JP3229650B2 - ファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、１つのキー操作で宛先
を指定入力できるワンタッチダイアルキー機能を備えた
ファクシミリ装置の制御方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ファクシミリ装置の機能が多様化
し、非常に多くの機能を備えたファクシミリ装置が実用
されている。また、例えば、１つのキー操作で宛先を指
定入力できるワンタッチダイアルキー機能などは、小型
のファクシミリ装置などのいわゆる普及機にも搭載され
ており、普及機の機能も充実したものとなっている。

【０００３】ところで、ファクシミリ装置の機能とし
て、所定の定型文書を、送信原稿の先頭に付加する定型
文書付加機能がある。この定型文書付加機能を利用する
と、例えば、ユーザが送信原稿の送り状などを付加する
手間を省くことができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな定型文書付加機能は、特定のページを送信原稿に付
加するという機能であり、送信原稿を自動的に生成する
ことができず、利用できる範囲が狭い。

【０００５】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、ファクシミリ装置の使い勝手を向上できるフ
ァクシミリ装置の制御方法を提供することを目的として
いる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、１つのキー操
作で宛先を指定入力できるワンタッチダイアルキー機能
を備えたファクシミリ装置の制御方法において、所定の
文書内容の定型文書の画情報を記憶する記憶手段を備
え、送信画像が指定されない状態でいずれかのワンタッ
チダイアルキーが操作入力されたときには、上記定型文
書をその操作入力されたワンタッチダイアルキーに登録
されている宛先に送信する送信動作を開始するようにし
たものである。

【０００７】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、所定の文書内容の定型文書の
画情報を記憶する記憶手段を備え、原稿画像を読取入力
するための原稿読取手段に送信原稿がセットされていな
い状態でいずれかのワンタッチダイアルキーが操作入力
されたときには、上記定型文書をその操作入力されたワ
ンタッチダイアルキーに登録されている宛先に送信する
送信動作を開始するようにしたものである。

【０００８】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、所定の文書内容の定型文書の
画情報を記憶する記憶手段を備え、送信画像が指定され
ない状態でいずれかのワンタッチダイアルキーが操作入
力されたときには、上記定型文書中に挿入する所定デー
タの入力要求処理を行ない、その入力要求処理によって
入力された上記所定データの表示情報を、上記定型文書
の所定位置に挿入した送信文書の画情報を形成し、その
送信文書の画情報を、上記操作入力されたワンタッチダ
イアルキーに登録されている宛先に送信する送信動作を
開始するようにしたものである。また、前記所定の定型
文書の画情報としては、原稿画像を読取入力する原稿読
取手段からあらかじめ読取入力したものを用いるとよ
い。

【０００９】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、原稿画像を読取入力する原稿
読取手段から読取入力された定型文書の画情報を記憶す
る記憶手段を備え、送信画像が指定されない状態でいず
れかのワンタッチダイアルキーが操作入力されたときに
は、上記定型文書中に挿入する所定データの入力要求処
理を行ない、その入力要求処理によって入力された上記
所定データの表示情報を、上記定型文書の所定位置に挿
入した送信文書の画情報を形成し、その送信文書の画情
報を、上記操作入力されたワンタッチダイアルキーに登
録されている宛先に送信する送信動作を開始するように
したものである。また、前記所定データの挿入位置は、
前記定型文書に記録さした所定のマークで指定すること
ができる。

【００１０】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、所定の文書内容を構成する定
型文書キャラクタデータを記憶する記憶手段と、キャラ
クタデータを対応する図形表示情報に変換するデータ変
換手段を備え、送信画像が指定されない状態でいずれか
のワンタッチダイアルキーが操作入力されたときには、
上記データ変換手段によって上記定型文書キャラクタデ
ータのおのおのを対応する図形表示情報に変換するとと
もに定型文書の表示画情報を形成し、この表示画情報
を、上記操作入力されたワンタッチダイアルキーに登録
されている宛先に送信する送信動作を開始するようにし
たものである。

【００１１】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、所定の文書内容を構成する定
型文書キャラクタデータを記憶する記憶手段と、キャラ
クタデータを対応する図形表示情報に変換するデータ変
換手段を備え、原稿画像を読取入力するための原稿読取
手段に送信原稿がセットされていない状態でいずれかの
ワンタッチダイアルキーが操作入力されたときには、上
記データ変換手段によって上記定型文書キャラクタデー
タのおのおのを対応する図形表示情報に変換するととも
に定型文書の表示画情報を形成し、この表示画情報を、
上記操作入力されたワンタッチダイアルキーに登録され
ている宛先に送信する送信動作を開始するようにしたも
のである。

【００１２】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、所定の文書内容を構成する定
型文書キャラクタデータを記憶する記憶手段と、キャラ
クタデータを対応する図形表示情報に変換するデータ変
換手段を備え、送信画像が指定されない状態でいずれか
のワンタッチダイアルキーが操作入力されたときには、
上記定型文書中に挿入する所定データの入力要求処理を
行うとともに、上記データ変換手段によって上記定型文
書キャラクタデータのおのおのを対応する図形表示情報
に変換して定型文書の表示画情報を形成し、上記入力要
求処理によって入力された上記所定データの表示情報
を、上記形成した表示画情報の所定位置に挿入した送信
文書の画情報を形成し、その送信文書の画情報を、上記
操作入力されたワンタッチダイアルキーに登録されてい
る宛先に送信する送信動作を開始するようにしたもので
ある。

【００１３】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、おのおののワンタッチダイア
ルキーに対応して定型送信文書の画情報を記憶する記憶
手段を備え、送信画像が指定されない状態でいずれかの
ワンタッチダイアルキーが操作入力されたときには、そ
の操作入力されたワンタッチダイアルキーに対応して上
記記憶手段に記憶されている上記定型送信文書を、その
操作入力されたワンタッチダイアルキーに登録されてい
る宛先に送信する送信動作を開始するようにしたもので
ある。

【００１４】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、おのおののワンタッチダイア
ルキーに対応して定型送信文書の画情報を記憶する記憶
手段を備え、原稿画像を読取入力するための原稿読取手
段に送信原稿がセットされていない状態でいずれかのワ
ンタッチダイアルキーが操作入力されたときには、その
操作入力されたワンタッチダイアルキーに対応して上記
記憶手段に記憶されている上記定型送信文書を、その操
作入力されたワンタッチダイアルキーに登録されている
宛先に送信する送信動作を開始するようにしたものであ
る。

【００１５】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、おのおののワンタッチダイア
ルキーに対応して定型送信文書の画情報を記憶する記憶
手段を備え、送信画像が指定されない状態でいずれかの
ワンタッチダイアルキーが操作入力されたときには、上
記定型文書中に挿入する所定データの入力要求処理を行
ない、その入力要求処理によって入力された上記所定デ
ータの表示情報を、上記操作入力されたワンタッチダイ
アルキーに対応して上記記憶手段に記憶されている上記
定型送信文書の所定位置に挿入した送信文書の画情報を
形成し、その送信文書の画情報を、上記操作入力された
ワンタッチダイアルキーに登録されている宛先に送信す
る送信動作を開始するようにしたものである。

【００１６】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、原稿画像を読取入力する原稿
読取手段から読取入力された定型文書の画情報をおのお
ののワンタッチダイアルキーに対応して記憶する記憶手
段を備え、送信画像が指定されない状態でいずれかのワ
ンタッチダイアルキーが操作入力されたときには、上記
定型文書中に挿入する所定データの入力要求処理を行な
い、その入力要求処理によって入力された上記所定デー
タの表示情報を、上記操作入力されたワンタッチダイア
ルキーに対応して上記記憶手段に記憶されている上記定
型送信文書の所定位置に挿入した送信文書の画情報を形
成し、その送信文書の画情報を、上記操作入力されたワ
ンタッチダイアルキーに登録されている宛先に送信する
送信動作を開始するようにしたものである。また、前記
所定データの挿入位置は、前記定型文書に記録した所定
のマークで指定することができる。

【００１７】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、所定の文書内容を構成する定
型文書キャラクタデータをおのおののワンタッチダイア
ルキーに対応して記憶する記憶手段と、キャラクタデー
タを対応する図形表示情報に変換するデータ変換手段を
備え、送信画像が指定されない状態でいずれかのワンタ
ッチダイアルキーが操作入力されたときには、上記デー
タ変換手段により、その操作入力されたワンタッチダイ
アルキーに対応して上記記憶手段に記憶されている上記
定型文書キャラクタデータのおのおのを対応する図形表
示情報に変換するとともに定型文書の表示画情報を形成
し、この表示画情報を、上記操作入力されたワンタッチ
ダイアルキーに登録されている宛先に送信する送信動作
を開始するようにしたものである。

【００１８】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、所定の文書内容を構成する定
型文書キャラクタデータをおのおののワンタッチダイア
ルキーに対応して記憶する記憶手段と、キャラクタデー
タを対応する図形表示情報に変換するデータ変換手段を
備え、原稿画像を読取入力するための原稿読取手段に送
信原稿がセットされていない状態でいずれかのワンタッ
チダイアルキーが操作入力されたときには、上記データ
変換手段により、その操作入力されたワンタッチダイア
ルキーに対応して上記記憶手段に記憶されている上記定
型文書キャラクタデータのおのおのを対応する図形表示
情報に変換するとともに定型文書の表示画情報を形成
し、この表示画情報を、上記操作入力されたワンタッチ
ダイアルキーに登録されている宛先に送信する送信動作
を開始するようにしたものである。

【００１９】また、１つのキー操作で宛先を指定入力で
きるワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法において、所定の文書内容を構成する定
型文書キャラクタデータをおのおののワンタッチダイア
ルキーに対応して記憶する記憶手段と、キャラクタデー
タを対応する図形表示情報に変換するデータ変換手段を
備え、送信画像が指定されない状態でいずれかのワンタ
ッチダイアルキーが操作入力されたときには、その操作
入力されたワンタッチダイアルキーに対応して上記記憶
手段に記憶されている上記定型文書中に挿入する所定デ
ータの入力要求処理を行うとともに、上記データ変換手
段により、その操作入力されたワンタッチダイアルキー
に対応して上記記憶手段に記憶されている上記定型文書
キャラクタデータのおのおのを対応する図形表示情報に
変換して定型文書の表示画情報を形成し、上記入力要求
処理によって入力された上記所定データの表示情報を、
上記形成した表示画情報の所定位置に挿入した送信文書
の画情報を形成し、その送信文書の画情報を、上記操作
入力されたワンタッチダイアルキーに登録されている宛
先に送信する送信動作を開始するようにしたものであ
る。

【００２０】

【作用】したがって、送信画像を指定せずにワンタッチ
ダイアルキーを操作して宛先を指定すると、所定の定型
文書画像が、その操作したワンタッチダイアルキーに登
録している宛先に送信されるので、ユーザが送信原稿を
作成する手間を省くことができ、ファクシミリ装置の使
い勝手が向上する。また、その定型文書画像に、所定デ
ータの表示情報を付加することができるので、定型文書
の利用性が大幅に向上する。

【００２１】

【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。

【００２２】図１は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ３ファクシミリ装置を示している。

【００２３】同図において、システム制御部１は、この
ファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシ
ミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システムメモ
リ２は、システム制御部１が実行する制御処理プログラ
ム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各
種データなどを記憶するとともに、システム制御部１の
ワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ
３は、このグループ３ファクシミリ装置に固有な各種の
情報を記憶するためのものであり、キャラクタジェネレ
ータ４は、キャラクタデータを表示する表示情報を発生
するものである。

【００２４】スキャナ５は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、ページプリンタ６は、所定
の解像度で、画像をページ単位に記録出力するためのも
のであり、例えば、レーザビームプリンタ装置などから
なる。操作表示部７は、このファクシミリ装置を操作す
るためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示
器からなる。

【００２５】符号化復号化部８は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置９は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。

【００２６】グループ３ファクシミリモデム１０は、グ
ループ３ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能（Ｖ．２１モデム）、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能（Ｖ．２９モデム、
Ｖ．２７ｔｅｒモデム）を備えている。

【００２７】網制御装置１１は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。

【００２８】これらの、システム制御部１、システムメ
モリ２、パラメータメモリ３、キャラクタジェネレータ
４、スキャナ５、ページプリンタ６、操作表示部７、符
号化復号化部８、画像蓄積装置９、グループ３ファクシ
ミリモデム１０、および、網制御装置１１は、システム
バス１２に接続されており、これらの各要素間でのデー
タのやりとりは、主としてこのシステムバス１２を介し
て行われている。

【００２９】また、網制御装置１１とグループ３ファク
シミリモデム１０との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。

【００３０】図２は、操作表示部７の一例を示してい
る。

【００３１】同図において、スタートキー７ａは、この
ファクシミリ装置の送受信動作の開始を指令入力するた
めのものであり、ストップキー７ｂは、このファクシミ
リ装置の動作の停止を指令入力するためのものであり、
テンキー７ｃは、電話番号などの数字（数値）情報を入
力するためのものである。

【００３２】機能キー７ｄは、ワンタッチダイアル機能
へのデータ登録など、このファクシミリ装置の種々の機
能を指定するためのものであり、ワンタッチダイアルキ
ー部７ｅは、１つのキー操作で宛先を指定するワンタッ
チダイアル機能の操作を行うためのものである。

【００３３】液晶表示器７ｆは、このファクシミリ装置
からオペレータへの種々のメッセージを表示するための
ものであり、ＹＥＳキー７ｇは、液晶表示器７ｆに表示
されたガイダンスメッセージに対する肯定的な回答を入
力するためのものであり、ＮＯキー７ｈは、液晶表示器
７ｆに表示されたガイダンスメッセージに対する否定的
な回答を入力するためのものである。

【００３４】また、パラメータメモリ３は、図２（ａ）
に示すように、ワンタッチダイアルキー部７ｅのおのお
ののワンタッチダイアルキーへの登録内容を記憶したワ
ンタッチダイアル番号データのためのワンタッチダイア
ル番号領域、例えば、「＃＋２桁の番号」の操作で宛先
を指定することができる短縮ダイアルへの登録内容を記
憶した短縮ダイアル番号データのための短縮ダイアル番
号領域、および、このファクシミリ装置に固有なパラメ
ータを記憶するためのその他の端末固有パラメータ領域
に区分される。

【００３５】ワンタッチダイアル番号データ、および短
縮ダイアル番号データは、同図（ｂ）に示すように、そ
れぞれのワンタッチダイアルおよび短縮ダイアルを識別
するためのキーＩＤ、登録された電話番号を記憶するた
めの電話番号情報、および、その登録された相手先の名
称を記憶するための相手先名称情報からなる。

【００３６】また、その他の端末固有パラメータ領域に
は、同図（ｃ）に示すように、自端末の電話番号を記憶
するための自端末電話番号情報、例えば、送信画像の先
端に付加する自端末の名称などを記憶するための端末識
別情報、および、その他のパラメータデータが記憶され
る。

【００３７】これらの各種情報の設定入力は、適宜な方
法で、主として、操作入力部７から入力される。

【００３８】さて、本実施例では、スキャナ５に原稿を
セットしない状態で、ワンタッチダイアルキー７部ｅを
操作して宛先を入力し、スタートキー７ａを操作する
と、図４に示したような発注書の画情報を、そのときに
操作された宛先に対して送信するようにしている。

【００３９】また、この発注書の内容は、所定の書式に
よるキャラクタデータ列としてシステムメモリ２に記憶
されており、このキャラクタデータ列のおのおのの表示
情報をキャラクタジェネレータ４によって発生し、その
表示情報を指定された書式にしたがって画像データとし
てシステムメモリ２の対応する表示領域に配置すること
で、発注書の画像データを形成するようにしている。

【００４０】この場合、発注書は、ページプリンタ６の
消耗品であるトナーを、指定した宛先に注文するときの
ものであり、項目「品名」の内容はトナーに固定され、
注文する個数を指定する項目「数量」の内容は欄Ｒ１に
表示される。また、注文者をあらわす項目「発注元」の
内容は欄Ｒ２に表示され、注文者に連絡をとるときの電
話番号をあらわす項目「連絡先」の内容は欄Ｒ３に表示
される。

【００４１】ここで、欄Ｒ１に表示する数量の値は、例
えば、図５に示すような数量入力ガイダンスメッセージ
を液晶表示器７ｆに表示してユーザに入力要求し、それ
によって、ユーザが操作入力した値を用いる。この数量
入力ガイダンスメッセージの表示中にテンキー７ｃを操
作すると、その操作した数字が欄Ｒ４に表示され、ＹＥ
Ｓキー７ｇを操作入力すると、そのときに欄Ｒ４に表示
された値が入力値として確定する。なお、ＮＯキー７ｈ
を操作入力すると欄Ｒ４の内容が消去され、新たな数値
の入力を行なうことができる。また、この数量入力ガイ
ダンスメッセージの表示は、ユーザがスタートキー７ａ
を操作入力した直後で、ユーザがまだ操作表示部７の前
から離れていないときに行なうとよい。

【００４２】また、発注書の欄Ｒ２に表示する内容とし
てはパラメータメモリ３に記憶している端末識別情報の
値の表示情報を用い、欄Ｒ３に表示する内容としてはパ
ラメータメモリ３に記憶している自端末電話番号情報の
値の表示情報を用いる。

【００４３】図６は、ワンタッチダイアルキー７部ｅが
操作入力されて宛先が指定されて送信動作が起動された
場合に実行する処理例の主要部を示している。

【００４４】まず、操作入力されたワンタッチダイアル
キー部７ｅのキーのキーＩＤに対応したワンタッチダイ
アル番号データを調べて、その操作入力されたキーに有
効なデータが登録されているかどうかを調べる（判断１
０１）。そのときに操作入力されたキーに有効なデータ
が登録されていない場合で、判断１０１の結果がＮＯに
なるときには、その操作を無視して、送信動作を実行し
ない。

【００４５】そのときに操作入力されたキーに有効なデ
ータが登録されている場合で、判断１０１の結果がＹＥ
Ｓになるときには、そのときにスキャナ５に送信原稿が
セットされているかどうかを調べて（判断１０２）、判
断１０２の結果がＹＥＳになるときには、通常の送信動
作を実行する（図示略）。

【００４６】また、そのときにスキャナ５に送信原稿が
セットされていない場合で、判断１０２の結果がＮＯに
なるときには、上述した数量入力ガイダンスメッセージ
を液晶表示器７ｆに表示して、発注数量をユーザに入力
要求する（処理１０３）。これによって、ユーザが発注
数量を入力すると、上述した発注書を編集作成し、その
作成した発注書の表示情報（画像データ）を形成し、符
号化復号化部８によってその画像データを符号化圧縮し
て対応する画情報を形成し、その画情報を画像蓄積装置
９の所定領域に保存する（処理１０４）。

【００４７】次に、そのときに指定された宛先を発呼し
（処理１０５）、所定の伝送前手順を実行し、送信する
ときの端末機能の設定値などを相手端末との間で交渉し
（処理１０６）、画像蓄積装置９に保存した発注書の画
情報を相手端末に送信する（処理１０７）。

【００４８】この画情報の送信動作を終了すると、所定
の伝送後手順を実行した後に（処理１０８）、回線を復
旧し（処理１０９）、一連の画情報送信動作を終了す
る。

【００４９】そして、そのときの画情報送信が正常終了
したかどうかを調べて（判断１１０）、判断１１０の結
果がＹＥＳになるときには、画像蓄積装置９に保存して
いる発注書の画情報を符号化復号化部８によって元の画
像データに復号化し、その画像データをページプリンタ
６に転送して、送信した発注書の画像を記録出力する
（処理１１１）。また、判断１１０の結果がＮＯになる
ときには、例えば、「発注書の送信に失敗しました。」
というメッセージを記録した不達レポートをページプリ
ンタ６より記録出力する（処理１１２）。

【００５０】このようにして、本実施例では、ページプ
リンタ６の消耗品を発注するための発注書を自動的に生
成して、指定された宛先に送信しているので、面倒な消
耗品の発注を容易に行なうことができる。また、発注書
を正常に送信できた場合には、送信した発注書と同じも
のを記録出力しているので、発注書の控えを残すことが
できる。

【００５１】ところで、上述した実施例では、ページプ
リンタ６の消耗品のうち、トナーについては、メーカの
純正品を用いたほうがページプリンタ６の性能を出すこ
とができるために、このファクシミリ装置で自動生成す
る発注書の品名の項目を固定にしているが、この品名の
項目の内容も、ユーザに操作入力させることができる。

【００５２】その場合、例えば、図７に示すような品名
入力ガイダンスメッセージを液晶表示器７ｆに表示し
て、ユーザにトナー、Ｂ４記録紙、Ａ４記録紙、また
は、Ｂ５記録紙のいずれかを選択要求する。このとき、
それぞれの品名に付されている項目をテンキー７ｃで操
作すると、その操作した数字が欄Ｒ５に表示され、ＹＥ
Ｓキー７ｇを操作入力すると、そのときに欄Ｒ５に表示
された値が選択された品名の入力値として確定する。な
お、ＮＯキー７ｈを操作入力すると欄Ｒ５の内容が消去
され、新たな選択入力を行なうことができる。

【００５３】例えば、入力値が「２」の場合には、図８
に示すように、項目「品名」の内容をあらわす「Ｂ４記
録紙」を、対応する欄Ｒ６に表示した発注書を形成す
る。また、この発注書の欄Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３には、図４
に示した発注書と同様な内容が表示される。

【００５４】また、この品名入力ガイダンスメッセージ
は、上述した数量入力ガイダンスメッセージに先立って
表示すると、ユーザが、品名入力操作と数量入力操作
を、この順で連続して行なうことになるので、ユーザは
円滑な入力操作を行なうことができ、使い勝手がよい。

【００５５】さて、上述した実施例では、発注書の内容
を所定の書式のキャラクタデータ列から構成している
が、この場合には、発注書の形式が固定されるので、ユ
ーザの自由度が少ない。

【００５６】そこで、図９に示すように、ユーザが自由
な形式で作成した発注書の画像を発注書画像データとし
て読み込み、その発注書画像データを用いて、発注書の
発送動作を行なうようにすると、発注書の自由度が向上
する。

【００５７】また、この場合、実際の発注書の送信時に
発注書の原稿をセットしないで済むように、発注書の画
像をあらかじめ読み込んでおくとよい。そして、その発
注書を送信する宛先を制限して、特定の宛先のみに発注
書を送信できるようにするために、図１０に示すよう
に、ワンタッチダイアル番号データに、発注書の送信宛
先であるか否かを記憶するための発注書フラグを追加す
る。なお、この発注書フラグは、初期値では、リセット
されている。

【００５８】例えば、発注書の読み込み機能が選択され
ると、図１１に示した処理を実行する。

【００５９】まず、例えば、「発注書の原稿をセットし
て、スタートキーをオンしてください。」という読取原
稿セットガイダンスメッセージを表示して、スタートキ
ー７ａが操作されるまで待機する（処理２０１、判断２
０２のＮＯループ）。

【００６０】スキャナ５に発注書の原稿がセットされ
て、スタートキー７ａがオンされ、判断２０２の結果が
ＹＥＳになると、スキャナ５を作動してそのセットされ
た発注書の原稿画像を読み取り（処理２０３）、その読
み取って得た画信号を符号化復号化部８によって符号化
圧縮し（処理２０４）、それによって得た画情報を、画
像蓄積装置９に設定されている発注書画情報領域に保存
する（処理２０５）。

【００６１】次いで、例えば、「発注書を登録する宛先
のワンタッチダイアルキーを操作して下さい。」とい
う、ワンタッチダイアルキー入力ガイダンスメッセージ
を表示して、ユーザがワンタッチダイアルキー部７ｅの
いずれかのキーを操作入力するまで待つ（処理２０６、
判断２０７のＮＯループ）。

【００６２】ユーザがワンタッチダイアルキー部７ｅの
いずれかのキーを操作入力して、判断２０７の結果がＹ
ＥＳになると、そのときに操作入力されたキーに対応す
るワンタッチダイアル番号データの発注書フラグをセッ
トして（処理２０８）、この動作を終了する。

【００６３】図１２は、ワンタッチダイアルキー７部ｅ
が操作入力されて宛先が指定されて送信動作が起動され
た場合に、本実施例で実行する処理例の主要部を示して
いる。

【００６４】まず、操作入力されたワンタッチダイアル
キー部７ｅのキーのキーＩＤに対応したワンタッチダイ
アル番号データを調べて、その操作入力されたキーに有
効なデータが登録されているかどうかを調べる（判断３
０１）。そのときに操作入力されたキーに有効なデータ
が登録されていない場合で、判断３０１の結果がＮＯに
なるときには、その操作を無視して、送信動作を実行し
ない。

【００６５】そのときに操作入力されたキーに有効なデ
ータが登録されている場合で、判断３０１の結果がＹＥ
Ｓになるときには、そのときにスキャナ５に送信原稿が
セットされているかどうかを調べて（判断３０２）、判
断３０２の結果がＹＥＳになるときには、通常の送信動
作を実行する（図示略）。

【００６６】また、そのときにスキャナ５に送信原稿が
セットされていない場合で、判断３０２の結果がＮＯに
なるときには、そのときに操作されたキーのワンタッチ
ダイアル番号データの発注書フラグがセットされている
かどうかを調べる（判断３０３）。判断３０３の結果が
ＮＯになるときには、即この処理を終了して、この発注
書の送信動作を無視する。

【００６７】また、判断３０３の結果がＹＥＳになると
きには、そのときに指定された宛先を発呼し（処理３０
４）、所定の伝送前手順を実行し、送信するときの端末
機能の設定値などを相手端末との間で交渉し（処理３０
５）、画像蓄積装置９の発注書画情報領域に保存してい
る発注書の画情報を相手端末に送信する（処理３０
６）。

【００６８】この画情報の送信動作を終了すると、所定
の伝送後手順を実行した後に（処理３０７）、回線を復
旧し（処理３０８）、一連の画情報送信動作を終了す
る。

【００６９】そして、そのときの画情報送信が正常終了
したかどうかを調べて（判断３０９）、判断３０９の結
果がＹＥＳになるときには、画像蓄積装置９の発注書画
情報領域に保存している発注書の画情報を符号化復号化
部８によって元の画像データに復号化し、その画像デー
タをページプリンタ６に転送して、送信した発注書の画
像を記録出力する（処理３１０）。また、判断３０９の
結果がＮＯになるときには、例えば、「発注書の送信に
失敗しました。」というメッセージを記録した不達レポ
ートをページプリンタ６より記録出力する（処理３１
１）。

【００７０】ところで、上述した実施例では、発注書の
内容を変更できないため、例えば、発注する消耗品の数
量などを指定することができない。

【００７１】このような不都合を解消するためには、例
えば、図１３に示したように、読み取り入力する発注書
に所定のマークＭＫが記録されているときには、そのマ
ークＭＫの位置に、ユーザが送信時に指定した数値など
を挿入し、例えば、図１４に示したような発注書を形成
して、その形成した発注書を送信するようにすればよ
い。

【００７２】また、この場合、図１５に示すように、ワ
ンタッチダイアル番号データに、さらに、発注書のマー
クＭＫの位置を記憶するためのマーク位置座標情報を追
加する。

【００７３】図１６は、この実施例で、発注書の読み込
み機能が選択されたときに実行する処理例を示してい
る。

【００７４】まず、例えば、「発注書の原稿をセットし
て、スタートキーをオンしてください。」という読取原
稿セットガイダンスメッセージを表示して、スタートキ
ー７ａが操作されるまで待機する（処理４０１、判断４
０２のＮＯループ）。

【００７５】スキャナ５に発注書の原稿がセットされ
て、スタートキー７ａがオンされ、判断４０２の結果が
ＹＥＳになると、スキャナ５を作動してそのセットされ
た発注書の原稿画像を読み取る（処理４０３）。そし
て、その読み取って得た画信号について周知のマーク認
識処理を適用し、マークＭＫの位置情報を得る（処理４
０４）。

【００７６】次に、その読み取って得た画信号を符号化
復号化部８によって符号化圧縮し（処理４０５）、それ
によって得た画情報を、画像蓄積装置９に設定されてい
る発注書画情報領域に保存する（処理４０６）。

【００７７】次いで、例えば、「発注書を登録する宛先
のワンタッチダイアルキーを操作して下さい。」とい
う、ワンタッチダイアルキー入力ガイダンスメッセージ
を表示して、ユーザがワンタッチダイアルキー部７ｅの
いずれかのキーを操作入力するまで待つ（処理４０７、
判断４０８のＮＯループ）。

【００７８】ユーザがワンタッチダイアルキー部７ｅの
いずれかのキーを操作入力して、判断４０８の結果がＹ
ＥＳになると、そのときに操作入力されたキーに対応す
るワンタッチダイアル番号データの発注書フラグをセッ
トするとともに（処理４０９）、処理４０４で得たマー
ク位置情報をマーク位置座標情報にセットして（処理４
１０）、この動作を終了する。

【００７９】図１７および図１８は、ワンタッチダイア
ルキー７部ｅが操作入力されて宛先が指定されて送信動
作が起動された場合に、本実施例で実行する処理例の主
要部を示している。

【００８０】まず、操作入力されたワンタッチダイアル
キー部７ｅのキーのキーＩＤに対応したワンタッチダイ
アル番号データを調べて、その操作入力されたキーに有
効なデータが登録されているかどうかを調べる（判断５
０１）。そのときに操作入力されたキーに有効なデータ
が登録されていない場合で、判断５０１の結果がＮＯに
なるときには、その操作を無視して、送信動作を実行し
ない。

【００８１】そのときに操作入力されたキーに有効なデ
ータが登録されている場合で、判断５０１の結果がＹＥ
Ｓになるときには、そのときにスキャナ５に送信原稿が
セットされているかどうかを調べて（判断５０２）、判
断５０２の結果がＹＥＳになるときには、通常の送信動
作を実行する（図示略）。

【００８２】また、そのときにスキャナ５に送信原稿が
セットされていない場合で、判断５０２の結果がＮＯに
なるときには、そのときに操作されたキーのワンタッチ
ダイアル番号データの発注書フラグがセットされている
かどうかを調べる（判断５０３）。判断５０３の結果が
ＮＯになるときには、即この処理を終了して、この発注
書の送信動作を無視する。

【００８３】また、判断５０３の結果がＹＥＳになると
きには、マーク位置に挿入する数値をユーザに入力させ
る処理を実行して（処理５０４）、その入力された値を
挿入データとして記憶する。

【００８４】次いで、画像蓄積装置９の発注書画情報領
域に保存している発注書の画情報を符号化復号化部８で
復号化して元の画像を形成し、その画像のうち、そのと
きに操作されたキーのワンタッチダイアル番号データの
マーク位置座標情報に対応した部分の内容を、挿入デー
タの表示情報に置換して（処理５０６）、送信する発注
書の画像データを編集する。そして、符号化復号化部８
によってその画像データを符号化圧縮して対応する画情
報を形成し（処理５０７）、その画情報を画像蓄積装置
９の所定の一時領域に保存する（処理５０８）。

【００８５】次いで、そのときに指定された宛先を発呼
し（処理５０９）、所定の伝送前手順を実行し、送信す
るときの端末機能の設定値などを相手端末との間で交渉
し（処理５１０）、画像蓄積装置９の一時領域に保存し
ている発注書の画情報を相手端末に送信する（処理５１
１）。

【００８６】この画情報の送信動作を終了すると、所定
の伝送後手順を実行した後に（処理５１２）、回線を復
旧し（処理５１３）、一連の画情報送信動作を終了す
る。

【００８７】そして、そのときの画情報送信が正常終了
したかどうかを調べて（判断５１４）、判断５１４の結
果がＹＥＳになるときには、画像蓄積装置９の一時領域
に保存している発注書の画情報を符号化復号化部８によ
って元の画像データに復号化し、その画像データをペー
ジプリンタ６に転送して、送信した発注書の画像を記録
出力する（処理５１５）。また、判断５１４の結果がＮ
Ｏになるときには、例えば、「発注書の送信に失敗しま
した。」というメッセージを記録した不達レポートをペ
ージプリンタ６より記録出力する（処理５１６）。

【００８８】ところで、上述した実施例では、スキャナ
５から読取入力した１種類の注文書を用いているが、複
数の注文書を選択的に用いるようにすることができる。

【００８９】その場合、例えば、図１９（ａ）に示すよ
うに、ワンタッチダイアル番号データに、読取入力した
複数の発注書のうち、その宛先について使用するものを
記憶するための発注書ポインタを追加する。

【００９０】そして、この発注書ポインタには、図１９
（ｂ）に示すように、スキャナ５から読取入力して、画
像蓄積装置９の所定領域に保存している、複数の発注書
画情報のうち、使用する発注書画情報の識別情報をセッ
トする。

【００９１】この場合も、上述した実施例と同様に、発
注書画像に特定のマークを描いて、数値の挿入位置を指
定することもできる。また、あらかじめ複数の発注書
を、それぞれ所定の書式のキャラクタデータ列の情報と
して記憶しておき、使用する発注書を任意に選択できる
ようにしてもよい。

【００９２】なお、上述した実施例では、ページプリン
タ６の消耗品の発注のための発注書を送信するときに、
本発明を適用したものについて説明したが、それ以外の
文書を送信する場合についても、本発明を同様にして適
用することができる。

【００９３】また、本発明は、グループ３ファクシミリ
装置だけでなく、それ以外の同様な端末機能を備えたも
のについて、同様にして適用することができる。

【００９４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信画像を指定せずにワンタッチダイアルキーを操作し
て宛先を指定すると、所定の定型文書画像が、その操作
したワンタッチダイアルキーに登録している宛先に送信
されるので、ユーザが送信原稿を作成する手間を省くこ
とができ、ファクシミリ装置の使い勝手が向上する。ま
た、その定型文書画像に、所定データの表示情報を付加
することができるので、定型文書の利用性が大幅に向上
するという効果を得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例にかかるグループ３ファクシ
ミリ装置を示すブロック図。

【図２】操作表示部の一例を示す概略図。

【図３】パラメータメモリの記憶内容の一例を示す概略
図。

【図４】発注書の一例を示す概略図。

【図５】数量入力ガイダンスメッセージの一例を示す概
略図。

【図６】ワンタッチダイアルキー７部ｅが操作入力され
て宛先が指定されて送信動作が起動された場合に実行す
る処理例の主要部を示すフローチャート。

【図７】品名入力ガイダンスメッセージの一例を示す概
略図。

【図８】発注書の他の例を示す概略図。

【図９】発注書のさらに他の例を示す概略図。

【図１０】ワンタッチダイアル番号データの一例を示す
概略図。

【図１１】図９の発注書を読取入力する処理例を示すフ
ローチャート。

【図１２】図９の発注書を送信するときの処理例を示す
フローチャート。

【図１３】発注書原稿の他の例を示す概略図。

【図１４】図１３の発注書原稿のマークの位置に数値を
配置して形成した発注書の一例を示す概略図。

【図１５】ワンタッチダイアル番号データの他の例を示
す概略図。

【図１６】図１３の発注書原稿を読取入力するときの処
理例を示すフローチャート。

【図１７】図１４の発注書を送信するときの処理の一部
を示すフローチャート。

【図１８】図１４の発注書を送信するときの処理の他の
部分を示すフローチャート。

【図１９】ワンタッチダイアル番号データのさらに他の
例を示す概略図。

Claims (17)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 １つのキー操作で宛先を指定入力できる
   ワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装置
   の制御方法において、所定の文書内容の定型文書の画情
   報を記憶する記憶手段を備え、送信画像が指定されない
   状態でいずれかのワンタッチダイアルキーが操作入力さ
   れたときには、上記定型文書をその操作入力されたワン
   タッチダイアルキーに登録されている宛先に送信する送
   信動作を開始することを特徴とするファクシミリ装置の
   制御方法。
2. 【請求項２】 １つのキー操作で宛先を指定入力できる
   ワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装置
   の制御方法において、所定の文書内容の定型文書の画情
   報を記憶する記憶手段を備え、原稿画像を読取入力する
   ための原稿読取手段に送信原稿がセットされていない状
   態でいずれかのワンタッチダイアルキーが操作入力され
   たときには、上記定型文書をその操作入力されたワンタ
   ッチダイアルキーに登録されている宛先に送信する送信
   動作を開始することを特徴とするファクシミリ装置の制
   御方法。
3. 【請求項３】 １つのキー操作で宛先を指定入力できる
   ワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装置
   の制御方法において、所定の文書内容の定型文書の画情
   報を記憶する記憶手段を備え、送信画像が指定されない
   状態でいずれかのワンタッチダイアルキーが操作入力さ
   れたときには、上記定型文書中に挿入する所定データの
   入力要求処理を行ない、その入力要求処理によって入力
   された上記所定データの表示情報を、上記定型文書の所
   定位置に挿入した送信文書の画情報を形成し、その送信
   文書の画情報を、上記操作入力されたワンタッチダイア
   ルキーに登録されている宛先に送信する送信動作を開始
   することを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
4. 【請求項４】 前記所定の定型文書の画情報は、原稿画
   像を読取入力する原稿読取手段からあらかじめ読取入力
   されたものであることを特徴とする請求項１または請求
   項２記載のファクシミリ装置の制御方法。
5. 【請求項５】 １つのキー操作で宛先を指定入力できる
   ワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装置
   の制御方法において、原稿画像を読取入力する原稿読取
   手段から読取入力された定型文書の画情報を記憶する記
   憶手段を備え、送信画像が指定されない状態でいずれか
   のワンタッチダイアルキーが操作入力されたときには、
   上記定型文書中に挿入する所定データの入力要求処理を
   行ない、その入力要求処理によって入力された上記所定
   データの表示情報を、上記定型文書の所定位置に挿入し
   た送信文書の画情報を形成し、その送信文書の画情報
   を、上記操作入力されたワンタッチダイアルキーに登録
   されている宛先に送信する送信動作を開始することを特
   徴とするファクシミリ装置の制御方法。
6. 【請求項６】 前記所定データの挿入位置は、前記定型
   文書に記録された所定のマークで指定されることを特徴
   とする請求項５記載のファクシミリ装置の制御方法。
7. 【請求項７】 １つのキー操作で宛先を指定入力できる
   ワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装置
   の制御方法において、所定の文書内容を構成する定型文
   書キャラクタデータを記憶する記憶手段と、キャラクタ
   データを対応する図形表示情報に変換するデータ変換手
   段を備え、送信画像が指定されない状態でいずれかのワ
   ンタッチダイアルキーが操作入力されたときには、上記
   データ変換手段によって上記定型文書キャラクタデータ
   のおのおのを対応する図形表示情報に変換するとともに
   定型文書の表示画情報を形成し、この表示画情報を、上
   記操作入力されたワンタッチダイアルキーに登録されて
   いる宛先に送信する送信動作を開始することを特徴とす
   るファクシミリ装置の制御方法。
8. 【請求項８】 １つのキー操作で宛先を指定入力できる
   ワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装置
   の制御方法において、所定の文書内容を構成する定型文
   書キャラクタデータを記憶する記憶手段と、キャラクタ
   データを対応する図形表示情報に変換するデータ変換手
   段を備え、原稿画像を読取入力するための原稿読取手段
   に送信原稿がセットされていない状態でいずれかのワン
   タッチダイアルキーが操作入力されたときには、上記デ
   ータ変換手段によって上記定型文書キャラクタデータの
   おのおのを対応する図形表示情報に変換するとともに定
   型文書の表示画情報を形成し、この表示画情報を、上記
   操作入力されたワンタッチダイアルキーに登録されてい
   る宛先に送信する送信動作を開始することを特徴とする
   ファクシミリ装置の制御方法。
9. 【請求項９】 １つのキー操作で宛先を指定入力できる
   ワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装置
   の制御方法において、所定の文書内容を構成する定型文
   書キャラクタデータを記憶する記憶手段と、キャラクタ
   データを対応する図形表示情報に変換するデータ変換手
   段を備え、送信画像が指定されない状態でいずれかのワ
   ンタッチダイアルキーが操作入力されたときには、上記
   定型文書中に挿入する所定データの入力要求処理を行う
   とともに、上記データ変換手段によって上記定型文書キ
   ャラクタデータのおのおのを対応する図形表示情報に変
   換して定型文書の表示画情報を形成し、上記入力要求処
   理によって入力された上記所定データの表示情報を、上
   記形成した表示画情報の所定位置に挿入した送信文書の
   画情報を形成し、その送信文書の画情報を、上記操作入
   力されたワンタッチダイアルキーに登録されている宛先
   に送信する送信動作を開始することを特徴とするファク
   シミリ装置の制御方法。
10. 【請求項１０】 １つのキー操作で宛先を指定入力でき
    るワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装
    置の制御方法において、おのおののワンタッチダイアル
    キーに対応して定型送信文書の画情報を記憶する記憶手
    段を備え、送信画像が指定されない状態でいずれかのワ
    ンタッチダイアルキーが操作入力されたときには、その
    操作入力されたワンタッチダイアルキーに対応して上記
    記憶手段に記憶されている上記定型送信文書を、その操
    作入力されたワンタッチダイアルキーに登録されている
    宛先に送信する送信動作を開始することを特徴とするフ
    ァクシミリ装置の制御方法。
11. 【請求項１１】 １つのキー操作で宛先を指定入力でき
    るワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装
    置の制御方法において、おのおののワンタッチダイアル
    キーに対応して定型送信文書の画情報を記憶する記憶手
    段を備え、原稿画像を読取入力するための原稿読取手段
    に送信原稿がセットされていない状態でいずれかのワン
    タッチダイアルキーが操作入力されたときには、その操
    作入力されたワンタッチダイアルキーに対応して上記記
    憶手段に記憶されている上記定型送信文書を、その操作
    入力されたワンタッチダイアルキーに登録されている宛
    先に送信する送信動作を開始することを特徴とするファ
    クシミリ装置の制御方法。
12. 【請求項１２】 １つのキー操作で宛先を指定入力でき
    るワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装
    置の制御方法において、おのおののワンタッチダイアル
    キーに対応して定型送信文書の画情報を記憶する記憶手
    段を備え、送信画像が指定されない状態でいずれかのワ
    ンタッチダイアルキーが操作入力されたときには、上記
    定型文書中に挿入する所定データの入力要求処理を行な
    い、その入力要求処理によって入力された上記所定デー
    タの表示情報を、上記操作入力されたワンタッチダイア
    ルキーに対応して上記記憶手段に記憶されている上記定
    型送信文書の所定位置に挿入した送信文書の画情報を形
    成し、その送信文書の画情報を、上記操作入力されたワ
    ンタッチダイアルキーに登録されている宛先に送信する
    送信動作を開始することを特徴とするファクシミリ装置
    の制御方法。
13. 【請求項１３】 １つのキー操作で宛先を指定入力でき
    るワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装
    置の制御方法において、原稿画像を読取入力する原稿読
    取手段から読取入力された定型文書の画情報をおのおの
    のワンタッチダイアルキーに対応して記憶する記憶手段
    を備え、送信画像が指定されない状態でいずれかのワン
    タッチダイアルキーが操作入力されたときには、上記定
    型文書中に挿入する所定データの入力要求処理を行な
    い、その入力要求処理によって入力された上記所定デー
    タの表示情報を、上記操作入力されたワンタッチダイア
    ルキーに対応して上記記憶手段に記憶されている上記定
    型送信文書の所定位置に挿入した送信文書の画情報を形
    成し、その送信文書の画情報を、上記操作入力されたワ
    ンタッチダイアルキーに登録されている宛先に送信する
    送信動作を開始することを特徴とするファクシミリ装置
    の制御方法。
14. 【請求項１４】 前記所定データの挿入位置は、前記定
    型文書に記録された所定のマークで指定されることを特
    徴とする請求項１３記載のファクシミリ装置の制御方
    法。
15. 【請求項１５】 １つのキー操作で宛先を指定入力でき
    るワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装
    置の制御方法において、所定の文書内容を構成する定型
    文書キャラクタデータをおのおののワンタッチダイアル
    キーに対応して記憶する記憶手段と、キャラクタデータ
    を対応する図形表示情報に変換するデータ変換手段を備
    え、送信画像が指定されない状態でいずれかのワンタッ
    チダイアルキーが操作入力されたときには、上記データ
    変換手段により、その操作入力されたワンタッチダイア
    ルキーに対応して上記記憶手段に記憶されている上記定
    型文書キャラクタデータのおのおのを対応する図形表示
    情報に変換するとともに定型文書の表示画情報を形成
    し、この表示画情報を、上記操作入力されたワンタッチ
    ダイアルキーに登録されている宛先に送信する送信動作
    を開始することを特徴とするファクシミリ装置の制御方
    法。
16. 【請求項１６】 １つのキー操作で宛先を指定入力でき
    るワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装
    置の制御方法において、所定の文書内容を構成する定型
    文書キャラクタデータをおのおののワンタッチダイアル
    キーに対応して記憶する記憶手段と、キャラクタデータ
    を対応する図形表示情報に変換するデータ変換手段を備
    え、原稿画像を読取入力するための原稿読取手段に送信
    原稿がセットされていない状態でいずれかのワンタッチ
    ダイアルキーが操作入力されたときには、上記データ変
    換手段により、その操作入力されたワンタッチダイアル
    キーに対応して上記記憶手段に記憶されている上記定型
    文書キャラクタデータのおのおのを対応する図形表示情
    報に変換するとともに定型文書の表示画情報を形成し、
    この表示画情報を、上記操作入力されたワンタッチダイ
    アルキーに登録されている宛先に送信する送信動作を開
    始することを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
17. 【請求項１７】 １つのキー操作で宛先を指定入力でき
    るワンタッチダイアルキー機能を備えたファクシミリ装
    置の制御方法において、所定の文書内容を構成する定型
    文書キャラクタデータをおのおののワンタッチダイアル
    キーに対応して記憶する記憶手段と、キャラクタデータ
    を対応する図形表示情報に変換するデータ変換手段を備
    え、送信画像が指定されない状態でいずれかのワンタッ
    チダイアルキーが操作入力されたときには、その操作入
    力されたワンタッチダイアルキーに対応して上記記憶手
    段に記憶されている上記定型文書中に挿入する所定デー
    タの入力要求処理を行うとともに、上記データ変換手段
    により、その操作入力されたワンタッチダイアルキーに
    対応して上記記憶手段に記憶されている上記定型文書キ
    ャラクタデータのおのおのを対応する図形表示情報に変
    換して定型文書の表示画情報を形成し、上記入力要求処
    理によって入力された上記所定データの表示情報を、上
    記形成した表示画情報の所定位置に挿入した送信文書の
    画情報を形成し、その送信文書の画情報を、上記操作入
    力されたワンタッチダイアルキーに登録されている宛先
    に送信する送信動作を開始することを特徴とするファク
    シミリ装置の制御方法。