JP3649250B2 - 籾摺選別機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、揺動選別装置で選別された玄米を機外に取り出す玄米揚穀機を有する籾摺選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】
籾摺部,摺落米風選部及び混合米揚穀機を機体の前部に、混合米を選別する揺動選別装置を機体後部に夫れ夫れ配置し、機体の後部に玄米揚穀機を配置した籾摺選別機がある。このような籾摺選別機において、揺動選別装置の揺動選別板の穀粒選別方向である揺動方向を機体の前後方向に沿わせた状態とし、揺動選別板の供給側及び排出側を結ぶ穀粒の流動方向を機体の前後方向に対して直交する左右方向に沿わせ、揺動選別板で選別された混合米を前方の摺落米風選部へ搬送する混合米搬送装置を揺動選別板の排出側下方に設け、揺動選別装置で選別された玄米揚穀機を機体後部に配置したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
籾摺選別機においては、籾摺部、揺動選別装置、玄米揚穀機等の装置各部があるが、籾摺選別装置全体ができるだけコンパクトになるようそれぞれ合理的に配置することが望ましい。また、それらの駆動構成についても簡素化が望ましい。
【0004】
本発明においては、主モータや玄米揚穀機の配設位置を工夫すると共に、主モータからの伝動構成を工夫することにより、籾摺選別機全体をコンパクトにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような技術的課題を解決するために、次の技術的手段を講じた。
即ち、籾摺部A及び摺落米風選部Bを機体の前部に、揺動選別装置15で構成されている混合米選別部C、及び玄米揚穀機3を後部に配置すると共に、揺動選別装置15は機体左右方向を縦方向となして当該縦方向に混合米を流して横方向に斜め上下に揺動しながら選別する構成とし、上記玄米揚穀機3は揺動選別装置15の上記縦方向の排出揺上げ側の側方である機体後面に装着し、この縦方向の排出揺下げ側下方には混合米を移送する混合米搬送装置を前後方向に配設し、主モータ29から適宜伝動手段を介してこの混合米搬送装置を駆動すべく構成すると共に、この混合米搬送装置への伝動経路を分岐して玄米揚穀機に動力伝達すべく構成してなる籾摺選別機の構成とする。
【0006】
【実施例】
以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。まず、図1及至図4に示す実施例の構成について説明する。この籾摺選別機は、籾摺をする籾摺部A,籾摺部Aからの摺落米を風選する摺落米風選部B,摺落米風選部Bでの風選後の混合米を籾・玄米に分離選別する揺動選別装置型の混合米選別部C,穀粒を揚穀搬送する揚穀搬送部Dにより構成されていて、籾摺部Aを機体の前上部に、また、摺落米風選部Bを機体の前下部に配置すると共に、摺落米風選部Bの吸引排塵機1を籾摺部Aの前方に配置し、籾摺部A及び摺落米風選部Bの一横側部に揚穀搬送部Dの混合米揚穀機2を配置し、機体の後部には混合米選別部Cを配置し、混合米選別部Cの後方には、揚穀搬送部Dの玄米揚穀機3を配置する構成である。
【0007】
籾摺部Aは、籾ホッパ4,籾摺ロール5,5,拡散板の内装されている籾摺室6等で構成されている。次に、摺落米風選部Bについて説明すると、摺落米風選箱体7の後部には、上方の籾摺室6から摺落米が流下して、摺落米が摺落米風選路8の選別始端側に供給され、終端側ほど高位の斜設された摺落米風選路8で摺落米は風選される構成である。この摺落米風選路8の始端側下方には、選別された摺落米を受ける摺落米受樋9が設けられおり、また、終端側下方には、粃米を受ける粃米受樋10が設けられている。摺落米風選路8を始端側から終端側へ流れた選別風は、吸引排塵機1,排塵筒11を経て機外へ排出される構成である。粃米受樋10に落下選別された粃米は、粃揚穀機12で籾ホッパ4に揚穀還元され、また、摺落米受樋9に落下選別された摺落米は、摺落米ラセン13で横一側方に搬送されて混合米揚穀機2の下部に流入し、混合米揚穀機2で揚穀されて混合米ホッパ14に供給される。なお、この混合米ホッパ14は、バネ(図示省略)により上下動自在に支持されていて、この混合米ホッパ14と籾摺部Aの籾供給調節弁(図示省略)とは、ロッドやアーム等の連動部材(図示省略)を介して連動連結されていて、混合米ホッパ14内の混合米が増減し混合米ホッパ14が上下動すると、籾供給調節弁(図示省略)が関連的に減増調節される構成である。
【0008】
次に、揺動選別装置15で構成されている混合米選別部Cについて説明する。多段の揺動選別板16,16,…は、穀粒の流下排出方向である縦方向(図1の紙面に直交する方向)及び縦方向に直交する選別方向である横方向の2面とも傾斜した構成として、横方向を機体の前後方向(図1の左右方向)に沿わせた状態で、機体の後部に配置されていて、揺動アーム17a,17aで横方向の斜上下に往復動される構成である。混合米ホッパ14の混合米は、分配樋17,分配ケース18を経て、揺動選別板16,16,…の縦方向の高い供給側で、且つ、横方向の低い揺下側に構成されている供給口から、揺動選別板16,16,…に供給される構成である。揺動選別板16,16,…の縦方向排出側には、玄米仕切板19及び籾仕切板20が設けられていて、揺動選別板16,16,…の横方向揺上側の玄米分布流域,横方向中間部の混合米分布流域及び横方向揺下側の籾分布流域に分布する穀粒が、夫れ夫れ玄米仕切板19及び籾仕切板20で玄米,混合米及び籾に仕切られる構成である。このように仕切られた玄米は、玄米受樋21に流下し、玄米流路22を経て後方の揚穀搬送部Dの玄米揚穀機3の下部に流入し、玄米揚穀機3で揚穀されて、機体後部から機外に取り出される。
また、玄米仕切板19と籾仕切板20とで仕切られた混合米は、混合米受樋23,混合米流路24を経て小米選別搬送装置61に流入する構成である。即ちこの小米選別搬送装置61は混合米搬送装置としての機能と小米選別の機能とを備える構成である。なお、小米選別搬送装置61に流入すると小米が選別除去されながら摺落米受樋9へ搬送され、摺落米受樋9の摺落米移送ラセン13を経て、揚穀搬送部Dの混合米揚穀機2の下部に流入して揚穀され、混合米ホッパ14,分配樋17,分配ケース18を経て、揺動選別板16,16,…に供給されて再選別されるものである。また、籾仕切板20で仕切られた籾は、籾受樋25から籾流路26を経て籾揚穀機27に流入し、籾揚穀機27で揚穀されて籾摺部Aに還元され、再度の籾摺がされる構成である。なお、摺落米ラセン13の軸に籾揚穀機27のスロ−ワ翼の軸部を一体的に取り付けている。
【0009】
次に、図2及至図6に基づき籾摺選別機の伝動装置について説明する。摺落米風選部B前下部には主モータ29を配置し、主モータ29の原動プ−リ30、プ−リ31,籾摺ロール5,5に一体的に設けられている籾摺プ−リ32,33,テンションプ−リ34,粃米ラセン35の軸部に取り付けられている大径のプ−リ36に、伝動ベルト37が巻き掛けられている。また、粃米ラセン35の軸部に取り付けられている小径プ−リ38と混合米揚穀機2の下部プ−リと一体的な大径のプ−リ39とに伝動ベルト40を巻き掛けかけ、また、混合米揚穀機2の下部プ−リと一体的な小径のプ−リ41と摺落米ラセン軸42のプ−リ43とに、第3伝動ベルト44を巻き掛けている。
【0010】
45は、揺動選別板16を揺動する揺動軸で、この揺動軸45は、揺動選別板16の下方で、且つ、機体の左右横方向に沿わせて配置し、揺動軸45における揺動選別板16の供給側下方である一側方に揺動プ−リ46を取り付け、この揺動プ−リ46とプ−リ34に一体なプ−リ47とに、伝動ベルト48を巻き掛け、揺動軸45の偏心部と揺動ア−ム17a,17aとを、クランクロッド49で連結して、揺動選別板16を揺動する構成としている。また、揺動軸45の左右横方向の他側方である揺動選別板16の排出側下方に中継プ−リ50を取り付け、揺動軸45と玄米揚穀機3の間には、左右横方向に沿わせて小米伝動軸51を架設すると共に、この小米伝動軸51の中間部に小米伝動プ−リ52を取り付け、玄米揚穀機3における下部プ−リ53の軸部には玄米プ−リ54を取り付け、中継プ−リ50の下方には、テンション軸55に取り付けられているテンションプ−リ56を配置している。そして、これらの中継プ−リ50,小米伝動プ−リ52及びテンションプ−リ56に、小米伝動ベルト57を巻き掛け、また、小米伝動軸51の一端に取り付けられているプ−リ58と玄米プ−リ54に伝動ベルト59を巻き掛けて、小米伝動プ−リ52を時計方向に回転すると共に、玄米揚穀機3のバケット付ベルト60が時計方向に回転し玄米が揚穀される。また、小米選別搬送装置61は、小米ラセン軸62,小米ラセン軸62に取り付けられているラセン翼63及びラセン翼63の外周部に設けられている小米選別網受樋64で構成されていて、揺動選別装置15で選別された混合米を受け入れて、小米を選別しながら摺落米風選部Bの摺落米受樋9に混合米を搬送するものである。小米伝動軸51の他端部に設けられている傘歯車65と、小米ラセン軸62の後端部の傘歯車66とを噛み合わせて、小米伝動軸51を経由して小米選別搬送装置61が駆動される構成である。
【0011】
次に、図7に基づき、スロ−ワ型の玄米揚穀機3の伝動関係について説明する。揺動軸45の左右横方向の他側部である揺動選別板16の排出側下方に取り付けられている中継プ−リ49,小米伝動軸51,小米伝動プ−リ52、テンション軸55びテンションプ−リ56は図6及び図7の実施例と同様に構成されている。スロ−ワ型玄米揚穀機3におけるスロ−ワ軸67には、玄米プ−リ68を取り付けて、これら中継プ−リ49,小米伝動プ−リ52,玄米プ−リ68に1本の伝動ベルト69を巻き掛けて、小米伝動プ−リ52を時計方向に回転すると共に、スロ−ワ型の玄米揚穀機3を反時計方向に回転する構成としている。
【0012】
次に、図8及び図9の実施例について説明する。70は、玄米揚穀機3へ動力を伝達する中継伝動装置で、伝動ケ−ス71,小米選別搬送装置61のラセン軸62の後端部に取り付けられている歯車72,前後方向に沿っている動力取出軸73,動力取出軸73に取り付けられていて歯車72と噛み合っている歯車74,動力取出軸73の後端部に取り付けられているカップリング75により構成されている。スロ−ワ型の玄米揚穀機3,バケット揚穀型の玄米揚穀機3及びラセン揚穀型の玄米揚穀機3の下端部に夫れ夫れ設けられている動力取入軸76には、カップリング77が設けられていて、これらの玄米揚穀機3,3,3を機台78の後部に取り付けて、動力取出軸73側のカップリング75と玄米揚穀機3側のカップリング77とが結合され、動力伝動状態となり、種々のタイプの玄米揚穀機の選択容易化及び伝動の容易化を図っている。なお、小米選別搬送装置61のラセン軸62をモータで駆動する構成としてもよい。
【0013】
【0014】
次に、図1乃至図4に示す実施例の作用について説明する。籾摺選別機で籾摺選別作業をする場合には、機体の回転各部を駆動し、籾ホッパ4に籾を供給し、籾摺部Aの籾供給調節弁(図示省略)を開けると、籾が籾摺ロール5,5に供給され、互いに反対方向に回転している籾摺ロール5,5で籾摺され、拡散板で拡散された摺落米は下方の摺落米風選路8に供給されて、選別風により選別され、軽い籾殻は摺落米風選路8の終端側に流れて、吸引排塵機1及び排塵筒11を経て機外に排出され、また、比較的軽い粃米は粃受樋10に落下選別され、また、重い籾・玄米の混合米は摺落米受樋9に流下選別される。ついで、摺落米受樋9に選別された摺落米は、摺落米ラセン13で横一側方に搬送されて、混合米揚穀機2の下部に流入して揚穀され、混合米ホッパ14に供給され、次いで、分配樋17及び分配ケース18を経由して、揺動選別板16,16,…に供給される。
【0015】
このようにして、揺動選別板16,16,…に供給された混合米は、揺動アーム17a,17aの横方向斜上下の往復揺動により、粒形の大小,比重の大小あるいは摩擦抵抗の差異等により選別されて、横方向の揺上側である玄米分布流域に偏流分布した玄米は、玄米仕切板19で仕切られて取り出されて、玄米受樋21,玄米流樋22を経て玄米揚穀機3の下部に流入し、玄米揚穀機3で揚穀されて機外に取り出さる。また、揺動選別板16,16,…の横方向中間部である混合米分布流域に偏流分布した混合米は、玄米仕切板19と籾仕切板20とで仕切られて取り出され、混合米は混合米受樋23,混合米流路24を経て、小米選別搬送装置61に流入し、ラセン翼63で搬送される間に小米が除去され、小米選別網受樋64の終端側から混合米揚穀機2の下部に流入して揚穀され、混合米ホッパ14,分配樋17,分配ケース18を経て、揺動選別板16,16,…に供給されて再選別される。また、揺動選別板16,16,…の横方向揺下側の籾分布流域に偏流分布した籾は、籾仕切板20で仕切られて取り出され、籾受樋25,籾流路26,籾揚穀機27を経て籾摺部Aに揚穀還元されて、再度籾摺される。
【0016】
次に、伝動関係の作用について説明する。主モータ29の原動プ−リ30から伝動ベルト37を介して、籾摺プ−リ32,33が駆動されて、籾摺ロール5,5が回転すると共に、伝動ベルト37を介してプ−リ36が回転されて、粃米ラセン35が回転し、次いで、プ−リ36,プ−リ38,伝動ベルト40,プ−リ39により、混合米揚穀機2が回転駆動され、次いで、プ−リ39,プ−リ41,伝動ベルト44,プ−リ43を介して、籾揚穀機27及び摺落米ラセン13が回転駆動され、次いで、テンションプ−リ34,プ−リ47,伝動ベルト48,揺動プ−リ46を介して揺動軸45が回転し、揺動アーム17a,17aが揺動して、揺動選別装置15が駆動され、次いで、揺動軸45から中継プ−リ49,小米伝動ベルト57,小米伝動プ−リ52,小米伝動軸51,プ−リ58,伝動ベルト59、玄米プ−リ54を経て、玄米揚穀機3に動力が伝達され、また、小米伝動プ−リ52,傘歯車65,傘歯車66を経て小米ラセン軸62に動力が伝達されて、小米選別搬送装置61が駆動される。
【0017】
【発明の効果】
この発明は、上述のように構成されているので、主モータ29の動力を玄米揚穀機3に伝達するにあたっては、揺動選別板16の縦方向の排出揺下げ側下方に前後方向に配設する混合米搬送装置への伝動経路を分岐するものであるが、揺動選別板16の下方でかつ機体の左右横方向に沿わせて配置され該揺動選別板16を揺動すべく駆動される揺動軸45を経由し、この揺動選別板16の選別穀粒排出側下方に設ける中継プーリ50を経て、上 記揺動軸45と玄米揚穀機3との間に設けられ該揺動軸45と平行な伝動軸51を駆動すべくなし、この伝動軸51に設ける笠歯車と伝動プーリを介して混合米搬送装置および玄米揚穀機3を駆動する構成としたから、該排出揺下げ側下方の空間を有効利用することができ、玄米揚穀機専用の連動機構を少なくし得て簡素化でき、かつ籾摺選別機全体をコンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切断側面図
【図2】切断正面図
【図3】平面図
【図4】切断側面図
【図5】切断側面図
【図6】切断平面図
【図7】切断側面図
【図8】切断平面図
【図9】切断側面図
【符号の説明】
A 籾摺部
B 摺落米風選部
C 混合米選別部
D 揚穀搬送部
1 吸引排塵機
2 混合米揚穀機
3 玄米揚穀機
4 籾ホッパ
5 籾摺ロール
6 籾摺室
7 摺落米風選箱体
8 摺落米風選路
9 摺落米受樋
10 粃受樋
11 排塵筒
12 粃揚穀機
13 摺落米ラセン
14 混合米ホッパ
15 揺動選別装置
16 揺動選別板
17 分配樋
17a 揺動アーム
18 分配ケース
19 玄米仕切板
20 籾仕切板
21 玄米受樋
22 玄米流路
23 混合米受樋
24 混合米流路
25 籾受樋
26 籾流路
27 籾揚穀機
28 籾還元流路
29 主モータ
30 原動プ−リ
31 プ−リ
32 籾摺プ−リ
33 籾摺プ−リ
34 テンションプ−リ
35 粃ラセン
36 プ−リ
37 伝動ベルト
38 プ−リ
39 プ−リ
40 伝動ベルト
41 混合米小プ−リ
42 摺落米ラセン軸
43 プ−リ
44 伝動プ−リ
45 揺動軸
46 揺動プ−リ
47 プ−リ
48 伝動ベルト
49 クランクロッド
50 中継プーリ
51 小米伝動軸
52 小米伝動プーリ
53 下部プーリ
54 玄米プーリ
55 テンション軸
56 テンションプーリ
57 小米伝動ベルト
58 プーリ
59 伝動ベルト
60 バケット付ベルト
61 小米選別搬送装置
62 ラセン軸
63 ラセン翼
64 小米選別網受樋
65 傘歯車
66 傘歯車
67 スローワ軸
68 玄米プーリ
69 伝動ベルト
70 中継伝動装置
71 伝動ケース
72 歯車
73 動力取出軸
74 歯車
75 カップリング
76 動力取入軸
77 カップリング
78 機台

Claims (1)

  1. 籾摺部A及び摺落米風選部Bを機体の前部に、揺動選別装置15で構成されている混合米選別部C、及び玄米揚穀機3を後部に配置すると共に、揺動選別装置15は機体左右方向を縦方向となして当該縦方向に混合米を流して横方向に斜め上下に揺動しながら選別する構成とし、上記玄米揚穀機3は揺動選別装置15の上記縦方向の排出揺上げ側の側方である機体後面に装着し、この縦方向の排出揺下げ側下方には混合米を移送する混合米搬送装置を前後方向に配設し、主モータ29から適宜伝動手段を介してこの混合米搬送装置を駆動すべく構成すると共に、この混合米搬送装置への伝動経路を分岐して玄米揚穀機に動力伝達すべく構成してなる籾摺選別機において、揺動選別板16の下方でかつ機体の左右横方向に沿わせて配置され該揺動選別板16を揺動すべく駆動される揺動軸45を経由し、この揺動選別板16の選別穀粒排出側下方に設ける中継プーリ50を経て、上記揺動軸45と玄米揚穀機3との間に設けられ該揺動軸45と平行な伝動軸51を駆動すべくなし、この伝動軸51に設ける笠歯車と伝動プーリを介して混合米搬送装置および玄米揚穀機3を駆動する構成とした籾摺選別機。
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