JP3143995B2 - 食器洗い機 - Google Patents
食器洗い機Info
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- JP3143995B2 JP3143995B2 JP03285935A JP28593591A JP3143995B2 JP 3143995 B2 JP3143995 B2 JP 3143995B2 JP 03285935 A JP03285935 A JP 03285935A JP 28593591 A JP28593591 A JP 28593591A JP 3143995 B2 JP3143995 B2 JP 3143995B2
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L15/00—Washing or rinsing machines for crockery or tableware
- A47L15/0018—Controlling processes, i.e. processes to control the operation of the machine characterised by the purpose or target of the control
- A47L15/0047—Energy or water consumption, e.g. by saving energy or water
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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- A47L2401/00—Automatic detection in controlling methods of washing or rinsing machines for crockery or tableware, e.g. information provided by sensors entered into controlling devices
- A47L2401/04—Crockery or tableware details, e.g. material, quantity, condition
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L2501/00—Output in controlling method of washing or rinsing machines for crockery or tableware, i.e. quantities or components controlled, or actions performed by the controlling device executing the controlling method
- A47L2501/30—Regulation of machine operational steps within the washing process, e.g. performing an additional rinsing phase, shortening or stopping of the drying phase, washing at decreased noise operation conditions
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は収納された食器量や洗浄
水温に応じて洗浄時間等を設定する食器洗い機に関する
ものである。
水温に応じて洗浄時間等を設定する食器洗い機に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】最近、食器洗い機に入れられた食器容量
を簡易的に判断してこれに応じて運転時間をよりきめ細
かく制御しようとする食器洗い機が提案されている。
を簡易的に判断してこれに応じて運転時間をよりきめ細
かく制御しようとする食器洗い機が提案されている。
【０００３】以下に従来の食器洗い機について説明す
る。図７は従来の食器洗い機の断面図を示すものであ
る。図７において、１は食器類２を内部に収納し底部に
洗浄水を溜る洗浄槽、３は回転自在に指示され食器類２
に向け洗浄水を噴出する洗浄ノズル、４は洗浄水を前記
洗浄ノズル３に送り込む洗浄ポンプであり、前記洗浄ポ
ンプ４は後部に冷却ファン５を備えたモータ６によって
駆動される。７は前記洗浄槽１を支える台枠部、８は前
記洗浄槽１の底部に配設され洗浄水を加熱するヒータで
ある。９は前記洗浄槽１の底部に外側より密着するよう
に取り付けられるサーミスタである。１０は前記洗浄槽
１内に外気を送り込む送風ファンであり、洗浄槽１内の
空気は蓋１１上部の排気口１２より機外へ排出される。
る。図７は従来の食器洗い機の断面図を示すものであ
る。図７において、１は食器類２を内部に収納し底部に
洗浄水を溜る洗浄槽、３は回転自在に指示され食器類２
に向け洗浄水を噴出する洗浄ノズル、４は洗浄水を前記
洗浄ノズル３に送り込む洗浄ポンプであり、前記洗浄ポ
ンプ４は後部に冷却ファン５を備えたモータ６によって
駆動される。７は前記洗浄槽１を支える台枠部、８は前
記洗浄槽１の底部に配設され洗浄水を加熱するヒータで
ある。９は前記洗浄槽１の底部に外側より密着するよう
に取り付けられるサーミスタである。１０は前記洗浄槽
１内に外気を送り込む送風ファンであり、洗浄槽１内の
空気は蓋１１上部の排気口１２より機外へ排出される。
【０００４】以上のように構成された食器洗い機につい
て、以下その動作について説明する。利用者が食器類２
をカゴ１３に配置し洗浄槽１に収納して洗剤を入れた後
運転を開始すると、まず、洗浄槽１の底部に所定量の水
道水が給水される。そしてモータ６およびヒータ８に通
電され、洗浄水は加熱されながら洗浄ポンプ４により食
器類２に向けて洗浄ノズル３から噴出される。このと
き、サーミスタ９により洗浄水の温度を検知し制御部１
４は常に洗浄水の温度を把握している。洗浄水の温度が
所定温度に到達し、かつ、洗浄開始から所定時間経過し
たとき、制御部１４は洗浄工程を終了し一旦洗浄水を排
水する。次に新たに水道水が給水され前述の洗浄工程と
同様の動作を数分間行い排水する。このすすぎ工程を数
回繰り返した後、加熱すすぎ工程と称する洗浄工程と同
様の動作を行い所定温度に到達した時点でこれを終了し
て排水する。最後に送風ファン１０を運転して洗浄槽１
内の蒸気を機外へ排出すると同時にヒータ８に間欠に通
電を行い食器類２を加熱して付着している水滴を乾燥さ
せるものである。
て、以下その動作について説明する。利用者が食器類２
をカゴ１３に配置し洗浄槽１に収納して洗剤を入れた後
運転を開始すると、まず、洗浄槽１の底部に所定量の水
道水が給水される。そしてモータ６およびヒータ８に通
電され、洗浄水は加熱されながら洗浄ポンプ４により食
器類２に向けて洗浄ノズル３から噴出される。このと
き、サーミスタ９により洗浄水の温度を検知し制御部１
４は常に洗浄水の温度を把握している。洗浄水の温度が
所定温度に到達し、かつ、洗浄開始から所定時間経過し
たとき、制御部１４は洗浄工程を終了し一旦洗浄水を排
水する。次に新たに水道水が給水され前述の洗浄工程と
同様の動作を数分間行い排水する。このすすぎ工程を数
回繰り返した後、加熱すすぎ工程と称する洗浄工程と同
様の動作を行い所定温度に到達した時点でこれを終了し
て排水する。最後に送風ファン１０を運転して洗浄槽１
内の蒸気を機外へ排出すると同時にヒータ８に間欠に通
電を行い食器類２を加熱して付着している水滴を乾燥さ
せるものである。
【０００５】そして、食器の容量検知については前記洗
浄工程における洗浄水の温度上昇の度合を調べその度合
に応じて洗浄、すすぎ、乾燥の各工程の運転時間を変え
ようとするものである。つまり、ヒータ８の入力値が一
定のとき食器容量が少なければ熱容量がそれだけ少なく
なり図８に示すように洗浄水の温度上昇は早くなる。実
際にはサーミスタ９の検知温度がＴ１からＴ２まで上昇
する時間ｄｔを制御部１４が測定してこの時間ｄｔによ
り食器の容量を判定しようとするものである。一般に食
器容量が少ない場合には洗浄ノズル３から噴出される洗
浄水が食器に当たる機会が多いため、それだけよく洗え
る。また、乾燥についても同じことが言え、逆にその分
運転時間を短くすれば、食器容量によらず常に一定の洗
浄性能と乾燥性能が得られると同時に省エネルギー化や
時間の節約になるというものである。
浄工程における洗浄水の温度上昇の度合を調べその度合
に応じて洗浄、すすぎ、乾燥の各工程の運転時間を変え
ようとするものである。つまり、ヒータ８の入力値が一
定のとき食器容量が少なければ熱容量がそれだけ少なく
なり図８に示すように洗浄水の温度上昇は早くなる。実
際にはサーミスタ９の検知温度がＴ１からＴ２まで上昇
する時間ｄｔを制御部１４が測定してこの時間ｄｔによ
り食器の容量を判定しようとするものである。一般に食
器容量が少ない場合には洗浄ノズル３から噴出される洗
浄水が食器に当たる機会が多いため、それだけよく洗え
る。また、乾燥についても同じことが言え、逆にその分
運転時間を短くすれば、食器容量によらず常に一定の洗
浄性能と乾燥性能が得られると同時に省エネルギー化や
時間の節約になるというものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら洗浄性能
は上記の収納される食器量の他にも洗浄水温の影響を受
け、洗浄開始時の初期水温が高ければより短い洗浄時間
で同等の洗浄効果が得られるが、従来のものは洗浄水温
に対して洗浄時間を一定にしていた。そこで本発明は収
納される食器量と洗浄水の初期水温の両者を考慮してご
く簡単に最適な洗浄時間を設定する食器洗い機を提供す
ることを第１の目的とする。
は上記の収納される食器量の他にも洗浄水温の影響を受
け、洗浄開始時の初期水温が高ければより短い洗浄時間
で同等の洗浄効果が得られるが、従来のものは洗浄水温
に対して洗浄時間を一定にしていた。そこで本発明は収
納される食器量と洗浄水の初期水温の両者を考慮してご
く簡単に最適な洗浄時間を設定する食器洗い機を提供す
ることを第１の目的とする。
【０００７】また、食器の熱容量の差によって現れる洗
浄水温度の上昇時時間差は食器洗い機の洗浄槽、蓋、洗
浄ポンプや洗浄水などの合計熱容量に対して食器の熱容
量が小さいために極めて少なく食器の容量を判定しにく
いという問題があった。本発明は上記従来の問題点を解
決するもので、より正確に食器の容量を判定できる食器
洗い機を提供することを第２の目的とする。
浄水温度の上昇時時間差は食器洗い機の洗浄槽、蓋、洗
浄ポンプや洗浄水などの合計熱容量に対して食器の熱容
量が小さいために極めて少なく食器の容量を判定しにく
いという問題があった。本発明は上記従来の問題点を解
決するもので、より正確に食器の容量を判定できる食器
洗い機を提供することを第２の目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】第１の目的を達成するた
めに本発明の食器洗い機は、洗浄工程初期において前記
温度検知部により初期洗浄水温度を測定すると共に、洗
浄工程における前記ヒータによる洗浄水の温度上昇度合
を測定し、前記初期洗浄水温度と前記温度上昇度合の両
方に対応して洗浄時間を決定するものである。
めに本発明の食器洗い機は、洗浄工程初期において前記
温度検知部により初期洗浄水温度を測定すると共に、洗
浄工程における前記ヒータによる洗浄水の温度上昇度合
を測定し、前記初期洗浄水温度と前記温度上昇度合の両
方に対応して洗浄時間を決定するものである。
【０００９】また第２の目的を達成するために本発明の
食器洗い機は、洗浄工程初期において前記温度検知部に
より初期洗浄水温度を測定すると共に、洗浄工程におけ
る洗 浄水の所定の温度区間での洗浄水の温度上昇時間の
長短を判定し、前記初期洗浄水温度と前記洗浄水の温度
上昇時間の両方に対応して洗浄時間を決定し、前記所定
の温度区間は、初期洗浄水温度に応じた複数の温度区間
を有するものである。
食器洗い機は、洗浄工程初期において前記温度検知部に
より初期洗浄水温度を測定すると共に、洗浄工程におけ
る洗 浄水の所定の温度区間での洗浄水の温度上昇時間の
長短を判定し、前記初期洗浄水温度と前記洗浄水の温度
上昇時間の両方に対応して洗浄時間を決定し、前記所定
の温度区間は、初期洗浄水温度に応じた複数の温度区間
を有するものである。
【００１０】
【作用】この構成によって、温度検知部により洗浄工程
の初期洗浄水温度を測定し数段階に分け、次に洗浄水が
温度Ｔ１からＴ２まで上昇する時間を測定してこの時間
の長短より収納食器の量を数段階に分ける。これらの初
期洗浄水温度と収納食器の量に対応してあらかじめ最適
な洗浄時間が設定されており、これを基に即座に洗浄時
間を決定して所定の運転を行うものである。
の初期洗浄水温度を測定し数段階に分け、次に洗浄水が
温度Ｔ１からＴ２まで上昇する時間を測定してこの時間
の長短より収納食器の量を数段階に分ける。これらの初
期洗浄水温度と収納食器の量に対応してあらかじめ最適
な洗浄時間が設定されており、これを基に即座に洗浄時
間を決定して所定の運転を行うものである。
【００１１】また、洗浄水と食器洗い機の洗浄槽等の合
計熱容量に比較して食器の熱容量が小さいためにに食器
量の差の基準として判定する洗浄水温度の上昇時間の差
が小さく、さらに食器の種類も色々あるため、出来る限
り洗浄水温度の測定温度区間を広げて上昇時間の差を大
きくして正確に洗浄水の温度上昇時間から食器の量を判
定したい。そして食器洗い機に給水される水道水の温度
は給湯器に接続された場合も含めて広範囲に及ぶが、洗
浄工程の初期洗浄水温に応じて前記測定温度区間の測定
開始温度を変えれば、洗浄水温度の測定温度区間を最も
広く設定できるため、食器量の判定が正確に行えるもの
である。
計熱容量に比較して食器の熱容量が小さいためにに食器
量の差の基準として判定する洗浄水温度の上昇時間の差
が小さく、さらに食器の種類も色々あるため、出来る限
り洗浄水温度の測定温度区間を広げて上昇時間の差を大
きくして正確に洗浄水の温度上昇時間から食器の量を判
定したい。そして食器洗い機に給水される水道水の温度
は給湯器に接続された場合も含めて広範囲に及ぶが、洗
浄工程の初期洗浄水温に応じて前記測定温度区間の測定
開始温度を変えれば、洗浄水温度の測定温度区間を最も
広く設定できるため、食器量の判定が正確に行えるもの
である。
【００１２】
【実施例】（実施例１） 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
明する。
【００１３】全体構成は従来とほぼ同様であるため、全
体構成を示す断面図は図７を参照し、従来例と同じ部材
については同記号を記す。
体構成を示す断面図は図７を参照し、従来例と同じ部材
については同記号を記す。
【００１４】図７において、その動作を図１のフローチ
ャートで説明する。食器洗い機の運転を開始すると、ま
ず、洗浄槽１内に所定水量の水が注入され、洗浄ポンプ
４が動き洗浄ノズル３から食器類２に向けて洗浄水を噴
出すると共にヒータ８により洗浄水が加熱され、つねに
制御部１４はサーミスタ９の検知温度を取り込み洗浄水
温度として把握する。洗浄工程開始直後の洗浄水温度を
初期水温Ｔ０として記憶し、次に洗浄水温度が５０度か
ら温度調節のかかる６０度まで上昇する時間ｄｔを計測
する。そして、この洗浄水の温度上昇時間ｄｔが２７５
秒より小さければ食器容量を少量とし、２７５秒以上３
１５秒未満は中量、３１５秒以上は多量と判断する。こ
の少、中、多量の３段階の食器容量と１５度未満、１５
度以上３０度未満、３０度以上４５度未満、４５度以上
６０度未満の４段階の初期水温Ｔ０に対して図２に示す
運転時間表をあらかじめ定めておき、この表の洗浄時間
に基づき洗浄工程の運転を終了する。これにより、食器
容量だけでなく洗浄水の温度も考慮した最適な洗浄運転
が容易にできるものである。
ャートで説明する。食器洗い機の運転を開始すると、ま
ず、洗浄槽１内に所定水量の水が注入され、洗浄ポンプ
４が動き洗浄ノズル３から食器類２に向けて洗浄水を噴
出すると共にヒータ８により洗浄水が加熱され、つねに
制御部１４はサーミスタ９の検知温度を取り込み洗浄水
温度として把握する。洗浄工程開始直後の洗浄水温度を
初期水温Ｔ０として記憶し、次に洗浄水温度が５０度か
ら温度調節のかかる６０度まで上昇する時間ｄｔを計測
する。そして、この洗浄水の温度上昇時間ｄｔが２７５
秒より小さければ食器容量を少量とし、２７５秒以上３
１５秒未満は中量、３１５秒以上は多量と判断する。こ
の少、中、多量の３段階の食器容量と１５度未満、１５
度以上３０度未満、３０度以上４５度未満、４５度以上
６０度未満の４段階の初期水温Ｔ０に対して図２に示す
運転時間表をあらかじめ定めておき、この表の洗浄時間
に基づき洗浄工程の運転を終了する。これにより、食器
容量だけでなく洗浄水の温度も考慮した最適な洗浄運転
が容易にできるものである。
【００１５】（実施例２、３） また、第２、３の実施例の動作を図３に示す。食器洗い
機が給湯器に接続された場合や季節による水道水の温度
変化をいれると洗浄工程初期の洗浄水温度Ｔ０は様々に
変化するが、この洗浄水温Ｔ０を２０度以下、３０度以
下、４０度以下、５０度以下の場合に分けてそれぞれに
対して洗浄水の温度上昇時間の測定開始温度Ｔ１を２０
度、３０度、４０度、５０度と区別して、洗浄工程初期
の洗浄水温Ｔ０に応じて洗浄水の温度上昇時間を測定す
る温度区間（Ｔ１度からＴ２（６０度一定）度まで）を
変える。なお、このとき洗浄工程初期の洗浄水温Ｔ０が
５０度を越えた場合には洗浄水の温度上昇時間の測定を
止め食器容量を多量と定める。上記４段階の温度上昇時
間の各測定温度区間に対してあらかじめ図４に示すよう
に食器容量の判定基準ｔｓ，ｔｌを定めておき、洗浄工
程初期の洗浄水温Ｔ０によって決まる温度区間内（Ｔ１
度からＴ２度まで）での洗浄水の温度上昇時間ｄｔを測
定して該当する温度区間の判定基準ｔｓ，ｔｌと比較し
て食器容量を少量、中量、多量のいずれかに分ける。そ
してこの食器容量と洗浄水温Ｔ０に基づいて実施例１で
示したように最適な洗浄運転を行うものであり、初期の
洗浄水温に対応してできるだけ温度区間を長く取って温
度上昇時間の差を大きくして食器容量判定の精度を向上
させると共に温度上昇時間の測定が不安定な場合は食器
容量を多量に設定して確実に洗浄するものである。
機が給湯器に接続された場合や季節による水道水の温度
変化をいれると洗浄工程初期の洗浄水温度Ｔ０は様々に
変化するが、この洗浄水温Ｔ０を２０度以下、３０度以
下、４０度以下、５０度以下の場合に分けてそれぞれに
対して洗浄水の温度上昇時間の測定開始温度Ｔ１を２０
度、３０度、４０度、５０度と区別して、洗浄工程初期
の洗浄水温Ｔ０に応じて洗浄水の温度上昇時間を測定す
る温度区間（Ｔ１度からＴ２（６０度一定）度まで）を
変える。なお、このとき洗浄工程初期の洗浄水温Ｔ０が
５０度を越えた場合には洗浄水の温度上昇時間の測定を
止め食器容量を多量と定める。上記４段階の温度上昇時
間の各測定温度区間に対してあらかじめ図４に示すよう
に食器容量の判定基準ｔｓ，ｔｌを定めておき、洗浄工
程初期の洗浄水温Ｔ０によって決まる温度区間内（Ｔ１
度からＴ２度まで）での洗浄水の温度上昇時間ｄｔを測
定して該当する温度区間の判定基準ｔｓ，ｔｌと比較し
て食器容量を少量、中量、多量のいずれかに分ける。そ
してこの食器容量と洗浄水温Ｔ０に基づいて実施例１で
示したように最適な洗浄運転を行うものであり、初期の
洗浄水温に対応してできるだけ温度区間を長く取って温
度上昇時間の差を大きくして食器容量判定の精度を向上
させると共に温度上昇時間の測定が不安定な場合は食器
容量を多量に設定して確実に洗浄するものである。
【００１６】（実施例４） さらに、第４の実施例の動作を図６に示す。食器洗い機
を連続して使用する場合洗浄槽１内の温度が高くて注入
される水道水の温度が低く、また逆に冬に給湯器に接続
して使用する場合は洗浄槽１内の温度が低くて注入され
る水道水の温度が高く、洗浄運転開始後のサーミスタ９
の検知温度は図５のような変化を示すが、洗浄運転開始
の約３分後にはヒータ８の入力値や雰囲気温度等の諸条
件が一定であれば洗浄水（検知温度）の温度上昇カーブ
は同一になる。そこで食器洗い機の運転を開始すると、
まず、洗浄槽１内に所定水量の水が注入され、洗浄ポン
プ４が動き洗浄ノズル３から食器類２に向けて洗浄水を
噴出すると共にヒータ８により洗浄水が加熱されるが、
一定の撹拌時間を設けて食器類２、洗浄槽１、洗浄ポン
プ４等と洗浄水の温度を均一にして３分間経過後に制御
部１４はサーミスタ９の検知温度を取り込み洗浄水の初
期水温Ｔ０とする。この初期水温Ｔ０に基づき実施例
２、３の動作を行えば、食器洗い機の使用状態に拘わら
ず極めて安定した洗浄水の温度上昇時間が得られ正確に
食器容量が判定できると共に、実際の洗浄性能に起因す
る洗浄水の初期温度も正確に測定できるため、より確実
に最適な洗浄運転を行うことができるものである。
を連続して使用する場合洗浄槽１内の温度が高くて注入
される水道水の温度が低く、また逆に冬に給湯器に接続
して使用する場合は洗浄槽１内の温度が低くて注入され
る水道水の温度が高く、洗浄運転開始後のサーミスタ９
の検知温度は図５のような変化を示すが、洗浄運転開始
の約３分後にはヒータ８の入力値や雰囲気温度等の諸条
件が一定であれば洗浄水（検知温度）の温度上昇カーブ
は同一になる。そこで食器洗い機の運転を開始すると、
まず、洗浄槽１内に所定水量の水が注入され、洗浄ポン
プ４が動き洗浄ノズル３から食器類２に向けて洗浄水を
噴出すると共にヒータ８により洗浄水が加熱されるが、
一定の撹拌時間を設けて食器類２、洗浄槽１、洗浄ポン
プ４等と洗浄水の温度を均一にして３分間経過後に制御
部１４はサーミスタ９の検知温度を取り込み洗浄水の初
期水温Ｔ０とする。この初期水温Ｔ０に基づき実施例
２、３の動作を行えば、食器洗い機の使用状態に拘わら
ず極めて安定した洗浄水の温度上昇時間が得られ正確に
食器容量が判定できると共に、実際の洗浄性能に起因す
る洗浄水の初期温度も正確に測定できるため、より確実
に最適な洗浄運転を行うことができるものである。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明は、洗浄工程初期に
おいて前記温度検知部により初期洗浄水温度を測定する
と共に、洗浄工程における前記ヒータによる洗浄水の温
度上昇度合を測定し、前記初期洗浄水温度と前記温度上
昇度合の両方に対応して洗浄時間を決定したから、極め
て容易に洗浄水の温度と食器容量とを同時に考慮した洗
浄運転ができ、無駄に食器類を高温の洗浄水にさらさな
いですむので食器類の傷みを最小限に止めかつ省エネル
ギー化を図ることができるものである。
おいて前記温度検知部により初期洗浄水温度を測定する
と共に、洗浄工程における前記ヒータによる洗浄水の温
度上昇度合を測定し、前記初期洗浄水温度と前記温度上
昇度合の両方に対応して洗浄時間を決定したから、極め
て容易に洗浄水の温度と食器容量とを同時に考慮した洗
浄運転ができ、無駄に食器類を高温の洗浄水にさらさな
いですむので食器類の傷みを最小限に止めかつ省エネル
ギー化を図ることができるものである。
【００１８】また、洗浄工程初期において前記温度検知
部により初期洗浄水温度を測定すると共に、洗浄工程に
おける洗浄水の所定の温度区間での洗浄水の温度上昇時
間の 長短を判定し、前記初期洗浄水温度と前記洗浄水の
温度上昇時間の両方に対応して洗浄時間を決定し、前記
所定の温度区間は、初期洗浄水温度に応じた複数の温度
区間を有したから、洗浄水の初期温度に対応してできる
だけ温度上昇時間を長く取り、より正確に収納された食
器容量を判断することができるものである。
部により初期洗浄水温度を測定すると共に、洗浄工程に
おける洗浄水の所定の温度区間での洗浄水の温度上昇時
間の 長短を判定し、前記初期洗浄水温度と前記洗浄水の
温度上昇時間の両方に対応して洗浄時間を決定し、前記
所定の温度区間は、初期洗浄水温度に応じた複数の温度
区間を有したから、洗浄水の初期温度に対応してできる
だけ温度上昇時間を長く取り、より正確に収納された食
器容量を判断することができるものである。
【００１９】
【図１】本発明の食器洗い機の第１の実施例の動作を示
すフローチャート
すフローチャート
【図２】本発明の食器洗い機の洗浄運転時間を示す図
【図３】本発明の食器洗い機の第２、３の実施例の動作
を示すフローチャート
を示すフローチャート
【図４】洗浄水の温度上昇時間の各測定温度区間におけ
る食器容量の判定基準を示す時間を示す図
る食器容量の判定基準を示す時間を示す図
【図５】各使用条件下における検知温度の変化を示すグ
ラフ
ラフ
【図６】本発明の食器洗い機の第４の実施例の動作を示
すフローチャート
すフローチャート
【図７】従来の食器洗い機の断面図
【図８】洗浄水の温度上昇の様子を示すグラフ
１ 洗浄槽 ３ 洗浄ノズル ４ 洗浄ポンプ ６ モータ ８ ヒータ ９ サーミスタ １１ 蓋 １４ 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 恭介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平１−190328（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−311924（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−367642（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−288122（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A47L 15/46
Claims (3)
- 【請求項１】食器類を収める洗浄槽と、洗浄水を食器類
に向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に溜られた
洗浄水を洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプ部と、洗浄工
程において洗浄水を加熱するヒータと、洗浄水の水温を
測定する温度検知部とを備え、洗浄工程初期において前
記温度検知部により初期洗浄水温度を測定すると共に、
洗浄工程における前記ヒータによる洗浄水の温度上昇度
合を測定し、前記初期洗浄水温度と前記温度上昇度合の
両方に対応して洗浄時間を決定する食器洗い機。 - 【請求項２】食器類を収める洗浄槽と、洗浄水を食器類
に向けて噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に溜られた
洗浄水を洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプ部と、洗浄工
程において洗浄水を加熱するヒータと、洗浄水の水温を
測定する温度検知部とを備え、洗浄工程初期において前
記温度検知部により初期洗浄水温度を測定すると共に、
洗浄工程における洗浄水の所定の温度区間での洗浄水の
温度上昇時間の長短を判定し、前記初期洗浄水温度と前
記洗浄水の温度上昇時間の両方に対応して洗浄時間を決
定する食器洗い機。 - 【請求項３】所定の温度区間は、初期洗浄水温度に応じ
た複数の温度区間を有する請求項２記載の食器洗い機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03285935A JP3143995B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 食器洗い機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03285935A JP3143995B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 食器洗い機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05115418A JPH05115418A (ja) | 1993-05-14 |
| JP3143995B2 true JP3143995B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=17697899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03285935A Expired - Fee Related JP3143995B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 食器洗い機 |
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