JP3254212B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3254212B2 JP26839590A JP26839590A JP3254212B2 JP 3254212 B2 JP3254212 B2 JP 3254212B2 JP 26839590 A JP26839590 A JP 26839590A JP 26839590 A JP26839590 A JP 26839590A JP 3254212 B2 JP3254212 B2 JP 3254212B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、送信画情報ファイルを蓄積し、指定された
送信宛先へ蓄積した送信画情報ファイルの画情報を送信
するファクシミリ装置に関する。
[従来の技術] 一般に、画像蓄積機能を備えたファクシミリ装置で
は、蓄積した送信画情報の送信動作が終了すると、その
送信画情報を消去しており、それによって、次に蓄積す
る送信画情報の空き領域を確保するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] このようにして、従来装置では、送信動作を終了した
送信画情報を消去しているので、次のような不都合を生
じていた。
すなわち、送信動作後に、どの相手先に、どのような
原稿を送信したかを確認することが困難であったり、ま
た、指定した電話番号が間違っていたり、受信側で受信
原稿を紛失した場合などで、宛先のユーザに受信原稿が
届いていないような状況が発生すると、送信操作を再度
行なわなければならず、操作が煩わしいという不都合を
生じていた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、送信内容の確認および原稿再送を容易に行なうこと
ができるファクシミリ装置等の通信端末装置を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、送信画情報ファイルを蓄積し、指定された
送信宛先へ蓄積した送信画情報ファイルの画情報を送信
するファクシミリ装置において、上記送信画情報ファイ
ルに対応づけて、少なくとも送信宛先、送信時刻および
送信結果を含み、送信動作に関する所定の管理情報を蓄
積する通信管理情報記憶手段と、新たに送信画情報ファ
イルを蓄積保存する際、蓄積機能の空領域が少ない場合
には、各送信画情報ファイルの上記管理情報を参照して
最も送信時刻の古い送信画情報ファイルを探し、その送
信画情報ファイルおよびその送信画情報ファイルに対応
した上記管理情報を削除した後に、上記新たな送信画情
報ファイルを蓄積保存する保存手段と、上記保存手段が
蓄積した送信画情報ファイルを探し出すための検索条件
を操作入力する検索条件操作入力手段と、上記検索条件
操作入力手段より操作入力された検索条件に従って、上
記通信管理情報記憶手段に記憶されている管理情報を参
照し、対応する送信画情報ファイルを検索する検索手段
と、上記検索手段が対象となる送信画情報ファイルを検
索取得すると、その検索取得した送信画情報ファイルを
表示するか否かを問い合わせ、表示する旨が指令された
場合には、当該送信画情報ファイルの内容を可視出力す
る対話的表示手段と、上記対話的表示手段により可視表
示された上記送信画情報ファイルを再送するかを問い合
わせ、再送する旨が指令された場合には、上記通信管理
情報に含まれる通信宛先へ、当該送信画情報ファイルを
再送する再送手段を備えたものである。
また、前記送信画情報ファイルは、1ページ以上の送
信画情報を送信単位にまとめて構成される通信データで
ある。また、前記検索条件としては、通信宛先を用いる
ことができる。また、前記検索条件としては、通信順序
を用いることができる。また、前記検索表示手段により
表示された通信データを、前記通信管理情報に含まれる
通信宛先へ再送する再送手段をさらに備えたものであ
る。
[作用] したがって、送信終了した通信データを適宜な検索条
件を適用して検索して可視表示できるので、送信内容を
容易に確認することができる。また、同一通信データの
再送動作も容易に行うことができる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかるグループ3ファ
クシミリ装置を示している。
同図において、制御部1は、このファクシミリ装置の
各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処
理を行うものであり、システムメモリ2は、制御部1が
実行する制御処理プログラム、および、処理プログラム
を実行するときに必要な各種データなどを記憶するとと
もに、制御部1のワークエリアを構成するものであり、
パラメータメモリ3は、短縮/ワンタッチダイアル登録
情報などこのグループ3ファクシミリ装置に固有な各種
の情報を記憶するためのものである。
スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を読み取るた
めのものであり、プロッタ5は、所定の解像度で画像を
記録出力するためのものであり、操作表示部6は、この
ファクシミリ装置を操作するためのもので、各種の操作
キー、および、各種の表示器からなる。
符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮するととも
に、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化
するためのものであり、画像蓄積装置8は、符号化圧縮
された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
グループ3ファクシミリモデム9は、グループ3ファ
クシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝
送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21
モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための
高速モデム機能(V.29モデム、V.27terモデム)を備え
ている。
網制御装置10は、このファクシミリ装置を公衆電話回
線網に接続するためのものであり、自動発着信機能を備
えている。
これらの、制御部1、システムメモリ2、パラメータ
メモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表示部6、符
号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ3ファクシ
ミリモデム9、および、網制御装置10は、システムバス
11に接続されており、これらの各要素間でのデータのや
りとりは、主としてこのシステムバス11を介して行われ
ている。
また、網制御装置10とグループ3ファクシミリモデム
9との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
第2図は、操作表示部6の一例を示している。
同図において、スタートキー6aは、このファクシミリ
装置の送受信動作の開始を指令入力するためのものであ
り、ストップキー6bは、このファクシミリ装置の動作の
停止を指令入力するためのものであり、テンキー6cは、
電話番号などの数字(数値)情報を入力するためのもの
である。
機能キー6dは、ワンタッチダイアル機能へのデータ登
録など、このファクシミリ装置の種々の機能を指定する
ためのものであり、ワンタッチダイアルキー6eは、1つ
のキー操作で宛先を指定するワンタッチダイアル機能の
操作を行うためのものである。
液晶表示器6fは、このファクシミリ装置からオペレー
タへの種々のメッセージなどを表示するためのものであ
り、YESキー6gは、液晶表示器6fに表示されたガイダン
スメッセージに対する肯定的な回答を入力するためのも
のであり、NOキー6hは、液晶表示器6fに表示されたガイ
ダンスメッセージに対する否定的な回答を入力するため
のものである。また、カーソルキー6iは、液晶表示器6f
に表示した選択枝項目を選択したり、原稿画像の表示領
域を変更するためのものである。
また、この実施例では、スキャナ4にセットされた送
信原稿の送信画情報を一旦蓄積した後に、指定された宛
先に送信しており、その蓄積した送信画情報の管理のた
めに参照されるファイル管理テーブルFMTの一例を第3
図(a)に示す。また、同図(b)に示したページ管理
テーブルPMTは、1ページ分の画情報を管理するための
ものである。
ファイル管理テーブルFMTは、おのおののファイル管
理テーブルFMTを識別するためのファイル番号情報、画
像蓄積装置8に蓄積されている送信画情報のうち、その
ファイル管理テーブルFMTが管理している送信画情報の
蓄積順序をあらわす蓄積順序番号情報、送信宛先の電話
番号をあらわす宛先電話番号情報、宛先名をあらわす宛
先名情報、送信時刻をあらわす送信時刻情報、送信結果
をあらわす送信結果情報、発呼回数をあらわす発呼回数
情報、第1ページの送信画情報を管理しているページ管
理情報PMTをあらわす先頭ページポインタ、および、送
信画情報のページ数をあらわすページ数情報からなる。
ここで、送信結果情報は、送信待機、送信OK、およ
び、送信NGをあらすいずれかの情報がセットされる。
ページ管理テーブルPMTは、おのおののページ管理テ
ーブルPMTを識別するためのページID、そのページ管理
テーブルPMTが管理しているページのページ番号をあら
わすページ参照番号情報、そのページの送信画情報の読
取線密度をあらわす線密度情報、そのページの送信画情
報が記憶されている画像蓄積装置8の記憶領域の先頭ア
ドレスをあらわす先頭アドレス情報、そのページの送信
画情報のデータ量をあらわすデータ量情報、および、次
のページの送信画情報を管理しているページ管理テーブ
ルPMTをあらわす次ページポインタからなる。
ここで、ファイル管理テーブルFMTの先頭ページポイ
ンタ、および、ページ管理テーブルPMTの次ページポイ
ンタには、対応するページ管理テーブルPMTのページID
がセットされる。また、最終ページの送信画情報を管理
しているページ管理テーブルPMTの次ページポインタに
は、最終ページであることをあらわす特定のデータがセ
ットされる。
第4図は、このグループ3ファクシミリ装置が待機状
態になっているときに実行する処理例を示している。
待機状態になっているとき、スキャナ4に原稿がセッ
トされたか、送信状態になった送信画情報があるか、着
信検出したか、ファイル検索が操作指令されたか、ある
いは、他の指令が操作入力されたかを監視している(判
断101,102,103,104,105のNOループ)。
スキャナ4に原稿がセットされて判断101の結果がYES
になると、蓄積処理(後述)を開始する。
また、送信時刻情報にセットされている時刻が現在時
刻よりも前で、かつ、送信結果情報に送信待機をあらわ
す情報がセットされているファイル管理テーブルFMTが
存在し、送信可能状態になった送信ファイルが見つか
り、判断102の結果がYESになると、送信処理(後述)を
開始する。
また、着信検出して、判断103の結果がYESになると、
着信時処理を開始する。なお、着信時の動作は、本発明
に直接関係しないので、着信時処理は省略する。
オペレータが操作表示部6を操作して、ファイル検索
モードを指令入力し、判断104の結果がYESになると、検
索処理(後述)を開始する。
また、オペレータが操作表示部6を操作して、それ以
外の動作処理を指令入力し、判断105の結果がYESになる
と、その指令された内容に対応した処理を実行し(処理
106)、判断101に戻る。なお、この処理106の内容も、
本発明に直接関係しないので、その詳細については省略
する。
第5図は、蓄積処理の一例を示している。
まず、蓄積時に必要な送信宛先、および、送信モード
などの操作入力を、スタートキー6aがオンされて動作開
始が指令されるまで行ない(処理201、判断202のNOルー
プ)、スタートキー6aがオンされて、判断202の結果がY
ESになると、そのときの画像蓄積装置8の空き領域が、
所定値以上あるかどうか調べる(判断203)。
判断203の結果がYESになると、ファイル管理テーブル
FMTのうち、送信結果情報に送信OKまたは送信NGがセッ
トされていて、かつ、蓄積順序番号情報が最も小さいも
のを検索して、削除ファイルを判別し(処理204)、そ
の削除ファイルに対応する全てのページ管理テーブルPM
Tおよびファイル管理テーブルFMTを消去して、その削除
ファイルを削除状態に設定する(処理205)。そして、
残ったファイル管理テーブルFMTの蓄積順序番号情報の
内容を、それぞれ1つ小さい値に書き換える(処理20
6)。
次に、スキャナ4を作動して、原稿を1ページ読み取
り、それによって得た画信号を符号化復号化部7で所定
の符号化方式(例えば、MMR方式)により符号化圧縮
し、それによって得た1ページ分の画情報を画像蓄積装
置8の空き領域に蓄積する(処理207)。
そして、全ての原稿画像の読み取りが終了したかを調
べて(判断208)、判断208の結果がNOになるときには、
そのときに蓄積した1ページ分の画情報に関するページ
管理テーブルPMT(非最終ページ)を形成して(処理20
9)、次のページの読み取りのために判断203に戻る。
また、全てのページの読み取りを終了して、判断208
の結果がYESになるときには、そのときに蓄積した1ペ
ージ分の画情報に関するページ管理テーブルPMT(最終
ページ)を形成する(処理210)。
そして、処理201で入力した蓄積操作内容、および、
第1ページのページ管理テーブルPMTのページIDに基づ
いて、ファイル管理テーブルFMTを作成し(処理211)、
そのファイル管理テーブルFMTの内容に基づいて所定形
式の蓄積レポートを編集し、その蓄積レポートの内容を
ラスタ変換して記録データを形成し、その記録データを
プロッタ5に転送して蓄積レポートを記録出力して(処
理212)、この蓄積処理を終了する。
ここで、蓄積レポートは、例えば、ファイル番号、蓄
積日時、宛先名、宛先電話番号、送信時刻、および、ペ
ージ数などを適宜に配置してなるものである。
また、ファイル管理テーブルFMTの送信結果情報に
は、送信待機をあらわすデータがセットされ、蓄積順序
番号情報には、それ以前のファイル管理テーブルFMTの
最大の蓄積順序番号に1を加えた値がセットされ、発呼
回数情報には、0がセットされる。
したがって、例えば、第6図(a)に示すように、画
像蓄積装置8に送信画情報ファイルFF1〜FF5が蓄積され
ている状態で、あらたに送信画情報ファイルFF6を蓄積
するとき、送信画情報ファイルFF6の蓄積開始時点での
空き領域EMP1の大きさが、送信画情報ファイルFF6の大
きさよりも小さい場合、送信画情報ファイルFF6の前半
の送信画情報ファイルFF6_1が蓄積されたときに、空き
領域EMPが消費されたとすると、後半の送信画情報ファ
イルFF6_2を蓄積する前に、蓄積順序番号情報の値が最
も小さい送信画情報ファイルFF1が削除されて、空き領
域が確保された状態で、その後半の送信画情報ファイル
FF6_2が蓄積される。
なお、宛先名の入力は、操作表示部6の操作キーを適
宜に使用して、英数字仮名漢字などを用いて行なうこと
ができる。漢字を入力するときには、仮名漢字変換処理
機能が必要である。
第7図は、送信処理の一例を示している。
送信状態になっている送信画情報のファイル管理テー
ブルFMTを取り出して、宛先電話番号情報を読み出し、
その電話番号の宛先を発呼する(処理301)。
そして、所定時間を経過するまでに、宛先が着信応答
してキャリア検出できるかどうかを監視し(判断302,30
3のNOループ)、宛先が着信応答しない場合で、判断302
の結果がYESになるときには、ファイル管理テーブルFMT
送信時刻情報の内容を所定時間(例えば、3分)後に更
新し(処理304)、発呼回数情報の値を1つ増やす(処
理305)。
これにより、発呼回数情報の値が所定の発呼規定値に
達したかどうかを調べ(判断306)、判断306の結果がYE
Sになるときには、送信結果情報に送信NGをセットして
(処理307)、この処理を終了する。また、判断306の結
果がNOになるときには、処理307を行なわない。
発呼してから所定時間を経過するまでに、宛先が着信
応答してキャリア検出し、判断303の結果がYESになると
きには、宛先から送出される被呼局識別信号CED、非標
準機能識別信号NSF、および、デジタル識別信号DISをそ
れぞれ受信し(処理308)、その受信した信号の内容、
および、自端末の伝送機能に基づいて、そのときに使用
する伝送機能を設定する(処理309)。
次いで、その設定した内容を通知するための非標準機
能設定信号NSSを形成して宛先に送出し(処理310)、自
端末に設定した機能をセットした状態で、所定のモデム
トレーニング手順を実行する(処理311)。
そして、ファイル管理テーブルFMTの先頭ページポイ
ンタに対応したページ管理テーブルPMTから、次ページ
ポインタを参照して順次でたどったページ管理テーブル
PMTに基づいて、画像蓄積装置8に蓄積されている送信
画情報を順次読み出して、宛先に送信する(処理31
2)。このとき、蓄積した符号化方式と、設定した伝送
時の符号化方式とが相違するとき、符号化復号化部7で
一旦元の画信号に復号化した後に、再度符号化復号化部
7で設定した符号化方式で符号化圧縮して、実際の送信
画情報を形成する。
蓄積している送信画情報の全てのページの送信を終了
すると、所定の終了手順を実行して(処理313)、回線
を復旧し(処理314)、ファイル管理テーブルFMTの送信
結果情報に送信OKをセットして(処理315)、送信処理
を終了する。
このようにして、送信画情報が指定されている宛先に
送信される。
第8図は、ファイル検索時の処理例を示している。
まず、ファイル番号で検索するか、宛先名で検索する
か、宛先名と電話番号を逐次読み出すことで検出する
か、いずれの検索条件を使用するかを問い合せるファイ
ル検索ガイダンスメッセージを表示して(処理400)、
オペレータに検索条件を選択させる。
オペレータの選択操作があると、それがファイル番号
検索か、宛先名検索であるかを判断し(判断401,40
2)、ファイル番号検索が指定された場合で、判断401の
結果がYESになるときには、オペレータにファイル番号
を入力させる(処理403)。
そして、その入力されたファイル番号のファイル管理
テーブルFMTが記憶されているかどうかを検索して(処
理404)、該当ファイルがあるかどうかを調べ、ない場
合には(判断405の結果がNO)、該当ファイルがないこ
とをあらわすエラーメッセージを表示して(処理40
6)、この処理をエラー終了する。
宛先名検索が指定されて判断402の結果がYESになると
きには、オペレータに宛先名を入力させて(処理40
7)、その入力された宛先名が宛先名情報にセットされ
ているファイル管理テーブルFMTが記憶されているかど
うかを検索して(処理408)、該当ファイルがあるかど
うかを調べ、ない場合には(判断409の結果がNO)、該
当ファイルがないことをあらわすエラーメッセージを表
示して(処理410)、この処理をエラー終了する。
また、逐次読み出し検索が指定されて、判断402の結
果がNOになるときには、記憶されているファイル管理テ
ーブルFMTのうち、送信結果情報に送信OKあるいは送信N
Gがセットされており、かつ、送信時刻情報の送信時刻
が最も現在時刻に近いものを探し出し(処理411)、そ
のファイル管理テーブルFMTの宛先名情報と宛先電話番
号情報の内容を表示して、このファイルを使用するかど
うかを問い合せるガイダンスメッセージを表示する(処
理412)。
オペレータが、このファイルを使用しないことを入力
した場合で、判断413の結果がNOになるときには、記憶
されているファイル管理テーブルFMTのうち、送信結果
情報に送信OKあるいは送信NGがセットされており、か
つ、送信時刻情報の送信時刻が表示中のファイルのファ
イル管理テーブルFMTの次に現在時刻に近いものを探す
(処理414)。そのようなファイル管理テーブルFMTが存
在する場合には(判断415の結果がYES)、処理412に戻
って、その新たに探し出したファイル管理テーブルFMT
について、同様の処理を行なう。
また、判断415の結果がNOになるときには、該当ファ
イルがないことをあらわすエラーメッセージを表示して
(処理416)、この処理をエラー終了する。
また、いずれかの検索条件で、オペレータが所望する
ファイルが見つかり、判断405,409,413の結果がYESにな
るときには、内容を表示するか否かを問い合せる表示問
い合せガイダンスメッセージを表示する(処理417)。
そして、オペレータが表示要求するかどうかを調べて
(判断418)、判断418の結果がYESになるときには、1
ページ目の送信画情報を読み出して、符号化復号化部7
で元の画信号に復号化し、その画信号をワークエリアに
保存した状態で、液晶表示器6fに表示可能な領域の画信
号を取り出して、液晶表示器6fに表示する(処理41
9)。このとき、カーソルキー6iが操作されると、液晶
表示器6fに表示している画像部分を、その操作方向に移
動して、液晶表示器6fの表示内容を更新する。この表示
は、オペレータの要求により、適宜に終了される。
この表示動作が終了したとき、または、判断418の結
果がNOになるときには、そのファイルの画像を記録出力
するか否かを問い合せる記録問い合せガイダンスメッセ
ージを表示する(処理420)。
このガイダンスメッセージに対して、オペレータが記
録要求を入力し、判断421の結果がYESになるときには、
その送信画情報を順次画像蓄積装置8より取り出して、
符号化復号化部7で元の画信号に復号化し、それにより
得た画信号をプロッタ5に転送して、全ページの画像を
プロッタ5より記録出力させる。
この記録動作が終了したとき、または、判断421の結
果がNOになるときには、そのファイルを再送するかどう
かを問い合せる再送問い合せガイダンスメッセージを表
示する(処理423)。
このガイダンスメッセージに対して、オペレータが再
送要求を行なわず、判断424の結果がNOになるときに
は、その時点でこの処理を終了する。
オペレータが再送要求して、判断424の結果がYESにな
るときには、ファイル管理テーブルFMTの宛先電話番号
情報の内容を読み出して(処理425)、その宛先に送信
するか否かを問い合せる電話番号確認ガイダンスメッセ
ージを表示する(処理426)。
このガイダンスメッセージに対して、オペレータが電
話番号の変更を指定した場合は(判断427)、新たな電
話番号を入力させる(処理428)。
処理428を終了したとき、または、判断427の結果がNO
になるときには、送信開始を要求する送信ガイダンスメ
ッセージを表示して(処理429)、オペレータによりス
タートキー6aがオンされるまで待つ(判断430のNOルー
プ)。
オペレータがスタートキー6aをオンして、判断430の
結果がYESになると、ファイル管理テーブルFMTの送信時
刻情報、送信結果情報、および、発呼回数情報を初期値
に変更して(処理431)、送信処理を開始する。なお、
処理428で新たな電話番号が入力されているときには、
宛先電話番号情報の内容を、その新たに入力された電話
番号に変更する。
このようにして、オペレータは、画像蓄積装置8に蓄
積されている送信画情報ファイルを、それに設定されて
いるファイル番号を指定するか、蓄積時に入力した宛先
名を指定するか、あるいは、逐次読み出しすることによ
り、適宜に検索することができ、その検索した送信画情
報ファイルの内容を、液相表示器6fに表示するか、ある
いは、プロッタ5より記録出力することにより確認する
ことができる。さらに、その送信画情報を同一宛先また
は別の宛先に送信することができる。
したがって、画像蓄積装置8に蓄積した送信画情報を
オペレータが再利用することができるので、送信時の操
作の手間を大幅に簡略化することができる。
なお、上述した実施例で用いている信号形式以外のフ
ァイル管理テーブルおよびページ管理テーブルを用いて
も、本発明を同様にして適用することができる。
また、上述した実施例では、本発明をグループ3ファ
クシミリ装置に適用しているが、本発明は、グループ4
ファクシミリ装置にも適用することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、送信した画情
報を全て蓄積し、画像のファイリングとして蓄積機能を
利用するとともに、ファイリングした画情報ファイルを
検索して表示し、再送信することができるようにしたの
で、ユーザは、送信原稿の管理処理の手間が大幅に軽減
されるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置を示すブロック図、第2図は操作部の一例を示
す概略図、第3図(a)はファイル管理テーブルの信号
形式の一例を示す概略図、同図(b)はページ管理テー
ブルの信号形式の一例を示す概略図、第4図は待機時の
処理の一例を示すフローチャート、第5図は蓄積処理の
一例を示すフローチャート、第6図(a),(b)は画
像蓄積装置への送信画情報ファイルの蓄積状態の一例を
示す概略図、第7図は送信時の処理例を示すフローチャ
ート、第8図はファイル検索処理の一例を示すフローチ
ャートである。 1……制御部、2……システムメモリ、3……パラメー
タメモリ、6……操作表示部、8……画像蓄積装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−291571(JP,A) 特開 昭62−123869(JP,A) 特開 平2−112376(JP,A) 特開 昭61−157058(JP,A) 特開 平1−191569(JP,A) 特開 平2−202766(JP,A) 特開 平3−230671(JP,A) 特開 平3−169159(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/21

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信画情報ファイルを蓄積し、指定された
    送信宛先へ蓄積した送信画情報ファイルの画情報を送信
    するファクシミリ装置において、 上記送信画情報ファイルに対応づけて、少なくとも送信
    宛先、送信時刻および送信結果を含み、送信動作に関す
    る所定の管理情報を蓄積する通信管理情報記憶手段と、 新たに送信画情報ファイルを蓄積保存する際、蓄積機能
    の空領域が少ない場合には、各送信画情報ファイルの上
    記管理情報を参照して最も送信時刻の古い送信画情報フ
    ァイルを探し、その送信画情報ファイルおよびその送信
    画情報ファイルに対応した上記管理情報を削除した後
    に、上記新たな送信画情報ファイルを蓄積保存する保存
    手段と、 上記保存手段が蓄積した送信画情報ファイルを探し出す
    ための検索条件を操作入力する検索条件操作入力手段
    と、 上記検索条件操作入力手段より操作入力された検索条件
    に従って、上記通信管理情報記憶手段に記憶されている
    管理情報を参照し、対応する送信画情報ファイルを検索
    する検索手段と、 上記検索手段が対象となる送信画情報ファイルを検索取
    得すると、その検索取得した送信画情報ファイルを表示
    するか否かを問い合わせ、表示する旨が指令された場合
    には、当該送信画情報ファイルの内容を可視出力する対
    話的表示手段と、 上記対話的表示手段により可視表示された上記送信画情
    報ファイルを再送するかを問い合わせ、再送する旨が指
    令された場合には、上記通信管理情報に含まれる通信宛
    先へ、当該送信画情報ファイルを再送する再送手段を備
    えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記送信画情報ファイルは、1ページ以上
    の送信画情報を送信単位にまとめて構成される通信デー
    タであることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ
    装置。
  3. 【請求項3】前記検索条件は、前記送信画情報ファイル
    に付与されたファイル番号であることを特徴とする請求
    項1記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記検索条件は、送信宛先であることを特
    徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記検索条件は、送信順序であることを特
    徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
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