JPH05245443A - 籾摺選別機の粃米処理装置 - Google Patents

籾摺選別機の粃米処理装置

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JPH05245443A
JPH05245443A JP4687592A JP4687592A JPH05245443A JP H05245443 A JPH05245443 A JP H05245443A JP 4687592 A JP4687592 A JP 4687592A JP 4687592 A JP4687592 A JP 4687592A JP H05245443 A JPH05245443 A JP H05245443A
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Tsutomu Isshiki
勉 一色
Eiji Mori
森  英二
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的]この発明は、粃米揚穀機で揚穀された粃米の籾
摺部での再処理および機外排出を自在にすると共に、粃
米還元による塵埃の発生をも防止し、衛生的な環境での
籾摺選別作業をする。 [構成]籾摺をする籾摺部A,摺落米を風選する摺落米
風選部B,混合米を選別する混合米選別部Cを具備する
籾摺選別機において、籾摺部Aの籾ホッパ4と吸引フア
ン1との間を排塵通路29で接続し、摺落米風選部Bで
風選された粃米を粃米揚穀機12で籾ホッパ4と排塵通
路29との接続部分に揚穀還元する構成とし、この籾ホ
ッパ4と排塵通路29との接続部分には揚穀された粃米
を籾ホッパ4側あるいは排塵通路29側へ切替案内する
粃米切替弁30を設けたものである。 [効果」籾ホッパ4部分の塵埃を排塵通路29を経由し
て吸引フアン1へ排塵し衛生的な環境にするものであり
ながら、粃米切替弁30を切替することにより、粃米の
機外排出あるいは籾摺部Aでの再度の籾摺に簡単に切替
ることができて、粃米の再処理が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、籾摺選別機の粃米処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】籾摺をする籾摺部,籾摺部からの摺落米
を風選する摺落米風選部,摺落米風選部での風選後の混
合米を選別する混合米選別部を具備する籾摺選別機にお
いて、摺落米風選部で風選された粃米を粃米揚穀機で籾
ホッパへ還元して、粃米を籾摺部で再度籾摺するものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来装置にあつては、
籾摺風選部で風選された粃米を粃米揚穀機で籾摺部の籾
ホッパに還元する構成であるので、粃米を籾摺部へは還
元できるものの、粃米が少ない場合に機外へ排出処理し
たい際の対応ができなく、また、粃米揚穀機で揚穀され
た粃米の塵埃処理についての配慮もなされていないとい
う問題点があつた。
【0004】そこで、この発明は、粃米揚穀機の揚穀先
端部の位置を特殊に工夫することにより、粃米の籾摺部
での再処理および粃米の機外排出を自在にした構成であ
りながら、粃米還元による塵埃の発生をも防止して、衛
生的な環境での籾摺選別作業ができるようにしようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、籾摺をする籾摺部A,
籾摺部Aからの摺落米を風選する摺落米風選部B,摺落
米風選部Bでの風選後の混合米を選別する混合米選別部
Cを具備する籾摺選別機において、籾摺部Aの籾ホッパ
4と吸引フアン1との間を吸塵通路29で接続し、摺落
米風選部Bで風選された粃米を粃米揚穀機12で籾ホッ
パ4と吸塵通路29との接続部分に揚穀還元する構成と
し、この籾ホッパ4と吸塵通路29との接続部分には揚
穀された粃米を籾ホッパ4側あるいは吸塵通路29側へ
切替案内する粃米切替弁30を設けたことを特徴とする
籾摺選別機の粃米処理装置の構成としたものである。
【0006】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図1及び図3に示す実施例の構成につ
いて説明する。この籾摺選別機は、籾摺をする籾摺部
A,籾摺部Aからの摺落米を風選する摺落米風選部B,
摺落米風選部Bでの風選後の混合米を選別する混合米選
別部C,穀粒を揚穀搬送する揚穀搬送部Dにより構成さ
れていて、籾摺部Aを機体の前上部に、また、摺落米風
選部Bを前下部に配置すると共に、摺落米風選部Bの吸
引フアン1を籾摺部Aの前方に配置し、籾摺部A及び摺
落米風選部Bの一横側部に揚穀搬送部Dの混合米揚穀機
2を配置し、後部には混合米選別部Cを配置し、混合米
選別部Cの後方には、揚穀搬送部Dの玄米揚穀機3を配
置する構成である。
【0007】籾摺部Aは、籾ホッパ4,籾摺ロール5,
5,拡散板の内装されている籾摺室6等で構成されてい
る。次に、摺落米風選部Bについて説明すると、摺落米
風選部Bを構成する摺落米風選箱体7の後部には、上方
の籾摺室6から摺落米が流下し摺落米風選路8の選別始
端側に供給され、終端側ほど高位の斜設された摺落米風
選路8で摺落米は風選される構成である。この摺落米風
選路8の始端側下方には、選別された摺落米を受ける摺
落米受樋9が設けられおり、また、終端側下方には、粃
米を受ける粃米受樋10が設けられている。摺落米風選
路8を始端側から終端側へ流れた選別風は、吸引フアン
1,排塵筒11を経て機外へ排出される構成である。粃
米受樋10に落下選別された粃米は、粃米揚穀機12で
籾ホッパ4に揚穀還元され、また、摺落米受樋9に落下
選別された摺落米は、摺落米ラセン13で一側方に搬送
されて混合米揚穀機2の下部に流入し、混合米揚穀機2
で揚穀されて混合米ホッパ14に供給される。なお、こ
の混合米ホッパ14は、バネ(図示省略)により上下動
自在に支持されていて、この混合米ホッパ14と籾摺部
Aの籾供給調節弁(図示省略)とは、ロッドやアーム等
の連動部材(図示省略)を介して連動連結されていて、
混合米ホッパ14内の混合米が増減し混合米ホッパ14
が上下動すると、籾供給調節弁(図示省略)が関連的に
減増調節される構成である。
【0008】次に、揺動選別装置15で構成されている
混合米選別部Cについて説明する。多段の揺動選別板1
6,16,…は、穀粒の流下方向である縦方向(図1の
紙面に直交する方向)及び縦方向に直交する選別方向で
ある横方向の2面とも傾斜した構成として、横方向を機
体の前後方向(図1の左右方向)に沿わせた状態で、機
体の後部に配置されていて、揺動アーム(図示省略)で
横方向に斜上下の往復動をする構成である。混合米ホッ
パ14の混合米は、分配樋17,分配ケース18を経
て、揺動選別板16,16,…の縦方向の高い供給側
で、且つ、横方向の低い揺下側に構成されている供給口
から、揺動選別板16,16,…に供給される構成であ
る。揺動選別板16,16,…の縦方向排出側には、玄
米仕切板19及び籾仕切板20が設けられていて、揺動
選別板16,16,…の横方向揺上側の玄米分布流域,
横方向中間部の混合米分布流域及び横方向揺下側の籾分
布流域に分布する穀粒が、夫れ夫れ玄米仕切板19及び
籾仕切板20で玄米,混合米及び籾に仕切られる構成で
ある。このように仕切られた玄米は、玄米受樋21に流
下し、玄米流路22を経て後方の揚穀搬送部Dの玄米揚
穀機3の下部に流入し、玄米揚穀機3で揚穀されて、機
体後部から機外に取り出されるものである。また、玄米
仕切板19と籾仕切板20とで仕切られた混合米は、混
合米受樋23,混合米流路24,摺落米受樋9の摺落米
移送ラセン13を経て、揚穀搬送部Dの混合米揚穀機2
の下部に流入して揚穀され、混合米ホッパ14,分配樋
17,分配ケース18を経て、揺動選別板16,16,
…に供給されて再選別されるものである。また、籾仕切
板20で仕切られた籾は、籾受樋26から籾流路27を
経て揚穀搬送部Dの籾揚穀機28に流入し、籾揚穀機2
8で揚穀されて籾摺部Aに還元され、再度の籾摺がされ
る構成である。
【0009】次に、粃米の処理について説明する。籾摺
部Aの籾ホッパ4と吸引フアン1との間を吸塵通路29
で接続して、籾ホッパ4内の塵埃を吸引フアン1に吸引
する構成とし、摺落米風選部Bで風選された粃米を粃米
揚穀機12で籾ホッパ4に揚穀還元するに当たり、粃米
揚穀機12の先端部を吸塵通路29との接続部分に連通
する構成とし、この籾ホッパ4と吸塵通路29との接続
部分には、揚穀された粃米を籾ホッパ4側あるいは吸塵
通路29、吸引フアン1側へ切替案内する粃米切替弁3
0を設け、図1の実線で示すように吸塵通路29側に粃
米切替弁30が切替られると、揚穀された粃米は吸塵通
路29を通って吸引フアン1へ案内されて、排塵筒11
を経て機外へ排出処理され、また、図1の仮想線で示す
ように籾ホッパ4側に切替られると、揚穀された粃米は
籾ホッパ4側へ案内されて、籾ホッパ4から籾摺ロール
5,5に供給されて、再度籾摺される。なお、31は、
粃米反射板で、籾ホッパ4側に案内された粃米が反射板
31に衝突して、粃米に含まれている塵埃を良好に吸引
除去できる。なお、この実施例では、粃米切替弁30を
手動操作で切替る構成であるが、粃米受樋10に粃米量
をセンサで検出し、この検出結果に基づき粃米切替弁3
0を自動的に切替る構成としてもよい。
【0010】次に、図4及び図5について説明する。混
合米ホッパ14と籾還元通路32との間を還元通路33
で接続して、混合米ホッパ14からオ−バ−フロ−した
混合米が還元流路33を経て籾還元通路32に流下する
構成とし、籾還元通路32の上部と吸引フアン1の吸入
部とを吸塵通路34で連通している。このように構成さ
れているので、混合米ホッパ14内の塵埃は還元通路3
3及び吸塵通路34を経て吸引フアン1に流れ、また、
籾還元通路32内の塵埃は吸塵通路34を経て吸引フア
ン1に流れ、混合米ホッパ14及び籾還元通路32部分
の塵埃を除去できる。また、吸塵通路34の一部と籾ホ
ッパ4とを網あるいは目抜き鉄板で接続すると、籾ホッ
パ4部分の除塵も図ることができる。
【0011】次に、図6について説明すると、混合米ホ
ッパ14に接続されている混合米還元通路35の下端部
を籾摺室6に接続し、籾摺室6の流下口部、摺落米風選
路8を経由して吸引フアン1の吸気口部に接続する構成
としている。従って、混合米ホッパ14からオ−バ−フ
ロ−した混合米は、籾摺部Aの摺落米と合流して再処理
されると共に、混合米ホッパ14部に発生した塵埃は混
合米還元通路35,籾摺室6,摺落米風選路8を経由し
て吸引フアン1に流れ除塵される。なお、混合米還元通
路35の下端部を摺落米受樋9に連通する構成としても
よい。
【0012】次に、図7及び図8について説明する。摺
落米風選部Bを、吸引フアン部36及びそれ以外の主摺
落米風選部37に分割構成して、吸引フアン部36の前
部下端をヒンジ38で回動自在とし、吸引フアン部36
を通常の作業状態から図7に示すように前方に回動する
と、主摺落米風選部37の前上部が開放される構成と
し、このように開放された状態の吸引フアン部36を運
搬用把手39が支持する構成であり、また、図8に示す
ように籾摺部Aの一横側部下端をヒンジ38で回動自在
とし、混合米揚穀機2を機台40から取り外した状態
で、籾摺部Aを横側方に回動して、摺落米風選部Bの後
上部を開放できる構成とし、このように横側方に回動し
た状態では、籾摺部Aの伝動装置41のカバー42で籾
摺部Aを支持できる構成としている。このように、吸引
フアン部36及び籾摺部Aを回動し、主摺落米風選部3
7の上面を開放できるので、摺落米風選部Bの点検清掃
が容易となる。
【0013】次に、図9及び図10について説明する。
籾摺部A,箱型の摺落米風選箱体7内部に吸引フアン1
も収まる摺落米風選部B,揺動選別装置15からなる混
合米選別部C及び揚穀搬送部Dで籾摺選別機を構成し、
摺落米風選部Bの上方に籾摺部Aを載置して一体構成と
し、この摺落米風選部Bの一側後端部及び混合米選別部
Cの一側前端部をヒンジ38で回動自在に構成して、図
10の仮想線で示すように回動できる構成としている。
従って、図10の仮想線のように籾摺部A及び摺落米風
選部Bを回動すると、摺落米風選部Bの一側及び混合米
選別部Cの前部が開放できて、点検清掃が容易にとな
る。
【0014】図11及び図12に基づき、バケット揚穀
型の玄米揚穀機3の駆動及び吸塵装置について説明す
る。玄米揚穀ケース43の上部及び下部に上部プ−リ4
4及び下部プ−リ45を回転自在に支持し、上部プ−リ
44及び下部プ−リ45にバケットの多数取り付けられ
ている玄米揚穀ベルト46を巻き掛けている。この上部
プ−リ44の上部プ−リ軸47に、吸塵フアン48を取
り付けると共に、吸塵フアン48を吸塵フアン室50で
被覆し、玄米揚穀ケース43の上部に取付けたモータ4
9で、上部プ−リ軸47を駆動する構成である。吸塵フ
アン室50と玄米ホッパ51とを吸塵通路34で接続
し、吸塵通路34に吸塵された塵埃は、送塵路52を経
てサイクロン選別部53に送られ、塵埃と比較的塵埃の
少ない風とに分離される構成である。このように、玄米
揚穀機3及び吸塵フアン48を単一のモータ49で駆動
する構成であるので、伝動関係が簡素化される。なお、
揺動選別装置15の回転部分から玄米揚穀機3の下部揚
穀プ−リ45に動力を伝達して、下部揚穀プ−リ45,
玄米玄米揚穀ベルト46を経由して、上部揚穀プ−リ4
4及び吸塵フアン48を駆動する構成としてもよい。ま
た、吸塵通路34に吸塵された塵埃を、パイプ(図示省
略)で摺落米風選部Bに送り、摺落米風選部Bの排塵筒
11を経由して排出される構成としてもよい。また、こ
の実施例では、上部プ−リ軸47に吸塵フアン48を取
り付ける構成であるが、モータ49の一次軸(図示省
略)に吸塵フアン48を取り付けて、吸塵フアン48を
高速回転する構成とし、モータ49の一次軸(図示省
略)を歯車で減速して低速で二次軸(図示省略)を回転
する構成として、この二次軸(図示省略)で上部プ−リ
軸47を駆動し、上部プ−リ44を低速で回転する構成
としてもよい。
【0015】次に、図17について説明する。揺動選別
板16の上面には、任意形状の選別凹凸部が構成されて
いて、揺動選別板16に横方向斜上下の往復動が与えら
れると、揺上側16cに玄米が偏流分布し、揺下側16
dには籾が偏流分布し、その中間部には混合米が偏流分
布する構成であり、この揺動選別板16の排出側16b
で且つ揺上側16cの選別板面を他の部分に比して低位
取出部52として、揺上側16cの玄米分布流域に偏流
した玄米を速く排出側16bに流下し、揺動選別板16
の横方向の幅を狭くしたものでありながら、選別能率を
向上できるものである。なお、この低位取出部52の部
分を切除しても同様の効果が期待できる。
【0016】次に、図1乃至図4に示す実施例の作用に
ついて説明する。籾摺選別機で籾摺選別作業をする場合
には、機体の回転各部を駆動し、籾ホッパ4に籾を供給
し、籾摺部Aの籾供給調節弁(図示省略)を開けると、
籾が籾摺ロール5,5に供給され、互いに反対方向に回
転している籾摺ロール5,5で籾摺され、拡散板で拡散
された摺落米は下方の摺落米風選部Bの摺落米風選路8
に供給され、摺落米風選路8を流れている選別風により
選別され、軽い籾殻は摺落米風選路8の終端側に流れ
て、吸引フアン1及び排塵筒11を経て機外に排出さ
れ、また、比較的軽い粃米は粃米受樋10に落下選別さ
れ、また、重い籾・玄米の混合米は摺落米受樋9に流下
選別される。ついで、摺落米受樋9に選別された摺落米
は、摺落米ラセン13で一側に搬送されて、混合米揚穀
機2に流入して揚穀され、混合米ホッパ14に供給さ
れ、次いで、分配樋17及び分配ケース18を経由し
て、揺動選別板16,16,…に供給される。
【0017】このようにして、揺動選別板16,16,
…に供給された混合米は、揺動アーム(図示省略)の横
方向斜上下の往復揺動により、粒形の大小,比重の大小
あるいは摩擦抵抗の差異等により選別されて、横方向の
揺上側である玄米分布流域に偏流分布した玄米は、玄米
仕切板19で仕切られて取り出されて、玄米受樋21、
玄米流樋22を経て玄米揚穀機3の下部に流入し、玄米
揚穀機3で揚穀されて機外に取り出され、また、揺動選
別板16,16,…の横方向中間部である混合米分布流
域に偏流分布した混合米は、玄米仕切板19と籾仕切板
20とで仕切られて取り出され、ついで、混合米は混合
米受樋23、混合米流路24を経て、混合米揚穀機1の
下部に流入し、ついで混合米揚穀機2で揚穀され、混合
米ホッパ14,分配樋17,分配ケース18を経て、揺
動選別板16,16,…に供給されて再選別される。ま
た、揺動選別板16,16,…の横方向揺下側の籾分布
流域に偏流分布した籾は、籾仕切板20で仕切られて取
り出され、籾受樋26,籾流路27,籾揚穀機28を経
て籾摺部Aに揚穀還元されて、再度籾摺される。
【0018】このようにして籾摺選別されるのである
が、粃米受樋10に選別された粃米は、粃米揚穀機12
で揚穀還元するにあたり、粃米揚穀機12の先端部を吸
塵通路29との接続部分に連通する構成とし、この籾ホ
ッパ4と吸塵通路29との接続部分には、揚穀された粃
米を籾ホッパ4側あるいは吸塵通路29側へ切替案内す
る粃米切替弁30が設けられているので、図1の実線で
示すように吸塵通路29側に粃米切替弁30が切替られ
ると、揚穀された粃米は吸塵通路29を通って吸引フア
ン1へ吸引されて、排塵筒11を経て機外へ排出処理さ
れるもので、粃米が少ないときの処理が好都合となり、
また、図1の仮想線で示すように籾ホッパ4側に切替ら
れると、揚穀された粃米は籾ホッパ4側へ案内されて、
籾摺部Aで再度籾摺されるもので、粃米が多い場合の処
理が好都合となる。
【0019】
【発明の効果】この発明は、摺落米風選部Bで選別され
た粃米を粃米揚穀機12で揚穀還元して処理するにあた
り、籾ホッパ4部分の塵埃を吸塵通路29を経由して吸
引フアン1へ排塵し衛生的な環境で籾摺選別作業ができ
るものでありながら、この吸塵通路29を有効利用し
て、籾ホッパ4と吸塵通路29との接続部分に設けられ
ている粃米切替弁30を切替することにより、粃米の機
外排出あるいは籾摺部Aでの再度の籾摺に切替ることが
できて、粃米の再処理を円滑化できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】切断側面図
【図2】切断正面図
【図3】平面図
【図4】切断側面図
【図5】平面図
【図6】切断側面図
【図7】切断側面図
【図8】正面図
【図9】側面図
【図10】平面図
【図11】側面図
【図12】切断平面図
【符号の説明】
A 籾摺部 B 摺落米風選部 C 混合米選別部 D 揚穀搬送部 1 吸引フアン 2 混合米揚穀機 3 玄米揚穀機 4 籾ホッパ 5 籾摺ロール 6 籾摺室 7 摺落米風選箱体 8 摺落米風選路 9 摺落米受樋 10 粃米受樋 11 排塵筒 12 粃米揚穀機 13 摺落米ラセン 14 混合米ホッパ 15 揺動選別装置 16 揺動選別板 17 分配樋 18 分配ケース 19 玄米仕切板 20 籾仕切板 21 玄米受樋 22 玄米流路 23 混合米受樋 24 混合米流路 26 籾受樋 27 籾流路 28 籾揚穀機 29 吸塵通路 30 粃米切替弁 31 反射板 32 籾還元通路 33 還元流路 34 吸塵通路 35 混合米還元通路 36 吸引フアン部 37 主摺落米風選部 38 ヒンジ 39 運搬用把手 40 機台 41 伝動装置 42 カバー 43 玄米揚穀ケース 44 上部プ−リ 45 下部プ−リ 46 玄米揚穀ベルト 47 上部プ−リ軸 48 吸塵フアン 49 モータ 50 吸塵フアン室 51 玄米ホッパ 52 送塵路 53 サイクロン選別部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籾摺をする籾摺部A,籾摺部Aからの摺
    落米を風選する摺落米風選部B,摺落米風選部Bでの風
    選後の混合米を選別する混合米選別部Cを具備する籾摺
    選別機において、籾摺部Aの籾ホッパ4と吸引フアン1
    との間を吸塵通路29で接続し、摺落米風選部Bで風選
    された粃米を粃米揚穀機12で籾ホッパ4と吸塵通路2
    9との接続部分に揚穀還元する構成とし、この籾ホッパ
    4と吸塵通路29との接続部分には揚穀された粃米を籾
    ホッパ4側あるいは吸塵通路29側へ切替案内する粃米
    切替弁30を設けたことを特徴とする籾摺選別機の粃米
    処理装置。
JP04687592A 1992-03-04 1992-03-04 籾摺選別機の粃米処理装置 Expired - Fee Related JP3235164B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001017923A (ja) * 1999-07-07 2001-01-23 Toyo Rice Cleaning Machine Co Ltd 穀類の異物選別方法及び装置
JP2007244978A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Yanmar Co Ltd 籾摺選別機の集塵装置
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