て、スロ−ワ揚穀
型の玄米揚穀機3に動力が伝達されて、玄米が揚穀され
る。
【0007】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図1及至図3に示す実施例の構成につ
いて説明する。この籾摺選別機は、籾摺をする籾摺部
A,籾摺部Aからの摺落米を風選する摺落米風選部B,
摺落米風選部Bでの風選後の混合米を籾・玄米に分離選
別する揺動選別装置型の混合米選別部C,穀粒を揚穀搬
送する揚穀搬送部Dにより構成されている。そして、籾
摺部Aを機体の前上部に、また、摺落米風選部Bを機体
の前下部に夫れ夫れ配置すると共に、摺落米風選部Bの
吸引排塵機1を籾摺部Aの前方に配置し、籾摺部A及び
摺落米風選部Bの一横側部に揚穀搬送部Dの混合米揚穀
機2を配置し、機体の後部には揺動選別装置型の混合米
選別部Cを配置し、揺動選別装置型の混合米選別部Cの
後方には、揚穀搬送部Dの玄米揚穀機3を配置する構成
である。
【0008】籾摺部Aは、籾ホッパ4,籾摺ロール5,
5,籾摺室6等で構成されている。次に、摺落米風選部
Bについて説明する。摺落米風選箱体7の後部には、上
方の籾摺室6から摺落米が流下して、摺落米風選路8の
選別始端側に供給され、終端側ほど高位の斜設された摺
落米風選路8で摺落米は風選される構成である。この摺
落米風選路8の始端側下方には、選別された摺落米を受
ける摺落米受樋9が設けられおり、また、終端側下方に
は、粃米を受ける粃米受樋10が設けられている。摺落
米風選路8を始端側から終端側へ流れた選別風は、吸引
排塵機1,排塵筒11を経て機外へ排出される構成であ
る。粃米受樋10に落下選別された粃米は、粃ラセンで
一側に搬送され、粃揚穀機12で揚穀され、次いで、籾
揚穀機27を経て、籾摺部Aに還元される。また、摺落
米受樋9に落下選別された摺落米は、摺落米ラセン13
で横側方の混合米揚穀機2に搬送され、混合米揚穀機2
で揚穀されて混合米ホッパ14に供給される。
【0009】次に、揺動選別装置15で構成されている
混合米選別部Cについて説明する。多段の揺動選別板1
6,16,…は、穀粒の流下排出方向である縦方向(図
1の紙面に直交する前後方向)及び縦方向に直交する選
別方向である横方向の2面とも傾斜した構成として、横
方向を機体の前後方向に沿わせた状態で、機体の後部に
配置されていて、揺動アーム17a,17a,…で横方
向の斜上下に往復動される構成である。混合米ホッパ1
4の混合米は、分配樋17,分配ケース18を経て、揺
動選別板16,16,…の縦方向の高い供給側で、且
つ、横方向の高い揺上側に構成されている供給口から、
揺動選別板16,16,…に供給される構成である。揺
動選別板16,16,…の縦方向排出側に対向して、玄
米仕切板19及び籾仕切板20が設けられていて、揺動
選別板16,16,…の横方向揺上側の玄米分布流域,
横方向中間部の混合米分布流域及び横方向揺下側の籾分
布流域に分布する玄米,混合米及び籾が、夫れ夫れ玄米
仕切板19及び籾仕切板20で仕切られて取り出される
構成である。このようにして取り出された玄米は、玄米
受樋21,玄米流路22を経て、後方の玄米揚穀機3の
下部に流入し、玄米揚穀機3で揚穀されて、機外に取り
出される。また、このようにして取り出された混合米
は、混合米受樋23,混合米流路24を経て摺落米受樋
9に流入し、摺落米受樋9の摺落米移送ラセン13,混
合米揚穀機2,混合米ホッパ14,分配樋17,分配ケ
ース18を経て、揺動選別板16,16,…に供給され
て、再選別されるものである。また、このようにして取
り出された籾は、籾受樋25,籾流路26を経て籾揚穀
機27に流入し、籾揚穀機27で揚穀されて籾摺部Aに
還元され、再度の籾摺がされる構成である。なお、摺落
米ラセン13の軸に籾揚穀機27のスロ−ワ翼の軸部を
一体的に取り付けている。
【0010】次に、図4及び図5に基づいて、伝動装置
について説明する。摺落米風選部Bの前下部には、主モ
ータ29を配置し、主モータ29の原動プ−リ30と籾
摺ロール5に一体的な主軸プ−リ31,主テンションプ
−リ32に主伝動ベルト33が巻き掛けられている。ま
た、主プ−リ31と一体的な主軸小プ−リ34,正回転
する中間プ−リ35,粃プ−リ36,排塵テンションプ
−リ37及び排塵プ−リ38に、排塵伝動ベルト39を
巻き掛けている。粃プ−リ36と一体的な粃小プ−リ4
0,混合米揚穀機2の下部ロ−ラ(図示省略)と一体回
転し且つ内側の混合米大プ−リ41及び混合米テンショ
ンプ−リ42に混合米伝動ベルト43を巻き掻けてい
る。混合米揚穀機2の下部ロ−ラ(図示省略)に取り付
けられていて且つ外側の混合米小プ−リ44,摺落米ラ
セン13の軸部に取り付けられている摺落米プ−リ45
に、摺落米伝動ベルト46を掛け回し、摺落米ラセン1
3及びスロ−ワ型の籾揚穀機27に動力を伝達してい
る。
【0011】揺動選別板16を駆動する揺動軸47は、
揺動選別板16の下方で、且つ、機体の左右横方向に沿
わせて配置されていて、揺動軸47における揺動選別板
16の供給側下方である一側方に揺動プ−リ48を取り
付け、この揺動プ−リ48,中間プ−リ35と一体的な
正転取出プ−リ49及び揺動テンションプ−リ50に、
揺動伝動ベルト51を巻き掛けている。そして、揺動軸
47の偏心部と揺動ア−ム17a,17aとを、クラン
クロッド(図示省略)で連結して、揺動選別板16を揺
動する構成としている。
【0012】また、揺動軸47の左右横方向の他側方で
ある揺動選別板16の排出側下方には、中継プ−リ52
を取り付けて、この中継プ−リ52,バケット揚穀型の
玄米揚穀機3の下部ロ−ラ53と一体的に回転する玄米
プ−リ54及び玄米テンションプ−リ55に、玄米伝動
ベルト56を掛け回し、玄米揚穀機3のバケット付ベル
ト57が時計方向に回転し、玄米が揚穀される。
【0013】次に、図4に基づき、スロ−ワ型の玄米揚
穀機3への動力伝動について説明する。この場合には、
揺動選別装置15への伝導用の揺動伝動ベルト51を、
図4の仮想線で示すように、掛け替えをする。即ち、機
体前部の逆回転する粃プ−リ36と一体的に回転する逆
転取出プ−リ58,揺動テンションプ−リ50及び揺動
プ−リ48に、揺動伝動ベルト51を掛け替えて、揺動
軸47に逆回転の動力を伝達し、更に、中継プ−リ5
2,スロ−ワ揚穀型の玄米揚穀機3のスロ−ワ玄米プ−
リ59及び玄米テンションプ−リ55に、玄米伝動ベル
ト56を掛け回る。すると、揺動軸47が前述のバケッ
ト揚穀型の玄米揚穀機3への動力伝達時とは逆方向に回
転し、更に、中継プ−リ50,玄米伝動ベルト56から
スロ−ワ型の玄米揚穀機3のスロ−ワ玄米プ−リ59に
動力が伝達されて、スロ−ワ揚穀型の玄米揚穀機3にお
けるスロ−ワ羽根(図示省略)が、反時計方向に回転
し、玄米が揚穀される。
【0014】なお、揺動伝動ベルト51緊張用の揺動テ
ンションプ−リ50は、摺落米風選箱体7の側部に移動
調節自在に設けられていて、正逆回転の何れの伝導時に
も揺動伝動ベルト51の緊張をする。また、玄米伝動ベ
ルト56緊張用の玄米テンションプ−リ55は、機体の
側部に移動調節自在に設けられていて、バケット揚穀型
の玄米揚穀機3あるいはスロ−ワ揚穀型の玄米揚穀機3
の正逆伝導何れの場合にも、玄米伝動ベルト56の緊張
をする。
【0015】次に、図6により混合米揚穀機2の具体構
成について説明する。混合米揚穀機2の揚穀ケ−スを、
左側面60a,右側面60b,前側面60c,上側面6
0d及び下側面60eで構成されている揚穀ケ−ス部6
0に対して、後側面61の全面が着脱自在に構成されて
いて、その後側面61の上端には、穀粒取出部62が固
着されている。この揚穀ケ−ス部60の上下に軸支され
ている上・下プ−リ(図示省略)に、バケット63,6
3,…付きの揚穀ベルト64が掛け回されている。この
ように構成されているので、混合米揚穀機2に穀粒が詰
った場合には、揚穀ケ−ス部60に対して、後側面61
を取り外すと、揚穀ケ−ス部60の後面側が上下全体に
わたって開放され、穀粒の排出処理が容易となる。
【0016】次に、図7及び図8について説明する。機
体後部の玄米揚穀機3には、取出中の玄米の埃を除去す
る吸引除塵機65が設けられていて、この吸引除塵機6
5は除塵モ−タ66で駆動される。吸引除塵機65で除
塵されて埃及び排風は、吸塵パイプ67,揺動選別装置
15の側方の中継パイプ68を経て混合米揚穀機2の揚
穀ケ−ス部2aの下部に流入し、次いで、揚穀ケ−ス部
2a内を下部から上部に流れて、最終パイプ70を経て
吸引排塵機1へ送られる構成である。このように構成さ
れているので、機体後部の玄米揚穀機3の取出玄米から
除塵をするにあたり、混合米揚穀機2の揚穀ケ−ス部2
aを経て機体前部の吸引排塵機1へ送られるので、構成
が簡素化される。なお、小型の籾摺選別機では、吸引除
塵機65の除塵モ−タ66を省略して、玄米揚穀機3の
埃を吸引排塵機1で直接吸引する構成としてもよい。
【0017】次に、図9及び図10について説明する。
機体後部の玄米揚穀機3には、取出中の玄米の埃を除去
し、且つ、除塵モ−タ66で駆動される吸引除塵機65
が設けられている。吸引除塵機65で除塵されて埃及び
排風は、吸塵パイプ67に送り込まれる。揺動選別装置
15における揺動選別板16,16,…の下部側方に
は、プ−リ,伝動ベルトからなる揺動伝動装置71が設
けられていて、この揺動伝動装置71は伝動カバ−72
で被覆されている。この伝動カバ−72の内面部には、
断面半円筒形状の吸塵通路部73を固着して、揺動伝動
装置71の部分と仕切った構成とし、この吸塵通路部7
3の始端側を前記吸塵パイプ67の終端側に接続し、吸
塵通路部73の終端側を摺落米風選箱体7における摺落
米風選路8の始端側に接続している。
【0018】このように構成されているので、吸引除塵
機65で吸引された埃は、吸塵パイプ67,伝動カバ−
72の吸塵通路部73,摺落米風選路8を経て、吸引排
塵機1から機外に排出されるものであり、伝動カバ−7
2内に吸塵通路部73を構成しているので、機体の小型
化及び伝動カバ−72の強度アップを図られる。次に、
図11について説明する。機体後部の玄米揚穀機3に
は、取出中の玄米の埃を除去し、且つ、除塵モ−タ66
で駆動される吸引除塵機65が設けられている。この吸
引除塵機65には吸塵パイプ67が接続されていて、吸
塵パイプ67の終端側を摺落米風選箱体7における摺落
米受樋9の下方位置に連通している。摺落米風選箱体7
の摺落米風選路8の下方には、屑米貯留室74を設け、
粃受樋10の粃ラセン75で一側に搬送された粃、ある
いは、粃受樋10の底部の開口により取り出された粃
が、粃連通路76を経て屑米貯留室74に供給され、ま
た、摺落米受樋9の底部を開口すると、摺落米受樋9の
残粒米が、屑米貯留室74に落下供給される構成であ
る。吸塵パイプ67の終端側を屑米貯留室74に連通
し、屑米貯留室74の上部に広幅の粃選別風路77の始
端側を連通し、粃選別風路77の終端側を粃受樋10の
近傍から摺落米風選路8の中途部に合流する構成であ
る。
【0019】このように構成されているので、吸引除塵
機65で吸引された埃及び排風は、吸塵パイプ67,屑
米貯留室74,粃選別風路77を経て摺落米風選路8に
流入し、粃を風選した後、機体前部の吸引排塵機1から
機外へ排出され、玄米及び粃を良好に風選することがで
きる。次に、図1乃至図3に示す実施例の作用について
説明する。
【0020】籾摺選別機で籾摺選別作業をする場合に
は、機体の回転各部を駆動し、籾ホッパ4に籾を張り込
み、籾を籾摺ロール5,5に供給すると、互いに反対方
向に回転している籾摺ロール5,5で籾摺され、摺落米
は下方の摺落米風選路8の始端側に落下供給される。摺
落米風選路8に供給された摺落米は、選別風により選別
され、軽い籾殻は摺落米風選路8の終端側に流れて、吸
引排塵機1及び排塵筒11を経て機外に排出され、ま
た、比較的軽い粃米は粃受樋10に落下選別され、ま
た、重い籾・玄米の混合米は摺落米受樋9に落下選別さ
れる。次いで、摺落米受樋9の摺落米は、摺落米ラセン
13で側方に搬送されて、混合米揚穀機2の下部に流入
して揚穀され、混合米ホッパ14,分配樋17及び分配
ケース18を経由して、揺動選別板16,16,…に供
給される。
【0021】揺動選別板16,16,…に供給された混
合米は、揺動アーム17a,17aの横方向斜上下の往
復揺動により、粒形の大小,比重の大小あるいは摩擦抵
抗の差異等により選別されて、横方向の揺上側である玄
米分布流域に偏流分布した玄米は、玄米仕切板19で仕
切られて取り出されて、玄米受樋21,玄米流樋22,
玄米揚穀機3を経て、機外に取り出さる。また、揺動選
別板16,16,…の横方向中間部である混合米分布流
域に偏流分布した混合米は、玄米仕切板19と籾仕切板
20とで仕切られて取り出され、次いで、混合米受樋2
3,混合米流路24,摺落米受樋9,混合米揚穀機,混
合米ホッパ14,分配樋17及び分配ケース18を経
て、揺動選別板16,16,…に供給されて、再選別さ
れる。また、揺動選別板16,16,…の横方向揺下側
の籾分布流域に偏流分布した籾は、籾仕切板20で仕切
られて取り出され、籾受樋25,籾流路26,籾揚穀機
27を経て籾摺部Aに揚穀還元され、再度の籾摺がされ
る。
【0022】次に、図4及び図5の伝動関係の作用につ
いて説明する。主モータ29の原動プ−リ30,主伝動
ベルト33,主軸プ−リ31を経て籾摺ロール5,5が
駆動され、また、主プ−リ31,主軸小プ−リ34,排
塵伝動ベルト39を経て、粃プ−リ36及び排塵プ−リ
38が回転し、粃ラセン及び吸引排塵機1が駆動され、
また、粃プ−リ36と一体的な粃小プ−リ40,混合米
伝動ベルト43を経て、混合米大プ−リ41が回転し、
混合米揚穀機2が駆動され、また、混合米小プ−リ4
4,摺落米伝動ベルト46を経て、摺落米プ−リ45が
回転し、摺落米ラセン13及びスロ−ワ型の籾揚穀機2
7が駆動される。また、中間プ−リ35,正転取出プ−
リ49,揺動伝動ベルト51,揺動プ−リ48を経て揺
動軸47が回転し、揺動軸47の偏心部及びクランクロ
ッド(図示省略),揺動ア−ム17a,17aを経て、
揺動選別板16を揺動する。
【0023】次いで、玄米揚穀機3への動力伝達につい
て説明すると、バケット揚穀型の玄米揚穀機3へ動力を
伝達する場合には、上述のようにして揺動軸47に動力
が伝達されると、次いで、揺動軸47,中継プ−リ5
2,玄米伝動ベルト56を経て玄米プ−リ54が回転
し、玄米揚穀機3のバケット付ベルト57が時計方向に
回転し、玄米が揚穀される。
【0024】バケット揚穀型の玄米揚穀機3に替えて、
スロ−ワ型の玄米揚穀機3が取り付けられている場合に
は、揺動伝動ベルト51を、図4の仮想線で示すよう
に、粃プ−リ36と一体的に回転する逆転取出プ−リ5
8,揺動テンションプ−リ50及び揺動プ−リ48に掛
け替える。すると、揺動軸47に逆回転の動力が伝達さ
れ、更に、中継プ−リ52,玄米伝動ベルト56を経て
スロ−ワ玄米プ−リ59が回転し、スロ−ワ揚穀型の玄
米揚穀機3のスロ−ワ羽根(図示省略)が、前述とは反
対の反時計方向に回転し、玄米が揚穀される。
【0025】
【発明の効果】この発明は、上述のように、機体後部に
設けられている正回転するバケット揚穀型の玄米揚穀機
3あるいは逆回転するスロ−ワ型の玄米揚穀機3に、動
力を伝達する際に、籾摺風選伝動装置の正転取出プ−リ
49あるいは逆転取出プ−リ58に、揺動伝動ベルト4
6を掛け替えることにより、特別な部品を必要としない
で、正逆2種類の動力伝達をすることができ、構成が簡
素化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】切断側面図
【図2】切断正面図
【図3】平面図
【図4】切断側面図
【図5】正面図
【図6】分解した斜視図及び側面図
【図7】一部切断した側面図
【図8】切断平面図
【図9】切断平面図及び斜視図
【図10】切断側面図
【図11】切断側面図
【符号の説明】
A 籾摺部 B 摺落米風選部 C 混合米選別部 D 揚穀搬送部 1 吸引排塵機 2 混合米揚穀機 3 玄米揚穀機 4 籾ホッパ 5 籾摺ロール 6 籾摺室 7 摺落米風選箱体 8 摺落米風選路 9 摺落米受樋 10 粃受樋 11 排塵筒 12 粃揚穀機 13 摺落米ラセン 14 混合米ホッパ 15 揺動選別装置 16 揺動選別板 17 分配樋 17a 揺動アーム 18 分配ケース 19 玄米仕切板 20 籾仕切板 21 玄米受樋 22 玄米流路 23 混合米受樋 24 混合米流路 25 籾受樋 26 籾流路 27 籾揚穀機 28 籾還元流路 29 主モータ 30 原動プ−リ 31 主軸プ−リ 32 主テンションプ−リ 33 主伝動ベルト 34 主軸小プ−リ 35 中間プ−リ 36 粃プ−リ 37 排塵テンションプ−リ 38 排塵プ−リ 39 排塵伝動ベルト 40 粃小プ−リ 41 混合米大プ−リ 42 混合米テンションプ−リ 43 混合米伝動ベルト 44 混合米小プ−リ 45 摺落米プ−リ 46 摺落米伝動ベルト 47 揺動軸 48 揺動プ−リ 49 正転取出プ−リ 50 揺動テンションプ−リ 51 揺動伝動ベルト 52 中継プ−リ 53 下部ロ−ラ 54 玄米プ−リ 55 玄米テンションプ−リ 56 玄米伝動ベルト 57 バケット付きベルト 58 逆転取出プ−リ 59 スロ−ワ玄米プ−リ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 柚実 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前部に配置されている籾摺部A,摺
    出米風選部B及び混合米揚穀機2、機体後部に配置され
    ている揺動選別装置型の混合米選別部C,揺動選別装置
    15型の混合米選別部Cの後側に配置されていてスロ−
    ワ型玄米揚穀機3あるいはバケット揚穀型玄米揚穀機3
    を択一的に選択して構成する籾摺選別機であつて、主モ
    −タ29から籾摺部A及び摺落米風選部Bの回転部にプ
    −リ群及び伝動ベルト群からなる籾摺風選伝動装置を介
    して動力を伝達し、この籾摺風選部伝動装置を経由して
    揺動選別装置15の揺動伝動装置を駆動し、この揺動伝
    動装置を経由して玄米揚穀機3に動力を伝達するにあた
    り、前記の籾摺風選部伝動装置の正転取出プ−リ49あ
    るいは逆転取出プ−リ58から揺動伝動ベルト51を介
    して択一的に正転動力あるいは逆転動力を揺動選別装置
    15に動力を伝達し、さらに揺動伝動装置から玄米伝動
    ベルト56を介して、バケット揚穀型の玄米揚穀機3あ
    るいはスロ−ワ揚穀型の玄米揚穀機3へ動力を伝達する
    ことを特徴とする籾摺選別機の動力伝動装置。
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