JP3239551B2 - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

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JP3239551B2
JP3239551B2 JP23008093A JP23008093A JP3239551B2 JP 3239551 B2 JP3239551 B2 JP 3239551B2 JP 23008093 A JP23008093 A JP 23008093A JP 23008093 A JP23008093 A JP 23008093A JP 3239551 B2 JP3239551 B2 JP 3239551B2
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亘 内山
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隆 小松
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄槽に収納した食器類
に洗浄水を噴射して食器を洗浄する食器洗い機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、食器洗い機に入れられた食器類の
容量を簡易的に判断してこれらに応じて運転時間をより
きめ細かく制御しようとする食器洗い機が提案されてい
る。
【0003】従来、この種の食器洗い機は図8に示すよ
うに構成していた。以下、その構成について説明する。
【0004】図に示すように、洗浄槽1は、食器類2を
内部に収納するとともに給水弁(給水手段)3から洗浄
水を供給して底部に溜めている。洗浄ノズル4は、洗浄
槽1内に回転自在に支持され、食器類2に向けて洗浄水
を噴出する。洗浄ポンプ5は洗浄水を洗浄ノズル4に送
り込むもので、この洗浄ポンプ5はモータ6によって駆
動される。水位センサ(水位検知手段)7は、洗浄槽1
内の水位を検知し電気信号として出力する。ヒータ(加
熱手段)8は、洗浄槽1の底部に配設され、洗浄水を加
熱する。サーミスタ(温度検知手段)9は、洗浄槽1の
底部に外側より密着するように取り付けられ、洗浄水の
水温を検知する。送風ファン10は、洗浄槽1内の蒸気
を送り出すもので、排気口11より機外へ排出される。
なお、12は、食器類2を配置する食器かごである。制
御手段13は、食器類2の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一
連の逐次動作を制御する。
【0005】上記構成において動作を説明すると、利用
者が食器類2を食器かご12に配置して洗浄槽1に収納
し、洗剤を入れた後運転を開始すると、まず、洗浄槽1
の底部に水位センサ7が所定の水位を検知するまで給水
弁3から水道水が給水される。そして、モータ6および
ヒータ8に通電され、洗浄水は加熱されながら洗浄ポン
プ5により食器類2に向けて洗浄ノズル4から噴出され
る。このとき、サーミスタ9により洗浄水の温度を検知
し、制御手段13は常に洗浄水の温度を把握している。
洗浄水の温度が所定の温度に到達し、かつ、洗浄開始か
ら所定時間経過したとき、制御手段13は洗浄行程を終
了し一旦洗浄水を排水する。
【0006】つぎに、新たに水道水が給水され、前述の
洗浄行程と同様の動作を数分間行い排水する。このすす
ぎ行程を数回くり返した後、加熱すすぎ行程と称する洗
浄行程と同様の動作を行い、所定温度に到達した時点で
これを終了として排水する。最後に、送風ファン10を
運転して洗浄槽1内の蒸気を機外へ排出すると同時に、
ヒータ8に間欠に通電を行い食器類2を加熱して、付着
している水滴を乾燥させる。
【0007】上記逐次一連の動作において、洗浄行程に
おける洗浄水の温度上昇の度合いを調べて食器類2の容
量を検知し、その度合いに応じて洗浄、すすぎ、乾燥の
各行程の運転時間を変える。
【0008】すなわち、洗浄行程が開始されると、図9
のステップ38の給水行程にて、洗浄槽1の底部に所定
量の水道水が供給され、ステップ39にてヒータ8によ
る洗浄水の加熱が開始され、ステップ40にて洗浄水が
サーミスタ9にて所定温度T1になったことを確認する
と、ステップ41にて洗浄水温度上昇時間dtの測定を
開始し、ステップ42にてサーミスタ9により洗浄水が
所定温度T2に達したことを判断すると、ステップ43
にて洗浄水温度上昇時間dtの測定を終了し、この洗浄
水の温度がT1からT2まで上昇するのに要した時間dt
を知ることができる。
【0009】つまり、ヒータ8の入力値が一定のとき、
食器類2の容量が少なければ熱容量がそれだけ少なくな
り、図10に示すように、洗浄水の温度上昇は速くな
る。一般に、食器類2の容量が少ない場合には、洗浄ノ
ズル4から噴出される洗浄水が食器類2に当たる機会が
多いため、それだけよく洗える。また、乾燥についても
同じであり、食器類2の容量が少なければ運転時間を短
くしても、一定の洗浄性能と乾燥性能が得られるため、
省エネルギや時間の短縮になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の食器
洗い機では、水位センサ7は、水位を検知する手段とし
て圧力を電気信号に変換するのが一般的である。これら
水位センサ7を用いて、通常、洗浄槽1の水位(給水
量)を決定する場合、給水弁3が動作中に水位センサ7
がある所定の周波数を検知したとき、制御手段13が給
水弁3の動作を停止させる信号を出すのが一般的であ
る。しかし、この給水弁3から供給される水道水の給水
流量は、給水弁3によりその水圧は抑えられているとは
いえ、各家庭によって、おおよそ、1分当たり2リッタ
ーから8リッターまでばらついている。
【0011】従来は、水位センサ7の検知周波数はこの
給水流量にかかわらず一定であるため、たとえば、4リ
ッター/分で水位を合わせていたとすると、給水流量が
8リッター/分の家庭においては、水位センサ7が所定
周波数を検知し、即、給水弁3を停止したとしても、給
水弁3から出てしまった後の水道水は洗浄槽1に供給さ
れてしまうため、水量としては若干多めに入ってしま
う。反対に、給水流量が2リッター/分の家庭において
は若干低めとなってしまう。
【0012】結果として、図11に示すように、実際の
ヒータ8による加熱による洗浄水の温度上昇時間に対し
て、標準状態における洗浄水の温度上昇時間dthとの
差△dt1または△dt2は大きく、また、標準状態にお
ける食器類2の容量差による温度上昇時間の差に影響を
与える場合が多く、食器量判定の際の誤差要因となって
いた。
【0013】本発明は上記課題を解決するもので、流水
流量のばらつきによる影響を受けず、食器類の容量の検
知精度を向上し、常に、食器類の容量にあった一連の動
作をすることを第1の目的としている。
【0014】また、水位センサにより検知した水位の単
位時間当たりの変化量のばらつきが大きい場合にも、常
に安定して給水量を供給して、食器類の容量にあった一
連の動作をすることを第2の目的としている。
【0015】また、水位センサにより検知した水位の単
位時間当たりの変化量が標準状態のそれと大きく違った
場合においても、常に安定して給水量を供給して、食器
類の容量にあった一連の動作をすることを第3の目的と
している。
【0016】さらに、ノイズなどの外部要因により、水
位センサにより検知した水位の単位時間当たりの変化流
量が急激に変動する場合においても、常に安定して給水
量を供給して、食器類の容量にあった一連の動作をする
ことを第4の目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、食器類を収める洗浄槽と、前記洗浄
槽に給水する給水手段と、前記洗浄槽内の洗浄水を食器
類に向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽内の洗浄
水を洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプと、前記洗浄ポン
プを駆動するモータと、洗浄水を加熱する加熱手段と、
前記洗浄槽内の洗浄水の水温を検知する温度検知手段
と、洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する水位検知手段
と、食器類の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連の逐次動作
を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記給
水手段による洗浄槽内への給水開始後、前記水位検知手
段により検知した水位の単位時間あたりの変化量を測定
して補正値を算出し、この補正値に対応して前記給水手
段の動作を停止させる基準とする水位検知手段の所定検
知周波数を加減するようにしたことを第1の課題解決手
段としている。
【0018】また、第2の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段に加えて、水位検知手段により検知
した水位の単位時間あたりの変化量より算出した補正値
を記憶する記憶手段を備え、制御手段は、前記記憶手段
により過去に求めた補正値の平均値を真の補正値とし、
この補正値に対応して給水手段の動作を停止させる基準
とする水位検知手段の所定検知周波数を加減するように
したことを第2の課題解決手段としている。
【0019】また、第3の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段に加えて、水位検知手段により検知
した水位の単位時間当たりの変化量より算出した補正値
を記憶する記憶手段を備え、制御手段は、求めた補正値
と前記記憶手段に記憶している補正値の平均値との差の
絶対値が予め設定した所定の範囲を越える場合、前記記
憶手段に予め保持させておいた過去に求めた補正値の平
均値を用いて、給水手段の動作を停止させる基準とする
水位検知手段の所定検知周波数を加減するようにしたこ
とを第3の課題解決手段としている。
【0020】さらに、第4の目的を達成するために、上
記第1の課題解決手段に加えて、水位検知手段により検
知した水位の単位時間当たりの変化量より算出した補正
値を記憶する記憶手段を備え、制御手段は、求めた補正
値と前記記憶手段に記憶している補正値の平均値との差
の絶対値が予め設定した所定の範囲を越える場合、一義
的に給水手段の動作を停止させる基準とする水位検知手
段の所定検知周波数を決定するようにしたことを第4の
課題解決手段としている。
【0021】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
給水時に水位検知手段による単位時間当たりの変化量を
知り、これより標準状態における給水流量との比較を行
ない、給水手段の動作を停止させる基準とする水位検知
手段の所定検知周波数を加減し、これにより洗浄槽内に
給水される給水量を一定にすることができるため、洗浄
水の温度上昇が安定し、正確に食器量を判定することが
できる。
【0022】また、第2の課題解決手段により、給水時
に水位検知手段による単位時間当たりの変化量を知り、
これより標準状態における給水流量との比較を行ない、
水位検知手段の所定検知周波数を加減する周波数差を求
め、この最新の周波数差を所定回数分だけ平均値をとっ
て記憶手段に記憶しておき、これを用いて給水手段の動
作を停止させる基準とする水位検知手段の所定検知周波
数に加減する。これにより洗浄槽内に給水される給水量
を一定にすることができるため、洗浄水の温度上昇が安
定し、さらに正確に食器量を判定することができる。
【0023】また、第3の課題解決手段により、給水時
に水位検知手段による単位時間当たりの変化量を知り、
これより標準状態における給水流量との比較を行ない、
水位検知手段の所定検知周波数を加減する周波数差を求
め、この周波数差が予め設定しておいた所定範囲を越え
る場合は、記憶手段に保持させておいた過去に求めた周
波数差を用い、この周波数差を給水手段の動作を停止さ
せる基準とする水位検知手段の所定検知周波数に加減す
る。これにより洗浄槽内に給水される給水量を一定にす
ることができるため、洗浄水の温度上昇が安定し、より
正確に食器量を判定することができる。
【0024】さらに、第4の課題解決手段により、給水
時に水位検知手段による単位時間当たりの変化量を知
り、これより標準状態における給水流量との比較を行な
い、水位検知手段の所定検知周波数を加減する周波数差
を求め、この周波数差が予め設定しておいた所定範囲を
大きく越えて変動する場合、給水流量の推定ができない
ため、一義的に給水手段の動作を停止させる基準とする
水位検知手段の所定検知周波数を決定することによって
適切に食器の容量判定をすることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明第1の実施例を図1を参照しな
がら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符
号を付して説明を省略する。
【0026】図に示すように、制御手段14は、食器類
2の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連の逐次動作を制御
し、給水弁(給水手段)3による洗浄槽1内への給水開
始後、水位センサ(水位検知手段)7により検知した水
位の単位時間あたりの変化量を測定して補正値を算出
し、この補正値により給水弁3の動作を停止させる基準
とする水位センサ7の所定検知周波数を加減するように
している。。
【0027】水位センサ7は図示していないが、圧力に
より応動するダイヤフラムに磁性体を取着しておき、こ
の磁性体をコイルに対設して外部から加わる圧力によっ
てコイルのインダクタンスが増加し、このコイルを発振
回路に接続して構成している。この発振回路は、水位セ
ンサ7に加わる圧力が増大すると、発振周波数が低くな
るような回路構成となっている。
【0028】つぎに、標準状態における時間と水位セン
サ7の水位検知周波数の軌跡について図2を参照しなが
ら説明する。洗浄槽1内の水が空であるとき、水位検知
周波数は高い周波数f0となっているが、給水行程によ
り洗浄槽1内に水が供給されると、水位検知周波数は水
位の上昇に伴い低下していく。今、洗浄の所定水位を得
るための洗浄水位検知周期数をf3とすると、水位セン
サ7がf3を検知するまでの時間と水位検知周波数の関
係は、図2の実線Bに示すようになる。
【0029】ここで、時間軸に対する水位検知周波数の
特性が途中で変曲しているが、これは、洗浄槽1の構造
の影響によるものである。時間当たりの給水流量が一定
であるとき、洗浄槽1の底は体積が小さいために時間的
に周波数の変化は速く、途中から体積が大きくなってい
るために周波数変化が遅くなり変曲してしまうのであ
る。
【0030】今、給水流量が8リッター/分であると
き、洗浄槽1内に給水される時間は速く、洗浄水位検知
周波数f3を検知するまでの時間軸に対する水位検知周
波数の変化は図2の破線で示す軌跡Aとなる。反対に、
給水流量が2リッター/分であるときは軌跡Cとなる。
ここで、洗浄槽1の底部における時間軸に対する水位検
知周波数変化に着目すると、所定周波数f1−f2間の周
波数変化に要する時間は給水流量の差により、それぞれ
t1、t1'、t1"の時間差となって現れる。この時間差
と給水流量の関係は、図示していないがリニアに変化す
るため、これら時間差を測定することにより給水流量が
推定できる。
【0031】つぎに、図3を参照しながら動作を説明す
る。給水行程に入り洗浄槽1に給水が開始されると、水
位検知周波数は水位の上昇に伴い低下を始める。ステッ
プ21にて所定の水位検知周波数f1を検知するとステ
ップ22に進み、タイマー計測を開始する。さらに、給
水がつづけられ、ステップ23にて所定の水位検知周波
数f2を検知するとステップ24に進み、タイマー計測
時間dt1、すなわちf1−f2の周波数変化に要した時
間の検知する。
【0032】ステップ25にて、このdt1の時間の長
さにより給水流量を推定し、予め準備していたテーブル
表(図示せず)、または計算式(図示せず)により補正
周波数(補正値)df3を算出する。ステップ26によ
り洗浄水位検知周波数f3に加減し、補正後の洗浄水位
検知周波数をF3とする。つぎに、ステップ27へ進
み、補正を行なった後の洗浄水位検知周波数F3を検知
することにより、給水流量に応じて給水量を正確に供給
することができる。
【0033】現在、給水弁3を急激に停止させるために
起こるウォーターハンマーが問題となっており、給水弁
3の停止をゆっくりとした動作で行なうオイルダンパー
方式の給水弁が開発されている。こうしたゆっくりとし
た動作を行なう給水弁には給水流量の差が給水量差とし
て影響が出ると予想されるため、かなりの効果が得られ
る。
【0034】つぎに、本発明の第2の実施例を図4を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0035】図に示すように、記憶手段15は、水位セ
ンサ7により検知した水位の単位時間あたりの変化量よ
り求めた補正値を記憶する。制御手段16は、記憶手段
15により過去に求めた補正値の平均値を真の補正値と
し、この補正値に対応して給水弁3の動作を停止させる
基準とする水位センサ7の所定検知周波数を加減するよ
うにしている。
【0036】上記構成において図5を参照しながら動作
を説明する。なお、ステップ21からステップ25まで
は上記第1の実施例の動作と同じであるので説明を省略
する。
【0037】ステップ25において補正値df3を算出
した後、ステップ28へ進み、過去の運転時に算出した
補正値df3の平均値を記憶している記憶手段15から
その平均値をdf3aveに代入する。この平均値は最新n
個(nは整数)のデータの平均値としているため、ステ
ップ29では今回新たに測定して求めた補正値df3を
加えた平均値を計算し、補正値df3aveとして代入し直
している。つぎに、ステップ30に進み、この補正値d
f3aveを新たな補正値として記憶手段15に記憶させ
る。つぎに、ステップ31により洗浄水位検知周波数f
3に加減し、補正後の洗浄水位検知周波数をF3とする。
つぎに、ステップ32へ進み、補正を行なった後の洗浄
水位検知周波数F3を検知することにより、給水流量に
応じて給水量を正確に供給することができる。これらの
操作により、常に、最新n個の平均値をとっているた
め、水位検知精度は上がり、食器量判定を更に正確にす
ることができる。
【0038】つぎに、本発明の第3の実施例について説
明する。図4における制御手段16は、求めた補正値と
前記記憶手段に記憶している補正値の平均値との差の絶
対値が予め設定した所定の範囲を越える場合、記憶手段
15に予め保持させておいた過去に求めた補正値の平均
値を用いて、給水弁3の動作を停止させる基準とする水
位センサ7の所定検知周波数を加減するようにしてい
る。他の構成は上記第2の実施例と同じである。
【0039】上記構成において図6を参照しながら動作
を説明する。なお、ステップ21からステップ25ま
で、およびステップ28からステップ32までは上記第
2の実施例の動作と同じであるので説明を省略する。
【0040】給水流量は水圧により決まるものであり、
特に水圧の低い家庭、または給湯設備の能力により食器
洗い機の給水中に別の機器への給水および給湯が行われ
た場合、食器洗い機の給水流量が低下してしまうことが
ある。結果として、本来の給水流量を検知をすることが
できず、補正後の洗浄水位検知周波数F3も精度の低い
ものとなってしまう。こういった外乱要因を考慮するた
め、所定の変動幅に入っているか否かの判断をする必要
がある。
【0041】図6のステップ33において今回測定して
求めたた補正値df3と、過去の運転時に算出した補正
値の平均値df3aveの差の絶対値をとり、この値が所定
値h内であるかどうかの判断をする。この補正値df3
が所定値h内であれば、ステップ29へ進み、上記第2
の実施例と同様に、今回新たに測定して求めた補正値d
f3を加えた平均値を計算し、補正値df3aveとして代
入し直す。しかし、所定値外になれば何らかの外乱要因
があるとしてステップ34へ進み、今回新たに測定した
補正値df3を使用せず、前回までに記憶している補正
値の平均値df3aveを真の補正値として、ステップ35
に進み、洗浄水位検知周波数f3に加減し、補正後の洗
浄水位検知周波数をF3とする。
【0042】つぎに、本発明の第4の実施例について説
明する。図4の制御手段16は、求めた補正値と記憶手
段15に記憶している補正値の平均値との差の絶対値が
予め設定した所定の範囲を越える場合、一義的に給水弁
3の動作を停止させる基準とする水位センサ7の所定検
知周波数を決定するようにしている。他の構成は上記第
2の実施例と同じである。
【0043】上記構成において図7を参照しながら動作
を説明する。なお、ステップ21からステップ25ま
で、およびステップ28からステップ32までは上記第
2の実施例の動作と同じであるので説明を省略する。
【0044】水圧の低い家庭、または給湯設備の能力に
より食器洗い機の給水中に、別の機器への給水および給
湯が行われ、食器洗い機の給水流量の低下の変動幅が普
段に比べて著しく大きい場合、または普段から大きい場
合、さらにノイズの外部要因により水位センサ7により
検知した水位の単位時間当たりの変化量が急激に変動す
る場合は、給水流量が測定不可能と判断し、ステップ3
6からステップ37へ進み、一義的に給水流量が少ない
と判断させ、洗浄水位検知周波数F3を安全側に設定
し、食器量判定を適切に行なうことができる。
【0045】
【発明の効果】以上、実施例から明らかなように本発明
によれば、食器類を収める洗浄槽と、前記洗浄槽に給水
する給水手段と、前記洗浄槽内の洗浄水を食器類に向け
て噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽内の洗浄水を洗浄
ノズルに送り込む洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプを駆動
するモータと、洗浄水を加熱する加熱手段と、前記洗浄
槽内の洗浄水の水温を検知する温度検知手段と、洗浄槽
内の洗浄水の水位を検知する水位検知手段と、食器類の
洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連の逐次動作を制御する制
御手段とを備え、前記制御手段は、前記給水手段による
洗浄槽内への給水開始後、前記水位検知手段により検知
した水位の単位時間あたりの変化量を測定して補正値を
算出し、この補正値に対応して前記給水手段の動作を停
止させる基準とする水位検知手段の所定検知周波数を加
減するようにしたから、現在の水位検知方式による給水
流量のばらつきによる影響、さらには将来のオイルダン
パー方式による給水流量の影響を受けず、食器類の容量
の検知精度を向上でき、常に、食器類の容量にあった一
連の動作をすることができる。
【0046】また、水位検知手段により検知した水位の
単位時間あたりの変化量より算出した補正値を記憶する
記憶手段を備え、制御手段は、前記記憶手段により過去
に求めた補正値の平均値を真の補正値とし、この補正値
に対応して給水手段の動作を停止させる基準とする水位
検知手段の所定検知周波数を加減するようにしたから、
現在の水位検知方式による給水流量のばらつきが大きい
場合でも、常に安定して給水量を供給して食器類の容量
の検知精度を向上でき、食器類の容量にあった一連の動
作をすることができる。
【0047】また、水位検知手段により検知した水位の
単位時間当たりの変化量より算出した補正値を記憶する
記憶手段を備え、制御手段は、求めた補正値と前記記憶
手段に記憶している補正値の平均値との差の絶対値が予
め設定した所定の範囲を越える場合、前記記憶手段に予
め保持させておいた過去に求めた補正値の平均値を用い
て、給水手段の動作を停止させる基準とする水位検知手
段の所定検知周波数を加減するようにしたから、水圧の
低い家庭において、水位検知方式による給水流量のばら
つきが標準のそれと大きく違った場合においても、安定
して給水量を供給でき、食器類の容量にあった一連の動
作をすることができる。
【0048】さらに、水位検知手段により検知した水位
の単位時間当たりの変化量より算出した補正値を記憶す
る記憶手段を備え、制御手段は、求めた補正値と前記記
憶手段に記憶している補正値の平均値との差の絶対値が
予め設定した所定の範囲を越える場合、一義的に給水手
段の動作を停止させる基準とする水位検知手段の所定検
知周波数を決定するようにしたから、水圧のさらに低い
家庭やノイズなどの外部要因があった場合においても、
安定して給水量を供給でき、食器類の容量にあった一連
の動作をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の食器洗い機のシステム
構成図
【図2】同食器洗い機の水位検知手段の時間に対する水
位検知周波数の軌跡を示す図
【図3】同食器洗い機の水位検知補正周波数算出の過程
を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施例の食器洗い機のシステム
構成図
【図5】同食器洗い機の水位検知補正周波数算出の過程
を示すフローチャート
【図6】本発明の第3の実施例の食器洗い機の水位検知
補正周波数算出の過程を示すフローチャート
【図7】本発明の第4の実施例の食器洗い機の水位検知
補正周波数算出の過程を示すフローチャート
【図8】従来の食器洗い機のシステム構成図
【図9】同食器洗い機の食器容量判定の過程を示すフロ
ーチャート
【図10】同食器洗い機の洗浄水の温度上昇と食器容量
との関係を示す図
【図11】同食器洗い機の洗浄水の量と温度上昇時間と
の関係を示す図
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 食器類 3 給水弁(給水手段) 4 洗浄ノズル 5 洗浄ポンプ 6 モータ 7 水位センサ(水位検知手段) 8 ヒータ(加熱手段) 9 サーミスタ(温度検知手段) 14 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−15027(JP,A) 特開 平4−221599(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42 A47L 15/46 D06F 39/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器類を収める洗浄槽と、前記洗浄槽に
    給水する給水手段と、前記洗浄槽内の洗浄水を食器類に
    向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽内の洗浄水を
    洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプを
    駆動するモータと、洗浄水を加熱する加熱手段と、前記
    洗浄槽内の洗浄水の水温を検知する温度検知手段と、洗
    浄槽内の洗浄水の水位を検知する水位検知手段と、食器
    類の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連の逐次動作を制御す
    る制御手段とを備え、前記制御手段は、前記給水手段に
    よる洗浄槽内への給水開始後、前記水位検知手段により
    検知した水位の単位時間あたりの変化量を測定して補正
    値を算出し、この補正値に対応して前記給水手段の動作
    を停止させる基準とする水位検知手段の所定検知周波数
    を加減するようにした食器洗い機。
  2. 【請求項2】 水位検知手段により検知した水位の単位
    時間あたりの変化量より算出した補正値を記憶する記憶
    手段を備え、制御手段は、前記記憶手段により過去に求
    めた補正値の平均値を真の補正値とし、この補正値に対
    応して給水手段の動作を停止させる基準とする水位検知
    手段の所定検知周波数を加減するようにした請求項1記
    載の食器洗い機。
  3. 【請求項3】 水位検知手段により検知した水位の単位
    時間当たりの変化量より算出した補正値を記憶する記憶
    手段を備え、制御手段は、求めた補正値と前記記憶手段
    に記憶している補正値の平均値との差の絶対値が予め設
    定した所定の範囲を越える場合、前記記憶手段に予め保
    持させておいた過去に求めた補正値の平均値を用いて、
    給水手段の動作を停止させる基準とする水位検知手段の
    所定検知周波数を加減するようにした請求項1記載の食
    器洗い機。
  4. 【請求項4】 水位検知手段により検知した水位の単位
    時間当たりの変化量より算出した補正値を記憶する記憶
    手段を備え、制御手段は、求めた補正値と前記記憶手段
    に記憶している補正値の平均値との差の絶対値が予め設
    定した所定の範囲を越える場合、一義的に給水手段の動
    作を停止させる基準とする水位検知手段の所定検知周波
    数を決定するようにした請求項1記載の食器洗い機。
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