JPH0720942A - 水位センサの制御装置 - Google Patents

水位センサの制御装置

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Publication number
JPH0720942A
JPH0720942A JP16443893A JP16443893A JPH0720942A JP H0720942 A JPH0720942 A JP H0720942A JP 16443893 A JP16443893 A JP 16443893A JP 16443893 A JP16443893 A JP 16443893A JP H0720942 A JPH0720942 A JP H0720942A
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JP
Japan
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water level
water
level sensor
predetermined
time difference
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Pending
Application number
JP16443893A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Uchiyama
亘 内山
Wataru Hamaguchi
渉 濱口
Takashi Komatsu
隆 小松
Taketo Takahashi
武人 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0720942A publication Critical patent/JPH0720942A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 槽内の水の水位を検知し所定水位まで給水す
る水位センサの制御装置において、水位センサの検知水
位ばらつきに影響を受けず標準状態の所定水位まで給水
できるようにする。 【構成】 洗浄槽1内の水の水位を検知する水位センサ
6と、洗浄槽1内への給水を制御する制御手段14と、
給水開始後水位センサ6により検出した水位の単位時間
あたりの変化量から標準状態において所定水位に達する
までに要する時間を算出し、実際に水位センサが前記所
定水位を検知するまでに要した時間との時間差を求める
演算手段13とを備え、制御手段14は、演算手段13
により求めた時間差に対応した補正周波数を、水位セン
サ6が所定水位を検出する際に判断基準とする周波数に
加減し、標準状態の所定水位まで給水するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、槽内の水の水位を検知
し所定水位まで給水する水位センサの制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、食器洗い機など洗浄槽(槽)内に
所定量の洗浄水を給水し、食器洗い機に入れられた食器
容量を簡易的に判断し、これに応じて運転時間をきめ細
かく制御するものが提案されている。
【0003】従来、この種の食器洗い機は図10に示す
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0004】図に示すように、洗浄槽(槽)1は、食器
類2を内部に収納し底部に洗浄水を溜めている。洗浄ノ
ズル3は、洗浄槽1内に回転自在に支持され、食器類2
に向けて洗浄水を噴出する。洗浄ポンプ4は、洗浄水を
洗浄ノズル3に送り込むもので、この洗浄ポンプ4はモ
ータ5によって駆動される。水位センサ6は、洗浄槽1
内の水位を検知し電気信号として出力する。ヒータ7
は、洗浄槽1の底部に配設され、洗浄水を加熱する。サ
ーミスタ8は、洗浄槽1の底部に外側より密着するよう
に取り付けられ、洗浄水の水温を検知する。送風ファン
9は、洗浄槽1内の蒸気を送り出すもので、排気口10
より機外へ排出される。なお、11は、食器類2を配置
する食器籠である。制御手段12は、洗浄槽1への給水
を制御するとともに、食器類2の洗浄、すすぎ、乾燥工
程の一連の逐次動作を制御する。
【0005】上記構成において動作を説明すると、利用
者が食器類2を食器籠11に配置して洗浄槽1に収納
し、洗剤を入れた後運転を開始すると、制御手段12に
より給水弁(図示せず)を動作させて、洗浄槽1の底部
に水位センサ6が所定の水位を検知するまで所定量の水
道水が給水される。そして、モータ5およびヒータ7に
通電され、洗浄水は加熱されながら洗浄ポンプ4により
食器類2に向けて洗浄ノズル3から噴出される。このと
き、サーミスタ8により洗浄水の温度を検知し制御手段
12は常に洗浄水の温度を把握している。洗浄水の温度
が所定温度に到達し、かつ、洗浄開始から所定時間経過
したとき、制御手段12は洗浄工程を終了し一旦洗浄水
を排水する。つぎに、新たに水道水が給水され前述の洗
浄工程と同様の動作を数分間行い排水する。このすすぎ
工程を数回繰り返した後、加熱すすぎ工程と称する洗浄
工程と同様の動作を行い所定温度に到達した時点でこれ
を終了して排水する。最後に送風ファン9を運転して洗
浄槽1内の蒸気を機外へ排出すると同時にヒータ7に間
欠に通電を行い食器類2を加熱して付着している水滴を
乾燥させる。
【0006】上記逐次一連の動作において、洗浄工程に
おける洗浄水の温度上昇の度合を調べて食器類2の容量
を検知し、その度合に応じて洗浄、すすぎ、乾燥の各工
程の運転時間を変える。つまり、ヒータ7の入力値が一
定のとき、食器類2の容量が少なければ熱容量がそれだ
け少なくなり、図11に示すように、洗浄水の温度上昇
は速くなる。つまり、ヒータ7の入力値が一定のとき食
器容量が少なければ熱容量がそれだけ少なくなり、図1
1に示すように、洗浄水の温度がT1からT2まで上昇
するのに要する時間dtは短くなる。この時間dtによ
り食器類2の容量を判定する。
【0007】この場合、水位センサ6は、水位を検知す
る手段として圧力を電気信号に変換するように構成して
いる。すなわち、図示していないが圧力により応動する
ダイヤフラムに磁性体を取着しておき、この磁性体をコ
イルに対設して外部から加わる圧力によってコイルのイ
ンダクタンスが減少するようにし、このコイルを発振回
路に接続して構成している。したがって、水位センサ6
に加わる圧力が増大すると発振周波数は低くなるように
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな水位センサでは、検知水位ばらつきが大きかったり
温度の影響を受けやすいなどの問題があり、所定量の水
を洗浄槽1内に給水できないため、図12に示すよう
に、標準状態における所定給水量に対して、より少ない
給水を行った場合と、より多い給水を行った場合では、
実際のヒータ加熱による洗浄水の温度上昇時間に対し
て、標準状態における洗浄水の温度上昇時間dthとの差
Δdt1またはΔdt2は大きく、また標準状態における食器
類2の容量差による温度上昇時間の差より大きくなる場
合が多く、正確な食器類2の容量判定を行う事ができな
い等、所定水位まで給水することを前提とした制御に対
して大きな誤差要因となるという問題を有していた。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、水位
センサの検知水位ばらつきに影響を受けず標準状態の所
定水位まで給水を行うようにすることを第1の目的とし
ている。
【0010】また、水位センサの検知水位のばらつきが
大きい場合にも、安定して標準状態の所定水位まで給水
を行うようにすることを第2の目的としている。
【0011】また、様々な使用条件下において、水位の
単位時間あたりの変化量が予め設定しておいた範囲を大
きく越える場合においても、安定して標準状態の所定水
位まで給水を行うようにすることを第3の目的としてい
る。
【0012】また、ノイズや瞬時停電等の要因により、
水位センサにより検出した水位の単位時間あたりの変化
量が急激に変動する場合においても、安定して標準状態
の所定水位まで給水を行うようにすることを第4の目的
としている。
【0013】さらに、すでに槽内に水位センサの水位検
知ばらつきの補正の範囲を越える量の水が既に給水され
ていた場合においても、次回以降の給水時には安定して
標準状態の所定水位まで給水を行うようにすることを第
5の目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は第1の目的を達
成するために、槽内の水の水位を検知する水位センサ
と、前記槽内への給水を制御する制御手段と、給水開始
後前記水位センサにより検出した水位の単位時間あたり
の変化量から標準状態において所定水位に達するまでに
要する時間を算出し、実際に水位センサが前記所定水位
を検知するまでに要した時間との時間差を求める演算手
段とを備え、前記制御手段は、前記演算手段により求め
た時間差に対応した補正周波数を、前記水位センサが前
記所定水位を検出する際に判断基準とする周波数に加減
し、標準状態の所定水位まで給水するようにしたことを
第1の課題解決手段としている。
【0015】また、第2の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段に加えて、演算手段により求めた時
間差を記憶する記憶手段を備え、制御手段は、前記記憶
手段により一番検出度合いの高い時間差あるいは過去に
求めた時間差の平均値を真の時間差とし、この時間差に
対応した補正周波数を、前記水位センサが前記所定水位
を検出する際に判断基準とする周波数に加減し、標準状
態の所定水位まで給水するようにしたことを第2の課題
解決手段としている。
【0016】また、第3の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段に加えて、演算手段により求めた時
間差を記憶する記憶手段を備え、制御手段は、前記演算
手段により求めた時間差が予め設定しておいた所定範囲
を越える場合、前記記憶手段に予め保持させておいた過
去に求めた時間差を用いて、この時間差に対応した補正
周波数を、前記水位センサが前記所定水位を検出する際
に判断基準とする周波数に加減し、標準状態の所定水位
まで給水するようにしたことを第3の課題解決手段とし
ている。
【0017】また、第4の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段に加えて、演算手段により求めた時
間差を記憶する記憶手段を備え、制御手段は、前記水位
センサにより検出した水位の単位時間あたりの変化量
が、予め設定しておいた所定範囲を越えて変動する場
合、前記記憶手段に予め保持させておいた過去に求めた
時間差を用いて、この時間差に対応した補正周波数を、
前記水位センサが前記所定水位を検出する際に判断基準
とする周波数に加減し、標準状態の所定水位まで給水す
るようにしたことを第4の課題解決手段としている。
【0018】さらに、第5の目的を達成するために、上
記第1の課題解決手段に加えて、演算手段により求めた
水位センサが所定水位を検出する際に判断基準とする周
波数を記憶する記憶手段を備え、制御手段は、前記演算
手段により求めた時間差を用いて水位センサが所定水位
を検出する際に判断基準とする周波数を補正し、この補
正後の周波数で示される所定水位まで既に給水している
場合、前記補正後の周波数を前記記憶手段に保持し、次
回以降の給水時に前記記憶手段に保持させておいた補正
後の周波数を用いて、標準状態の所定水位まで給水する
ようにしたことを第5の課題解決手段としている。
【0019】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
給水時に水位センサにより単位時間あたりの水位の変化
量を知り、これより標準状態において所定水位に達する
までに要する時間を算出し、実際に水位センサが所定水
位を検知するまでに要した時間との時間差を求め、この
時間差に対応した補正周波数を、水位センサが所定水位
を検出する際に判断基準とする周波数に加減することに
より、水位センサの検知水位のばらつきに影響を受け
ず、正確に標準状態の所定水位まで給水することができ
る。
【0020】また、第2の課題解決手段により、給水時
に水位センサにより単位時間あたりの水位の変化量を知
り、これより標準状態において所定水位に達するまでに
要する時間を算出し、実際に水位センサが所定水位を検
知するまでに要した時間との時間差を求め、この時間差
を所定時間ごとに記憶手段に記憶しておき、これを用い
て一番検出度合いの高い時間差あるいは過去に求めた時
間差の平均値を真の時間差とし、この時間差に対応した
補正周波数を、水位センサが所定水位を検出する際に判
断基準とする周波数に加減することにより、水位センサ
の検知水位のばらつきが大きい場合にも、水位センサの
検知水位のばらつきに影響を受けず、正確に標準状態の
所定水位まで給水することができる。
【0021】また、第3の課題解決手段により、給水時
に水位センサにより単位時間あたりの水位の変化量を知
り、これより標準状態において所定水位に達するまでに
要する時間を算出し、実際に水位センサが所定水位を検
知するまでに要した時間との時間差を求め、この時間差
を所定時間ごとに記憶手段に記憶しておき、この時間差
が予め設定しておいた所定範囲を越える場合、記憶手段
に予め保持させておいた過去に求めた時間差を用いるこ
とにより今回の時間差を求めることができ、この時間差
に対応した補正周波数を、水位センサが所定水位を検出
する際に判断基準とする周波数に加減することにより、
単位時間における給水量が極端に多い場合および少ない
場合など、様々な使用条件下において、水位の単位時間
あたりの変化量が予め設定しておいた範囲を大きく越え
る場合においても、水位センサの検知水位のばらつきに
影響を受けず、安定して標準状態の所定水位まで給水す
ることができる。
【0022】さらに、第4の課題解決手段により、給水
時に水位センサにより単位時間あたりの水位の変化量を
知り、これより標準状態において所定水位に達するまで
に要する時間を算出し、実際に水位センサが所定水位を
検知するまでに要した時間との時間差を求め、この時間
差を所定時間ごとに記憶手段に記憶しておき、水位セン
サにより検出した水位の単位時間あたりの変化量が予め
設定しておいた所定範囲を越えて変動する場合、記憶手
段に予め保持させておいた過去に求めた時間差を用い
て、今回の時間差を求めることができ、この時間差に対
応した補正周波数を、水位センサが所定水位を検出する
際に判断基準とする周波数に加減することにより、単位
時間における給水量が極端に変化した場合、またはノイ
ズや瞬時停電などの要因により、水位センサにより検出
した水位の単位時間あたりの変化量が急激に変動する場
合においても、安定して標準状態の所定水位まで給水す
ることができる。
【0023】また、第5の課題解決手段により、給水時
に水位センサにより単位時間あたりの水位の変化量を知
り、これより標準状態において所定水位に達するまでに
要する時間を算出し、実際に水位センサが所定水位を検
知するまでに要した時間との時間差を求め、この時間差
に対応した補正周波数を、水位センサが所定水位を検出
する際に判断基準とする周波数に加減し、この補正後の
周波数で示される所定水位まで既に給水している場合、
この補正後の周波数を記憶手段に記憶しておき、次回以
降の給水時に記憶にさせておいた補正後の周波数を検知
するまで給水することにより、すでに槽内に水位センサ
の水位検知ばらつきの補正の範囲を越える量の水が既に
給水されていた場合においても、次回以降の給水時には
安定して標準状態の所定水位まで給水することができ
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明第1の実施例を食器洗い機に使
用した場合について図1を参照しながら説明する。な
お、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を
省略する。
【0025】図に示すように、演算手段13は、洗浄槽
1に給水開始後、水位センサ6により検知した水位の単
位時間あたりの変化量から標準状態において所定水位に
達するまでに要する時間を算出し、実際に水位センサ6
が所定水位を検知するまでに要した時間との時間差を演
算する。制御手段14は、演算手段13により求めた時
間差に対応した補正周波数を、水位センサ6が所定水位
を検出する際に判断基準とする周波数に加減し、この補
正後の周波数まで給水するようにしている。水位センサ
6は、外から加わる圧力が増大すると発振周波数は低く
なるため、標準状態の給水時における水位センサ6の発
振周波数、すなわち水位検知周波数の推移は、図2の実
線で示すようになる。ここで、水位センサ6の検知ばら
つきによって水位検知周波数は破線で示すように変動す
る。
【0026】本発明は、図2の実線で示す標準状態、す
なわち検知ばらつきがない状態において、水位の単位時
間あたりの変化量(水位検知周波数f1を検知してから
周波数f2を検知するまでに要した時間t1)から求めた
所定水位(水位検知周波数f3)を検知するまでに要す
る時間(t2)を算出し、つぎに、図2の破線で示す検
知ばらつきがある水位センサ6が、水位の単位時間あた
りの変化量(水位検知周波数f1を検知してから周波数
f2を検知するまでに要した時間t1')が標準状態のそ
れと同じ場合、所定水位(水位検知周波数f3)を検知
するまでに、実際に要した時間(t2')を計測し、この
時間差(△t=t2-t2')を演算して水位センサ6の検
知ばらつきの度合を求め、この度合に応じた補正周波数
を、水位センサ6が所定水位を検出する際に判断基準と
する周波数(水位検知周波数f3)に加減することによ
り、水位センサ6の検知水位のばらつきを補正するよう
にしたものである。
【0027】上記構成において水位センサ6の検知水位
のばらつきを補正し、標準状態の所定水位まで給水する
動作を図3を参照しながら説明する。
【0028】給水工程を開始すると、図3のステップ1
7にて水位、センサ6が水位周波数がf1になったこと
を検知すると、ステップ18にてタイマーにより計測を
開始し、ステップ19にて水位周波数f2を検知する
と、ステップ20にてタイマー計測時間t1'を検知し、
ステップ21にて標準状態において所定水位まで給水す
るのに要する時間t2を次式にて算出する。
【0029】t2=a×t1'+b ただし、aおよびbは定数である。つぎに、ステップ2
2にて水位センサ6が検知した水位周波数がf3になる
と、ステップ23にてタイマー計測時間t2'を検知し、
ステップ24にて次式により時間差△tを算出する。
【0030】△t=t2'−t2 つぎに、ステップ25にて時間差△tに対応した補正周
波数△fを算出し、ステップ26にて水位センサ6が所
定水位を検出する際に判断基準とする周波数f3に補正
周波数△fを加減し補正した判断基準周波数f3'を算出
する。ステップ27にて水位センサ6が水位周波数がf
3'になった事を検知すると給水工程を終了する。したが
って、水位センサ6の検知水位ばらつきに影響を受けず
正確に標準状態の所定水位まで給水することができる。
【0031】なお、上記実施例では、水位センサ6によ
る水位検知周波数を検知するタイミングや数を具体的に
示したが、これは特に補正周波数△fを算出する手段を
限定するものではない。
【0032】つぎに、本発明の第2の実施例を図4を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0033】図に示すように、記憶手段15は、演算手
段13により求めた水位差を記憶するものである。制御
手段16は、記憶手段15により過去に求めた時間差の
平均値を真の時間差とし、この時間差に対応した補正周
波数を水位センサ6が所定水位を検出する際に判断基準
とする周波数に加減し、水位センサ6の検知水位のばら
つきに影響を受けず正確に標準状態の所定水位まで給水
するようにしている。
【0034】上記構成において図5を参照しながら動作
を説明する。図5におけるステップ17からステップ2
4までは上記第1の実施例と同じであるので説明を省略
する。
【0035】ステップ28にて、前回記憶していた時間
差の平均値△taveを時間差の平均値△taveとし、ステ
ップ29にてこの時間差の平均値△taveとステップ2
4にて算出した時間差△tとにより新たに時間差の平均
値△taveを算出する。ステップ30にてこの算出した
時間差の平均値△taveを記憶手段15に記憶する。そ
して、ステップ31にて時間差の平均値△taveを真の
時間差△tとし、ステップ25にて時間差△tに対応し
た補正周波数△fを算出し、ステップ26にて水位セン
サ6が所定水位を検出する際に判断基準とする周波数f
3に△fを加減し補正した判断基準周波数f3'を算出す
る。ステップ27、にて水位センサ6が水位周波数がf
3'になったことを検知すると給水工程を終了する。した
がって、水位センサ6の検知水位ばらつきが大きい場合
にも正確に標準状態の所定水位まで給水することができ
る。
【0036】なお、上記実施例では、過去に求めた時間
差の平均値を真の水位差としているが、一番検知度合い
の高い時間差を真の時間差としてもよい。
【0037】つぎに、本発明の第3の実施例について説
明する。図4における制御手段16は、演算手段13に
より求めた時間差が予め設定した所定範囲を越える場
合、記憶手段15に予め保持させておいた過去に求めた
時間差を用いて、この時間差に対応した補正周波数を水
位センサ6が所定水位を検出する際に判断基準とする周
波数に加減し、水位センサ6の検知水位のばらつきに影
響を受けず正確に所定水位まで給水を行うようにしてい
る。他の構成は上記第1および第2の実施例と同じであ
る。
【0038】上記構成において図6を参照しながら動作
を説明する。図6におけるステップ17からステップ2
4までは上記第1の実施例と同じであるので説明を省略
する。
【0039】ステップ32およびステップ33におい
て、ステップ24にて算出した時間差△tが所定範囲以
内の場合は、ステップ34にてこの△tを記憶手段15
に記憶し、ステップ25にてこの△tを用いて補正周波
数△fを算出する。また、ステップ32およびステップ
33において△tが予め設定された所定範囲を越える場
合には、ステップ35にて予め記憶しておいた前回の△
tを今回の△tとして採用し、ステップ25にてこの△
tを用いて補正周波数△fを算出する。
【0040】そして、上記第1の実施例と同様にステッ
プ26にて水位センサ6が所定水位を検出する際に判断
基準とする周波数f3に補正周波数△fを加減し補正し
た判断基準周波数f3'を算出し、ステップ27にて水位
センサ6が水位周波数がf3'になったことを検知すると
給水工程を終了する。したがって、単位時間における給
水量が極端に多い場合および少ない場合においても正確
に標準状態の所定水位まで給水することができる。
【0041】つぎに、本発明の第4の実施例について説
明する。図4における制御手段16は、演算手段13に
より求めた水位の単位時間あたりの変化量が、予め設定
した所定範囲を越えて変動する場合、記憶手段15に予
め保持させておいた過去に求めた時間差を用いて、この
時間差に対応した補正周波数を水位センサ6が所定水位
を検出する際に判断基準とする周波数に加減し、水位セ
ンサ6の検知水位のばらつきに影響を受けず正確に所定
水位まで給水するようにしている。他の構成は上記第1
および第2の実施例と同じである。
【0042】上記構成において図7および図8を参照し
ながら動作を説明する。図8におけるステップ17から
ステップ20までは上記第1の実施例と同じであるので
説明を省略する。
【0043】ステップ36にて水位周波数f1'を検出す
ると、ステップ37にてタイマー計測時間t3を検知す
る。ステップ38にて水位周波数f2'を検出すると、ス
テップ39にてタイマー計測時間t4を検知し、ステッ
プ40において、水位周波数がf1からf2に変化したと
きの単位あたり時間の給水量の変化と、水位周波数がf
1'からf2'に変化したときの単位あたり時間の給水量の
変化とを比較し、この値が予め設定された所定範囲を越
える場合には、ステップ41にて予め記憶しておいた前
回の△tを今回の△tとして採用し、ステップ25にて
この△tを用いて補正周波数△fを算出する。また、ス
テップ40にて比較した値が所定範囲以内の場合は、ス
テップ22からステップ24にて時間差△tを算出し、
ステップ42にてこの△tを記憶手段15に記憶し、ス
テップ25にてこの△tを用いて補正周波数△fを算出
する。
【0044】そして、上記第1の実施例と同様にステッ
プ26にて水位センサ6が所定水位を検出する際に判断
基準とする周波数f3に補正周波数△fを加減して補正
した判断基準周波数f3'を算出し、ステップ27にて水
位センサ6が検出した水位周波数がf3'になったことを
検知すると給水工程を終了する。したがって、単位時間
における給水量が極端に変化した場合においても正確に
標準状態の所定水位まで給水することができる。
【0045】つぎに、本発明の第5の実施例について説
明する。図4における制御手段16は、給水時に水位セ
ンサ6により単位時間あたりの水位の変化量を知り、演
算手段13により標準状態において所定水位に達するま
でに要する時間を算出し、実際に水位センサ6が所定水
位を検知するまでに要した時間との時間差を求め、この
時間差に対応した補正周波数を、水位センサ6が所定水
位を検出する際に判断基準とする周波数に加減し、この
補正後の周波数で示される所定水位まで既に給水してい
る場合、この補正後の周波数を記憶手段15に記憶して
おき、次回以降の給水時に記憶手段15に予め記憶にさ
せておいた補正後の周波数を呼びだし、この補正後の周
波数を検知するまで給水することにより、水位センサ6
の検知水位のばらつきに影響を受けず正確に所定水位ま
で給水するようにしている。他の構成は上記第1および
第2の実施例と同じである。
【0046】上記構成において図9を参照しながら動作
を説明する。図9におけるステップ43にて前回の補正
状況を知り、前回、補正後の水位周波数f3'を算出した
時点で、この周波数で示される所定水位まで給水してい
なかった場合(補正状況を示す変数Pが0の場合)は、
上記第1の実施例と同じくステップ17からステップ2
6にて今回の水位周波数f3'を求め、ステップ44にて
水位周波数f3'で示される水位まで既に給水しているか
を検知し、既に給水している場合はステップ45にて補
正後の周波数f3'を記憶手段15に記憶する。そして、
ステップ46にて補正状況を示す変数Pを1にし、給水
工程を終了する。また、ステップ44において、まだ水
位周波数f3'で示される水位まで給水していない場合は
ステップ47に移行する。一方、ステップ43にて、前
回、補正後の水位周波数f3'を算出した時点で、この周
波数で示される所定水位まで既に給水していた場合(補
正状況を示す変数Pが1の場合)は、ステップ48にて
予め記憶しておいた前回のf3'を今回のf3'として採用
し、ステップ47にて補正状況を示す変数Pを初期化
し、ステップ27にて補正後の水位周波数f3'を検知す
ると給水工程を終了する。したがって、すでに槽内に水
位センサ6の水位検知ばらつきの補正の範囲を越える量
の水が既に給水されていた場合においても、次回以降の
給水時には安定して標準状態の所定水位まで給水するこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、槽内の水の水位を検知する水位センサと、前
記槽内への給水を制御する制御手段と、給水開始後前記
水位センサにより検出した水位の単位時間あたりの変化
量から標準状態において所定水位に達するまでに要する
時間を算出し、実際に水位センサが前記所定水位を検知
するまでに要した時間との時間差を求める演算手段とを
備え、前記制御手段は、前記演算手段により求めた時間
差に対応した補正周波数を、前記水位センサが前記所定
水位を検出する際に判断基準とする周波数に加減し、標
準状態の所定水位まで給水するようにしたから、水位セ
ンサの検知水位のばらつきに影響を受けず、正確に標準
状態の所定水位まで給水することができる。
【0048】また、演算手段により求めた時間差を記憶
する記憶手段を備え、制御手段は、前記記憶手段により
一番検出度合いの高い時間差あるいは過去に求めた時間
差の平均値を真の時間差とし、この時間差に対応した補
正周波数を、前記水位センサが前記所定水位を検出する
際に判断基準とする周波数に加減し、標準状態の所定水
位まで給水するようにしたから、水位センサの検知水位
のばらつきが大きい場合にも、水位センサの検知水位の
ばらつきに影響を受けず、安定して標準状態の所定水位
まで給水することができる。
【0049】また、演算手段により求めた時間差を記憶
する記憶手段を備え、制御手段は、前記演算手段により
求めた時間差が予め設定しておいた所定範囲を越える場
合、前記記憶手段に予め保持させておいた過去に求めた
時間差を用いて、この時間差に対応した補正周波数を、
前記水位センサが前記所定水位を検出する際に判断基準
とする周波数に加減し、標準状態の所定水位まで給水す
るようにしたから、様々な使用条件下において、水位の
単位時間あたりの変化量が予め設定しておいた範囲を大
きく越える場合においても、安定して標準状態の所定水
位まで給水することができる。
【0050】また、演算手段により求めた時間差を記憶
する記憶手段を備え、制御手段は、前記水位センサによ
り検出した水位の単位時間あたりの変化量が、予め設定
しておいた所定範囲を越えて変動する場合、前記記憶手
段に予め保持させておいた過去に求めた時間差を用い
て、この時間差に対応した補正周波数を、前記水位セン
サが前記所定水位を検出する際に判断基準とする周波数
に加減し、標準状態の所定水位まで給水するようにした
から、単位時間における給水量が極端に変化した場合、
またはノイズや瞬時停電等の要因により、水位センサに
より検出した水位の単位時間あたりの変化量が急激に変
動する場合においても、安定して標準状態の所定水位ま
で給水給水することができる。
【0051】さらに、演算手段により求めた水位センサ
が所定水位を検出する際に判断基準とする周波数を記憶
する記憶手段を備え、制御手段は、前記演算手段により
求めた時間差を用いて水位センサが所定水位を検出する
際に判断基準とする周波数を補正し、この補正後の周波
数で示される所定水位まで既に給水している場合、前記
補正後の周波数を前記記憶手段に保持し、次回以降の給
水時に前記記憶手段に保持させておいた補正後の周波数
を用いて、標準状態の所定水位まで給水するようにした
から、すでに槽内に水位センサの水位検知ばらつきの補
正の範囲を越える量の水が既に給水されていた場合にお
いても、次回以降の給水時には安定して標準状態の所定
水位まで給水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の水位センサの制御装置
を備えた食器洗い機のシステム構成図
【図2】同水位センサの制御装置の給水時の水位検知周
波数と洗浄槽内の水量との関係を示す図
【図3】同水位センサの制御装置の水位検知ばらつきを
補正し所定水位まで給水する過程を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施例の水位センサの制御装置
を備えた食器洗い機のシステム構成図
【図5】同水位センサの制御装置の水位検知ばらつきを
補正し所定水位まで給水する過程を示すフローチャート
【図6】本発明の第3の実施例の水位センサの制御装置
の水位検知ばらつきを補正し所定水位まで給水する過程
を示すフローチャート
【図7】本発明の第4の実施例の水位センサの制御装置
の給水時の水位検知周波数と洗浄槽内の水量との関係を
示す図
【図8】同水位センサの制御装置の水位検知ばらつきを
補正し所定水位まで給水する過程を示すフローチャート
【図9】本発明の第5の実施例の水位センサの制御装置
の水位検知ばらつきを補正し所定水位まで給水する過程
を示すフローチャート
【図10】従来の水位センサを用いた食器洗い機のシス
テム構成図
【図11】同食器洗い機の洗浄水の温度上昇と食器容量
との関係を示す図
【図12】同食器洗い機の洗浄水の量と温度上昇時間と
の関係を示す図
【符号の説明】
1 洗浄槽(槽) 6 水位センサ 13 演算手段 14 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 武人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 槽内の水の水位を検知する水位センサ
    と、前記槽内への給水を制御する制御手段と、給水開始
    後前記水位センサにより検出した水位の単位時間あたり
    の変化量から標準状態において所定水位に達するまでに
    要する時間を算出し、実際に水位センサが前記所定水位
    を検知するまでに要した時間との時間差を求める演算手
    段とを備え、前記制御手段は、前記演算手段により求め
    た時間差に対応した補正周波数を、前記水位センサが前
    記所定水位を検出する際に判断基準とする周波数に加減
    し、標準状態の所定水位まで給水するようにした水位セ
    ンサの制御装置。
  2. 【請求項2】 演算手段により求めた時間差を記憶する
    記憶手段を備え、制御手段は、前記記憶手段により一番
    検出度合いの高い時間差あるいは過去に求めた時間差の
    平均値を真の時間差とし、この時間差に対応した補正周
    波数を、前記水位センサが前記所定水位を検出する際に
    判断基準とする周波数に加減し、標準状態の所定水位ま
    で給水するようにした請求項1記載の水位センサの制御
    装置。
  3. 【請求項3】 演算手段により求めた時間差を記憶する
    記憶手段を備え、制御手段は、前記演算手段により求め
    た時間差が予め設定しておいた所定範囲を越える場合、
    前記記憶手段に予め保持させておいた過去に求めた時間
    差を用いて、この時間差に対応した補正周波数を、前記
    水位センサが前記所定水位を検出する際に判断基準とす
    る周波数に加減し、標準状態の所定水位まで給水するよ
    うにした請求項1記載の水位センサの制御装置。
  4. 【請求項4】 演算手段により求めた時間差を記憶する
    記憶手段を備え、制御手段は、前記水位センサにより検
    出した水位の単位時間あたりの変化量が、予め設定して
    おいた所定範囲を越えて変動する場合、前記記憶手段に
    予め保持させておいた過去に求めた時間差を用いて、こ
    の時間差に対応した補正周波数を、前記水位センサが前
    記所定水位を検出する際に判断基準とする周波数に加減
    し、標準状態の所定水位まで給水するようにした請求項
    1記載の水位センサの制御装置。
  5. 【請求項5】 演算手段により求めた水位センサが所定
    水位を検出する際に判断基準とする周波数を記憶する記
    憶手段を備え、制御手段は、前記演算手段により求めた
    時間差を用いて水位センサが所定水位を検出する際に判
    断基準とする周波数を補正し、この補正後の周波数で示
    される所定水位まで既に給水している場合、前記補正後
    の周波数を前記記憶手段に保持し、次回以降の給水時に
    前記記憶手段に保持させておいた補正後の周波数を用い
    て、標準状態の所定水位まで給水するようにした請求項
    1記載の水位センサの制御装置。
JP16443893A 1993-07-02 1993-07-02 水位センサの制御装置 Pending JPH0720942A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008011921A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Sharp Corp 食器洗い機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011921A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Sharp Corp 食器洗い機
JP4614924B2 (ja) * 2006-07-03 2011-01-19 シャープ株式会社 食器洗い機

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