JP3229666B2 - 光学的マーク読取方法および光学的マーク読取手段を備えたファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

光学的マーク読取方法および光学的マーク読取手段を備えたファクシミリ装置の制御方法

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JP3229666B2
JP3229666B2 JP27356792A JP27356792A JP3229666B2 JP 3229666 B2 JP3229666 B2 JP 3229666B2 JP 27356792 A JP27356792 A JP 27356792A JP 27356792 A JP27356792 A JP 27356792A JP 3229666 B2 JP3229666 B2 JP 3229666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の記入マークを組
み合わせて1つの文字入力欄を形成するとともに、その
文字入力欄を複数配列してなる文字入力部を備えた光学
的マーク読取用紙の画像を読み取り、それによって得た
画信号に基づいて、その文字入力欄に入力された文字を
認識して対応するコードデータを発生する光学的マーク
読取方法、および、複数の記入マークを組み合わせて1
つの文字入力欄を形成するとともに、その文字入力欄を
複数配列してなる文字入力部と、この文字入力欄とは異
なる1つ以上のマーク記入欄を備えた光学的マーク読取
用紙を用い、この光学的マーク読取用紙の画信号に基づ
いて、その文字入力欄に入力された文字を認識するとと
もに上記マーク記入欄のマーク記入位置を認識して対応
するコードデータを発生する光学的マーク読取機能を備
え、受信画像に上記光学的マーク読取機能を適用して得
た情報に基づいて所定の通信機能を実行するファクシミ
リ装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ファクシミリ装置などの通信端
末装置では、例えば、中継依頼送信など、比較的新しく
追加された通信機能に関する情報(以下、通信機能情報
という)を、伝送機能の交渉などのために伝送手順中で
やりとりする伝送手順信号の情報フィールドに新たに追
加すると、伝送手順信号をやりとりするときの時間が長
くかかり、また、旧来の装置では、中継依頼送信機能を
利用できなくなるために、このような通信機能情報につ
いては、画情報などの伝送データの形式で送信する場合
がある。
【0003】通信機能情報を画情報に変換して送信する
ときには、例えば、所定形式のOMR(光学的マーク読
取)用シートに必要なデータを記入し、そのOMR用シ
ートを送信原稿の先頭ページに付加して、画情報送信動
作を実行する。
【0004】そして、中継依頼送信を受け付ける機能を
備えたファクシミリ装置は、OMR認識装置を備えると
ともに、受信画像の先頭ページについては、受信した画
情報を元の画信号に変換した後に、その画信号について
OMR認識装置を適用し、OMR用シートの情報を検出
したときには、その先頭ページがOMR用シートである
と認識して、そのOMR認識装置の認識データを用いて
中継依頼送信動作を実行するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、OMR認識機能(OMR認識装置)を備えた従来
装置には、次のような不都合があった。
【0006】すなわち、中継依頼送信時、中継依頼する
端末のユーザが自端末の電話番号を容易に記入すること
ができるように、OMR用シートには、その電話番号を
記入する文字記入欄として、例えば、図16(a)に示
すように、3×2の記入マーク(太い部分)を1つにま
とめてなる田型マークTMが用いられる。なお、この田
型マークTMの枠は、ファクシミリ装置のスキャナで読
み取ることができないドロップアウトカラーの色で、O
MR用シートに記録されている。
【0007】この田型マークTMを用いて0〜9までの
数字およびP,Dを入力するときには、同図(b)に示
したように、各記入マークと、それをつなぐ横線部(細
い部分)を黒色に塗りつぶす。また、Pは、市外局番と
それ以外の電話番号の部分とを区切るコードである「ポ
ーズ」を示し、D(d)は、電話番号の終了をあらわす
コードである「デリミタ」を示す。
【0008】したがって、例えば、「012(345)
6789」という10桁の電話番号(この場合、「01
2」が市外局番)は、同図(c)に示すように、OMR
用シートの自端末電話番号記入欄に記入される。この場
合の自端末電話番号記入欄は13桁あり、記入桁数が
「012P3456789d」の12桁なので、13桁
目が空欄になっている。
【0009】このようにして、従来のOMR用シートに
電話番号を入力するときには、実際の電話番号のほかに
ポーズ「P」とデリミタ「d」を入力する必要があり、
ユーザの負担となっていた。
【0010】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、電話番号などの入力時にユーザの負担を軽減
することができる光学的マーク読取方法および光学的マ
ーク読取手段を備えたファクシミリ装置の制御方法を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の記入マ
ークを組み合わせて1つの文字入力欄を形成するととも
に、その文字入力欄を複数配列してなる文字入力部を備
えた光学的マーク読取用紙の画像を読み取り、それによ
って得た画信号に基づいて、その文字入力欄に入力され
た文字を認識して対応するコードデータを発生する光学
的マーク読取方法において、マーク非記入されている文
字入力欄を検出すると、その検出した文字入力欄の位置
に対応したコードデータを発生するようにしたものであ
る。
【0012】また、複数の記入マークを組み合わせて1
つの文字入力欄を形成するとともに、その文字入力欄を
複数配列してなる文字入力部を備えた光学的マーク読取
用紙の画像を読み取り、それによって得た画信号に基づ
いて、その文字入力欄に入力された文字を認識して対応
するコードデータを発生する光学的マーク読取方法にお
いて、マーク非記入されている文字入力欄を検出する
と、その検出した文字入力欄の位置、および、その検出
順序に対応したコードデータを発生するようにしたもの
である。
【0013】また、複数の記入マークを組み合わせて1
つの文字入力欄を形成するとともに、その文字入力欄を
複数配列してなる文字入力部と、この文字入力欄とは異
なる1つ以上のマーク記入欄を備えた光学的マーク読取
用紙を用い、この光学的マーク読取用紙の画信号に基づ
いて、その文字入力欄に入力された文字を認識するとと
もに上記マーク記入欄のマーク記入位置を認識して対応
するコードデータを発生する光学的マーク読取機能を備
え、受信画像に上記光学的マーク読取機能を適用して得
た情報に基づいて所定の通信機能を実行するファクシミ
リ装置の制御方法において、送信側は、上記文字記入部
には、市外局番とそれ以降の番号を未記入欄で区切った
状態で自端末の電話番号を記入し、受信側は、上記文字
記入部にマーク非記入されている文字入力欄を検出する
と、それ以前に認識した1つ以上の文字からなる文字列
を、送信側電話番号の市外局番として判定するようにし
たものである。
【0014】また、複数の記入マークを組み合わせて1
つの文字入力欄を形成するとともに、その文字入力欄を
複数配列してなる文字入力部と、この文字入力欄とは異
なる1つ以上のマーク記入欄を備えた光学的マーク読取
用紙を用い、この光学的マーク読取用紙の画信号に基づ
いて、その文字入力欄に入力された文字を認識するとと
もに上記マーク記入欄のマーク記入位置を認識して対応
するコードデータを発生する光学的マーク読取機能を備
え、受信画像に上記光学的マーク読取機能を適用して得
た情報に基づいて所定の通信機能を実行するファクシミ
リ装置の制御方法において、送信側は、上記文字記入部
には、市外局番とそれ以降の番号を未記入欄で区切った
状態で自端末の電話番号を記入し、受信側は、上記文字
記入部にマーク非記入されている文字入力欄を検出する
と、それ以前に認識した1つ以上の文字からなる文字列
を、送信側電話番号の市外局番として判定して送信側の
電話番号を認識する一方、伝送前手順中に送信側から端
末識別に関する情報が通知されなかったときには、その
認識した電話番号をその送信側の端末識別情報として用
いるようにしたものである。
【0015】また、複数の記入マークを組み合わせて1
つの文字入力欄を形成するとともに、その文字入力欄を
複数配列してなる文字入力部と、この文字入力欄とは異
なる1つ以上のマーク記入欄を備えた光学的マーク読取
用紙を用い、この光学的マーク読取用紙の画信号に基づ
いて、その文字入力欄に入力された文字を認識するとと
もに上記マーク記入欄のマーク記入位置を認識して対応
するコードデータを発生する光学的マーク読取機能を備
え、受信画像に上記光学的マーク読取機能を適用して得
た情報に基づいて所定の通信機能を実行するファクシミ
リ装置の制御方法において、上記所定の通信機能の通信
結果を音声応答する音声応答手段を備え、送信側は、上
記文字記入部には、市外局番とそれ以降の番号を未記入
欄で区切った状態で自端末の電話番号を記入し、受信側
は、上記文字記入部にマーク非記入されている文字入力
欄を検出すると、それ以前に認識した1つ以上の文字か
らなる文字列を、送信側電話番号の市外局番として判定
して送信側の電話番号を認識する一方、伝送前手順中に
送信側から端末識別に関する情報が通知されなかったと
きには、その認識した電話番号をその送信側の端末識別
情報として用い、上記所定の通信機能を実行すると、上
記識別情報の電話番号を発呼して、上記音声応答手段に
より、上記所定の通信機能の実行結果を音声応答するよ
うにしたものである。
【0016】また、複数の記入マークを組み合わせて1
つの文字入力欄を形成するとともに、その文字入力欄を
複数配列してなる文字入力部と、この文字入力欄とは異
なる1つ以上のマーク記入欄を備えた光学的マーク読取
用紙を用い、この光学的マーク読取用紙の画信号に基づ
いて、その文字入力欄に入力された文字を認識するとと
もに上記マーク記入欄のマーク記入位置を認識して対応
するコードデータを発生する光学的マーク読取機能を備
え、受信画像に上記ようにしたものである。光学的マー
ク読取機能を適用して得た情報に基づいて所定の通信機
能を実行するファクシミリ装置の制御方法において、送
信側は、上記文字記入部には、市外局番とそれ以降の番
号を未記入欄で区切った状態で自端末の電話番号を記入
し、受信側は、上記文字記入部にマーク非記入されてい
る文字入力欄を検出すると、それ以前に認識した1つ以
上の文字からなる文字列を、送信側電話番号の市外局番
として判定して送信側の電話番号を認識する一方、伝送
前手順中に送信側から端末識別に関する情報が通知され
なかったときには、その認識した電話番号をその送信側
の端末識別情報として用い、上記所定の通信機能を実行
すると、その通信結果を通知するレポート画像を形成
し、上記端末識別情報の電話番号を発呼して、その形成
したレポート画像を送信するようにしたものである。
【0017】
【作用】したがって、文字記入部の未記入欄に、その出
現位置、または、出現位置および出現順序に応じたコー
ドデータを設定し、例えば、電話番号の記入欄であれ
ば、未記入欄をポーズおよびデリミタに割り当てること
ができるので、ユーザが記入するときの文字数を減少す
ることができ、作業を軽減できる。また、OMR用シー
トに記入された送信側の電話番号を、送信側に通信結果
レポートを返送するとき、および、通信結果を音声応答
するときの宛先情報として用いることができるので、送
信側から端末識別情報が通知されなかったときにも、通
信結果レポートを返送できるとともに、通信結果を音声
応答することができる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0020】同図において、システム制御部1は、この
ファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシ
ミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システムメモ
リ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラ
ム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各
種データなどを記憶するとともに、システム制御部1の
ワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ
3は、このグループ3ファクシミリ装置に固有な各種の
情報を記憶するためのものである。
【0021】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0022】OMR認識部7は、OMR用シートの画像
の画信号を入力して、そのOMR用シートに記録されて
いるデータを認識するためのものであり、符号化復号化
部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮
されている画情報を元の画信号に復号化するためのもの
であり、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画
情報を多数記憶するためのものである。
【0023】音声応答装置10は、音声メッセージを応
答出力するものであり、その応答出力は、切換器11の
一方の切換入力端に加えられている。音声メモリ12
は、音声応答装置10で応答出力する音声メッセージの
データを記憶するためのものである。この場合、例え
ば、「依頼された中継送信は、正常に終了しました。」
という正常終了音声メッセージと、「依頼された中継送
信は、正常に終了しませんでした。」という異常終了音
声メッセージのデータが、音声メモリ12に記憶されて
いる。
【0024】グループ3ファクシミリモデム13は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.33モデム、
V.29モデム、V.27terモデム)を備えてい
る。このグループ3ファクシミリモデム13の出力信号
は、切換器11の他方の切換入力端に加えられている。
【0025】網制御装置14は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。切換器11は、音声応答装置1
0からの出力信号、または、グループ3ファクシミリモ
デム13の出力信号のいずれか一方を選択し、その選択
した出力信号を、網制御装置14の出力信号入力端に出
力するものである。なお、切換器11は、常時は、グル
ープ3ファクシミリモデム13を選択している。また、
網制御装置14の受信信号出力端の信号は、グループ3
ファクシミリモデム13に加えられている。
【0026】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ
5、操作表示部6、OMR認識部7、符号化復号化部
8、画像蓄積装置9、音声応答装置10、切換器11、
グループ3ファクシミリモデム13、および、網制御装
置14は、システムバス15に接続されており、これら
の各要素間でのデータのやりとりは、主としてこのシス
テムバス15を介して行われている。
【0027】このグループ3ファクシミリ装置では、画
像蓄積装置10に蓄積するおのおのの画情報について、
その処理を管理するための文書管理情報を形成して蓄積
している。この文書管理情報の一例を図2(a)に示
す。
【0028】文書管理情報は、蓄積文書を識別するため
の文書番号をあらわす文書番号情報、蓄積文書がどのモ
ード(例えば、通常受信、親展受信、メモリ送信、時刻
指定送信、同報送信、中継依頼受信など)で蓄積された
のかを記憶するための文書タイプ情報、蓄積文書の処理
時刻(例えば、送信文書の場合は送信時刻、受信文書の
場合は受信時刻)をあらわす処理時刻情報、蓄積文書の
枚数を記憶するための枚数情報、蓄積文書(受信文書)
についての相手端末の端末識別情報(TSI)を記憶す
るための相手先番号情報、蓄積文書に指定された送信宛
先あるいは中継宛先を記憶した宛先管理情報(後述)の
先頭アドレスなどの識別情報を記憶するための宛先管理
ポインタ、および、蓄積文書の蓄積状態などを記憶した
蓄積文書管理情報(後述)の先頭アドレスなどの識別情
報を記憶するための蓄積文書ポインタからなる。
【0029】ここで、宛先管理ポインタは、複数の宛先
が指定されている場合には、最初の宛先を記憶した宛先
管理情報の識別情報がセットされ、蓄積文書が受信文書
の場合には、無効な情報がセットされる。また、蓄積文
書ポインタは、蓄積文書が複数枚からなる場合には、先
頭ページの蓄積状態を記憶した蓄積文書管理情報の識別
情報がセットされる。
【0030】宛先管理情報の一例を図2(b)に示す。
【0031】宛先管理情報は、宛先の指示方法の属性
(例えば、ワンタッチ、短縮、テンポラリなど)をあら
わす指示モード情報、その宛先の指示方法での番号を記
憶するための番号情報、その宛先への通信結果をあらわ
す通信結果情報、次の宛先を記憶した宛先管理情報の識
別情報を記憶するための次宛先ページポインタからな
る。
【0032】ここで、宛先が、例えば、「短縮の20」
で入力されたときには、指示モード情報には、「短縮」
をあらわすデータがセットされ、番号情報には、「2
0」をあらわすデータがセットされる。また、宛先の指
示方法の属性がテンポラリとは、電話番号が直接指定さ
れたことをあらわし、その電話番号は、テンポラリ番号
領域に順次保存されるので、この場合には、番号情報に
は、そのテンポラリ番号領域の蓄積位置をあらわすデー
タがセットされる。また、次の宛先がない場合には、次
宛先ポインタには、所定の終端データがセットされる。
【0033】蓄積管理情報の一例を図2(c)に示す。
この蓄積管理情報は、蓄積文書のおのおののページにつ
いて形成される。
【0034】蓄積管理情報は、そのページを蓄積したと
きの符号化モードを記憶するための蓄積モード情報、そ
のページの画情報の(伝送)線密度を記憶するための線
密度情報、そのページの画情報のサイズを記憶するため
のサイズ情報、次のページのの蓄積状態などを記憶した
蓄積文書管理情報の識別情報を記憶するための次ページ
ポインタ、および、そのページの画情報が画像蓄積装置
10に占める記憶領域の先頭アドレスなどの識別情報を
記憶するための画像ポインタからなる。
【0035】ここで、次のページがない場合には、次ペ
ージポインタには、所定の終端データがセットされる。
【0036】さて、このグループ3ファクシミリ装置
は、他のグループ3ファクシミリ装置から中継依頼を受
け付け、指定された中継宛先に対して、受信した画情報
を送信する中継依頼送信機能を備えており、他のグルー
プ3ファクシミリ装置がその中継依頼送信機能を指定す
るときには、図3に示すように、中継依頼する送信原稿
DPの先頭に、中継依頼を指定するとともに中継宛先を
指定するためのOMR用シートSSを配置して、送信動
作を実行する。
【0037】OMR用シートSSの一例を図4に示す。
【0038】OMR用シートSSの周辺部を除き、主走
査方向および副走査方向にそれぞれ所定寸法の範囲が、
OMRの有効読取領域に設定されている。この有効読取
領域の主走査方向の先頭位置には、OMR用シートSS
の有効読取領域の先頭を示すスタートマークMKstが
記録されており、次いで、蛇行量を検出するための蛇行
量マークMK1pp,MK2ppがそれぞれ有効読取領
域の副走査方向の両端部に記録されており、さらに、有
効読取領域の終了を示すエンドマークMKedが記録さ
れている。
【0039】また、それぞれの読取位置の副走査方向の
開始位置を示す読取開始位置マークMK1rdと、終了
位置を示す読取終了位置マークMK2rdが、それぞれ
副走査方向に所定間隔(以下、読取単位という)で記録
される。
【0040】そして、2番目および3番目の読取開始マ
ークMK1rdから読取終了位置マークMK2rdの間
と、4番目および5番目の読取マークMK1rdから読
取終了マークMK2rdの間には、13桁の田型マーク
TMからなる文字記入欄の列がそれぞれ形成されてい
る。また、1番目の読取開始マークMK1rdに続い
て、主走査方向に固有の長さをもつ文字部開始マークM
Mstが形成され、6番目の読取開始マークMK1rd
に続いて、主走査方向に固有の長さをもつ文字部終了マ
ークMMedが形成されている。
【0041】また、それ以外の読取開始マークMK1r
dから読取終了マークMK2rdまでの間には、所定間
隔で記入位置マークMKが多数形成されている。ここ
で、7番目と8番目の読取開始マークMK1rdから読
取終了マークMK2rdまでの間の記入位置マークMK
は、中継宛先をワンタッチダイアルの番号で指定するた
めの記入欄に設定されており、9番目と10番目の読取
開始マークMK1rdから読取終了マークMK2rdま
での間の記入位置マークMKは、中継宛先を短縮ダイア
ルの番号で指定するための記入欄に設定されている。
【0042】ここで、スタートマークMKst、蛇行量
マークMK1pp,MK2pp、エンドマークMKe
d、読取開始位置マークMK1rd、読取終了マークM
K2rd、文字部開始マークMMst、および、文字部
終了マークMMedは、スキャナ4が確実に読取可能な
色、例えば、黒色で記録されている。それに対し、田型
マークTM、記入位置マークMK、および、例えば、
「自端末番号」などの記入欄の種別の表示文字の色は、
スキャナ4では読取不能なドロップアウトカラーが使用
される。
【0043】したがって、このOMR用シートSSをス
キャナ4で読み取ると、スタートマークMKst、蛇行
量マークMK1pp,MK2pp、エンドマークMKe
d、読取開始位置マークMK1rd、読取終了マークM
K2rd、文字部開始マークMMst、文字部終了マー
クMMed、および、田型マークTMと記入位置マーク
MKのうちの記入されたものの画像の画信号が得られ
る。
【0044】以上の構成で、中継依頼送信を行なおうと
するグループ3ファクシミリ装置のユーザは、送信原稿
の一枚目に上述したOMR用シートSSをセットすると
ともに、そのOMR用シートSSの自端末記入欄の田型
マークTMに自端末の電話番号を記入するとともに、中
継先のファクシミリ装置をあらわすワンタッチダイアル
番号、または、短縮ダイアル番号に対応した記入位置マ
ークMKを塗りつぶす。
【0045】ここで、田型マークTMには、図16
(b)に示した態様で数字0〜9の数字を記入するとと
もに、図5(a)に示すように、電話番号の市外局番
(この場合は、「012」)と、それ以降の内容との間
は空白(未記入欄)で仕切って、自端末の電話番号を記
入する。また、電話番号の最後には、デリミタ「d」を
記入しない。
【0046】このようにして、本実施例では、ポーズ
「P」も、デリミタ「d」も記入する必要がないので、
電話番号入力時のユーザの作業量が大幅に軽減される。
【0047】そして、このようなOMR用シートSSを
送信原稿にセットした状態で、中継依頼する端末(以
下、中継端末という)に、通常モードの画像送信動作を
実行する。
【0048】このときの中継端末の受信時の処理の一例
を図6および図7に示す。
【0049】中継端末は、着信検出すると、まず、回線
を閉結して(処理101)、所定の伝送前手順を実行し
て(処理102)、そのときの画情報伝送時の通信機能
を設定し、所定のモデムトレーニング手順を実行して
(処理103)、そのときのモデム速度を設定し、画情
報の受信動作に移行する。
【0050】1ページ目の画像を受信して画像蓄積装置
9に蓄積するための画情報受信・蓄積処理(1ページ
分)を起動するとともに(処理104)、1ページ目の
画像がOMR用シートSSであるかどうかの識別と、O
MR用シートSSであった場合に、その記録内容をOM
R処理するためのOMR識別/認識処理を起動して(処
理105)、1ページ分の画情報の受信動作が終了する
まで待つ(判断106のNOループ)。
【0051】1ページ分の画情報の受信動作が終了し
て、判断106の結果がYESになると、OMR識別/
認識処理が、その受信した1ページ目の画像をOMR用
シートSSのものであると判別しているかどうかを調べ
て(判断107)、判断107の結果がYESになると
きには、必要なデータが適切に認識されて、OMR識別
/認識処理が正常終了しているかどうかを調べる(判断
108)。
【0052】判断108の結果がYESになるときに
は、メッセージ確認信号MCFを送信側に応答して(処
理109)、後続するページを受信する処理に移行する
(後述)。また、判断108の結果がNOになるときに
は、リトレーニング否定信号RTNを送信側に応答し
て、この場合は、受信動作を終了する処理(後述)に移
行する。
【0053】また、1ページ目の画像がOMR用シート
SSのものでなく、判断107の結果がNOになるとき
には、そのときに受信エラーを生じているかどうかを調
べて(判断111)、判断111の結果がNOになると
きには、メッセージ確認信号MCFを送信側に応答して
(処理112)、次のページがあるかどうかを調べる
(判断113)。
【0054】判断113の結果がYESになるときに
は、次のページの画情報を受信するために、画情報受信
・蓄積処理(1ページ分)を起動して(処理114)、
1ページ分の画情報の受信が終了するまで待つ(判断1
15のNOループ)。1ページ分の画情報の受信が終了
して判断115の結果がYESになるときには、判断1
11に戻って、その受信終了したページの受信エラーを
判定し、それ以降の動作を実行する。また、処理109
の次には、処理114に移行する。
【0055】また、全てのページの受信動作が終了した
場合で、判断113の結果がNOになるときには、切断
命令信号DCNを受信して(処理116)、回線を復旧
し(処理117)、そのときの受信画情報に関する上述
した文書管理情報を作成して保存する(処理118)。
【0056】また、受信時にエラーが生じている場合
で、判断111の結果がYESになるときには、リトレ
ーニング否定信号RTNを送信側に応答する(処理11
9)。次いで、処理119に移行して、受信動作を終了
する。また、処理110の次には、処理116に移行し
て、受信動作を終了する。
【0057】OMR識別/認識処理の一例を図8および
図9(a),(b)に示す。
【0058】まず、OMR認識部7にスタートマークM
Kstを検出するスタートマーク検出モードを設定し
(処理201)、その状態で、受信した1行分の画情報
を符号化復号化部8で元の画信号に復号するとともに
(処理202)、その1行分の画信号をOMR認識部7
に転送する(処理203)動作を、OMR認識部7から
スタートマーク検出に関する検出結果が出力されるまで
繰り返し実行する(判断204のNOループ)。
【0059】これにより、OMR認識部7は、入力した
画信号に基づいて、スタートマークMKstを検出する
動作を実行する。そして、スタートマークMKstを検
出するとその旨を出力し、また、スタートマークMKs
tを検出すべきライン数の画信号を入力してもスタート
マークMKstを検出できなかったときには、その旨を
出力する。
【0060】OMR認識部7から検出結果が出力され
て、判断204の結果がYESになると、その検出結果
が、スタートマークMKstを検出したことをあらわす
ものであるかどうかを調べる(判断205)。判断20
5の結果がNOになるときには、OMR用シートSS以
外を検出したことを、受信処理に通知して(処理20
6)、このOMR識別/認識処理を終了する(正常終
了)。
【0061】また、判断205の結果がYESになると
きには、OMR認識部7に蛇行量判定モードを設定し
(処理207)、その状態で、受信した1行分の画情報
を符号化復号化部8で元の画信号に復号するとともに
(処理208)、その1行分の画信号をOMR認識部7
に転送する(処理209)動作を、OMR認識部7から
蛇行量判定に関する検出結果が出力されるまで繰り返し
実行する(判断210のNOループ)。
【0062】これにより、OMR認識部7は、入力した
画信号に基づいて、蛇行量マークMK1pp,MK2p
pを検出し、その検出位置の変化に基づいて、そのとき
のOMR用シートSSの蛇行量が所定値を超えているか
どうかを判定するとともに、蛇行量マークMK1pp,
MK2ppの検出を終了した時点で、その判定結果を出
力する。
【0063】OMR認識部7から判定結果が出力され
て、判断210の結果がYESになるときには、そのと
きの判定結果が、蛇行量が所定値以下をあらわすもので
あるかどうかを調べる(判断211)。判断211の結
果かNOになるときには、このOMR識別/認識処理を
エラー終了する。
【0064】判断211の結果がYESになるときに
は、OMR識別部7に文字部開始マークMMstを検出
する文字部開始マーク検出モードを設定し(処理21
2)、その状態で、受信した1行分の画情報を符号化復
号化部8で元の画信号に復号するとともに(処理21
3)、その1行分の画信号をOMR認識部7に転送する
(処理214)動作を、OMR認識部7が文字部開始マ
ークMMstを検出するまで繰り返し実行する(判断2
15のNOループ)。
【0065】これにより、OMR認識部7は、入力した
画信号に基づいて、文字部開始マークMMstを探し、
文字部開始マークMMstを発見すると、文字部開始マ
ークMMstの検出を終了した時点で、文字部開始マー
クMMstを検出した旨を出力する。
【0066】OMR認識部7が文字部開始マークMMs
tを検出して、判断215の結果がYESになると、O
MR認識部7に文字部判定モードを設定し(処理21
6)、その状態で、受信した1行分の画情報を符号化復
号化部8で元の画信号に復号するとともに(処理21
7)、その1行分の画信号をOMR認識部7に転送する
(処理218)動作を、OMR認識部7が文字部終了マ
ークMMedを検出するまで繰り返し実行する(判断2
19のNOループ)。
【0067】これにより、OMR認識部7は、入力した
画信号に基づいて、田型マークTMの文字認識動作を2
列分実行し、その認識結果を内部バッファに一時的に蓄
積するとともに、田型マークTMの文字認識動作を2列
分終了すると、文字部終了マークMMedの検出動作に
移行し、文字部終了マークMMedを検出すると、その
旨を通知する。
【0068】OMR認識部7から文字部終了マークMM
edを検出したことが通知されて、判断219の結果が
YESになると、OMR認識部7が認識した文字データ
を入力する文字認識結果入力処理(処理220)を実行
する。そして、この文字認識結果入力処理で、データエ
ラーが検出されるかどうかを調べて(判断221)、判
断221の結果がYESになるときには、このOMR識
別/認識処理をエラー終了する。
【0069】また、文字認識結果入力処理が正常終了し
た場合で、判断221の結果がNOになるときには、O
MR認識部7に記入位置マークMKを認識するマーク認
識モードを設定する(処理222)。
【0070】次いで、認識マーク行数を管理するための
変数jを0に初期設定するとともに(処理223)、認
識ライン数を管理するための変数iを0に初期設定する
(処理224)。
【0071】その状態で、受信した1行分の画情報を符
号化復号化部8で元の画信号に復号するとともに(処理
225)、その1行分の画信号をOMR認識部7に転送
し(処理226)、変数iの値を1つ増やす(処理22
7)動作を、変数iの値が、副走査方向の読取単位に対
応したライン数kに等しくなるまで繰り返し実行する
(判断228のNOループ)。
【0072】これにより、OMR認識部7は、入力した
画信号に基づいて、記入位置マークMKの認識動作を実
行し、その認識結果を内部バッファに一時的に蓄積す
る。
【0073】読取単位分の処理が終了して、判断228
の結果がYESになると、変数jの値を1つ増やし(処
理229)、OMR認識部7からそのときの認識結果を
入力して、その認識結果をj行目のデータとして保存す
る(処理230)。この各行に関する認識結果に基づい
て、中継宛先、および、その他の送信条件などを判定す
る。
【0074】そして、変数jの値が、記入位置マークM
Kの行数mに等しいかどうかを調べ(判断231)、判
断231の結果がNOになるときには、次の記入位置マ
ークMKのデータを認識するために、処理224に戻
り、次の記入位置マークMKの認識処理を実行する。
【0075】判断231の結果がYESになるときに
は、記入位置マークMKの認識動作が終了したので、O
MR認識部7にエンドマークMKedを検出するエンド
マーク検出モードを設定する(処理232)。
【0076】その状態で、受信した1行分の画情報を符
号化復号化部8で元の画信号に復号するとともに(処理
233)、その1行分の画信号をOMR認識部7に転送
する(処理234)動作を、OMR認識部7がエンドマ
ークMKedを検出するまで繰り返し実行する(判断2
35のNOループ)。
【0077】これにより、OMR認識部7は、入力した
画信号に基づいて、エンドマークMKedの検出動作を
実行し、エンドマークMKedを検出すると、その旨を
通知する。
【0078】OMR認識部7からエンドマークMKed
が検出したことが通知されて、判断235の結果がYE
Sになると、OMR認識動作が正常終了したことを受信
処理に通知するとともに(処理236)、そのときの受
信モードとして中継依頼受信モードをセットし(処理2
37)、このOMR識別/認識処理を終了する(正常終
了)。
【0079】文字認識結果入力処理(処理220)の一
例を図10に示す。
【0080】まず、入力する桁数を管理するための変数
cと、空白(未記入欄)の検出位置を管理するための変
数dをそれぞれ0に初期設定する(処理301)。
【0081】次いで、変数cの値を1つ増やし(処理3
02)、そのときにOMR認識部7から入力した認識結
果のc番目のデータを入力し(処理303)、その入力
データが0〜9の数字であるかどうかを調べる(判断3
04)。判断304の結果がYESになるときには、端
末識別情報TSIのc桁目のデータとして、そのときに
入力した数字をセットする(処理305)。
【0082】判断304の結果がNOになるときには、
その入力データが空白であるかどうかを調べる(判断3
06)。判断306の結果がNOになるときには、無効
なデータが検出された場合なので、この文字認識結果入
力処理をエラー終了する。
【0083】判断306の結果がYESになるときに
は、変数dの値が0に等しいかどうかを調べる(判断3
07)。判断307の結果がYESになるときには、最
初の空白を検出した場合であり、この空白はポーズとし
て用いられているので、端末識別情報TSIのc桁目の
データとしてポーズデータをセットする(処理30
8)。そして、変数dに1をセットして(処理30
9)、変数cの値が、自端末番号の入力可能最大桁数
(例えば、16)に等しいかどうかを調べる(判断31
0)。
【0084】判断310の結果がNOになるときには、
次の桁のデータを入力するために、処理302に進む。
また、判断310の結果がYESになるときには、この
文字認識結果入力処理を正常終了する。また、処理30
5の次には、判断310に進む。
【0085】また、判断307の結果がNOになるとき
には、2つ目の空白が検出されたときであり、この場合
には、電話番号の終端を検出した場合なので、端末識別
情報TSIのc桁目にデリミタデータをセットして(処
理311)、この文字認識結果入力処理を正常終了す
る。
【0086】図11は、中継依頼送信時の動作例を示し
ている。
【0087】まず、宛先を1つ選択して、その宛先を発
呼し(処理401)、所定の伝送前手順(処理40
2)、および、モデムトレーニング手順(処理403)
を実行して、そのときの通信機能を設定する。
【0088】次いで、最初のOMR用シートSSの画像
を送信禁止するために、送信ページ番号を管理するため
のカウンタiに2をセットし(処理404)、iページ
目の画情報を送信する(処理405)。そのページの画
情報の送信を終了すると、そのときのカウンタiの値
が、送信画像のページ数Npに一致するかどうかを調べ
る(判断406)。
【0089】判断406の結果がNOになるときには、
後続ページがある場合なので、メッセージ後信号として
マルチページ信号MPSを送出して(処理407)、受
信側からの応答信号を受信する(処理408)。そのと
きに受信した応答信号がメッセージ確認信号MCFであ
るかどうかを調べて(判断409)、判断409の結果
がYESになるときには、次のページの画情報を送信す
るために、カウンタiの値を1つ増やして(処理41
0)、処理405に移行する。
【0090】また、全ての送信ページの画情報の送信が
終了した場合で、判断406の結果がYESになるとき
には、手順終了信号EOPを送出し(処理411)、受
信側からの応答信号を受信する(処理412)。
【0091】次いで、切断命令信号DCNを送出して
(処理413)、回線を復旧し(処理414)、そのと
きの送信結果を、そのときの送信宛先に関して保存し
(処理415)、1つの宛先に対する中継送信動作を終
了する。
【0092】このようにして、指定された中継依頼送信
の全ての宛先に対して、受信した画情報のうち、2ペー
ジ以降の画情報の送信動作を終了すると、図12
(a),(b)に示したような、通信結果レポートの送
信動作を実行する。
【0093】まず、例えば、図13に示したような通信
結果レポートを、そのときの送信結果に基づいて編集し
(処理501)、その通信結果レポートの内容を表示す
るレポート画像を形成し(処理502)、そのレポート
画像を、符号化復号化部8により、対応する画情報に変
換して(処理503)、画像蓄積装置8に一時的に保存
する。
【0094】次いで、そのときに記憶している端末識別
情報TSIを宛先として発呼し(処理504)、所定の
伝送前手順(処理505)、および、モデムトレーニン
グ手順(処理506)を実行して、そのときの通信機能
を設定する。そして、画像蓄積装置8に一時的に保存し
た画情報を送信し(処理507)、所定の伝送後手順を
実行して(処理508)、回線を復旧する(処理50
9)。
【0095】ここで、このときの画像送信が正常終了し
たかどうかを調べて(判断510)、判断510の結果
がYESになるときには、このレポート送信動作を正常
終了する。
【0096】判断510の結果がNOになるときには、
そのレポートの画情報を符号化部復号化部8で元の画信
号に復号化し、その画信号をプロッタ5に転送して、レ
ポート画像をプロッタ5より記録出力する(処理51
2)。
【0097】次に、端末識別情報TSIを宛先として発
呼し(処理513)、相手端末が電話モードで応答する
まで待つ(判断514のNOループ)。相手端末が電話
モードで応答して、判断514の結果がYESになると
きには、切換器11により、音声応答装置10を選択し
(処理515)、依頼された中継送信が全ての宛先に対
して正常終了しているかどうかを調べる(判断51
6)。
【0098】判断516の結果がYESになるときに
は、音声応答装置10により、正常終了音声メッセージ
を応答し(処理517)、また、判断516の結果がN
Oになるときには、音声応答装置10により、異常終了
音声メッセージを応答する(処理518)。
【0099】そして、回線を復旧し、切換器11をグル
ープ3ファクシミリモデム13を選択する状態に復帰し
て(処理519)、この処理を終了する。
【0100】このようにして、本実施例では、中継依頼
文書の受信、OMR用シートSSの識別/認識、およ
び、中継結果のレポートの送信動作を実行している。ま
た、これらの動作では、上述した文書管理情報の各項目
に対するデータの記録動作と、データの参照動作を適宜
に実行している。
【0101】また、通信結果レポートとしては、図13
に示したもののほかに、例えば、図14(a)に示すよ
うに、レポートの画像にOMR用シートSSの前半の部
分の画像を付加したもの、あるいは、レポートの画像に
送信した画像の最初のページの前半の部分の画像を付加
したものなどを用いることができる。
【0102】ところで、上述した実施例では、図5
(a)に示したような形式で、OMR用シートSSに電
話番号を記入したが、この記入形式として、同図(b)
に示したものを用いることもできる。
【0103】この場合には、電話番号の最後に、電話番
号の終了をあらわすデリミタ「d」を記入している。ま
た、この場合の文字認識結果入力処理の一例を図15に
示す。
【0104】まず、入力する桁数を管理するための変数
cを0に初期設定する(処理601)。次いで、変数c
の値を1つ増やし(処理602)、そのときにOMR認
識部7から入力した認識結果のc番目のデータを入力し
(処理603)、その入力データが0〜9の数字である
かどうかを調べる(判断604)。判断604の結果が
YESになるときには、端末識別情報TSIのc桁目の
データとして、そのときに入力した数字をセットする
(処理605)。
【0105】判断604の結果がNOになるときには、
その入力データが空白であるかどうかを調べる(判断6
06)。判断606の結果がYESになるときには、空
白を検出した場合であり、この空白はポーズとして用い
られているので、端末識別情報TSIのc桁目のデータ
としてポーズデータをセットする(処理607)。そし
て、変数cの値が、自端末番号の入力可能最大桁数(例
えば、16)に等しいかどうかを調べる(判断60
8)。
【0106】判断608の結果がNOになるときには、
次の桁のデータを入力するために、処理602に進む。
また、判断608の結果がYESになるときには、この
文字認識結果入力処理を正常終了する。また、処理60
5の次には、判断610に進む。
【0107】また、判断606の結果がNOになるとき
には、その入力データが文字「d」に等しいかどうかを
調べる(判断609)。この判断609の結果がNOに
なるときには、無効なデータを検出した場合であり、こ
の文字認識結果入力処理をエラー終了する。また、判断
609の結果がYESになるときには、デリミタを検出
した場合なので、端末識別情報TSIのc桁目にデリミ
タデータをセットして(処理610)、この文字認識結
果入力処理を正常終了する。
【0108】なお、上述した実施例では、本発明をグル
ープ3ファクシミリ装置に適用した場合について説明し
たが、それ以外のOMR技術を適用する装置について
も、本発明を同様にして適用することができる。
【0109】また、上述したOMR用シート以外の形式
のOMR用シートについても、本発明を同様にして適用
することができる。また、文字記入用のマークは、田型
マーク以外のものも用いることができる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文字記入部の未記入欄に、その出現位置、または、出現
位置および出現順序に応じたコードデータを設定し、例
えば、電話番号の記入欄であれば、未記入欄をポーズお
よびデリミタに割り当てることができるので、ユーザが
記入するときの文字数を減少することができ、作業を軽
減できる。また、OMR用シートに記入された送信側の
電話番号を、送信側に通信結果レポートを返送すると
き、および、通信結果を音声応答するときの宛先情報と
して用いることができるので、送信側から端末識別情報
が通知されなかったときにも、通信結果レポートを返送
できるとともに、通信結果を音声応答することができる
という効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置を示したブロック図。
【図2】文書管理情報の一例を示した概略図。
【図3】中継依頼送信時の送信原稿の一例を示した概略
図。
【図4】OMR用シートの一例を示した概略図。
【図5】電話番号の記入形式を例示した概略図。
【図6】受信時の処理例の一部を示したフローチャー
ト。
【図7】受信時の処理例の他の部分を示したフローチャ
ート。
【図8】OMR識別/認識処理の一例の一部を示したフ
ローチャート。
【図9】OMR識別/認識処理の一例の他の部分を示し
たフローチャート。
【図10】文字認識結果入力処理の一例を示したフロー
チャート。
【図11】中継送信時の処理例を示したフローチャー
ト。
【図12】レポート出力時の処理例を示したフローチャ
ート。
【図13】通信結果レポートの一例を示した概略図。
【図14】通信結果レポートの他の例を示した概略図。
【図15】文字認識結果入力処理の他の例を示したフロ
ーチャート。
【図16】電話番号の記入形式の従来例を示した概略
図。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記入マークを組み合わせて1つの
    文字入力欄を形成するとともに、その文字入力欄を複数
    配列してなる文字入力部を備えた光学的マーク読取用紙
    の画像を読み取り、それによって得た画信号に基づい
    て、その文字入力欄に入力された文字を認識して対応す
    るコードデータを発生する光学的マーク読取方法におい
    て、マーク非記入されている文字入力欄を検出すると、
    その検出した文字入力欄の位置に対応したコードデータ
    を発生することを特徴とする光学的マーク読取方法。
  2. 【請求項2】 複数の記入マークを組み合わせて1つの
    文字入力欄を形成するとともに、その文字入力欄を複数
    配列してなる文字入力部を備えた光学的マーク読取用紙
    の画像を読み取り、それによって得た画信号に基づい
    て、その文字入力欄に入力された文字を認識して対応す
    るコードデータを発生する光学的マーク読取方法におい
    て、マーク非記入されている文字入力欄を検出すると、
    その検出した文字入力欄の位置、および、その検出順序
    に対応したコードデータを発生することを特徴とする光
    学的マーク読取方法。
  3. 【請求項3】 複数の記入マークを組み合わせて1つの
    文字入力欄を形成するとともに、その文字入力欄を複数
    配列してなる文字入力部と、この文字入力欄とは異なる
    1つ以上のマーク記入欄を備えた光学的マーク読取用紙
    を用い、この光学的マーク読取用紙の画信号に基づい
    て、その文字入力欄に入力された文字を認識するととも
    に上記マーク記入欄のマーク記入位置を認識して対応す
    るコードデータを発生する光学的マーク読取機能を備
    え、受信画像に上記光学的マーク読取機能を適用して得
    た情報に基づいて所定の通信機能を実行するファクシミ
    リ装置の制御方法において、 送信側は、上記文字記入部には、市外局番とそれ以降の
    番号を未記入欄で区切った状態で自端末の電話番号を記
    入し、 受信側は、上記文字記入部にマーク非記入されている文
    字入力欄を検出すると、それ以前に認識した1つ以上の
    文字からなる文字列を、送信側電話番号の市外局番とし
    て判定することを特徴とするファクシミリ装置の制御方
    法。
  4. 【請求項4】 複数の記入マークを組み合わせて1つの
    文字入力欄を形成するとともに、その文字入力欄を複数
    配列してなる文字入力部と、この文字入力欄とは異なる
    1つ以上のマーク記入欄を備えた光学的マーク読取用紙
    を用い、この光学的マーク読取用紙の画信号に基づい
    て、その文字入力欄に入力された文字を認識するととも
    に上記マーク記入欄のマーク記入位置を認識して対応す
    るコードデータを発生する光学的マーク読取機能を備
    え、受信画像に上記光学的マーク読取機能を適用して得
    た情報に基づいて所定の通信機能を実行するファクシミ
    リ装置の制御方法において、 送信側は、上記文字記入部には、市外局番とそれ以降の
    番号を未記入欄で区切った状態で自端末の電話番号を記
    入し、 受信側は、上記文字記入部にマーク非記入されている文
    字入力欄を検出すると、それ以前に認識した1つ以上の
    文字からなる文字列を、送信側電話番号の市外局番とし
    て判定して送信側の電話番号を認識する一方、伝送前手
    順中に送信側から端末識別に関する情報が通知されなか
    ったときには、その認識した電話番号をその送信側の端
    末識別情報として用いることを特徴とするファクシミリ
    装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 複数の記入マークを組み合わせて1つの
    文字入力欄を形成するとともに、その文字入力欄を複数
    配列してなる文字入力部と、この文字入力欄とは異なる
    1つ以上のマーク記入欄を備えた光学的マーク読取用紙
    を用い、この光学的マーク読取用紙の画信号に基づい
    て、その文字入力欄に入力された文字を認識するととも
    に上記マーク記入欄のマーク記入位置を認識して対応す
    るコードデータを発生する光学的マーク読取機能を備
    え、受信画像に上記光学的マーク読取機能を適用して得
    た情報に基づいて所定の通信機能を実行するファクシミ
    リ装置の制御方法において、 上記所定の通信機能の通信結果を音声応答する音声応答
    手段を備え、 送信側は、上記文字記入部には、市外局番とそれ以降の
    番号を未記入欄で区切った状態で自端末の電話番号を記
    入し、 受信側は、上記文字記入部にマーク非記入されている文
    字入力欄を検出すると、それ以前に認識した1つ以上の
    文字からなる文字列を、送信側電話番号の市外局番とし
    て判定して送信側の電話番号を認識する一方、伝送前手
    順中に送信側から端末識別に関する情報が通知されなか
    ったときには、その認識した電話番号をその送信側の端
    末識別情報として用い、上記所定の通信機能を実行する
    と、上記識別情報の電話番号を発呼して、上記音声応答
    手段により、上記所定の通信機能の実行結果を音声応答
    することを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 複数の記入マークを組み合わせて1つの
    文字入力欄を形成するとともに、その文字入力欄を複数
    配列してなる文字入力部と、この文字入力欄とは異なる
    1つ以上のマーク記入欄を備えた光学的マーク読取用紙
    を用い、この光学的マーク読取用紙の画信号に基づい
    て、その文字入力欄に入力された文字を認識するととも
    に上記マーク記入欄のマーク記入位置を認識して対応す
    るコードデータを発生する光学的マーク読取機能を備
    え、受信画像に上記光学的マーク読取機能を適用して得
    た情報に基づいて所定の通信機能を実行するファクシミ
    リ装置の制御方法において、 送信側は、上記文字記入部には、市外局番とそれ以降の
    番号を未記入欄で区切った状態で自端末の電話番号を記
    入し、 受信側は、上記文字記入部にマーク非記入されている文
    字入力欄を検出すると、それ以前に認識した1つ以上の
    文字からなる文字列を、送信側電話番号の市外局番とし
    て判定して送信側の電話番号を認識する一方、伝送前手
    順中に送信側から端末識別に関する情報が通知されなか
    ったときには、その認識した電話番号をその送信側の端
    末識別情報として用い、上記所定の通信機能を実行する
    と、その通信結果を通知するレポート画像を形成し、上
    記端末識別情報の電話番号を発呼して、その形成したレ
    ポート画像を送信することを特徴とするファクシミリ装
    置の制御方法。
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