JP3324194B2 - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

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JP3324194B2
JP3324194B2 JP10237893A JP10237893A JP3324194B2 JP 3324194 B2 JP3324194 B2 JP 3324194B2 JP 10237893 A JP10237893 A JP 10237893A JP 10237893 A JP10237893 A JP 10237893A JP 3324194 B2 JP3324194 B2 JP 3324194B2
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亘 内山
隆 小松
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄槽に収納した食器
類に洗浄水を噴射して食器を洗浄する食器洗い機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、食器洗い機に入れられた食器容量
を簡易的に判断してこれに応じて運転時間をよりきめ細
かく制御しようとする食器洗い機が提案されている。
【0003】従来、この種の食器洗い機は図9に示すよ
うに構成していた。以下、その構成について説明する。
【0004】図に示すように、洗浄槽1は、食器類2を
内部に収納し底部に洗浄水を溜めている。洗浄ノズル3
は、洗浄槽1内に回転自在に支持され、食器類2に向け
て洗浄水を噴出する。洗浄ポンプ4は、洗浄水を洗浄ノ
ズル3に送り込むもので、この洗浄ポンプ4はモータ5
によって駆動される。水位センサ6は、洗浄槽1内の水
位を検知し電気信号として出力する。ヒータ7は、洗浄
槽1の底部に配設され、洗浄水を加熱する。サーミスタ
(温度検知手段)8は、洗浄槽1の底部に外側より密着
するように取り付けられ、洗浄水の水温を検知する。送
風ファン9は、洗浄槽1内の蒸気を送り出すもので、排
気口10より機外へ排出される。なお、11は、食器類
2を配置する食器籠である。制御手段12は、食器類2
の洗浄、すすぎ、乾燥工程の一連の逐次動作を制御す
る。
【0005】上記構成において動作を説明すると、利用
者が食器類2を食器籠11に配置して洗浄槽1に収納
し、洗剤を入れた後運転を開始すると、まず、洗浄槽1
の底部に水位センサ6が所定の水位を検知するまで所定
量の水道水が給水される。そして、モータ5およびヒー
タ7に通電され、洗浄水は加熱されながら洗浄ポンプ4
により食器類2に向けて洗浄ノズル3から噴出される。
このとき、サーミスタ8により洗浄水の温度を検知し制
御手段12は常に洗浄水の温度を把握している。洗浄水
の温度が所定温度に到達し、かつ、洗浄開始から所定時
間経過したとき、制御手段12は洗浄工程を終了し一旦
洗浄水を排水する。つぎに、新たに水道水が給水され前
述の洗浄工程と同様の動作を数分間行い排水する。この
すすぎ工程を数回繰り返した後、加熱すすぎ工程と称す
る洗浄工程と同様の動作を行い所定温度に到達した時点
でこれを終了して排水する。最後に送風ファン9を運転
して洗浄槽1内の蒸気を機外へ排出すると同時にヒータ
7に間欠に通電を行い食器類2を加熱して付着している
水滴を乾燥させる。
【0006】上記逐次一連の動作において、洗浄工程に
おける洗浄水の温度上昇の度合を調べて食器類2の容量
を検知し、その度合に応じて洗浄、すすぎ、乾燥の各工
程の運転時間を変える。つまり、ヒータ7の入力値が一
定のとき、食器類2の容量が少なければ熱容量がそれだ
け少なくなり、図10に示すように、洗浄水の温度上昇
は速くなる。すなわち、洗浄工程が開始されると図11
のステップ21の給水工程にて洗浄槽1の底部に所定量
の水道水が給水され、ステップ22にてヒータ7による
洗浄水の加熱が開始され、ステップ23にて洗浄水がサ
ーミスタ8にて所定温度T1になったことを確認する
と、ステップ24にて洗浄水温度上昇時間の測定を開始
し、ステップ25にてサーミスタ8により洗浄水が所定
温度T2に達したことを判断すると、ステップ26にて
洗浄水温度上昇時間の測定を終了し、この洗浄水の温度
がT1からT2まで上昇するのに要した時間dtを知るこ
とができる。つまり、ヒータ7の入力値が一定のとき食
器容量が少なければ熱容量がそれだけ少なくなり、図1
0に示すように洗浄水の温度上昇は速くなる。ステップ
27にてこの時間dtにより食器類2の容量を判定する
ものである。
【0007】一般に、食器類2の容量が少ない場合に
は、洗浄ノズル3から噴出される洗浄水が食器類2に当
たる機会が多いため、それだけよく洗える。また、乾燥
についても同じであり、逆に、その分運転時間を短くす
れば、食器容量によらず常に一定の洗浄性能と乾燥性能
が得られると同時に省エネルギー化や時間の節約にな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の食器
洗い機では、水位センサ6は、水位を検知する手段とし
て圧力を電気信号に変換するものが一般的であり、この
ような水位センサ6では、検知水位のばらつきが大きか
ったり、温度の影響を受けやすいなどの問題があり、所
定量の水を洗浄槽内に給水できないため、たとえば図1
2において標準状態における所定給水量に対して、より
少ない給水を行った場合と、より多い給水を行った場合
では、実際のヒータ加熱による洗浄水の温度上昇時間に
対して、標準状態における洗浄水の温度上昇時間dthと
の差△dt1または△dt2は大きく、また標準状態におけ
る食器類2の容量差による温度上昇時間の差より大きく
なる場合が多く、食器量判定の際には大きな誤差要因と
なり、正確な食器類2の容量判定を行うことができない
という問題を有していた。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、水位
センサの検知水位のばらつきによる洗浄槽内の給水量の
ばらつきに影響を受けず、食器類の容量の検知精度を向
上し、常に食器類の容量にあった一連の動作をし、常に
一定の洗浄性能と乾燥性能が得られると同時に省エネル
ギー化や時間の節約をするようにすることを第1の目的
としている。
【0010】また、様々な使用条件下における給水時の
水位の急激な変動に対しても、安定して食器類の容量を
検知し、常に食器類の容量にあった一連の動作をし、常
に一定の洗浄性能と乾燥性能が得られると同時に省エネ
ルギー化や時間の節約をするようにすることを第2の目
的としている。
【0011】また、水位センサの検知ばらつきが大き
く、検知水位の単位時間あたりの変化量から求めた諸数
値が標準状態のそれと比較して予め設定しておいた範囲
を越える場合においても、安定して食器類の容量を検知
し、常に食器類の容量にあった一連の動作をし、常に一
定の洗浄性能と乾燥性能が得られると同時に省エネルギ
ー化や時間の節約をするようにすることを第3の目的と
している。
【0012】さらに、ノイズや瞬時停電等の要因により
水位センサにより検知した水位の単位時間あたりの変化
量から求めた諸数値が標準状態のそれと比較して予め設
定しておいた範囲を大きく越える場合においても、適切
に食器類の容量判定を行い、食器類の容量にあった一連
の動作をし、常に一定の洗浄性能と乾燥性能が得られる
と同時に省エネルギー化や時間の節約をするようにする
ことを第4の目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、食器類を収納する洗浄槽と、洗浄水
を前記食器類に向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄
槽に溜られた洗浄水を前記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポ
ンプと、前記洗浄ポンプを駆動するモータと、洗浄水を
加熱するヒータと、洗浄水の水温を検知する温度検知手
段と、前記洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する水位セン
サと、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥工程の一連の逐
次動作を制御し、前記洗浄工程において前記温度検知手
段により検知する所定温度区間における洗浄水の温度上
昇時間の長短により食器量を判定する制御手段と、給水
開始後前記水位センサにより検知した水位の単位時間あ
たりの変化量が変化する第1の水位と前記水位センサに
検知ばらつきがない状態における水位の単位時間あたり
の変化量が変化する第2の所定水位との水位差を求める
演算手段とを備え、前記制御手段は、前記演算手段によ
り求めた水位差に応じて前記食器量判定を補正し、こ
の補正後の食器量に応じて、ヒータの加熱をともなう洗
浄工程と乾燥工程の少なくともいずれか一方の工程時間
を変更するようにしたことを第1の課題解決手段として
いる。
【0014】また、第2の目的を達成するために、食器
類を収納する洗浄槽と、洗浄水を前記食器類に向けて噴
出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に溜られた洗浄水を前
記洗 浄ノズルに送り込む洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプ
を駆動するモータと、洗浄水を加熱するヒータと、洗浄
水の水温を検知する温度検知手段と、前記洗浄槽内の洗
浄水の水位を検知する水位センサと、前記食器類の洗
浄、すすぎ、乾燥工程の一連の逐次動作を制御し、前記
洗浄工程において前記温度検知手段により検知する所定
温度区間における洗浄水の温度上昇時間の長短により食
器量を判定する制御手段と、給水開始後前記水位センサ
により検知した水位の単位時間あたりの変化量が変化す
る第1の水位と前記水位センサに検知ばらつきがない状
態における水位の単位時間あたりの変化量が変化する第
2の所定水位との水位差を求める演算手段と、前記演算
手段により求めた水位差を記憶する記憶手段を備え、
制御手段は、前記記憶手段により一番検知度合いの高
い水位差または過去に求めた水位差の平均値を真の水位
差とし、この真の水位差に応じて前記食器量判定を補
正し、この補正後の食器量に応じて、ヒータの加熱をと
もなう洗浄工程と乾燥工程の少なくともいずれか一方の
工程時間を変更するようにしたことを第2の課題解決手
段としている。
【0015】また、第3の目的を達成するために、食器
類を収納する洗浄槽と、洗浄水を前記食器類に向けて噴
出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に溜られた洗浄水を前
記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプ
を駆動するモータと、洗浄水を加熱するヒータと、洗浄
水の水温を検知する温度検知手段と、前記洗浄槽内の洗
浄水の水位を検知する水位センサと、前記食器類の洗
浄、すすぎ、乾燥工程の一連の逐次動作を制御し、前記
洗浄工程において前記温度検知手段により検知する所定
温度区間における洗浄水の温度上昇時間の長短により食
器量を判定する制御手段と、給水開始後前記水位センサ
により検知した水位の単位時間あたりの変化量が変化す
る第1の水位と前記水位センサに検知ばらつきがない状
態における水位の単位時間あたりの変化量が変化する第
2の所定水位との水位差を求める演算手段と、前記演算
手段により求めた水位差を記憶する記憶手段を備え、
制御手段は、前記演算手段により求めた水位差が予め
設定した所定範囲を越える場合、前記記憶手段に予め保
持させておいた過去に求めた水位差を用いて、この水位
差に応じて前記食器量判定を補正し、この補正後の食
器量に応じて、ヒータ の加熱をともなう洗浄工程と乾燥
工程の少なくともいずれか一方の工程時間を変更するよ
うにしたことを第3の課題解決手段としている。
【0016】さらに、第4の目的を達成するために、
器類を収納する洗浄槽と、洗浄水を前記食器類に向けて
噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に溜られた洗浄水を
前記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプと、前記洗浄ポン
プを駆動するモータと、洗浄水を加熱するヒータと、洗
浄水の水温を検知する温度検知手段と、前記洗浄槽内の
洗浄水の水位を検知する水位センサと、前記食器類の洗
浄、すすぎ、乾燥工程の一連の逐次動作を制御し、前記
洗浄工程において前記温度検知手段により検知する所定
温度区間における洗浄水の温度上昇時間の長短により食
器量を判定する制御手段と、給水開始後前記水位センサ
により検知した水位の単位時間あたりの変化量が変化す
る第1の水位と前記水位センサに検知ばらつきがない状
態における水位の単位時間あたりの変化量が変化する第
2の所定水位との水位差を求める演算手段とを備え、前
制御手段は、前記演算手段により求めた水位差が予め
設定した所定範囲を越える場合、前記食器量を最大量と
判定し、その判定に応じて、ヒータの加熱をともなう洗
浄工程と乾燥工程の少なくともいずれか一方の工程時間
を変更するようにしたことを第4の課題解決手段として
いる。
【0017】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
給水時に水位センサにより単位時間あたりの水位の変化
量を知り、これより求めた水位の単位時間あたりの変化
量が変化する第1の所定水位と水位センサに検知ばらつ
きがない状態における水位の単位時間あたりの変化量が
変化する第2の所定水位との水位差から、実際に洗浄槽
内に給水した水の量と水位センサに検知ばらつきがない
状態における所定給水量との水量差を知ることができ
る。この水位差または水量差に対応した補正時間値を求
め、実際に洗浄水をヒータ加熱し所定温度区間における
温度上昇に要する時間に加減算する。これによって得た
補正後の温度上昇時間は、水位センサに検知ばらつきが
ない状態において測定される温度上昇時間の値と同等に
扱えるため、これを用いてより正確な食器量を判定し、
その判定した食器量に応じて、 ヒータの加熱をともなう
洗浄工程と乾燥工程の少なくともいずれか一方の工程時
間を変更することができる。
【0018】また、第2の課題解決手段により、水位セ
ンサにより単位時間あたりの水位の変化量を知り、これ
より求めた水位の単位時間あたりの変化量が変化する
1の所定水位と水位センサに検知ばらつきがない状態に
おける水位の単位時間あたりの変化量が変化する第2の
所定水位との水位差を所定時間ごとに記憶手段に記憶し
ておき、これを用いて過去において一番検知度合いの高
い水位差または過去に求めた水位差の平均値を真の水位
差とし、この水位差に対応した補正時間値を実際に洗浄
水をヒータ加熱し所定温度区間における温度上昇に要す
る時間に加減算する。これによって得た補正後の温度上
昇時間は、水位センサに検知ばらつきがない状態におい
て測定される温度上昇時間の値と同等に扱えるため、こ
れを用いてより正確な食器量を判定し、その判定した食
器量に応じて、ヒータの加熱をともなう洗浄工程と乾燥
工程の少なくともいずれか一方の工程時間を変更するこ
とができる。
【0019】また、第3の課題解決手段により、水位セ
ンサにより単位時間あたりの水位の変化量を知り、これ
より求めた水位の単位時間あたりの変化量が変化する
1の所定水位と水位センサに検知ばらつきがない状態に
おける水位の単位時間あたりの変化量が変化する第2の
所定水位との水位差や、この水位差を求める際に使用し
た諸数値を所定時間ごとに記憶手段に記憶しておき、こ
れらの水位差や諸数値が予め設定しておいた所定範囲を
越える場合においても、予め記憶させておいた過去の水
位差や諸数値を用いることにより今回の水位差を求める
ことができ、この水位差に対応した補正時間値を実際に
洗浄水をヒータ加熱し所定温度区間における温度上昇に
要する時間に加減算する。これによって得た補正後の温
度上昇時間は、水位センサに検知ばらつきがない状態に
おいて測定される温度上昇時間の値と同等に扱えること
ができ、これを用いてより正確な食器量を判定し、その
判定した食器量に応じて、ヒータの加熱をともなう洗浄
工程と乾燥工程の少なくともいずれか一方の工程時間を
変更することができる。
【0020】さらに、第4の課題解決手段により、水位
センサにより単位時間あたりの水位の変化量を知り、こ
れにより求めた水位の単位時間あたりの変化量が変化す
第1の所定水位と水位センサに検知ばらつきがない状
態における水位の単位時間あたりの変化量が変化する
2の所定水位との水位差や、この水位差を求める際に使
用した諸数値が予め設定しておいた所定範囲を大きく越
え、実際の洗浄水をヒータ加熱し所定温度区間における
温度上昇に要する時間に対して補正ができない場合、一
義的に食器量を最大量と判定することによって適切に食
器の容量判定を行い、その判定した食器量に応じて、ヒ
ータの加熱をともなう洗浄工程と乾燥工程の少なくとも
いずれか一方の工程時間を変更することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明第1の実施例を図1を参照しな
がら説明する。なお、上記従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0022】図に示すように、演算手段13は、洗浄槽
1に給水開始後、水位センサ6により検知した水位の単
位時間あたりの変化量から求めた第1の所定水位と、標
準状態における第2の所定水位との水位差を演算する。
制御手段14は、演算手段13により求めた水位差に対
応した補正時間値をサーミスタ(温度検知手段)8によ
り検知する所定温度区間における温度上昇時間に加減
し、この補正後の温度上昇時間により食器量を判定する
ようにしている。水位センサ6は、図示していないが、
圧力により応動するダイヤフラムに磁性体を取着してお
き、この磁性体をコイルに対設して外部から加わる圧力
によってコイルのインダクタンスが減少するようにし、
このコイルを発振回路に接続して構成している。したが
って、水位センサ6に加わる圧力が増大すると発振周波
数は低くなる。一方、洗浄槽1には、底部に凹所1aを
設けており、給水量を一定としたとき、洗浄水の水位が
凹所1aの上端面に達すると水位センサ6に加わる圧力
の時間的変化は少なくなる。このため、水位センサ6の
発振周波数、すなわち水位検知周波数は、図2の実線で
示すように凹所1aの上端面を通過するとき急激に変化
する。ここで、水位センサ6の検知ばらつきによって水
位検知周波数は破線で示すように変動する。
【0023】本発明は、標準状態、すなわち検知ばらつ
きがない状態において、水位の単位時間あたりの変化量
から求めた変曲点における第2の所定水位(水位検知周
波数fo)を基準として、所定の水位センサ6により検
知した水位の単位時間あたりの変化量から求めた変曲点
における第1の所定水位(水位検知周波数fx)との水
位差(水位検知周波数の差△fx)を演算して洗浄槽1
内の水量を検知し、洗浄水の温度上昇時間を補正して、
食器類2の容量を判定するようにしたものである。
【0024】上記構成においてその動作について説明す
る。なお、制御手段14による食器類2の洗浄、すす
ぎ、乾燥工程の一連の逐次動作については従来例と同じ
であるので説明を省略し、水位センサ6の検知水位のば
らつきによる洗浄槽1内の給水量のばらつきに対する温
度上昇時間補正について説明する。
【0025】図3のステップ21にて給水工程を開始す
ると、図4のステップ31により水位センサ6が検知し
た水位検知周波数がf1になったことを検知し、ステッ
プ32にて給水開始時からの経過時間tn1を検知する。
ステップ33にて給水開始時から(tn1+2秒)経過す
ると、ステップ34にて水位検知周波数f2を検知す
る。同様にステップ35にて水位センサ6が検知した水
位検知周波数がf3になったことを検知し、ステップ3
6にて給水開始時からの経過時間tn3を検知する。ステ
ップ37にて給水開始時から(tn3+8秒)経過する
と、ステップ38にて水位検知周波数f4を検知する。
つぎに、ステップ39にて(数1)を用いて第1の所定
水位の水位検知周波数fxを算出する。
【0026】
【数1】 ただし、fa=f1−f2,fb=f3−f4である。
【0027】つぎに、ステップ40にて次式により標準
状態における第2の所定水位の水位検知周波数foと第
1の所定水位の水位検知周波数fxとの差△fxを算出す
る。 △fx=fo−fx そして、ステップ41にて次式により周波数の差△fx
に対応した温度上昇補正時間△dtを算出する。 △dt=a×△fx+b ただし、aおよびbは定数である。ステップ42にて所
定水位まで給水すると給水工程を終了し、図3のステッ
プ22からステップ26により実際に洗浄水の温度がT
1からT2まで上昇するのに要した時間dtを測定し、ス
テップ27にて補正時間値△dtを実際の洗浄水温度上
昇時間dtに加減算することによって補正後の温度上昇
時間dt'を算出する。この補正後の温度上昇時間dt'
は、すべて標準状態における洗浄水のヒータ加熱による
温度上昇時間dthと同等に扱うことができ、これにより
水位センサ6の水位の検知ばらつきによる洗浄槽内の給
水量のばらつきに影響を受けず、ステップ28にて一律
の基準をもって食器の容量判定を行なうことができる。
【0028】なお、上記実施例では、水位センサ6によ
る水位検知周波数を検知するタイミングや数を具体的に
示したが、これは特に温度補正時間を算出する手段を限
定するものではない。
【0029】つぎに、本発明の第2の実施例を図5を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0030】図に示すように、記憶手段15は、演算手
段13により求めた水位差を記憶するものである。制御
手段16は、記憶手段15により過去に求めた水位差の
平均値を真の水位差とし、この水位差に対応した補正時
間値を温度検知手段により検知する所定温度区間におけ
る温度上昇時間に加減し、この補正後の温度上昇時間に
より食器量を判定するようにしている。
【0031】上記構成において図6を参照しながら動作
を説明する。図6におけるステップ31からステップ4
0までは上記第1の実施例と同じであるので説明を省略
する。ステップ51にて前回記憶していた水位検知周波
数の差の平均値△fxaveを水位検知周波数の差の平均値
△fxaveとし、ステップ52にてこの水位検知周波数の
差の平均値△fxaveとステップ40にて算出した水位検
知周波数の差△fxとにより新たに水位検知周波数の差
の平均値△fxaveを算出し、ステップ53にてこの算出
した差の平均値△fxaveを記憶手段15に記憶する。そ
して、ステップ54にて水位検知周波数の差の平均値△
fxaveを真の水位検知周波数の差とし、ステップ55に
て、この差に対応した温度上昇補正時間△dtを算出す
る。ステップ56にて所定水位まで給水すると給水工程
を終了する。そして、上記第1の実施例と同様に実際に
洗浄水の温度がT1からT2まで上昇するのに要した時間
dtを測定し、温度上昇補正時間△dtを実際の洗浄水温
度上昇時間dtに加減算することによって補正後の温度
上昇時間dt'を算出する。したがって、食器洗い機の様
々な使用条件下において給水時の水位の急激な変動が生
じた場合においても、食器の容量判定を行うことができ
る。
【0032】なお、上記実施例では、過去に求めた水位
差(水位検知周波数の差)の平均値を真の水位差として
いるが、一番検知度合いの高い水位差を真の水位差とし
てもよい。
【0033】つぎに、本発明の第3の実施例について説
明する。
【0034】図5における制御手段16は、演算手段1
3により求めた水位差が予め設定した所定範囲を越える
場合、記憶手段15に予め保持させておいた過去に求め
た水位差を用いて、この水位差に対応した補正時間値を
サーミスタ8により検知する所定温度区間における温度
上昇時間に加減し、この補正後の温度上昇時間により食
器量を判定するようにしている。他の構成は上記第1お
よび第2の実施例と同じである。
【0035】上記構成において図7を参照しながら動作
を説明する。図7におけるステップ31からステップ4
0までは上記第1の実施例と同じであるので説明を省略
する。ステップ61にて標準状態における第2の所定水
位の水位検知周波数foと第1の所定水位の水位検知周
波数fxとの差△fxが予め設定された所定範囲以下の場
合は、ステップ62にてこの△fxを記憶手段15に記
憶し、ステップ63にてこの△fxを用いて温度上昇補
正時間△dtを算出する。また、ステップ61において
△fxが予め設定された所定範囲を越える場合には、ス
テップ64にて予め記憶しておいた前回の△fxを今回
の△fxとして採用し、この△fxを用いてステップ63
にて温度上昇補正時間△dtを算出する。ステップ64
にて所定水位まで給水したことを知ると給水工程を終了
する。そして、上記第1の実施例と同様に実際に洗浄水
の温度がT1からT2まで上昇するのに要した時間dtを
測定し、温度上昇補正時間△dtを実際の洗浄水温度上
昇時間dtに加減算することによって補正後の温度上昇
時間dt'を算出し、食器の容量判定を行うことができ
る。
【0036】つぎに、本発明の第4の実施例について説
明する。
【0037】図1における制御手段14は、演算手段1
3により求めた水位差が予め設定した所定範囲を越える
場合、一義的に食器量を決定するようにしている。他の
構成は上記第1の実施例と同じである。
【0038】上記構成において図8を参照しながら動作
を説明する。図8におけるステップ31からステップ4
0までは上記第1の実施例と同じであるので説明を省略
する。ステップ71およびステップ72にて標準状態に
おける第2の所定水位の水位検知周波数foと第1の所
定水位の水位検知周波数fxとの差△fxが予め設定され
た所定範囲以下(e>△fx>f)の場合には、この△
fxを用いてステップ73にて温度上昇補正時間△dtを
算出する。ステップ71およびステップ72にて△fx
が予め設定された所定範囲を越えた(e<△fx<f)
場合には、水位センサ6の水位検知ばらつきによる洗浄
水の温度上昇時間の補正が不可能と判断してステップ7
4へ進み、温度上昇補正時間△dtを一義的に食器容量
が最大容量に相当する時間に決定する。ステップ75に
て所定水位まで給水したことを知ると給水工程を終了す
る。そして、上記第1の実施例と同様に実際に洗浄水の
温度がT1からT2まで上昇するのに要した時間dtを測
定し、温度上昇補正時間△dtを実際の洗浄水温度上昇
時間dtに加減算することによって補正後の温度上昇時
間dt'を算出する。したがって、ノイズや瞬時停電など
の要因により水位センサ6により検知した水位の単位時
間あたりの変化量から求めた諸数値が標準状態のそれと
比較して予め設定しておいた範囲を大きく越える場合に
ついても適切に食器の容量判定を行うことができる。
【0039】
【発明の効果】以上の実施例から明かなように本発明に
よれば、食器類を収納する洗浄槽と、洗浄水を前記食器
類に向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に溜られ
た洗浄水を前記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプと、前
記洗浄ポンプを駆動するモータと、洗浄水を加熱するヒ
ータと、洗浄水の水温を検知する温度検知手段と、前記
洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する水位センサと、前記
食器類の洗浄、すすぎ、乾燥工程の一連の逐次動作を制
し、前記洗浄工程において前記温度検知手段により検
知する所定温度区間における洗浄水の温度上昇時間の長
短により食器量を判定する制御手段と、給水開始後前記
水位センサにより検知した水位の単位時間あたりの変化
が変化する第1の水位と前記水位センサに検知ばらつ
きがない状態における水位の単位時間あたりの変化量が
変化する第2の所定水位との水位差を求める演算手段と
を備え、前記制御手段は、前記演算手段により求めた水
位差に応じて前記食器量判定を補正し、この補正後の
食器量に応じて、ヒータの加熱をともなう洗浄工程と乾
燥工程の少なくともいずれか一方の工程時間を変更する
ようにしたから、給水時に水位センサにより単位時間あ
たりの水位の変化量を知り、これより求めた水位の単位
時間あたりの変化量が変化する第1の所定水位と水位セ
ンサに検知ばらつきがない状態における水位の単位時間
あたりの変化量 が変化する第2の所定水位との水位差か
ら、実際に洗浄槽内に給水した水の量と水位センサに検
知ばらつきがない状態における所定給水量との水量差を
知ることができる。この水位差または水量差に対応した
補正時間値を、実際に洗浄水をヒータ加熱し所定温度区
間における温度上昇に要する時間に加減算することによ
り、水位センサの水位検知ばらつきによる洗浄槽内の給
水量のばらつきに対する補正がきわめて容易になると同
時に食器容量の判定基準が一律になり簡素化が図れ、そ
の補正した食器量に応じて、ヒータの加熱をともなう洗
浄工程と乾燥工程の少なくともいずれか一方の工程時間
を変更するので、常に一定の洗浄性能と乾燥性能が得ら
れると同時に省エネルギー化や時間の節約になるもので
る。
【0040】また、食器類を収納する洗浄槽と、洗浄水
を前記食器類に向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄
槽に溜られた洗浄水を前記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポ
ンプと、前記洗浄ポンプを駆動するモータと、洗浄水を
加熱するヒータと、洗浄水の水温を検知する温度検知手
段と、前記洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する水位セン
サと、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥工程の一連の逐
次動作を制御し、前記洗浄工程において前記温度検知手
段により検知する所定温度区間における洗浄水の温度上
昇時間の長短により食器量を判定する制御手段と、給水
開始後前記水位センサにより検知した水位の単位時間あ
たりの変化量が変化する第1の水位と前記水位センサに
検知ばらつきがない状態における水位の単位時間あたり
の変化量が変化する第2の所定水位との水位差を求める
演算手段と、前記演算手段により求めた水位差を記憶す
る記憶手段を備え、前記制御手段は、前記記憶手段によ
り一番検知度合いの高い水位差または過去に求めた水位
差の平均値を真の水位差とし、この真の水位差に応じて
前記食器量判定を補正し、この補正後の食器量に応じ
て、ヒータの加熱をともなう洗浄工程と乾燥工程の少な
くともいずれか一方の工程時間を変更するようにしたか
ら、食器洗い機の様々な使用条件下における給水時の水
位の急激な変動に対しても、きわめて安定した水位差を
容易に求めることができ、ひいては正確に食器量を判定
することができ、その判定した食器量に応じて、ヒータ
の加熱をともなう洗浄工程と乾燥工程の少なくともいず
れか一方の工程時間を変更するので、常に一定の洗浄性
能と乾燥性能が得られると同時 に省エネルギー化や時間
の節約になるものである。
【0041】また、食器類を収納する洗浄槽と、洗浄水
を前記食器類に向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄
槽に溜られた洗浄水を前記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポ
ンプと、前記洗浄ポンプを駆動するモータと、洗浄水を
加熱するヒータと、洗浄水の水温を検知する温度検知手
段と、前記洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する水位セン
サと、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥工程の一連の逐
次動作を制御し、前記洗浄工程において前記温度検知手
段により検知する所定温度区間における洗浄水の温度上
昇時間の長短により食器量を判定する制御手段と、給水
開始後前記水位センサにより検知した水位の単位時間あ
たりの変化量が変化する第1の水位と前記水位センサに
検知ばらつきがない状態における水位の単位時間あたり
の変化量が変化する第2の所定水位との水位差を求める
演算手段と、前記演算手段により求めた水位差を記憶す
る記憶手段を備え、前記制御手段は、前記演算手段によ
り求めた水位差が予め設定した所定範囲を越える場合、
前記記憶手段に予め保持させておいた過去に求めた水位
差を用いて、この水位差に応じて前記食器量判定を補
正し、この補正後の食器量に応じて、ヒータの加熱をと
もなう洗浄工程と乾燥工程の少なくともいずれか一方の
工程時間を変更するようにしたから、第1の所定水位と
第2の所定水位との水位差や諸数値が予め設定しておい
た所定範囲を越える場合においても、予め記憶させてお
いた過去の水位差や諸数値を用いることにより今回の水
位差を求め、この水位差を用いることにより今回の食器
量を決定することができ、この食器量に応じて、ヒータ
の加熱をともなう洗浄工程と乾燥工程の少なくともいず
れか一方の工程時間を変更するので、常に一定の洗浄性
能と乾燥性能が得られると同時に省エネルギー化や時間
の節約になるものである。
【0042】さらに、食器類を収納する洗浄槽と、洗浄
水を前記食器類に向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗
浄槽に溜られた洗浄水を前記洗浄ノズルに送り込む洗浄
ポンプと、前記洗浄ポンプを駆動するモータと、洗浄水
を加熱するヒータと、洗浄水の水温を検知する温度検知
手段と、前記洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する水位
ンサと、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥工程の一連の
逐次動作を制御し、前記洗浄工程において前記温度検知
手段により検知する所定温度区間における洗浄水の温度
上昇時間の長短により食器量を判定する制御手段と、給
水開始後前記水位センサにより検知した水位の単位時間
あたりの変化量が変化する第1の水位と前記水位センサ
に検知ばらつきがない状態における水位の単位時間あた
りの変化量が変化する第2の所定水位との水位差を求め
る演算手段とを備え、前記制御手段は、前記演算手段に
より求めた水位差が予め設定した所定範囲を越える場
合、前記食器量を最大量と判定し、その判定に応じて、
ヒータの加熱をともなう洗浄工程と乾燥工程の少なくと
もいずれか一方の工程時間を変更するようにしたから、
水位の単位時間あたりの変化量が変化する第1の所定水
位と水位センサに検知ばらつきがない状態における水位
の単位時間あたりの変化量が変化する第2の所定水位と
の水位差やこの水位差を求める際に使用した諸数値が予
め設定しておいた所定範囲を大きく越え、しかるに実際
の洗浄水をヒータ加熱し所定温度区間における温度上昇
に要する時間に対して補正ができない場合においても、
一義的に食器量を最大量と判定することによって容易に
適切な食器の容量判定を行うことができ、この判定した
食器量に応じて、ヒータの加熱をともなう洗浄工程と乾
燥工程の少なくともいずれか一方の工程時間を変更する
ので、常に一定の洗浄性能と乾燥性能が得られると同時
に省エネルギー化や時間の節約になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の食器洗い機のシステム
構成図
【図2】同食器洗い機の給水時の水位検知周波数と洗浄
槽内の水量との関係を示す図
【図3】同食器洗い機の食器容量判定の過程を示すフロ
ーチャート
【図4】同食器洗い機の水位センサの検知ばらつきによ
る温度上昇時間補正の過程を示すフローチャート
【図5】本発明の第2の実施例の食器洗い機のシステム
構成図
【図6】同食器洗い機の水位センサの検知ばらつきによ
る温度上昇時間補正の過程を示すフローチャート
【図7】本発明の第3の実施例の食器洗い機の水位セン
サの検知ばらつきによる温度上昇時間補正の過程を示す
フローチャート
【図8】本発明の第4の実施例の食器洗い機の水位セン
サの検知ばらつきによる温度上昇時間補正の過程を示す
フローチャート
【図9】従来の食器洗い機の断面図と制御手段の構成図
【図10】同食器洗い機の洗浄水の温度上昇と食器容量
との関係を示す図
【図11】同食器洗い機の食器容量判定の過程を示すフ
ローチャート
【図12】同食器洗い機の洗浄水の量と温度上昇時間と
の関係を示す図
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 食器類 3 洗浄ノズル 4 洗浄ポンプ 5 モータ 6 水位センサ 7 ヒータ 8 サーミスタ(温度検知手段) 12 制御手段 13 演算手段
フロントページの続き (72)発明者 石原 隆行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−367642(JP,A) 特開 平1−190328(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/00 - 15/46

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器類を収納する洗浄槽と、洗浄水を前
    記食器類に向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に
    溜られた洗浄水を前記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプ
    と、前記洗浄ポンプを駆動するモータと、洗浄水を加熱
    するヒータと、洗浄水の水温を検知する温度検知手段
    と、前記洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する水位センサ
    と、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥工程の一連の逐次
    動作を制御し、前記洗浄工程において前記温度検知手段
    により検知する所定温度区間における洗浄水の温度上昇
    時間の長短により食器量を判定する制御手段と、給水開
    始後前記水位センサにより検知した水位の単位時間あた
    りの変化量が変化する第1の水位と前記水位センサに検
    知ばらつきがない状態における水位の単位時間あたりの
    変化量が変化する第2の所定水位との水位差を求める演
    算手段とを備え、前記制御手段は、前記演算手段により
    求めた水位差に応じて前記食器量判定を補正し、この
    補正後の食器量に応じて、ヒータの加熱をともなう洗浄
    工程と乾燥工程の少なくともいずれか一方の工程時間を
    変更するようにした食器洗い機。
  2. 【請求項2】 食器類を収納する洗浄槽と、洗浄水を前
    記食器類に向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に
    溜られた洗浄水を前記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプ
    と、前記洗浄ポンプを駆動するモータと、洗浄水を加熱
    するヒータと、洗浄水の水温を検知する温度検知手段
    と、前記洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する水位センサ
    と、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥工程の一連の逐次
    動作を制御し、前記洗浄工程において前記温度検知手段
    により検知する所定温度区間における洗浄水の温度上昇
    時間の長短により食器量を判定する制御手段と、給水開
    始後前記水位センサにより検知した水位の単位時間あた
    りの変化量が変化する第1の水位と前記水位センサに検
    知ばらつきがない状態における水位の単位時間あたりの
    変化量が変化する第2の所定水位との水位差を求める演
    算手段と、前記演算手段により求めた水位差を記憶する
    記憶手段を備え、前記制御手段は、前記記憶手段により
    一番検知度合いの高い水位差または過去に求めた水位差
    の平均値を真の水位差とし、この真の水位差に応じて前
    食器量判定を補正し、この補正後の 食器量に応じ
    て、ヒータの加熱をともなう洗浄工程と乾燥工程の少な
    くともいずれか一方の工程時間を変更するようにした食
    器洗い機。
  3. 【請求項3】 食器類を収納する洗浄槽と、洗浄水を前
    記食器類に向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に
    溜られた洗浄水を前記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプ
    と、前記洗浄ポンプを駆動するモータと、洗浄水を加熱
    するヒータと、洗浄水の水温を検知する温度検知手段
    と、前記洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する水位センサ
    と、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥工程の一連の逐次
    動作を制御し、前記洗浄工程において前記温度検知手段
    により検知する所定温度区間における洗浄水の温度上昇
    時間の長短により食器量を判定する制御手段と、給水開
    始後前記水位センサにより検知した水位の単位時間あた
    りの変化量が変化する第1の水位と前記水位センサに検
    知ばらつきがない状態における水位の単位時間あたりの
    変化量が変化する第2の所定水位との水位差を求める演
    算手段と、前記演算手段により求めた水位差を記憶する
    記憶手段を備え、前記制御手段は、前記演算手段により
    求めた水位差が予め設定した所定範囲を越える場合、前
    記記憶手段に予め保持させておいた過去に求めた水位差
    を用いて、この水位差に応じて前記食器量判定を補正
    し、この補正後の食器量に応じて、ヒータの加熱をとも
    なう洗浄工程と乾燥工程の少なくともいずれか一方の工
    程時間を変更するようにした食器洗い機。
  4. 【請求項4】 食器類を収納する洗浄槽と、洗浄水を前
    記食器類に向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に
    溜られた洗浄水を前記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプ
    と、前記洗浄ポンプを駆動するモータと、洗浄水を加熱
    するヒータと、洗浄水の水温を検知する温度検知手段
    と、前記洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する水位センサ
    と、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥工程の一連の逐次
    動作を制御し、前記洗浄工程において前記温度検知手段
    により検知する所定温度区間における洗浄水の温度上昇
    時間の長短により食器量を判定する制御手段と、給水開
    始後前記水位センサにより検知した水位の単位時間あた
    りの変化量が変化する第1の水位と前記水位センサに検
    知ばらつきがない状態における水位の単位時間あたりの
    変化量が変化する第2の所定水位との水位差を求める演
    算手段とを備え、前記制御手段は、前記演算手段により
    求めた水位差が予め設定した所定範囲を越える場合、
    食器量を最大量と判定し、その判定に応じて、ヒータ
    の加熱をともなう洗浄工程と乾燥工程の少なくともいず
    れか一方の工程時間を変更するようにした食器洗い機。
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