JPH11239559A - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機Info
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- JPH11239559A JPH11239559A JP10044970A JP4497098A JPH11239559A JP H11239559 A JPH11239559 A JP H11239559A JP 10044970 A JP10044970 A JP 10044970A JP 4497098 A JP4497098 A JP 4497098A JP H11239559 A JPH11239559 A JP H11239559A
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Abstract
提供することを目的とする。 【解決手段】 洗浄槽1と食器かご2と洗浄ポンプ3と
洗浄ノズル7と制御装置9を有して、洗浄ポンプ3のイ
ンペラ4はその内側に内側羽根を有して、外側に外側羽
根を有して、インペラ4の羽根枚数は内側羽根より外側
羽根が多くなるように形成している。洗浄工程では、洗
浄ポンプ3に送込まれた空気を短時間で排出することが
できる洗浄ポンプ3の加圧能力を維持しつつ、給水量を
削減できる。
Description
洗浄ポンプを備えた食器洗浄機に係わり、特に洗浄ポン
プのインペラに関するものである。
び図11に基づいて説明する。
る食器を洗浄槽31の食器かご32に収納し、洗剤を投
入して運転を開始する。運転が開始されると、まず洗浄
ポンプ33が洗浄水を加圧する動作が安定するように、
所定量の洗浄水を洗浄槽31に供給する給水工程が実行
される。洗浄ポンプ33はインペラ34と、これを駆動
する電動機35を有している。
て加圧され、且つヒータ36によって加熱された洗浄水
が洗剤と共に洗浄ノズル37の噴射口から噴射される本
洗工程が行われる。洗浄水は洗浄ノズル37の噴射口か
ら鉛直方向または斜め上方向に噴射される。また洗浄ノ
ズル37はこの噴射反力によって略水平に回転する。こ
のように回転する洗浄ノズル37から噴射された洗浄水
の衝突力・洗剤・熱等の作用によって、食器は洗浄され
るものである。
定時間の本洗工程を経過すると、次に食器等から洗い落
とされた汚れを含む洗浄水を排水ポンプ38によって機
外に排出する排水工程に入る。引き続いて、新たに洗浄
水を供給する給水工程と、洗剤や残菜(食器に付着した
汚れも残菜という)で汚れた食器をすすぐために洗浄水
を洗浄ノズル37から噴射するすすぎ工程と、前記排水
工程とが連続して4回繰り返されて、洗浄工程を終了す
る。
めに、最終のすすぎ工程は、ヒータ36によって洗浄水
を加熱しながら行う加熱すすぎ工程となっている。な
お、39は、洗浄ポンプ33、ヒータ36、排水ポンプ
38等を制御する制御装置である。
洗浄機は、洗浄工程の洗浄ポンプの動作に関して、以下
のような課題を有している。
が吸込まれると、洗浄水を加圧できない。従来の一般的
な遠心型ポンプでは、空気量が増大すると、揚水不能に
なる。揚水可能な空気量としては、10〜15%以下と
されている。また、このように空気を含んだ状態では、
洗浄ポンプ33の運転状態が不安定で、大きい運転騒音
を発生する。
気を吸込む状態になることは、洗浄ノズル37からの噴
射力およびその回転を正常に行うことができなくなるこ
とを意味する。すなわち、食器洗浄機としての、所定の
洗浄力が得られなくなる恐れがある。
を防止するために、洗浄水の給水量としては、洗浄工程
で洗浄ポンプ33に空気が入り込まないだけの、水量と
水深を得るために、多量の給水量が所定量として設定さ
れる。一方、ヒータ36の加熱能力は機器の電源容量で
制限される。したがって、洗浄工程でこの多量の洗浄水
および食器を洗浄力が充分に発揮できる所定の温度まで
加熱するためには、長時間の運転と消費電力量が必要で
あった。
分離されながら、洗浄水が洗浄ポンプ33へと循環する
構成であるため、フィルタ40の目詰まりが進行するに
従って、その目詰まりは、洗浄ポンプ33が洗浄水を吸
込むときの抵抗となって、洗浄ポンプ33は空気を吸い
込みやすくなる。
器洗浄機が有している課題を解決し、特に、洗浄ポンプ
の特定なインペラ構成によって、節水が図れて、短時間
で所定の洗浄性能が得られる食器洗浄機を提供すること
を目的とするものである。
に本発明の食器洗浄機は、被洗浄物を収納する食器かご
と、これらを内装する洗浄槽と、洗浄水を噴射する噴射
口を有する洗浄ノズルと、電動機により駆動されるイン
ペラにて洗浄水を加圧する洗浄ポンプとを備えてい、前
記インペラには回転中心に対して内側に夫々独立した多
数の内側羽根を設け、かつ中心に対して外側に夫々独立
した多数の外側羽根を設けることとしたものである。
気が入り混じった状態で洗浄ポンプに送込まれたとき
に、外側羽根から流出する流体の絶対速度が内側羽根か
ら流出する流体の絶対速度よりも大きいために、空気は
インペラの外周部へと送り込まれる。このため内側羽根
は空気の混合率の小さい洗浄水で充満されて、洗浄水を
加圧することができる。そして空気と洗浄水を洗浄ノズ
ルへと送込むことができて、洗浄ノズルにより洗浄水を
噴射するとともにその回転を正常に行える。
は前向き形状の部分を形成することにより、洗浄水と洗
浄ノズルに対率的に送り込むことができる。
外側羽根を多くすことにより、空気の排出流量が大きく
て、より短時間で空気を洗浄ポンプから排出することが
できる。
水をインペラにて加圧して循環することができるので、
給水する洗浄水の水量は一般的な遠心型ポンプのときに
比べて、少なくすることができる。そのために、洗浄水
および食器を加熱する時の熱容量が小さくなって、従来
と同程度の加熱能力で、これを短時間で所定の温度にな
るまで加熱できる。したがって、短時間で所定の洗浄性
能および乾燥性能が得られる食器洗浄機を提供できる。
とで構成し、インペラを内装している洗浄ポンプのケー
シング内面までの距離において小外側羽根は大外側羽根
ならびに内側羽根よりも大きくし、しかも小外側羽根は
内側羽根間の空隙の延長上で大外側羽根間の空隙に配設
することにより、小外側羽根と洗浄ポンプのケーシング
内面との間にはインペラの入り口から出口まで一定以上
の大きさを得ることができている。すなわち、洗浄ポン
プにフィルタあるいは異物の混入防止手段を通過できる
ような寸法の固形物が入り込んでも、インペラの羽根形
状部に詰まらずに、洗浄ポンプの外部に容易に排出する
ものであり、洗浄ポンプの加圧能力が長期間で安定する
ものである。
を実施形態とすることができる。すなわち請求項1記載
の発明のように、被洗浄物を収納する食器かごと、これ
らを内装する洗浄槽と、洗浄水を噴射する噴射口を有す
る洗浄ノズルと、電動機により駆動されるインペラにて
洗浄水を加圧する洗浄ポンプとを備える構成とし洗浄ポ
ンプのインペラには回転中心に対して内側に夫々独立し
た多数の内側羽根を設け、かつ回転中心に対して外側に
夫々独立した多数の外側羽根を設けることにより、洗浄
工程で洗浄水に空気が入り混じった状態で洗浄ポンプに
送込まれたときに、外側羽根から流出する流体の絶対速
度が大であるために、空気はインペラの外周部へと速や
かに送り込まれる。このため内側羽根は空気の混合率の
小さい洗浄水で充満されて、洗浄水を加圧することがで
きる。そして空気と洗浄水を洗浄ノズルへと送込むこと
ができて、洗浄ノズルにより洗浄水を噴射するとともに
その回転を正常に行える。
インペラの所定回転方向に対して後向きに傾斜する形状
とし、外側羽根はインペラの最外周部において流体を外
周に流出し易いようにインペラの所定回転方向に対して
前向き形状の部分を有するように形成することにより、
洗浄水は空気はインペラの外周に送り、しかも洗浄水を
洗浄ノズルに効率的に送ることができる。従ってインペ
ラの回転を正常に行うのに効果的である。
根枚数が、内側羽根の枚数より外側羽根の枚数を多くす
ることにより、空気の排出流量が大きくて、より短時間
で空気を排出することができる。
型ポンプのときに比べて少なく設定した時や、洗浄工程
の進行とともにフィルタに残菜が補集されて、洗浄水の
通過する開口部が少ない時など、空気が入り込みやすい
状態でも、インペラにて洗浄水を加圧して循環すること
ができる。すなわち、洗浄水を少なくして、食器と洗浄
水の熱容量がより小さい状態で洗浄運転が可能である。
したがって、同一の加熱能力でも、短時間で所定の温度
に洗浄水を加熱できて、所定の洗浄性能および乾燥性能
が得られる。
部を構成している小外側羽根は、大外側羽根および内側
羽根よりも、インペラを内装しているケーシングの内面
までの距離が大きく、しかも、小外側羽根は内側羽根面
の空隙の延長上であって大外側羽根間の空隙に配置する
ことにより外側羽根の空隙は入り口から出口まで、洗浄
ポンプのケーシング内面間で常に一定以上の大きさを得
ることができている。すなわち、洗浄ポンプに一定以下
の大きさの固形物が入り込んでも、インペラの外側羽根
に詰まらずに、洗浄ポンプの外部に容易に排出するもの
であり、洗浄ポンプの加圧能力が長期間で安定したもの
である。
逆反転手段を備えて、前記洗浄ポンプのインペラの回転
方向により、洗浄ノズルの噴射圧の強弱を洗浄工程の各
工程間で選択するかあるいはそれぞれの工程内にて交互
に切換えて被洗浄物を洗浄する制御装置を設けた構成と
することにより、洗浄工程で電動機を反転して運転し
て、インペラの外側羽根の形状が回転方向によって前向
きと後向きとに切換わる。前向きでは流体の絶対速度が
大であり、洗浄ポンプの加圧能力が高い。逆に後向きで
は、流体の絶対速度が小さくて、洗浄ポンプの加圧能力
は低い。このように洗浄ポンプの加圧能力が大小に切換
わる。すなわち洗浄ノズルの噴射圧を強弱に調整でき
る。これを各工程間で選択できる制御装置を設けたこと
で、こびりつき汚れが洗浄できる強力な洗浄力と、普通
の汚れが洗浄できる標準的な洗浄力の両方を備える。
回転方向と逆回転を交互に切換える制御装置を設けたこ
とで、洗浄水の水量を増やさずに、洗浄ポンプの加圧能
力を増大して洗浄ノズルの噴射圧を一時的に高くするこ
とができるので、節水型の高圧洗浄ができる。
工程で洗浄水が所定温度以下の時には、洗浄ポンプのイ
ンペラを所定の回転方向とは逆回転方向に駆動する制御
装置を設けることにより、洗浄工程で洗浄水が所定温度
以下の時には、洗浄ポンプのインペラを所定の回転方向
とは逆回転方向に駆動する制御装置を設けることによ
り、洗浄工程で洗浄水が所定温度以下の時には、洗浄ポ
ンプのインペラを逆回転方向に駆動して、洗浄ポンプの
加圧能力を低減する。すなわち、洗浄ノズルの噴射力を
弱めて、洗浄騒音を低めことができる。
ら、汚れを膨潤させる。さらに、洗浄水が所定温度以上
に達した時には、前記洗浄ポンプのインペラを所定の回
転方向に駆動することで、洗浄ポンプの加圧能力を標準
状態に戻すことで、汚れを洗浄することができる。この
ことで、運転時間のほとんどを標準状態の運転騒音より
も低いものとすることができる。
水を機外に排出する排水ポンプを備えて、排水工程で洗
浄ポンプのインペラを逆回転方向に駆動する制御装置を
設けることにより、排水工程で、排水ポンプの運転に並
行して、洗浄ポンプのインペラを逆回転方向に駆動する
ことで、洗浄水を洗浄ノズルから被洗浄物に噴射しなが
ら機外に排水する。
ながら、また洗浄水に含まれた比重の軽い汚れを撹拌し
ながら、洗浄槽の底部から排水ポンプによって洗浄水と
ともに機外に排出することができる。しかも、排水工程
ではインペラは逆回転しているから、その内側羽根が前
向き羽根として作用するので、小さい負荷で洗浄水を加
圧することができる。
しつつ説明する。
は洗浄槽、2は食器、調理道具等の被洗浄物を収納する
食器かご、3は洗浄水を加圧する洗浄ポンプ、4は洗浄
ポンプ3のインペラ、5はこのインペラ4を駆動する電
動機である。6は洗浄水を加熱するヒータ、7は洗浄水
を噴射する噴射口を有する洗浄ノズルであり、8は洗浄
水を機外に排出する排水ポンプである。9は洗浄ポンプ
3やヒータ6等の運転を制御する制御装置である。
に、回転中心に対して内側に所定の回転方向に対して出
口角度を90度以下に設定した後向きの内側羽根4aを
有して、外側に出口角度を90度以上に設定した前向き
の外側羽根4bを有して、インペラ4の羽根枚数は内側
羽根4aの枚数よりも、外側羽根4bの枚数が多くなる
ように形成している。すなわち、外側羽根4bには大外
側羽根4bの1と小外側羽根4bの2とがあり大外側羽
根4bの1の中間に、小外側羽根4bの2を有してい
る。
に、少なくとも高低2水準以上に形成して、高さH1な
る大外側羽根4bの1と高さH2なる小外側羽根4bの
2とで構成している。そして大外側羽根4bの1同士
が、隣り合わないように、図3に示すような配置にして
いる。
説明する。洗浄工程における運転は、基本的に従来のも
のと同様であるので説明を省略する。本実施例における
特徴的な動作は、洗浄工程における洗浄ポンプ3の動作
にある。
がフィルタに溜まった状態となって、洗浄ポンプ3に洗
浄水が供給されにくくなる。そこで洗浄ポンプ3の吸込
み力により、洗浄水は空気が入り混じった状態で洗浄ポ
ンプ3に送込まれるようになる。この時に、外側羽根4
bから流出する流体の絶対速度が大であるために、空気
はインペラ4の外周部へと送り込まれる。
は、空気の混合率の小さい洗浄水で充満されて、洗浄水
を加圧することができる。そして空気と洗浄水を洗浄ノ
ズル7へと送込むことができて、洗浄ノズル7から噴射
するとともにその回転を正常に行う。また、インペラ4
の羽根枚数は内側羽根4aの枚数より外側羽根となる大
外側羽根4bの1と小外側羽根4bの2との合計枚数が
多くなるように配置してあるので、空気の排出流量が増
大して、より短時間で空気を排出することができる。
インペラ4にて加圧して循環することができるので、洗
浄工程で給水する洗浄水の水量を、一般的な遠心型ポン
プのときに比べて、本実施例では少なくすることができ
る。そのために、洗浄水および食器の熱容量が小さくな
って、ヒータ6の加熱能力が同一でも、これを短時間で
所定の温度に加熱できる。
でない時などには、異物の混入を防止する第2のフィル
タ(図示せず)を通過するだけの一定以下の大きさの異
物が洗浄ポンプ3に入り込むことが発生する。ところが
本実施例では、羽根枚数が多くてその空隙が小さい外側
羽根4bでは、羽根高さをH1とH2とで異なる大外側
羽根4bの1と小外側羽根4bの2とがあり、さらに大
外側羽根4bの1同士が隣り合わない配置としたので、
外側羽根4b間の空隙は入り口から出口まで常に一定以
上の大きさを得ることができている。
込んでも、図5に示すような洗浄ポンプ3のケーシング
とインペラ4の外側羽根4bによる空隙によって、洗浄
ポンプ3の外部に排出するものであり、異物4cによる
詰まりのないものである。たとえば、洗浄ポンプ3の入
り口部の内側羽根4aの羽根間を通過した異物4cは、
インペラ4の外側部では小外側羽根4bの2と洗浄ポン
プ3の内面3aが形成する空隙を通過して、洗浄ポンプ
3の外に排出するものである。したがって、さまざまな
運転条件下で、洗浄ポンプ3の加圧能力は安定する。
ままに維持して、洗浄水の給水量を削減することができ
る。このことで洗浄工程や加熱すすぎ工程において洗浄
水を所定の温度まで上昇させるための加熱時間を同一の
加熱能力で短縮することができる。すなわち所定の洗浄
性能や乾燥性能が得られるものであることはもちろんで
あるが、節水と洗浄工程の運転時間の短縮および節電を
実現するものである。
を入れ換えて行うすすぎ工程の各工程においては、さら
に洗浄水を削減しても、洗浄ポンプ3の加圧能力は安定
するものであるから、洗浄ノズル7から噴射を正常に行
えて、必要なすすぎ効果が得られるものである。もちろ
ん、このことで加熱すすぎの時間短縮や節電ができるも
のでもある。
り、洗浄槽1内に機外より空気を送り込み、ヒータ6を
断続的に運転して温風とし、この温風で食器に付着した
水滴を蒸発させるものであって、洗浄槽1内の多湿な空
気は排気口(図示せず)より機外に排出される。そこ
で、本実施例で制御装置9が、従来と同じ運転時間の加
熱すすぎ工程を行うものとすると、食器および付着した
水滴の温度が、従来の構成の食器洗浄機より高くできる
ものである。そのために被洗浄物の乾燥速度が向上し
て、乾燥性能の向上や乾燥時間の短縮が図れるものであ
る。このようにして、乾燥までを含めて全体の運転時間
を短縮できる。
例1と同様に、洗浄槽1、食器かご2、洗浄ポンプ1
0、インペラ4、電動機5、ヒータ6、洗浄ノズル7、
排水ポンプ8を有したものであり、基本構成についての
説明は省略する。図6に示すように、洗浄ポンプ10は
電動機5の正逆反転手段11によって、洗浄ポンプ10
やヒータ6等の運転を制御する制御装置12によって回
転方向も制御される。なお、インペラ4は実施例1と同
様の羽根を有するものである。
る。この実施例では特に、洗浄工程で電動機5の回転方
向を選択して運転することで、インペラ4の外側羽根が
前向きと後向きに切換えることができて、洗浄ポンプ1
0の加圧能力を大小に切換えることができる。すなわ
ち、図7に示すように、洗浄ポンプ10の負荷はW1か
らW2に増大するものの、加圧能力が増大して、洗浄ノ
ズル7の噴射圧をP1からP2に高める作用をする。こ
のことで、汚れの量や質に応じた、適切な洗浄力を選択
することができる。
射力を選択できる制御装置12を設けることで、こびり
つき汚れが洗浄できる強力な洗浄力と、普通の汚れが洗
浄できる標準的な洗浄力を備えた洗浄を単一の食器洗浄
機にて得ることができる。
御装置12が電動機5を所定の回転方向と逆回転を交互
に切換えることで、洗浄水の水量を増やさずに、洗浄ポ
ンプ10の加圧能力を増大して洗浄ノズル7の噴射圧を
一時的に高くすることができる。
ラ4の羽根の効果により実施例1の洗浄ポンプ3と同様
に、空気の混入に対して加圧能力を短時間で回復するも
のであるから、循環水量は増大するものの、給水する洗
浄水量を追加することなく運転できて、図8のように、
洗浄ノズル7の噴射圧を高めることができる。
で回転数を調整して加圧能力を高めるという手段では、
給水する洗浄水の水量を循環水量に連動して増やす必要
があり、得ることの困難な効果である。したがって、従
来より節水型で高圧洗浄ができて、洗浄力の向上と使用
水量の削減を同時に実現することもできるものである。
下の時には、制御装置12が洗浄ポンプ10のインペラ
4を主として逆回転方向に駆動することで、洗浄ポンプ
10の加圧能力を低減する運転ができる。このことで、
洗浄ノズル7の噴射力を弱めて、洗浄水の洗浄槽1への
衝突や滴下による洗浄騒音を低めることができる。そし
て、被洗浄物と洗浄水を加熱しながら、汚れを膨潤させ
る。
には、制御装置12が洗浄ポンプ10のインペラ4を主
として所定の回転方向に駆動することで、洗浄ポンプ1
0の加圧能力を標準状態に戻して、洗浄ノズル7の噴射
力を高めて、汚れを洗浄することができる。すなわち、
所定の洗浄性能を得るとともに、洗浄工程の運転騒音に
ついて、ほとんどの時間で静音化ができる。
例2と同様であり、基本構成についての説明は省略す
る。図6に示すように、洗浄ポンプ10は正逆反転手段
11をもって、制御装置12によって制御される。そし
て、排水工程での運転について説明する。
に、図9に示すように、洗浄ポンプ10を運転する。こ
こでは正逆反転手段11により電動機を洗浄工程とは逆
方向に回転させる。すなわち、インペラ4を、所定の回
転方向とは逆回転に駆動する制御装置12を設けたもの
である。
運転することで、洗浄ノズル7から洗浄水を被洗浄物に
噴射しながら、排水ポンプ8にて排水する。すると、食
器に付着した汚れをすすぎながら、また洗浄水に含まれ
た比重の軽い汚れを撹拌しながら、洗浄槽1の底部から
排水ポンプ8によって機外に排出することができる。
工程では洗浄水の上面に浮上して、洗浄槽1の底部より
排水しても、底面に残存する傾向の強い汚れである。
しているから、その内側羽根が前向き羽根として作用す
るので、小さい負荷で洗浄水を加圧する。したがって、
機器の通電量としては、洗浄ポンプ10を若干追加する
だけで、優れたすすぎ効果が得られる。なお、インペラ
4は所定の回転方向では負荷が大きいが、洗浄水の噴射
も強いものであるから、制御装置12が回転方向を制御
してすすぎ効果を高めることが可能である。
の量や質によっては、すすぎ工程の回数を削減して、洗
浄運転1回当たりの使用水量や運転全体を通しての消費
電力量を削減した食器洗浄機とすることができる。
位相制御やインバータ制御もよく行われる。もちろん、
電動機5がDCブラシレスモータであれば、さらに広範
囲に回転数を制御できる。
るので、以下に記載される効果を有する。
収納する食器かごと、これらを内装する洗浄槽と、洗浄
水を噴射する噴射口を有する洗浄ノズルと、電動機によ
り駆動されるインペラにて洗浄水を加圧する洗浄ポンプ
とを有する。そして、前記インペラはその内側に内側羽
根を、外側部には外側羽根を設け、請求項2記載の発明
によれば、所定の回転方向に対して後向きに傾斜した内
側羽根を、外側に前向き羽根として、作用する外側羽根
を設け、また請求項3記載の発明によれば外側羽根枚数
を内側羽根の枚数より多くなるように配置するととも
に、請求項4記載の発明によれば外側羽根を羽根高さが
異なる大外側羽根と、小外側羽根とで構成し、高さの低
い小外側羽根を高さの高い大外側羽根間に配置すること
としている。
をインペラにて加圧して循環することができるので、洗
浄工程で給水する洗浄水を少なくすることができる。そ
のために、洗浄水および食器の熱容量が少なくなって、
これを短時間で所定の温度に加熱できて、所定の洗浄性
能および乾燥性能が得られるものである。また、前側羽
根に連接しない位置に高さの低い小外側羽根を配設した
ので前側羽根およびこれに連接した大外側羽根よりも小
外側羽根が低いので、空隙は入り口から出口まで常に一
定の大きさを得ている。したがって、異物による詰まり
がなくて、洗浄ポンプの加圧能力が安定して得られる食
器洗浄機を提供する。
機の正逆反転手段を備えて、洗浄ポンプのインペラの回
転方向により、洗浄ノズルの噴射圧の強弱を洗浄工程の
各工程間で選択あるいはそれぞれの工程内にて交互に切
換えて被洗浄物を洗浄する制御装置を設けることにして
いる。
することで、インペラの外側部の羽根が前向きから後向
きに切換わり、洗浄ポンプの加圧能力が大小に切換わ
る。すなわち、制御装置にて、洗浄ノズルの噴射圧を強
弱に調整できる。これを各工程間で選択できることで、
こびりつき汚れが洗浄できる強力な洗浄力と、普通の汚
れが洗浄できる標準的な洗浄力の両方を備える食器洗浄
機を提供する。また、それぞれの工程内で電動機を所定
の回転方向と逆回転を交互に切換えることで、洗浄水の
水量を増やさずに、洗浄ポンプの加圧能力を増大して洗
浄ノズルの噴射圧を一時的に高くすることができるの
で、節水型の高圧洗浄ができる食器洗浄機を提供する。
工程で洗浄水が所定温度以下の時には、洗浄ポンプのイ
ンペラを逆回転方向に駆動する制御装置を設けることと
している。
装置は洗浄ポンプの加圧能力を低減する。すなわち、洗
浄水が所定温度に達するまでは、洗浄ノズルの噴射力を
弱めて、洗浄水の衝突を主体とする洗浄騒音を低める。
そして、被洗浄物と洗浄水を加熱しながら、汚れを膨潤
させる。さらに、洗浄水が所定温度以上に達した時に
は、前記洗浄ポンプのインペラを所定の回転方向に駆動
することで、洗浄ポンプの加圧能力を標準状態に戻し
て、汚れを洗浄することができる運転騒音の低減を図っ
た食器洗浄機を提供する。
水を機外に排出する排水ポンプを備えて、排水工程で前
記洗浄ポンプのインペラを逆回転方向に駆動する制御装
置を設ける。このことで、制御装置は洗浄ノズルから洗
浄水を被洗浄物に噴射しながら機外に排水する排水工程
を行うので、食器に付着した汚れをすすぎながら、また
洗浄水に含まれた比重の軽い汚れを撹拌しながら、洗浄
槽の底部から排水ポンプによって機外に排出することが
できる。しかも、排水工程では洗浄ポンプのインペラは
逆回転しているから、その内側羽根が前向き羽根として
作用するので、小さい負荷で洗浄水を加圧することがで
きて、すすぎ性能の高い食器洗浄機を提供する。
面図
面図
ャート
ャート
示すタイムチャート
Claims (7)
- 【請求項1】被洗浄物を収納する食器かごと、これらを
内装する洗浄槽と、洗浄水を噴射する噴射口を有する洗
浄ノズルと、電動機により駆動されるインペラにて洗浄
水を加圧する洗浄ポンプを備えていて、前記インペラに
は回転中心に対して内側部に多数の内側羽根を設け、か
つ回転中心に対して外側部に多数の外側羽根を設けたこ
とを特徴とする食器洗浄機。 - 【請求項2】内側羽根の形状は、インペラの所定回転方
向に対して後向きに傾斜する後向き形状とし、外側羽根
の形状は、インペラの最外周部において流体を外周に流
出し易いようにインペラの所定回転方向に対して前向き
形状の部分を有するようにしたことを特徴とする請求項
1記載の食器洗浄機。 - 【請求項3】内側羽根の羽根枚数よりも外側羽根の羽根
枚数を多くしたことを特徴とする請求項1または2記載
の食器洗浄機。 - 【請求項4】外側羽根は大外側羽根と小外側羽根とから
構成されていて、インペラの表面よりの高さにおいて小
外側羽根は大外側羽根ならびに内側羽根よりも低く、従
ってインペラが内装されている洗浄ポンプのケーシング
内面までの距離において、小外側羽根は大外側羽根なら
びに内側羽根よりも大きく、しかも小外側羽根は内側羽
根の間の空隙の延長上であって大外側羽根間の空隙に配
設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいず
れかに記載の食器洗浄機。 - 【請求項5】電動機の正逆反転手段を備えていて、洗浄
ポンプのインペラの回転方向を選択して、洗浄工程の各
工程間で洗浄ノズルの噴射圧の強弱を切換えるかまたは
それぞれの工程内にて噴射圧を交互に変動させる制御装
置を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
か1項に記載の食器洗浄機。 - 【請求項6】洗浄工程で洗浄水が所定温度以下の時に
は、洗浄ポンプのインペラを所定の回転方向とは逆回転
方向に駆動する制御装置を設けたことを特徴とする請求
項1ないし5のいずれか1項に記載の食器洗浄機。 - 【請求項7】洗浄水を機外に排出する排水ポンプを備え
ていて、排水工程で排水ポンプの運転に並行して、洗浄
ポンプのインペラを逆回転方向に駆動する制御装置を設
けたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に
記載の食器洗浄機。
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KR10-1998-0028855A KR100467256B1 (ko) | 1997-07-18 | 1998-07-16 | 식기세척건조기 |
TW087111607A TW385242B (en) | 1997-07-18 | 1998-07-16 | Dinner set washing dryer |
CNB981160999A CN1212801C (zh) | 1997-07-18 | 1998-07-17 | 餐具清洗干燥机 |
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JP04497098A JP3899642B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 食器洗浄機 |
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ID=12706346
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104564808A (zh) * | 2014-04-11 | 2015-04-29 | 林钧浩 | 顺流增压节能风机 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0521878U (ja) * | 1991-06-12 | 1993-03-23 | 三星電子株式会社 | 洗濯機の撹拌機 |
JPH0759709A (ja) * | 1993-08-30 | 1995-03-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 食器洗い機 |
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JPH09310697A (ja) * | 1996-05-20 | 1997-12-02 | Ogihara Seisakusho:Kk | 遠心ポンプ |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP04497098A patent/JP3899642B2/ja not_active Expired - Fee Related
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