JPH0758897A - ファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置の制御方法

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JPH0758897A
JPH0758897A JP5220494A JP22049493A JPH0758897A JP H0758897 A JPH0758897 A JP H0758897A JP 5220494 A JP5220494 A JP 5220494A JP 22049493 A JP22049493 A JP 22049493A JP H0758897 A JPH0758897 A JP H0758897A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適切な中継結果レポートを送信できるファク
シミリ装置の制御方法を提供することを目的としてい
る。 【構成】 中継結果レポートには、OMR用シート以外
のページの画像が付加されるので、中継依頼端末のユー
ザは、中継依頼した画像ファイルの内容を確認すること
ができる。また、その付加した画像のページ番号を付加
することで、画像ファイルの内容の確認をより的確にす
ることができる。また、中継依頼時に親展モードが指定
されているときには、中継結果レポートにOMR用シー
トの画像を付加するか、あるいは、画像を付加しないよ
うにして、第三者に知られたくない通信の内容を隠蔽す
るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画情報の蓄積手段およ
び光学的マーク読取機能を備え、所定ページ番号の受信
画像に上記光学的マーク読取機能を適用して得た情報に
基づいて所定の中継同報通信機能を実行し、その中継同
報通信の通信結果をあらわす中継結果レポート画像を、
中継依頼端末に送信するファクシミリ装置の制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ファクシミリ装置などの通信端
末装置では、例えば、中継依頼送信など、比較的新しく
追加された通信機能に関する情報(以下、通信機能情報
という)を、伝送機能の交渉などのために伝送手順中で
やりとりする伝送手順信号の情報フィールドに新たに追
加すると、伝送手順信号をやりとりするときの時間が長
くかかり、また、旧来の装置では、中継依頼送信機能を
利用できなくなるために、このような通信機能情報につ
いては、画情報などの伝送データの形式で送信する場合
がある。
【0003】通信機能情報を画情報に変換して送信する
ときには、例えば、所定形式のOMR(光学的マーク読
取)用シートに必要なデータを記入し、そのOMR用シ
ートを送信原稿の先頭ページに付加して、画情報送信動
作を実行する。
【0004】そして、中継依頼送信を受け付ける機能を
備えたファクシミリ装置は、OMR認識機能を備えると
ともに、受信画像の先頭ページについては、受信した画
情報を元の画信号に変換した後に、その画信号について
OMR認識機能を適用し、OMR用シートの情報を検出
したときには、その先頭ページがOMR用シートである
と認識して、そのOMR認識機能の認識データを用いて
中継依頼送信動作を実行するようにしている。
【0005】また、このようにして、中継依頼送信動作
を終了すると、中継依頼端末に対して、その中継送信の
結果を通知する中継結果レポートを送信するようにして
いる。また、中継結果レポートには、中継依頼送信で送
信した画像ファイルの第1ページ目の画像の一部を付加
するようにして、この中継結果レポートを受け取った端
末のユーザが、どの中継依頼の結果であるのか知ること
ができるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置には、次のような不都合を生じていた。
【0007】すなわち、中継結果レポートに画像ファイ
ルの第1ページを付加すると、この画像ファイルの第1
ページの画像は、OMR用シートであるため、OMR用
シートの内容が中継結果レポートに付加されることにな
り、中継依頼端末のユーザが、中継内容を確認できない
場合がある。
【0008】また、中継依頼時に親展モードを指定した
とき、第三者には秘密にしたい内容の画像が中継結果レ
ポートに付加されるため、好ましくない状況を生じるこ
とがある。
【0009】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、適切な中継結果レポートを送信できるファク
シミリ装置の制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、画情報の蓄積
手段および光学的マーク読取機能を備え、所定ページ番
号の受信画像に上記光学的マーク読取機能を適用して得
た情報に基づいて所定の中継同報通信機能を実行し、そ
の中継同報通信の通信結果をあらわす中継結果レポート
画像を、中継依頼端末に送信するファクシミリ装置の制
御方法において、上記中継結果レポート画像には、受信
した画像ファイルの所定ページ番号の画像の一部を付加
するようにしたものである。また、前記中継結果レポー
トに付加する前記所定ページ番号の画像は、光学的マー
クが付加されていないページの画像を用いるとよい。ま
た、前記中継結果レポートには、前記付加する画像のペ
ージ番号の表示情報を付加するようにするとよい。
【0011】また、画情報の蓄積手段および光学的マー
ク読取機能を備え、所定ページ番号の受信画像に上記光
学的マーク読取機能を適用して得た情報に基づいて所定
の中継同報通信機能を実行し、その中継同報通信の通信
結果をあらわす中継結果レポート画像を、中継依頼端末
に送信するファクシミリ装置の制御方法において、上記
中継同報通信に親展モードが指定されているとき、上記
中継結果レポート画像には、受信した画像ファイルの上
記所定ページ番号の画像の一部を付加する一方、上記中
継同報通信に親展モードが指定されていないとき、上記
中継結果レポート画像には、受信した画像ファイルの光
学的マークが付加されていないページの画像の一部を付
加するようにしたものである。
【0012】また、画情報の蓄積手段および光学的マー
ク読取機能を備え、所定ページ番号の受信画像に上記光
学的マーク読取機能を適用して得た情報に基づいて所定
の中継同報通信機能を実行し、その中継同報通信の通信
結果をあらわす中継結果レポート画像を、中継依頼端末
に送信するファクシミリ装置の制御方法において、上記
中継同報通信に親展モードが指定されていないとき、上
記中継結果レポート画像には、受信した画像ファイルの
光学的マークが付加されていないページの画像の一部を
付加する一方、上記中継同報通信に親展モードが指定さ
れているとき、上記中継結果レポート画像には、受信し
た画像ファイルの画像の一部を付加しないようにしたも
のである。
【0013】
【作用】したがって、中継結果レポートには、OMR用
シート以外のページの画像が付加されるので、中継依頼
端末のユーザは、中継依頼した画像ファイルの内容を確
認することができる。また、その付加した画像のページ
番号を付加することで、画像ファイルの内容の確認をよ
り的確にすることができる。また、中継依頼時に親展モ
ードが指定されているときには、中継結果レポートにO
MR用シートの画像を付加するか、あるいは、画像を付
加しないようにして、第三者に知られたくない通信の内
容を隠蔽するようにしている。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0016】同図において、システム制御部1は、この
ファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシ
ミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システムメモ
リ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラ
ム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各
種データなどを記憶するとともに、システム制御部1の
ワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ
3は、このグループ3ファクシミリ装置に固有な各種の
情報を記憶するためのものである。
【0017】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0018】OMR認識部7は、OMR用シートの画像
を認識して、そのOMR用シートに記録されているデー
タを認識するためのものであり、符号化復号化部8は、
画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されてい
る画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、
画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多
数記憶するためのものである。
【0019】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.33モデム、
V.29モデム、V.27terモデム)を備えてい
る。
【0020】網制御装置11は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0021】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ
5、操作表示部6、OMR認識部7、符号化復号化部
8、画像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム1
0、および、網制御装置11は、システムバス12に接
続されており、これらの各要素間でのデータのやりとり
は、主としてこのシステムバス12を介して行われてい
る。
【0022】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10の間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
【0023】このグループ3ファクシミリ装置では、画
像蓄積装置9に蓄積するおのおのの画情報について、そ
の処理を管理するための文書管理情報を形成して蓄積し
ている。この文書管理情報の一例を図2(a)に示す。
【0024】文書管理情報は、蓄積文書を識別するため
の文書番号をあらわす文書番号情報、蓄積文書がどのモ
ード(例えば、通常受信、親展受信、メモリ送信、時刻
指定送信、同報送信など)で蓄積されたのかを記憶する
ための文書タイプ情報、蓄積文書の処理時刻(例えば、
送信文書の場合は送信時刻。受信文書の場合は受信時
刻)をあらわす処理時刻情報、蓄積文書の枚数を記憶す
るための枚数情報、その文書にOMR用シート(後述)
が付加されているか否かを記憶するためのOMR識別フ
ラグ、蓄積文書に指定された送信宛先あるいは中継宛先
を記憶した宛先管理情報(後述)の先頭アドレスなどの
識別情報を記憶するための宛先管理ポインタ、および、
蓄積文書の蓄積状態などを記憶した蓄積文書管理情報
(後述)の先頭アドレスなどの識別情報を記憶するため
の蓄積文書ポインタからなる。また、中継モードが指定
されたときには、その中継依頼端末の宛先情報からなる
中継依頼元情報も付加される。
【0025】ここで、宛先管理ポインタは、複数の宛先
が指定されている場合には、最初の宛先を記憶した宛先
管理情報の識別情報がセットされ、蓄積文書が受信文書
の場合には、無効な情報がセットされる。また、蓄積文
書ポインタは、蓄積文書が複数枚からなる場合には、先
頭ページの蓄積状態を記憶した蓄積文書管理情報の識別
情報がセットされる。
【0026】宛先管理情報の一例を図2(b)に示す。
【0027】宛先管理情報は、宛先の指示方法の属性
(例えば、ワンタッチ、短縮、テンポラリなど)をあら
わす指示モード情報、その宛先の指示方法での番号を記
憶するための番号情報、その宛先への通信結果をあらわ
す通信結果情報、次の宛先を記憶した宛先管理情報の識
別情報を記憶するための次宛先ページポインタからな
る。
【0028】ここで、宛先が、例えば、「短縮の20」
で入力されたときには、指示モード情報には、「短縮」
をあらわすデータがセットされ、番号情報には、「2
0」をあらわすデータがセットされる。また、宛先の指
示方法の属性がテンポラリとは、電話番号が直接指定さ
れたことをあらわし、その電話番号は、テンポラリ番号
領域に順次保存されるので、この場合には、番号情報に
は、そのテンポラリ番号領域の蓄積位置をあらわすデー
タがセットされる。また、次の宛先がない場合には、次
宛先ポインタには、所定の終端データがセットされる。
【0029】蓄積管理情報の一例を図2(c)に示す。
この蓄積管理情報は、蓄積文書のおのおののページにつ
いて形成される。
【0030】蓄積管理情報は、そのページを蓄積したと
きの符号化モードを記憶するための蓄積モード情報、そ
のページの画情報の(伝送)線密度を記憶するための線
密度情報、そのページの画情報のサイズを記憶するため
のサイズ情報、次のページのの蓄積状態などを記憶した
蓄積文書管理情報の識別情報を記憶するための次ページ
ポインタ、および、そのページの画情報が画像蓄積装置
9に占める記憶領域の先頭アドレスなどの識別情報を記
憶するための画像ポインタからなる。
【0031】ここで、次のページがない場合には、次ペ
ージポインタには、所定の終端データがセットされる。
【0032】さて、このグループ3ファクシミリ装置
は、他のグループ3ファクシミリ装置から中継依頼を受
け付け、指定された中継宛先に対して、受信した画情報
を送信する中継依頼送信機能を備えており、他のグルー
プ3ファクシミリ装置がその中継依頼送信機能を指定す
るときには、図3に示すように、中継依頼する送信原稿
DPの先頭に、中継依頼を指定するとともに中継宛先を
指定するためのOMR用シートSSを配置して、送信動
作を実行する。なお、この中継宛先を指定するときに
は、中継装置のグループ3ファクシミリ装置に保存され
ているワンタッチダイアル、または、短縮ダイアルを用
いて行う。
【0033】OMR用シートSSの一例を図4に示す。
【0034】OMR用シートSSの周辺部を除いた主走
査方向の寸法LS、副走査方向の寸法LMの範囲が、O
MRの有効読取領域に設定されている。この有効読取領
域は、その主走査方向の先頭位置STから、主走査進行
方向に所定のステップ寸法SPずつ読取単位領域に設定
されており、最初の読取単位領域には、OMR用シート
SSの有効読取領域の先頭を示す先頭マークMKstが
記録されており、2番目と3番目の読取単位領域には、
蛇行量を検出するための蛇行量マークMK1pp,MK
2ppがその副走査方向の両端に記録されており、最後
の読取単位領域には、有効読取領域の終了を示す終了マ
ークMKedが記録されている。
【0035】また、それ以外の読取単位領域には、その
副走査方向の開始位置を示す読取開始位置マークMK1
rdと、終了位置を示す読取終了位置マークMK2rd
が記録されるとともに、その読取開始マークMK1rd
から読取終了位置マークMK2rdの間には、図に破線
で示すように、マーク記入位置をあらわす記入位置マー
クMKが、等間隔で多数記録されている。また、読取開
始マークMK1rdと読取終了位置マークMK2rd
は、終了マークMKedが記録されている読取単位領域
にも記録されている。
【0036】ここで、記入位置マークMKの色として
は、スキャナ4では読取不能なドロップアウトカラーが
使用され、先頭マークMKst、蛇行量マークMK1p
p,MK2pp、終了マークMKed、読取開始位置マ
ークMK1rd、および、読取終了マークMK2rd
は、スキャナ4が確実に読取可能な色、例えば、黒色で
記録されている。
【0037】また、このグループ3ファクシミリ装置
は、中継送信を終了すると、図5に示したような中継結
果レポートを編集し、この中継結果レポートの画像を、
中継依頼したグループ3ファクシミリ装置に送信してい
る。
【0038】この中継結果レポートは、表題、「宛
先」、「転送ページ」、「枚数」、「添付画情報」、
「結果」などの項目名、および、おのおのの項目に相当
する値の表示情報をそれぞれ所定位置に配置し、さら
に、添付画情報の画像を付加したものである。また、添
付画情報の画像の先頭部には、画像の開始位置をあらわ
す破線の画像が付加されている。
【0039】以上の構成で、このグループ3ファクシミ
リ装置は、図6に示したような処理を実行して、その動
作制御を行なっている。
【0040】まず、そのときに、文書管理情報を調べて
送信可能な文書があるか、あるいは、送信操作がされた
場合で、送信動作を起動する状態であるかどうかを調べ
(判断101)、判断101の結果がNOになるときに
は、着信検出しているかどうかを調べる(判断10
2)。
【0041】判断102の結果がNOになるときには、
他の処理要求が発行されているかどうかを調べて(判断
103)、判断103の結果がNOになるときには、判
断101に戻る。
【0042】送信動作を起動する状態になっていて、判
断101の結果がYESになるときには、そのときの送
信文書を、指定された送信宛先に送信する所定の送信処
理(処理104)を実行し、その送信結果に基づいて、
文書管理情報の内容を更新する(処理105)。そし
て、このときに終了した送信処理で、指定された中継通
信または中継同報通信が終了した段階であるかどうかを
調べ(判断106)、判断106の結果がYESになる
ときには、上述した中継結果レポートを、そのときの中
継通信または中継同報通信の依頼局に送信する中継結果
レポート返送処理(処理107)を実行して、判断10
1に戻る。また、判断106の結果がNOになるときに
は、判断101に戻る。
【0043】着信検出した場合で、判断102の結果が
YESになるときには、所定の着信時処理(処理10
8)を実行して、その着信に応答した通信動作を実行
し、この着信時処理を終了すると、判断101に戻る。
【0044】また、他の処理要求が発行されている場合
で、判断103の結果がYESになるときには、その要
求された処理を実行する処理を起動して(処理10
9)、判断101に戻る。
【0045】着信処理の一例を図7に示す。
【0046】まず、回線を閉結し(処理201)、相手
端末との間で所定の伝送前手順を実行した後に(処理2
02)、所定の画情報受信手順を実行して画情報を受信
するとともに、その受信した画情報を画像蓄積装置9に
蓄積する(処理203)。また、このとき、蓄積した各
ページについて、上述した蓄積管理情報を形成して、保
存する。なお、例えば、受信した画情報の符号化方式
が、符号化効率のあまりよくないMH符号化方式である
場合には、より符号化効率のよいMR符号化方式、ある
いは、MMR符号化方式に符号化方式を変換した状態
で、画情報を蓄積することもできる。
【0047】画情報の受信動作を終了すると、相手端末
との間で所定の伝送後手順を実行し(処理204)、回
線を復旧して(処理205)、そのときの蓄積文書につ
いて上述した文書管理情報を形成して保存する(処理2
06)。ここで、親展モードなどの通信モードが設定さ
れているときには、その通信モードの内容を「文書タイ
プ」の内容としてセットする。
【0048】次に、そのときに受信して蓄積した文書の
第1ページがOMR用シートであるかどうかを判定する
とともに、OMR用シートであった場合には、その内容
を解析するためのOMR用シート判定解析処理(処理2
07)を実行し、このOMR用シート判定解析処理で、
「OMR用シート有り」と判定されているかどうかを調
べる(判断208)。
【0049】判断208の結果がYESになるときに
は、そのときに形成した文書管理情報に、OMR用シー
ト判定解析処理で得た情報対応した情報(例えば、中継
モードに必要な宛先管理情報や中継依頼元情報など)を
付加して、この文書管理情報を更新し(処理209)、
一連の受信動作を終了する。
【0050】また、判断208の結果がNOになるとき
は、そのときに、受信画像の記録出力が可能な状態に設
定されているかどうかを調べ(判断210)、判断21
0の結果がYESになるときは、そのときの受信画情報
の画像をプロッタ5より記録出力して(処理211)、
一連の受信動作を終了する。また、判断210の結果が
NOになるときには、その時点で、受信動作を終了す
る。
【0051】OMR用シート判定解析処理(処理20
7)の一例を図8に示す。
【0052】まず、そのときの蓄積文書の1ページ目が
OMR用シートSSであることを記憶するためのフラグ
FOMをリセットする(処理301)。
【0053】次いで、その蓄積文書に対応した文書管理
情報の蓄積文書ポインタから、1ページ目の蓄積管理情
報を読み込んで、その蓄積管理情報の画像ポインタに基
づいて、1ページ目の蓄積画情報の先頭アドレスを知
る。そして、蓄積画情報の読み出し位置として、有効読
取領域の先頭位置STに相当するライン数を指定して、
OMR認識の処理ラインをマーク先頭位置にセットする
(処理302)。
【0054】そして、読取単位領域を識別するためのカ
ウンタiの値を0に初期設定して(処理303)、処理
ラインの1ライン分のデータを画像蓄積装置9より読み
出して符号化復号化部8に転送し、1ライン分の画情報
を復号化する(処理304)。復号化して得られた画信
号データは、システムメモリ2に設定されている所定の
OMR処理バッファ領域にライン順序に保存する。
【0055】次いで、カウンタiの値を1つ増やすとと
もに処理ライン位置を1つ進めて(処理305)、カウ
ンタiの値が、読取単位領域のライン数kに等しいかど
うかを調べる(判断306)。判断306の結果がNO
になるときには、処理304に戻って、次の処理ライン
の復号化処理を実行する。ここで、読取単位領域が、O
MR認識部7の1ステップ処理単位に等しい。
【0056】また、判断306の結果がYESになると
きには、1つの読取単位領域の処理を終了したので、O
MR処理バッファ領域に保存されたkライン分の画信号
データをOMR認識部7に転送して、OMR認識部7に
OMR認識の1単位処理を実行させる(処理307)。
【0057】ここで、そのときにフラグFOMがセット
されているかどうかを調べて(判断308)、判断30
8の結果がNOになるときには、OMR認識部7から出
力されるOMR認識データを調べ、OMR認識部7が最
初の読取単位領域の開始マークMKstを検出してる状
態であり、そのページがOMR用シートSSであるかど
うかを調べる(判断308)。
【0058】判断309の結果がYESになるときに
は、そのときの文書管理情報のOMR認識フラグをセッ
トし(処理310)、フラグFOMをセットして(処理
311)、処理303に戻り、次の読取単位領域の処理
を実行する。
【0059】また、判断309の結果がNOになるとき
には、そのページがOMR用シートSSではなかったの
で、「OMR用シートなし」を上位プログラムに通知し
て(処理312)、この処理を終了する。
【0060】また、フラグFOMがセットされていて、
判断308の結果がYESになるときには、そのときに
OMR認識部7から出力されたOMR認識データに基づ
いて、OMR用シートSSの記録内容を判定する(処理
313)。
【0061】そして、そのときのOMR認識処理の処理
ライン位置が、有効読取領域の最終ライン位置になって
いて、全データに対する処理を終了しているかどうかを
調べて(判断314)、判断314の結果がYESにな
るときには、このときに判定しているOMR用シートS
Sの記録内容を、上位プログラムに通知して(処理31
5)、この処理を終了する。また、判断314の結果が
NOになるときには、処理303に戻って、次の読取単
位領域の処理を実行する。
【0062】このようにして、OMR用シートSSを検
出したときには、そのときに指定された中継通信または
中継同報通信の動作を自動的に実行するために必要な情
報を文書管理情報に追加し、その内容を更新する。
【0063】これにより、その後の処理において(図6
参照)、この文書管理情報に基づいた送信動作が実行さ
れ、中継依頼装置のユーザが意図した中継通信(また
は、中継同報通信)が実行される。また、おのおのの中
継宛先についての通信結果が、それぞれに対応した宛先
管理情報に記憶される。
【0064】図9は、中継結果レポート返送処理(処理
107)の一例を示している。
【0065】まず、上述した中継結果レポートのうち、
添付画情報に関する部分を除く部分、すなわち、表題、
各項目の表示、および、「宛先」、および、「結果」の
各項目の値の表示の部分を作成する(処理401)。こ
こで、そのときの文書管理情報の文書タイプに親展モー
ドがセットされているかどうかを調べ(判断402)、
判断402の結果がYESになるときには、自端末に、
親展モード時に原稿付加するようにセットされているか
どうかを調べる(判断403)。
【0066】判断403の結果がYESになるときに
は、OMR認識フラグがセットされていて、OMR用シ
ートSSが付加されているかどうかを調べる(判断40
4)。そして、判断404の結果がYESになるときに
は、1ページ目の画像(すなわち、この場合には、OM
R用シートSSの画像)の一部を、処理401で作成し
た中継結果レポートに付加し(処理405)、「添付画
情報」の項目の値として1ページをあらわす内容を付加
する(処理406)。
【0067】また、判断402の結果がNOになるとき
には、OMR認識フラグがセットされていて、OMR用
シートSSが付加されているかどうかを調べる(判断4
07)。この判断407の結果がYESになるときに
は、自端末にあらかじめセットされているページ番号
(例えば、2ページ目)の画像の一部を、処理401で
作成した中継結果レポートに付加し(処理408)、処
理406に進み、「添付画情報」の項目の値としてその
ときのページ番号をあらわす内容を付加する。また、判
断407の結果がNOになるときには、処理405に進
み、1ページ目の画像の一部を中継結果レポートに付加
する。
【0068】なお、判断403の結果がNOになると
き、および、判断404の結果がNOになるときには、
中継結果レポートに送信原稿の画像を付加しない。
【0069】このようにして、中継結果レポートに画像
を付加すると、さらに、中継結果レポートに、「転送ペ
ージ」および「枚数」の項目の値の内容を付加し(処理
409)、そのときに形成した中継結果レポートの内容
を対応する画像に変換し、その画像を符号化圧縮して画
情報に変換し、画像蓄積装置9に一時保存する(処理4
10)。
【0070】このようにして、中継結果レポートの画情
報を形成・蓄積すると、そのときの中継依頼元を発呼し
(処理411)、相手端末との間で所定の伝送前手順を
実行した後に(処理412)、所定の画情報受信手順を
実行して、そのときに蓄積している中継結果レポートの
画情報を送信する(処理413)。
【0071】そして、画情報の送信動作を終了すると、
相手端末との間で所定の伝送後手順を実行し(処理41
4)、回線を復旧して(処理415)、一連の中継結果
レポート返送処理を終了する。
【0072】このようにして、本実施例では、OMR用
シート以外のページの画像が中継結果レポートに付加さ
れるとともに、その付加ページのページ番号を中継結果
レポートに表示しているので、中継依頼端末のユーザ
は、中継依頼した画像ファイルの内容を容易に確認する
ことができる。
【0073】また、中継依頼端末で、中継依頼時に親展
モードを指定した場合には、中継結果レポートにOMR
用シートの画像を付加するか、あるいは、画像を付加し
ないようにしているので、第三者に知られたくない通信
の内容を隠蔽することができる。
【0074】ところで、上述した実施例では、グループ
3ファクシミリ装置について本発明を適用したが、本発
明は、例えばISDNに接続されているグループ4ファ
クシミリ装置、および、ISDNに接続され、グループ
3ファクシミリ機能とグループ4ファクシミリ機能を備
えたファクシミリ装置についても、同様にして適用する
ことができる。
【0075】また、OMR用シートのフォーマットは、
上述した実施例のものに限ることはない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中継結果レポートには、OMR用シート以外のページの
画像が付加されるので、中継依頼端末のユーザは、中継
依頼した画像ファイルの内容を確認することができる。
また、その付加した画像のページ番号を付加すること
で、画像ファイルの内容の確認をより的確にすることが
できる。また、中継依頼時に親展モードが指定されてい
るときには、中継結果レポートにOMR用シートの画像
を付加するか、あるいは、画像を付加しないようにして
いるので、第三者に知られたくない通信の内容を隠蔽で
きるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置を示すブロック図。
【図2】文書管理情報などの一例を示した概略図。
【図3】OMR用シートの使用例を示す概略図。
【図4】OMR用シートの一例を示した概略図。
【図5】中継結果レポートの一例を示した概略図。
【図6】図1のグループ3ファクシミリ装置が実行する
動作制御処理の一例を示したフローチャート。
【図7】着信処理の一例を示すフローチャート。
【図8】OMRシート判定解析処理の一例を示したフロ
ーチャート。
【図9】中継結果レポート返送処理の一例を示したフロ
ーチャート。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画情報の蓄積手段および光学的マーク読
    取機能を備え、所定ページ番号の受信画像に上記光学的
    マーク読取機能を適用して得た情報に基づいて所定の中
    継同報通信機能を実行し、その中継同報通信の通信結果
    をあらわす中継結果レポート画像を、中継依頼端末に送
    信するファクシミリ装置の制御方法において、 上記中継結果レポート画像には、受信した画像ファイル
    の所定ページ番号の画像の一部を付加することを特徴と
    するファクシミリ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記中継結果レポートに付加する前記所
    定ページ番号の画像は、光学的マークが付加されていな
    いページの画像であることを特徴とする請求項1記載の
    ファクシミリ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記中継結果レポートには、前記付加す
    る画像のページ番号の表示情報を付加することを特徴と
    する請求項1記載のファクシミリ装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 画情報の蓄積手段および光学的マーク読
    取機能を備え、所定ページ番号の受信画像に上記光学的
    マーク読取機能を適用して得た情報に基づいて所定の中
    継同報通信機能を実行し、その中継同報通信の通信結果
    をあらわす中継結果レポート画像を、中継依頼端末に送
    信するファクシミリ装置の制御方法において、 上記中継同報通信に親展モードが指定されているとき、
    上記中継結果レポート画像には、受信した画像ファイル
    の上記所定ページ番号の画像の一部を付加する一方、 上記中継同報通信に親展モードが指定されていないと
    き、上記中継結果レポート画像には、受信した画像ファ
    イルの光学的マークが付加されていないページの画像の
    一部を付加することを特徴とするファクシミリ装置の制
    御方法。
  5. 【請求項5】 画情報の蓄積手段および光学的マーク読
    取機能を備え、所定ページ番号の受信画像に上記光学的
    マーク読取機能を適用して得た情報に基づいて所定の中
    継同報通信機能を実行し、その中継同報通信の通信結果
    をあらわす中継結果レポート画像を、中継依頼端末に送
    信するファクシミリ装置の制御方法において、 上記中継同報通信に親展モードが指定されていないと
    き、上記中継結果レポート画像には、受信した画像ファ
    イルの光学的マークが付加されていないページの画像の
    一部を付加する一方、 上記中継同報通信に親展モードが指定されているとき、
    上記中継結果レポート画像には、受信した画像ファイル
    の画像の一部を付加しないことを特徴とするファクシミ
    リ装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7274476B2 (en) 2001-12-20 2007-09-25 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Facsimile apparatus having a function of archiving an image data into an external device through a network

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