JPH0759709A - 食器洗い機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄槽に収納した食器類に洗浄水を噴射して
食器を洗浄する食器洗い機において、洗浄行程において
洗浄水に溶かし込んだ食器類の油汚れを効率良く排水す
るため、洗浄行程終了時に洗浄ポンプを動作させながら
排水するという洗浄排水行程を行う際に、排水能力のば
らつきに影響を受けず、期待する水量の洗浄水を排水す
ることによって、食器類の洗浄性能をより向上させる。 【構成】 食器類２を収納した洗浄槽１内の洗浄水の水
位を水位センサ６で検知し、サーミスタ８により水温を
検知しながらヒータ７により加熱し、食器類２の洗浄、
すすぎ、乾燥行程の一連の逐次動作を制御手段１３によ
り制御する。制御手段１３は、洗浄行程終了時に水位セ
ンサ６が所定水位を検知するまで洗浄ポンプ４を動作さ
せながら排水する洗浄排水行程を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、洗浄槽に収納した食器
類に洗浄水を噴射して食器を洗浄する食器洗い機に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】近年、洗浄行程において洗浄水に溶かし
込んだ食器類の油汚れを洗浄行程終了時に効率良く排水
しようとする食器洗い機が提案されている。

【０００３】従来、この種の食器洗い機は図５に示すよ
うに構成していた。以下、その構成について説明する。

【０００４】図に示すように、洗浄槽１は、食器類２を
内部に収納し底部に洗浄水を溜めている。洗浄ノズル３
は、洗浄槽１内に回転自在に支持され、食器類２に向け
て洗浄水を噴出する。洗浄ポンプ４は、洗浄水を洗浄ノ
ズル３に送り込むもので、この洗浄ポンプ４はモータ５
によって駆動される。水位センサ（水位検知手段）６
は、洗浄槽１内の水位を検知し電気信号として出力す
る。ヒータ（加熱手段）７は、洗浄槽１の底部に配設さ
れて洗浄水を加熱する。サーミスタ（温度検知手段）８
は、洗浄槽１の底部に外側より密着するように取り付け
られ、洗浄水の水温を検知する。送風ファン９は、洗浄
槽１内の蒸気を送り出すもので、排気口１０より機外へ
排出される。なお、１１は、食器類２を配置する食器籠
である。制御手段１２は、食器類２の洗浄、すすぎ、乾
燥行程の一連の逐次動作を制御する。

【０００５】上記構成において図６を参照しながら動作
を説明すると、利用者が食器類２を食器籠１１に配置し
て洗浄槽１に収納し、洗剤を入れた後運転を開始する
と、ステップ１４の給水行程にて、洗浄槽１の底部に水
位センサ６が所定の水位を検知するまで所定量の水道水
が給水され、ステップ１５にてモータ５およびヒータ７
に通電され、洗浄水は加熱されながら洗浄ポンプ４によ
り食器類２に向けて洗浄ノズル３から噴出される。この
とき、サーミスタ８により洗浄水の温度を検知し、制御
手段１２は常に洗浄水の温度を把握している。ステップ
１６にて洗浄水の温度が所定温度に到達し、かつ、洗浄
開始から所定時間経過すると、洗浄行程を終了してステ
ップ１７へ進み、排水ポンプ（図示せず）を動作させ
る。

【０００６】そして、ステップ１８にて洗浄水に溶かし
込んだ食器類２の油汚れを効率良く排水するために、所
定時間だけ洗浄ポンプ４を動作させたまま排水を行った
後、ステップ１９にて残りの洗浄水を排水する。つぎに
ステップ２０にて新たに水道水が給水され前述の洗浄行
程と同様の動作を数分間行い排水するすすぎ行程を数回
繰り返した後、ステップ２１の乾燥行程にて送風ファン
９を運転して洗浄槽１内の蒸気を機外へ排出すると同時
にヒータ７に間欠に通電を行い食器類２を加熱して付着
している水滴を乾燥させる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の食器
洗い機では、洗浄行程において洗浄水に溶かし込んだ食
器類２の油汚れを効率良く排水するため、洗浄行程終了
時に停止することなく洗浄ポンプ４を動作させながら排
水するという洗浄排水行程を行っていた。図７は各行程
における洗浄槽１内の洗浄水の水位（水位センサ６の出
力水位周波数）の時間的推移を示すものであるが、図の
Δtで示される洗浄排水行程を行う時間を、標準状態の
単位時間あたりの排水量、つまり標準状態の排水能力を
基に一義的に決めていたために、実際に設置した食器洗
い機の排水能力のばらつきから期待した水量の洗浄水を
排水することができなかった。そればかりか、排水能力
が標準状態のそれに比べて高い場合、予想以上の空気を
洗浄ポンプ４に送り込み、その結果、洗浄ポンプ４は空
回りしてきわめて大きな騒音を発生するという問題を有
していた。

【０００８】本発明は上記課題を解決するもので、洗浄
排水行程時において排水能力のばらつきに影響を受け
ず、期待する水量の洗浄水を排水することを第１の目的
としている。

【０００９】また、様々な使用条件下において設置した
食器洗い機の排水能力が標準状態のそれと比較して低い
場合や洗浄ポンプ内に多量の空気が混入して洗浄ポンプ
が空回りすることにより排水能力が著しく低下した場合
においても、長時間にわたって洗浄排水行程を行うこと
なく適切な時間だけ洗浄排水行程を行うことを第２の目
的としている。

【００１０】さらに、水位の変動が大きい場合や水位検
知手段の水位検知ばらつきが大きい場合においても、適
切に洗浄排水行程を行うことを第３の目的としている。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は上記第１の目的
を達成するために、食器類を収納する洗浄槽と、前記洗
浄槽内に回転自在に支持され洗浄水を前記食器類に向け
て噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に溜られた洗浄水
を前記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプと、前記洗浄ポ
ンプを駆動するモータと、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱
する加熱手段と、前記洗浄槽内の洗浄水の水温を検知す
る温度検知手段と、前記洗浄槽内の洗浄水の水位を検知
する水位検知手段と、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥
行程の一連の逐次動作を制御する制御手段とを備え、前
記制御手段は、洗浄行程終了時に前記水位検知手段が所
定水位を検知するまで前記洗浄ポンプを動作させながら
排水する洗浄排水行程を行うようにしたことを第１の課
題解決手段としている。

【００１２】また、第２の目的を達成するために、制御
手段は、洗浄行程終了時に水位検知手段が所定水位を検
知するまで洗浄ポンプを動作させながら排水を行い、予
め設定した所定時間を経過しても前記水位検知手段が所
定水位を検知しない場合、洗浄排水行程を終了するよう
にしたことを第２の課題解決手段としている。

【００１３】また、第３の目的を達成するために、制御
手段は、洗浄行程終了時に水位検知手段が所定水位を検
知するまで洗浄ポンプを動作させながら排水を行い、予
め設定した所定時間を経過する前に前記水位検知手段が
所定水位を検知した場合、洗浄排水行程を所定時間経過
するまで行うようにしたことを第３の課題解決手段とし
ている。

【００１４】

【作用】本発明は上記した第１の課題解決手段により、
制御手段は、洗浄行程終了時に水位検知手段が所定水位
を検知するまで洗浄ポンプを動作させながら排水する洗
浄排水行程を行うことにより、洗浄排水行程時において
食器洗い機の排水能力のばらつきに影響を受けず、期待
する水量の洗浄水を容易に排水することができる。

【００１５】また、第２の課題解決手段により、制御手
段は、洗浄行程終了時に水位検知手段が所定水位を検知
するまで洗浄ポンプを動作させながら排水を行い、予め
設定した所定の限度時間を経過しても水位検知手段が所
定水位を検知しない場合、洗浄排水行程を終了すること
により、排水能力が著しく低い場合においても、適切な
時間だけ洗浄排水行程を行うことができる。

【００１６】また、第３の課題解決手段により、制御手
段は、洗浄行程終了時に水位検知手段が所定水位を検知
するまで洗浄ポンプを動作させながら排水を行い、予め
設定した所定の最低限洗浄排水行程を行うべき時間を経
過する前に水位検知手段が所定水位を検知してしまう場
合においても、洗浄排水行程を所定の最低限洗浄排水行
程を行うべき時間を経過するまでこれを行うことによ
り、水位の変動が大きい場合や水位検知手段の水位検知
ばらつきが大きい場合においても、適切な時間だけ洗浄
排水行程を行うことができる。

【００１７】

【実施例】以下、本発明の第１の実施例を図１を参照し
ながら説明する。なお、上記従来例と同じ構成のものは
同一符号を付して説明を省略する。

【００１８】図に示すように、制御手段１３は、食器類
２の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連の逐次動作を制御
し、洗浄行程終了時に水位センサ６が所定水位を検知す
るまで洗浄ポンプ４を動作させながら排水する洗浄排水
行程を行うようにしている。

【００１９】水位センサ６は、図示していないが、圧力
により応動するダイヤフラムに磁性体を取着しておき、
この磁性体をコイルに対設して外部から加わる圧力によ
ってコイルのインダクタンスが減少するようにし、この
コイルを発振回路に接続して構成している。たとえば、
図７において洗浄槽１内に洗浄水がない場合は水位周波
数ｆ0を検知し、給水行程を開始すると洗浄開始水位周
波数ｆ2を検知するまで給水する。

【００２０】上記構成において図２を参照しながら動作
を説明する。なお、制御手段１３による食器類２の洗
浄、すすぎ、乾燥行程の一連の逐次動作については従来
例と同じであるので説明を省略し、洗浄排水行程時にお
いて排水能力のばらつきに影響を受けず、期待する水量
の洗浄水を排水する点について説明する。

【００２１】洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連のプログラ
ムシーケンスを開始すると、図２のステップ１４の給水
行程にて給水を開始すると水位センサ６は図７の水位周
波数ｆ2（洗浄開始水位）を検知するまで給水を行った
後、ステップ１５にて洗浄を開始し、ステップ１６にて
所定時間洗浄を行ったことを検知すると、ステップ１７
にて洗浄ポンプ４を動作したまま排水する洗浄排水行程
を開始し、ステップ２２にて、水位センサ６が所定水位
周波数ｆ1を検知するまで洗浄排水行程を行った後、ス
テップ１９にて洗浄ポンプ４を停止し残りの洗浄水を排
水する。ステップ２０およびステップ２１にて残りのす
すぎ行程および乾燥行程を行った後、シーケンスを終了
する。

【００２２】したがって、洗浄行程において洗浄水に溶
かし込んだ食器類２の油汚れを排水能力のばらつきに影
響を受けず、洗浄排水行程時に期待する水量の洗浄水を
排水することができる。

【００２３】なお、上記実施例では、水位センサ６によ
る水位検知周波数を検知するタイミングや数を具体的に
示したが、これは特に排水能力のばらつきに影響を受け
ず期待する水量の洗浄水を排水する手段を限定するもの
ではない。

【００２４】つぎに、本発明の第２の実施例について説
明する。図１における制御手段１３は、洗浄行程終了時
に水位センサ６が所定水位を検知するまで洗浄ポンプ４
を動作させながら排水を行い、予め設定した所定時間を
経過しても水位センサ６が所定水位を検知しない場合、
洗浄排水行程を終了するようにし、排水能力が著しく低
い場合においても、適切な時間だけ洗浄排水行程を行う
ようにしている。他の構成は上記第１の実施例と同じで
ある。

【００２５】上記構成において図３を参照しながら動作
を説明する。洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連のプログラ
ムシーケンスを開始すると、図３のステップ１４の給水
行程にて給水を開始すると、水位センサ６は図７の水位
周波数ｆ2（洗浄開始水位）を検知するまで給水を行っ
た後、ステップ１５にて洗浄を開始し、ステップ１６に
て所定時間洗浄を行ったことを検知すると、ステップ２
３にてタイマーによる時間計測を開始し、ステップ２４
およびステップ２５にて洗浄ポンプ４を動作したまま排
水する洗浄排水行程を開始し、ステップ２６によりタイ
マー計測時間が洗浄排水行程の限度時間３０秒を経過す
るか、ステップ２７による水位センサ６が所定水位周波
数ｆ1を検知するまで洗浄排水行程を行った後、ステッ
プ１９にて洗浄ポンプ４を停止し残りの洗浄水を排水す
る。ステップ２０およびステップ２１にて残りのすすぎ
行程および乾燥行程を行った後、シーケンスを終了す
る。

【００２６】したがって、様々な使用条件下において設
置した食器洗い機の排水能力が標準状態のそれと比較し
て低い場合や洗浄ポンプ４内に多量の空気が混入して洗
浄ポンプ４が空回りすることにより排水能力が著しく低
下した場合においても、長時間にわたって洗浄排水行程
を行うことなく適切な時間だけ洗浄排水行程を行うこと
ができる。

【００２７】つぎに、本発明の第３の実施例について説
明する。図１における制御手段１３は、洗浄行程終了時
に水位センサ６が所定水位を検知するまで洗浄ポンプ４
を動作させながら排水を行い、予め設定した所定時間を
経過する前に水位センサ６が所定水位を検知した場合、
洗浄排水行程を所定時間経過するまで行うようにし、水
位の変動が大きい場合や水位センサ６の水位検知ばらつ
きが大きい場合においても、適切な時間だけ洗浄排水行
程を行うようにしている。他の構成は上記第１の実施例
と同じである。

【００２８】上記構成において図４を参照しながら動作
を説明する。洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連のプログラ
ムシーケンスを開始すると、図４のステップ１４の給水
行程にて給水を開始すると水位センサ６は図７の水位周
波数ｆ2（洗浄開始水位）を検知するまで給水を行った
後、ステップ１５にて洗浄を開始し、ステップ１６にて
所定時間洗浄を行ったことを検知すると、ステップ２８
にてタイマーによる時間計測を開始し、ステップ２９お
よびステップ３０にて洗浄ポンプ４を動作したまま排水
する洗浄排水行程を開始し、ステップ３１にて水位セン
サ６が所定水位周波数ｆ1を検知するまで洗浄排水行程
を行う。そして、ステップ３２にてタイマー計測時間が
洗浄排水行程の最低洗浄排水時間５秒を経過するまでは
洗浄排水行程が繰り返し行われる。その後、ステップ１
９にて洗浄ポンプ４を停止し残りの洗浄水を排水する。
ステップ２０およびステップ２１にて残りのすすぎ行程
および乾燥行程を行った後、シーケンスを終了する。

【００２９】したがって、水位の変動が大きい場合や水
位センサ６の水位検知ばらつきが大きい場合において
も、適切な時間だけ洗浄排水行程を行うことにより、必
要最小限の油汚れを含んだ洗浄水を排水することができ
る。

【００３０】

【発明の効果】以上の実施例から明かなように本発明に
よれば、食器類を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽内に回
転自在に支持され洗浄水を前記食器類に向けて噴出する
洗浄ノズルと、前記洗浄槽に溜られた洗浄水を前記洗浄
ノズルに送り込む洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプを駆動
するモータと、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する加熱手
段と、前記洗浄槽内の洗浄水の水温を検知する温度検知
手段と、前記洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する水位検
知手段と、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連
の逐次動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段
は、洗浄行程終了時に前記水位検知手段が所定水位を検
知するまで前記洗浄ポンプを動作させながら排水する洗
浄排水行程を行うようにしたから、洗浄行程終了時に水
位検知手段が所定水位を検知するまで洗浄ポンプを動作
させながら排水する洗浄排水行程を行うことにより、洗
浄排水行程時において排水能力のばらつきに影響を受け
ず、期待する水量の洗浄水をきわめて容易に排水するこ
とができ、洗浄行程において洗浄水に溶かし込んだ食器
類の油汚れを効率良く排水するため、洗浄性能を向上で
きる。

【００３１】また、制御手段は、洗浄行程終了時に水位
検知手段が所定水位を検知するまで洗浄ポンプを動作さ
せながら排水を行い、予め設定した所定時間を経過して
も前記水位検知手段が所定水位を検知しない場合、洗浄
排水行程を終了するようにしたから、洗浄行程終了時に
水位検知手段が所定水位を検知するまで洗浄ポンプを動
作させながら排水を行い、予め設定した所定の限度時間
を経過しても水位検知手段が所定水位を検知しない場
合、洗浄排水行程を終了することにより、排水能力が著
しく低い場合においても、適切な時間だけ洗浄排水行程
を行うことができ、ひいては洗浄性能を向上できる。

【００３２】また、制御手段は、洗浄行程終了時に水位
検知手段が所定水位を検知するまで洗浄ポンプを動作さ
せながら排水を行い、予め設定した所定時間を経過する
前に前記水位検知手段が所定水位を検知した場合、洗浄
排水行程を所定時間経過するまで行うようにしたから、
洗浄行程終了時に水位検知手段が所定水位を検知するま
で洗浄ポンプを動作させながら排水を行い、予め設定し
た所定の最低限洗浄排水行程を行うべき時間を経過する
前に水位検知手段が所定水位を検知してしまう場合にお
いても、洗浄排水行程を所定の最低限洗浄排水行程を行
うべき時間を経過するまでこれを行うことにより、水位
の変動が大きい場合や水位検知手段の水位検知ばらつき
が大きい場合においても、適切な時間だけ洗浄排水行程
を行うことにより、必要最小限の油汚れを含んだ洗浄水
を排水することができ、ひいては洗浄性能を向上でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例の食器洗い機のシステム
構成図

【図２】同食器洗い機の動作フローチャート

【図３】本発明の第２の実施例の食器洗い機の動作フロ
ーチャート

【図４】本発明の第３の実施例の食器洗い機の動作フロ
ーチャート

【図５】従来の食器洗い機のシステム構成図

【図６】同食器洗い機の動作フローチャート

【図７】同食器洗い機の水位検知周波数と洗浄槽内の水
量との関係を示す図

【符号の説明】

１ 洗浄槽 ２ 食器類 ３ 洗浄ノズル ４ 洗浄ポンプ ５ モータ ６ 水位センサ（水位検知手段） ７ ヒータ（加熱手段） ８ サーミスタ（温度検知手段） １３ 制御手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 ▲高▼橋 武人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 和田 智子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 食器類を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽
   内に回転自在に支持され洗浄水を前記食器類に向けて噴
   出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に溜られた洗浄水を前
   記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプ
   を駆動するモータと、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する
   加熱手段と、前記洗浄槽内の洗浄水の水温を検知する温
   度検知手段と、前記洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する
   水位検知手段と、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥行程
   の一連の逐次動作を制御する制御手段とを備え、前記制
   御手段は、洗浄行程終了時に前記水位検知手段が所定水
   位を検知するまで前記洗浄ポンプを動作させながら排水
   する洗浄排水行程を行うようにした食器洗い機。
2. 【請求項２】 制御手段は、洗浄行程終了時に水位検知
   手段が所定水位を検知するまで洗浄ポンプを動作させな
   がら排水を行い、予め設定した所定時間を経過しても前
   記水位検知手段が所定水位を検知しない場合、洗浄排水
   行程を終了するようにした請求項１記載の食器洗い機。
3. 【請求項３】 制御手段は、洗浄行程終了時に水位検知
   手段が所定水位を検知するまで洗浄ポンプを動作させな
   がら排水を行い、予め設定した所定時間を経過する前に
   前記水位検知手段が所定水位を検知した場合、洗浄排水
   行程を所定時間経過するまで行うようにした請求項１記
   載の食器洗い機。