JPH11267085A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH11267085A
JPH11267085A JP7381698A JP7381698A JPH11267085A JP H11267085 A JPH11267085 A JP H11267085A JP 7381698 A JP7381698 A JP 7381698A JP 7381698 A JP7381698 A JP 7381698A JP H11267085 A JPH11267085 A JP H11267085A
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JP
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washing
heater
cleaning
pump
pressurizing
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JP7381698A
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English (en)
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Masaki Yura
政樹 由良
Hiroaki Inui
浩章 乾
Takeshi Inada
剛士 稲田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄ポンプとヒータの構成および制御方法で
もって、洗浄工程における洗浄水の加圧能力を高めて、
強力な洗浄力が得られる食器洗浄機を提供することを目
的としているものである。 【解決手段】 電動機により駆動される遠心羽根車にて
洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を加熱するヒー
タと、洗浄ポンプの遠心羽根車の回転数切換手段と、洗
浄ポンプ・ヒータ等の運転を制御する制御装置を備え
て、前記制御装置は前記回転数切換手段により洗浄ポン
プの加圧能力を増大させて、ヒータの加熱能力を減少さ
せて、機器全体の負荷を略一定値以下に制御するによ
り、制御装置は所定の電源容量の範囲内で、洗浄工程に
て回転数切換手段により遠心羽根車の回転数を高める。
これによって、洗浄ポンプの加圧能力を高めて、洗浄ノ
ズルによる洗浄力が向上した食器洗浄機を提供できるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄水や空気を加
熱するヒータを備えた食器洗浄機に係わり、特に洗浄ポ
ンプとヒータの構成および制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の食器洗浄機について、図6および
図7に基づいて説明する。
【0003】食器や調理道具等の洗浄を行う場合には、
被洗浄物を洗浄槽31の食器かご32に収納し、洗剤を
投入して運転を開始する。運転が開始されると、まず洗
浄ポンプ33が洗浄水を加圧する動作が安定するよう
に、所定量の洗浄水を洗浄槽31に供給する給水工程が
実行される。洗浄ポンプ33は遠心羽根車34と、これ
を駆動する電動機35を有している。続いて、洗浄ポン
プ33によって加圧され且つヒータ36によって加熱さ
れた洗浄水が洗剤と共に洗浄ノズル37の噴射口から噴
射される本洗工程が行われる。洗浄水は洗浄ノズル37
の噴射口から鉛直方向または斜め上方向に噴射される。
また洗浄ノズル37はこの噴射反力によって略水平に回
転する。このように回転する洗浄ノズル37から噴射さ
れた洗浄水の衝突力・洗剤・熱等の作用によって、食器
は洗浄されるものである。
【0004】洗浄ノズル37は略管状の入口部を有し
て、これを内装してその回転を支持する略管状のノズル
軸受38が設けられている。洗浄工程で洗浄ポンプ33
が運転されると、洗浄ノズル37は洗浄水圧と重量のバ
ランスがほぼとれて、入口部の端面はノズル軸受38の
内部で回転するとともに、洗浄水の水漏れを抑制した摺
動部を形成する。そこで、摺動部には、摩擦抵抗の小さ
い素材のスペーサが装着されていて、洗浄ノズル37の
回転を滑らかなものとしている。
【0005】図7に、以上の洗浄工程における機器全体
の負荷状態を電流値で示す。横軸tは運転時間を、縦軸
Aは機器の電流値であり、単位はそれぞれ分(min)
とアンペア(A)である。なお、これらの単位は以下で
はほとんど省略する。洗浄ポンプ33の電流値はA(P
0)、ヒータ36の電流値はA(H0)であり、その合
計は機器の設置される電源コンセントの容量A(ma
x)以下である。
【0006】洗浄水が所定の温度に高まるとともに、所
定時間t(W0)の本洗工程を経ると、次に食器等から
洗い落とされた汚れを含む洗浄水を排水ポンプ(図示せ
ず)によって機外に排出する排水工程に入る。引き続い
て、新たに洗浄水を供給する給水工程と、洗剤や残菜
(食器に付着した汚れを残菜ともいう)で汚れた食器を
すすぐために洗浄水を洗浄ノズル37から噴射するすす
ぎ工程と、前記排水工程とが連続して4回繰り返され
て、洗浄工程を終了する。特に、次工程の乾燥工程を短
時間で行うために、最終のすすぎ工程は、ヒータ36に
よって洗浄水を加熱しながら行う加熱すすぎ工程となっ
ていて、その運転時間はt(R0)である。
【0007】続いて、送風機(図示せず)により機外か
ら空気を送り込み、同時にヒータ36を断続的に運転し
て温風を作り、この温風で食器に付着した水滴を蒸発さ
せる乾燥工程が行われる。この乾燥工程で洗浄槽31内
の多湿な空気は排気口39より機外に排出される。なお
40は、洗浄ポンプ33・ヒータ36等の運転を制御す
る制御装置である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成の食器
洗浄機は、洗浄ポンプとヒータの構成に関して、以下の
ような課題を有している。
【0009】洗浄工程において、すなわち本洗工程や加
熱すすぎ工程で洗浄ポンプ33とヒータ36を同時に運
転する時に、機器が設置された電源コンセントの電流容
量以下となるように、それぞれの負荷を合計して、通常
は15A以下となるように製造される。また、洗浄ポン
プ33を駆動する電動機35は起動時に大電流の流れる
ことを考慮して、100V電源でヒータ36の電流値A
(H0)は10〜11A以下のことが多い。すなわち、
ヒータ36の加熱能力は1000W〜1100Wとな
る。したがって、洗浄水を所定の温度に上昇するのに、
長時間を必要とする。
【0010】また一般に、洗浄力を強力にするために
は、加圧能力の高い洗浄ポンプ33を使用して、洗浄ノ
ズル37の噴射エネルギーを高める必要がある。しかし
ながら、加圧能力の高い洗浄ポンプ33では、大電流を
必要とする。従来の構成では、上述のような電源コンセ
ントの容量上の制約のため、このような高圧噴射による
強力な洗浄力を実現できない。
【0011】本発明は、以上のような従来の食器洗浄機
が有している課題を解決するものである。特に、洗浄ポ
ンプとヒータの構成および制御方法でもって、より高い
洗浄性能が得られる食器洗浄機を提供することを目的と
しているものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の食器洗浄機は、
被洗浄物を収納する食器かごと、これらを内装する洗浄
槽と、洗浄水を噴射する噴射口を有する洗浄ノズルと、
電動機により駆動される遠心羽根車にて洗浄水を加圧す
る洗浄ポンプと、洗浄水を加熱するヒータと、洗浄ポン
プの遠心羽根車の回転数切換手段と、洗浄ポンプ・ヒー
タ等の運転を制御する制御装置を備えて、前記制御装置
は前記回転数切換手段により洗浄ポンプの加圧能力を増
大させて、ヒータの加熱能力を減少させて、機器全体の
負荷を略一定値以下に制御することを特徴とするもので
ある。
【0013】この発明によれば、制御装置は所定の電源
容量の範囲内で、洗浄工程にて回転数切換手段により遠
心羽根車の回転数を高める。これによって、洗浄ポンプ
の加圧能力を高めて、洗浄ノズルからの噴射による洗浄
力が向上した食器洗浄機を提供できる。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、被洗浄物
を収納する食器かごと、これらを内装する洗浄槽と、洗
浄水を噴射する噴射口を有する洗浄ノズルと、電動機に
より駆動される遠心羽根車にて洗浄水を加圧する洗浄ポ
ンプと、洗浄水を加熱するヒータと、洗浄ポンプの遠心
羽根車の回転数切換手段と、洗浄ポンプ・ヒータ等の運
転を制御する制御装置を備えて、前記制御装置は前記回
転数切換手段により洗浄ポンプの加圧能力を増大させ
て、ヒータの加熱能力を保持または減少させて、機器全
体の負荷を略一定値以下に制御することを特徴とする食
器洗浄機としたことである。
【0015】この発明では、制御装置は洗浄工程にて、
回転数切換手段により遠心羽根車を高速で回転させて、
洗浄ポンプの加圧能力を高めて、洗浄ノズルの噴射によ
る洗浄力を高めることができる。また、必要に応じてヒ
ータの加熱能力を保持または減少させて、洗浄ポンプを
含めた機器全体の負荷を示す電流値は、電源コンセント
の容量以下に維持される。ヒータの加熱能力は必ずしも
減少せずともよいものである。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に加えて、制御装置は洗浄工程でヒータの通電を間欠
的に停止して、洗浄ポンプの加圧能力を増大させること
を特徴とする食器洗浄機とすることである。
【0017】この発明では、ヒータを間欠的に停止する
ことで、その時間内は電源コンセントの容量の範囲内で
洗浄ポンプの加圧能力を最大限に高めることが可能とな
る。したがって、洗浄ノズルの噴射による洗浄力をさら
に高めることができる。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明に加えて、制御装置は前記洗浄ポンプ
の遠心羽根車の回転方向を切換えて加圧能力を制御した
ことを特徴とする食器洗浄機とすることである。
【0019】この発明では、洗浄ポンプは遠心羽根車を
備えた遠心型ポンプであって、制御装置が洗浄工程で遠
心羽根車の回転方向を切換えること、すなわち正回転と
逆回転状態を切換えて運転することで、遠心ポンプとし
ての加圧能力およびその負荷を上下2水準に簡単に切換
えることができる。そして、洗浄ノズルからの噴射を高
圧と標準圧に切換えて、単一の洗浄ポンプで強力な噴射
を行う洗浄工程と標準圧の洗浄工程を実現できる。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1から3い
ずれか1項記載の発明に加えて、複数個のヒータを有し
て、制御装置は洗浄ポンプの加圧能力の増大時に、運転
可能な容量のヒータをいくつか選択して運転することを
特徴とする食器洗浄機とすることである。
【0021】この発明では特に、制御装置がヒータの加
熱能力を電源コンセントの容量に合わせて選択すること
で、洗浄ポンプは加圧能力を拡大することができるもの
である。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項1から4い
ずれか1項記載の発明に加えて、ヒータは主ヒータと出
力の小さい補助ヒータを有して、制御装置は洗浄工程で
洗浄ポンプの加圧能力の減少に連動して、補助ヒータを
同時に運転するとともに、乾燥工程で補助ヒータのみを
運転することを特徴とする食器洗浄機とすることであ
る。
【0023】この発明では、特に、洗浄工程で洗浄ポン
プの加圧能力およびその負荷を下げて、主ヒータと同時
に補助ヒータを運転してヒータの加熱能力を高めること
で、短時間で洗浄水を加熱することができて、洗浄ノズ
ルの噴射と洗剤と熱の作用により、所定の洗浄性能や乾
燥性能を得ることができる。もちろん、汚れの種類や必
要に応じて、洗浄ポンプの加圧能力の増大時は、補助ヒ
ータのみで加熱することができるものである。さらに、
この出力の小さい補助ヒータを乾燥工程で使用すること
で、しかもほぼ連続に通電しながら、適切な温度の温風
を得て、効率良く被洗浄物を乾燥することができるもの
である。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項1から5い
ずれか1項記載の発明に加えて、制御装置が洗浄ポンプ
の遠心羽根車の回転数を、工程内で周期的に且つ徐々に
変化させることを特徴とする食器洗浄機とすることであ
る。この発明では、洗浄ポンプの加圧能力を徐々に流量
が増大させるので、洗浄ポンプは急激に大流量の洗浄水
を吸込まない。したがって、洗浄槽の底部に溜められた
少ない洗浄水でも、空気を巻き込むことなく安定して加
圧することができるので、効率的に洗浄できるものであ
る。また、加圧能力が最大値を得た後は、回転数を低下
させて、循環流量を下げるので、常に洗浄水は必要量だ
け洗浄ポンプに供給されるので、安定した洗浄性能が得
られる。
【0025】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照しつつ説明する。
【0026】(実施例1)図1において、1は洗浄槽、
2は食器、調理道具等の被洗浄物を収納する食器かご、
3は洗浄水を加圧するポンプ、4はポンプ3の遠心羽根
車、5はこの遠心羽根車4を駆動する電動機である。6
は洗浄水を加熱するヒータ、7は洗浄水を噴射する噴射
口を有する洗浄ノズルであり、8は洗浄ノズル7に洗浄
水を取入れるための略管状の入口部を内装して、その回
転を支持するノズル軸受である。9は洗浄槽1の空気を
排出するための排気口、10はポンプ3やヒータ6等の
運転を制御する制御装置である。11は、回転数切換手
段である。また、この回転数切換手段11は、電動機5
の回転方向を切換えて、遠心羽根車4を逆回転にするこ
とができる。
【0027】本実施例は、基本構成は実施例1と同様で
あるが、洗浄工程や乾燥工程の運転方法が異なるもので
あるから、この点について説明する。
【0028】洗浄工程で、図2に示すように、本洗工程
t(W1)と加熱すすぎt(R1)では、制御装置10
が回転数切換手段11を制御して、遠心羽根車4の回転
数を高めて、洗浄ポンプ3の加圧能力を高くする。その
ためには遠心羽根車4を駆動する電動機5の出力は高回
転で大トルクであることを必要として、洗浄ポンプ3の
負荷はA(P1)からA(P2)にまで増大する。その
結果として、洗浄ノズル7の噴射による洗浄力が向上す
る。また、洗浄ポンプ3の加圧能力に比例して循環水量
が増大するので、洗浄ポンプ3に空気が入り込まないよ
うに、洗浄水は給水量を従来の場合より、増大して運転
する。そして、制御装置10はこの工程で、ヒータ6の
加熱能力を低減して、負荷をA(H1)にすることで、
機器全体の負荷をA(max)以下に制御するものであ
る。
【0029】なお本実施例で、図3に示すように、制御
装置10が回転数切換手段11を制御して、洗浄ポンプ
3の遠心羽根車4の回転数を間欠的に増大させて、ヒー
タ6の加熱能力をそれに連動して低減することで、それ
ぞれの工程での洗浄ノズル7の噴射による洗浄力を高め
ることができる。この場合は、洗浄ポンプ3の回転数の
加速が間欠的であるから、洗浄水が大量に循環して不足
する直前に回転を減速することができて、給水量が従来
の場合と同じでも、安定して加圧できるものである。
【0030】なお本実施例で、図4に示すように、制御
装置10がヒータ6への通電を間欠的に停止させて、洗
浄ポンプの加圧能力を連動して増大することで、それぞ
れの工程で洗浄ノズル7の噴射による洗浄力を最大限に
高めることができる。
【0031】また、制御装置10が回転数切換手段11
を制御して、洗浄ポンプ4の回転方向を制御すること
で、その加圧能力を2水準に調整することが可能であ
り、回転数を切換えた場合の図3と同様に制御すること
が容易にできるものでもある。
【0032】すなわち、一般的な洗浄ポンプ3は遠心羽
根車4を備えた遠心型のポンプであり、遠心羽根車4の
回転方向に関わらず洗浄水を加圧して吐出することがで
きるものである。ただし、回転方向によって、洗浄水の
加圧能力が変わるものであって、遠心羽根車4を逆転し
て、渦巻き室の方向と整合していないときには低下する
ものである。そして、遠心羽根車4の加圧能力が高いと
きに、電動機5の入力および電流値は高くて、加圧能力
が低いときに、電動機5の入力および電流値は低くなる
傾向にある。そこで、加圧能力が低いときに、ヒータ6
の通電量を高めることができて、本洗工程や加熱すすぎ
工程で、洗浄水を短時間で所定の温度まで加熱できて、
運転時間が短縮されることものである。
【0033】なお、制御装置10が洗浄ポンプ3の遠心
羽根車4の回転数を、工程内で周期的に且つ徐々に変化
させることで、少ない洗浄水でも空気を巻き込むことな
く安定して、効率的に洗浄できるものである。もちろ
ん、電動機5がDCブラシレスモータであったり、位相
制御やインバータ制御手段を有するものであれば、この
ような効果を発揮することは言うまでもない。
【0034】(実施例2)本実施例は、基本構成は実施
例1と同様であるが、構成要素の一部および運転方法が
異なるものであるから、この点について説明する。
【0035】図5において、20と21はそれぞれヒー
タであり、20は出力の大きい主ヒータで約1000W
の加熱能力、21は出力の小さい補助ヒータで約400
Wの加熱能力がある。制御装置10は、これらの主ヒー
タ20と補助ヒータ21の運転を制御する。
【0036】制御装置10は、洗浄工程では洗浄ポンプ
3の加圧能力を減少して、負荷を低減するとともに、主
ヒータ20と補助ヒータ21を同時に運転して短時間で
洗浄水を所定温度に上昇させる。また、乾燥工程では出
力の小さい補助ヒータ21を使用することで、乾燥に適
切な温度の温風を得て、効率良く被洗浄物を乾燥するこ
とができるものである。
【0037】上述のように、1個のヒータで、洗浄水と
空気の加熱を兼用することが一般的に行われているが、
乾燥工程ではヒータを間欠的に通電して、必要な温風を
発生するように運転される。しかしながら、このヒータ
は洗浄水を加熱するためのヒータでもあるから、加熱能
力が大きい。したがって、間欠的な通電であっても、ヒ
ータの最高温度は必要以上の高温になる。そのために通
電の比率が制約されて、必要な熱量の投入に時間がかか
り、被洗浄物の乾燥性能が低いものであった。本実施例
はこれを解決するとともに、洗浄工程での時間を短縮す
ることもできるものである。
【0038】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を有する。
【0039】請求項1記載の発明によれば、被洗浄物を
収納する食器かごと、これらを内装する洗浄槽と、洗浄
水を噴射する噴射口を有する洗浄ノズルと、電動機によ
り駆動される遠心羽根車にて洗浄水を加圧する洗浄ポン
プと、洗浄水を加熱するヒータと、洗浄ポンプの遠心羽
根車の回転数切換手段と、洗浄ポンプ・ヒータ等の運転
を制御する制御装置を備えて、前記制御装置は前記回転
数切換手段により洗浄ポンプの加圧能力を増大させて、
ヒータの加熱能力を減少させて、機器全体の負荷を略一
定値以下に制御することで、制御装置は所定の電源容量
の範囲内で、洗浄工程にて回転数切換手段により遠心羽
根車の回転数を高める。これによって、洗浄ポンプの加
圧能力を高めて、洗浄ノズルによる洗浄力が向上した食
器洗浄機が得られる食器洗浄機を提供する。
【0040】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
発明に加えて、制御装置は洗浄工程でヒータの通電を間
欠的に停止して、洗浄ポンプの加圧能力を増大させるこ
とで、ヒータを停止することで、電源容量の範囲内では
洗浄ポンプの加圧能力を最大限に高めることができる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2の発明に加えて、制御装置は前記洗浄ポン
プの遠心羽根車の回転方向を切換えて加圧能力を制御し
たことで、この発明では、遠心羽根車の回転方向を切換
えることで、すなわち逆転することで、洗浄ポンプの加
圧能力および負荷を上下2水準に切換えることができ
る。
【0042】請求項4記載の発明は、請求項1から3い
ずれか1項記載の発明に加えて複数個のヒータを有し
て、制御装置は洗浄ポンプの加圧能力の増大時に、ヒー
タを選択して運転することで、特にヒータの加熱能力を
電源容量に合わせて選択することで、洗浄ポンプが有す
る最大限の加圧能力を発揮することができる高い洗浄力
が得られる食器洗浄機とすることができる。
【0043】請求項5記載の発明は、請求項1から4い
ずれか1項記載の発明に加えて、ヒータは出力の大きい
主ヒータと出力の小さい補助ヒータを有して、制御装置
は洗浄ポンプの加圧能力を減少させて、前記主ヒータと
補助ヒータを同時に通電するとともに、乾燥工程で補助
ヒータに通電することで、特に、ヒータの加熱能力を主
ヒータと同時に補助ヒータを運転して高めることで、短
時間で洗浄水を加熱することができて、所定の洗浄性能
や乾燥性能を得ることができる。もちろん、加圧能力の
増大時は、補助ヒータのみで加熱することができる。さ
らに、このヒータを乾燥工程で使用することで、適切な
温度の温風を得て、効率良く被洗浄物を乾燥することが
できる食器洗浄機とすることができる。
【0044】請求項6記載の発明は、請求項1から5い
ずれか1項記載の発明に加えて、制御装置が洗浄ポンプ
の遠心羽根車の回転数を、工程内で周期的に且つ徐々に
変化させることで、少ない洗浄水でも空気を巻き込むこ
となく安定して、効率的に洗浄できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における食器洗浄機の要部断
面図
【図2】同実施例の洗浄ポンプとヒータの運転方法を電
流で示すタイムチャート
【図3】同実施例の第2の制御方法を示す電流タイムチ
ャート
【図4】同実施例の第3の制御方法を示す電流タイムチ
ャート
【図5】本発明の実施例2における食器洗浄機の要部断
面図
【図6】従来の食器洗浄機の要部断面図
【図7】同従来例の洗浄ポンプとヒータの運転方法を電
流で示すタイムチャート
【符号の説明】
1 洗浄槽 3 洗浄ポンプ 4 遠心羽根車 5 電動機 6 ヒータ 7 洗浄ノズル 8 ノズル軸受 10 制御装置 11 回転数切換手段 20 主ヒータ 21 補助ヒータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を収納する食器かごと、これら
    を内装する洗浄槽と、洗浄水を噴射する噴射口を有する
    洗浄ノズルと、電動機により駆動される遠心羽根車にて
    洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を加熱するヒー
    タと、洗浄ポンプの遠心羽根車の回転数切換手段と、洗
    浄ポンプ、ヒータ等の運転を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記回転数切換手段により洗浄ポンプ
    の加圧能力を増大するとともに、ヒータの加熱能力を保
    持または減少させて、機器全体の負荷を略一定値以下に
    制御する食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 制御装置は、洗浄工程でヒータの通電を
    間欠的に停止するとともに、洗浄ポンプの加圧能力を増
    大させる請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 制御装置は、洗浄ポンプの遠心羽根車の
    回転方向を切換えて加圧能力を制御した請求項1から3
    いずれか1項記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 ヒータを複数個を有し、制御装置は、洗
    浄ポンプの加圧能力の増大時に、ヒータを選択して運転
    する請求項1または請求項2記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 ヒータは、出力の大きい主ヒータと出力
    の小さい補助ヒータを有し、制御装置は、洗浄工程で洗
    浄ポンプの加圧能力を減少させて、前記主ヒータと補助
    ヒータを同時に通電するとともに、乾燥工程で補助ヒー
    タに通電する請求項1から4いずれか1項記載の食器洗
    浄機。
  6. 【請求項6】 制御装置は、洗浄ポンプの遠心羽根車の
    回転数を、工程内で周期的に且つ徐々に変化させたこと
    を特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の食器洗
    浄機。
JP7381698A 1998-03-23 1998-03-23 食器洗浄機 Pending JPH11267085A (ja)

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